JPH08334081A - 可変容量型ピストンポンプ - Google Patents

可変容量型ピストンポンプ

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JPH08334081A
JPH08334081A JP7139646A JP13964695A JPH08334081A JP H08334081 A JPH08334081 A JP H08334081A JP 7139646 A JP7139646 A JP 7139646A JP 13964695 A JP13964695 A JP 13964695A JP H08334081 A JPH08334081 A JP H08334081A
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JP
Japan
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cradle
sliding contact
piston
variable displacement
coating
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Application number
JP7139646A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Igarashi
英明 五十嵐
Nobuaki Hoshino
伸明 星野
Kahonori Hori
夏保令 堀
Minoru Ogura
稔 小倉
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成により、クレイドルと同クレイドル
が摺接される部材との摺接磨耗や焼き付き等を防止する
ことができる可変容量型ピストンポンプを提供するこ
と。 【構成】 ピストン5を収容するシリンダボア4αは、
回転軸3と一体的に回転されるシリンダブロック4に形
成されている。前記ピストン5のストロークをその傾角
により規定するクレイドル7は、ハウジング1に形成さ
れたクレイドルガイド1αにより摺接支持されている。
このクレイドル7の傾角を調整することにより吐出容量
が変更される。そして、同クレイドル7のクレイドルガ
イド1αとの摺接面にはフッ素樹脂コーティング21が
施されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クレイドルの傾角を調
整することにより吐出容量を変更可能な可変容量型ピス
トンポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、油圧回路の油圧発生源に用いら
れる可変容量型ピストンポンプとして、クレイドル型ポ
ンプ(以下、単にポンプとする)が存在する。同ポンプ
においては、ピストンを収容するシリンダブロックが、
回転軸と共に一体的に回転される。クレイドルはクレイ
ドルガイドにより傾動可能に摺接支持されており、前記
ピストンはその一端部に連結されたシューを介して前記
クレイドルに押接されている。従って、同ピストンは、
回転軸の回転に伴いクレイドルの傾角に応じて規定され
たストロークを往復動されて、ポンプ作用を奏するよう
になっている。そして、このピストンストローク、つま
り、ポンプの吐出容量は、前記クレイドルの傾角を調整
することにより変更される。
【0003】ところが、例えば、アルミニウム材(アル
ミニウム合金を含む)よりなるクレイドルを、同じくア
ルミニウム材よりなるクレイドルガイドに直接的に摺接
支持させる構成では、両者の摺接磨耗や焼き付き等の問
題が生じる。このため、従来は、クレイドルとクレイド
ルガイドとの間に合成樹脂製のスラストブッシュを介在
させていた。
【0004】同様に、ピストンのシューとクレイドルと
の間においても、摺接磨耗や焼き付き等の防止のため、
スラストプレートを介在させていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては、次のような問題を生じていた。 スラストブッシュ及び同スラストブッシュをクレイド
ルガイドに固定するための固定ネジ等により部品点数が
増加されて、ポンプのコストアップの要因となってい
た。また、スラストプレートについても同様な問題が生
じていた。 クレイドルとスラストブッシュとの間に潤滑油を導く
ため、従来は、スラストブッシュの表面に油溝を形成し
ていた。このために、スラストブッシュとなる合成樹脂
製の板材に切削加工を施すか、或いは成形時に溝を一体
成形する等の専用の加工が必要であった。従って、スラ
ストブッシュの加工費が嵩み、これもコストアップの要
因となっていた。
【0006】本発明の目的は、簡単な構成により、クレ
イドルと同クレイドルが摺接される部材との摺接磨耗や
焼き付き等を防止することができる可変容量型ピストン
ポンプを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、クレイドル或いは同クレイドル
が摺接される部材の少なくとも一方の摺接面にコーティ
ングが施された可変容量型ピストンポンプである。
【0008】請求項2の発明では、前記クレイドルが摺
接される部材はクレイドルガイドである。請求項3の発
明では、クレイドル或いはクレイドルガイドの摺接面に
は、潤滑油を導入するための油溝を設けたものである。
【0009】請求項4の発明では、前記コーティング
は、油溝が形成された側に施されたものである。請求項
5の発明では、前記ピストンはその一端部に連結された
シューを介してクレイドルに摺接されており、同シュー
が前記クレイドルに摺接される部材である。
【0010】請求項6の発明では、前記コーティングは
フッ素樹脂よりなるものである。
【0011】
【作用】上記構成の請求項1の発明においては、クレイ
ドル或いは同クレイドルが摺接される部材の少なくとも
一方にコーティングが施されている。従って、同クレイ
ドルとの摺接に起因した両者の磨耗や焼き付き等を防止
できる。
【0012】請求項2の発明においては、クレイドル或
いはクレイドルガイドにコーティングを施すことによ
り、両者の摺接磨耗や焼き付きを防止できる。請求項3
の発明においては、潤滑油がクレイドルとクレイドルガ
イドとの間に導入されることにより、両者間の潤滑性が
向上される。
【0013】請求項4の発明においては、油溝のエッジ
によりコーティングが掻き削られることがない。請求項
5の発明においては、クレイドル或いは同クレイドルに
摺接されるピストンのシュー側の少なくとも一方にコー
ティングが施されている。従って、同シューの摺接に起
因した両者の磨耗や焼き付き等を防止できる。
【0014】請求項6の発明においては、フッ素樹脂よ
りなるコーティングにより、クレイドルとクレイドルガ
イドとの摺接抵抗を小さくできる。従って、両者の焼き
付きや融着に対する裕度が上がり、耐久性がさらに向上
される。また、クレイドルとシューとの間においても同
様な作用を奏する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明を具体化した一実施例につい
て説明する。図1に示すように、アルミニウム材(アル
ミニウム合金を含む)よりなるフロントハウジング1に
は、同じくアルミニウム材よりなるリヤハウジング2が
接合固定されている。回転軸3は両ハウジング1、2の
端壁間に回転可能に支持されており、同回転軸3上には
シリンダブロック4が相対回転不能に支持されている。
シリンダボア4αは前記シリンダブロック4において、
回転軸3の周りに複数形成され、同シリンダボア4α内
にはそれぞれピストン5が収容されている。
【0016】そして、前記シリンダブロック4が回転軸
3と一体回転されることにより、シリンダボア4αがバ
ルブプレート6上の円弧状をなす吸入ポート6α及び吐
出ポート6βと交互に接続される。
【0017】円筒面状をなすクレイドルガイド1αは、
前記フロントハウジング1内の端壁面に凹設されてい
る。アルミニウム材よりなるクレイドル(斜板)7は、
前記ハウジング1、2内に配置されている。図2及び図
4に示すように、クレイドル7にはクレイドルガイド1
αと同じ曲率の摺接面7αが形成されている。そして、
前記クレイドル7はその摺接面7αを以て、クレイドル
ガイド1αに傾動可能に摺接支持されている。なお、7
γは回転軸3が挿通される貫通孔である。
【0018】押圧バネ8は、シリンダブロック4をクレ
イドル7側に付勢している。これにより回転軸3の周り
においてリテーナ9に係留された、アルミニウム材より
なる複数のシュー10が、それぞれシリンダボア4α内
の油圧及びピストン5を介してクレイドル7の後面に押
接されると共に、同クレイドル7の摺接面7αがクレイ
ドルガイド1αに押接される。従って、同シュー10に
嵌合連結された前記ピストン5は、回転軸3の回転に伴
ってクレイドル7の傾角に応じたストロークで往復動さ
れる。
【0019】コントロールシリンダ11はリヤハウジン
グ2に片持ち支持されており、同コントロールシリンダ
11内にはコントロールピストン12が収容されてい
る。同コントロールピストン12の前端にはシュー13
が嵌合連結されており、同シュー13はコントロールシ
リンダ11内に供給される作動油の油圧力によりクレイ
ドル7の上部に一体的に突設されたアーム部7βの後面
に押接されている。また、押圧バネ14はアーム部7β
とフロントハウジング1との間に介在されている。そし
て、前記コントロールシリンダ11内に供給される油圧
力と押圧バネ14のバネ力とのアーム部7βを介した力
関係によってクレイドル7の傾角が決定される。
【0020】流量制御機構15はリヤハウジング2の上
部に設けられ、コントロールシリンダ11内への作動油
の流入を制御する。すなわち、同流量制御機構15が有
するスプール16は、吐出油路25における絞り26の
上流側の油圧力と、同絞り26の下流側の油圧力及び押
圧バネ17のバネ力との力関係により、前記コントロー
ルシリンダ11と吐出油路25との間の連通を開放・閉
鎖する。
【0021】さて、本実施例においては、図2、図3及
び図4の拡大円A,B中に示すように、前記クレイドル
7におけるクレイドルガイド1αとの摺接面7α及びシ
ュー10と摺接される後面に、フッ素樹脂コーティング
21、22が吹き付け塗装等により施されている。同コ
ーティング21、22のフッ素樹脂としては、ETFE
(エチレンとテトラフロオロエチレンとの共重合体)が
使用されている。
【0022】また、図2及び図4に示すように、油溝2
3は前記クレイドル7の摺接面7αにおいて、格子状に
切削形成されている。なお、前記コーティング21はこ
の油溝23を切削形成した後に施されており、同油溝2
3の内部においてもコーティング21が行き渡ってい
る。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
さて、回転軸3の回転にともない、ピストン5がクレイ
ドル7の傾角に応じたストロークで往復動される。この
往復動により、ピストン5が吐出ポート6βに対向した
時には作動油の吐出が行われ、吸入ポート6αに対向し
たときには作動油の吸入が行われる。吐出ポート6βか
ら吐出された作動油は吐出油路25を介して、図示しな
い外部油圧機器に送出される。
【0024】ここで、回転軸3の回転数の変化等によっ
て吐出ポート6βからの作動油の吐出量が変動される
と、絞り26の前後の油圧差が大きくなる。そして、絞
り26前後の油圧差が押圧バネ17のばね力よりも大き
くなると、スプール16が図1の右方向へ押され、コン
トロールシリンダ11と吐出油路25とが連通される。
従って、吐出油路25内の作動油がコントロールシリン
ダ11内に導入され、コントロールピストン12が同シ
リンダ11内から突出されようとする。逆に、押圧バネ
17のバネ力が相対的に強くなると、スプール16が図
1の左方に移動され、コントロールシリンダ11内への
作動油の供給が停止される。このため、押圧バネ14の
バネ力がコントロールピストン12の突出力に対して相
対的に強くなり、クレイドル7が最大傾角側に付勢され
る。このコントロールピストン12の突出力と押圧バネ
14とのアーム部7βを介した力関係により、クレイド
ル7の傾角が決定される。このようにピストン5のスト
ロークを調節することにより、作動油吐出量が回転数に
関係なく定量制御される。
【0025】上記構成の本実施例においては、次のよう
な効果を奏する。 容量変更動作の際に、同クレイドル7の摺接面7αと
クレイドルガイド1αとが摺接される。しかし、クレイ
ドル7の摺接面7αにはフッ素樹脂よりなるコーティン
グ21が施されている。従って、両者1α、7の磨耗や
焼き付き等を防止することができる。このようにクレイ
ドル7の摺接面7αにコーティング21を施すのみの簡
単な構成で良いため、従来必要であったスラストブッシ
ュを廃止してポンプのコストアップを抑えることができ
る。 クレイドル7におけるシュー10との摺接面において
もフッ素樹脂コーティング22がなされ、両者7、10
の摺接磨耗や焼き付き等が防止される。従って、従来必
要であったスラストプレートを廃止してポンプのコスト
アップを抑えることができる。 クレイドル7の摺接面7αには油溝23が形成されて
いる。そして、ピストン5内やハウジング2等に形成さ
れた油路19を介してハウジング1、2内に導入された
作動油が、同油溝23内に導入され、クレイドル7とク
レイドルガイド1αとの間の潤滑性が向上される。従っ
て、スムーズな容量変更動作を行い得ると共に、前記摺
接磨耗や焼き付き等を防止するのに効果的となる。 前記クレイドル7とクレイドルガイド1αとの間のコ
ーティング21は、油溝23が形成された側(クレイド
ル7の摺接面7α)に施されている。従って、クレイド
ル7の傾動にともない、油溝23のエッジによりコーテ
ィング21が掻き削られるおそれがないため、同コーテ
ィング21の耐久性が向上される。 前記フッ素樹脂コーティング21は、クレイドル7に
油溝23を切削形成した後に施され、同油溝23内にも
コーティング21が行き渡っている。従って、同油溝2
3のエッジ部も角部処理されることになるため、同エッ
ジ部によりクレイドルガイド1αの表面が掻き削られる
ことを防止できる。 クレイドル7及びハウジング1、2は軽量なアルミニ
ウム材よりなる。従って、ポンプ全体の軽量化に貢献さ
れる。
【0026】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、以下の態様でも実施できる。 (1)図5に示すように、クレイドルガイド1α側にコ
ーティング21を施すこと。この場合、油溝23もクレ
イドルガイド1α側に形成すると、前述したように、油
溝23のエッジによりコーティング21が掻き削られる
ことはない。さらに、油溝23を形成した後に、コーテ
ィング21を施すことにより、油溝23のエッジ部の角
部処理がなされ、クレイドル7が傷つくことはない。 (2)クレイドル7及びクレイドルガイド1αの両方に
コーティング21を施すこと。 (3)シュー10におけるクレイドル7との摺接面にコ
ーティング22を施すこと。 (4)クレイドル7とシュー10との摺接面の両方にコ
ーティング22を施すこと。 (5)本発明を可変容量型ピストンモータにおいて具体
化すること。 (6)シリンダブロック4とバルブプレート6との摺接
面にフッ素樹脂コーティングを施すこと。 (7)上記実施例において油溝23は切削により形成さ
れていたが、これを変更し、ショットピーニング加工に
よりクレイドル7の摺接面に無数の孔を形成し、同孔を
油溝とすること。このようにすれば、簡単に油溝を形成
でき、しかも、クレイドル7の表面が硬化されて、摺接
磨耗や焼き付き等を防止するのにさらに効果的となる。 (8)クレイドル7及びクレイドルガイド1αの一方に
コーティング21を施し、他方に油溝23を形成するこ
と。
【0027】上記実施例から把握できる技術的思想につ
いて記載する。 (1)ハウジング1、2内に収容され、回転軸3と一体
回転される、シリンダボア4αを有するシリンダブロッ
ク4と、シリンダボア4α内に収容されたピストン5
と、同ピストン5の一端部を受承し、傾角に応じてピス
トンストロークを規定するクレイドル7とを備え、前記
クレイドル7の傾角を調整することにより吐出容量を変
更可能な可変容量型ピストンポンプにおいて、前記ハウ
ジング2と同ハウジング2に摺接される部材4の少なく
とも一方の摺接面にコーティングが施された可変容量型
ピストンポンプ。
【0028】このようにすれば、ハウジング2とそれに
摺接される部材4の磨耗や焼き付き等を防止することが
できる。 (2)前記ハウジング2に摺接される部材とはシリンダ
ブロック4である前記(1)に記載の可変容量型ピスト
ンポンプ。
【0029】このようにすれば、ハウジング2とシリン
ダブロック4との摺接磨耗や焼き付き等を防止すること
ができる。 (3)前記ハウジング2とシリンダブロック4との間に
は吸入ポート6α及び吐出ポート6βが形成されたバル
ブプレート6が介在されており、同バルブプレート6が
ハウジング2の一部をなす前記(2)に記載の可変容量
型ピストンポンプ。
【0030】このようにすれば、バルブプレート6とシ
リンダブロック4との摺接磨耗や焼き付き等を防止する
ことができる。 (4)クレイドル7及び同クレイドル7に摺接される部
材(1α、10)はアルミニウム材よりなる請求項1〜
6のいずれかに記載の可変容量型ピストンポンプ。
【0031】このようにすれば、ポンプが軽量化され
る。 (定義) ・コーティング…コーティングは、上記フッ素樹脂コー
ティング以外に、例えば、クロームメッキ、銅メッキ、
ニッケルメッキ或いはニッケル・リンメッキ等が挙げら
れる。また、クレイドル7又はクレイドルガイド1αを
アルマイトにより構成してもよい。この場合、表面の酸
化層がコーティングとなる。
【0032】・フッ素樹脂…フッ素樹脂は、上記実施例
のETFE以外に、例えば、FEP(四フッ化エチレン
と六フッ化プロピレンの共重合体)、PTFE(ポリテ
トラフロロエチレン)等が挙げられる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明によ
れば、コーティングを施すのみの簡単な構成で、クレイ
ドル或いは同クレイドルが摺接される部材の摺接磨耗や
焼き付き等を防止できる。
【0034】請求項2の発明によれば、従来、必要であ
ったスラストブッシュを廃止して、安価に耐磨耗・耐焼
き付き構成を実現できる。請求項3の発明によれば、ク
レイドルの潤滑性が向上され、スムーズな容量変更動作
を行い得る。
【0035】請求項4の発明によれば、コーティングの
寿命が長くなる。請求項5の発明によれば、従来、必要
であったスラストプレートを廃止して、安価に耐磨耗・
耐焼き付き構成を実現できる。
【0036】請求項6の発明においては、摺接される両
部材の焼き付きや融着に対する裕度が上がり、耐久性が
さらに向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可変容量型ピストンポンプの縦断面図。
【図2】 クレイドルの正面図。
【図3】 クレイドルの背面図。
【図4】 クレイドルの側面図。
【図5】 別の実施例を示す図であり、クレイドルガイ
ドの斜視図。
【符号の説明】
1…フロントハウジング、1α…クレイドルに摺接され
る部材としてのクレイドルガイド、2…リヤハウジン
グ、3…回転軸、4…シリンダブロック、4α…シリン
ダボア、5…ピストン、7…クレイドル、10…クレイ
ドルに摺接される部材としてのシュー、21,22…フ
ッ素樹脂コーティング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 稔 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に収容され、回転軸と一体
    回転される、シリンダボアを有するシリンダブロック
    と、シリンダボア内に収容されたピストンと、同ピスト
    ンの一端部を受承し、傾角に応じてピストンストローク
    を規定するクレイドルと、同クレイドルをハウジング内
    において傾動可能に摺接支持するクレイドルガイドとを
    備え、前記クレイドルの傾角を調整することにより吐出
    容量を変更可能な可変容量型ピストンポンプにおいて、 前記クレイドル或いは同クレイドルが摺接される部材の
    少なくとも一方の摺接面にコーティングが施された可変
    容量型ピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 前記クレイドルが摺接される部材はクレ
    イドルガイドである請求項1に記載の可変容量型ピスト
    ンポンプ。
  3. 【請求項3】 クレイドル或いはクレイドルガイドの摺
    接面には、潤滑油を導入するための油溝を設けた請求項
    1又は2に記載の可変容量型ピストンポンプ。
  4. 【請求項4】 前記コーティングは、油溝が形成された
    側に施された請求項3に記載の可変容量型ピストンポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記ピストンはその一端部に連結された
    シューを介してクレイドルに摺接されており、同シュー
    が前記クレイドルに摺接される部材である請求項1〜4
    のいずれかに記載の可変容量型ピストンポンプ。
  6. 【請求項6】 前記コーティングはフッ素樹脂よりなる
    請求項1〜5のいずれかに記載の可変容量型ピストンポ
    ンプ。
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