JPH08329341A - 商品販売登録データ処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】商品登録で利用する登録画面以外の他の画面か
ら登録画面に迅速かつ簡単に戻すことのできる取扱い容
易な商品販売登録データ処理装置を提供する。 【構成】戻し切替制御プログラム格納手段（１０３）
と，戻し切替信号生成出力手段（１０１，１０３）と，
強制戻し表示制御手段（１０１，１０３）とを設け、商
品登録プログラムが起動されかつ表示器（ＣＲＴ）２１
の一番上のウインドに表示された登録画面を利用しつつ
商品登録している途中に他の画面に切替わってしまった
場合でも、商品登録手続に使用される機器（１９等）を
操作するだけで元の登録画面に強制して戻し切替表示で
きるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、基本ソフトに基き商品
登録プログラムを起動しかつ表示器の一番上のウインド
に表示された登録画面を利用しつつ商品登録手続を実行
可能に構成された商品販売登録データ処理に関する。

【０００２】

【従来の技術】商品販売登録データ処理装置は、データ
設定機能，商品登録機能，点検機能，精算機能を有し、
さらに例えば商品照会機能，在庫管理機能等を設けたも
のもある。

【０００３】主たる商品登録機能は、次のようにして実
行される。オペレータがスキャナやキーボードを用いて
商品コードを入力すると、制御部は商品ファイルを検索
して商品データを求め売上ファイルに商品登録する。入
力データ，売上データは、表示器に表示された登録画面
で確認可能である。したがって、複雑な商品登録を簡単
かつ正確に行える。顧客買上商品の全てについて商品登
録した後に、小計キーを押下操作すると小計金額が算出
される。

【０００４】また、顧客から受取った預り金額をキー入
力してから、預り／現計キーを押下操作すると、税を含
む合計金額や釣銭金額の算出等を含む会計処理が実行さ
れる。しかる後に、ドロワが自動開放され、かつレシー
トが発行される。

【０００５】さらに、会計処理が例えばクレジットカー
ド支払いによる場合は、カードリーダを用いてクレジッ
トカードからカード記憶データを読取り、かつ支払区分
等のデータをキー入力してから、実行キーを押下操作す
る。これによりクレジット会社との照会を含むクレジッ
トカード処理が実行される。

【０００６】その他、部門キー，両替キー等の各種キー
やプリペイドカードリーダ等も用いられる。

【０００７】ところで、商品販売登録データ処理装置の
中には、専用機型と，商品登録プログラム等を基本ソフ
トに対するアプリケーションソフトとして組込んだ汎用
機型とがある。この汎用機型は、例えば図４に示す如
く、商品登録を選択（ＳＴ３０のＹＥＳ）すると、商品
登録プログラムが起動（ＳＴ３１）されかつ表示器のオ
ペレータから見て一番手前つまり一番上のウインドに登
録画面が表示（ＳＴ３２）される。そして、この登録画
面を利用（目視・目読）しながら、専用機型の場合と同
様に商品登録（ＳＴ３３〜３６）が行われる。

【０００８】また、汎用機型の場合は、上位機能として
基本ソフトに基く画面切替機能が具備されている。すな
わち、画面切替用の専用キーを操作することにより、例
えば図５に示す表示器２１の一番上のウインドに任意の
画面を選択可能に形成されている（図３のＳＴ４０〜４
４）。さらに、商品登録プログラムの起動中に、例えば
商品照会プログラムに基く商品照会等を実行可能とされ
ている場合がある。

【０００９】かくして、汎用機型は、商品登録中に、表
示画面によってこれに必要とする商品照会や在庫確認が
できるので、商品登録を一段と高能率で行える。さら
に、店内閑散時等に、責任者（例えば、店長）が、売上
チェック等を行える。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる商品
販売登録データ処理装置の中枢は商品登録であるから、
オペレータ（キャッシャー）はこの商品登録手続をマス
ターすれば通常的業務をほぼ完遂できる。換言すれば、
例えば上記でいう商品照会，在庫管理，画面切替等々
を、知らなくともよい。また、オペレータレベルでは、
現実としてこれらを必要としない場合が多い。

【００１１】ここに、商品登録手続の進行操作中に、オ
ペレータ自身が過誤により商品登録手続をするために必
要とする機器以外のキーを押下操作してしまったり、商
品コードの読取入力のために移動させた商品の一部が知
らぬ間にキーを押下してしまうことがある。

【００１２】かかる場合、専用機型ではエラー音が発せ
られる程度であるが、汎用機型では表示器の一番上のウ
インドに登録画面以外の画面（例えば、商品照会画面）
が表示されてしまうことがある。つまり、過誤操作の必
然として、画面切替が実行されてしまう。

【００１３】したがって、登録画面に戻さなければ、商
品登録手続を続行できないが、オペレータは上述の通り
画面切替等の操作を知っている場合が少ないので、業務
中断となってしまう。すなわち、業務能率と顧客サービ
スを大幅に低下してしまう。

【００１４】本発明は上記事情に鑑みなされるもので、
その目的は商品登録で利用する登録画面以外の他の画面
から登録画面に迅速かつ簡単に戻すことのできる取扱い
容易な商品販売登録データ処理装置を提供することにあ
る。

【００１５】

【課題を解決するための手段】登録画面以外の他の画面
から登録画面に戻すためには、例えばそれ専用のキーを
設ける策が考えられる。しかし、この考え方は、、もと
もと基本ソフトに基く画面切替機能を有するにも拘わら
ずその実行に困難を伴う通常のオペレータにとってさら
に頭痛のたねとなってしまうから、抜本的な解決となら
ない。

【００１６】ここに、商品登録を実行していたことから
すれば、これを遂行するために必要とする機器（キー，
リーダ等）とその操作方法は当然に知っている。本発明
は、実にこの点に注目し、商品登録中に他の画面が表示
器の一番上のウインドに表示されてしまった場合には、
商品登録手続を実行するために用いる機器を操作するだ
けで、元の登録画面に戻すことができるように構成した
ものである。

【００１７】すなわち、本発明は、基本ソフトに基き商
品登録プログラムを起動しかつ表示器の一番上のウイン
ドに表示された登録画面を利用しつつ商品登録手続を実
行可能に構成された商品販売登録データ処理において、
画面戻し切替制御プログラムを格納する戻し切替制御プ
ログラム格納手段と、前記商品登録手続を実行するため
に用いられる機器の操作によって戻し切替信号を生成出
力する戻し切替信号生成出力手段と、戻し切替信号が入
力されたことを条件に該画面戻し切替制御プログラムに
基き前記表示器の一番上のウインドに表示されている他
の画面から前記登録画面に強制的に戻して当該登録画面
を一番上のウインドに表示させる強制戻し表示制御手段
と、を設けたことを特徴とする。

【００１８】

【作用】上記構成による本発明の場合、商品登録プログ
ラムを起動しかつ表示器の一番上のウインドに表示され
た登録画面を利用して商品登録手続を実行している途中
に、何らかの理由によって登録画面以外の画面に切替わ
ってしまった場合、オペレータは商品登録手続を実行す
るために通常的に用いる機器（例えば、“スキャナ”）
を操作する。

【００１９】すると、切替信号生成出力手段が、その操
作を条件として戻し切替信号を生成出力する。すると、
強制戻し表示制御手段が、戻し切替制御プログラム格納
手段に格納されていた画面戻し切替制御プログラムに基
き、表示器の一番上のウインドに登録画面を強制的に戻
して表示する。

【００２０】したがって、オペレータは簡単に登録画面
に戻せるから、商品登録を続行できる。

【００２１】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本商品販売登録データ処理装置は、図１に示す如
く、基本的構成が標準入出力装置（キーボード２０，表
示器２１）を備えたパソコン１１０とされかつスキャナ
１９，プリンタ２２，ドロワ２３，カードリーダ２８等
を含み商品販売登録データ処理を実行可能に形成される
とともに、戻し切替制御プログラム格納手段（１０３）
と，戻し切替信号生成出力手段（１０１，１０３）と，
強制戻し表示制御手段（１０１，１０３）とを設け、商
品登録プログラムが起動されかつ表示器（ＣＲＴ）２１
の一番上のウインドに表示された登録画面を利用しつつ
商品登録している途中に他の画面に切替わってしまった
場合でも、元の登録画面に強制して戻し切替表示できる
ように構成されている。

【００２２】図１において、パソコン１１０は、ボード
１００に搭載されたＣＰＵ１０１，ＲＯＭ１０２，ＲＡ
Ｍ１０３，ＦＤ Ｉ／Ｆ１０５，ＫＢ Ｉ／Ｆ１０６
と，ＦＤＤ（フロッピー装置）１１２およびＨＤＤ（ハ
ードディスク装置）１１１を本体内に格納し、キーボー
ド２０および表示器２１が接続されている。

【００２３】このパソコン１１０には、基本ソフト（Ｏ
Ｓ）が組込まれ、表示器２１に表示されたメニュー画面
からタスクを選択すると当該タスク（アプリケーショ
ン）プログラムが起動され、かつ当該画面が表示器２１
の一番上のウインドに表示されるものと形成されてい
る。

【００２４】したがって、メニュー画面から商品登録を
選択すれば、ＯＳに基く商品登録プログラムが起動され
かつ一番上のウインドに登録画面が表示される。これ
は、従来例（図４のＳＴ３０〜３２）の場合と同様であ
る。また、商品登録手続（図２のＳＴ１７〜２０）も従
来例（図４のＳＴ３３〜３６）と同じである。

【００２５】スキャナ１９は、商品に印刷されたバーコ
ード（商品コード等）を読取入力（図２のＳＴ１７）す
るものである。プリンタ２２は、レシートを印字・発行
する。カードリーダ２８は、例えばクレジットカードか
らその記憶内容を読取る（ＳＴ２０）。

【００２６】また、キーボード２０には、部門キー等を
含む各種のファンクションキー，小計キー，締め操作
（ＳＴ１９のＹＥＳ）を行うための預り／現計キー，各
種支払指定キー（例えば、クレジットキー）等々が配設
されている。

【００２７】ここに、戻し切替制御プログラム格納手段
は、画面戻し切替制御プログラムを格納するもので、Ｒ
ＡＭ１０３から形成されている。なお、ＨＤＤ１１１ま
たはＦＤＤ１１２からインストールされる。もっとも、
ＲＯＭ１０２から形成してもよい。

【００２８】戻し切替信号生成出力手段は、商品登録手
続（図２のＳＴ１７〜２０）を実行するために用いられ
る機器の操作によって戻し切替信号を生成出力する手段
で、戻し切替信号生成出力制御プログラムを展開させた
ＲＡＭ１０３とＣＰＵ１０１とから形成され、図２のＳ
Ｔ１３で実行される。

【００２９】機器には、上記したスキャナ１９，カード
リーダ２８，小計キー，預り／現計キー等々が含まれ
る。この実施例では、スキャナ１９と小計キーとして説
明する。

【００３０】つまり、表示器２１の一番上のウインドに
登録画面以外の画面が表示されてしまった場合には、登
録画面に含まれる各種ガイダンス表示も消えてしまうか
ら、適切なキー入力等を行うことができない。ここに、
スキャナ１９で例えば見本バーコードを読取入力（ＳＴ
１１のＹＥＳ）したり、小計キーを押下操作（ＳＴ１
２）すると、戻し切替信号が生成出力（ＳＴ１３）され
る。

【００３１】次に、強制戻し表示制御手段は、戻し切替
信号が入力（ＳＴ１３）されたことを条件として戻し切
替制御プログラム格納手段（１０３）に格納されている
画面戻し切替制御プログラムに基き表示器２１の一番上
のウインドに表示されている他の画面から登録画面に強
制的に戻す手段で、戻し実行制御プログラムを記憶させ
たＲＡＭ１０３とＣＰＵ１０１とから形成され、図２の
ＳＴ１６で実行される。

【００３２】さらに、この実施例では、強制戻し起動制
御手段（ＣＰＵ１０１，ＲＡＭ１０３）を設け、他の画
面に切替えられた際に商品登録プログラムが停止された
場合に備え、戻し切替信号によって商品登録プログラム
を自動復帰（起動）可能（ＳＴ１５）に形成してある。

【００３３】次に、この実施例の作用を説明する。商品
登録プログラムが起動されかつ表示器２１の一番上のウ
インドに登録画面が表示され、オペレータが機器を用い
て商品登録手続き（図２のＳＴ１７〜２０）している場
合を考える。

【００３４】ここで、何らかの理由により表示器２１の
一番上のウインドに図５に示す如く他の画面（“商品照
会”）が切替え表示されてしまったとする。この状態で
は、登録画面を目視・目読できないので商品登録手続を
続行できない。さりとて、画面切替専用手続も不知であ
る。

【００３５】かかる場合に、本発明では、商品登録手続
を実行するために用いられる機器（この実施例では、ス
キャナ１９または小計キー）を操作する（図２のＳＴ１
１のＹＥＳまたはＳＴ１２のＹＥＳ）。

【００３６】登録画面が一番上のウインドに表示されて
いない状態であることから、ＣＰＵ１０１は戻し切替用
のキー入力（ＳＴ１０のＹＥＳ）と取扱う。つまり、戻
し切替信号生成出力手段（１０１，１０３）が、戻し切
替信号を生成出力（ＳＴ１３）する。

【００３７】すると、強制戻し表示制御手段（１０１，
１０３）が働き、表示器２１の一番上のウインドに登録
画面を強制的に戻して表示（ＳＴ１６）させる。したが
って、オペレータは、商品登録手続を続行できる。

【００３８】なお、他の画面に切替えられた際に商品登
録プログラムが停止されてしまった場合であると判別
（ＳＴ１４のＮＯ）された場合は、強制戻し起動制御手
段（１０１，１０３）が、先に働いて商品登録プログラ
ムを再起動（ＳＴ１５）する。

【００３９】しかして、この実施例によれば、戻し切替
制御プログラム格納手段（１０３）と，戻し切替信号生
成出力手段（１０１，１０３）と，強制戻し表示制御手
段（１０１，１０３）とを設け、商品登録プログラムが
起動されかつ表示器（ＣＲＴ）２１の一番上のウインド
に表示された登録画面を利用しつつ商品登録している途
中に他の画面に切替わってしまった場合でも、商品登録
手続に使用される機器（１９等）を操作するだけで元の
登録画面に強制して戻し切替表示できるように構成され
ているので、基本ソフトに基く画面切替操作を知らない
オペレータでも元の登録画面に迅速かつ簡単に戻すこと
ができかつ取扱いも非常に容易である。

【００４０】また、戻し切替信号生成出力手段（１０
１，１０３）の実行条件として操作する機器がスキャナ
１９および小計キーとされているので、一段と取扱いが
容易である。

【００４１】また、戻し切替信号生成出力手段（１０
１，１０３）が表示器２１の一番上のウインドに登録画
面以外の画面が表示されてしまっている場合に、機器操
作を条件として戻し切替信号を生成出力するものと形成
されているので、商品登録手続を実行するために用いら
れる機器をどれに定めても商品登録手続と混同されるこ
とがない。つまり、機器の選択性を著しく拡大できる。

【００４２】また、強制戻し起動制御手段（１０１，１
０３）が設けられているので、自らまたは責任者により
故意または過失によって、例えば“商品照会”画面に切
替えられかつ元に戻すことが失念された場合でも、登録
画面への戻しとその前提の商品登録プログラムを自動的
に復帰できるから、取扱いがより容易である。

【００４３】

【発明の効果】本発明によれば、戻し切替制御プログラ
ム格納手段と，戻し切替信号生成出力手段と，強制戻し
表示制御手段とを設け、商品登録プログラムが起動され
かつ表示器の一番上のウインドに表示された登録画面を
利用しつつ商品登録している途中に他の画面に切替わっ
てしまった場合でも、商品登録手続に使用される機器を
操作するだけで元の登録画面に強制して戻し切替表示で
きるように構成されているので、基本ソフトに基く画面
切替操作を知らないオペレータでも元の登録画面に迅速
かつ簡単に戻すことができかつ取扱いも非常に容易であ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す全体構成図である。

【図２】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。

【図３】基本ソフトに基く画面切替機能を説明するため
のフローチャートである。

【図４】従来例を説明するためのフローチャートであ
る。

【図５】従来例の問題点を説明するための図である。

【符号の説明】

１０ 商品販売登録データ処理装置 １９ スキャナ（機器） ２０ キーボード ２１ 表示器 ２２ プリンタ １００ ボード １０１ ＣＰＵ（戻し切替信号生成出力手段，強制戻し
表示制御手段） １０２ ＲＯＭ １０３ ＲＡＭ（戻し切替制御プログラム格納手段，戻
し切替信号生成出力手段，強制戻し表示制御手段） １１０ パソコン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基本ソフトに基き商品登録プログラムを
   起動しかつ表示器の一番上のウインドに表示された登録
   画面を利用しつつ商品登録手続を実行可能に構成された
   商品販売登録データ処理において、 画面戻し切替制御プログラムを格納する戻し切替制御プ
   ログラム格納手段と、 前記商品登録手続を実行するために用いられる機器の操
   作によって戻し切替信号を生成出力する戻し切替信号生
   成出力手段と、 戻し切替信号が入力されたことを条件に該画面戻し切替
   制御プログラムに基き前記表示器の一番上のウインドに
   表示されている他の画面から前記登録画面に強制的に戻
   して当該登録画面を一番上のウインドに表示させる強制
   戻し表示制御手段と、 を設けたことを特徴とする商品販売登録データ処理装
   置。