JP2580804Y2 - 機械式過給機 - Google Patents

機械式過給機

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JP2580804Y2
JP2580804Y2 JP1990083984U JP8398490U JP2580804Y2 JP 2580804 Y2 JP2580804 Y2 JP 2580804Y2 JP 1990083984 U JP1990083984 U JP 1990083984U JP 8398490 U JP8398490 U JP 8398490U JP 2580804 Y2 JP2580804 Y2 JP 2580804Y2
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casing
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保雄 田中
剛 後藤
耕一 畑村
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエンジンへの過給圧を発生させるために用い
る機械式過給機に関するものである。
[従来の技術] エンジンの出力軸から取り出した動力を、ケーシング
内に互いにかみ合わせて収納させた雄ロータと雌ロータ
に伝えて回転させ、ケーシングの軸方向一端部の空気吸
入口から吸入した空気を上記雄ロータと雌ロータとの間
で加圧しケーシングの軸方向他端部の空気吐出口より吐
出させてエンジンに過給するようにしてある機械式過給
機において、ロータを支持する軸受の保持型式として
は、従来、第2図及び第3図に示す如きものがある。す
なわち、ケーシング6の軸方向の一端側に空気吸入口と
しての空気吸入流路7を形成し、雄ロータ1と雌ロータ
2の軸(ロータ軸)3と4の一端を回転自在に支持する
軸受5を、軸箱9内に収納させて、上記空気吸入流路7
内に配置し、更に、該軸箱9を、ケーシング6の上記空
気吸入流路7部の内壁部から空気吸入流路7を横切るよ
うに径方向内方へ延ばしたリブ8により保持させるよう
にし、軸方向からケーシング6内に流入させた空気を軸
箱9の外周を通してロータ1,2側へ吸入させるようにし
たものが知られている。なお、10はオイルシール、11は
軸受5への油路、12は軸受5の部分を覆うため軸箱9の
後面に取り付けたエンドカバー、13はエンドカバー12を
止めるボルトを示す。
[考案が解決しようとする課題] ところが、軸箱9を介して軸受5を保持するリブ8
は、空気吸入流路7での吸入抵抗を少なくするために、
第4図に断面形状を示す如く、空気吸入方向に対して上
流側端部をR状に形成してあるが、下流側端部は平坦面
であるため、該下流側端部付近では渦が発生してしま
い、又、リブ8の途中は油路11を形成するために膨らま
せてあるため、空気の吸入抵抗を効果的に減少できない
問題がある。
そこで、本考案は、リブの形状を空気の流れに合わせ
たものとして空気の吸入抵抗を減少することができるよ
うにしようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、ケーシングの
軸方向一端部内に、ロータの軸を支持する軸受を軸箱に
収納させて配置して、上記軸箱の外周に、ケーシング外
からロータ側へ空気を軸方向に流入させて吸入させるた
めの空気吸入流路を形成し、更に、上記軸箱を、該空気
吸入流路に面するケーシング内壁部から空気吸入流路を
横切るように径方向内方へ延ばしたリブによって保持さ
せるようにしてある機械式過給機において、上記径方向
に延びるリブの空気吸入方向に沿う断面形状を流線形と
し、且つ上記リブの流線形断面形状に伴う膨らみ部内
に、上記ケーシング内壁部から上記軸受へ向かう油路を
導設してなる構成とする。
[作用] 軸箱を保持するリブの断面形状が流線形であるため、
吸入される空気の流れに沿っていると共に下流側端部で
の渦の発生も防止できて空気の吸入抵抗を減少すること
ができるようになり、又、リブの膨らみ部内に油路を導
設したことから、効率のよい油路レイアウトとなる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第2図及び第3図に示す機械式過給機と同様に、ケー
シング6の軸方向一端部に形成した空気吸入流路7内
に、ロータ1,2の軸3,4を支持するための各軸受5を軸箱
9に収納して配置し、且つ該軸箱9を、上記ケーシング
6の空気吸入流路7部の内壁部から該空気吸入流路7を
横切るように延ばしたリブ8により保持させるようにし
てある構成において、本考案では、第1図に示す如く、
上記リブ8の空気吸入方向の断面形状を、ケーシング6
内に流入する空気流に合わせた流線形とし、且つ上記リ
ブ8の流線形断面形状に伴う膨らみ部内に、上記ケーシ
ング6内壁部から軸受5へ向かう油路11を導設し、軸箱
9の外周の空気吸入流路7を通ってロータ1,2側へ吸入
される空気が抵抗なく流れるようにしてリブ8による吸
入抵抗を減少させられるようにする。
軸箱9の後面を覆うエンドカバー12とケーシング6と
の間に開口する空気吸入流路7を通して軸方向から吸入
される空気は、軸箱9を保持するリブ8の空気吸入方向
の断面が流線形としてあるので、リブ8に沿って円滑に
流れ、リブ8の空気吸入方向に対する途中及び下流側端
部のいずれの個所でも渦を発生させることを防止するこ
とができ、第4図に示す如き断面形状のリブ8を用いる
場合に比して空気の吸入抵抗を減少することができる。
したがって、過給効率を向上することができるようにな
る。又、軸受5への油路11がリブ8の膨らみ部内に導設
してあることから、効率のよいレイアウトとなる。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものでは
なく、たとえば、第2図において二点鎖線で示す如く、
エンドカバー12の形状を滑らかなコーン状又は円筒面等
に形成すれば、ケーシング6内に吸入される空気の吸入
抵抗を更に減少することができるようになること、その
他本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を
加え得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案によれば、ケーシングの軸方
向一端部内に、ロータの軸を支持する軸受を軸箱に収納
させて配置して、上記軸箱の外周に、ケーシング外から
ロータ側へ空気を軸方向に流入させて吸入させるための
空気吸入流路を形成し、更に、上記軸箱を、該空気吸入
流路に面するケーシング内壁部から空気吸入流路を横切
るように径方向内方へ延ばしたリブによって保持させる
ようにしてある機械式過給機において、上記径方向に延
びるリブの空気吸入方向に沿う断面形状を流線形とし、
且つ上記リブの流線形断面形状に伴う膨らみ部内に、上
記ケーシング内壁部から上記軸受へ向かう油路を導設し
てなる構成としてあるので、吸入空気に渦を発生させる
ことを防止でき、空気の吸入抵抗を減少できて過給効率
の向上化を図ることができ、且つ効率のよいレイアウト
でケーシング内壁部から軸受へ向かう油路を確保するこ
とができる、等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の機械式過給機におけるリブの断面で第
2図のA−A矢視に相当する図、第2図は過給機の一例
を示す部分概要図、第3図は第2図の右側面図、第4図
は第2図のA−A矢視図である。 3,4……軸(ロータ軸)、5……軸受、6……ケーシン
グ、7……空気吸入流路、8……リブ、9……軸箱、11
……油路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 畑村 耕一 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−187391(JP,A) 実開 昭61−70589(JP,U) 実開 昭60−118390(JP,U) 実開 平1−118179(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04C 18/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの軸方向一端部内に、ロータの
    軸を支持する軸受を軸箱に収納させて配置して、上記軸
    箱の外周に、ケーシング外からロータ側へ空気を軸方向
    に流入させて吸入させるための空気吸入流路を形成し、
    更に、上記軸箱を、該空気吸入流路に面するケーシング
    内壁部から空気吸入流路を横切るように径方向内方へ延
    ばしたリブによって保持させるようにしてある機械式過
    給機において、上記径方向に延びるリブの空気吸入方向
    に沿う断面形状を流線形とし、且つ上記リブの流線形断
    面形状に伴う膨らみ部内に、上記ケーシング内壁部から
    上記軸受へ向かう油路を導設してなることを特徴とする
    機械式過給機。
JP1990083984U 1990-08-10 1990-08-10 機械式過給機 Expired - Fee Related JP2580804Y2 (ja)

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JPH0442285U JPH0442285U (ja) 1992-04-09
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JPS6341592Y2 (ja) * 1984-10-16 1988-11-01
JPH01187391A (ja) * 1988-01-20 1989-07-26 Jidosha Kiki Co Ltd エアポンプ

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