JPH0832742A - ファクシミリアダプタ装置 - Google Patents

ファクシミリアダプタ装置

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JPH0832742A
JPH0832742A JP6166579A JP16657994A JPH0832742A JP H0832742 A JPH0832742 A JP H0832742A JP 6166579 A JP6166579 A JP 6166579A JP 16657994 A JP16657994 A JP 16657994A JP H0832742 A JPH0832742 A JP H0832742A
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JP6166579A
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English (en)
Inventor
Yuji Miura
勇二 三浦
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明は、ホスト装置と端末装置間でのファ
クシミリ通信を用いた画情報の伝達をエラーなく随時に
行うことができ、装置相互間で円滑な情報伝達を図るこ
とができるファクミシミリアダプタ装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 相手先端末から送信された所定の通信制御情
報を受信する制御情報受信手段210と、ホスト装置100
が使用中か否かを検出する第1の検出手段221と、ホス
ト装置が使用中であると検出されたとき、相手先端末か
ら送信された画情報を受信する受信手段212と、受信さ
れた画情報を記憶する記憶手段230と、該記憶手段230に
より画情報が記憶された後、ホスト装置が使用中か否か
を検出する第2の検出手段221と、ホスト装置が使用中
でないと検出されたとき、前記記憶手段230から画情報
を読み出し、読み出した画情報をホスト装置に送信する
送信手段221とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリアダプタ
装置に関し、詳しくは伝送媒体を介してホスト装置に接
続されるとともに、通信回線網を介して相手先端末に接
続され、ホスト装置と相手先端末との間のファクシミリ
通信を用いた画情報の伝達を媒介するファクシミリアダ
プタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現代の電子技術の進展と、メディアの発
達に伴って、異種メディア間で通信(情報交換)が行え
るようになってきている。ファクシミリアダプタ装置も
そのような異種メディア間の情報の媒介を行うものであ
る。ファクシミリアダプタ装置は、例えばパーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサー等のホスト装置に接続
されるとともに通信回線に接続され、例えばファクシミ
リ装置からホスト装置へのファクシミリ通信があったと
きには、ファクシミリ装置からの画情報(アナログ信号
形態)の送信を一旦受信し、受信した画情報をホスト装
置が受取れるデータ形態(ディジタル信号形態)に変換
してホスト装置に送信したり、ホスト装置からファクシ
ミリ装置へ画情報の送信を行う場合には、ホスト装置か
ら出力されたディジタル信号を一旦受信して、ファクシ
ミリ装置が受信できるアナログ信号に変換した後、相手
先ファクシミリ装置に送信するものである。
【0003】このようなファクシミリアダプタ装置とし
て、例えば特開昭61−4357号公報記載のものは、
回線からの着信を検出可能な網制御部と、ファクシミリ
装置に接続され、呼出し、応答を監視しうるトランク部
と、所定のサービスを実行するサービス処理部と、前記
網制御部の出力を前記トランク部及び前記サービス処理
部の一方に切替え接続する切替部と、前記網制御部、前
記切替部、前記サービス処理部及び前記トランク部の各
部を制御する制御部とを含んで構成され、ファクシミリ
装置の改造、追加を行うことなしに各種のサービスを付
加しうるので、経済的なファクシミリ装置の通信アダプ
タを得ることができるという利点を有している。
【0004】また、特開平1−288159号公報記載
のものは、相手方より信号を受ける受信手段、前記信号
を変換する復号化手段、信号を相手方に送る送信手段、
前記信号を変換する符号化手段、送受信のデータをメモ
リー体に蓄えるファイル化手段、伝送すべきデータを蓄
えたファイル内の文字コードを文字パターンに変換する
手段とから構成され、前記文字パターンに変換する手段
はこの文字パターンデータが格納されている先頭アドレ
スを読み取り回路に指令してその番地から自動的に歩進
して前記文字パターンデータを読み取る機構となってい
るものであり、伝送すべき情報はコンピュータ内にファ
イル化されて蓄えられており、ファイル化された内容の
文字データと画像データは、少ない回路素子で、それぞ
れ文字パターンと画像パターンに変換されて伝送される
ため、従来のファクシミリ通信と比べて、高速で正確に
データを先方に送ることができるという利点を有してい
る。
【0005】また、特開平1−289364号公報記載
のものは、相手方より信号を受ける受信手段、前記信号
を変換する復号化手段、信号を相手方に送る送信手段、
前記信号を変換する符号化手段、送受信のデータをメモ
リー体に蓄えるファイル化手段、伝送すべきデータを蓄
えたファイル内の文字コードを文字パターンに変換する
手段、前記各手段を機能させるため入出力ポートアドレ
スを設定する手段、前記ポートアドレスを自動的に検出
する手段、とからなっており、伝送すべき情報はコンピ
ュータ内にファイル化されて蓄えられており、ファイル
化された内容の文字データと画像データは、少ない回路
素子で、それぞれ文字パターンと画像パターンに変換さ
れて伝送されるため、従来のファクシミリ通信と比べ
て、高速で正確にデータを先方に送ることができるとい
う利点と、制御用の入出力ポートアドレスが自由に設定
でき、なおかつ前記アドレスのプログラムへの通知が自
動的に行われるため、利用者の操作性が大幅に向上する
という利点を有している。
【0006】また、特開平1−289365号公報記載
のものは、相手方より信号を受ける受信手段、前記信号
を変換する復号化手段、信号を相手方に送る送信手段、
前記信号を変換する符号化手段、送受信のデータをメモ
リー体に蓄えるファイル化手段、ファクシミリ通信アダ
プタと電話機とを自動的に切り換える手段、伝送すべき
データを蓄えたファイル内の文字コードを文字パターン
に変換する手段、とから構成され、伝送すべき情報はコ
ンピュータ内にファイル化されて蓄えられており、ファ
イル化された内容の文字データと画像データは、それぞ
れ文字パターンと画像パターンに直接変換されてそのま
ま伝送されるため、従来のファクシミリ通信と比べて、
正確にデータを先方に送ることができるという利点と、
また、伝送すべき情報、及び受信した情報はコンピュー
タに圧縮されてファイル化されてたくわえられているの
で、管理がしやすくなるといる利点を有している。
【0007】また、ファクシミリ通信アダプタを用いた
方式として、特開平1−101060号公報記載のもの
は、マイクロコンピュータを用いたデータ処理装置によ
りファクシミリ通信を行うための通信アダプタと、該通
信アダプタを制御する1台のデータ処理装置と、該デー
タ処理装置に接続されたローカルエリアネットワーク
と、該ネットワークに接続された上記データ処理装置以
外の複数のデータ処理装置とを備えたネットワークシス
テムにおいて、上記通信アダプタに接続されたデータ処
理装置に、上記ネットワークを通して送られてくる命令
に従って上記通信アダプタを制御するファクシミリアダ
プタ制御部を設けるとともに、上記複数のデータ処理装
置の各々に、上記ネットワークを通して上記ファクシミ
リアダプタ制御部へ命令を送るユーザインターフェース
部を設けて構成され、ローカルエリアネットワークを介
してファクシミリ通信アダプタを利用できるため、複数
のデータ処理装置が1台のファクシミリ通信アダプタを
共有することができ、そのため、複数のユーザーが効率
よくファクシミリ通信を行うことができるという利点を
有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリアダプタ装置にあっては、相手
先端末からファクシミリアダプタ装置に着信があったと
き、ホスト装置が何の処理も行っていなければ、相手先
端末からファクシミリ通信により画情報をファクシミリ
アダプタ装置に送信し、ファクシミリアダプタ装置に送
信された画情報は、ホスト装置により受信できる形態に
信号形態が変換された後、ファクシミリアダプタ装置か
らホスト装置に送信される。しかし、ホスト装置が使用
中であるときに、相手先端末からファクシミリアダプタ
装置に着信があった場合、ファクシミリアダプタ装置で
は相手先端末から送信されてきた画情報を逐次ホスト装
置が受信できる形態に画情報の信号形態を変換して、相
手先端末に画情報を送信しても、ホスト装置では別の処
理を行っているため、ファクシミリアダプタ装置から送
信されてきた画情報を受信することができず、通信エラ
ーが発生してしまうという問題があった。
【0009】そこで、請求項1記載の発明は、相手先端
末からファクシミリアダプタ装置へファクシミリ通信の
着信があったとき、ホスト装置が使用中で当該ホスト装
置宛ファクシミリ通信による画情報をファクシミリアダ
プタ装置から受信することができない場合、ファクシミ
リアダプタ装置が代りにファクシミリ通信による画情報
を受信して記憶し、ホスト装置が使用中でなくなったと
き、記憶した画情報をホスト装置に送信することによ
り、ホスト装置と端末装置間でのファクシミリ通信を用
いた画情報の伝達をエラーなく随時に行うことを可能に
して、端末相互間で円滑な情報伝達を図ることができる
ファクミシミリアダプタ装置を提供することを目的とす
る。
【0010】また、相手先端末から送信されてきた画情
報を記憶した記憶媒体を取り出すことができれば、受信
した画情報を他の装置で再生することができ、便利であ
る。そこで、請求項2記載の発明は、記憶媒体を本体装
置から取り出し可能とすることにより、再生端末を指定
することなく再生でき、業務効率の向上に寄与すること
ができるファクシミリアダプタ装置を提供することを目
的とする。
【0011】また、従来のようにホスト装置に記憶媒体
を挿入して画情報を読み出し、読み出した画情報を相手
先端末に送信するという方法では、ホスト装置が使用中
であるときには、ホスト装置からファクシミリ送信を行
えないという問題がある。そこで、請求項3記載の発明
は、記憶媒体に記憶された画情報等を読み取って、相手
先端末に送信することにより、ホスト装置が使用中であ
ってもファクシミリ通信による画情報の送信を行うこと
ができるファクシミリアダプタ装置を提供することを目
的とする。
【0012】また、ホスト装置が何等かの処理を行って
いてファクシミリ通信に使用できないとき、その旨をフ
ァクシミリアダプタ装置でユーザーに知らせることがで
きれば、ユーザーは一々ホスト装置が使えないことを確
認する必要がなく好ましい。そこで、請求項4記載の発
明は、報知手段をファクシミリアダプタ装置に設けるこ
とにより、ホスト装置が使用中であるか否かを簡単に知
ることができるファクシミリアダプタ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】ところで、ファクシミリアダプタ装置にお
いて、記憶媒体に記憶された画情報を読み出し、読み出
した画情報を相手先端末にファクシミリ通信形態で送信
するにしても、記憶媒体に記憶された画情報のデータ形
式が各社で異なっているため、記憶媒体から画情報を読
み出せない可能性がある。そこで、請求項5記載の発明
は、記憶媒体に記憶されている画情報の各社各様の画情
報のデータ形式を検出して、その形式に適合した変換を
行うことにより、ファクシミリ送信可能なデータ形式に
変換することができるファクシミリアダプタ装置を提供
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1記載の
発明に係るファクシミリアダプタ装置の概念を模式的に
示す図である。相手先端末からホスト装置への画情報の
伝達を失敗することなく行うには、ファクシミリアダプ
タ装置がホスト装置の動作状況を認識して、ホスト装置
の動作状況に対応した処理を行うことができればよい。
【0015】すなわち、相手先端末から画情報の送信を
行う旨の通信制御情報がファクシミリアダプタ装置に受
信されたとき、ファクシミリアダプタ装置は、ホスト装
置の動作状況を認識して、ホスト装置が受信可能と判断
されたときには、そのまま相手先端末からのファクシミ
リ通信による画情報の送信を受信し、受信した画情報を
ホスト装置が受信できる信号形態に信号を変換して、ホ
スト装置に送信すればよい。そのためには、相手先端末
からファクシミリ通信により画情報をホスト装置に送信
する場合、ファクシミリアダプタ装置では、相手先端末
からファクシミリアダプタ装置に画情報を送信する旨の
通知があったとき、ホスト装置が当該画情報の送信を受
け入れられるかどうか、すなわち、ホスト装置が使用中
(busy)か使用中でない(空き状態:free)か
がわかればよい。そして、ホスト装置が使用中であるな
らば、一旦、相手先端末から画情報を受信して記憶し、
ホスト装置が使用中でなくなったとき、記憶した画情報
をホスト装置に送信してやればよい。
【0016】そこで、請求項1記載の発明は、伝送媒体
を介してホスト装置に接続されるとともに、通信回線網
を介して相手先端末に接続され、ホスト装置と相手先端
末との間のファクシミリ通信を用いた画情報の伝達を媒
介するファクシミリアダプタ装置において、相手先端末
から送信された所定の通信制御情報を受信する制御情報
受信手段と、該制御情報受信手段により相手先端末から
ファクシミリ送信開始の旨の通信制御情報が受信された
とき、ホスト装置が使用中か否かを検出する第1の検出
手段と、該第1の検出手段によりホスト装置が使用中で
あると検出されたとき、相手先端末から送信された画情
報を受信する受信手段と、該受信手段により受信された
画情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段により画情報
が記憶された後、ホスト装置が使用中か否かを検出する
第2の検出手段と、該第2の検出手段によりホスト装置
が使用中でないと検出されたとき、前記記憶手段から画
情報を読み出し、読み出した画情報をホスト装置に送信
する送信手段と、を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記記憶手段は、本体装置から取り出し可
能な記憶媒体を有することを特徴とするものである。請
求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前
記記憶媒体から送信宛先を含む通信制御情報を読み取る
読取手段と、該読取手段により読み取られた通信制御情
報に含まれる送信宛先に該当する相手先端末を発呼する
発呼手段と、前記記憶媒体から画情報を読み出し、読み
出した画情報を前記発呼手段により発呼された相手先端
末に送信する画情報送信手段と、を設けたことを特徴と
するものである。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記ホスト装置が使用中か否かを検出する
状況検出手段と、該状況検出手段により前記ホスト装置
が使用中であると検出されたとき、ホスト装置が使用中
である旨を報知する報知手段と、を設けたことを特徴と
するものである。請求項5記載の発明は、請求項3記載
の発明において、前記記憶媒体に記憶された画情報の複
数の情報格納形式を検出する形式検出手段と、該形式検
出手段により検出された情報格納形式に基づいて、前記
記憶媒体から読み出した画情報をファクシミリ通信での
情報伝送形式に変換する複数の変換手段と、を設け、前
記画情報送信手段は、前記変換手段によりファクシミリ
通信での情報伝送形式に変換された画情報を前記発呼手
段により発呼された相手先端末に送信することを特徴と
するものである。
【0019】
【作用】請求項1記載の発明では、制御情報受信手段が
設けられ、相手先端末から送信された所定の通信制御情
報が受信される。したがって、ファクシミリアダプタ装
置では、相手先端末から送信されるファクシミリ通信を
予め知ることができ、ファクシミリ通信によって画情報
が送信されてくる前にホスト装置が使用中か否かの検出
を行うことができる。
【0020】また、第1の検出手段が設けられ、制御情
報受信手段により相手先端末からファクシミリ送信開始
の旨の通信制御情報が受信されたとき、ホスト装置が使
用中か否かが検出される。したがって、ホスト装置に送
信可能か否かの判断基準とすることができ、相手先端末
から送信されるファクシミリ通信による画情報がホスト
装置で受付けてもらえるか否かを事前に知ることができ
る。したがって、ホスト装置が使用中であるにもかかわ
らず相手先端末から画情報を送信して、画情報の送信に
失敗するといったことがなく、確実に相手先端末からホ
スト装置への画情報伝達成就へと導くことができる。
【0021】また、受信手段が設けられ、第1の検出手
段によりホスト装置が使用中であると検出されたとき、
相手先端末から送信された画情報が受信される。すなわ
ち、ホスト装置に代って画情報を受信するので、送信エ
ラーを起こすことがなく、相手先端末は再度ホスト装置
に向け画情報の送信を行う必要がない。したがって、相
手先ユーザーの時間の節約を図ることができ、業務の効
率向上に資することができる。
【0022】また、記憶手段が設けられ、受信手段によ
り受信された画情報が記憶される。したがって、相手先
端末から送信された画情報を確実に保存することがで
き、送信されてきた画情報の欠損や損失を防止すること
ができる。また、第2の検出手段が設けられ、記憶手段
により画情報が記憶された後、ホスト装置が使用中か否
かが検出される。したがって、記憶手段により記憶され
た画情報がホスト装置に受付けてもらえるか否かを事前
に知ることができる。したがって、ホスト装置が使用中
であるにもかかわらずファクシミリアダプタ装置から画
情報を送信して、送信エラ−を起こしてしまい、画情報
の送信に失敗しするといったことがない。したがって、
相手先端末から送信されてきた画情報を失ってしまうと
いうことがなく、確実に画情報を伝達することができ
る。
【0023】また、送信手段が設けられ、第2の検出手
段によりホスト装置が使用中でないと検出されたとき、
記憶手段から画情報が読み出され、読み出された画情報
がホスト装置に送信される。したがって、相手先端末か
ら送信された画情報を確実にホスト装置に伝達すること
ができる。したがって、相手先端末からホスト装置への
情報伝達を完結することができ、送信元と受信元とで相
互に齟齬や錯誤が生じ難い円滑な情報伝達を図ることが
できる。
【0024】請求項2記載の発明では、記憶手段が、本
体装置から取り出し可能な記憶媒体を有するので、ユー
ザーは、自機ファクシミリアダプタ装置に接続されたホ
スト装置に限定されず、記憶媒体に記憶された画情報を
読み出すことができる。したがって、時間の節約を図る
ことができ、業務の効率を向上することができる。ま
た、取り出し可能であるので、容易に携帯することがで
き、情報源として情報を速やかに伝播させることができ
る。したがって、業務の効率が向上するとともに、同一
の知識を多数のユーザーが共有できる。したがって、ユ
ーザー相互間で共通認識の醸成や背景認識の同一化が速
やかに得られ、より一層業務の効率を向上させることが
できる。また、記憶媒体は取り出し可能であるので、所
定の場所に保管することができ、情報の保存が容易にな
るとともに、記憶された情報の劣化を生じ難くすること
ができる。
【0025】請求項3記載の発明では、読取手段が設け
られ、記憶媒体から送信宛先を含む通信制御情報が読み
取られる。したがって、ユーザーは、端末装置等から相
手先端末の送信宛先を別個に入力する必要がなく、使い
勝手を向上させることができる。また、発呼手段が設け
られ、読取手段により読み取られた通信制御情報に含ま
れる送信宛先に該当する相手先端末が発呼される。した
がって、相手先を間違えて発呼してしまうといったこと
がなく、確実に意図する相手先端末を呼び出すことがで
きる。
【0026】また、画情報送信手段が設けられ、記憶媒
体から画情報が読み出され、読み出された画情報が発呼
手段により発呼された相手先端末に送信される。したが
って、記憶媒体をファクシミリアダプタ装置に装着する
だけでファクシミリ通信を行うことができ、ユーザーの
手を煩わせることなく簡易な操作で画情報を相手先に送
信することができる。
【0027】したがって、ホスト装置が使用中でホスト
装置からファクシミリ送信を行うことができない場合、
ファクシミリアダプタ装置からファクシミリ送信を行う
ことができ、時間を拘束されることなく、情報の伝達を
行うことができる。したがって、業務の効率向上に寄与
することができる。請求項4記載の発明では、状況検出
手段が設けられ、ホスト装置が使用中か否かが検出され
る。したがって、ホスト装置が何等かの処理動作を行っ
ているかいないかを知ることができ、ホスト装置が使用
可能か否かの判断基準とすることができる。
【0028】また、報知手段が設けられ、状況検出手段
によりホスト装置が使用中であると検出されたとき、ホ
スト装置が使用中である旨が報知される。したがって、
ユーザーは一々ホスト装置の動作状況を確かめることな
く、ホスト装置が使用されているかいないかを知ること
ができる。したがって、ユーザーは報知手段によりホス
ト装置が使用中であると認識された場合には、ファクシ
ミリアダプタ装置からファクシミリ送信を行うことがで
きる。したがって、時間の制約を受けない情報伝達をで
きるので、業務の効率向上に寄与することができる。ま
た、ホスト装置が使用されているにもかかわらず、気が
付かずにホスト装置を操作して、不都合な事態を生じさ
せることがなく、他の装置の処理動作を有効に維持する
ことができる。
【0029】請求項5記載の発明では、形式検出手段が
設けられ、記憶媒体に記憶された画情報の複数の情報格
納形式が検出される。したがって、記憶媒体に記憶され
ている画情報をどのように処理すればファクシミリ通信
での情報伝送形式に変換することができるかの判断基準
とすることができる。また、変換手段が設けられ、形式
検出手段により検出された情報格納形式に基づいて記憶
媒体から読み出された画情報がファクシミリ通信での情
報伝送形式に変換される。したがって、各社各様の情報
格納形式で元の画像から変換された画情報を所定のファ
クシミリ通信用の情報伝送形式に変換することができ、
記憶媒体に記憶された画情報の情報格納形式によらず、
画情報を常に所定の情報伝送変換形式に変換することが
できる。したがって、各社各様の情報格納形式で記憶さ
れた記憶媒体においてもファクシミリ通信を容易に行う
ことができる。
【0030】また、画情報送信手段により、変換手段に
よってファクシミリ通信での情報格納形式に変換された
画情報が発呼手段により発呼された相手先端末に送信さ
れる。したがって、ユーザーは記憶媒体に記憶された画
情報を一々ファクシミリ通信での情報伝送形式に変換す
ることなく、ファクシミリ送信することができる。した
がって、ユーザーの手間を省いて時間の節約を図ること
ができ、業務の効率を向上することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、本発明に係るファクシミリアダプタ装置
の一実施例を伝送媒体を介してホスト装置に接続し、通
信回線網を介して相手先端末に接続した一例を示す図で
り、図3は本発明に係るファクシミリアダプタ装置の一
実施例の構成を示すブロック図である。図4は、図3の
装置の内部構成を示すブロック図である。なお、ここで
ホスト装置100とは、ワードプロセッサー等の装置で
あり、相手先端末400は、ファクシミリ装置やファク
シミリ通信が行える装置である。
【0032】まず、構成を説明する。図3において、フ
ァクシミリアダプタ装置200は、ファクシミリ通信を
制御するファクシミリ通信制御部210、ホスト装置1
00との間でコマンドやデータ等の送受信を制御するホ
ストI/F制御部220、相手先端末400との間で送
受信する画像データ(画情報)を含むファクシミリデー
タを記憶・保管する記憶部230、ファクシミリ通信制
御部210、ホストI/F制御部220、記憶部230
の各部を統括制御する中央制御部240から構成されて
いる。
【0033】次いで、上記各部の詳細を図4を参照して
説明する。ファクシミリ通信制御部210は、内部にモ
デム部212、NCU部211を有している。NCU部
211は、通信回線300bにより接続された通信回線
網30c内の交換機と所定の手順により情報をやり取り
して、回線閉結、回線切断を行うようになっている。着
信時には、交換機からの呼び出し信号(着信信号:通常
16Hz、20〜150V、1秒ON2秒OFFの断続
信号)を検出し、ノイズでないと判断したならば、モデ
ム部212へCI信号(コーリング・インディケーショ
ン)を発信するようになっている。また、発信時には回
線のループ電流がゼロであることを検出して接続されて
いる回線が空きの状態であることを確認するとともに、
呼び出し信号が検出されないこと或いは着信による極性
反転がないことを確認した後、回線を補足して交換機の
起動を待ち、交換機からの発信音を検出すると後述する
記憶媒体233から読み出された相手先の発呼ダイヤル
番号のダイヤルパルス信号乃至DTMF(Dual Tone Ma
trix Frequency)信号を送信することができるようにな
っている。NCU部211は、フロッピ・ディスク23
1からフロッピ・ディスクドライブ232により読み取
られたファイルID、宛先ID、通信モード等の通信制
御情報に含まれる送信宛先の発呼ダイヤル番号を、発呼
ダイヤル番号に対応するダイヤルパルス信号乃至DTM
F信号に変換して送信することができるようになってお
り、発呼手段を構成する。
【0034】モデム部212は、記憶媒体233から読
み出された画像データ乃至ホスト装置100から送信さ
れてきたディジタル信号化された画像データを通信回線
300b、300d及び通信回線網300cの信号伝送
帯域及び相手先端末400の信号受信能力等に適合する
ように変調して、NCU部211を介して相手先端末4
00に送信することができるようになっている。また、
相手先端末400から受信した信号を復調してディジタ
ル信号化するようになっている。このモデム部212
は、通信回線300b、通信回線網300c及び通信回
線300dを介して相手先端末400とファクシミリ通
信における通信制御情報のやりとり(送信及び受信)を
所定の伝送制御手順に従って行えるようになっており、
制御情報受信手段を構成する。例えば、相手先端末40
0からコーリング・トーン(CNG信号:0.5秒間の
1100Hzのトーンを3秒間の休止期間をおいて断続
する信号)を受信したとき、相手先端末400からファ
クシミリアダプタ装置200へファクシミリ送信開始の
旨の通信制御情報が受信されたと見做すようになってい
る。
【0035】また、モデム部212は、所定の伝送制御
手順に従って、相手先端末400から送信された画像デ
ータを受信できるようになっており、受信手段を構成す
る。また、このモデム部212は、相手先端末400か
らファクシミリ通信を受信したとき、受信した画像デー
タを復調してディジタル化した後、後述するSCSI制
御部221を介してホスト装置100に伝達することが
できるようになっている。また、モデム部212は、フ
ロッピ・ディスク231からフロッピ・ディスクドライ
ブ232により読み出された画像データをNCU部21
1により発呼された相手先端末400に送信することが
できるようになっており、画情報送信手段を構成する。
【0036】このように構成されたファクシミリ通信制
御部210により、例えばG3ファクシミリ規格で画像
データの送受信を行うときには、伝送制御信号は300
bpsの送信速度を用い、画像データ信号はモデムトレ
ーニング処理により通信回線の状態を判定して、伝送速
度を例えば7200bpsと選択するようになってい
る。また、伝送制御信号はHDLC(high level data
link control procedure)手順のフレーム形式で伝送
し、画像データ信号は連続したbit列で伝送するよう
になっている。画像データ信号内には、1走査ラインの
終端を示す同期信号(EOL)を含んでおり、また、画
像データの終端は制御復帰符号(RTC)で識別するよ
うになっている。
【0037】ホストI/F制御部220は、SCSI制
御部221とSCSI制御部221からの信号に基づい
て点燈・消燈するLED等から構成されている。このS
CSI制御部221は、9本のデータラインと9本の制
御ラインとを有しており、メッセージ、コマンド、デー
タ、ステータスをイニシエータ(コマンドを発行するも
の)とターゲット(コマンドを実行するもの)とでやり
とりすることにより、双方向のデータ通信を可能として
いるものである。ハンドシェイクは2本のラインによっ
て行われ、非同期転送で最大1.5Mバイト/秒程度の
データ転送能力を有している。
【0038】このSCSI制御部221は、ファクシミ
リ通信制御部210により相手先端末400からの着信
が検出されたとき、ホスト装置100が使用中か否かを
BSY信号(Busy信号)が検出されるか否かによっ
て検出することができるようになっており、第1の検出
手段を構成するとともに、記憶部230により相手先端
末400から送信されてきた画像データが記憶された
後、ホスト装置100が使用中か否かを同じくBSY信
号が検出されるか否かによって検出することができるよ
うになっており、第2の検出手段を構成する。
【0039】また、このSCSI制御部221は、ホス
ト装置100によってBSY信号が駆動されていないと
き、ホスト装置100は使用中でないと検出し、記憶部
230から相手先端末400から受信して記憶された画
像データを読み出し、読み出した画像データをホスト端
末100に送信するようになっており、送信手段を構成
する。また、SCSI制御部221は、ホスト装置10
0を送信元端末として使用しようとするときにおいて、
ホスト装置100が現在使用中か否かをBSY信号が駆
動されているか否かによって検出して、使用中であると
検出されたときには、LED等を点燈させることにより
ホスト装置が使用中である旨を報知するようになってい
る。SCSI制御部221は状況検出手段を構成し、ホ
ストI/F制御部220は報知手段を構成する。
【0040】記憶部230は、フロッピ・ディスク制御
部233、フロッピ・ディスクドライブ232及び記憶
媒体としてのフロッピ・ディスク231から構成されて
おり、ファクシミリ通信制御部210により受信された
画像データは、フロッピ・ディスク制御部233により
コントロールされたフロッピ・ディスクドライブ232
によりフロッピ・ディスク231に書き込まれるように
なっている。記憶部230は、記憶手段を構成する。な
お、ここでいうフロッピ・ディスクとは、ISO(Inte
rnational Standardization Organization:国際標準化
機構)及びJIS(Japanese Industrial Standard:日
本工業規格)において、フレキシブル・ディスク・カー
トリッジと呼ばれるもののことである。
【0041】フロッピ・ディスク231は、円盤上の磁
気記憶媒体(磁気ディスク)を塩化ビニルや硬質プラス
ティック等からなるジャケットに収納したもので、ジャ
ケットに空けられたヘッド・ウィンドウを通して磁気ヘ
ッドと磁気ディスクが接触し、データの書き込みや読み
出しが行えるようになっている。このフロッピ・ディス
クは、本体装置200から取り出し可能な記憶媒体を構
成する。この記憶媒体としてのフロッピ・ディスク23
1の特徴として、ランダム・アクセスが可能であるこ
と、大容量であること、記録・消去が容易であること、
高速なデータ処理が可能であること、ビット当たりのコ
ストが安価であること、小型・軽量であること、取り扱
いが容易であること、フロッピ・ディスクの交換が容易
であること等の利点を有している。
【0042】フロッピ・ディスクドライブ232は、フ
ロッピ・ディスク231が所定の装着位置に装着されて
いるか否かを検出するインデックス・センサ、データの
書き込みが可能か否かを検出するライト・プロテクト・
ランプ・センサ等からなる検出部と、データの書き込み
や読み取りを行うリード/ライト・センサ等からなる書
込/読取部と、装着されたフロッピ・ディスク231を
所定の回転数で回転させる駆動モータ、リード/ライト
・ヘッドをフロッピ・ディスク231のラジアル方向に
移動させるステッピング・モータ(回転機構)及び回転
/直線運動変換機構と、リード/ライト・ヘッドの位置
を記憶されたデータに沿って追従するように調整するヘ
ッド・ロード機構等からなる機構部等からなっており、
フロッピ・ディスク制御部233の制御により、フロッ
ピ・ディスク231にデータを書き込んだり、読み出し
たりすることができるようになっている。そして、フロ
ッピ・ディスクから送信宛先を含む通信制御情報を読み
取ることができるようになっており、読取手段を構成す
る。
【0043】フロッピ・ディスク制御部233は、フロ
ッピ・ディスクドライブ232に対してデータの書き込
みや読み出しの制御を行うとともに、フロッピ・ディス
クのフォーマットやフロッピ・ディスクドライブ232
の機構部に対する制御等を行うようになっている。な
お、本実施例では記憶媒体としてフロッピ・ディスクを
用いたが、本発明に係るファクシミリアダプタ装置に装
着及び取り出し可能な記憶媒体はフロッピ・ディスクに
限定されないことはいうまでもない。例えば、データカ
ートリッジテープ、光磁気ディスク、光ディスク、リム
ーバブル・カートリッジ・ハードディスク、ベルヌーイ
・ディスク、ICメモリカード、光カード、光磁気カー
ド等を記憶媒体として用いることができる。そして、そ
れら記憶媒体を用いるときには、データの書き込み、読
み取り装置として、それぞれデータストリーマ、光磁気
ディスクドライブ、光ディスクドライブ、リムーバブル
・ハードディスクドライブ、ベルヌーイ・ディスクドラ
イブ等が用いられることもいうまでもないことである。
【0044】中央処理部240は、バス241、メモリ
部242及びCPU(Central Processing Unit)部24
3を有している。バス241は、ファクシミリ通信制御
部210、ホストI/F制御部220及び記憶部230
を中央処理部240によって統括制御するための信号を
伝送したり、データの受渡を行うための信号ライン、ア
ドレスライン、データライン等を含むものである。
【0045】メモリ部242は、内部にROM(Read O
nly Memory)部及びRAM(RandomAccess Memory)部
を有しており、ROM部にはCPU部243が実行する
プログラムがコード化されて格納されているとともに、
RAM部は、CPU部243がデータ処理や演算処理を
行うときのワークエリアになるようになっている。CP
U部243は、メモリ部242の有するROM部からプ
ログラムを読み出して実行し、装置各部を統括制御する
とともに、所定のデータ処理や演算処理をメモリ部24
2のRAM部を使用して行うようになっている。このC
PU部243は、フロッピ・ディスク231に記憶され
た画像データの形式が、例えばTIF形式、STF形
式、ST4形式、GPR形式等の画像データ形式(情報
格納形式)のうちどの画像データ形式に該当するかを検
出することができるようになっており、形式検出手段を
構成する。
【0046】また、このCPU部243は、検出された
画像データの前記複数の情報格納形式に基づいて、フロ
ッピ・ディスク231から読み出した画像データをメモ
リ部242のROM部から読み出した所定の処理手順に
したがって、同じくメモリ部242のRAM部に処理デ
ータを展開することにより、各情報格納形式毎にそれぞ
れファクシミリ通信での情報伝送形式、例えばファクシ
ミリ通信における主走査方向の1ラインに着目して、
白、黒の状態を冗長度を抑圧しながら符号化するMH
(modified Huffman)符号化方式や、2次元冗長度抑圧
符号化方式の一種である境界差分符号化方式を用いたM
R(modified READ)符号化方式等を用いて所定の情報伝
送形式に変換することができるようになっており、複数
の変換手段を構成する。
【0047】次に、本発明に係るファクシミリアダプタ
装置の作用を請求項別に説明する。まず、請求項1及び
2記載の発明に係るファクシミリアダプタ装置の作用を
説明する。まず、ファクシミリアダプタ装置が相手先端
末からファクシミリ通信の着信を受けたとき、ホスト装
置が使用中である場合の動作について図5を参照して説
明する。図5は、請求項1記載の発明に係るファクシミ
リアダプタ装置の一実施例の動作フローとファクシミリ
アダプタ装置に接続されたホスト装置の動作フローとを
示すフローチャートである。
【0048】まず、ファクシミリ端末等の相手先端末4
00により通信回線網300c内の交換機からファクシ
ミリアダプタ装置200が発呼され、ファクシミリアダ
プタ装置200は着信されたことを認識して回線接続
(回線閉結)する(ステップP1)。相手先端末400
と回線接続した後、相手先端末400から送信されたC
NG信号をモデム部212により受信すると、相手先端
末400からファクシミリ通信による画像データの送信
が開始されるものと認識できるので、ファクシミリアダ
プタ装置200はホスト装置100が使用中であるか否
かを検出する。今の場合、ホスト装置100は使用中で
あると検出されるので、当該ファクシミリ通信の画像デ
ータを受信して(ステップP2)、受信したデータを記
憶媒体であるフロッピ・ディスク231に記憶する(ス
テップP3)。
【0049】画像データを受信し、記憶・保存した後、
記憶媒体であるフロッピ・ディスク231がフロッピ・
ディスクドライブ232から取り出された否かを判断す
る(ステップP4)。フロッピ・ディスク231がフロ
ッピ・ディスクドライブ232より取り出されなけれ
ば、再びホスト装置100が使用中であるか否かをSC
SI制御部221により検出する(ステップP5)。ホ
スト装置100が使用中でないと検出された場合(ステ
ップP6)は、ホスト装置100が画像データの受信が
可能であるので、記憶部230の記憶媒体であるフロッ
ピ・ディスク231に記憶・保存されている受信画像デ
ータを読み出し、SCSI制御部221を介してホスト
装置100へ画像データを転送する(ステップP7)。
ホスト装置100では、ファクシミリアダプタ装置20
0から送信されてきた画像データを受信する(ステップ
P8)。
【0050】なお、ステップP5において、ホスト装置
100が使用中であると検出された場合には、ホスト装
置100の使用状態を継続して検出し、使用中でないと
検出されたならばホスト装置100は画像データの受信
が可能になったと判断し、ホスト装置100へ画像デー
タを転送する。ところで、ステップP4において、記憶
媒体であるフロッピ・ディスク231がフロッピ・ディ
スクドライブ232から取り出された場合には、別の記
憶媒体すなわち別のフロッピ・ディスク231がフロッ
ピ・ディスクドライブ232に装着され、次の画像デー
タの受信に備えられる(ステップP9)。
【0051】なお、ファクシミリアダプタ装置200か
ら取り出されたフロッピ・ディスク231は他のホスト
装置100等で記憶された画像データを読み出し、画像
データの内容を確認して、処理することができる。この
ように請求項1記載の発明に係るファクシミリアダプタ
装置においては、モデム部212を設け、相手先端末4
00から送信された所定の通信制御情報を受信するの
で、ファクシミリアダプタ装置200では、相手先端末
400から送信されるファクシミリ通信を予め知ること
ができ、ファクシミリ通信によって画像データが送信さ
れてくる前にホスト装置100が使用中か否かの検出を
行うことができる。
【0052】また、SCSI制御部221を設け、モデ
ム部212により相手先端末400からファクシミリ送
信開始の旨の通信制御情報が受信されたとき、ホスト装
置100が使用中か否かを検出するので、ホスト装置1
00に送信可能か否かの判断基準とすることができ、相
手先端末400から送信されるファクシミリ通信による
画像データがホスト装置100で受付けてもらえるか否
かを事前に知ることができる。したがって、ホスト装置
100が使用中であるにもかかわらず相手先端末400
から画像データを送信して、画像データの送信に失敗す
るといったことがなく、確実に相手先端末400からホ
スト装置100への画像データ伝達成就へと導くことが
できる。
【0053】また、モデム部212を設け、SCSI制
御部221によりホスト装置100が使用中であると検
出されたとき、相手先端末400から送信された画像デ
ータを受信する。すなわち、ホスト装置100に代って
画像データを受信するので、相手先端末400は送信エ
ラーを起こすことがなく、相手先端末400は再度ホス
ト装置100に向け画像データの送信を行う必要がな
い。したがって、相手先ユーザーの時間の節約を図るこ
とができ、業務の効率向上に資することができる。
【0054】また、記憶部230を設け、モデム部21
2により受信された画像データを記憶するので、相手先
端末400から送信された画像データを確実に保存する
ことができ、送信されてきた画像データの欠損や損失を
防止することができる。また、SCSI制御部221を
設け、記憶部230により画像データが記憶された後、
ホスト装置100が使用中か否かを検出するので、記憶
部230により記憶された画像データがホスト装置10
0に受付けてもらえるか否かを事前に知ることができ
る。したがって、ホスト装置100が使用中であるにも
かかわらずファクシミリアダプタ装置200から画像デ
ータを送信して、送信エラ−を起こしてしまい、画像デ
ータの送信に失敗しするといったことがない。したがっ
て、相手先端末400から送信されてきた画像データを
失ってしまうということがなく、確実に画像データを伝
達することができる。
【0055】また、SCSI制御部221を設け、SC
SI制御部221によりホスト装置100が使用中でな
いと検出されたとき、記憶部230から画像データが読
み出され、読み出された画像データをホスト装置100
に送信するので、相手先端末400から送信された画像
データを確実にホスト装置100に伝達することができ
る。したがって、相手先端末400からホスト装置10
0への情報伝達を完結することができ、送信元と受信元
とで相互に齟齬や錯誤が生じ難い円滑な情報伝達を図る
ことができる。
【0056】また、請求項2記載の発明に係るファクシ
ミリアダプタ装置においては、記憶部230が、本体装
置から取り出し可能なフロッピ・ディスク231を有す
るので、ユーザーは、自機ファクシミリアダプタ装置2
00に接続されたホスト装置100に限定されず、フロ
ッピ・ディスク231に記憶された画像データを読み出
すことができる。したがって、時間の節約を図ることが
でき、業務の効率を向上することができる。また、取り
出し可能であるので、容易に携帯することができ、情報
源として情報を速やかに伝播させることができる。した
がって、業務の効率が向上するとともに、同一の知識を
多数のユーザーが共有できる。したがって、ユーザー相
互間で共通認識の醸成や背景認識の同一化が速やかに行
われ、より一層業務の効率を向上させることができる。
また、フロッピ・ディスク231は取り出し可能である
ので、所定の場所に保管することができ、情報の保存が
容易になるとともに、記憶された情報の劣化を生じ難く
することができる。
【0057】次に、請求項3及び4記載の発明に係るフ
ァクシミリアダプタ装置の作用について、図2、図3、
図4、図6、図7を参照して説明する。まず、SCSI
制御部221によりホスト装置100からファクシミリ
送信指示があるかどうかを確認する(ステップR1、R
2)。ホスト装置100からの送信指示がない場合に
は、ホスト装置100が使用中か否かをSCSI制御部
221により検出する(ステップR3)。SCSI制御
部221によりホスト装置100が使用中であると検出
されたときには、ホストI/F制御部220に設けら
れ、本体装置の外面に露出させたLEDを点燈させるこ
と等によりユーザーにホスト装置100が既に使用中で
あり、当該ホスト装置100を使用できないことを報知
する(ステップR4)。
【0058】次いで、ファクシミリアダプタ装置200
は、自機記憶部230に送信データの記憶されたフロッ
ピ・ディスク231が装着されているか否かを判断する
(ステップR5)。記憶部230にフロッピ・ディスク
231が装着されている場合には、更にフロッピ・ディ
スク231の中にファクシミリ送信ファイルがあるかど
うか確認し、ファクシミリ送信ファイルがある場合に
は、そのファクシミリ送信ファイルから図7に示すよう
なファイルIDデータ231a、宛先IDデータ231
b、通信モードデータ231c及び画像データ231d
を読み取り(ステップR6)、読み取った宛先IDデー
タ233bに含まれる宛先の発呼ダイヤル番号(送信宛
先)をDTMF信号或いはダイヤルパルス信号に変換し
てNCU部211を介して通信回線網300cに送出
し、通信回線網300c内の交換機により送信宛先に該
当する相手先端末400が発呼される。送信宛先に該当
する相手先端末400が応答して、回線が閉結されると
ファクシミリ送信ファイルの通信モードデータ231c
の内容に基づいて、ファクシミリ通信での画像データの
画像解像度、用紙サイズ等を決定する。通信モードが設
定されるとフロッピ・ディスク231から読み出した画
像データ233dを送信宛先に送信する(ステップR
7)。
【0059】なお、ステップR5において、フロッピ・
ディスク231の中にファクシミリ送信ファイルがない
場合には、ホスト装置100からの送信指示を待つ。ま
た、ステップR3において、ホストI/F制御部220
によりホスト装置100が使用中でないと検出されたと
きには、ホスト装置100からディジタル信号の画像デ
ータをファクシミリアダプタ装置200に送信し、その
画像データをファクシミリアダプタ装置200において
ファクシミリ通信信号形態に変換可能であるので、ホス
ト装置100からの送信指示を待つ。
【0060】また、ステップR1において、送信指示が
SCSIコマンドにより確認された場合には、ホスト装
置100から宛先IDデータ、通信モードデータ、画像
データを受信し(ステップR8、R9)、当該宛先ID
データに含まれる送信宛先の発呼ダイヤル番号をDTM
F信号或いはダイヤルパルス信号に変換してNCU部2
11を介して通信回線網300cに送出し、通信回線網
300c内の交換機に送信宛先に該当する相手先端末4
00を発呼してもらう。送信宛先に該当する相手先端末
400が応答して、回線が閉結されるとホスト装置10
0から受信した画像データをファクシミリ通信信号形態
に変換した後送信する(ステップR6)。
【0061】このように請求項3記載の発明に係るファ
クシミリアダプタ装置においては、フロッピ・ディスク
ドライブ232を設け、フロッピ・ディスク231から
送信宛先を含む通信制御情報を読み取るので、ユーザー
は、端末装置等から相手先端末400の送信宛先を別個
に入力する必要がなく、使い勝手を向上させることがで
きる。
【0062】また、NCU部211を設け、フロッピ・
ディスクドライブ232により読み取られた通信制御情
報に含まれる送信宛先に該当する相手先端末400を発
呼するので、相手先を間違えて発呼してしまうといった
ことがなく、確実に意図する相手先端末400を呼び出
すことができる。また、モデム部212を設け、フロッ
ピ・ディスク231からフロッピ・ディスクドライブ2
32により画像データが読み出され、読み出された画像
データをNCU部211により発呼された相手先端末4
00に送信するので、フロッピ・ディスク231をファ
クシミリアダプタ装置200に装着するだけでファクシ
ミリ通信を行うことができ、ユーザーの手を煩わせるこ
となく簡易な操作で画像データを相手先に送信すること
ができる。
【0063】したがって、ホスト装置100が使用中で
ホスト装置100からファクシミリ送信を行うことがで
きない場合、ファクシミリアダプタ装置200からファ
クシミリ送信を行うことができ、時間を拘束されること
なく、情報の伝達を行うことができる。したがって、業
務の効率向上に寄与することができる。また、請求項4
記載の発明に係るファクシミリアダプタ装置において
は、SCSI制御部221を設け、ホスト装置100が
使用中か否かを検出するので、ホスト装置100が何等
かの処理動作を行っているか否かを知ることができ、ホ
スト装置100が使用可能か否かの判断基準とすること
ができる。
【0064】また、ホストI/F制御部220を設け、
SCSI制御部221によりホスト装置100が使用中
であると検出されたとき、ホスト装置100が使用中で
ある旨を報知するので、ユーザーは一々ホスト装置10
0の動作状況を確かめることなく、ホスト装置100が
使用されているか否かを知ることができる。したがっ
て、ユーザーはホストI/F制御部220によりホスト
装置100が使用中であると認識された場合には、ファ
クシミリアダプタ装置200からファクシミリ送信を行
うことができる。したがって、時間の制約を受けない情
報伝達をできるので、業務の効率向上に寄与することが
できる。また、ホスト装置100が使用されているにも
かかわらず、気が付かずにホスト装置100を操作し
て、不都合な事態を生じさせることがなく、他の装置の
処理動作を有効に維持することができる。
【0065】次に、請求項5記載の発明に係るファクシ
ミリアダプタ装置の作用について、図2、図3、図4、
図8、図9を参照して説明する。ホストI/F制御部2
20によりホスト装置100からの送信指示あるかどう
かを確認する(ステップS1、S2)。ホスト装置10
0からの送信指示がない場合には、記憶部230に記憶
媒体であるフロッピ・ディスク231が装着されている
かどうか確認し、フロッピ・ディスク231が装着され
ている場合にはフロッピ・ディスク231にファクシミ
リ送信ファイルが記憶されているかどうか確認する(ス
テップS3)。フロッピ・ディスク231にファクシミ
リ送信ファイルが記憶されている場合には、そのファク
シミリ送信ファイルから図9に示すようなファイルID
データ231a、宛先IDデータ231b、通信モード
データ231c、画像データの属性データ231e及び
画像データ231dを読み取る(ステップS4)。
【0066】次いで、読み取った画像データの属性デー
タ231eから、そのファイルの中に格納された画像デ
ータ231dのデータ形式がファクシミリ送信に用いる
ことのできるデータ形式と一致しているか否かを判断す
る(ステップS5)。画像データ231dのデータ形式
がファクシミリ通信での所定の情報伝送形式に合致して
いない場合には、予めメモリ部242内のROM部に格
納されたアルゴリズムに従ってCPU部243が画像デ
ータ231dをメモリ部242内のRAM部をワークエ
リアとして用いてファクシミリ通信での情報伝送形式に
変換した後(ステップS6)、メモリ部242内のRA
M部にファクシミリ通信での情報伝送形式に変換された
画像データ231dを一旦記憶する。
【0067】次いで、ファクシミリ送信ファイル中の宛
先IDデータに含まれる宛先の発呼ダイヤル番号をDT
MF信号或いはダイヤルパルス信号に変換してNCU部
211を介して通信回線網300cに送出する。通信回
線網300c内の交換機により送信宛先に該当する相手
先端末400が発呼され、送信宛先に該当する相手先端
末400が応答して、回線が閉結されるとファクシミリ
送信ファイルの通信モードデータ231cの内容に基づ
いて、ファクシミリ通信での画像データの画像解像度、
用紙サイズ等を決定する。通信モードが設定されるとフ
ァクシミリ通信での情報伝送形式に変換された画像デー
タ231dをメモリ部242から読み出し、送信宛先に
送信する(ステップS7)。
【0068】なお、ステップS5において、読み取った
画像データ231dの属性データ231eから画像デー
タ231dのデータ形式がファクシミリ通信での所定の
情報伝送形式に合致している場合には、ステップS7に
移行し、そのまま画像データ231dを送信する。ま
た、ステップS3において、フロッピ・ディスク231
の中にファクシミリ送信ファイルがない場合には、ホス
ト装置100からの送信指示を待つ。また、ステップS
1において、送信指示がSCSIコマンドによりSCS
I制御部221により確認された場合には、ホスト装置
100から相手先端末400の送信宛先情報及び送信画
像データを受取り(ステップS8、S9)、ファクシミ
リ送信を行う(ステップS7)。
【0069】このように請求項5記載の発明に係るファ
クシミリアダプタ装置においては、CPU部243を設
け、フロッピ・ディスク231に記憶された画像データ
の複数の情報格納形式を検出するので、フロッピ・ディ
スク231に記憶されている画像データをどのように処
理すればファクシミリ通信での情報伝送形式に変換する
ことができるかの判断基準とすることができる。
【0070】また、CPU部243を設け、CPU部2
43により検出された情報格納形式に基づいてフロッピ
・ディスク231から読み出された画像データをファク
シミリ通信での情報伝送形式に変換するので、各社各様
の情報格納形式で元の画像から変換された画像データを
所定のファクシミリ通信用の情報伝送形式に変換するこ
とができ、フロッピ・ディスク231に記憶された画像
データの情報格納形式によらず、画像データを常に所定
の情報伝送変換形式に変換することができる。したがっ
て、各社各様の情報格納形式で記憶されたフロッピ・デ
ィスク231においてもファクシミリ通信を容易に行う
ことができる。
【0071】また、モデム部212が、CPU部243
によってファクシミリ通信での情報格納形式に変換され
た画像データをNCU部211により発呼された相手先
端末400に送信するので、ユーザーはフロッピ・ディ
スク231に記憶された画像データを一々ファクシミリ
通信での情報伝送形式に変換することなく、ファクシミ
リ送信することができる。したがって、ユーザーの手間
を省いて時間の節約を図ることができ、業務の効率を向
上することができる。
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、制御情報
受信手段を設け、相手先端末から送信された所定の通信
制御情報を受信するので、ファクシミリアダプタ装置で
は、相手先端末から送信されるファクシミリ通信を予め
知ることができ、ファクシミリ通信によって画情報が送
信されてくる前にホスト装置が使用中であるか否か検出
を行うことができる。
【0073】また、第1の検出手段を設け、制御情報受
信手段により相手先端末からファクシミリ送信開始の旨
の通信制御情報が受信されたとき、ホスト装置が使用中
か否かを検出するので、ホスト装置に送信可能か否かの
判断基準とすることができ、相手先端末から送信される
ファクシミリ通信による画情報がホスト装置で受付けて
もらえるか否かを事前に知ることができる。したがっ
て、ホスト装置が使用中であるにもかかわらず相手先端
末から画情報を送信して、画情報の送信に失敗するとい
ったことがなく、確実に相手先端末からホスト装置への
画情報伝達成就へと導くことができる。
【0074】また、受信手段を設け、第1の検出手段に
よりホスト装置が使用中であると検出されたとき、相手
先端末から送信された画情報を受信する。すなわち、ホ
スト装置に代って画情報を受信するので、相手先端末は
送信エラーを起こすことがなく、相手先端末は再度ホス
ト装置に向け画情報の送信を行う必要がない。したがっ
て、相手先ユーザーの時間の節約を図ることができ、業
務の効率向上に資することができる。
【0075】また、記憶手段を設け、受信手段により受
信された画情報を記憶するので、相手先端末から送信さ
れた画情報を確実に保存することができ、送信されてき
た画情報の欠損や損失を防止することができる。また、
第2の検出手段を設け、記憶手段により画情報が記憶さ
れた後、ホスト装置が使用中か否かを検出するので、記
憶手段により記憶された画情報がホスト装置に受付けて
もらえるか否かを事前に知ることができる。したがっ
て、ホスト装置が使用中であるにもかかわらずファクシ
ミリアダプタ装置から画情報を送信して、送信エラ−を
起こしてしまい、画情報の送信に失敗しするといったこ
とがない。したがって、相手先端末から送信されてきた
画情報を失ってしまうということがなく、確実に画情報
を伝達することができる。
【0076】また、送信手段を設け、第2の検出手段に
よりホスト装置が使用中でないと検出されたとき、記憶
手段から画情報が読み出され、読み出された画情報をホ
スト装置に送信するので、相手先端末から送信された画
情報を確実にホスト装置に伝達することができる。した
がって、相手先端末からホスト装置への情報伝達を完結
することができ、送信元と受信元とで相互に齟齬や錯誤
が生じ難い円滑な情報伝達を図ることができる。
【0077】請求項2記載の発明によれば、記憶手段
が、本体装置から取り出し可能な記憶媒体を有するの
で、ユーザーは、ファクシミリアダプタ装置に接続され
たホスト装置に限定されず、記憶媒体に記憶された画情
報を読み出すことができる。したがって、時間の節約を
図ることができ、業務の効率を向上することができる。
また、取り出し可能であるので、容易に携帯することが
でき、情報源として情報を速やかに伝播させることがで
きる。したがって、業務の効率が向上するとともに、同
一の知識を多数のユーザーが共有できる。したがって、
ユーザー相互間で共通認識の醸成や背景認識の同一化が
速やかに行われ、より一層業務の効率を向上させること
ができる。また、記憶媒体は取り出し可能であるので、
所定の場所に保管することができ、情報の保存が容易に
なるとともに、記憶された情報の劣化を生じ難くするこ
とができる。
【0078】請求項3記載の発明によれば、読取手段を
設け、記憶媒体から送信宛先を含む通信制御情報を読み
取るので、ユーザーは、端末装置等から相手先端末の送
信宛先を別個に入力する必要がなく、使い勝手を向上さ
せることができる。また、発呼手段を設け、読取手段に
より読み取られた通信制御情報に含まれる送信宛先に該
当する相手先端末を発呼するので、相手先を間違えて発
呼してしまうといったことがなく、確実に意図する相手
先端末を呼び出すことができる。
【0079】また、画情報送信手段を設け、記憶媒体か
ら画情報が読み出され、読み出された画情報を発呼手段
により発呼された相手先端末に送信するので、記憶媒体
をファクシミリアダプタ装置に装着するだけでファクシ
ミリ通信を行うことができ、ユーザーの手を煩わせるこ
となく簡易な操作で画情報を相手先に送信することがで
きる。
【0080】したがって、ホスト装置が使用中でホスト
装置からファクシミリ送信を行うことができない場合、
ファクシミリアダプタ装置からファクシミリ送信を行う
ことができ、時間を拘束されることなく、情報の伝達を
行うことができる。したがって、業務の効率向上に寄与
することができる。請求項4記載の発明によれば、状況
検出手段を設け、ホスト装置が使用中か否かを検出する
ので、ホスト装置が何等かの処理動作を行っているかい
ないかを知ることができ、ホスト装置が使用可能か否か
の判断基準とすることができる。
【0081】また、報知手段を設け、状況検出手段によ
りホスト装置が使用中であると検出されたとき、ホスト
装置が使用中である旨を報知するので、ユーザーは一々
ホスト装置の動作状況を確かめることなく、ホスト装置
が使用されているかいないかを知ることができる。した
がって、ユーザーは報知手段によりホスト装置が使用中
であると認識された場合には、ファクシミリアダプタ装
置からファクシミリ送信を行うことができる。したがっ
て、時間の制約を受けない情報伝達をできるので、業務
の効率向上に寄与することができる。また、ホスト装置
が使用されているにもかかわらず、気が付かずにホスト
装置を操作して、不都合な事態を生じさせることがな
く、他の装置の処理動作を有効に維持することができ
る。
【0082】請求項5記載の発明によれば、形式検出手
段を設け、記憶媒体に記憶された画情報の複数の情報格
納形式を検出するので、記憶媒体に記憶されている画情
報をどのように処理すればファクシミリ通信での情報伝
送形式に変換することができるかの判断基準とすること
ができる。また、変換手段を設け、形式検出手段により
検出された情報格納形式に基づいて記憶媒体から読み出
された画情報をファクシミリ通信での情報伝送形式に変
換するので、各社各様の情報格納形式で元の画像から変
換された画情報を所定のファクシミリ通信用の情報伝送
形式に変換することができ、記憶媒体に記憶された画情
報の情報格納形式によらず、画情報を常に所定の情報伝
送変換形式に変換することができる。したがって、各社
各様の情報格納形式で記憶された記憶媒体においてもフ
ァクシミリ通信を容易に行うことができる。
【0083】また、画情報送信手段が、変換手段によっ
てファクシミリ通信での情報格納形式に変換された画情
報を発呼手段により発呼された相手先端末に送信するの
で、ユーザーは記憶媒体に記憶された画情報を一々ファ
クシミリ通信での情報伝送形式に変換することなく、フ
ァクシミリ送信することができる。したがって、ユーザ
ーの手間を省いて時間の節約を図ることができ、業務の
効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係るファクシミリアダプ
タ装置の概念を模式的に示す図である。
【図2】本発明に係るファクシミリアダプタ装置の一実
施例を伝送媒体を介してホスト装置に接続し、通信回線
網を介して相手先端末に接続した一例を示す図である。
【図3】本発明に係るファクシミリアダプタ装置の一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の内部構成を示すブロック図である。
【図5】請求項1及び2記載の発明に係るファクシミリ
アダプタ装置の一実施例の動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図6】請求項3及び4記載の発明に係るファクシミリ
アダプタ装置の一実施例の動作フローを示すフローチャ
ートである。
【図7】請求項3及び4記載の発明に係るファクシミリ
アダプタ装置の一実施例のファクシミリ送信ファイルの
フォーマットの一例を示す図である。
【図8】請求項5記載の発明に係るファクシミリアダプ
タ装置の一実施例の動作フローを示すフローチャートで
ある。
【図9】請求項5記載の発明に係るファクシミリアダプ
タ装置の一実施例のファクシミリ送信ファイルのフォー
マットの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 ホスト装置 200 ファクシミリアダプタ装置 210 ファクシミリ通信制御部 211 NCU部(発呼手段) 212 モデム部(制御情報受信手段、受信手段、画
情報送信手段) 220 ホストI/F制御部(報知手段) 221 SCSI制御部(第1の検出手段、第2の検
出手段、送信手段、状況検出手段) 230 記憶部(記憶手段) 231 フロッピ・ディスク(記憶媒体) 232 フロッピ・ディスクドライブ(読取手段) 233 フロッピ・ディスク制御部 240 中央制御部 241 バス 242 メモリ部 243 CPU部(形式検出手段、変換手段) 300a ケーブル(伝送媒体) 300b、300d 通信回線(伝送媒体) 300c 通信回線網(伝送媒体) 400 相手先端末

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送媒体を介してホスト装置に接続される
    とともに、通信回線網を介して相手先端末に接続され、
    ホスト装置と相手先端末との間のファクシミリ通信を用
    いた画情報の伝達を媒介するファクシミリアダプタ装置
    において、 相手先端末から送信された所定の通信制御情報を受信す
    る制御情報受信手段と、 該制御情報受信手段により相手先端末からファクシミリ
    送信開始の旨の通信制御情報が受信されたとき、ホスト
    装置が使用中か否かを検出する第1の検出手段と、 該第1の検出手段によりホスト装置が使用中であると検
    出されたとき、相手先端末から送信された画情報を受信
    する受信手段と、 該受信手段により受信された画情報を記憶する記憶手段
    と、 該記憶手段により画情報が記憶された後、ホスト装置が
    使用中か否かを検出する第2の検出手段と、 該第2の検出手段によりホスト装置が使用中でないと検
    出されたとき、前記記憶手段から画情報を読み出し、読
    み出した画情報をホスト装置に送信する送信手段と、を
    設けたことを特徴とするファクシミリアダプタ装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段は、本体装置から取り出し可
    能な記憶媒体を有することを特徴とする請求項1記載の
    ファクシミリアダプタ装置。
  3. 【請求項3】前記記憶媒体から送信宛先を含む通信制御
    情報を読み取る読取手段と、 該読取手段により読み取られた通信制御情報に含まれる
    送信宛先に該当する相手先端末を発呼する発呼手段と、 前記記憶媒体から画情報を読み出し、読み出した画情報
    を前記発呼手段により発呼された相手先端末に送信する
    画情報送信手段と、を設けたことを特徴とする請求項2
    記載のファクシミリアダプタ装置。
  4. 【請求項4】前記ホスト装置が使用中か否かを検出する
    状況検出手段と、 該状況検出手段により前記ホスト装置が使用中であると
    検出されたとき、ホスト装置が使用中である旨を報知す
    る報知手段と、を設けたことを特徴とする請求項3記載
    のファクシミリアダプタ装置。
  5. 【請求項5】前記記憶媒体に記憶された画情報の複数の
    情報格納形式を検出する形式検出手段と、 該形式検出手段により検出された情報格納形式に基づい
    て、前記記憶媒体から読み出した画情報をファクシミリ
    通信での情報伝送形式に変換する複数の変換手段と、を
    設け、 前記画情報送信手段は、前記変換手段によりファクシミ
    リ通信での情報伝送形式に変換された画情報を前記発呼
    手段により発呼された相手先端末に送信することを特徴
    とする請求項3記載のファクシミリアダプタ装置。
JP6166579A 1994-07-19 1994-07-19 ファクシミリアダプタ装置 Pending JPH0832742A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0984610A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-08 Olitec Modem à mémoire non volatile
CN102602210A (zh) * 2012-03-13 2012-07-25 胡庆华 一种铝合金型材烤花工艺

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EP0984610A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-08 Olitec Modem à mémoire non volatile
FR2783063A1 (fr) * 1998-09-04 2000-03-10 Olitec Modem a memoire non volatile
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