JPH08334029A - 機械式過給機 - Google Patents

機械式過給機

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JPH08334029A
JPH08334029A JP14054395A JP14054395A JPH08334029A JP H08334029 A JPH08334029 A JP H08334029A JP 14054395 A JP14054395 A JP 14054395A JP 14054395 A JP14054395 A JP 14054395A JP H08334029 A JPH08334029 A JP H08334029A
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
air
casing
cross
sectional shape
Prior art date
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Pending
Application number
JP14054395A
Other languages
English (en)
Inventor
Hikari Hasegawa
光 長谷川
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GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気の吸入抵抗を効果的に減少することがで
き、円滑な吸気作用を可能とする。 【構成】 互いに噛み合うらせん状の歯を有する雌雄一
対のロータ11,13をケーシング1内に配置し、各ロ
ータ11,13のロータ軸15,17の両端部をケーシ
ング1にそれぞれ軸受19,21を介して回転可能に支
持し、ケーシング1にはロータ11,13の一端側に空
気の吸込口23を、他端側に空気の吐出口25を形成
し、前記ロータ軸15,17の一端部を支持する軸受2
1をベアリングハウジング27,29に収納し、このベ
アリングハウジング27,29をケーシング1の空気の
吸込口23側内壁から径方向内方へ延ばしたリブ33に
よって保持して軸方向から空気を吸入するようにした機
械式過給機において、前記リブ33の空気の流れ方向に
対する断面形状をロータ11,13の歯すじ方向Tと回
転方向wとに沿わせて形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のエン
ジン等の過給を行うための機械式過給機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の機械式過給機としては、
例えば実開平4−42285号公報に記載された図9,
10,11に示すようなものがある。
【0003】この機械式過給機101は、ケーシング1
03の軸方向の一端側に空気吸入口としての空気吸入流
路105を形成し、雄ロータ107と雌ロータ109の
それぞれのロータ軸111,113の一端を回転自在に
支持する軸受115を軸箱117内に収納させて前記空
気吸入流路105内に配置し、さらに、前記軸箱117
をケーシング103の空気吸入流路105部の内壁部か
ら径方向内方へ延ばしたリブ119により保持させるよ
うにし、軸方向からケーシング103内に空気を吸入さ
せるようにしている。121はエンドカバーである。
【0004】そして、軸箱117を介して軸受115を
支持するリブ119は、空気吸入流路105での吸入抵
抗を少なくするために、図3に示すように、リブ119
の空気吸入方向の断面形状をケーシング103内に流入
する空気流に合わせた流線形に形成し空気吸入流路10
5からケーシング103内に吸入される空気が抵抗なく
流れるようにしてリブ119による吸入抵抗を減少させ
られるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、機械式過給
機がスクリュー式の場合は、雌雄一対のロータがらせん
状の歯を有し、各ロータが互いに逆方向に回転するの
で、ロータの回転によって吸入される空気は、各ロータ
の歯すじTに沿った方向から歯溝に吸入される。
【0006】従って、上記した従来の機械式過給機で
は、リブ119を断面流線形に形成しているが、このリ
ブ119がロータ107,109の軸方向に対して直角
方向に設けられているため、図12に模式的に示すよう
に、リブ119の左右両面側付近で渦が発生してしま
い、空気の吸入抵抗の減少は僅かであり、効果的に減少
させることができないという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、空気の吸入抵抗を効
果的に減少することができ、円滑な吸気作用を可能とす
る機械式過給機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の機械式過給機は、互いに噛み合うらせん
状の歯を有する雌雄一対のロータをケーシング内に配置
し、各ロータのロータ軸の両端部をケーシングにそれぞ
れ軸受を介して回転可能に支持し、ケーシングにはロー
タの一端側に空気の吸込口を、他端側に空気の吐出口を
形成し、前記ロータ軸の一端部を支持する軸受をベアリ
ングハウジングに収納し、このベアリングハウジングを
ケーシングの空気の吸込口側内壁から径方向内方へ延ば
したリブによって保持して軸方向から空気を吸入するよ
うにした機械式過給機において、前記リブの空気の流れ
方向に対する断面形状をロータの歯すじ方向と回転方向
とに沿わせて形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】雌雄一対のロータは相互に接触することなく噛
み合いながら回転し、吸込口から吸込んだ空気を吐出口
側へ圧送し、吐出口から吐出してエンジンに過給する。
【0010】このとき、各ロータのロータ軸の一端側の
軸受を収納するベアリングハウジングを保持するリブの
空気の流れ方向に対する断面形状がロータの歯すじ方向
と回転方向とに沿わせて形成されているため、空気の流
れ方向におけるいづれの個所でも渦の発生を防止するこ
とができ、空気の吸入抵抗を効果的に減少することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図1は、この発明の一実施例に係る機械式
過給機の正面断面図、図2は図1の矢視Xの側面図、図
3は図2のA−A線断面図、図4は図2のB−B線断面
図である。
【0013】図1において、ケーシング1は、軸方向に
4分割可能なロータケーシング3とギヤケーシング5と
カバー7及びエンドカバー9とからなり、ロータケーシ
ング3内には雌雄一対のロータ11,13配置されてい
る。
【0014】雌雄一対のロータ11,13はスクリュー
状の歯を有し、ロータケーシング3及び相互に接触しな
いように僅かな隙間を設けて配置されている。
【0015】各ロータ11,13はそれぞれロータ軸1
5,17を一体に有し、各ロータ軸15,17の両端部
がギヤケーシング5とロータケーシング3にそれぞれ軸
受19,21を介して回転可能に支持されている。ギヤ
ケーシング5側の軸受19はボールベアリング等で構成
され、また、ロータケーシング3側の軸受21はニード
ルベアリング等で構成されている。
【0016】ロータ11,13の一端側(図1における
軸受21側)のエンドカバー9には、ロータ11,13
の回転により軸方向から空気を吸込む吸込口23が形成
されている。また、ロータ11,13の他端側(図1の
軸受19側)のロータケーシング3には、ロータ11,
13の回転によって圧送された圧縮空気を吐出する吐出
口25が形成されている。
【0017】ロータケーシング3の吸込口23側におけ
る各ロータ軸15,17の軸受21は、図1,2に示す
ように、それぞれベアリングハウジング27,29に収
納されており、これらベアリングハウジング27,29
はリブ31を介して相互に連結されると共に、吸込口2
3を形成したロータハウジング3の内壁部から径方向へ
延ばした複数のリブ33によって連結支持されている。
【0018】ロータケーシング3の吸込口23にのぞむ
各リブ33の空気の流れ方向の断面形状は、図3,図4
に示すように、それぞれロータ11,13のらせん状の
歯すじ方向Tと回転方向wとに沿わせて形成されてい
る。
【0019】こうして、吸込口23からロータケーシン
グ3内に吸込される空気が抵抗なく流れるようにして、
リブ33の吸込抵抗を減少させている。
【0020】各ロータ11,13のロータ軸15,17
の一端側(図1おける軸受19側)はギヤケーシング5
内へオーバハングされており、雌ロータ軸15には第1
タイミングギヤ35と増速ギヤとしての小ギヤ37とが
並設されて、キー38とナット39とにより固定されて
いる。一方、雄ロータ軸17には前記第1タイミングギ
ヤ35との噛み合う第2タイミングギヤ41が設けら
れ、リーマピン43を介してナット45により固定され
ている。
【0021】前記小ギヤ37は入力軸47の一端部に設
けられた増速ギヤとしての大ギヤ49と噛み合ってい
る。
【0022】入力軸47はカバー7にボールベアリング
などで構成された軸受51を介して回転可能に支持さ
れ、その他端部には入力プーリ53がボルト55により
取付けられている。
【0023】入力プーリ53はカバー7にボルト57に
よって取付けられた支持部材59にボールベアリング等
で構成された軸受61を介して前記入力軸47と一体で
回転可能に支持されている。
【0024】つぎに、上記一実施例の作用について説明
する。
【0025】図示しないエンジンから入力プーリ53に
回転力が入力されると、入力軸47から大ギヤ49を介
して小ギヤ37に伝達されて増速されされる。
【0026】ここで、大ギヤ49が反時計方向に回転す
るとこれと噛み合っている小ギヤ37は時計方向に回転
し、小ギヤ37から雌ロータ軸15を介して雄ロータ1
1が時計方向に回転し、第1タイミングギヤ35も同方
向に回転する。
【0027】同時に、第1タイミングギヤ35と噛み合
っている第2タイミングギヤ41が反時計方向に回転
し、第2タイミングギヤ41から雄ロータ軸17を介し
て雄ロータ13が雌ロータ11に同期して反時計方向に
回転する。
【0028】従って、雌雄一対のロータ11,13は、
相互に接触することなく噛み合いながら回転し、吸込口
23から吸込んだ空気を吐出口25側へ圧送し、吐出口
25から吐出してエンジンに過給する。
【0029】このとき、ケーシング3の吸込口23から
吸入される空気は、軸受21を収納するベアリングハウ
ジング27,29を保持するリブ33の空気の流れ方向
の断面形状がロータ11,13のらせん状の歯すじ方向
Tと回転方向wとに沿わせて形成されているので、リブ
33に沿って円滑に流れる。従って、リブ33の空気の
流れ方向におけるいづれの個所でも渦の発生を防止する
ことができ、空気の吸入抵抗を効果的に減少することが
できる。
【0030】特に、図5に示すように、機械式過給機の
ロータの回転数が上昇するにしたがって、従来の機械式
過給機に比べて吸入空気体積効率が向上する。
【0031】図6,7,8は、他の実施例に係るリブの
断面形状を示すものである。
【0032】図6に示すリブ63の断面形状は、ロータ
11(13)の歯すじ方向Tと回転方向wとに沿わせる
と共に流線形に形成している。こうすることにより空気
の吸入抵抗が減少され、吸気作用が効率的になる。
【0033】図7に示すリブ65の断面形状は、ロータ
11(13)の歯すじ方向Tと回転方向wとに沿わせる
と共に、ロータ11(13)側で該ロータ11(13)
の回転方向wに大きく傾斜させて形成している。こうす
ることにより、より空気の吸入抵抗が減少され、吸気作
用が効率的になると共に、ロータ11(13)の高回転
側における吸入空気体積効率がより向上する。
【0034】図8に示すリブ67の断面形状は、ロータ
11(13)の歯すじ方向Tと回転方向wとに沿わせる
と共に、ロータ11(13)側で該ロータ11(13)
の回転方向wに傾斜する面取りをして形成している。こ
うすることにより、図7に示すリブ65の断面形状と同
様に、より空気の吸入抵抗が減少され、吸気作用が効率
的に平均になると共に、ロータ11(13)の高回転側
における吸入空気体積効率がより向上する。
【0035】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の機械式過給機は、各ロータのロータ軸の一端側の軸
受を収納するベアリングハウジングを保持するリブの空
気の流れ方向に対する断面形状がロータの歯すじ方向と
回転方向とに沿わせて形成されているため、空気の流れ
方向におけるいづれの個所でも渦の発生を防止すること
ができ、空気の吸入抵抗を効果的に減少する。
【0036】従って、吸気作用が効率的になると共に、
ロータの高回転側における吸入空気体積効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る機械式過給機の正面
断面図である。
【図2】図1の矢視Xの側面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】ロータの回転数と吸入空気体積効率との関係を
示す図である。
【図6】他の実施例に係るリブの断面形状を模式的に示
した図である。
【図7】他の実施例に係るリブの断面形状を模式的に示
した図である。
【図8】他の実施例に係るリブの断面形状を模式的に示
した図である。
【図9】従来例に係る機械式過給機の部分正面断面図で
ある。
【図10】図9の矢視Yの側面図である。
【図11】図9のC−C線断面図である。
【図12】従来例に係るリブの断面形状を模式的に示し
た図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 11 雌ロータ 13 雄ロータ 15 雌ロータ軸 17 雄ロータ軸 19 軸受 21 軸受 23 吸込口 25 吐出口 27,29 ベアリングハウジング 33 リブ T ロータの歯すじ方向 w ロータの回転方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに噛み合うらせん状の歯を有する雌
    雄一対のロータをケーシング内に配置し、各ロータのロ
    ータ軸の両端部をケーシングにそれぞれ軸受を介して回
    転可能に支持し、ケーシングにはロータの一端側に空気
    の吸込口を、他端側に空気の吐出口を形成し、前記ロー
    タ軸の一端部を支持する軸受をベアリングハウジングに
    収納し、このベアリングハウジングをケーシングの空気
    の吸込口側内壁から径方向内方へ延ばしたリブによって
    保持して軸方向から空気を吸入するようにした機械式過
    給機において、前記リブの空気の流れ方向に対する断面
    形状をロータの歯すじ方向と回転方向とに沿わせて形成
    したことを特徴とする機械式過給機。
JP14054395A 1995-06-07 1995-06-07 機械式過給機 Pending JPH08334029A (ja)

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JP14054395A JPH08334029A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 機械式過給機

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