JPH08327975A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH08327975A JPH08327975A JP15854795A JP15854795A JPH08327975A JP H08327975 A JPH08327975 A JP H08327975A JP 15854795 A JP15854795 A JP 15854795A JP 15854795 A JP15854795 A JP 15854795A JP H08327975 A JPH08327975 A JP H08327975A
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Abstract
層を介在させない方式において、タブレット板の剥離交
換が容易であり、かつ長期密着性にも優れて気泡発生に
よる透明性や視認性の低下を長期に防止でき、界面での
光反射損が少なくて視認性に優れる手書入力可能な液晶
表示装置を得ること。 【構成】 液晶表示パネル(3)の視認側に、緩衝性を
有する弱接着性の透明樹脂シート(2)を介しタブレッ
ト板(1)を密着配置してなる、タブレット板易剥離性
の手書入力可能な液晶表示装置。 【効果】 緩衝性かつ弱接着性の透明樹脂シートを介し
て液晶表示パネルとタブレット板を長期に安定して密着
配置できる。
Description
性に優れ、タブレット板を容易に剥離できる手書入力可
能な液晶表示装置に関する。
視認側に枠スペーサ等による間隙5を設けて、入力位置
を検知するためのタブレット板1を配置して文字やパタ
ーン等を手書入力できるようにすると共に、その入力内
容を液晶表示パネルに表示するようにした液晶表示装置
が提案されていた。かかる液晶表示パネルとタブレット
板間の間隙5は、入力ペン等を介した手書入力時の筆圧
で液晶表示パネルに局部的な圧力がかかり表示品位が低
下することを防止するためのものである。
ルとタブレット板間に空気層を形成することとなり、そ
れらの界面における光の反射損が大きくて表示パネルの
視認性を低下させる問題点があった。
損低減用の透明接着シートやゲルシートを介在させる提
案がなされている。しかしながら、接着シートでは液晶
表示パネルとタブレット板が接着固定されてしまい、ペ
ン入力等でタブレット板に割れや傷が生じたときにタブ
レット板だけを剥離して交換することができず、液晶表
示装置ごとの交換が必要になる問題点があった。一方、
ゲルシートでは接着力に基づく長期密着性に劣り、密着
力の低下で気泡を発生し透明性が低下して視認性が低下
する問題点があった。
ネルとタブレット板との間に空気層を介在させない方式
において、タブレット板の剥離交換が容易であり、かつ
長期密着性にも優れて気泡発生による透明性や視認性の
低下を長期に防止でき、界面での光反射損が少なくて視
認性に優れる手書入力可能な液晶表示装置の開発を課題
とする。
ルの視認側に、緩衝性を有する弱接着性の透明樹脂シー
トを介しタブレット板を密着配置してなることを特徴と
する、タブレット板易剥離性の手書入力可能な液晶表示
装置を提供するものである。
いて密着配置する上記の構成により、液晶表示パネルや
タブレット板との界面における光の反射損を大幅に低減
でき、視認性に優れる手書入力可能な液晶表示装置を得
ることができると共に、透明樹脂シートの弱接着性によ
る再剥離性に基づいてタブレット板を容易に剥離して交
換でき、かつ長期密着性にも優れて気泡発生による透明
性や視認性の低下を長期に防止することができる。
接着性の透明樹脂シートを介して液晶表示パネルの視認
側にタブレット板を密着配置して、タブレット板易剥離
性の手書入力可能な装置としたものである。その例を図
1に示した。1がタブレット板、2が透明樹脂シート、
3が液晶表示パネルである。また4は反射板やバックラ
イトシステム等からなる照明系である。
緩衝性を有する弱接着性のものが用いられる。緩衝性
は、手書入力時の筆圧や落下物による衝撃等より液晶表
示パネルを保護することなどを目的とし、かかる点より
好ましいシート厚は、10μm〜5mm、就中20μm〜3
mmである。
示パネルよりタブレット板を剥離してその交換を容易と
することなどを目的とし、かかる点より接着力が、液晶
表示パネル及びタブレット板に対して200g/20mm以
下、就中5〜150g/20mm、特に10〜100g/20
mmの透明樹脂シートが好ましい。なお前記接着力は、J
IS C 2107に準拠する。
液晶表示パネル及びタブレット板の各表面層に対する屈
折率差が、0.2以下の透明樹脂シートが好ましく用い
うる。一方、光透過率の点より透明樹脂シートの好まし
い透明度は、JIS K 6714に準拠したヘイズ値
に基づいて5以下、就中2以下である。
例えば液晶表示パネルとタブレット板の両方に対する屈
折率差の小さい樹脂を用いるなど、適宜な透明樹脂を用
いて行うことができる。好ましく用いうる透明樹脂とし
ては、アクリル基又はメタクリル基を有するアクリル系
モノマーを成分とするアクリル系ポリマーなどがあげら
れる。
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、
ヘプチル基、オクチル基、イソオクチル基、ノニル基、
イソノニル基、デカニル基、イソデカニル基の如きアル
キル基を有するアクリル酸又はメタクリル酸のアルキル
エステル、あるいはそのアルキル基の一部をヒドロキシ
ル基で置換したものの1種又は2種以上を主成分に用い
て重合処理したものなどがあげられる。
は、例えば他のアクリル系エステル、アクリル酸やメタ
クリル酸、酢酸ビニルやスチレン、アクリロニトリルや
メタクリロニトリル、アクリル酸やメタクリル酸のグリ
シジルエステルなどの共重合可能な適宜な改質用モノマ
ーを併用することができる。なおアクリル酸やメタクリ
ル酸の如く接着力を向上させるモノマーは、上記した弱
接着性を損なわない程度の使用量とされる。重合処理
は、適宜な方式で行うことができ、一般には溶液重合法
や電子線、ないし紫外線等による光重合法、それらの併
用法などの付加重合法が採られる。
を必要に応じ溶剤等による溶液としてセパレータ上に展
開し、その展開層の上にさらにセパレータを配置してシ
ート化する方式などの適宜な方式で行うことができる。
なおセパレータは、フィルム等の薄葉体を剥離剤で表面
処理する方式などにより得ることができる。
性の付与は、モノマー成分の選択などの適宜な方式で行
うことができる。液晶表示パネルやタブレット板へのシ
ートの良密着性及びシートの緩衝性なども考慮した好ま
しい方式は、可塑剤を配合する方式である。
ちなみにその例としては、ジブチルフタレートやジヘプ
チルフタレート、ジオクチルフタレートやブチルフタリ
ルブチルグリコレートの如きフタル酸系化合物、トリク
レジルホスフェートの如き燐酸系化合物、ジオクチルセ
バケートやメチルアセチルリシノレートの如き脂肪酸系
化合物、ジイソデシル−4,5−エポキシテトラヒドロ
フタレートの如きエポキシ系化合物、その他、塩素化パ
ラフィンなどがあげられる。
種類などに応じて適宜に決定することができる。一般に
は、透明樹脂100重量部あたり、5〜300重量部、
就中10〜200重量部、特に20〜150重量部の可
塑剤が用いられる。
タブレット板の密着配置は、例えば液晶表示パネル又は
タブレット板の一方に、透明樹脂シートをその一方のセ
パレータを剥がしてロールラミネーター等により密着せ
たのち残るセパレータを剥がして、液晶表示パネル又は
タブレット板の他方を圧着方式等により密着させる方式
などの適宜な方式で行うことができる。
ネルの視認側に当該透明樹脂シートを介してタブレット
板を密着配置する点を除いて特に限定はなく、適宜な構
造を有する手書入力可能な液晶表示装置を適宜な組立順
序等の製造工程で形成することができる。従って液晶表
示パネルやタブレット板については適宜なものを用いて
よく、従来に準じることも可能である。
液晶表示セルの両面又は片面に偏光板を配置したものな
どがあげられる。液晶を制御する液晶セルの駆動方式は
任意である。またタブレット板としては、例えばガラス
板や種々の樹脂板などにより形成したものなどがあげら
れる。
m×250mm)に、厚さ200μmの透明樹脂シートを一方
のセパレータを剥がしてロールラミネーターを介し圧着
して密着させたのち、残るセパレータを剥がしてその透
明樹脂シートを介し液晶表示パネル形成用の厚さ1.1
mmの透明ガラス板の上に圧着して密着させ、透明樹脂シ
ートを介して液晶表示パネル形成用のガラス板とガラス
製タブレット板を密着配置した積層体を得た。
クリル酸ブチル97重量部、アクリル酸3重量部、アゾ
ビスイソブチロニトリル0.4重量部を酢酸エチル10
0重量部に溶解させて撹拌下に約60℃で反応させて得
たアクリル系ポリマーの溶液に、ジオクチルフタレート
50重量部とイソシアネート系架橋剤3重量部を配合し
て厚さ25μmのポリエステル系セパレータ上に塗布
し、加熱乾燥して形成したものである。
装置を備えた反応容器に、アクリル酸ノニル99重量
部、アクリル酸1重量部、2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノン(開始剤)0.1重量部を入れて
紫外線照射により重合処理して得た重合率10重量%の
アクリル系ポリマー・モノマー混合液100重量部に、
ジオクチルフタレート70重量部とトリメチルプロパン
トリアクリレート(架橋剤)0.1重量部を配合して厚
さ25μmのポリエステル系セパレータ上に塗布し、窒
素雰囲気下に紫外線ランプにて2000mj/cm2の紫外
線を照射し光重合させて得た厚さ400μmの透明樹脂
シートを用いたほかは実施例1に準じて積層体を得た。
樹脂シートを用いたほかは実施例1に準じて積層体を得
た。
ソシアネート系架橋剤3重量部を用いて実施例1に準じ
て得た透明樹脂からなる厚さ400μmのシートで枠ス
ペーサを形成し、それを介して液晶表示パネル形成用の
ガラス板とガラス製タブレット板を空気層が介在する状
態に配置した積層体を得た。
た。 光透過率 液晶表示パネル形成用のガラス板側に光源を配置して、
タブレット板形成用のガラス板より透過する全光線の透
過率を調べた。
用のガラス板の上に偏光板(日東電工社製、NPF−F
1205DU)を接着し、その偏光板に対する透明樹脂
シートの接着力(180度ピール)を調べた。
ガラス板の剥離を試みた。
層体界面(ガラス板/透明樹脂シート又は空気層)での
屈折率差も示した。
透明樹脂シートを介して液晶表示パネルとタブレット板
を密着配置でき、タブレット板を液晶表示パネルより容
易に剥離して交換できると共に、各界面での光の反射損
を大幅に低減でき、良好な密着状態を長期に持続して気
泡発生による透明性や視認性の低下を長期に防止でき、
視認性に優れる手書入力可能な液晶表示装置を得ること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 液晶表示パネルの視認側に、緩衝性を有
する弱接着性の透明樹脂シートを介しタブレット板を密
着配置してなることを特徴とする、タブレット板易剥離
性の手書入力可能な液晶表示装置。 - 【請求項2】 透明樹脂シートが可塑剤含有のアクリル
系ポリマーからなり、その液晶表示パネル及びタブレッ
ト板に対する屈折率差と接着力がそれぞれ0.2以下
と、200g/20mm以下である請求項1に記載の液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15854795A JP3537920B2 (ja) | 1995-06-01 | 1995-06-01 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15854795A JP3537920B2 (ja) | 1995-06-01 | 1995-06-01 | 液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08327975A true JPH08327975A (ja) | 1996-12-13 |
JP3537920B2 JP3537920B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=15674100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15854795A Expired - Lifetime JP3537920B2 (ja) | 1995-06-01 | 1995-06-01 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3537920B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5907375A (en) * | 1996-03-01 | 1999-05-25 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Input-output unit |
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-
1995
- 1995-06-01 JP JP15854795A patent/JP3537920B2/ja not_active Expired - Lifetime
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