JPH08331708A - 金属閉鎖形スイッチギヤ - Google Patents

金属閉鎖形スイッチギヤ

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JPH08331708A
JPH08331708A JP7137639A JP13763995A JPH08331708A JP H08331708 A JPH08331708 A JP H08331708A JP 7137639 A JP7137639 A JP 7137639A JP 13763995 A JP13763995 A JP 13763995A JP H08331708 A JPH08331708 A JP H08331708A
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JP
Japan
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circuit breaker
unit
main circuit
chamber
metal
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JP7137639A
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English (en)
Inventor
Yuichi Sakurada
雄一 櫻田
Masahiko Oishi
正彦 大石
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】組立時間を短縮し、外形が小形で、保守・点検
の容易な金属閉鎖形スイッチギヤを得ること。 【構成】母線室3の上に遮断器室2を重ね、この遮断器
室2の上にケーブル室4を重ねる。母線室3の天井部に
は、主回路断路部7Bを貫設し、母線室3の床には碍子
12を固定して、この碍子12の上に横母線6を固定し、こ
の横母線6と主回路断路部7Bを導体19で接続する。遮
断器室2には、遮断器枠14をローラ2cを介して引出自
在に収納し、この遮断器枠14に真空バルブ15を収納す
る。各真空バルブ15の上下にはU字状の支え端子を固定
し、この支え端子にブレード11の基端を支軸を介して設
ける。各ブレード11は、遮断器室2に収納した主回路断
路部操作機構によって上下の主回路断路部7A,7Bに
投入・断路させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属閉鎖形スイッチギ
ヤに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の金属閉鎖形スイッチギヤ
の一例を示す右側面図で、真空遮断器が2段積の給電盤
の場合を示す。図11において、箱体31の中央部には、こ
の箱体31を前後に仕切る仕切り31aが設けられ、この仕
切り31aの図示左側となる前方に遮断器室32を上下に形
成し、仕切り31aの後方にケーブル室34A,34Bを形成
し、仕切り31aの中央の後部に母線室33を形成してい
る。
【0003】このうち、遮断器室32の内部には、引出形
の真空遮断器35がローラを介して引出自在に収納され、
上部側の遮断器室32の更に上部には、制御回路断路部46
が設けられ、この制御回路断路部46の上方の箱体31の上
面に対して、前面扉付の制御回路ユニット45Aが載置さ
れている。
【0004】一方、下側の遮断器室32の内部には、上端
前方に制御回路ユニット45Bが収納され、この制御回路
ユニット45Bの下面に対して、制御回路断路部46が取り
付けられている。
【0005】上下の遮断器室32と制御回路ユニット45
A,45Bの前面には、扉がそれぞれ設けられ、制御回路
ユニット45A,45Bの扉には、計器や操作スイッチなど
が取り付けられている。箱体31の後面には、背面扉31b
が取り付けられている。
【0006】上下の遮断器室32の後方には、一対の主回
路断路部41が仕切り31aに対して上下に貫設され、これ
らの主回路断路部41の軸心に埋設された図示しない中心
導体の前端には、各真空遮断器35の後部から後方に突設
された主回路接触部が図11においては嵌合している。
【0007】母線室33には、仕切り31aの後面に上下に
取り付けられた碍子の背面に対して、三相分の横母線36
が紙面直行方向に配設されている。このうち、下端に位
置する横母線36の下面には、略コ字状に形成された導体
の上端が接続され、この導体の下端は、下側の真空遮断
器35の上極側に接続された主回路断路部41の後端に接続
されている。
【0008】一方、下端に位置する横母線36の上面に
は、大形のコ字状に形成された導体の下端が接続され、
この導体の上端は、上段に収納された真空遮断器35の下
極側が接続された主回路断路部41の後端に接続されてい
る。
【0009】各横母線36は、箱体31の側面に設けられた
図示しない開口部に固定された絶縁板を貫通する導体を
介して、箱体31の左右に隣設された給電盤の横母線に接
続されている。
【0010】箱体31のケーブル室34Aの上部には、変流
器39が図示しない取付金物を介して固定され、この変流
器39の前側の端子は、上側の真空遮断器35の上極が接続
された主回路断路部41の後部端子に導体で接続されてい
る。
【0011】変流器39の後方には、碍子42が図示しない
取付金物を介して箱体31に支えられ、この碍子42の下面
に後部を支持された導体の前端は、変流器39の後部端子
に接続されている。
【0012】母線室33の後面下部にも、変流器39が縦に
取り付けられている。この変流器39の下部端子は、略L
字形に形成された導体37を介して、下側の真空遮断器35
の下極が接続された主回路断路部41の後端に接続されて
いる。
【0013】ケーブル室34Bの上端には、碍子42が垂設
され、この碍子42の下端面には、略J字状に形成された
導体の上端面が固定され、この導体の前側の下端は、変
流器39の上部端子に接続されている。
【0014】ケーブル室34Aの下部とケーブル室34Bの
後端下部には、貫通形の零相変流器40が横に固定されて
いる。これらの零相変流器40の上方には、ケーブル支え
47が固定され、これらのケーブル支え47には、箱体31が
設置された床面に形成された図示しないピットから立ち
上げられた高圧架橋ポリエチレンケーブル38が支えられ
ている。これらのケーブル支え47で支えられた各ケーブ
ルの上端は、端末処理された後、圧縮端子48を介して、
前述した碍子42に支えられた導体の後部下端に接続され
ている。
【0015】ケーブル室34Bの下部には、零相変流器40
の前方下部に対して、接地母線43が紙面直行方向に配設
されている。また、箱体31の天井部の中央には、排気口
が形成され、この排気口の上部には、排気部44が突設さ
れている。
【0016】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、横母線36は、給電盤を構成する複数の
箱体31に隣設された受電盤に接続され、各高圧架橋ポリ
エチレンケーブル38には、図示しない電動機などの負荷
が接続される。
【0017】したがって、これらの負荷は、上下の真空
遮断器35の投入・開極によって起動・停止され、万一、
負荷側に相間短絡や接地事故が発生した場合には、真空
遮断器の開極動作によって、電源側から切り離される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された金属閉鎖形スイッチギヤにおいては、真空遮
断器35と変流器39及びこの変流器39と高圧架橋ポリエチ
レンケーブル38を接続する導体の数が増えるので、これ
らの導体の配設作業に時間がかかるだけでなく、導体を
配設するための空間も広く必要となり、それだけ箱体が
大形化する。
【0019】しかも、これらの導体の接続部の数が増え
るので、これらの接続部に締め付けられたボルトの緩み
を点検するための保守に時間がかかり、ボルトによる締
結部が増えるために、導体の接続信頼性も低下する。
【0020】したがって、このように構成された金属閉
鎖形スイッチギヤでは、都市のビルに設置されて所要設
置床面積が限られた受電設備や、保守点検の省力化が要
請され、メインテナスフリーを要請される受電設備のユ
ーザには採用できない。そこで、本発明の目的は、組立
が容易且つ外形を小形化でき、保守点検を省力化するこ
とのできる金属閉鎖形スイッチギヤを得ることである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
金属閉鎖形スイッチギヤは、下段に設置され内部に母線
が横設され天井部に下部主回路断路部が縦貫された母線
ユニットと、この母線ユニットの上部に載置され内部に
収納された遮断器枠の下部に下部主回路断路部に投入さ
れる下部ブレードが垂設され上部に上部ブレードが立設
され、この上部ブレードと下部ブレードを操作する主回
路断路操作機構が収納された中間ユニットと、この中間
ユニットの上部に載置され、下端に上部ブレードが投入
される上部主回路断路部が縦貫された上段ユニットを備
えたことを特徴とする。
【0022】なお、遮断器枠に母線接地装置を収納して
もよく、遮断器枠に真空遮断器を収納してもよく、上段
ユニットに、上部主回路断路部を介して真空遮断器に接
続される導体が貫通する変流器を収納してもよい。
【0023】また、母線ユニット及び上段ユニットに前
面扉を設け、母線ユニット及び中間ユニット並びに上段
ユニットに背面扉を設け、下部主回路断路部及び上部主
回路断路部並びに真空遮断器の真空バルブを前後方向に
配設してもよく、さらに、遮断器枠に計器用変圧器を収
納してもよく、母線ユニット及び中間ユニット並びに上
段ユニットの箱体を絶縁成形品で形成し、この絶縁成形
品の外周に接地層を形成してもよい。
【0024】
【作用】このような手段を備えた金属閉鎖形スイッチギ
ヤにおいては、中間ユニットは、主回路断路部操作機構
で動作する下部ブレードが下部主回路断路部に投入され
ることで、下部ユニットに接続され、同じく主回路断路
部操作機構で下部ブレードと同時に動作する上部ブレー
ドが上部主回路断路部に投入されることで、上部ユニッ
トに接続される。なお、各ユニットの箱体を絶縁成形品
とすることで、各相の充電部と箱体間の絶縁距離が短縮
され、箱体の外形が更に小形化される。
【0025】
【実施例】以下、本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの一
実施例を図面を参照して説明する。図1は、本発明の金
属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施例を示す右側面図
で、従来の技術で示した図11に対応し、この図11と同様
に給電盤の場合を示す。但し、真空遮断器は一段積で、
横母線は下端に配設され、ケーブルは上端から引き込ま
れる。
【0026】図1において、箱体1は、下段の母線室3
と、中段の遮断器室2と、上段のケーブル室4の積み重
ねで構成されている。このうち、母線室3の前面には、
前面扉3aが設けられ、母線室3の背面には、背面扉3
bが設けられて、図11で示した箱体と同様に前後面保守
形となっている。
【0027】同様に、遮断器室2の前面には前面板2a
が、遮断器室2の背面には背面扉2bが設けられ、ケー
ブル室4の前面には、前面扉4aが、ケーブル室4の背
面には背面扉4bが設けられている。
【0028】このうち、下段の母線室3の底面には、三
相分の碍子12が紙面直行方向に所定の間隔で立設されて
いる。これらの碍子12の上端面には、母線室3の下部を
紙面直行方向に配設された横母線6がそれぞれ図示しな
い固定金物を介して固定されている。後端の碍子12の更
に後方には、接地母線13が紙面直行方向に配設され、図
示しない取付金物で母線室3に固定されている。
【0029】母線室3の天井板と遮断器室2の底板に
は、軸心に中心導体が貫通した主回路断路部7Bが前部
と中央部と後部に縦に貫設され、これらの主回路断路部
7Bは、中央部に環状に形成されたフランジ部のボルト
穴に挿入された図示しないボルトによって母線室3の天
井板に固定されている。各主回路断路部7Bの下端と横
母線6は、導体19で接続されている。
【0030】遮断器室2の内部には、図2及び図3で詳
細後述する真空遮断器5が前方から引出自在に挿入され
ている。この真空遮断器5の前端には、前述した前面板
2aが固定され、この前面板2aの中央部には、詳細後
述する手動操作用の操作ハンドル18が貫設されている。
また、前面板2aの両側には、真空遮断器5を保守点検
するためにこの真空遮断器5を遮断器室2から引き出す
一対の取手17が突設されている。
【0031】遮断器室2の天井板とケーブル室4の床板
には、主回路断路部7Bと同一品の主回路断路部7Aが
主回路断路部7Bの軸心線上に対称的に縦に貫設され、
これらの主回路断路部7Aの上端には、圧縮端子8aが
それぞれ固定されている。
【0032】ケーブル室4の中央部には、一対の貫通形
の変流器9が対称的に設けられ、これらの変流器9の上
方には、零相変流器10が固定されている。遮断器室2の
両側には、真空遮断器5の遮断器枠14の両側面に形成さ
れた溝部に嵌合するローラ2cが内部に突設されてい
る。
【0033】ケーブル室4の天井部の下面には、破線で
示すケーブル支え40が三相分取り付けられ、これらのケ
ーブル支え40には、ケーブル室4の上方からこのケーブ
ル室4に引き込まれた負荷側の高圧架橋ポリエチレンケ
ーブル8が支えられている。
【0034】これらの高圧架橋ポロエチレンケーブル8
は、零相変流器10を貫通し、第1相と第3相は、中間部
の変流器9を更に貫通して、下端に圧着された圧着端子
8aを介して主回路断路部7Aの上端に接続されてい
る。ケーブル室4の前面扉4aには、継電器ユニット28
が取り付けられている。
【0035】図2は、前述した真空遮断器5を上面から
見た図、図3は、図2の前面図で、図1で示した真空遮
断器5の拡大詳細図を示す。図2及び図3において、内
部に真空バルブ15を収納し固定する遮断器枠14は、注型
による絶縁樹脂で製作されている。この遮断器枠14の両
側の中央部には、図1で示したローラ2cが嵌合する溝
14aが注型時に形成されている。前面板2aは、遮断器
枠14の前端に形成された図示しないフランジ部に対し
て、ボルトで固定されている。
【0036】遮断器枠14の内部には、図2で示す真空バ
ルブ15の手前側(すなわち、遮断器室2の前面側から見
ると右側)に対して、図示しない絶縁材の軸受支え板が
縦設されている。この軸受支え板には、詳細省略した主
回路断路部駆動機構16が以下説明するように取り付けら
れている。
【0037】すなわち、前述した軸受支え板には、各真
空バルブ15の上端に取り付けられた詳細を図4の部分分
解斜視図で示すU字状の支え端子16bに貫挿された主軸
16cが上部に貫設されている。同様に、各真空バルブ15
の下端に取り付けられた支え端子16bに貫挿された主軸
16cも対称的に貫設されている。
【0038】これらの支え端子16bには、ブレード11の
基端が図示しない菊形の複数枚の導電板ばね22を介して
挿入され、各ブレード11の基端には、前述した主軸16c
が貫通し各ブレード11の基端は、各主軸16cにろう付け
されている。
【0039】上下の主回路断路部には、図5(a)にお
いてはU字状で、図5(a)の右側面図においてはL字
状の溝7aが形成されている。この溝7aの内側には、
接触板として長方形のマルチラムバンド7bが挿着され
ている。
【0040】このマルチラムバンド7bは、帯板状のベ
リリウム銅板に対して複数の溝が形成され、表面には、
銀めっきが施されている。各溝部の間に形成された接触
部は斜めにプレス加工され、端面は弧状に湾曲されて、
ブレード11の投入時において、このブレード11が円滑に
且つ所定の接触圧力と接触面積で嵌合されるようになっ
ている。
【0041】各主軸16cの中間部には、図4で示す歯付
プーリ16aがキーを介して圧入され固定されている。上
下の各主軸16cに圧入された歯付プーリ16aには、タイ
ミングベルト24が巻装されている。この結果、上下の各
主軸16cは、タイミングベルト24と歯付ベルト24を介し
て同時に駆動可能となっている。
【0042】図3において、上部左側に貫設された支軸
16cの図2において前方(すなわち、遮断器室2の前面
側から見ると右側)には、図示しない取付ベースに固定
されたモータ25が図4で示すように連結されている。
【0043】また、左側に貫設された支軸16cの後部に
は、図示しない歯付プーリが更に圧入され、この上下の
歯付プーリには、図示しないタイミングベルトがクロス
に巻き付けられている。
【0044】さらに、左側の下部に貫設された支軸16c
には、図示しない連結軸の片側が連結され、この連結軸
の他側は、操作ハンドル18の後端に連結されている。こ
のように構成された金属閉鎖形スイッチギヤにおいて
は、真空遮断器5を自動で投入または開極するときに
は、モータ25を駆動することによって、左端上部の支軸
16cを駆動し、この支軸16cの回転によって、各相の支
軸16cを回転させて各ブレード11を投入し開極する。
【0045】また、真空遮断器5を手動で投入または開
極するときには、図2及び図3で示した操作ハンドル8
の前端に図示しないハンドルを挿入し、右回転又は左回
転させることで、図3で示した下側左端の支軸16cを左
右に回転させる。
【0046】すると、この支軸16cと上側前端の支軸に
圧入されたプーリにクロスに巻装された歯付ベルトによ
って上側の支軸16cも回転し、上下の各ブレード11は、
図5(b)の矢印に示すように投入又は開極される。
【0047】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、組立は、遮断器2と母線室3及びケー
ブル室4をユニットとして個別に組み立てた後、図1に
示すように上下に重ねられる。重ねられた上下のユニッ
トは、隣接した天井板と底板がボルトで締め付けられ
る。
【0048】このうち、母線室3の組立は、主回路断路
部7Bを図6に示すように天井部に貫設・固定し、ケー
ブル室4の組立は、主回路断路部7Aを底板に対して図
7に示すように貫設・固定する。これらの作業は、すべ
て、箱体を作業台の上に載せて行う。
【0049】また、従来の技術で示した図11の導体と比
べて、接続導体は、図1及び図6に示すように母線室3
の天井部に貫設された主回路断部7Bと下端の碍子12の
上端を結ぶ導体19と、この導体19の下端に接続され図1
において紙面直行方向に横設される横母線6だけとなる
ので、ユニット単体の状態において導体の配設作業が完
了し、組立作業を大幅に短縮することができる。
【0050】また、各真空バルブ15を箱体の前面から見
て前後に配置することで、図2で示すように箱体の幅を
大幅に短縮することができるので、金属閉鎖形スイッチ
ギヤの設置床面積を大幅に減らすことができる。
【0051】次に、図8は、本発明の金属閉鎖形スイッ
チギヤの第2の実施例を示す右側面図で、第1の実施例
で示した図1に対応し、負荷側の接続導体が平角銅線の
場合を示す。
【0052】この場合には、遮断器室2の上部には、負
荷側の導体室4Aが形成される。そのため、この導体室
4Aの中央には、図1の母線室3の底板に固定された碍
子取付板12aと同一品の碍子取付板12aが取り付けら
れ、各碍子12は、碍子取付板12aの側面に取り付けられ
ている。したがって、母線室3の底板に固定された碍子
ユニットがそのまま取り付けられている。
【0053】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいても、導体室4Aの組立作業は、作業台の上
面に外箱を載置し作業性のよい姿勢で行うことができる
ので、組立時間を短縮することができる。
【0054】図9は、本発明の金属閉鎖形スイッチギヤ
の第3の実施例を示す右側面図で、図1及び図8に対応
する図である。図9は、母線接地装置が収納された場合
を示し、遮断器枠14の内部には、真空バルブの代りにこ
の真空バルブと外形が同一の銅管20が固定されている。
この銅管20の上端と下端に対して、図5で示した支え端
子16bと同一品の支え端子16bやブレード11が組み込ま
れている。図2,図3及び図4で示した主回路断路部操
作機構16と同一品の主回路断路部操作機構16が同様に組
み込まれている。
【0055】一方、上側の主回路断路部7Aの上端に
は、L字形の導体の下端が接続され、この導体の上面に
は、大きくL字形に形成された導体21の上部が短絡接続
され、この導体21の下端は、母線室13の下部後端に設け
られた接地母線13に接続されている。
【0056】このように構成された金属閉鎖形スイッチ
ギヤにおいては、隣接された給電盤の内部を点検する場
合には、図1〜図7で示した真空遮断器5と同様に、電
動又は手動で主回路操作機構16を駆動して、主回路を接
地母線13に接地する。
【0057】この場合に使われる上段・中段及び下段の
箱体は、図1で示した遮断器室2,母線室3及びケーブ
ル室4をそのまま流用でき、遮断器室2に収納される遮
断器枠14も同様となるので、組立の互換性があり、組立
作業の効率を上げることができる。
【0058】図10は、真空遮断器の代りに、計器用変圧
器を収納した金属閉鎖形スイッチギヤの場合を示し、図
1においてケーブル室4となる最上段は、空箱26となっ
ており、中央の計器用変圧器室27には、遮断器枠14が収
納され、この遮断器枠14の内部に破線で示す計器用変圧
器23が収納されている。
【0059】計器用変圧器室27には、下側の母線室3の
天井部に貫設された主回路断路部7Bだけが下端に突き
出ており、この主回路断路部7Bの上端に対して入・切
されるブレード11が設けられている。この場合にも、図
9で示した金属閉鎖形スイッチギヤと同様に、上・中・
下段の箱体とも、また、遮断器枠14も共用で、組立の互
換性がある。
【0060】
【発明の効果】以上、本発明の金属閉鎖形スイッチギヤ
によれば、下段に設置され内部に母線が横設され天井部
に下部主回路断路部が縦貫された母線ユニットと、この
母線ユニットの上部に載置され内部に収納された遮断器
枠の下部に下部主回路断路部に投入される下部ブレード
が垂設され上部に上部ブレードが立設され、この上部ブ
レードと下部ブレードを操作する主回路断路操作機構が
収納された中間ユニットと、この中間ユニットの上部に
載置され、下端に上部ブレードが投入される上部主回路
断路部が縦貫された上段ユニットを備えることで、主回
路断路部操作機構で動作する下部ブレードを下部主回路
断路部に投入して中間ユニットを下部ユニットに接続
し、同じく主回路断路部操作機構で下部ブレードと同時
に動作する上部ブレードが上部主回路断路部に投入され
ることで、上部ユニットに接続したので、組立が容易且
つ外形を小形化でき、保守点検を省力化することのでき
る金属閉鎖形スイッチギヤを得ることである。
【0061】なお、各ユニットの箱体を絶縁成形品とす
ることで、各相の充電部と箱体間の絶縁距離が短縮さ
れ、箱体の外形を更に小形化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施
例を示す右側面図。
【図2】図1の部分平面図。
【図3】図2の前面図。
【図4】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施
例を示す部分分解斜視図。
【図5】(a)は、本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの
第1の実施例の部分拡大図、(b)は、(a)の右側面
図。
【図6】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施
例の部分詳細図。
【図7】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第1の実施
例の図6と異なる部分詳細図。
【図8】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第2の実施
例を示す右側面図。
【図9】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第3の実施
例を示す右側面図。
【図10】本発明の金属閉鎖形スイッチギヤの第4の実
施例を示す右側面図。
【図11】従来の金属閉鎖形スイッチギヤの一例を示す
右側面図。
【符号の説明】
1…箱体、2…遮断器室、3…母線室、4…ケーブル
室、5…真空遮断器、6…横母線、7A,7B…主回路
断路部、8…高圧架橋ポリエチレンケーブル、9…変流
器、10…零相変流器、11…ブレード、12…碍子、13…接
地母線、14…遮断器枠、15…真空バルブ、16…主回路断
路部操作機構、16a…歯付プーリ、16b…支え端子、16
c…主軸、17…取手、18…操作ハンドル、19,21…導
体、20…銅管、22…導電板ばね、24…タイミングベル
ト、25…モータ、26…空箱、27…計器用変圧器、28…継
電器ユニット。
フロントページの続き (72)発明者 大石 正彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下段に設置され内部に母線が横設され天
    井部に下部主回路断路部が縦貫された母線ユニットと、
    この母線ユニットの上部に載置され内部に収納された遮
    断器枠の下部に前記下部主回路断路部に投入される下部
    ブレードが垂設され上部に上部ブレードが立設され、こ
    の上部ブレードと前記下部ブレードを操作する主回路断
    路操作機構が収納された中間ユニットと、この中間ユニ
    ットの上部に載置され、下端に前記上部ブレードが投入
    される上部主回路断路部が縦貫された上段ユニットを備
    えた金属閉鎖形スイッチギヤ。
  2. 【請求項2】 前記遮断器枠に母線接地装置を収納した
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属閉鎖形スイッチ
    ギヤ。
  3. 【請求項3】 前記遮断器枠に真空遮断器を収納したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の金属閉鎖形スイッチギ
    ヤ。
  4. 【請求項4】 前記上段ユニットに、前記上部主回路断
    路部を介して前記真空遮断器に接続される導体が貫通す
    る変流器を収納したことを特徴とする請求項3に記載の
    金属閉鎖形スイッチギヤ。
  5. 【請求項5】 前記母線ユニット及び前記中間ユニット
    並びに前記上段ユニットに前面扉を設け、前記母線ユニ
    ット及び前記中間ユニット並びに前記上段ユニットに背
    面扉を設け、前記下部主回路断路部及び前記上部主回路
    断路部並びに前記真空遮断器の真空バルブを前後方向に
    配設したことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載
    の金属閉鎖形スイッチギヤ。
  6. 【請求項6】 前記遮断器枠に計器用変圧器を収納した
    ことを特徴とする請求項1に記載の金属閉鎖形スイッチ
    ギヤ。
  7. 【請求項7】 前記母線ユニット及び前記上段ユニット
    の箱体を絶縁成形品で形成し、この絶縁成形品の外周に
    接地層を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の金属閉鎖形スイッチギヤ。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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