JPH0928032A - 可変速揚水発電システムの運転装置 - Google Patents

可変速揚水発電システムの運転装置

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JPH0928032A
JPH0928032A JP7177395A JP17739595A JPH0928032A JP H0928032 A JPH0928032 A JP H0928032A JP 7177395 A JP7177395 A JP 7177395A JP 17739595 A JP17739595 A JP 17739595A JP H0928032 A JPH0928032 A JP H0928032A
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JP
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inverter
overcurrent
circuit
power
variable speed
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JP7177395A
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English (en)
Inventor
Daisaku Tanoue
大作 田之上
Takeo Kanai
丈雄 金井
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Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電力系統の故障に対してシステムが停止するこ
となく、運転を継続することが可能でインバータを不要
に大型化する必要もない運転装置を得る。 【構成】電力系統に1次巻線を接続した2次巻線形の誘
導発電電動機1、1の2次巻線を低周波交流電流で励磁
する電圧型インバータ7、7に直流電力を供給するコン
バータ9、7の出力側の過電流を検出する継電器13、
7の入力側の過電圧を検出する継電器11、7の入力側
の過電流を検出する継電器12、13,11,12の出
力を入力するオア回路21、21の出力を所定時間保持
してシステム停止指令を出力する保持回路23と限時回
路24、電力系統の電圧低下を検出する低下検出回路2
0、電力系統の電圧低下が検出されたとき前記保護手段
から出力される動作停止指令を解除してから所定時間
後、前記インバータに再起動指令を与えるタイマー回路
25とパルス発生回路26を具備したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導発電電動機の2次
回路を励磁する電力変換器を有する可変速揚水発電シス
テムの運転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の可変速揚水発電システムの
概略構成を示す図であり、これは以下のように構成され
ている。すなわち、2次巻線形の誘導発電電動機1、誘
導発電電動機1を電力系統と接続するしゃ断器2、誘導
発電電動機1の1次電圧を系統の電圧に昇圧する変圧器
3、系統を開閉し系統で地絡や短絡が発生した場合に系
統を切離すしゃ断器4、系統の電圧を計器の電圧に降圧
する計器用変圧器5、2次回路を開閉するしゃ断器6、
誘導発電電動機1の2次巻線に交流電流を供給する電圧
型のインバータ7、インバータ7の電圧源となる直流コ
ンデンサ8、インバータ7に直流電力を供給するコンバ
ータ9、誘導発電電動機1の1次電圧をコンバータ9に
必要な電圧に変圧する変圧器10、インバータ7の直流
電圧を監視し過電圧を検出する過電圧継電器(45)1
1、インバータ7の直流電流を監視し過電流を検出する
過電流継電器(76)12、インバータ7の出力交流電
流を監視し過電流を検出する過電流継電器(51)13
からなっている。
【0003】図9のシステムにおいて、従来の可変速揚
水発電システムの運転装置によれば図10に示す保護回
路が用いら、図9の各継電器11〜13の各出力の論理
和をとるオア回路21と、オア回路21の出力を保持す
る保持回路22からなっている。
【0004】インバータ7の出力側で過電流が発生する
と、これを過電流継電器13が検出して論理信号「1」
をオア回路21に出力し、オア回路21から出力される
信号が保持回路22に入力されると共に、出力端子Qか
ら信号、すなわちゲート停止信号が出力される。このゲ
ート停止信号が図示しない制御装置に伝送され、インバ
ータ7のゲートをしゃ断すると共にシステムを停止にす
る。ゲートがしゃ断されたことにより、インバータ7は
電流をしゃ断し停止し、システムの停止指令にりしゃ断
器2及びしゃ断器6をしゃ断し、システムは停止する。
【0005】インバータ7の直流電流の過電流及び直流
電圧の過電圧に対しても過電流継電器13、過電流継電
器12によりこれらを検出し、前記と同様にゲート停止
しインバータ7を停止すると共にシステムを停止させ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の可変
速揚水発電システムの運転装置において、電力系統にお
いて短絡あるいは地絡故障が発生すると電力系統の保護
継電器が動作し、しゃ断器4を開放し電力系統を保護す
る。
【0007】しかし、しゃ断器4を開放するまでには保
護継電器の検出遅れやしゃ断器の動作遅れにより3〜4
サイクルを必要とする。故障発生からしゃ断器4の開放
までの間で、誘導発電電動機1からは故障点に向って過
大な短絡電流を供給することになる。この誘導発電電動
機1の1次回路の過電流は、誘導発電電動機1の1次巻
線,2次巻線の変圧器効果により2次回路にも過電流を
発生させる。故障が発生すると系統電圧は低下する。こ
の場合、故障点が近ければほぼ零になる。故障発生と共
に2次回路電流は過大となる。また、誘導発電電動機1
のエネルギーが2次回路に流れ込みインバータ7の直流
電圧を上昇させる。
【0008】このように電力系統で短絡・地絡が発生す
るとインバータ7の出力電流が過電流になり、直流電圧
が過電圧になる。これらの過電流,過電圧はしゃ断器4
を開放するまでの3〜4サイクルである。過電圧継電器
11、過電流継電器12、過電流継電器13はインバー
タ7を保護する目的からインバータ7に使用される半導
体素子の遮断電流定格や電圧定格を越えないように瞬時
の検出が行われる。このため、前記の電力系統の短絡・
地絡により2次回路に発生する過電圧,過電流を検出
し、ゲートをしゃ断すると共にシステムを停止する。
【0009】以上のように従来の可変速揚水発電システ
ムの運転装置によれば電力系統の短絡や地絡故障により
発生する2次回路の過電圧や過電流に対してシステムが
停止し、システムの信頼性を低下させていた。また、こ
れを防止するためには、これらの過電圧,過電流に十分
耐えうるインバータ7としなければならず、非常に高価
で大型なものとなっていた。
【0010】本発明は、以上述べた従来の課題を除去す
るためなされたもので、電力系統の故障に対してシステ
ムが停止することなく、運転を継続することが可能でイ
ンバータを必要以上に大型化する必要もなく、安価でコ
ンパクトで信頼性の高い可変速揚水発電システムの運転
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、電力系統に1次巻線を
接続した2次巻線形の誘導発電電動機と、この誘導発電
電動機の2次巻線を低周波交流電流で励磁するインバー
タと、前記電力系統からの交流電力を直流電力に変換し
て前記インバータに供給するコンバータと、前記インバ
ータの出力側の交流電流が過電流であることを検出する
出力側交流電流検出手段と、前記インバータの入力側の
直流電圧が過電圧であることを検出する直流過電圧検出
手段と、前記インバータの入力側の直流電流が過電流で
あることを検出する直流過電流検出手段と、前記各検出
手段のうちの少なくとも一つが動作したとき前記インバ
ータに対して動作を停止させるための動作停止指令を出
力する保護手段を備えた可変速揚水発電システムにおい
て、前記電力系統の電圧低下を検出する電圧低下検出手
段と、前記電力系統の電圧低下が検出されたとき前記保
護手段から出力される動作停止指令を解除してから所定
時間後、前記インバータに再起動指令を与える再起動指
令出力手段を具備した可変速揚水発電システムの運転装
置である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、請求項1記載の再起動指令出力手段とし
て、前記電圧低下検出手段が前記電力系統の電圧が復帰
したことを検出したとき、前記インバータに対して再起
動指令を与える機能を有したことを特徴とする可変速揚
水発電システムの運転装置である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、電力系統に1次巻線を接続した2次巻線形
の誘導発電電動機と、この誘導発電電動機の2次巻線を
低周波交流電流で励磁するインバータと、前記電力系統
からの交流電力を直流電力に変換して前記インバータに
供給するコンバータと、前記インバータの出力側の交流
電流が過電流であることを検出する出力側交流電流検出
手段と、前記インバータの入力側の直流電圧が過電圧で
あることを検出する直流過電圧検出手段と、前記インバ
ータの入力側の直流電流が過電流であることを検出する
直流過電流検出手段と、前記各検出手段のうちの少なく
とも一つが動作したとき前記インバータに対して動作を
停止させるための動作停止指令を出力する保護手段を備
えた可変速揚水発電システムにおいて、前記誘導発電電
動機の1次電圧低下を検出する電圧低下検出手段と、前
記誘導発電電動機の1次電圧低下が検出されたとき前記
保護手段から出力される動作停止指令を解除してから所
定時間後、前記インバータに再起動指令を与える再起動
指令出力手段を具備した可変速揚水発電システムの運転
装置である。
【0014】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、請求項3記載の再起動指令出力手段とし
て、前記電圧低下検出手段が前記誘導発電電動機の1次
電圧が復帰したことを検出したとき、前記インバータに
対して再起動指令を与える機能を有したことを特徴とす
る可変速揚水発電システムの運転装置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、電力系統に1次巻線を接続した2次巻線形
の誘導発電電動機と、この誘導発電電動機の2次巻線を
低周波交流電流で励磁するインバータと、前記電力系統
からの交流電力を直流電力に変換して前記インバータに
供給するコンバータと、前記インバータの出力側の交流
電流が過電流であることを検出する出力側交流電流検出
手段と、前記インバータの入力側の直流電圧が過電圧で
あることを検出する直流過電圧検出手段と、前記インバ
ータの入力側の直流電流が過電流であることを検出する
直流過電流検出手段と、前記コンバータの入力側の電流
が過電流であることを検出する交流過電流検出手段と、
前記コンバータの出力側の電流が過電流であることを検
出する直流過電流検出手段と、前記各検出手段のうちの
少なくとも一つが動作したとき前記インバータおよびコ
ンバータに対して動作を停止させるための動作停止指令
を出力する保護手段を備えた可変速揚水発電システムに
おいて、前記電力系統の電圧低下を検出する電圧低下検
出手段と、前記電力系統の電圧低下が検出されたとき前
記保護手段から出力される動作停止指令を解除してから
所定時間後、前記インバータおよびコンバータに再起動
指令を与える再起動指令出力手段を具備した可変速揚水
発電システムの運転装置である。
【0016】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、請求項5記載の再起動指令出力手段とし
て、前記電圧低下検出手段が前記電力系統の電圧が復帰
したことを検出したとき、前記インバータに対して再起
動指令を与える機能を有したことを特徴とする可変速揚
水発電システムの運転装置である。
【0017】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、以下のよう
な作用が得られる。電力系統において短絡・地絡故障が
発生すると系統電圧が低下する。これとほぼ同時にイン
バータの出力交流過電流、直流過電圧、直流過電流が発
生し、これを保護手段が検出し、保護手段の動作によ
り、インバータのゲートをしゃ断しインバータを停止す
る。そして、系統電圧の低下を電圧低下検出手段が検出
し、この出力により保護手段の動作停止指令を解除す
る。また系統電圧の低下を検出後ある時限後に再起動指
令出力手段により、再起動指令を出力する。保護手段の
動作停止指令が解除されることによりシステムは停止せ
ずインバータを停止した状態で待機した状態になる。系
統電圧低下検出後ある時限たって再起動指令が出力され
ることにより、インバータは再起動しシステムの運転を
継続することができる。以上の通り、インバータは一旦
停止するが再起動され、システムの運転を継続すること
ができる。
【0018】請求項2に対応する発明によれば、請求項
1記載の運転装置において、電圧低下検出後ある時限た
って再起動指令を出力する代りに、系統電圧復帰により
再起動指令を出力するようにしたので、インバータは再
起動されシステムの運転を継続することができる。
【0019】請求項3に対応する発明によれば、請求項
1記載の運転装置において、電力系統の電圧を監視して
いるのに代えて誘導発電電動機の1次電圧を監視したの
で、インバータは再起動されシステムの運転を継続する
ことができる。
【0020】請求項4に対応する発明によれば、請求項
2記載の運転装置において、電力系統の電圧を監視して
いるのに代えて誘導発電電動機の1次電圧の復帰により
再起動指令を出力するようにしたので、インバータは再
起動されシステムの運転を継続することができる。
【0021】請求項5に対応する発明によれば、請求項
1記載の運転装置に加えて、コンバータの出力側の過電
流、コンバータの入力側の過電流を検出したとき保護手
段が動作するように構成したものにおいて、電力系統の
電圧低下が検出されたとき前記保護手段の動作停止指令
が解除されるので、インバータおよびコンバータが共に
再起動されシステムの運転を継続できる。
【0022】請求項6に対応する発明によれば、請求項
2記載の運転装置に加えて、コンバータの出力側の過電
流、コンバータの入力側の過電流を検出したとき保護手
段が動作するように構成したものにおいて、電力系統の
電圧が復帰したことを検出したとき再起動指令が出力さ
れるので、インバータおよびコンバータが共に再起動さ
れシステムの運転を継続できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 <第1実施例> (構成)図1は本発明の請求項1に対応する実施例であ
り、図10の従来例に以下の構成を追加したものであ
る。すなわち、計器用変圧器5の出力により系統電圧の
低下を検出する低下検出回路20と、オア回路21の出
力を保持する保持回路23と、保持回路23の出力があ
らかじめ設定された時間継続した場合に出力を発生する
時限回路24と、低下検出回路20の出力が発生してか
らあらかじめ設定された時間をカウントするタイマー回
路25と、タイマー回路25の時間が設定された時間に
なった場合にパルスを出力するパルス発生回路26を追
加したものである。
【0024】低下検出回路20は電圧低下検出手段を構
成し、過電圧継電器11と過電流継電器12と過電流継
電器13と保持回路23と時限回路24により保護手段
を構成し、タイマー回路25とパルス発生回路26は再
起動指令出力手段を構成している。
【0025】(作用)インバータ7の直流過電圧または
直流過電流または出力交流過電流が発生すると、これら
は過電圧継電器11、過電流継電器12、過電流継電器
13で検出される。これら継電器11〜13の出力はオ
ア回路21を介して出力され、ゲート停止指令となり、
インバータ7のゲートがしゃ断される。さらに継電器1
1〜13の出力は保持回路23で保持され時限回路24
の設定された時間後に出力されシステム停止、しゃ断器
トリップ指令となり、システムを停止させる。
【0026】一方、電力系統の短絡・地絡故障が発生し
た場合では系統の電圧が低下する。これが低下検出回路
20により検出され、低下検出回路20が出力を発生す
る。この出力により保持回路23の保持は解除される。
さらに低下検出回路20の出力によりタイマー回路25
が時間のカウントを開始し、設定された時間になると出
力を発生する。このタイマー回路25の出力によりパル
ス発生回路26がパルスを出力し、このパルスは再起動
指令としてインバータ7を再起動させる。
【0027】時限回路24の時限は系統電圧の低下の検
出と過電圧継電器11、過電流継電器12,13の動作
の時間差以上に設定され、またタイマー回路25の時間
は低下後故障が除去される時間以上に設定される。
【0028】以上述べた第1実施例によれば電力系統の
故障の場合に過電圧継電器11、過電流継電器12,1
3が検出をしてもゲートをしゃ断するのみで低下検出回
路20の出力により、保持回路23の保持が解除される
ためシステム停止指令、しゃ断器トリップ指令は出力さ
れないため、システムは停止しない。低下検出回路20
の出力が発生してからタイマー回路25の時間が経過し
てパルス発生回路26によりパルスを発生し、再起動指
令が出力されインバータ7は再度起動され、システムは
運転を継続する。
【0029】(効果)以上の通り、本発明の第1実施例
によれば電力系統の故障に対してシステムが停止するこ
となく、運転を継続することが可能で、系統故障時の過
電流や過電圧に耐える様にインバータ7が大型化するこ
ともなく、安価でコンパクトで信頼性の高いシステムを
提供できる。
【0030】<第2実施例>図2は本発明の請求項2に
対応する実施例であり、図1のタイマー回路25の代り
に低下検出回路20の出力信号を反転するノット回路2
7を設けた点が、図1とは異なる。図2の構成において
ゲート停止指令及びシステム停止指令、しゃ断器トリッ
プ指令は図1の実施例と同様に出力される。低下検出回
路20の出力が復帰すると、ノット回路27で反転さ
れ、パルス発生回路26に与えられる。パルス発生回路
26は低下検出回路20の出力の復帰と共にパルスを発
生し、これが再起動指令となってインバータ7を再起動
させる。図2の実施例ではインバータ7の再起動が系統
電圧の復帰と共に行なわれるのが図1と相違するのみで
実施例の効果は変わるところがない。
【0031】<第3実施例>図3および図4は本発明の
請求項3に対応する実施例であり、図3はその要部を示
す構成図であり、図4はそのシステム構成を示してい
る。図4に示すように、図9において計器用変圧器5を
変圧器3の系統側に接続していたものを、変圧器3の誘
導発電電動機1側に接続し、誘導発電電動機1の1次電
圧は低下の量が変化するのみで低下検出回路20の検出
を1次電圧の低下量図9の系統電圧の代りに誘導発電電
動機1の1次電圧を監視するようにした点が、図9とは
異なる。
【0032】具体的には、図3に示すように、低下検出
回路20により誘導発電電動機1の1次電圧の低下が検
出されるようになっている。この場合、低下検出回路2
0の検出を1次電圧の低下量に応じたものにする必要が
ある。これ以外の構成は、図10の従来例と同一であ
り、その効果も前述した第1実施例と同一である。
【0033】<第4実施例>図5は本発明の請求項4に
対応する実施例であり、図3のタイマー回路25の代り
に、ノット回路27を設けた点以外は、図3の実施例と
同一であり、効果も第3実施例と変わるところがない。
【0034】<第5実施例>図6および図7は本発明の
請求項5に対応する実施例であり、コンバータ9の入力
側および出力側に、それぞれ過電流継電器(51)1
5,(76)14を設け、これらの出力も継電器11〜
13の出力と同様にオア回路21に入力した点のみが、
図1の実施例と異なる。従って、効果も図1の実施例と
同一である。
【0035】<第6実施例>図8は本発明の請求項6に
対応する実施例であり、図7のタイマー回路25の代り
に、ノット回路27を設けた点以外は、図7の実施例と
同一であり、効果も第5実施例と変わるところがない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、電力系統の故障に対し
てシステムが停止することなく、運転を継続することが
可能でインバータを不要に大型化する必要もなく、安価
でコンパクトで信頼性の高い可変速揚水発電システムの
運転装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第1実施例の要部を示すブロック図。
【図2】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第2実施例の要部を示すブロック図。
【図3】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第3実施例の要部を示すブロック図。
【図4】図3の実施例が適用される可変速揚水発電シス
テムの構成図。
【図5】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第4実施例の要部を示すブロック図。
【図6】図4の実施例が適用される可変速揚水発電シス
テムの構成図。
【図7】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第5実施例の要部を示すブロック図。
【図8】本発明の可変速揚水発電システムの運転装置の
第6実施例の要部を示すブロック図。
【図9】従来の可変速揚水発電システムの構成図。
【図10】従来の可変速揚水発電システムの運転装置の
要部を示すブロック図。
【符号の説明】
1…誘導発電電動機、2…しゃ断器、3…変圧器、4…
しゃ断器、5…計器用変圧器、6…しゃ断器、7…電圧
型インバータ、8…直流コンデンサ、9…コンバータ、
10…変圧器、11…過電圧継電器、12…過電流継電
器、13…過電流継電器、14…過電流継電器、15…
過電流継電器、20…低下検出回路、21…オア回路、
22…保持回路、23…保持回路、24…時限回路、2
5…タイイマー回路、26…パルス発生回路、27…ノ
ット回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 9/04 H02P 9/04 A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統に1次巻線を接続した2次巻線
    形の誘導発電電動機と、この誘導発電電動機の2次巻線
    を低周波交流電流で励磁するインバータと、前記電力系
    統からの交流電力を直流電力に変換して前記インバータ
    に供給するコンバータと、前記インバータの出力側の交
    流電流が過電流であることを検出する出力側交流電流検
    出手段と、前記インバータの入力側の直流電圧が過電圧
    であることを検出する直流過電圧検出手段と、前記イン
    バータの入力側の直流電流が過電流であることを検出す
    る直流過電流検出手段と、前記各検出手段のうちの少な
    くとも一つが動作したとき前記インバータに対して動作
    を停止させるための動作停止指令を出力する保護手段を
    備えた可変速揚水発電システムにおいて、 前記電力系統の電圧低下を検出する電圧低下検出手段
    と、 前記電力系統の電圧低下が検出されたとき前記保護手段
    から出力される動作停止指令を解除してから所定時間
    後、前記インバータに再起動指令を与える再起動指令出
    力手段と、 を具備した可変速揚水発電システムの運転装置。
  2. 【請求項2】 前記再起動指令出力手段は、前記電圧低
    下検出手段が前記電力系統の電圧が復帰したことを検出
    したとき、前記インバータに対して再起動指令を与える
    機能を有したことを特徴とする請求項1記載の可変速揚
    水発電システムの運転装置。
  3. 【請求項3】 電力系統に1次巻線を接続した2次巻線
    形の誘導発電電動機と、この誘導発電電動機の2次巻線
    を低周波交流電流で励磁するインバータと、前記電力系
    統からの交流電力を直流電力に変換して前記インバータ
    に供給するコンバータと、前記インバータの出力側の交
    流電流が過電流であることを検出する出力側交流電流検
    出手段と、前記インバータの入力側の直流電圧が過電圧
    であることを検出する直流過電圧検出手段と、前記イン
    バータの入力側の直流電流が過電流であることを検出す
    る直流過電流検出手段と、前記各検出手段のうちの少な
    くとも一つが動作したとき前記インバータに対して動作
    を停止させるための動作停止指令を出力する保護手段を
    備えた可変速揚水発電システムにおいて、 前記誘導発電電動機の1次電圧低下を検出する電圧低下
    検出手段と、 前記誘導発電電動機の1次電圧低下が検出されたとき前
    記保護手段から出力される動作停止指令を解除してから
    所定時間後、前記インバータに再起動指令を与える再起
    動指令出力手段と、 を具備した可変速揚水発電システムの運転装置。
  4. 【請求項4】 前記再起動指令出力手段は、前記電圧低
    下検出手段が前記誘導発電電動機の1次電圧が復帰した
    ことを検出したとき、前記インバータに対して再起動指
    令を与える機能を有したことを特徴とする請求項3記載
    の可変速揚水発電システムの運転装置。
  5. 【請求項5】 電力系統に1次巻線を接続した2次巻線
    形の誘導発電電動機と、この誘導発電電動機の2次巻線
    を低周波交流電流で励磁するインバータと、前記電力系
    統からの交流電力を直流電力に変換して前記インバータ
    に供給するコンバータと、前記インバータの出力側の交
    流電流が過電流であることを検出する出力側交流電流検
    出手段と、前記インバータの入力側の直流電圧が過電圧
    であることを検出する直流過電圧検出手段と、前記イン
    バータの入力側の直流電流が過電流であることを検出す
    る直流過電流検出手段と、前記コンバータの入力側の電
    流が過電流であることを検出する交流過電流検出手段
    と、前記コンバータの出力側の電流が過電流であること
    を検出する直流過電流検出手段と、前記各検出手段のう
    ちの少なくとも一つが動作したとき前記インバータおよ
    びコンバータに対して動作を停止させるための動作停止
    指令を出力する保護手段を備えた可変速揚水発電システ
    ムにおいて、 前記電力系統の電圧低下を検出する電圧低下検出手段
    と、 前記電力系統の電圧低下が検出されたとき前記保護手段
    から出力される動作停止指令を解除してから所定時間
    後、前記インバータおよびコンバータに再起動指令を与
    える再起動指令出力手段と、 を具備した可変速揚水発電システムの運転装置。
  6. 【請求項6】 前記再起動指令出力手段は、前記電圧低
    下検出手段が前記電力系統の電圧が復帰したことを検出
    したとき、前記インバータに対して再起動指令を与える
    機能を有したことを特徴とする請求項5記載の可変速揚
    水発電システムの運転装置。
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