JPH08329355A - 監視情報音声出力装置 - Google Patents

監視情報音声出力装置

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JPH08329355A
JPH08329355A JP13670695A JP13670695A JPH08329355A JP H08329355 A JPH08329355 A JP H08329355A JP 13670695 A JP13670695 A JP 13670695A JP 13670695 A JP13670695 A JP 13670695A JP H08329355 A JPH08329355 A JP H08329355A
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JP
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voice
carrier
speed
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JP13670695A
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English (en)
Inventor
Naomichi Chiyoda
尚道 千代田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬器の走行区間によって音声出力情報を可変
設定し、運転操作員の運転監視操作を支援する。 【構成】 外部から搬器10の位置情報及び速度情報a を
入力し、その搬器の位置変化や速度変化に応じて、音声
情報記憶部1に格納されている各種の音声情報から所定
の形式に出力内容を編集し、また外部から入力される搬
器の位置情報に基づいて音声出力周期も可変設定し、こ
の出力周期ごとに該当する距離情報又は速度情報を前述
の所定の形式の音声出力内容と音声合成してスピーカSP
から出力する。これにより、搬器10の位置情報又は速度
情報を必要なタイミングで音声出力して運転操作員に知
らせ、運転操作員が操作パネルのメータ類を見ないで
も、実機だけを注視しながら運転操作できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばロープウェイ、
ケーブルカーなどの各種搬器の運転操作員に対してその
搬器の速度、位置などの監視情報を音声出力する監視情
報音声出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばロープウェイやケーブルカ
ー、遊園地のジェットコースターその他の搬器では、運
転操作員が運転操作パネルと実機との両方を見ながら運
転操作し、特に搬器が終端停止速度制御区間に進入すれ
ば速度オーバーとならないように注意深く速度監視を行
っている。
【0003】そしてこの速度監視の支援のために、搬器
の現在位置あるいは終端停止位置までの残り距離、また
現在速度などの監視情報を音声出力して運転操作員に知
らせる監視情報音声出力装置が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の監視
情報音声出力装置では、音声出力周期が搬器の位置によ
らず固定的で、いったん出力周期を設定すると搬器が終
端停止位置近くまで到達しても走行区間の中間位置と同
じ周期で音声出力する。
【0005】実際の運転では、乗客がつんのめったりし
ないで安全に停止させる必要があるために、運転操作員
が特に注意を集中するのは終端停止位置近くに搬器が進
入したときの終端停止速度制御区間での速度情報と位置
情報であり、しかもこの区間では、時間的に短い間に速
度、残り距離が変化するので速い周期で音声出力しなけ
れば役に立たないのであるが、従来は、この終端停止速
度制御区間に搬器が進入しても監視情報音声出力の周期
を変化させてはいないためにこれらの情報を耳から取り
入れることができず、結局、運転操作員が操作パネル上
のメータ類と実際に動いている搬器とを同時に見ながら
運転制御することになり、特に緊張を強いるものとなっ
ていた。
【0006】このような場合、終端停止速度制御区間に
搬器が進入したときには、例えば、「あと10メート
ル、8メートル、、6、5、4、……」というように、
速い周期で残り距離情報をその単位までは言わなくて
も、数値だけでも音声出力するようにすれば、運転操作
員は実機の動きだけを注視しながら、残り距離情報は耳
から聞いて確認しながら運転することができるようにな
り、運転操作員の負担が軽減されることになる。
【0007】本発明はこのような従来の技術的課題を解
決するためになされたもので、搬器の走行位置に応じて
位置情報若しくは速度情報の音声出力周期を可変調整
し、また音声出力情報の内容も出力周期に応じて必要最
小限度のものに制限することによって必要な監視情報を
タイムリーに音声出力し、運転操作員の運転操作の負担
を軽減することができる監視情報音声出力装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、搬器
の位置情報又は速度情報を音声出力する監視情報音声出
力装置において、外部からの搬器の位置情報及び速度情
報を入力する運転情報入力部と、各種内容の音声情報を
格納する音声情報記憶部と、搬器の位置変化に応じて速
度情報又は位置情報の出力形式を選択し、音声情報記憶
部に格納されている音声情報の中から必要な音声情報を
読み出して当該出力形式に合致するように編集する音声
出力情報編集部と、この音声出力情報編集部が編集した
所定の出力形式の音声出力情報と、前記運転情報入力部
に入力される位置情報又は速度情報との音声合成を行
い、音声出力する音声出力処理部とを備えたものであ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の監視
情報音声出力装置において、搬器の位置変化に応じて、
音声出力処理部の音声出力間隔を可変設定する出力間隔
設定部を備えたものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明の監視
情報音声出力装置において、搬器が終端停止速度制御区
間に進入した時に、音声出力情報編集部が位置情報の出
力形式を選択し、出力間隔設定部が短い音声出力間隔を
設定し、位置情報の変化を速い周期で音声出力するよう
にしたものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明の監視情報音声出力装置では、
外部から運転情報入力部に搬器の位置情報及び速度情報
が入力されると、搬器の位置変化に応じて速度情報又は
位置情報の出力形式を選択し、音声情報記憶部に格納さ
れている音声情報の中から必要な音声情報を読み出して
当該出力形式に合致するように編集する。そして、音声
出力処理部がこの音声出力情報編集部の編集した所定の
出力形式の音声出力情報と、運転情報入力部に入力され
る位置情報又は速度情報との音声合成を行い、音声出力
する。
【0012】これにより、搬器の走行区間に応じて速度
情報あるいは位置情報を必要に応じて選択して所定の出
力形式に編集し、音声出力して運転操作員に知らせる。
【0013】請求項2の発明の監視情報音声出力装置で
は、出力間隔設定部が搬器の位置変化に応じて音声出力
処理部の音声出力間隔を可変設定し、これにより、運転
操作員にとって短い間隔で繰り返し監視情報の音声出力
が必要な区間では速い周期で、それほど短い間隔で監視
情報の音声出力を必要としない区間では遅い周期で監視
情報を音声出力するように自動調整する。
【0014】請求項3の発明の監視情報音声出力装置で
は、搬器が終端停止速度制御区間に進入した時に、音声
出力情報編集部が位置情報の出力形式を選択し、出力間
隔設定部が短い音声出力間隔を設定し、位置情報の変化
を速い周期で音声出力させることにより、安全かつ正確
に定点停止させる必要がある搬器の終端停止位置近くで
の小刻みな位置変化を速い周期で運転操作員に知らせ、
運転操作員にとって操作パネルのメータ類を見ないで
も、実機だけを注視しながら終端停止制御できるように
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説す
る。図1は請求項1〜請求項3の発明の共通する実施例
の機能ブロック図であり、この実施例は搬器としてロー
プウェイを運転操作するために用いる監視情報音声出力
装置である。音声情報ファイル1には監視情報の音声情
報として、「速度点異常」、「現在速度」、「毎秒」、
「メートル地点」、「走行中」、「あと」、「メート
ル」など、搬器の監視情報の音声出力に必要な各種内容
の音声情報が登録されている。優先順位情報ファイル2
には、搬器の走行区間に対応して速度情報を優先させて
出力する区間か、位置・距離情報を優先させて出力する
区間か、位置、速度両方を出力する区間かなど、出力さ
せる監視情報の優先順位情報が登録されている。区間情
報ファイル3には、図2に示すように搬器10の走行位
置がいずれの区間に属するかの区間情報、例えば、中間
区間C、減速区間B1,B2、終端停止速度制御区間A
1,A2などの区間情報が登録されている。
【0016】情報変換部4は搬器の運転制御装置に備え
られている各種センサ、例えば速度センサ、位置センサ
などから送込まれてくる搬器の位置情報、速度情報など
の監視情報aをこの実施例の装置に応じた信号に変換す
る部分であり、その変換監視情報bを情報変化量検出部
5に出力する。情報変化量検出部5は、搬器位置の変換
監視情報bに基づいて搬器位置の変化量を求め、区間情
報ファイル3の区間情報fを参照して搬器の現在位置の
属する区間を特定し、優先区間情報cを出力する。
【0017】優先順位決定部6は、優先順位入力部7を
用いて使用者が入力する優先順位情報d、あらかじめ優
先順位情報ファイル2に登録されている優先順位情報i
を参照して、優先区間情報cに対応してどのような情報
を優先させるかを決定し、音声出力選択信号eを音声出
力内容編集選択部7に出力する。例えば、図2に示すよ
うに搬器10が高速定格速度で走行する中間区間Cに存
在する間は終点までの距離情報を知らせるだけで良いた
めに、この区間Cでは距離情報を優先させ、終端に近づ
いて停止速度まで減速する必要がある区間B1,B2で
は速度情報を優先させ、終端停止速度制御区間A1,A
2に存在する場合には終端までの残り距離情報を優先さ
せる選択を行い、また変換監視情報bが規定の制限速度
を超えているような場合に速度超過警報を優先させるな
どの判断を行い、音声出力選択信号eを音声出力内容編
集選択部7に出力する。
【0018】音声出力内容編集選択部7は、音声出力選
択信号eに基づき、音声情報ファイル1の内容編集情報
gを参照して音声出力する監視情報の単位系、出力する
桁数、監視情報名称の出力形式を決定して、その選択内
容編集情報hを情報編集部8に出力する。情報編集部8
は、選択内容編集情報hに基づいて情報変換部4からの
変換監視情報bを読込み、所定の内容となるように音声
合成し、その音声情報jを音声出力部9に出力し、音声
出力部9はこの音声情報jを音声信号に変換してスピー
カSPから出力させる。
【0019】次に、上記構成の監視情報音声出力装置の
動作について説明する。この装置における設定事項とし
て、図2に示すように搬器10が中間区間Cを走行して
いるときには目的地側の終端までの残り距離、「あと…
…メートルです」といった音声情報を比較的長い周期で
出力させるか、あるいは音声出力させないか設定する。
【0020】高速の定格速度から終端直前の停止速度ま
で減速させる必要がある減速区間B1,B2に搬器10
が到達すれば、「減速開始」、「速度毎秒……メート
ル」といった速度情報を音声出力させる設定とする。
【0021】そして終端停止速度制御区間A1,A2で
は、停止目標位置に対して残り距離を小刻みに、速い周
期で音声出力して運転操作員に知らせる設定とする。そ
してこの場合、時間的な余裕がないので、「あと10メ
ートル、8、6、5、4、……」というように単位系は
出力せず、残り距離数値だけを音声出力する設定にす
る。
【0022】さらに音声出力情報としては、搬器10が
ある速度点の規定速度を超過していることを検出する場
合に「速度点異常」、搬器10が途中で停止した場合に
「搬器停止」といった音声出力も行う設定にする。
【0023】そこで、情報変換部4には搬器10の運転
制御装置から位置情報、速度情報、速度点通過スイッチ
情報など各種監視情報aが周期的に入力されており、情
報変換部4ではこの監視情報aを変換監視情報bに変換
して情報変化量検出部5、優先順位決定部6及び情報編
集部8に出力する。
【0024】搬器10が中間区間Cを走行中の場合、情
報変化量検出部5は区間情報ファイル3の区間情報fを
参照して変換距離情報bから搬器10が中間区間Cに存
在することを検出し、その区間優先信号cを優先順位決
定部6に出力し、優先順位決定部6では、優先順位情報
ファイル2の優先情報iを参照して、残り距離情報をそ
の単位系も含めて、あらかじめ設定した比較的長い周期
ごとに出力するという音声出力選択信号eを得て、これ
を音声出力内容編集選択部7に出力する。
【0025】音声出力内容編集選択部7ではこの音声出
力選択信号eを受けて、残り距離情報の単位系、ここで
は「メートル」の音声情報、そして「終点まであと」と
いう残り距離を表す音声情報も音声情報ファイル1から
取り出し、「終点まであと、<<……>>、メートル」
(ここで、<<……>>はこのカッコの中に監視情報の
数値が挿入されることを意味している。以下の説明にお
いて同じ)という出力形式を編集し、またその出力周
期、例えば、30秒ごとに出力するという情報と共に選
択内容編集情報hとして情報編集部8に出力する。
【0026】情報編集部8では、この選択内容編集情報
hと、情報変換部4からの変換監視情報bから所定の周
期ごとに抽出する残り距離情報とを音声合成して、例え
ば、「終点まであと、<<1500>>、メートル」、
「終点まであと、<<1000>>、メートル」、「終
点まであと、<<500>>、メートル」といった形式
の音声情報jを音声出力部9に出力し、音声出力部9が
この音声情報をスピーカSPから音声出力させて運転操
作員に知らせる。
【0027】ここで情報変換部4に監視情報aとして外
部から搬器停止情報が入力されれば、優先順位決定部6
はその監視情報を検出して残り距離情報よりも優先させ
る指示を音声出力内容編集選択部7に出力する。そこで
音声内容編集選択部7では音声情報ファイル1を参照し
て「搬器停止」の音声情報を読み込み、この音声情報を
情報編集部8を介して音声出力部9に与え、直ちにスピ
ーカSPから出力させて運転操作員に搬器停止の異常発
生を知らせる。
【0028】搬器10が高速定格走行区間Cから減速区
間B1又はB2に進入した場合、その区間進入を情報変
化量検出部5が検出して区間優先信号cとして優先順位
決定部6に出力し、優先順位決定部6は音声出力選択信
号eとして減速区間進入の音声情報を出力するように音
声出力内容編集選択部7に指示する。音声出力内容編集
選択部7ではこの指示を受けて、音声情報ファイル1か
ら「減速区間到達」の音声情報を読み出して情報編集部
8に出力する。情報編集部8はさらにこの音声出力情報
「減速区間到達」を音声出力部9に出力し、スピーカS
Pから「減速区間到達」の音声出力を行わせる。
【0029】この減速区間に到達した後、さらに、情報
変化量検出部5は区間情報ファイル3から減速区間に搬
器10が存在することを検出して優先順位決定部6に出
力し、優先順位決定部6では、減速区間では速度変化を
音声出力するように設定されているので、速度情報の音
声出力を選択する音声出力選択信号eを音声出力内容編
集選択部7に出力する。音声出力内容編集選択部7で
は、音声情報ファイル1を参照して、「速度毎秒」、
「メートル」の音声情報を読み出して速度音声情報の出
力形式、すなわち、「速度毎秒、<<……>>、メート
ル」の形式に編集し、また出力周期も例えば、5秒周期
に設定し、これらを選択内容編集情報hとして情報編集
部8に出力する。
【0030】情報編集部8では、この選択内容編集情報
に対して情報変換部4から速度情報を上記周期ごと、つ
まり5秒ごとに取り込んで音声合成し、「速度毎秒、<
<10>>、メートル」、「速度毎秒、<<8>>、メ
ートル」、「速度毎秒、<<6>>、メートル」、「速
度毎秒、<<5>>、メートル」といった音声情報jを
音声出力部9に与え、スピーカSPから音声出力させ
る。
【0031】次に終端停止速度制御区間A1又はA2に
搬器10が進入した時には、外部からの監視情報aから
当該区間への進入信号を優先順位決定部6が検出し、優
先順位情報ファイル2の優先順位情報を参照して区間進
入の音声情報を優先させて出力すべく、音声出力選択信
号eとしてこの区間進入出力選択信号を音声出力内容編
集部7に出力する。音声出力内容編集部7では、この区
間進入出力選択信号を受けて、音声情報ファイル1から
該当する音声情報「速度点到達」を読出し、これを選択
内容編集情報hとして情報編集部8に出力し、情報編集
部8はこの「速度点到達」の編集情報を音声情報jとし
て音声出力部9に出力し、スピーカSPから音声出力さ
せる。これにより、運転操作員は搬器10が終端停止速
度制御区間に進入したことを知ることができるようにな
る。
【0032】この後引き続いて、情報変化量検出部5は
搬器10の位置情報に対して、区間情報ファイル3を参
照して終端停止速度制御区間に搬器10が到達したこと
を検出し、区間優先信号cとして優先順位決定部6に出
力する。優先順位決定部6では、終端停止速度制御区間
を搬器10が走行している間は最終停止位置までの残り
距離情報を音声出力させるべく、残り距離情報優先の音
声出力選択信号eを音声出力内容編集選択部7に出力す
る。
【0033】音声出力内容編集選択部7ではこの音声出
力選択信号Eを受けて、音声情報ファイル1を参照して
残り距離情報の出力に必要な音声情報、「あと」、「メ
ートル」を読込み、「あと、<<……>>、メートル、
<<……>>、以下、数値のみ繰り返し」といった出力
内容を編集し、また出力周期、例えば0.5秒ごとに出
力といった情報も読込み、これらを選択内容編集情報h
として情報編集部8に出力する。
【0034】情報編集部8では、この選択内容編集情報
hに対して情報変換部4から残り距離情報を上記周期ご
と、つまり0.5秒ごとに取り込んで音声合成し、「あ
と、<<10>>、メートル」、「<<8>>、メート
ル」、「<<6>>」、「<<5>>」、「<<4>
>」、……というように、搬器10が停止位置に停止す
るまで残り距離情報を音声出力部9に与え、スピーカS
Pから音声出力させる。
【0035】また、上記の終端停止速度制御区間A1又
はA2に進入した時点で入力される速度情報が規定の制
限速度を超えていれば、優先順位決定部6はその速度オ
ーバーを検出して優先順位情報ファイル2を参照し、速
度点異常が最優先出力情報であることを認識して音声出
力選択信号eとして速度点異常の出力指令を音声出力内
容編集選択部7に出力する。音声出力内容編集選択部7
では、この指令を受けて音声情報ファイル1を参照し、
「速度点異常」の音声情報を読み出して選択内容編集情
報hとして情報編集部8に出力し、情報編集部8はこの
「速度点異常」を音声情報jとして音声出力部9に出力
し、スピーカSPから緊急に「速度点異常」を音声出力
して運転操作員に知らせる。
【0036】運転操作員はこの「速度点異常」の音声出
力を聞けば、直ちに緊急停止操作を行い、搬器運転制御
装置側に設けられている緊急停止機能が働く前に手動介
入によって緊急停止操作を行い、乗客に大きなショック
を与えない減速度で搬器10を急停止させることにな
る。
【0037】このようにして、特に減速度区間B1,B
2や終端停止速度制御区間A1,A2に搬器10が進入
した場合に搬器10の速度、終端停止位置までの残り距
離などの情報を音声にして運転操作員に知らせるように
することにより、運転操作員は運転操作パネル上の速度
メータや距離メータを見なくても、実際の搬器10の動
きだけを見ながら運転監視、停止操作をすることができ
るようになる。
【0038】なお、上記実施例のロープウェイについて
限定されることはなく、運転操作員が搬器の実機が見え
る運転操作室にいて搬器の動きを監視し、必要なときに
は手動介入するように設定された各種乗物の運転装置に
広く応用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
搬器の位置変化に応じて速度情報又は位置情報の出力形
式を選択し、音声情報記憶部に格納されている音声情報
の中から必要な音声情報を読み出して当該出力形式に合
致するように編集し、この編集した所定の出力形式の音
声出力情報と運転情報入力部に外部から入力される位置
情報又は速度情報との音声合成を行い、音声出力するよ
うしているので、搬器の走行区間に応じて速度情報ある
いは位置情報を必要に応じて選択して所定の出力形式で
音声出力して運転操作員に知らせることができ、運転操
作員が搬器の動きだけを注視していてもその速度情報又
は位置情報を耳から聞いて認識することができ、従来の
ように搬器の動きと共に操作パネル上の速度メータや位
置メータも見守らなければならないという負担を軽減さ
せることができ、搬器の運転監視、操作をしやすくす
る。
【0040】請求項2の発明によれば、出力間隔設定部
が搬器の位置変化に応じて音声出力処理部の音声出力間
隔を可変設定し、これにより、運転操作員にとって短い
間隔で繰り返し監視情報の音声出力が必要な区間では速
い周期で、それほど短い間隔で監視情報の音声出力を必
要としない区間では遅い周期で監視情報を音声出力する
ように自動調整するようにしているので、不必要に頻繁
に音声出力がなされて煩わしさを与えることがない。
【0041】請求項3の発明によれば、搬器が終端停止
速度制御区間に進入した時に、音声出力情報編集部が位
置情報の出力形式を選択し、出力間隔設定部が短い音声
出力間隔を設定し、位置情報の変化を速い周期で音声出
力させるようにしているので、安全かつ正確に定点停止
させる必要がある搬器の終端停止位置近くでの小刻みな
位置変化を速い周期で運転操作員に知らせ、運転操作員
にとって操作パネルのメータ類を見ないでも、実機だけ
を注視しながら終端停止制御時の運転監視、操作ができ
るようになり、特に注意を要する終端停止制御時の負担
を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の機能ブロック図。
【図2】上記実施例の動作説明図。
【符号の説明】
1 音声情報ファイル 2 優先順位情報ファイル 3 区間情報ファイル 4 情報変換部 5 情報変化量検出部 6 優先順位決定部 7 音声出力内容編集選択部 8 情報編集部 9 音声出力部 10 搬器 SP スピーカ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬器の位置情報又は速度情報を音声出力
    する監視情報音声出力装置において、 外部からの前記搬器の位置情報及び速度情報を入力する
    運転情報入力部と、 各種内容の音声情報を格納する音声情報記憶部と、 前記搬器の位置変化に応じて速度情報又は位置情報の出
    力形式を選択し、前記音声情報記憶部に格納されている
    音声情報の中から必要な音声情報を読み出して当該出力
    形式に合致するように編集する音声出力情報編集部と、 前記音声出力情報編集部が編集した所定の出力形式の音
    声出力情報と、前記運転情報入力部に入力される位置情
    報又は速度情報との音声合成を行い、音声出力する音声
    出力処理部とを備えて成る監視情報音声出力装置。
  2. 【請求項2】 前記搬器の位置変化に応じて、前記音声
    出力処理部の音声出力間隔を可変設定する出力間隔設定
    部を備えて成る請求項1記載の監視情報音声出力装置。
  3. 【請求項3】 前記搬器が終端停止速度制御区間に進入
    した時に、前記音声出力情報編集部が位置情報の出力形
    式を選択し、前記出力間隔設定部が短い音声出力間隔を
    設定し、位置情報の変化を速い周期で音声出力させるこ
    とを特徴とする請求項2記載の監視情報音声出力装置。
JP13670695A 1995-06-02 1995-06-02 監視情報音声出力装置 Pending JPH08329355A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018127184A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 ナブテスコ株式会社 ホームドアシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018127184A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 ナブテスコ株式会社 ホームドアシステム

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