JPH05325042A

JPH05325042A - 商品販売登録データ処理装置

Info

Publication number: JPH05325042A
Application number: JP13538892A
Authority: JP
Inventors: Hiromi Uchida; 裕美内田
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1992-05-27
Filing date: 1992-05-27
Publication date: 1993-12-10

Abstract

(57)【要約】【目的】商品取消操作を簡単にする。【構成】１取引として売上登録された商品のうち任意の
商品を取消可能に形成された商品販売登録データ処理装
置（１０）において、宣言手段（２０Ｄ）とスクロール
表示制御手段（１１，１２）と取消商品選択手段（２０
ＳＶ）と表示選択取消制御手段（１１，１２）とを設
け、１取引内の全売上登録商品を表示器（２１）に表示
させるとともに、任意の商品を選択するだけで当該商品
を登録ファイル（１３Ｒ）から取消すことができる構成
とされている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、売上登録された商品の
うち任意の商品を登録ファイルから取消すことのできる
商品販売登録データ処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】商品販売登録データ処理装置は、ＣＰ
Ｕ，ＲＯＭ，ＲＡＭを含む制御部、スキャナ、キーボー
ド、表示器、プリンタ、ドロワ等を備え、“設定”，
“登録”，“精算”，“点検”モードに切替えて各種デ
ータ処理を行えるように構成されている。

【０００３】ここに、“登録”モードにおける商品販売
登録業務は、キャッシャーがスキャナまたはキーボード
を操作して商品データ（商品コード）を入力することに
より実行される。すなわち、制御部は、入力された商品
コードに基づき商品ファイルを検索し、当該商品の名称
や単価等を読出して、これらを図４に示すように登録フ
ァイルに売上登録する。１取引内の登録データは、表示
器に表示され、またプリンタで印字される。

【０００４】登録データの表示器への表示態様は図５
（Ａ）に示す如く売上登録された順序（商品コードでい
えば、０００１，０００２，０００３，０００４，００
０５，０５０１，０５０２の順）で表示される。この
際、表示器の小型軽量化等を図るために、表示器の画面
上に同時に表示できる売上登録商品（登録データ）の数
には制限がある。例えば、７つである。

【０００５】したがって、１取引内での売上登録商品の
総数（図４では１０個）が制限数（上記７つ）を越える
と、例えば画面上で繰上表示方法によって最新に売上登
録したものを表示しかつ最先に売上登録した商品につい
ては表示から除外するものとされている。つまり、図５
（Ａ）に示す状態の後に、牛肉（０１００），豚肉（０
１０１），コーラ（１００５）の順で売上登録すると同
（Ｂ）に示す状態となる。

【０００６】ところで、かかる商品販売登録データで
は、一旦売上登録した商品でも顧客の要求に答え、取消
しできるように形成されている。この取消操作は、一般
的に、キーボード上の指定取消キーを押下操作してから
取消対象商品について上記売上登録の場合と同様な操作
手順によって行われる。つまり、取消対象商品に付され
たバーコードをスキャンしたり、商品コードをキー入力
したりするわけである。このような所定の取消操作を行
うと、当該商品は登録ファイルから取消しつまり抹殺さ
れる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造によると、取消要求がある都度に多大な労力と時
間を費し顧客サービスが低下する。すなわち、取消商品についてスキャン入力する場合
は、スキャナを用いて当該商品の実物からそのバーコー
ドを読取らなければならないので、キャッシャーによる
一連の精算作業が中断され手間がかかる。取消商品の商品コードをキー入力する場合は、一段
と手間が掛る。しかも、１取引内での売上登録商品の数
が多いと、その商品コードを調べるのに長時間を必要と
するばかりか誤入力が発生する虞れが強い。例えば、図
５（Ａ）に示す状態において“リンゴ”を取消すには表
示器の画面上からその商品コード（０００３）を確認で
きるが、図５（Ｂ）に示す状態ではその商品コード（０
００３）を確認することができないからである。かかる
場合において、取消対象商品たる“リンゴ”の商品コー
ド（０００３）をキャッシャーの暗記能力に委ねること
は過酷すぎる。

【０００８】ここに、本発明の目的は、売上登録商品の
うちの任意の商品を迅速・容易かつ正確に取消すことの
できる商品販売登録データを提供することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、一般的商品販
売登録データ処理装置には売上登録商品に関する登録デ
ータを表示器に表示する機能があることに着目し、表示
態様については１取引内の売上登録商品の全てをスクロ
ール表示するものとして表示器画面上の制約と１取引内
の任意的商品数との関係による不都合（最先登録データ
は画面上に表示されなくなる。）を解消するとともに、
表示された商品を選択するだけで当該商品を自動的に取
消すことのできる構成とし、前記目的を達成するもので
ある。

【００１０】すなわち、本発明に係る商品販売登録デー
タ処理装置は、１取引として売上登録された商品のうち
任意の商品を取消可能に形成された商品販売登録データ
処理装置において、表示選択取消を宣言する宣言手段
と、表示選択取消宣言がされていることを条件として登
録ファイルに記憶されている１取引内の売上登録商品の
全てを読出して表示器にスクロール表示するスクロール
表示制御手段と、表示された商品のうち取消対象商品を
選択する取消商品選択手段と、表示選択された商品につ
いて登録ファイルから取消す表示選択取消制御手段と、
を設けたことを特徴とする。

【００１１】

【作用】上記構成による本発明では、宣言手段を用いて
表示選択取消宣言を行えば、スクロール表示制御手段が
当該１取引内の全売上登録商品を登録ファイルから読出
して表示器にスクロール表示する。最先登録の商品につ
いても再度目視確認できる。ここに、取消商品選択手段
を用いて、表示された商品の中から取消対象商品を選択
する。すると、表示選択取消制御手段が、選択された商
品を登録ファイルから抹殺する。つまり、自動取消しす
る。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本商品販売登録データ処理装置は、図１に示す如
く、一般的電子キャッシュレジスタ１０から構成され、
かつ宣言手段（２０Ｄ）とスクロール表示制御手段（１
１，１２）と取消商品選択手段（２０ＳＶ）と表示選択
取消制御手段（１１，１２）とを設け、１取引内の全売
上登録商品を表示器２１に表示させるとともに、表示さ
れている商品の中から任意の商品を選択するだけで当該
商品を登録ファイル１３Ｒから取消すことができる構成
とされている。

【００１３】まず、電子キャッシュレジスタ１０は、図
１に示すように、ＣＰＵ１１，ＲＯＭ１２，ＲＡＭ１
３，上位機器との通信を行うためのインターフェース
（ＩＮＴ）１４，スキャナ１９（スキャナ回路１５），
キーボード２０（キーボード回路１６），表示器２１
（表示制御回路１７），入出力ポート１８に接続された
プリンタ２２（プリンタ駆動回路２４）およびドロワ２
３（ドロワ開放装置２５）等を含み形成されている。

【００１４】ＲＡＭ１３は、各種データを一時記憶する
ワークエリアを形成するが、その一部は図に示す商品フ
ァイル１３Ｆおよび図１，図４に示す登録ファイル１３
Ｒを構成する。したがって、スキャナ１９乃至キーボー
ド２０上のキーを用いて商品コードを入力すれば、商品
ファイル１３Ｆを検索して求めた当該商品名称，単価等
を図４の登録ファイル１３Ｒに設定登録できる。なお、
表示器２１にはキャッシャー用と顧客用の２種類があ
る。

【００１５】また、一旦登録された商品でも、図１のキ
ーボード２０上の指定取消キー２０ＧＶを押下操作した
後に上記登録手続の場合と同様な操作をすることによっ
て、１取引内の当該対象商品を取消すことができる。こ
れが、図２のＳＴ２０に示す通常取消処理である。取消
された商品は登録ファイル１３Ｒから抹殺される。

【００１６】さて、宣言手段（２０Ｄ）は、表示選択取
消の旨を宣言するもので、図１に示すキーボード２０上
に配設された宣言キー２０Ｄからなる。

【００１７】また、スクロール表示制御手段は、ＣＰＵ
１１，ＲＯＭ１２からなり図２のＳＴ１２で実行され
る。この実施例では、宣言キー２０Ｄで宣言されかつ指
定取消キー２０ＧＶを押下操作したこと（ＳＴ１０およ
びＳＴ１１のＹＥＳ）を条件としてスクロール表示す
る。すなわち、図４に示す登録ファイル１３Ｒに設定記
憶された１取引内の全商品を読出して表示器２１に表示
する。この表示器２１は７つの商品を同時に表示するこ
とができる。したがって、第１段階では図３（Ａ）に示
す状態で表示し、その後一定時間経過後（例えば特定キ
ーを用いて積極的に更新させるようにしてもよい。）に
第２段階として同（Ｂ）に示す状態で表示する（ＳＴ１
２）。

【００１８】つまり、売上登録操作中は、図５（Ａ），
（Ｂ）に示す如く、最新登録商品を順次に表示させオー
バーフロー分（最先登録分）は消滅するものと形成され
ているが、表示選択取消宣言を行えば、全ての商品を再
び表示確認できるものとされている。したがって、最先
登録商品についても表示画面中からその商品コード等を
確認できるわけである。

【００１９】なお、後記の取消商品選択便宜のために、
各商品には図３に示すＩｔｅｍ（１，…，１０）を付し
て表示するものとされている。

【００２０】次に、取消商品選択手段は、表示器２１に
表示された１取引内の全商品の中から任意かつ１回の操
作で１つの取消対象商品を選択する手段で、図１に示す
選択キー２０ＳＶから形成されている。具体的には、上
記Ｉｔｅｍを選択入力する。選択されたＩｔｅｍは、Ｒ
ＡＭ１３に一時記憶される。

【００２１】ここに、表示選択取消制御手段は、取消対
象商品が選択される（ＳＴ１３のＹＥＳ）と、その選択
取消対象商品を登録ファイル１３Ｒから取消すもので、
ＣＰＵ１１，ＲＯＭ１２からなり図２のＳＴ１４で実行
される。すなわち、ＣＰＵ１１は表示選択されたＩｔｅ
ｍに対応する商品を登録ファイル１３Ｒから抹殺する。

【００２２】次に、この実施例の作用を説明する。今、
１取引内での登録商品（１０種）が図４に示す登録ファ
イル１３Ｒに登録され、かつ表示器２１における表示状
態が図５（Ｂ）に示す状態にあるものとする。ここに、
当該顧客から最先に登録された商品（オレンジ）の取消
要求があった場合を考える。

【００２３】キャッシャーは、宣言キー２０Ｄを用いて
表示選択取消しを宣言する（図２のＳＴ１０のＹＥ
Ｓ）。そして、指定取消キー２０ＧＶを押下操作する
（ＳＴ１１）。すると、スクロール表示制御手段（１
１，１２）が働く。すなわち、図４に示す登録ファイル
１３Ｒに記憶された当該１取引内の全商品を読出して表
示器２１にスクロール表示する（ＳＴ１２）。第１段階
としては、図３（Ａ）に示す状態となる。したがって、
登録作業〔図５（Ｂ）〕中は繰上げ表示により既に見る
ことができなくなってしまった最先登録側の商品“オレ
ンジ”，“レモン”，“リンゴ”を、再び目視確認でき
るようになる。しかも、各商品にはＩｔｅｍが付されて
いる。なお、第２段階は同（Ｂ）のように表示される。

【００２４】かくして、キャッシャーは、取消対象商品
（オレンジ）の商品コード（０００１）を不知であって
も、選択キー２０ＳＶを用いて当該商品のＩｔｅｍ
（１）を選択（ＳＴ１３）すればよい。すると、表示選
択取消制御手段（１１，１２）が、当該Ｉｔｅｍ（１）
に対応する商品（オレンジ）を図４に示す登録ファイル
１３Ｒから自動的に取消す。

【００２５】なお、ＳＴ２０の通常取消処理について
は、前述したので説明は省略する。

【００２６】しかして、この実施例によれば、宣言手段
（２０Ｄ）とスクロール表示制御手段（１１，１２）と
取消商品選択手段（２０ＳＶ）と表示選択取消制御手段
（１１，１２）とを設け、１取引内の全売上登録商品を
表示器２１にスクロール表示させるとともに、表示され
た商品の中から任意の商品を選択するだけで当該商品を
登録ファイル１３Ｒから取消すことができる構成とされ
ているので、登録操作の場合と同様なスキャン入力作業
やキー入力作業をすることなく、その商品コードを暗記
していなくとも、売上登録商品のうちの任意の商品を迅
速・容易かつ正確に登録ファイル１３Ｒから取消するこ
とができる。

【００２７】また、スクロール表示制御手段（１１，１
２）は、登録ファイル１３Ｒに記憶された売上登録商品
の全てを呼出しつつ、表示器２１で制約された数（７
つ）だけ表示し、その後の一定時間経過後に次の商品を
更新表示するものと構成されているので、売上登録した
事実，取消しようとする商品の特定・選択等を一段と確
実に行える。

【００２８】また、スクロール表示制御手段（１１，１
２）は、表示器２１に売上登録商品を表示する際Ｉｔｅ
ｍを付して表示しかつ取消商品選択手段（２０ＳＶ）は
そのＩｔｅｍをもって取消対象商品を選択するものと形
成されているので、取扱が極めて簡単である。

【００２９】

【発明の効果】本発明によれば、宣言手段とスクロール
表示制御手段と取消商品選択手段と表示選択取消制御手
段とを設け、１取引内の全売上登録商品を表示器に表示
させるとともに、表示された商品の中から任意の商品を
選択するだけで当該商品を取消すことができる構成とさ
れているので、登録操作の場合と同様なスキャン入力作
業やキー入力作業をすることなく、その商品コードを暗
記していなくとも、売上登録商品のうちの任意の商品を
迅速・容易かつ正確に登録ファイルから取消することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す全体構成図である。

【図２】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。

【図３】同じく、スクロール表示状態を説明するための
図である。

【図４】本発明および従来例における登録ファイルへの
１取引内商品の登録記憶状態を説明するための図であ
る。

【図５】本発明および従来例における売上登録作業中の
商品表示状態を説明するための図である。

【符号の説明】

１０電子キャッシュレジスタ（商品販売登録データ処
理装置）１１ＣＰＵ（スクロール表示制御手段，表示選択取消
制御手段）１２ＲＯＭ（スクロール表示制御手段，表示選択取消
制御手段）１３ＲＡＭ１３Ｆ商品ファイル１３Ｒ登録ファイル１９スキャナ２０キーボード２０Ｄ宣言キー（宣言手段）２０ＧＶ指定取消キー２０ＳＶ選択キー（取消商品選択手段）２１表示器２２プリンタ２３ドロワ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１取引として売上登録された商品のうち
任意の商品を取消可能に形成された商品販売登録データ
処理装置において、表示選択取消を宣言する宣言手段と、表示選択取消宣言がされていることを条件として登録フ
ァイルに記憶されている１取引内の売上登録商品の全て
を読出して表示器にスクロール表示するスクロール表示
制御手段と、表示された商品のうち取消対象商品を選択する取消商品
選択手段と、表示選択された商品について登録ファイルから取消す表
示選択取消制御手段と、を設けたことを特徴とする商品販売登録データ処理装
置。