JPH08332248A - 糸巻きゴルフボール - Google Patents
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Abstract
いというスピン特性及び適度に柔らかい打感、満足すべ
き耐久性、十分な飛距離を有する糸巻きゴルフボールを
提供する。 【構成】 カバーを内層カバー8と外層カバー10とか
らなる2層構造のカバーとする。内層カバー8は、酸含
有率が15重量%以下のアイオノマー樹脂で形成する。
外層カバー10は、ショアD硬度が43〜53の樹脂で
形成する。
Description
き付けることにより形成した糸ゴム球を2層構造のカバ
ーで被覆した糸巻きゴルフボールに関する。
としては、バラタ又はアイオノマー樹脂からなる1層構
造のものが多用されてきた。しかし、バラタからなる1
層構造のカバーは、上級ゴルファーに好まれるスピン特
性(スピンをかけやすい)、柔らかい打感を有している
反面、傷つき易く、耐久性に劣るという欠点があった。
一方、アイオノマー樹脂からなる1層構造のカバーは、
傷つきにくく、耐久性に優れているが、スピンをかけに
くい点及び打感が硬い点で上級ゴルファーに好まれない
ことがあった。
ピン特性及び打感と、耐久性とを共にゴルフボールに付
与するために、内層カバーと外層カバーとからなる2層
構造のカバーを用いることが提案されている(特開平6
−343718号公報)。該公報の請求項1に記載され
たゴルフボールは、酸含有率が16重量%以上の高酸ア
イオノマー樹脂からなる内層カバーと、比較的軟らかい
ポリマー材料からなる外層カバーとを備えている。この
ゴルフボールは、内層カバーと外層カバーとの組み合わ
せによって、飛距離、耐久性、スピン特性、打感を確保
しようとしている。
43718号のゴルフボールで内層カバーに使用してい
る酸含有率16重量%以上のアイオノマー樹脂は、飛距
離の増大には寄与するが、硬くて脆いという欠点があ
る。そのため、該公報記載のゴルフボールは、打撃を繰
り返している内に内層カバーが破損し、その結果2層カ
バーが破損することがあり、満足すべき耐久性を有さな
いものであった。
で、十分な飛距離と上級ゴルファーに好まれるスピン特
性及び打感とを確保しつつ、満足すべき耐久性が得られ
るようにした2層カバー構造の糸巻きゴルフボールを提
供することを目的とする。
成するため、センターに糸ゴムを巻き付けた糸ゴム球を
内層カバーと外層カバーとからなる2層カバーで被覆し
てなる糸巻きゴルフボールにおいて、内層カバーが酸含
有率15重量%以下のアイオノマー樹脂からなり、外層
カバーがショアD硬度43〜53の樹脂からなることを
特徴とする糸巻きゴルフボールを提供する。
イオノマー樹脂としては、炭素原子数2〜8のオレフィ
ンと、炭素原子数3〜8の不飽和モノカルボン酸との共
重合体を、Na+、Zn2+、Ca2+、Mg2+等の金属イ
オンによって架橋したものが挙げられる。また、他の共
重合成分を含むターポリマーであってもよい。これら中
で特に好ましいのは、エチレンとアクリル酸又はメタク
リル酸との共重合体をNa+又はZn2+で架橋したもの
である。
は、1種のアイオノマー樹脂単独であってもよく、2種
以上のアイオノマー樹脂の混合物であってもよい。ま
た、内層カバーを形成するアイオノマー樹脂には、必要
に応じ種々の任意成分を添加することができる。
ン酸の含有率)が15重量%以下のアイオノマー樹脂で
内層カバーを形成する。酸含有率が15重量%より多い
と、内層カバーが硬く脆くなって打撃時に破損し易くな
るため、耐久性を確保できなくなる。酸含有率の好まし
い範囲は8〜15重量%、より好ましい範囲は11〜1
5重量%であり、酸含有率をこの範囲とすることによ
り、初速度の確保及び耐久性の向上を確実に達成するこ
とができる。
イオノマー樹脂は、190℃で測定したメルトフローレ
ート(以下MFRという)が2〜9であることが好まし
い。MFRが2より小さいと、内層カバー材がその内側
に存在する糸ゴム層の隙間に侵入しにくくなり、糸ゴム
層と内層カバーとの密着性が悪くなることがある。一
方、MFRが9より大きいと、内層カバー材が流動性を
持ちすぎるため、成形が難しくなることがある。より好
ましいMFRの値は2.5〜7.5である。
脂の種類に特に制限はなく、例えばアイオノマー樹脂、
バラタ、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエ
ステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性
エラストマーといった任意の樹脂を用いることができ
る。特に好ましいのはアイオノマー樹脂であり、アイオ
ノマー樹脂を用いることにより外層カバーの耐久性、反
発力を向上させることができる。
単独であってもよく、2種以上の樹脂の混合物であって
もよい。また、外層カバーを形成する樹脂には、必要に
応じ種々の任意成分を添加することができる。
樹脂で外層カバーを形成する。ショアD硬度が43より
小さい樹脂を用いると、外層カバーの硬度が不十分とな
って初速度を確保できなくなり、飛距離が低下する。シ
ョアD硬度が53より大きい樹脂を用いると、外層カバ
ーが硬くなり、上級ゴルファーに好まれるスピン特性及
び適度に柔らかい打感が得られなくなる。ショアD硬度
のより好ましい範囲は45〜50であり、ショアD硬度
をこの範囲とすることにより、初速度、スピン特性及び
打感を確実に確保することができる。
0.5〜1.5mm、特に0.7〜1.2mmとするこ
とが好ましい。0.5mmより薄いと初速度及び耐久性
を確保することが難しくなることがあり、1.5mmよ
り厚いと打感が硬くなって好ましくない。外層カバーの
厚さは、0.5〜1.5mm、特に0.7〜1.2mm
とすることが好ましい。0.5mmより薄いとアプロー
チにおいて十分なスピン性能が得られないことがあり、
1.5mmより厚いと高スピン、低打出角となり、飛距
離が減少することがある。
は、1.0〜3.0mm、特に1.5〜2.5mmとす
ることが好ましい。1.0mmより薄いと、耐久性を確
保することが難しくなることがある。3.0mmより厚
いと、初速度の確保が難しくなって飛距離が減少した
り、打感が悪くなったりすることがある。
に糸ゴムを巻き付けることにより形成した糸ゴム球を、
前述した内層カバーと外層カバーとからなる2層カバー
で被覆したものである。この場合、糸ゴム球は、ソリッ
ドセンターを用いたものでもよく、リキッドセンターを
用いたものでもよい。また、ソリッドセンター、リキッ
ドセンター及び糸ゴムの材質や、センター、糸ゴム球及
び製品ゴルフボールの外径、重量は、適宜選択すること
ができる。
はなく、糸ゴム球に圧縮成形又は射出成形によって内層
カバーを被覆した後、内層カバーに圧縮成形又は射出成
形によって外層カバーを被覆する方法、2層カバーを予
め作製しておき、これを糸ゴム球に圧縮成形によって被
覆する方法などの任意の方法を採用することができる。
好ましいのは、固有振動数が2000〜4000Hz、
外径が30〜35mm、重量が19.5〜29.0gの
ソリッドセンターを用いたものである。
000Hzのソリッドセンターを用いると、打音として
周波数が3200Hz前後の上級ゴルファーが好む良好
なクリック音が得られる。しかも、ソリッドセンターの
硬度が適当であるため、適度に柔らかくしっかりした打
感が得られる。また、ソリッドセンターとして外径30
〜35mm、重量19.5〜29.0gの大径ソリッド
センターを用いると、糸巻きゴルフボールの飛行特性が
ツーピースボールに近い低スピン、高打出角となるた
め、特にドライバーにおいて大きな飛距離を得ることが
可能となる。
た本発明の糸巻きゴルフボールは、前記2層カバーとソ
リッドセンターの作用効果が相俟って、十分な飛距離
と、上級者に好まれるスピン特性、打感及び打音と、満
足すべき耐久性とが得られる。
ーを120cmの高さからソリッドセンターに対して十
分に大きい鉄製の円盤上に落下させたときに、ソリッド
センターと円盤との衝突によって生じる反発音のパワー
スペクトルにおけるピーク振動数をいう。
の固有振動数と硬度とはほぼ正比例関係にあるので、固
有振動数が2000Hzより小さいと打感が柔らかくな
りすぎ、4000Hzを超えると打感が硬くなりすぎ
る。
しい値は、2200〜3600Hz、特に2500〜3
400Hzであり、固有振動数をかかる範囲とすること
により、最適な打音、打感を有するゴルフボールを得る
ことができる。
れないが、加硫ゴムによって形成することができる。か
かるソリッドセンターとしては、例えば、ブタジエンゴ
ムに加硫剤(架橋剤)、加硫促進剤、加硫促進助剤、活
性剤、充填剤、改質剤等の添加剤を加えて加硫、成形し
たものを挙げることができる。
ソリッドセンターの硬度及び大きさによって調整するこ
とができる。すなわち、ソリッドセンターの固有振動数
と硬度とはほぼ正比例関係にあるため、硬度を高くする
ことにより固有振動数を大きくすることができ、硬度を
低くすることにより固有振動数を小さくすることができ
る。また、同一の材料でソリッドセンターを形成する場
合、ソリッドセンターの固有振動数と外径とはほぼ反比
例関係を示す。したがって、外径を大きくすることによ
り固有振動数を小さくすることができ、外径を小さくす
ることにより固有振動数を大きくすることができる。
ターでは、外径を大きくするほど硬度を高くすることが
できる。したがって、外径を大きくして飛行特性をツー
ピースボールに近づけ、かつ硬度を高くして反発力を大
きくすることにより、飛距離の増大を図ることが可能で
ある。
5mm、重量を19.5〜29.0gとする。外径が3
0mmより小さいと低スピン、高打出角とはならず、十
分な飛距離が得られない。また、35mmより大きいと
糸ゴム層の厚さが薄くなりすぎ、耐久性が低下する。よ
り好ましいソリッドセンターの外径は31〜34mm、
重量は20.0〜28.0gである。
バーは酸含有率15重量%以下のアイオノマー樹脂から
なるので、初速度及び耐久性を確保するのに適当な硬度
である。一方、外層カバーはショアD硬度43〜53の
樹脂からなるので、初速度、耐久性、スピン特性及び打
感を確保するのに適当な硬度である。したがって、本発
明では、ツーピースボールに較べてスピン量が多い糸巻
きゴルフボールのカバーを上述した2層カバーとしたこ
とにより、上級ゴルファーに好まれるスピン特性及び打
感、十分な耐久性、十分な飛距離を確保できる。
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。表
1、2に示した実施例、比較例の糸巻きゴルフボールを
作製した。これらのゴルフボールは、図1に示すよう
に、ソリッドセンター2に糸ゴム4を巻き付けて糸ゴム
球6を得た後、糸ゴム球6に内層カバー8を圧縮成形に
より被覆し、さらに内層カバー8に外層カバー10を圧
縮成形により被覆して作製した。
合)、酸含有率、ショアD硬度、MFR及び厚み、外層
カバーの組成(樹脂配合)、ショアD硬度及び厚み、ソ
リッドセンター、糸ゴム球及び製品ゴルフボールの性状
を示す。カバーのショアD硬度はASTM2240に準
じて測定し、ソリッドセンターの硬度はJIS−C形試
験機で測定した。
・デュポンポリケミカル社製のアイオノマー樹脂の商品
名、「サーリン」はデュポン社製のアイオノマー樹脂の
商品名であり、括弧内は金属イオンの種類を示してい
る。また、「ニュクレル」は三井・デュポンポリケミカ
ル社製のエチレン・メタクリル酸コポリマーの商品名で
ある。
成物を155℃で15分間加熱して加硫することにより
形成した。なお、「パークミルD」は日本油脂社製のジ
クミルパーオキサイドの商品名であり、「パーヘキサ3
M」は日本油脂社製の1,1−ジ−t−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの商品名で
ある。 [ゴム組成物] ブタジエンゴム 100.0重量部 亜鉛華 10.0重量部 ステアリン酸 1.0重量部 硫酸バリウム 57.8重量部 アクリル酸亜鉛 20.0重量部 パークミルD 0.6重量部 パーヘキサ3M 0.6重量部
久性試験、飛び試験及びアプローチスピン試験を行っ
た。試験は下記のようにして実施した。 [耐久性試験]打撃試験機を用いて1番ウッドによりヘ
ッドスピード45m/sで200回の打撃を行い、カバ
ーが破損したボールの数を調べた。20個のボール中の
カバーが破損したボール数を不良率として示した。 [飛び試験]打撃試験機を用いて1番ウッドによりヘッ
ドスピード45m/sで打撃試験を行い、そのときの初
速度、スピン量、打出角、キャリー飛距離及びトータル
飛距離を調べた。 [アプローチスピン試験]打撃試験機を用いてサンドウ
エッジによりヘッドスピード20m/sでアプローチ試
験を行い、そのときのスピン量を調べた。
施例の糸巻きゴルフボールは、初速度が確保され、十分
な飛距離を有するとともに、耐久性が十分であり、しか
もスピン量が多く、上級ゴルファーに好まれるスピン特
性を有することがわかった。また、官能評価により、上
級ゴルファーに好まれる適度に柔らかい打感を有するこ
とがわかった。
%を超えるアイオノマー樹脂を使ったゴルフボール(比
較例1)は、20個中7個のカバーが破損し、耐久性に
劣っていた。この場合、120回目の打撃からカバーの
割れが発生していた。また、外層カバーのショアD硬度
が53より大きいゴルフボール(比較例2)はアプロー
チ性能(アプローチスピン量)が劣り、43より小さい
ゴルフボール(比較例3)は飛距離が劣るものであっ
た。
が30〜35mm、重量が19.5〜29.0gのソリ
ッドセンターを用いた糸巻きゴルフボールの例を示す。
前記実施例と同様にして表3に示した参考例の糸巻きゴ
ルフボールを作製した。内層カバー及び外層カバーは前
記実施例1と同じとした。
量、硬度、固有振動数及び糸ゴム球、製品ゴルフボール
の性状を示す。ソリッドセンターは、表3のゴム組成物
を155℃で15分間加熱して加硫することにより形成
した。
製品ゴルフボールの硬度は、下記のようにして測定し
た。 [ソリッドセンターの硬度]ソリッドセンターに1kg
の初期荷重を加えたときのたわみ量を0mmとした場合
における30kg荷重時のたわみ量(mm)を硬度とし
て示した。
ールに1kgの初期荷重を加えたときのたわみ量を0m
mとした場合における100kg荷重時のたわみ量(m
m)を硬度として示した。
装置を用いて測定した。図2において、22は径20c
m、高さ10cmの鉄製の円盤、24は円盤22に近接
配置された騒音計、26はFFTアナライザー(高速フ
ーリエ変換を用いた周波数分析器)を示す。騒音計24
としてはリオン社製N−A61(レンジ70dB)、F
FTアナライザー26としては小野測器社製CT−36
0を用いた。
次のように行った。ソリッドセンター30を120cm
の高さから円盤22上に落下させ、このときに円盤22
とソリッドセンター30との衝突によって生じる反発音
を騒音計24で採取し、この音をFFTアナライザー2
6で周波数分解してパワースペクトルをコンピュータで
表示、記録し、そのピーク振動数を固有振動数とした。
パワースペクトルの例を図3〜5に示す。図3は参考例
1のソリッドセンター、図4は参考例4のソリッドセン
ター、図は参考例5のソリッドセンターの結果である。
グ試験、飛び試験、耐久性試験及び打感試験を行った。
試験は下記のようにして実施した。 [フィーリング試験]プロゴルファー3名にゴルフボー
ルを試打させ、打感及び打音の官能評価を行った。 [飛び試験]打撃試験機を用いて1番ウッドによりヘッ
ドスピード50m/s及び45m/sでそれぞれ打撃を
行い、そのときのスピン量、初速度、打出角、キャリー
飛距離及びトータル飛距離を調べた。 [耐久性試験]打撃試験機を用いて1番ウッドによりヘ
ッドスピード45m/sで200回の打撃を行い、カバ
ーが破損したボールの数を調べた。30個のボール中の
カバーが破損したボール数を不良率として示した。 [打感試験]プロゴルファー3名にゴルフボールを試打
させ、打感の官能評価を行った。評価基準は下記の通り
である。 ◎:打感が非常に良い。 ○:打感が良い。 ×:打感が悪い。
び試験、耐久性試験及び打感試験の結果を表3に示す。 [フィーリング試験結果] 参考例1〜3:打感がしっかりとしており、良好なクリ
ック音がする。 参考例4 :打感が柔らかく、クリック音がしない。 参考例5 :打感が硬く、金属音がする。
0Hz、外径が30〜35mm、重量が19.5〜2
9.0gのソリッドセンターを用いたゴルフボール(参
考例1〜3)は、打音として良好なクリック音がし、か
つ打感が適度に柔らかくしっかりとしている上、良好な
飛行性能を有することがわかった。
り小さいソリッドセンターを用いたゴルフボール(参考
例4)及び4000Hzより大きいソリッドセンターを
用いたゴルフボール(参考例5)は、いずれも良好なク
リック音がせず、打感、飛行性能も劣るものであった。
ルファーに好まれるスピンをかけやすいというスピン特
性及び適度に柔らかい打感、満足すべき耐久性、十分な
飛距離を有する。
示す断面図である。
概略図である。
パワースペクトルである。
パワースペクトルである。
パワースペクトルである。
Claims (1)
- 【請求項1】 センターに糸ゴムを巻き付けた糸ゴム球
を内層カバーと外層カバーとからなる2層カバーで被覆
してなる糸巻きゴルフボールにおいて、内層カバーが酸
含有率15重量%以下のアイオノマー樹脂からなり、外
層カバーがショアD硬度43〜53の樹脂からなること
を特徴とする糸巻きゴルフボール。
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