JPH0833044A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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Publication number
JPH0833044A
JPH0833044A JP6162017A JP16201794A JPH0833044A JP H0833044 A JPH0833044 A JP H0833044A JP 6162017 A JP6162017 A JP 6162017A JP 16201794 A JP16201794 A JP 16201794A JP H0833044 A JPH0833044 A JP H0833044A
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JP
Japan
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unit
electric field
reception
channel
field strength
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Application number
JP6162017A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Tanaka
洋明 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用中のチャネルが他の無線通信装置で使用
されているチャネルにより妨害され、同期ワードの受信
ができなくなって通信が途絶えることを防止することが
できる無線通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 受信電界強度検知部27は、使用中の受信ス
ロットの予め決められた前後の妨害波検知区間におい
て、使用中の受信周波数と同一の周波数を有する妨害波
の受信電界強度を検知する。制御部26は、受信スロッ
トの立ち下がりから妨害波の立ち上がりまでの時間をタ
イミング記憶部31に記憶させる。タイミング記憶部3
1は、妨害波の受信電界強度のレベルが妨害波検知レベ
ル以上であり、かつその妨害波が受信スロットに近づい
ている場合に、通信チャネルを移動するように指示す
る。それにより、制御部26が通信チャネルを予め検知
した空きチャネルに移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割多重(TDM
A)方式で通信を行う無線通信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル無線電話装置およびデジ
タルコードレス電話の両機能を併有した無線電話装置が
使用されるようになってきた。以下、図面を参照しなが
ら時分割多重方式を用いた従来の無線電話装置の一例に
ついて説明する。
【0003】図7は従来の無線電話装置の親機のブロッ
ク図である。図7において、制御部1は親機の全体を制
御する。電話回線網インターフェース部2は、電話回線
網とのインターフェースを行う。アンテナ部13は、無
線信号を送受信する。受信部3は、時分割多重方式で多
重化された無線信号の復調を行う。送信部4は、時分割
多重方式で多重化された無線信号の変調を行う。多重分
離部5は、受信部3により復調された信号からフレーム
同期信号を検出し、復調された信号を音声データ、制御
データ等の信号に分離する。多重化部6は、音声デー
タ、制御データ等の信号を多重化して送信部4に送出す
る。受信電界強度検知部14は、アンテナ部13を介し
て受信部3で受信された無線信号の受信電界の強度を検
知する。
【0004】スロット切換部7は、多重分離部5および
多重化部6に接続され、多重化された信号から必要なス
ロットのデータを取り出し、制御部1に出力する。切換
部8は、スロット切換部7および電話回線網インターフ
ェース部2のいずれを使用するかを経路によって切換え
る。音声処理部9は、切換部8に対して音声データの入
出力を行う。マイク部10は、音声処理部9に接続さ
れ、音声の入力を行う。スピーカー部11は、音声処理
部9に接続され、音声の出力を行う。操作部12は、外
部からの操作信号を入力する。
【0005】図8は従来の無線電話装置の子機のブロッ
ク図である。図8において、制御部15は子機の全体を
制御する。アンテナ部25は、無線信号を送受信する。
受信部16は、時分割多重方式で多重化された無線信号
の復調を行う。送信部17は、時分割多重方式で多重化
された無線信号の変調を行う。多重分離部18は、受信
部16により復調された信号からフレーム同期信号を検
出し、復調された信号を音声データ、制御データ等の信
号に分離する。多重化部19は、音声データ、制御デー
タ等の信号を多重化して送信部17に送出する。
【0006】スロット切換部20は、多重分離部18お
よび多重化部19に接続され、多重化された信号から必
要なスロットのデータを取り出し、制御部15に出力す
る。音声処理部21は、スロット切換部20に対して音
声データの入出力を行う。マイク部22は、音声処理部
21に接続され、音声の入力を行う。スピーカー部23
は、音声処理部21に接続され、音声の出力を行う。操
作部24は、外部からの操作信号を入力する。
【0007】次に、上記の従来の無線電話装置の動作を
説明する。ここでは、図7に示す親機が図8に示す子機
を呼出し、通信が開始されるときの親機および子機の動
作を説明する。
【0008】図7の親機において、電話回線(公衆回
線)からの着呼あるいは操作部12から入力された子機
の呼出し命令を制御部1が検知すると、子機の呼出しの
シーケンスが開始される。
【0009】まず、制御部1は、予め用意された複数の
制御チャネル用の周波数の1つを選び出し、受信部3の
受信周波数をその周波数に設定する。無線信号の受信が
開始されると、受信電界強度検知部14が受信電界強度
を検出し、検出した強度を示す信号を制御部1に出力す
る。制御部1は、受信電界強度検知部14からの信号に
基づいて、受信電界強度が予め決められた値を越えてい
るか否かによって空きチャネルの判定を行う。受信電界
強度が予め決められた値を越えていた場合、制御部1
は、再び、予め用意された複数の制御チャネル用の周波
数の1つを選び出し、制御チャネル用の空きチャネルの
検知を繰り返す。
【0010】このようにして、空きチャネルが見つかる
と、制御部1は子機の呼出しを指示する呼出し制御信号
をスロット切換部7に出力する。スロット切換部7は、
その呼出し制御信号を適当なスロットに割当て、多重化
部6に出力する。多重化部6は、呼出し制御信号にフレ
ーム同期信号を付加して送信データのフォーマットを整
え、その送信データを送信部4に出力する。送信部4
は、送信データを変調して無線信号を生成し、その無線
信号をアンテナ13に出力する。それにより、子機の呼
出しのための無線信号が送信される。このとき、送信部
4で生成される無線信号の周波数は、先に制御部1によ
り検知された制御チャネル用の空きチャネルの周波数に
設定される。
【0011】図8の子機は、電源が投入されると、受信
待ち状態になる。子機が受信待ち状態にあるとき、制御
部15は予め用意された複数の制御チャネル用の周波数
の1つを選び出し、受信部16の受信周波数をその周波
数に設定する。受信部16は、設定された受信周波数の
無線信号を受信し、復調信号を多重分離部18に出力す
る。多重分離部18は、フレーム同期信号の位置に基づ
いて復調信号から音声データ、制御データ等の信号を取
り出し、それらをスロット切換部20に出力する。
【0012】スロット切換部20は、多重分離部18か
ら受け取った信号のうち制御データを制御部15に出力
する。制御部15は、ある一定時間同一周波数の無線信
号を受信し、その間に親機からの呼出し制御信号を見つ
けることができなかった場合に、再び、予め用意された
複数の制御チャネル用の周波数の1つを選び出し、受信
部16の受信周波数をその周波数に設定する。このよう
にして、制御部15は、受信周波数を切り換えながら親
機からの呼出し制御信号の検出を繰り返す。
【0013】受信周波数を切り換えながら親機からの呼
出しを待っているときに、親機が呼出しを開始し、親機
からの呼出し制御信号が検出されると、制御部15は、
呼出し応答のシーケンスを開始する。それにより、制御
部15は、呼出し応答の制御信号(以下、呼出し応答信
号と呼ぶ)をスロット切換部20に出力する。スロット
切換部20は、呼出し制御信号に対応する送信用のスロ
ットに呼出し応答信号を割当て、多重化部19に出力す
る。
【0014】多重化部19は、呼出し応答信号にフレー
ム同期信号等を付加して送信データのフォーマットを整
え、その送信データを送信部17に出力する。送信部1
7は、送信データを変調して無線信号を生成し、それを
アンテナ部25に出力する。それにより、呼出し応答の
ための無線信号が送信される。このとき、送信部17で
生成される無線信号の周波数は、制御部15が呼出し制
御信号を検知した際の受信周波数と同一に設定される。
【0015】図7の親機が子機の呼出しを開始すると、
制御部1は呼出し制御信号を送信した送信周波数および
送信スロットに対応する受信周波数および受信スロット
のデータを受信するように、受信部3およびスロット切
換部7を設定し、子機からの呼出し応答信号を待つ。
【0016】ここで、子機からの呼出し応答信号が受信
されると、制御部1は、上述した制御チャネル用の空き
チャネルの検知の場合と同様にして、通話チャネル用の
空きチャネルの検知を行い、通話チャネルを決定する。
そして、子機の呼出しに用いた制御チャネルで、通話チ
ャネルの周波数およびスロットの情報を子機に送信し、
送受信の周波数およびスロットを受信チャネルに切り換
えて、子機からの応答を待つ。その後、子機からの通話
チャネル切換応答信号を受け取ると、制御部1は、引続
いて音声データの通信を開始する。
【0017】図8の子機は、親機に呼出し応答信号を送
信した後、引続き親機からの呼出し制御信号を受信した
周波数およびスロットで親機からの通話チャネルの指定
を待っている。親機から通話チャネルを指定する制御信
号を受信すると、制御部15は、指定された通話チャネ
ルで送受信を行うように、受信部16、送信部17およ
びスロット切換部20を設定し、新たに設定された通話
チャネル上で親機に通話チャネル切換応答信号を送信
し、引続いて音声データの通信を開始する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
従来の無線電話装置においては、同一の周波数を用いて
通信を行っている2組の親機および子機が存在した場
合、親機どうしの同期は取られていない。そのため、親
機内に設けられた送受信のタイミングを決定する基準ク
ロックが微妙にずれていると、時間とともに2組の親機
および子機の通信に用いられている通信スロットの相対
的な時間差が変化していく。したがって、通信に先立っ
てそれぞれ検出された空きチャネルを利用して2組の親
機および子機が別個に通信を行っていても、やがて両者
の通信スロットに重なり部分が生じ始め、その瞬間から
同期ワードの受信が困難になり、突然通話が途絶えると
いう問題があった。
【0019】本発明は、使用中のチャネルが他の無線通
信装置で使用されているチャネルにより妨害され、同期
ワードの受信ができなくなって通信が途絶えることを防
止することができる無線通信装置を提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、第1の発明に係る無線通信装置は、受信電界
強度検知手段および通信チャネル移動手段を備える。受
信電界強度検知手段は、使用中の受信スロットの予め決
められた前後の区間において使用中の受信周波数と同一
の周波数を有する信号の受信電界強度を検知する。通信
チャネル移動手段は、受信電界強度検知手段により検知
された受信電界強度に基づいて通信チャネルの移動を行
う。
【0021】また、第2の発明に係る無線通信装置は、
第1の発明に係る無線通信装置の構成において、受信電
界強度検知手段により検知された受信電界強度のレベル
が予め決められたレベル以上にあり、かつ使用中の受信
周波数と同一の周波数を有する信号が受信スロットに近
づきつつある場合に、通信チャネル移動手段が通信チャ
ネルの移動を行うことを特徴とする。
【0022】さらに第3の発明に係る無線通信装置は、
第1の発明に係る無線通信装置の構成において、通信チ
ャネル移動手段が、受信電界強度検知手段により検知さ
れた受信電界強度のレベルが増加傾向にある場合に通信
チャネルの移動を行うことを特徴とする。
【0023】
【作用】第1〜第3の発明に係る無線通信装置において
は、使用中の受信スロットの予め決められた前後の区間
において使用中の受信周波数と同一の周波数を有する信
号の受信電界強度が検知され、検知された受信電界強度
に基づいて通信チャネルの移動が行われる。したがっ
て、使用中の周波数と同一の周波数を利用して通信を行
っている他の無線通信装置が近くに存在しても、同期ワ
ードの受信ができなくなって通信が途絶えることはな
い。
【0024】第2の発明に係る無線通信装置において
は、検出された受信電界強度のレベルが予め決められた
レベル以上にあり、かつ使用中の受信周波数と同一の周
波数を有する信号が受信スロットに近づきつつある場合
に、その信号を妨害波とみなして通信チャネルの移動が
行われる。
【0025】第3の発明に係る無線通信装置において
は、検出された受信電界強度のレベルが増加傾向にある
場合に、使用中の受信周波数と同一の周波数を有する信
号を妨害波とみなして通信チャネルの移動が行われる。
【0026】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例における無線電
話装置の親機のブロック図である。図1において、図7
と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
【0027】図1の親機は、図7の親機における制御部
1、受信電界強度検知部14および多重化部6の代わり
に制御部26、受信電界強度検知部27、移動チャネル
コード生成部28、多重化部29およびスイッチ部30
を含む。第1の実施例では、制御部26およびタイミン
グ記憶部31が通信チャネル移動手段として働く。
【0028】制御部26は、子機からのチャネル移動要
求信号を認識し、チャネル移動を行う。受信電界強度検
知部27は、使用中のチャネル上での通信が困難になっ
た場合の移動先の空きチャネルの検知を行うために、制
御部26により予め決められた受信スロットの前後の区
間において、使用中の受信周波数と同一の周波数を有す
る信号の受信電界強度を検知する。移動チャネルコード
生成部28は、制御部26から与えられる移動先のチャ
ネル情報を移動先のチャネルデータ(移動チャネルコー
ド)に変換する。多重化部29は、フレーム同期信号、
音声データおよびチャネルデータを多重化し、送信部4
へ送出する。スイッチ部30は、受信電界強度検知部2
7のスイッチングを行う。タイミング記憶部31は、受
信電界強度の変化点を記憶する。
【0029】図2は本発明の第1の実施例における無線
電話装置の子機のブロック図である。図2において、図
8と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を
省略する。
【0030】図2の子機は、図8の子機における制御部
15および多重分離部18の代わりに制御部32および
多重分離部33を含む。制御部32は、図2の子機の全
体の制御を行う。多重分離部33は、受信部16により
復調された信号からフレーム同期信号に基づいて音声デ
ータおよびチャネルデータを分離して出力する。
【0031】次に、図1の親機および図2の子機の動作
を説明する。図1の親機において、制御チャネル用の空
きチャネルの検知、子機への呼出し制御信号の送信、子
機からの呼出し応答信号の受信、通話チャネルの決定お
よび通話チャネルを指定する制御信号の子機への送信ま
での動作は、図7の親機における動作と同様である。ま
た、図2の子機において、親機からの呼出し制御信号の
受信、親機への呼出し応答信号の送信、親機からの通話
チャネルを指定する制御信号の受信および親機へのチャ
ネル切換応答信号の送信までの動作は、図8の子機の動
作と同様である。
【0032】図1の親機において、制御部26は、子機
からのチャネル切換応答信号を待ちながら、当該親機が
現在使用している通話チャネルの使用スロット以外の空
き時間において通話チャネル用の空きチャネルの検知を
開始する。すなわち、子機からのチャネル切換応答信号
を待っている通話チャネル以外の空き時間において、制
御部26は、複数の通話チャネル用の周波数の1つを選
び出し、受信部3の受信周波数を設定する。受信が開始
されると、受信電界強度検知部27が受信電界強度を検
知する。
【0033】制御部26は、受信電界強度検知部27か
らの信号に基づいて、受信電界強度が予め決められた値
を越えているか否かによって空きチャネルの検知を行
う。受信電界強度が予め決められた値を越えていた場
合、制御部26は、再び、予め用意された複数の通話チ
ャネル用の周波数の1つを選び出し、空きチャネルの検
知を繰り返す。制御部26は、このようにして検知され
た空きチャネルの周波数およびスロットをチャネル移動
時の指定チャネルの情報として記憶保持する。
【0034】その後、制御部26は、その指定チャネル
が使用され始めるまで、その指定チャネルを常に監視す
る。その指定チャネルが使用され始めると、制御部26
は、上記と同様にして、親機と子機との間で使用してい
る通話チャネルの使用スロット以外の空き時間におい
て、通話チャネル用の空きチャネルの検知を再び開始す
る。なお、この空きチャネルの検知は、音声データの通
信中も常時行い、子機との通信が終了するまで空きチャ
ネルの情報が制御部26に記憶保持される。
【0035】図1の親機は、子機からのチャネル切換応
答信号を受け取ると、音声データの通信を開始する。制
御部26は、音声データの通信中、上記のようにして検
知された空きチャネルの情報を移動先のチャネル情報と
して移動チャネルコード生成部28に出力する。移動チ
ャネルコード生成部28は、移動先のチャネル情報に従
ってチャネル移動時の移動先のチャネルデータを生成
し、多重化部29に出力する。多重化部29は、フレー
ム同期信号、チャネルデータおよび音声データを多重化
して送信部4に出力する。送信部4は、多重化されたデ
ータを変調し、子機に送信する。
【0036】図2の子機は、チャネル切換応答信号を送
信した後、引続き当該チャネルでの受信を行う。受信部
16は、親機からの無線信号を受信すると、その無線信
号を復調し、復調信号を多重分離部33に出力する。多
重分離部33は、復調信号を音声データおよびチャネル
データに分離し、チャネルデータを制御部32に送る。
制御部32は、そのチャネルデータをチャネル切換時の
移動先のチャネルとして記憶保持する。
【0037】図3は本発明の第1の実施例における図1
の親機における妨害波の検知方法を示す信号波形図であ
る。図3に示すように、図1の親機では、受信電界強度
検知部27が、自らの受信に使用している受信スロット
の予め決められた前後の区間(以下、妨害波検知区間と
呼ぶ)において、使用中の受信周波数と同一の周波数を
有する他の信号の受信電界強度を検知している。その
際、スイッチ部30は、受信スロットの情報を制御部2
6から受け取り、受信電界強度検知部27に与える。そ
れにより、受信電界強度検知部27は、受信スロットの
前後の妨害波検知区間においてのみ受信電界強度を検知
する。
【0038】同じ周波数を利用する他の親機が図1の親
機の近傍で動作していた場合、他の親機が使用する無線
信号は図1の親機にとって妨害波となる。ここで、他の
親機が使用する無線信号を妨害波Aおよび妨害波Bとす
る。図3に示すように、妨害波Aおよび妨害波Bは共に
その一部が図1の親機の受信信号の妨害波検知区間と重
なっている。
【0039】図1の親機の受信電界強度検知部27は、
妨害波検知区間の妨害波Aおよび妨害波Bの受信電界強
度を検知する。妨害波Aのレベルは制御部26により予
め決められた妨害波検知レベルよりも小さいため、その
親機が使用中の受信スロットへの妨害波Aの影響は小さ
い。一方、妨害波Bのレベルは制御部26により予め決
められた妨害波検知レベルよりも大きい。
【0040】妨害波のレベルが制御部26により予め決
められた妨害波検知レベルよりも小さい場合はチャネル
移動は行わないが、妨害波のレベルが妨害波検知レベル
よりも大きい場合は妨害波が受信スロットに近づいてい
るか否かを検知する。
【0041】図4は本発明の第1の実施例における図1
の親機における受信信号および妨害波の時間的変化を示
す図である。図4においては、他の無線電話装置が図1
の親機が使用している受信周波数と同一の周波数の信号
を利用して通信を行っており、その信号が妨害波となる
ものとする。
【0042】図1の親機においては、受信部3が、他の
無線電話装置からの無線信号をアンテナ部13を介して
受信する。スイッチ部30は、受信スロットの前後の妨
害波検知区間の情報を制御部26から受け取り、それを
受信電界強度検知部27に与える。受信電界強度検知部
27は、妨害波検知区間においてのみ妨害波の受信電界
強度を検知する。
【0043】その際、制御部26は、受信スロットの立
ち下がりから妨害波の立ち上がりまでの時間Δt1をタ
イミング記憶部31に記憶させる。受信電界強度検知部
27は、次の受信スロットについても妨害波検知区間に
おける妨害波の受信電界強度を検知し、制御部26は受
信スロットの立ち下がりから妨害波の立ち上がりまでの
時間Δt2をタイミング記憶部31に記憶させる。同様
にして、受信電界強度検知部27は、さらに次の受信ス
ロットについても妨害波検知区間における妨害波の受信
電界強度を検知し、制御部26は受信スロットの立ち下
がりから妨害波の立ち上がりまでの時間Δt3をタイミ
ング記憶部31に記憶させる。
【0044】Δt2≦Δt1の場合には、妨害波が受信
スロットに近づいて受信データに妨害波が重なることに
なるので、受信電界強度検知部27は予め検知した空き
チャネルに移動するように制御部26にその情報を送
る。制御部26は送信するデータの一部に受信電界強度
検知部27により予め検知された移動先のチャネル情報
を加えて子機に送信するように制御を行う。
【0045】図2の子機の受信部16がアンテナ25を
介して親機からの信号を受信すると、多重分離部33が
その信号を音声データおよびその他のデータに分離し、
その他のデータを制御部32に与える。制御部32は、
その他のデータに含まれている移動先のチャネル情報を
取り出し、通信チャネルを移動するように制御を行う。
【0046】Δt1<Δt2の場合には、妨害波は受信
スロットから離れていくので、チャネルの移動は行わな
い。
【0047】図5は本発明の第2の実施例における無線
電話装置の親機のブロック図である。図5において、図
1と同一または相当部分に同一符号を付しその説明を省
略する。
【0048】図5の親機は、図1の親機における制御部
26およびタイミング記憶部31の代わりに制御部34
および受信電界強度記憶部35を含む。第2の実施例で
は、制御部34および受信電界強度記憶部35が通信チ
ャネル移動手段として働く。
【0049】制御部34は、図5の親機の全体の制御を
行う。受信電界強度記憶部35は、自らが使用中の受信
周波数と同一の周波数を利用して通信を行っている他の
無線電話装置からの信号が、自らが使用中の受信スロッ
トの予め決められた前後の妨害波検知区間にあるとき
に、他の無線電話装置からの信号の受信電界強度が増加
するか否かを記憶する。
【0050】本発明の第2の実施例における無線電話装
置の子機の構成は、図2に示した子機の構成と同様であ
る。
【0051】次に、図5の親機が従来と同様のシーケン
スを経て音声データの通信を行っている場合の動作につ
いて説明する。
【0052】図5の親機においては、音声データの送受
信中、受信電界強度検知部27が、使用中の受信スロッ
トの前後の妨害波検知区間において、送受信で利用して
いる周波数と同一の周波数を有する信号の受信電界強度
の検知を行っている。制御部34は、受信タイミングを
知らせる信号をスイッチ部30に出力する。スイッチ部
30は、その信号に応答して、受信スロットの前後の予
め決められた時間において受信電界強度検知部27が動
作するようにゲート信号を出力する。
【0053】制御部34は、受信電界強度検知部27に
より検知された受信電界強度が予め決められた値以上で
あると、その受信電界強度を受信電界強度記憶部35に
記憶させる。受信電界強度記憶部35は、制御部34か
ら与えられた受信電界強度をすでに記憶されている直前
の妨害波検知区間における受信電界強度と比較し、その
差を求める。そして、受信電界強度記憶部35は、その
差が増加している場合に、制御部34にチャネル移動を
指示する信号を出力する。
【0054】制御部34は、予め送受信に使用している
スロット以外の時間を利用して通話チャネル上の空きチ
ャネルの検知を行い、空きチャネルが見つかると、子機
にその情報を伝えておく。そして、制御部34は、受信
電界強度記憶部35からチャネル移動を指示する信号を
受け取ると、チャネル切換えのシーケンスを開始し、通
話チャネルを移動する。
【0055】図6は本発明の第2の実施例における図5
の親機における受信信号および妨害波の時間的変化を示
す図である。図5の親機において、受信部3は、自らが
使用中の受信周波数と同一の周波数を有する信号をアン
テナ部13を介して受信する。スイッチ部30は、受信
スロットの情報を制御部34から受け取り、その情報を
受信電界強度検知部27に与える。受信電界強度検知部
27は、その情報に基づいて受信スロットの予め決めら
れた前後の妨害波検知区間においてのみ受信電界強度を
検知する。
【0056】ここで、図5の親機と同じ周波数を利用す
る他の親機が近傍で動作していた場合、他の親機が使用
する無線信号は、図5の親機にとって妨害波となる。図
6に示すように、受信電界強度検知部27は、受信スロ
ットの前後の妨害波検知区間における妨害波の受信電界
強度L1を検知し、受信電界強度記憶部35がその受信
電界強度L1を記憶する。次の受信スロットについても
受信電界強度検知部27が妨害検知区間における妨害波
の受信電界強度L2を検知し、受信電界強度記憶部35
がその受信電界強度L2を記憶する。
【0057】L1≦L2の場合には、妨害波のレベルが
増加傾向にあり、受信データに妨害波が重なって通話が
困難になる可能性があるので、受信電界強度検知部27
は予め検知した空きチャネルへ移動するように制御部3
4にその情報を送る。制御部34は、送信するデータの
一部に受信電界強度検知部27により予め検知された移
動先のチャネル情報を加えて子機に送信するように制御
を行う。
【0058】図2の子機においては、受信部16がアン
テナ13を介して親機からの信号を受信すると、多重分
離部33がその信号を音声データおよびその他のデータ
に分離し、その他のデータを制御部32に送る。制御部
32は、その他のデータに含まれている移動先のチャネ
ルの情報を取り出し、通信チャネルを移動するように制
御を行う。L2<L1の場合には、妨害波は減少傾向に
あるので、チャネルの移動は行わない。
【0059】
【発明の効果】第1〜第3の発明によれば、使用中の通
信チャネルが非同期で動作している他の無線通信装置が
使用している通信チャネルにより妨害を受けるか否かが
的確に検知され、使用中の通信チャネルが他の無線通信
装置により使用されている通信チャネルと重なる前に円
滑に通信チャネルの移動が行われる。したがって、同期
ワードの受信ができなくなって通信が途絶えることが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における無線電話装置の
親機のブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における無線電話装置の
子機のブロック図
【図3】本発明の第1の実施例における図1の親機にお
ける妨害波の検知方法を示す信号波形図
【図4】本発明の第1の実施例における図1の親機にお
ける受信信号および妨害波の時間的変化を示す図
【図5】本発明の第2の実施例における無線電話装置の
親機のブロック図
【図6】本発明の第2の実施例における図5の親機にお
ける受信信号および妨害波の時間的変化を示す図
【図7】従来の無線電話装置の親機のブロック図
【図8】従来の無線電話装置の子機のブロック図
【符号の説明】
2 電話回線網インターフェース部 3 受信部 4 送信部 5 多重分離部 7 スロット切換部 8 切換部 9 音声処理部 10 マイク部 11 スピーカー部 12 操作部 13 アンテナ部 26,23,34 制御部 27 受信電界強度検知部 28 移動チャネルコード生成部 29 多重化部 30 スイッチ部 31 タイミング記憶部 35 受信電界強度記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時分割多重通信を行う無線通信装置におい
    て、使用中の受信スロットの予め決められた前後の区間
    において、使用中の受信周波数と同一の周波数を有する
    信号の受信電界強度を検知する受信電界強度検知手段
    と、前記受信電界強度検知手段により検知された受信電
    界強度に基づいて通信チャネルの移動を行う通信チャネ
    ル移動手段とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】前記通信チャネル移動手段は、前記受信電
    界強度検知手段により検知された受信電界強度のレベル
    が予め決められたレベル以上にあり、かつ前記使用中の
    受信周波数と同一の周波数を有する信号が前記受信スロ
    ットに近づきつつある場合に通信チャネルの移動を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記通信チャネル移動手段は、前記受信電
    界強度検知手段により検知された受信電界強度のレベル
    が増加傾向にある場合に通信チャネルの移動を行うこと
    を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
JP6162017A 1994-07-14 1994-07-14 無線通信装置 Pending JPH0833044A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087188A1 (ja) * 2009-01-30 2010-08-05 三洋電機株式会社 報知方法およびアクセス制御装置、無線装置
US11650283B2 (en) 2019-02-13 2023-05-16 Fujitsu Component Limited Detection device

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