JPH08330440A - シリコン・オン・インシュレータ半導体装置 - Google Patents

シリコン・オン・インシュレータ半導体装置

Info

Publication number
JPH08330440A
JPH08330440A JP7133705A JP13370595A JPH08330440A JP H08330440 A JPH08330440 A JP H08330440A JP 7133705 A JP7133705 A JP 7133705A JP 13370595 A JP13370595 A JP 13370595A JP H08330440 A JPH08330440 A JP H08330440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
type
concentration
gate electrode
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7133705A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2770784B2 (ja
Inventor
Koichiro Okumura
孝一郎 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP7133705A priority Critical patent/JP2770784B2/ja
Priority to EP96303768A priority patent/EP0746031A3/en
Priority to KR1019960018858A priority patent/KR100247840B1/ko
Priority to US08/658,953 priority patent/US5760444A/en
Publication of JPH08330440A publication Critical patent/JPH08330440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2770784B2 publication Critical patent/JP2770784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1203Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body the substrate comprising an insulating body on a semiconductor body, e.g. SOI

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】SOI半導体装置の静電破壊耐量を改善するこ
と。 【構成】PMOSのP型ドレイン領域9pdに連接する
低濃度N型領域11nに高濃度N型領域12nを設けて
第1の電源線14に接続する。同様にNMOSのN型ド
レイン領域9ndに連接する低濃度P型領域11pに高
濃度P型領域12pを設けて第2の電源線15に接続す
る。出力信号線17に過電圧が加わると、順方向にバイ
アスされるダイオードを通る放電路ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリコン・オン・インシ
ュレータ(以下SOIと記す)半導体装置に関し、特に
IGFET−SOI半導体装置の出力バッファに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の高速動作への要
求は益々増大しており、CMOS集積回路を高速化でき
る構造としてSOI基板上に形成したCMOS集積回路
が注目されている。SOI基板を用いて形成したCMO
S集積回路の出力バッファの平面図を図8(a)に、図
8(a)のA−A線断面図を図8(b)に示す。
【0003】図8(a)において、PチャネルMOS型
FET(以下PMOSと称す)が上段に、NチャネルM
O型FET(以下MOSと略す)が下段に配置されてい
る。N型ポリシリコン膜でなるゲート電極7−1直下部
を挟んでP型ソース領域9psとP型ドレイン領域9p
dがゲート電極7−1に対して自己整合的に形成されP
MOSを構成し、同様にN型ポリシリコンでなるゲート
電極7−2を挟んでN型ソース領域9nsとN型ドレイ
ン領域9ndがゲート電極7−2に対して自己整合的に
形成されてNMOSを構成している。ゲート電極7−1
とゲート電極7−2は直列接続されてN型ポリシリコン
膜でなる入力信号線16Bに接続され、P型ソース領域
9nsはコンタクト孔C1を通じて電源電圧Vddを供
給するためアルミニウム合金膜でなる第1の電源線14
Bに接続され、N型ソース領域9nsはコンタクト孔C
2を通じて接地電圧GNDを供給するためにアルミニウ
ム合金膜である第2の電源線15Bに接続され、P型ド
レイン領域9pd及びN型ドレイン領域9ndはそれぞ
れコンタクト孔C3を通じてアルミニウム合金膜でなる
出力信号線17Bに接続されている。
【0004】シリコン基板1中に形成された酸化シリコ
ン膜からなる埋込酸化膜2上のシリコン膜は酸化シリコ
ン膜からなるフィールド酸化膜3により島状に分離され
て素子形成領域4p,5nを構成し、素子形成領域4p
の表面にはゲート電極7−1がゲート絶縁膜6−1を介
して設置され、ゲート電極7−1に対して自己整合的に
埋込酸化膜2に達する深さの1020cm-3程度の高濃度
P型不純物を含むP型ソース領域9ps及びP型ドレイ
ン領域9pdが形成されており、PMOSのチャネルが
形成されるゲート電極7−1直下のシリコン膜には10
17cm-3程度の低濃度のN型不純物を含む低濃度N型領
域8nが形成されており、同様に素子形成領域5nの表
面にはゲート電極7−2がゲート絶縁膜6−2を介して
設置され、ゲート電極7−2に対して自己整合的に埋込
酸化膜2に達する深さの1020cm-3程度の高濃度N型
不純物を含むN型ソース領域9nsと高濃度のN型ドレ
イン領域9ndが形成されており、NMOSのチャネル
が形成されるゲート電極7−2直下のシリコン膜には1
17cm-3程度の低濃度のP型不純物を含む低濃度P型
領域8pが形成されている。P型ソース領域9psは層
間絶縁膜13を貫通して形成されたコンタクト孔C1を
通じて第1の電源線14Bに接続され、N型ソース領域
9nsは層間絶縁膜13を貫通して形成されたコンタク
ト孔C2を通じて出力信号線17Bに接続されている。
このようなSOI基板を用いて形成されたSOI半導体
装置においてはPMOSのP型ドレイン領域9pdの底
面及びNMOSのN型ドレイン9ndの底面のそれぞれ
が400nm程度の厚い埋込酸化膜2に接しているため
に拡散層容量が小さくなるので高速動作に適することが
知られている。
【0005】次に、この従来例の製造方法について説明
する。
【0006】まず、例えばシリコン基板に酸素をイオン
注入して高温で熱処理することによってシリコン基板中
に埋込酸化膜層を形成するサイモックス(SIMOX:
separation by implanted o
xygen)技術などにより、図9(a)に示すよう
に、シリコン基板1と、埋込酸化膜2と表面のシリコン
膜8とからなるSOI基板上に、パッド酸化膜17及び
窒化シリコン膜18を形成した後、シリコン膜8を素子
形成領域に分離するため、パターニングしたフォトレジ
スト膜19Aをマスクに窒化シリコン膜18をエッチン
グする。次に、フォトレジスト膜19Aを除去した後、
図9(b)を示すように、窒化シリコン膜18をマスク
にシリコン膜8を選択酸化してフィールド酸化膜3を形
成し、窒化シリコン膜18及びパッド酸化膜17を除去
してから改めて20nmの酸化シリコン膜10を成長す
る。次にNMOSを形成する領域以外の領域をフォトレ
ジスト膜20Aで覆い、ボロンを50keV,1012
-2程度イオン注入する。図9(c)に示す低濃度P型
領域8pを形成するためである。次に、フォトレジスト
膜20Aを除去した後PMOSを形成する領域以外の領
域をフォトレジスト膜21Aで覆い、リンを50ke
V,1012mcm-2程度イオン注入する。図9(d)に
示す低濃度N型領域8nを形成するためである。
【0007】次に、フォトレジスト膜21A及び酸化シ
リコン膜10を除去し、10nmのゲート酸化膜6−
1,6−2を成長後、厚さ300nmのポリシリコン膜
を全面に堆積してからリンを850℃で30分程度拡散
してからフォトレジスト工程を通して高濃度のN型ポリ
シリコン膜でなるゲート電極7−1及びゲート電極7−
2を形成する。その後、NMOS形成領域以外の領域を
フォトレジスト膜22Aで覆い、砒素を70keV,5
×1016cm-2程度イオン注入する。図9(e)に示す
N型ソース領域9ns及びN型ドレイン領域9ndを形
成するためである。NMOSゲート電極7−2の下部に
はイオン注入されないので低濃度P型領域8pが残る。
【0008】次に、フォトレジスト23Aを除去してか
ら、PMOS形成領域以外の領域を図示しないフォトレ
ジスト膜で覆い、BF2を50keV,5×1015cm
-2程度イオン注入する。図8に示すP型ソース領域9p
s及びP型ドレイン領域9pdを形成するためである。
ゲート電極7−1の下部にはイオン注入されないので低
濃度のN型領域8nが残る。
【0009】引き続き、層間絶縁膜13を形成して、コ
ンタクト孔C1〜C3を開口し、第1の電源線14B,
第2の電源線15B及び出力信号線17Bを形成する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来のS
OI半導体装置においては、PMOSのP型ドレイン領
域9pdの底面は埋込酸化膜2に接しており、またP型
ドレイン領域9pdの側面に接するN型ボディ領域(低
濃度N型領域8n)は非動作状態ではフローティング電
位であるために何等かの原因で出力信号線17Bにプラ
スの大きい電圧が加わった場合に有効に働く電荷の放電
経路が存在せず、同様にNMOSのN型ドレイン領域9
ndの底面は埋込酸化膜2に接しており、またN型ドレ
イン領域9ndの側面に接するP型ボディ領域(低濃度
P型領域8p)はフローティング電位であるために、出
力信号17Bにマイナスの大きな電圧が加わった場合に
も有効に働く電荷の放電経路が存在しない。このため
に、従来のSOI半導体装置では、出力バッファの静電
破壊耐量が低下するという問題点が報告されている。例
えば、EOS/EDSシンポジウム(electric
al overstress/electrostat
ic discharge symposium)予稿
集,1993年、第93ページ−第216ページから第
93ページ−第217ページにSIMOX基板を用いて
作成したSOI構造のNMOSにおいてソースを接地し
てドレインにプラス電圧加えた場合の静電破壊耐量と比
較して、同様にしてマイナス電圧を加えた場合の静電破
壊耐量が低いことが示されている。これは、ドレイン耐
圧を越えるプラス電圧を加えた場合は通常のシリコン基
板のP型ウェル内に形成したNMOSと同様に、ドレイ
ン端のインパクトイオン化によるホール生成を引き金と
してソースをエミッタ、ボディをベース、ドレインをコ
レクタとするNPNバイポーラトランジスタ動作を生じ
て大量のエレクトロンをドレインに供給する事により比
較的効率よくドレイン端の電圧を低下させることができ
るので、通常のシリコン基板に形成したCMOSの破壊
耐量には劣るものの実用上許容しうる破壊耐量が得られ
るが、マイナス電圧を加えた場合には通常のシリコン基
板のP型ウェル内に形成したNMOSではN型のドレイ
ンとP型ウェルからなるダイオード接合が順方向にバイ
アスされてエレクトロンはP型ウェルに流れ、さらにP
型ウェルと接地線との間に設けたウェルコンタクトを通
じて接地線に流れて速やかにドレインのマイナス電位を
低減させることができるのに対して、SOI構造のNM
OSでは、ボディがフローティングであるためにN型の
ドレインとP型のボディからなるダイオードを通じてボ
ディに流れ込んだエレクトロンはボディから流れ出す経
路がないので、エレクトロンはボディに滞留することに
なる。ドレインとボディがマイナスの電位になると、ド
レインを基準に考えるとゲートはプラス電位となり、ソ
ースもプラス電位となるので、ボディ表面にチャネルが
形成されてNMOSがオンしてエレクトロンがドレイン
からソースに(通常の動作時とは逆方向に)流れてドレ
インのマイナス電位を減少させるが、MOSトランジス
タの特性に制限された電流しか流れないためプラス電圧
を加えた場合の静電破壊耐量よりさらに低下した値とな
り、SOI構造のCMOSを実用化する上で障害となっ
ていた。
【0011】同様の問題はオープン・ドレイン型の出力
バッファにおいても生じる。例えば、図10にSOI構
造のNMOS−オープン・ドレインの平面図を示す。オ
ープン・ドレイン出力信号線17CはSOIチップの外
部からプルアップ抵抗(図示しない)を介して適当な電
源電圧を供給される。
【0012】以上説明したように、従来のSOI半導体
装置においては、有効に働く過電圧放電路が存在しない
ために出力バッファにおける静電破壊耐量が低下すると
いう問題点があった。
【0013】従って、本発明の目的は上記問題点を解決
するために、出力端子に過大な電圧が加わった場合に
も、速やかにこれを減衰させることのできるSOI半導
体装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明第1のシリコン・
オン・インシュレータ(SOI)半導体装置は、絶縁体
の表面を選択的に被覆するシリコン膜でなる素子形成領
域の表面をゲート絶縁膜を介して横断するゲート電極並
びに前記シリコン膜に前記ゲート電極下部の第1の低濃
度第1導電型領域を挟んで前記ゲート電極に対して自己
整合的に形成された高濃度の第2導電型ソース領域及び
高濃度の第2導電型ドレイン領域からなるIGFET
と、前記シリコン膜に前記第2導電型ドレイン領域に連
接して形成された第2の低濃度第1導電型領域及び前記
第2の低濃度第1導電型領域に連接して形成された高濃
度第1導電型領域と、前記第2導電型ソース領域及び前
記高濃度第1導電型領域に接続するソース電源線、前記
ゲート電極に接続する入力信号線及び前記第2導電型ド
レイン領域に接続する出力信号線を有するというもので
ある。
【0015】本発明第2のSOI半導体装置は、絶縁体
の表面を選択的に被覆する第1のシリコン膜でなる第1
の素子形成領域の表面を第1のゲート絶縁膜を介して横
断する第1のゲート電極並びに前記第1のシリコン膜に
前記第1のゲート電極下部の第1の低濃度N型領域を挟
んで前記第1のゲート電極に対して自己整合的に形成さ
れた高濃度のP型ソース領域及び高濃度のP型ドレイン
領域からなるPチャネルIGFETと、前記第1のシリ
コン膜に前記P型ドレイン領域に連接して形成された第
2の低濃度N型領域及び前記第2の低濃度N型領域に連
接して形成された高濃度N型領域と、前記絶縁体の表面
を選択的に被覆する第2のシリコン膜でなる第2の素子
形成領域の表面を第2のゲート絶縁膜を介して横断する
第2のゲート電極並びに前記第2のシリコン膜に前記第
2のゲート電極下部の第1の低濃度P型領域を挟んで前
記第2のゲート電極に対して自己整合的に形成された高
濃度のN型ソース領域及び高濃度のN型ドレイン領域か
らなるNチャネルIGFETと、前記第2のシリコン膜
に前記N型ドレイン領域に連接して形成された第2の低
濃度P型領域及び前記第2の低濃度P型領域に連接して
形成された高濃度P型領域と、前記P型ソース領域及び
前記高濃度N型領域に接続する第1の電源線、前記N型
ソース領域及び前記高濃度P型領域に接続する第2の電
源線、前記第1のゲート電極と第2のゲート電極とにそ
れぞれ接続する入力信号線並びに前記P型ドレイン領域
とN型ドレイン領域とにそれぞれ接続される出力信号線
とを有するというものである。
【0016】本発明第3のSOI半導体装置は、絶縁体
の表面を選択的に被覆するシリコン膜でなる素子形成領
域の表面をゲート絶縁膜を介して横断するゲート電極並
びに前記シリコン膜に前記ゲート電極下部のの低濃度第
1導電型領域を挟んで前記ゲート電極に対して自己整合
的に形成された高濃度の第2導電型ソース領域及び高濃
度の第2導電型ドレイン領域からなるIGFETと、前
記シリコン膜に前記第2導電型ドレイン領域に連接して
形成された低濃度第1導電型領域及び前記低濃度第2導
電型領域に連接して形成された高濃度第1導電型領域
と、前記第2導電型ソース領域及び前記高濃度第1導電
型領域に接続するソース電源線、前記ゲート電極に接続
する入力信号線及び前記第2導電型ドレイン領域に接続
する出力信号線を有するというものである。
【0017】本発明第4のSOI半導体装置は、絶縁体
の表面を選択的に被覆する第1のシリコン膜でなる第1
の素子形成領域の表面を第1のゲート絶縁膜を介して横
断する第1のゲート電極並びに前記第1のシリコン膜に
前記第1のゲート電極下部の低濃度N型領域を挟んで前
記第1のゲート電極に対して自己整合的に形成された高
濃度のP型ソース領域及び高濃度のP型ドレイン領域か
らなるPチャネルIGFETと、前記第1のシリコン膜
に前記P型ドレイン領域に連接して形成された低濃度P
型領域及び前記低濃度P型領域に連接して形成された高
濃度N型領域と、前記絶縁体の表面を選択的に被覆する
第2のシリコン膜でなる第2の素子形成領域の表面を第
2のゲート絶縁膜を介して横断する第2のゲート電極並
びに前記第2のシリコン膜に前記第2のゲート電極下部
の低濃度P型領域を挟んで前記第2のゲート電極に対し
て自己整合的に形成された高濃度のN型ソース領域及び
高濃度のN型ドレイン領域からなるNチャネルIGFE
Tと、前記第2のシリコン膜に前記N型ドレイン領域に
連接して形成された低濃度N型領域及び前記低濃度N型
領域に連接して形成された高濃度P型領域と、前記P型
ソース領域及び前記高濃度N型領域に接続する第1の電
源線、前記N型ソース領域及び前記高濃度P型領域に接
続する第2の電源線、前記第1のゲート電極と第2のゲ
ート電極とにそれぞれ接続する入力信号線並びに前記P
型ドレイン領域とN型ドレイン領域とにそれぞれ接続さ
れる出力信号線とを有するというものである。
【0018】なお、本発明の第1のSOI半導体装置に
おいて、第2の低濃度第1導電型領域の表面をゲート絶
縁膜を介して横断しソース電源線に接続する第3のゲー
ト電極を設けてもよい。この場合、第2導電型ドレイン
領域及び高濃度第1導電型領域は前記第3のゲート電極
と自己整合させる。
【0019】なお又、本発明第2の半導体装置におい
て、第2の低濃度N型領域の表面を第3ゲートの絶縁膜
を介して横断し第1の電源線に接続する第3のゲート電
極と、第2の低濃度P型領域の表面を第4のゲート絶縁
膜を介して横断し第2の電源線に接続する第4のゲート
電極とを設けてもよい。この場合、P型ドレイン領域及
び高濃度N型領域は前記第3のゲート電極と自己整合
し、N型ドレイン領域及び高濃度P型領域は前記第4の
ゲート電極と自己整合させる。
【0020】
【作用】第1のSOI半導体装置がNチャネルIGFE
Tの場合は、出力信号線に正の過電圧が印加されるとN
+ 型ドレイン領域−第1の低濃度P型領域−N+ 型ソー
ス領域でなるNPNバイポーラ・トランジスタが導通
し、負の過電圧が印加されるとP+ 型領域−第2の低濃
度P型領域−N+ 型ドレイン領域でなるPNダイオード
が導通する。又PチャネルIGFETの場合は、出力信
号線に負の過電圧が印加されるとP+ 型ドレイン領域−
第1の低濃度N型領域−P+ 型ソース領域でなるPNP
バイポーラ・トランジスタが導通し、正の過電圧が印加
されると、P+ 型ドレイン領域−第2の低濃度P型領域
−N+ 型領域であるPNダイオードが導通する。
【0021】第2のSOI半導体装置では、出力信号線
に正の過電圧が印加させると、N+型ドレイン領域−第
1の低濃度P型領域−N+ 型ソース領域であなるNPN
バイポーラ・トランジスタ及びP+ 型ドレイン領域−第
2の低濃度P型領域−N+ 型領域でなるPNダイオード
が導通し、負の過電圧が印加されると、P+ 型領域−第
2の低濃度P型領域−N+ 型ドレイン領域でなるPNダ
イオードが導通する。
【0022】第3のSOI半導体装置がNチャネルIG
FETの場合は、出力信号線に正の過電圧が印加される
と、N+ 型ドレイン領域−低濃度P型領域−N+ 型ソー
ス領域でなるNPNバイポーラ・トランジスタが導通
し、負の過電圧が印加されるとP+ 型領域−低濃度N型
領域−N+ 型ドレイン領域でなるPNダイオードが導通
する。又、PチャネルIGFETの場合は、出力信号線
に負の過電圧が印加されるとP+ 型ドレイン領域−低濃
度N型領域−P+ 型ソース領域でなるPNPバイポーラ
・トランジスタが導通し、正の過電圧が印加されると、
+ 型ドレイン領域−低濃度N型領域−N+ 型領域であ
ぬPNダイオードが導通する。
【0023】第4のSOI半導体装置では、出力信号線
に正の過電圧が印加されると、N+型ドレイン領域−低
濃度P型領域−N+ 型ソース領域であぬNPNバイポー
ラ・トランジスタ及びP+ 型ドレイン領域−低濃度P型
領域−N+ 型領域でなるPNダイオードが導通し、負の
過電圧が印加されると、P+ 型領域−低濃度N型領域−
+ 型ドレイン領域でなるPNダイオードが導通する。
【0024】第5のSOI半導体装置は、第2の低濃度
第1導電型領域が第3のゲート電極と自己整合している
ので、寸法のばらつきが小さい以外は第1のSOI半導
体装置にほぼ同じである。
【0025】第6のSOI半導体装置は、第2の低濃度
N型領域及び第2の低濃度P型領域がそれぞれ第3のゲ
ート電極及び第4のゲート電極と自己整合しているの
で、寸法のばらつきが小さい以外は第2のSOI半導体
装置にほぼ同じである。
【0026】
【実施例】図1を参照すると、本発明の第1の実施例
は、絶縁体(埋込酸化膜2)の表面を選択的に被覆する
第1のシリコン膜でなる第1の素子形成領域4pの表面
を第1のゲート絶縁膜6−1を介して横断する第1のゲ
ート電極7−1並びに前述の第1のシリコン膜に第1の
ゲート電極7−1下部の第1の低濃度N型領域8n(不
純物濃度約1017cm-3)を挟んで第1のゲート電極7
−1に対して自己整合的に形成された高濃度のP型ソー
ス領域9ps(不純物濃度約1020cm-3) 及び高濃度
のP型ドレイン領域9pd(不純物濃度約1020
-3)からなるPチャネルMOSFETと、前述の第1
のシリコン膜にP型ドレイン領域9pdに連接して形成
された第2の低濃度N型領域11n及び第2の低濃度N
型領域11nに連接して形成された高濃度N型領域12
nと、埋込酸化膜2の表面を選択的に被覆する第2のシ
リコン膜でなる第2の素子形成領域5nの表面を第2の
ゲート絶縁膜6−2を介して横断する第2のゲート電極
7−2並びに前述の第2のシリコン膜に第2のゲート電
極7−2下部の第1の低濃度P型領域8p(不純物濃度
約1017cm-3)を挟んで第2のゲート電極7−2に対
して自己整合的に形成された高濃度のN型ソース領域9
ns(不純物濃度約1020cm-3)及び高濃度のN型ド
レイン領域9nd(不純物濃度約1020cm-3)からな
るNチャネルMOSFETと、前述の第2のシリコン膜
にN型ドレイン領域9ndに連接して形成された第2の
低濃度N型領域11p及び低濃度P型領域11pに連接
して形成された高濃度P型領域12pと、前記P型ソー
ス領域9ps及び高濃度N型領域12nに接続する第1
の電源線14(VDD線)、N型ソース領域9ns及び高
濃度P型領域12pに接続する第2の電源線(15(G
ND線))、第1のゲート電極7−1と第2のゲート電
極7−2とにそれぞれ接続する入力信号線16並びにP
型ドレイン領域9pdとN型ドレイン領域9ndとにそ
れぞれ接続される出力信号線17とを有する出力バッフ
ァを備えるというものである。
【0027】出力信号線17に瞬間的に数1000Vの
マイナスの高電圧が加わった場合には、N型ドレイン領
域9nd−第2のP型領域11p−高濃度P型領域12
pでなるN+ −P−P+ ダイオードが順方向にバイアス
されて速やかに電荷をGND線(15)から充電するこ
とができるので、マイナス電圧に対する静電破壊耐量は
従来の図8に示したSOI半導体装置よりも格段に向上
することができる。なお、P+ 型ドレイン領域9pd−
第1の低濃度N型領域8n−P+ 型ソース領域9psで
なるP+ NP+ バイポーラ・トランジスタが導通する場
合もありうるが、有効性に乏しい。また、出力信号線1
7に瞬間的に数1000Vのプラスの高電圧が加わった
場合にも、従来のSOI半導体装置と同様のN型ソース
領域9nsをエミッタ、P型ボディ領域(第1の低濃度
P型領域8p)をベース、N型ドレイン領域9ndをコ
レクタとするNPNバイポーラ・トランジスタがオンす
ることによる出力信号線17からGND線(15)への
放電に加えて、P型ドレイン領域9pd−第2の低濃度
N型領域11n−高濃度N型領域12nでなるP−N−
+ ダイオードが順方向にバイアスされて速やかに電荷
をVDD線(14)に放電することができるので、プラス
電圧に対する静電破壊耐量も従来のSOI半導体装置よ
りも向上することができる。通常の動作状態において
は、VDD線(14)には電源電圧VDD(例えばプラス
3.3V)が加えられ、GND線(15)は接地電位0
Vとなっているので、ポリシリコン配線(15)に加わ
る入力信号による出力信号線17の電位振幅範囲はVDD
から0Vの範囲となるため、前述のP+ −N−N+ ダイ
オードとP+ −N−N+ ダイオードとN+ −P−P+
イオードのいずれも順方向にバイアスされることはな
く、動作に悪影響を与えることはない。
【0028】次に図2(a)〜(e)を参照して第1の
実施例の製造方法について説明する。
【0029】まず図2(a)に示すように例えばSIM
OX技術で作成されたシリコン基板1と埋込酸化膜2と
表面のシリコン膜8とからなるSOI基板上に、パッド
酸化膜17及び窒化シリコン膜18を形成した後、シリ
コン膜8を素子形成領域4n,4pに分離するため、パ
ターニングしたフォトレジスト膜19をマスクに窒化シ
リコン膜18をエッチングする。
【0030】次に、フォトレジスト膜19を除去した
後、図2(b)に示すように、窒化シリコン膜18をマ
スクにシリコン膜8を選択酸化してフィールド酸化膜3
を形成し、窒化シリコン膜18及びパッド酸化膜17を
除去してから改めて20nmの酸化シリコン膜10を成
長する。次にNMOS及びN+ −P−P+ ダイオードを
形成する領域(素子形成領域5n)以外の領域を、フォ
トレジスト膜20で覆い、ボロンを50keV,1012
cm-2程度イオン注入する。図2(c)に示す低濃度P
型領域8pを形成するためである。
【0031】次に、フォトレジスト膜20を除去した
後、PMOS及びP+ −N−N+ ダイオードを形成する
領域(素子形成領域4p)以外の領域をフォトレジスト
膜21で覆い、リンを50keV,1012cm-2程度イ
オン注入する。図2(d)に示す低濃度N型領域8nを
形成するためである。
【0032】次に、フォトレジスト膜21及び酸化シリ
コン膜10を除去し、10nmのゲート酸化膜6−1,
6−2を成長後、厚さ300nmのポリシリコン膜を全
面に堆積してからリンを850℃で30分程度拡散して
からフォトレジスト工程を通して高濃度のN型ポリシリ
コン膜でなる第1のゲート電極7−1及び第2のゲート
電極7−2を形成する。その後、NMOS形成領域及び
+ −N−N+ ダイオードのN+ 形成領域(即ち高濃度
N型領域予定領域)以外の領域をフォトレジスト膜22
で覆い、砒素を70keV,5×1015cm-2程度イオ
ン注入する。図2(e)に示すN型ソース領域9ns、
N型ドレイン領域9nd及び高濃度N型領域12nを形
成するためである。第2のゲート電極7−2の下部には
イオン注入されないので第1の低濃度P型領域8pとし
て残る。
【0033】次に、フォトレジスト膜22を除去してか
ら、PMOS形成領域及びN+ −P−P+ ダイオードの
+ 形成領域(即ち高濃度P型領域予定領域)以外の領
域を図2(e)に示すように、フォトレジスト膜23で
覆い、BF2 を50keV,5×1015cm-2程度イオ
ン注入する。図1に示すP型ソース領域9ps、P型ド
レイン領域9pd及び高濃度P型領域12pを形成する
ためである。PMOSゲート電極1に下部にはイオン注
入されないので第1の低濃度N型領域8nとして残る。
同時にP型ドレイン領域9pdと高濃度N型領域12n
に挟まれた領域は第2の低濃度N型領域8nと同一不純
物濃度の第2の低濃度N型領域11nとなり、N型ドレ
イン領域9ndと高濃度P型領域12pに挟まれた領域
は第1の低濃度P型領域8pと同一不純物濃度の第2の
低濃度P型領域11pとなる。
【0034】引き続き、層間絶縁膜13を形成して、コ
ンタクト孔C1,C2,C3を開口し、アルミニウム合
金膜を成膜しパターニングして第1の電源線14、第2
の電源線15及び出力信号線17を形成する。
【0035】即ち、以上の製造工程で示したように、本
実施例のSOI半導体装置は、砒素のイオン注入時(図
2(d))にフォトレジスト膜で覆う領域と、BF2
イオン注入時(図2(e))にフォトレジスト膜で覆う
領域を従来と変更するだけで、従来例の製造工程である
図9(a)〜(e)と同一の製造工程で形成できるの
で、集積回路の内部回路を従来の図8(a),(b)の
構造として、静電破壊の生じる危険性のある出力バッフ
ァ部分を本実施例の構造とすることは容易である。ま
た、本実施例ではPMOSのP型ドレイン領域9pdに
+ −N−N+ ダイオードを付加し、NMOSのN型ド
レイン領域9ndにN+ −P−P+ ダイオードを付加し
た構成についてのみ述べたが、従来のSOI半導体装置
において特に静電破壊耐量が劣るのは出力端子にマイナ
スの電圧が加わった場合であることから、NMOSのN
型ドレイン領域9ndにのみN+ −P−P+ ダイオード
を付加して、PMOSについては従来と同様にダイオー
ドを設けない構造についても、静電破壊耐量構造に効果
があり、また従来例と同一の製造工程で形成可能である
ことも明らかである。又、CMOSインバータに限ら
ず、NMOS又はPMOSのいずれか一方のトランジス
タを含むインバータ等においても同様である。図3にそ
の一例としてNMOSオープン・ドレイン回路の平面図
を示す。出力信号線17Aは、SOIチップ上の外部端
子である図示しないボンディングパッドなどに接続さ
れ、図示しないプルアップ抵抗を介して適度な電圧の電
源端子(前述のVDDとは別の電源でもよい)へ接続され
る。出力信号線17Aに正の過電圧が印加されるとN+
型ドレイン領域9nd−第1の低濃度P型領域8p−N
+ 型ソース領域9nsでなるNPNバイポーラ・トラン
ジスタが導通し、負の過電圧が印加されるとP+ 型領域
12p−第2の低濃度P型領域11p−N+ 型ドレイン
9nd領域でなるPNダイオードが導通する。同様に、
PMOSオープン・ドレイン回路を構成することもでき
ることは当業者にとって明らかであろう。
【0036】図4を参照すると、本発明の第2の実施例
のSOI半導体装置は、絶縁体(埋込酸化膜2)の表面
を選択的に被覆する第1のシリコン膜でなる第1の素子
形成領域4pの表面を第1のゲート絶縁膜6−1を介し
て横断する第1のゲート電極7−1並びに前述第1のシ
リコン膜に第1のゲート電極6−1下部の低濃度N型領
域8nA(不純物濃度約1017cm-3)を挟んで第1の
ゲート電極6−1に対して自己整合的に形成された高濃
度のP型ソース領域9psA(不純物濃度約1020cm
-3)及び高濃度のP型ドレイン領域9pdA(不純物濃
度約1020cm-3)からなるPチャネルMOSFET
と、第1のシリコン膜にP型ドレイン領域9pdAに連
接して形成されたの低濃度P型領域24p及びの低濃度
P型領域24pに連接して形成された高濃度N型領域1
2nAと、埋込酸化膜の表面を選択的に被覆する第2の
シリコン膜でなる第2の素子形成領域5nの表面を第2
のゲート絶縁膜6−2を介して横断する第2のゲート電
極7−2並びに前述の第2のシリコン膜に第2のゲート
電極7−2下部のの低濃度P型領域8pA(不純物濃度
約1017cm-3)を挟んで第2のゲート電極7−2に対
して自己整合的に形成された高濃度のN型ソース領域9
nsA(不純物濃度約1020cm-3)及び高濃度のN型
ドレイン領域9ndA(不純物濃度約1020cm-3)か
らなるNチャネルMOSFETと、前述の第2のシリコ
ン膜にN型ドレイン領域9ndAに連接して形成された
低濃度N型領域24n及び低濃度N型領域24nに連接
して形成された高濃度P型領域12pAと、P型ソース
領域9psA及び高濃度N型領域12nAに接続する第
1の電源線14、N型ソース領域9nsA及び高濃度P
型領域12pAに接続する第2の電源線15、第1のゲ
ート電極7−1と第2のゲート電極7−2とにそれぞれ
接続する入力信号線16並びにP型ドレイン領域9pd
AとN型ドレイン領域9ndAとにそれぞれ接続される
出力信号線17とを有するというものである。
【0037】出力信号線17に瞬間的に数1000Vの
マイナスの高電圧が加わった場合には、N型ドレイン領
域9ndA−低濃度N型領域24n−P+ 型領域12p
AでなるN+ −N−P+ ダイオードが順方向にバイアス
されて速やかに電荷をGND線(15)から充電するこ
とができるので、マイナス電圧に対する静電破壊耐量は
従来のSOI半導体装置よりも格段に向上することがで
きることは、第1の実施例の場合と同様である。なお、
+ 型ドレイン領域9pdA−低濃度N型領域8nA−
+ 型ソース領域9psAでなるP+ NP+ バイポーラ
・トランジスタが導通する場合もありうるが、有効性に
乏しい。
【0038】また、出力信号線17に瞬間的に数100
0Vのプラスの高電圧が加わった場合には、N型ソース
領域9nsAをエミッタ、P型ボディ領域(低濃度P型
領域8pA)をベース、N型ドレイン領域9ndAをコ
レクタとするNPNバイポーラ・トランジスタがオンす
ることによる出力信号線17からGND線(15)への
放電に加えてP型ドレイン領域9pdA−低濃度P型領
域24P−N+ 型領域12nAでなるP+ −P−N+
イオードが順方向にバイアスされて速やかに電荷をVDD
線(13)へ放電することができるので、プラス電圧に
対する静電破壊耐量も従来のSOI半導体装置よりも向
上することができることも第1の実施例の場合と同様で
ある。通常の動作状態において前述のP+ −P−N+
イオードとN+ −N−P+ ダイオードのいずれも順方向
にバイアスされることはなく、動作に悪影響を与えるこ
とはないことも第1の実施例の場合と同様である。
【0039】次に第2の実施例の製造方法について説明
する。
【0040】図5(a)に示すように、例えばSIMO
X技術で作成されたシリコン基板1と埋込酸化膜2と表
面のシリコン膜8からなるSOI基板上にパッド酸化膜
17及び窒化シリコン膜18を形成した後、シリコン膜
8を素子形成領域4p,5nに分離するためパターニン
グしたフォトレジスト膜19をマスクに窒化シリコン膜
18をエッチングする。
【0041】次に、フォトレジスト膜19を除去した
後、窒化シリコン膜18をマスクにシリコン膜8を選択
酸化して、図5(b)に示すように、フィールド酸化膜
3を形成し、窒化シリコン膜18及びパッド酸化膜17
を除去してから20nmの酸化膜10を成長する。次に
NMOS及びP+ −P−N+ ダイオードのP領域とN+
領域を形成する領域以外の領域をフォトレジスト膜25
で覆い、ボロンを50keV,1012cm-2程度イオン
注入する。図5(c)に示す低濃度P型領域8pA及び
24pを形成するためである。
【0042】次に、フォトレジスト膜25を除去した
後、PMOS及びN+ −N−P+ ダイオードのN領域と
+ 領域を形成する領域以外の領域をフォトレジスト膜
26で覆い、リンを50keV,1012cm-2程度イオ
ン注入する。図5(d)に示す低濃度N型領域8nA及
び24nを形成するためである。
【0043】次に、フォトレジスト膜26及び酸化シリ
コン膜10を除去し、10nmのゲート酸化膜6−1,
6−2を成長後、300nmのポリシリコン膜を全面に
堆積してからリンを850℃で30分間程度拡散してか
らフォトレジスト工程を通して高濃度のN型ポリシリコ
ン膜でなる第1のゲート電極7−1及び第2のゲート電
極7−2を形成する。その後、NMOS形成領域及びP
+ −P−N+ ダイオードのN+ 形成領域(即ち高濃度N
型領域予定領域)以外の領域をフォトレジスト膜27で
覆い、砒素を70keV,5×1015cm-1程度イオン
注入する。図5(e)に示すN型ソース領域9nsA、
N型ドレイン領域9ndA及び高濃度N型領域12nA
を形成するためである。第2ゲート電極7−2の下部に
はイオン注入されないので低濃度P型領域8pAとして
残る。
【0044】次に、フォトレジスト膜27を除去してか
ら、PMOS形成領域及びN+ −N−P+ ダイオードの
+ 形成領域(即ち高濃度P型領域予定領域)以外の領
域をフォトレジスト膜28で覆い、BF2 を50ke
V,5×1015cm-2程度イオン注入する。図4に示す
P型ソース領域9psA、P型ドレイン領域9pdA及
び高濃度P型領域24pを形成するためである。第1の
ゲート電極7−1の下部にはイオン注入されないので低
濃度N型領域8nAとして残る。同時にP型ドレイン領
域9pdAと高濃度N型領域12nAに挟まれた領域は
低濃度P型領域8pAと同一不純物濃度の低濃度P型領
域24pとなり、N型ドレイン領域9ndAと高濃度P
型領域12pAに挟まれた領域は低濃度N型領域8nA
と同一不純物濃度の低濃度N型領域24nとなる。引き
続き、層間絶縁膜13を形成して、コンタクト孔C1〜
C3を開口し、第1の電源線14,第2の電源線15,
出力信号線17を形成する。
【0045】即ち、以上の製造工程で示したように、第
2の実施例のSOI半導体装置は、図2(a)〜(e)
の第1の実施例の製造工程のうちボロンのイオン注入時
(図(5b))にフォトレジスト膜で覆う領域と、リン
のイオン注入時(図5(c))にフォトレジストで覆う
領域を変更することにより形成できるので、集積回路の
内部回路を従来の図8(a),(b)の構造として、静
電破壊の生じる危険性のある出力バッファ部分を本実施
例の構造とすることすることも第1実施例の場合と同様
に容易である。また、NMOSのN型ドレイン領域9n
dAにのみN+ −N−P+ ダイオードを付加して、PM
OSについては従来と同様にダイオードを設けない構造
についても、第1の実施例の場合と同様な効果があるこ
とも明らかである。
【0046】更に又、オープン・ドレイン形式の出力バ
ッファを構成し得ることもできることは第1の実施例と
同様である。
【0047】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。
【0048】第3の実施例は、図6に示すように、第1
の実施例のSOI半導体装置において、第2の低濃度N
型領域11nの表面を第3のゲート絶縁膜6−3(6−
1と同時形成)を介して横断し第1の電源線14にコン
タクト孔C5を介して接続する第3のゲート電極7−3
と、第2の低濃度P型領域11pの表面を第4のゲート
絶縁膜(6−2と同時形成)を介して横断し第2の電源
線15にコンタクト孔C6を介して接続する第4のゲー
ト電極7−4とを設けたものである。出力信号線17に
過電圧が印加されたときの動作及び正常動作時の振舞い
は第1の実施例に準じるので改めて説明しない。
【0049】次に第3の実施例の製造方法について説明
する。
【0050】図7(a)に示すように、SIMOX技術
で作成されたシリコン基板1と埋込酸化膜2と表面のシ
リコン膜8からなるSOI基板上に、パッド酸化膜17
及び窒化シリコン膜18を形成した後、シリコン膜8を
素子形成領域4p,5nに分離するため、パターニング
したフォトレジスト膜19をマスクに窒化シリコン膜1
8をエッチングする。
【0051】次に、フォトレジスト膜19を除去した
後、窒化シリコン膜18をマスクにシリコン膜8を選択
酸化して、図7(b)に示すように、フィールド酸化膜
3を形成し、窒化シリコン膜及びパッド酸化膜17を除
去してから20nmの酸化シリコン膜10を成長する。
次にNMOS及びN+ −P−P+ ダイオードを形成する
領域以外の領域を、フォトレジスト膜20で覆い、ボロ
ンを50keV,1012cm-2程度イオン注入する。図
7(c)に示す低濃度P型領域8pを形成するためであ
る。
【0052】次に、フォトレジスト膜20を除去した
後、PMOS及びP+ −N−N+ ダイオードを形成する
領域以外の領域をフォトレジスト膜21で覆い、リンを
50keV,1012cm-2程度イオン注入する。図7
(d)に示す低濃度N型領域8nを形成するためであ
る。
【0053】次に、フォトレジスト膜21及び酸化シリ
コン膜10を除去し、10nmのゲート酸化膜6−1〜
6−4を成長後、厚さ300nmのポリシリコン膜を全
面に堆積してからリンを850℃で30分程度拡散して
からフォトレジスト工程を通して高濃度のN型ポリシリ
コン膜でなる第1のゲート電極7−1、N型領域作成用
の第3のゲート電極7−3、第2のゲート電極7−2及
びP型領域作成用の第4のゲート電極7−4を形成す
る。その後第3のゲート電極7−3上及び第4のゲート
電極7−4上にフォトレジスト膜の境界がくるようにし
て、NMOS形成領域及びP+ −N−N+ ダイオードの
+ 形成領域(即ち高濃度N型領域予定領域)以外の領
域をフォトレジスト膜22で覆い、砒素を70keV,
5×1015cm-2程度イオン注入する。図7(e)に示
す、N型ソース領域9ns、N型ドレイン領域9ndB
及び高濃度N型領域12nBを形成するためである。第
2のゲート電極7−2の下部にはイオン注入されないの
で低濃度P型領域8pとして残る。
【0054】次に、フォトレジスト膜22を除去してか
ら、第3のゲート電極7−3上及び第4のゲート電極7
−4上にフォトレジスト膜の境界がくるようにして、P
MOS形成領域及びN+ −P−P+ ダイオードのP+
成領域(即ち高濃度P型領域予定領域)以外の領域をフ
ォトレジスト膜23で覆い、BF2 を50keV,5×
1015cm-2程度イオン注入する。図6に示すP型ソー
ス領域9ps、P型ドレイン領域9pdB及び高濃度P
型領域12pBを形成するためである。第1のゲート電
極7−1の下部にはイオン注入されないので第1の低濃
度N型領域8nとして残る。同時にP型ドレイン領域9
pdBと高濃度N型領域12nBに挟まれた領域は低濃
度N型領域8nと同一不純物濃度の低濃度N型領域11
nAとなり、N型ドレイン領域9ndBと高濃度P型領
域12pBに挟まれた領域は低濃度P型領域8pと同一
不純物濃度の低濃度P型領域11pAとなる。
【0055】引き続き、層間絶縁膜13を形成して、コ
ンタクト孔C1〜C5を開口し、第1の電源線14、第
2の電源線15及び出力信号線17を形成する。
【0056】第3のゲート電極7−3に対してP型ドレ
イン領域9pdBと高濃度N型領域12nBが自己整合
的に形成されるので、P型ドレイン領域9pdBと低濃
型領域11Aと高濃度N型領域12nBからなる
+ −N−N+ ダイオードのN型領域(11nA)の幅
が第3のゲート電極7−3により正確に制御でき、
、第のゲート電極7−4に対してN型ドレイン領
域9ndBと高濃度P型領域12pBが自己整合的に形
成されるので、N型ドレイン領域9ndBと低濃度P型
領域11pAと高濃度P型領域12pBからなるN+
P−P+ ダイオードのP型領域(11pA)の幅が第4
のゲート電極7−4により正確に制御できるので、ダイ
オードの特性バラツキが少なくなるという利点がある。
【0057】また、以上の製造工程で示したように、本
実施例のSOI半導体装置は、砒素のイオン注入時(図
7(d))あるいはBF2 のイオン注入時(図7
(e))にフォトレジスト膜の境界とする領域にあらか
じめ第3のゲート電極7−3及び第4のゲート電極7−
4を設けることにより、従来例の製造工程である図9
(a)〜(e)と同一の製造工程で形成できるので、集
積回路の内部回路を従来例図8(a)〜(e)と同一の
製造工程で形成できるので、集積回路の内部回路を従来
例(図8(a)、(b))の構造として、静電破壊の生
じる危険性のある出力バッファ部分を本発明の構造とす
ることは容易である。また、実施例ではPMOSの
ドレイン領域9pdBにP+ −N−N+ ダイオードを付
加し、NMOSのN型ドレイン領域9ndBにN+ −P
−P+ ダイオードを付加した構成についてのみ述べた
が、従来のSOI半導体装置において特に静電破壊耐量
が劣るのは出力端子にマイナスの電圧が加わった場合で
あることから、NMOSのN型ドレイン領域9ndBに
のみN+ −P−P+ ダイオードを付加して、PMOSに
ついては従来と同様にダイオードを設けない構造につい
ても、静電破壊耐量向上に効果があり、また従来例と同
一の製造工程で形成可能であることも明らかである。
【0058】以上、SIMOX法によるSOI半導体装
置を例にあげて説明したが、本発明はSOI基板の形成
方法の如何にかかわらず適用して得ることは改めていう
までもない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
(又はP)チャネルIGFETのドレイン領域に連接す
るダイオードを介して、ソース領域とともに電源線に接
続することにより、ドレイン領域に接続される出力信号
線に負(又は正)の過電圧が瞬間的に加わった場合、こ
のダイオードが順方向にバイアスされて電荷の放電路と
なるので、従来例に比べて静電破壊耐量の一層改善され
たSOI半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における出力バッファを
示す平面図(図1(a))及び図1(a)のA−A線断
面図(図1(b))である。
【図2】第1の実施例の製造方法の説明のための(a)
〜(e)に分図して示す工程順断面図である。
【図3】第1の実施例の一変形例を示す平面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における出力バッファを
示す平面図(図4(a))及び図4(a)のA−A線断
面図(図4(b))である。
【図5】第2の実施例の製造方法の説明のための(a)
〜(e)に分図して示す工程順断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例における出力バッファを
示す平面図(図6(a))及び図6(a)のA−A線断
面図(図6(b))である。
【図7】第3の実施例の製造方法の説明のための(a)
〜(e)に分図して示す工程順断面図である。
【図8】従来例の示す平面図(図8(a))及び図8
(a)のA−A線断面図(図8(b))である。
【図9】従来例の製造方法の説明のための(a)〜
(e)に分図して示す工程順断面図である。
【図10】従来例の一変形例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 埋込酸化膜 3 フィールド酸化膜 4p 第1の素子形成領域 5n 第2の素子形成領域 6−1 第1のゲート酸化膜 6−2 第2のゲート酸化膜 6−3 第3のゲート酸化膜 6−4 第4のゲート酸化膜 7−1 第1のゲート電極 7−2 第2のゲート電極 7−3 第3のゲート電極 7−4 第4のゲート電極 8 シリコン膜 8n,8nA 低濃度N型領域(第1の) 8p,8pA 低濃度P型領域(第1の) 9ns,9nsA N型ソース領域 9nd,9ndA,9ndB N型ドレイン領域 9ps,9psA P型ソース領域 9pd,9pdA,9pdB P型ソース領域 10 酸化シリコン膜 11n 第2の低濃度N型領域 11p 第2の低濃度P型領域 12n,12nA,12nB 高濃度N型領域 12p,12pA,12pB 高濃度P型領域 13 層間絶縁膜 14 第1の電源線 15,15A,15B,15C 第2の電源線 16,16A,16B,16C 入力信号線 17,17A,17B,17C 出力信号線 18 窒化シリコン膜 19 フォトレジスト膜 20 フォトレジスト膜 21,21A フォトレジスト膜 22,22A フォトレジスト膜 23,23A フォトレジスト膜 24p 低濃度P型領域 24n 低濃度N型領域 25 フォトレジスト膜 26 フォトレジスト膜 27 フォトレジスト膜 28 フォトレジスト膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の表面を選択的に被覆するシリコ
    ン膜でなる素子形成領域の表面をゲート絶縁膜を介して
    横断するゲート電極並びに前記シリコン膜に前記ゲート
    電極下部の第1の低濃度第1導電型領域を挟んで前記ゲ
    ート電極に対して自己整合的に形成された高濃度の第2
    導電型ソース領域及び高濃度の第2導電型ドレイン領域
    からなるIGFETと、前記シリコン膜に前記第2導電
    型ドレイン領域に連接して形成された第2の低濃度第1
    導電型領域及び前記第2の低濃度第1導電型領域に連接
    して形成された高濃度第1導電型領域と、前記第2導電
    型ソース領域及び前記高濃度第1導電型領域に接続する
    ソース電源線、前記ゲート電極に接続する入力信号線及
    び前記第2導電型ドレイン領域に接続する出力信号線を
    有することを特徴とするシリコン・オン・インシュレー
    タ半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁体の表面を選択的に被覆する第1の
    シリコン膜でなる第1の素子形成領域の表面を第1のゲ
    ート絶縁膜を介して横断する第1のゲート電極並びに前
    記第1のシリコン膜に前記第1のゲート電極下部の第1
    の低濃度N型領域を挟んで前記第1のゲート電極に対し
    て自己整合的に形成された高濃度のP型ソース領域及び
    高濃度のP型ドレイン領域からなるPチャネルIGFE
    Tと、前記第1のシリコン膜に前記P型ドレイン領域に
    連接して形成された第2の低濃度N型領域及び前記第2
    の低濃度N型領域に連接して形成された高濃度N型領域
    と、 前記絶縁体の表面を選択的に被覆する第2のシリコン膜
    でなる第2の素子形成領域の表面を第2のゲート絶縁膜
    を介して横断する第2のゲート電極並びに前記第2のシ
    リコン膜に前記第2のゲート電極下部の第1の低濃度P
    型領域を挟んで前記第2のゲート電極に対して自己整合
    的に形成された高濃度のN型ソース領域及び高濃度のN
    型ドレイン領域からなるNチャネルIGFETと、前記
    第2のシリコン膜に前記N型ドレイン領域に連接して形
    成された第2の低濃度P型領域及び前記第2の低濃度P
    型領域に連接して形成された高濃度P型領域と、 前記P型ソース領域及び前記高濃度N型領域に接続する
    第1の電源線、前記N型ソース領域及び前記高濃度P型
    領域に接続する第2の電源線、前記第1のゲート電極と
    第2のゲート電極とにそれぞれ接続する入力信号線並び
    に前記P型ドレイン領域とN型ドレイン領域とにそれぞ
    れ接続される出力信号線とを有することを特徴とするシ
    リコン・オン・インシュレータ半導体装置。
  3. 【請求項3】 絶縁体の表面を選択的に被覆するシリコ
    ン膜でなる素子形成領域の表面をゲート絶縁膜を介して
    横断するゲート電極並びに前記シリコン膜に前記ゲート
    電極下部のの低濃度第1導電型領域を挟んで前記ゲート
    電極に対して自己整合的に形成された高濃度の第2導電
    型ソース領域及び高濃度の第2導電型ドレイン領域から
    なるIGFETと、前記シリコン膜に前記第2導電型ド
    レイン領域に連接して形成された低濃度第1導電型領域
    及び前記低濃度第2導電型領域に連接して形成された高
    濃度第1導電型領域と、前記第2導電型ソース領域及び
    前記高濃度第1導電型領域に接続するソース電源線、前
    記ゲート電極に接続する入力信号線及び前記第2導電型
    ドレイン領域に接続する出力信号線を有することを特徴
    とするシリコン・オン・インシュレータ半導体装置。
  4. 【請求項4】 絶縁体の表面を選択的に被覆する第1の
    シリコン膜でなる第1の素子形成領域の表面を第1のゲ
    ート絶縁膜を介して横断する第1のゲート電極並びに前
    記第1のシリコン膜に前記第1のゲート電極下部の低濃
    度N型領域を挟んで前記第1のゲート電極に対して自己
    整合的に形成された高濃度のP型ソース領域及び高濃度
    のP型ドレイン領域からなるPチャネルIGFETと、
    前記第1のシリコン膜に前記P型ドレイン領域に連接し
    て形成された低濃度P型領域及び前記低濃度P型領域に
    連接して形成された高濃度N型領域と、 前記絶縁体の表面を選択的に被覆する第2のシリコン膜
    でなる第2の素子形成領域の表面を第2のゲート絶縁膜
    を介して横断する第2のゲート電極並びに前記第2のシ
    リコン膜に前記第2のゲート電極下部の低濃度P型領域
    を挟んで前記第2のゲート電極に対して自己整合的に形
    成された高濃度のN型ソース領域及び高濃度のN型ドレ
    イン領域からなるNチャネルIGFETと、前記第2の
    シリコン膜に前記N型ドレイン領域に連接して形成され
    た低濃度N型領域及び前記低濃度N型領域に連接して形
    成された高濃度P型領域と、 前記P型ソース領域及び前記高濃度N型領域に接続する
    第1の電源線、前記N型ソース領域及び前記高濃度P型
    領域に接続する第2の電源線、前記第1のゲート電極と
    第2のゲート電極とにそれぞれ接続する入力信号線並び
    に前記P型ドレイン領域とN型ドレイン領域とにそれぞ
    れ接続される出力信号線とを有することを特徴とするシ
    リコン・オン・インシュレータ半導体装置。
  5. 【請求項5】 第2の低濃度第1導電型領域の表面をゲ
    ート絶縁膜を介して横断しソース電源線に接続する第3
    のゲート電極を有し、第2導電型ドレイン領域及び高濃
    度第1導電型領域が前記第3のゲート電極と自己整合し
    ている請求項1記載のシリコン・オン・インシュレータ
    半導体装置。
  6. 【請求項6】 第2の低濃度N型領域の表面を第3ゲー
    トの絶縁膜を介して横断し第1の電源線に接続する第3
    のゲート電極と、第2の低濃度P型領域の表面を第4の
    ゲート絶縁膜を介して横断し第2の電源線に接続する第
    4のゲート電極とを有し、P型ドレイン領域及び高濃度
    N型領域が前記第3のゲート電極と自己整合し、N型ド
    レイン領域及び高濃度P型領域が前記第4のゲート電極
    と自己整合している請求項2記載のシリコン・オン・イ
    ンシュレータ半導体装置。
JP7133705A 1995-05-31 1995-05-31 シリコン・オン・インシュレータ半導体装置 Expired - Fee Related JP2770784B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7133705A JP2770784B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 シリコン・オン・インシュレータ半導体装置
EP96303768A EP0746031A3 (en) 1995-05-31 1996-05-23 Silicon on insulator type semiconductor device
KR1019960018858A KR100247840B1 (ko) 1995-05-31 1996-05-30 Soi형 반도체 장치
US08/658,953 US5760444A (en) 1995-05-31 1996-05-31 Silicon on insulator type semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7133705A JP2770784B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 シリコン・オン・インシュレータ半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08330440A true JPH08330440A (ja) 1996-12-13
JP2770784B2 JP2770784B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=15110969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7133705A Expired - Fee Related JP2770784B2 (ja) 1995-05-31 1995-05-31 シリコン・オン・インシュレータ半導体装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5760444A (ja)
EP (1) EP0746031A3 (ja)
JP (1) JP2770784B2 (ja)
KR (1) KR100247840B1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69738012T2 (de) 1996-11-26 2007-12-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Halbleitervorrichtung und deren Herstellungsverfahren
TW425692B (en) * 1996-12-13 2001-03-11 Hitachi Ltd Semiconductor integrated circuit apparatus and its fabrication method
US6015992A (en) * 1997-01-03 2000-01-18 Texas Instruments Incorporated Bistable SCR-like switch for ESD protection of silicon-on-insulator integrated circuits
US6160292A (en) 1997-04-23 2000-12-12 International Business Machines Corporation Circuit and methods to improve the operation of SOI devices
US6323522B1 (en) 1999-01-08 2001-11-27 International Business Machines Corporation Silicon on insulator thick oxide structure and process of manufacture
US6245600B1 (en) 1999-07-01 2001-06-12 International Business Machines Corporation Method and structure for SOI wafers to avoid electrostatic discharge
US10644146B1 (en) * 2018-11-13 2020-05-05 Nxp Usa, Inc. Vertical bi-directional switches and method for making same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5690555A (en) * 1979-12-24 1981-07-22 Fujitsu Ltd Semiconductor integrated circuit
JPS59220961A (ja) * 1983-05-31 1984-12-12 Toshiba Corp 相補型mos半導体装置
JPH04259259A (ja) * 1991-02-14 1992-09-14 Nippondenso Co Ltd 薄膜soi構造のmisトランジスタ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3276091D1 (en) * 1981-12-24 1987-05-21 Nippon Denso Co Semiconductor device including overvoltage protection diode
JPH0242759A (ja) * 1988-08-01 1990-02-13 Toshiba Corp 半導体入力保護回路
JPH02214165A (ja) * 1989-02-14 1990-08-27 Toshiba Corp 半導体装置
DE69111929T2 (de) * 1990-07-09 1996-03-28 Sony Corp Halbleiteranordnung auf einem dielektrischen isolierten Substrat.
US5229635A (en) * 1991-08-21 1993-07-20 Vlsi Technology, Inc. ESD protection circuit and method for power-down application

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5690555A (en) * 1979-12-24 1981-07-22 Fujitsu Ltd Semiconductor integrated circuit
JPS59220961A (ja) * 1983-05-31 1984-12-12 Toshiba Corp 相補型mos半導体装置
JPH04259259A (ja) * 1991-02-14 1992-09-14 Nippondenso Co Ltd 薄膜soi構造のmisトランジスタ

Also Published As

Publication number Publication date
EP0746031A3 (en) 2000-06-14
US5760444A (en) 1998-06-02
KR100247840B1 (ko) 2000-03-15
EP0746031A2 (en) 1996-12-04
JP2770784B2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6194763B1 (en) Semiconductor device having SOI-MOSFET
US5656842A (en) Vertical mosfet including a back gate electrode
KR100392901B1 (ko) 비대칭약간도프된드레인(lcd)mos소자의제조방법
US5930605A (en) Compact self-aligned body contact silicon-on-insulator transistors
US4921811A (en) Semiconductor integrated circuit device and a method for manufacturing the same
US5294822A (en) Polycide local interconnect method and structure
US5985722A (en) Method of fabricating electrostatic discharge device
JPH0783024B2 (ja) バイポ−ラトランジスタの製造方法
JP2870635B2 (ja) 半導体装置
JP3206026B2 (ja) 高電圧用misfetを備える半導体装置
US6307224B1 (en) Double diffused mosfet
JP2770784B2 (ja) シリコン・オン・インシュレータ半導体装置
US5221635A (en) Method of making a field-effect transistor
JP2643904B2 (ja) 静電保護素子
JP3252790B2 (ja) 半導体集積回路
JP3415401B2 (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
US5612243A (en) Polycide local interconnect method and structure
US5696397A (en) Input protection circuit and method of fabricating semiconductor integrated circuit
US5962898A (en) Field-effect transistor
JP3390336B2 (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2001156181A (ja) 半導体装置
JP4921925B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0969610A (ja) 集積半導体装置およびその製造方法
KR20020033552A (ko) 히트 싱크를 갖는 실리콘-온-절연체 정전기 방전 보호장치
JPH0773124B2 (ja) 半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980317

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees