JPH08327061A - ガス機器と周辺機器とのデータ保持システム - Google Patents

ガス機器と周辺機器とのデータ保持システム

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JPH08327061A
JPH08327061A JP13662595A JP13662595A JPH08327061A JP H08327061 A JPH08327061 A JP H08327061A JP 13662595 A JP13662595 A JP 13662595A JP 13662595 A JP13662595 A JP 13662595A JP H08327061 A JPH08327061 A JP H08327061A
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gas
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equipment
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information storage
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JP13662595A
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English (en)
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Kaoru Kubota
薫 久保田
Koichiro Ito
康一郎 伊藤
Shigeru Hamada
滋 浜田
Kiwamu Suzuki
究 鈴木
Masa Ishimoto
雅 石本
Satoru Morita
森田  哲
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス機器やその周辺機器が故障したとき電装
基板の交換によりそれまでEEPROMで保持していた
機器固有のデータを一旦失っても、その後他の機器から
そのデータを復帰できるようなデータ保持システムを提
供すること。 【構成】 ガス機器および該ガス機器と相互に通信可能
な周辺機器のそれぞれに、自己固有の情報を書き換え可
能に記憶し得る固有情報記憶手段と他の機器に固有の情
報を書き換え可能に記憶し得る退避情報記憶手段とを設
け、前記ガス機器および前記周辺機器のそれぞれが自己
の有する固有情報記憶手段に記憶されている固有情報を
一定の時間ごとにまたは一定の条件下で他の機器の有す
る退避情報記憶手段に退避情報として転送するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス機器とその周辺機器
との間で互いにデータを保持するデータ保持システムに
関する。
【0002】
【従来技術】最近のガス機器、例えばガス給湯器、ガス
ファンヒータ、ガスエアコンや、その周辺機器、例えば
ガスメータ、ガス機器の遠隔操作装置(以下「リモコ
ン」という)等における計測、制御等にはマイクロコン
ピュータが用いられていることが多い。
【0003】これらの機器は出荷時にマイクロコンピュ
ータのMASK ROMに計測、制御等を行うためのプ
ログラムやデータがあらかじめ記憶されているが、さら
にこれらの機器が設置された後にその機器固有のデータ
がEEPROM(不揮発性メモリ)に蓄積されることが
多い。例えば、ガスメータであればガス料金を徴収する
ための月毎のガスの積算流量、ガス機器であれば設置後
に学習機能により蓄積された設置環境に応じた制御デー
タ、リモコンであれば自己のアドレス情報等が設置後の
機器固有情報としてEEPROMに蓄積される。
【0004】ところで、ガスメータ、ガス機器、ガス機
器のリモコン等ではマイクロコンピュータを構成するC
PU、ROM、RAM、入出力インターフェイス等がア
クチュエータの動作や制御に必要なコントローラ、ドラ
イバ等と共に同一の電装基板に一体的に搭載されてい
る。
【0005】そのため、電装基板上のこれらの部品の一
つにでも故障が発生すると、修理の際には電装基板ごと
交換するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに電装基板を交換してしまうと、それまで電装基板上
のEEPROMに蓄積してきた機器固有のデータも失わ
れることになる。ガスメータの積算ガス流量であれば、
電装基板を交換した時点で積算ガス流量は0となってし
まい、交換前の積算流量のガス料金の徴収はあきらめざ
るを得ない。ガス機器の学習機能により蓄積された設置
環境に応じた制御データであればあらためて学習し直さ
なければならない。リモコンの自己のアドレス情報であ
ればあらためて設定し直さなければならない。
【0007】本発明は上記の問題点にかんがみてなされ
たものであり、その目的は、ガス機器やその周辺機器が
故障したとき電装基板の交換によりそれまでEEPRO
Mで保持していた機器固有のデータを一旦失っても、そ
の後他の機器からそのデータを復帰できるようなデータ
保持システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、自己固有の情報を書き換え可能に
記憶し得る固有情報記憶手段を有するガス機器と相互に
通信可能な周辺機器に退避情報記憶手段を設け、前記ガ
ス機器の固有情報記憶手段に記憶されている固有情報を
一定の時間ごとにまたは一定の条件下で前記周辺機器の
退避情報記憶手段に退避情報として転送するようにし
た。
【0009】また、前記周辺機器の退避情報記憶手段に
記憶されている退避情報を一定の条件下で前記ガス機器
の固有情報記憶手段に自動的に復帰させるようにした。
【0010】さらに、別の態様として、ガス機器および
該ガス機器と相互に通信可能な周辺機器のそれぞれに、
自己固有の情報を書き換え可能に記憶し得る固有情報記
憶手段と他の機器に固有の情報を書き換え可能に記憶し
得る退避情報記憶手段とを設け、前記ガス機器および前
記周辺機器のそれぞれが自己の有する固有情報記憶手段
に記憶されている固有情報を一定の時間ごとにまたは一
定の条件下で他の機器の有する退避情報記憶手段に退避
情報として転送するようにした。
【0011】また、自己の有する前記退避情報記憶手段
に記憶されている退避情報を一定の条件下で本来該退避
情報を保持すべき他の機器の固有情報記憶手段に自動的
に復帰させるようにした。
【0012】
【作用】請求項1および請求項2に記載の発明では、ガ
ス機器の固有情報を一定の時間ごとにまたは一定の条件
下で周辺機器の退避情報記憶手段に退避させるので、ガ
ス機器の電装基板の交換により固有情報を一旦失って
も、周辺機器に退避させた情報をガス機器の固有情報と
して復帰させることができる。
【0013】請求項3および請求項4に記載の発明で
は、ガス機器と周辺機器とが互いに自己の固有情報を一
定の時間ごとにまたは一定の条件下で他の機器の退避情
報記憶手段に退避させるので、ガス機器または周辺機器
が自己の電装基板の交換により固有情報を一旦失って
も、他の機器に退避させた情報を自己の固有情報として
復帰させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による実施例について図面を参
照して説明する。
【0015】図1は本発明によるガス機器とその周辺機
器とのデータ保持システムを構成するガスメータ2とガ
ス機器3とリモコン4のブロック図である。
【0016】本実施例のガス機器3としては明細書の冒
頭で述べてようなガス給湯器、ガスファンヒータ、ガス
エアコンなどのガスを使用する器具や設備であるが、一
例として家庭用のガス給湯器を考えると、ガス給湯器お
よびリモコン4は台所の内壁に取り付けられ、ガスメー
タ2は外部から導入されるガス管の家屋に近い戸外また
は集中配管室などにガス管に直列に結合されて配置され
る。
【0017】ガスメータ2、ガス機器3、リモコン4の
いずれにも電装基板が内蔵され、この基板には図1にブ
ロック図で示したようなマイクロコンピュータを構成す
るCPUやEEPROMが図示しないMASK ROM
(プログラム用メモリ)やRAM等と共に実装されて電
子回路が形成されている。
【0018】ガスメータ2はCPU21によって制御さ
れる。CPU21にはデータを書き換え可能に記憶し得
るEEPROM22と、ガス機器3との通信を行うため
の通信回線5を接続するための入出力(I/O)ポート
23が接続されている。EEPROM22は、ガスメー
タ2の設置後蓄積される固有のデータ(積算ガス流量
等)を保持するためのガスメータデータ保持部22a
と、ガス機器3のデータを退避させるためのガス機器デ
ータ保持部22bと、リモコン4のデータを退避させる
ためのリモコンデータ保持部22cとを有している。
【0019】ガス機器3はCPU31によって制御され
る。CPU31にはデータを書き換え可能に記憶し得る
EEPROM32と、ガスメータ2との通信を行うため
の通信回線5およびリモコン4との通信をおこなうため
の通信回線6を接続するための入出力(I/O)ポート
33が接続されている。EEPROM32は、ガスメー
タ2のデータを退避させるためのガスメータデータ保持
部32aと、ガス機器3の設置後蓄積される固有データ
(設置環境に応じた制御データ等)を保持するためのガ
ス機器データ保持部32bと、リモコン4のデータを退
避させるためのリモコンデータ保持部32cとを有して
いる。
【0020】リモコン4はCPU41によって制御され
る。CPU41にはデータを書き換え可能に記憶し得る
EEPROM42と、ガス機器3との通信を行うための
通信回線6を接続するための入出力(I/O)ポート4
3が接続されている。EEPROM42はガスメータ2
のデータを退避させるためのガスメータデータ保持部4
2aと、ガス機器3のデータを退避させるためのガス機
器データ保持部42bと、リモコン4の設置後蓄積され
る固有データ(自己のアドレス情報等)を保持するため
のリモコンデータ保持部42cとを有している。
【0021】ガスメータ2とガス機器3とは通信回線5
を通じてデータのやり取りを行う。通信回線5はケーブ
ルでもよいが、ガスメータ2とガス機器3とはガス管で
接続されているので、このガス管を通信のための導波管
として用いてもよい。また、ガスメータ2とガス機器3
とは無線により通信を行ってもよい。
【0022】ガス機器3とリモコン4とは通信回線6を
通じてデータのやり取りを行う。通信回線6はケーブル
でもよいが、無線により通信を行ってもよい。
【0023】次にガスメータ2とガス機器3とリモコン
4との相互のデータ保持方法について説明する。
【0024】ガスメータ2のCPU21は一定の間隔
(例えば1時間に一回)で、自己のEEPROM22の
ガスメータデータ保持部22aに保持しているデータ
(例えば積算ガス流量)を読み出して通信回線5を介し
てガス機器3のCPU31に送信する。このデータを受
信したガス機器3のCPU31では、EEPROM32
内のガスメータデータ保持部32aにそれまで保持して
いたデータを消去し、新たにガスメータ2から送信され
てきたデータをガスメータデータ保持部32aに書き込
む。
【0025】一方、CPU31はガスメータ3から送信
されてきたデータをさらに通信回線6を介してリモコン
4のCPU41に送信する。このデータを受信したリモ
コン4のCPU41では、EEPROM42内のガスメ
ータデータ保持部42aにそれまで保持していたデータ
を消去し、新たにガス機器3から送信されてきたデータ
をガスメータデータ保持部42aに書き込む。
【0026】リモコン4のCPU41も一定の間隔(例
えば1時間に一回)で、自己のEEPROM42のガス
リモコンデータ保持部42cに保持しているデータ(例
えば自己のアドレス情報)を読み出して通信回線6を介
してガス機器3のCPU31に送信する。このデータを
受信したガス機器3のCPU31では、EEPROM3
2内のガスリモコンデータ保持部32cにそれまで保持
していたデータを消去し、新たにガスメータ2から送信
されてきたデータをリモコンデータ保持部32cに書き
込む。
【0027】一方、CPU31はリモコン4から送信さ
れてきたデータをさらに通信回線5を介してガスメータ
2のCPU21に送信する。このデータを受信したガス
メータ2のCPU21では、EEPROM22内のリモ
コンデータ保持部22cにそれまで保持していたデータ
を消去し、新たにガス機器3から送信されてきたデータ
をリモコンデータ保持部22cに書き込む。
【0028】ガス機器3のCPU31も一定の間隔(例
えば1時間に一回)で、自己のEEPROM32のガス
機器データ保持部32bに保持しているデータ(例えば
設置環境に応じた制御データ)を読み出して通信回線
5、6を介してガスメータ2のCPU21とリモコン4
のCPU41にそれぞれ送信する。このデータを受信し
たガスメータ2のCPU21およびリモコン4のCPU
41では、それぞれEEPROM22、42内のガス機
器データ保持部22b、42bにそれまで保持していた
データを消去し、新たにガス機器3から送信されてきた
データをガス機器データ保持部22b、42bに書き込
む。
【0029】このように、本発明によるデータ保持シス
テムでは、ガスメータ2のEEPROM22、ガス機器
3のEEPROM32、リモコンのEEPROM42内
にそれぞれの機器で保持しなければならないデータを相
互に退避させ、かつ一定時間毎にそのデータを最新のも
のに更新させるようになっている。
【0030】なお、上記実施例では、一定時間毎に相互
にEEPROMに保持しているデータを更新しており、
データのバックアップ方法としては確実であるが、この
方法ではEEPROMのデータの書き込み回数の限度が
現状では10万回程度であるのでEEPROMの寿命を
考えなければならない。
【0031】そこで、ガスメータ2、ガス機器3、リモ
コン4のいずれかの機器でCPUが異常を検知したとき
この機器の動作が停止するまでの短い間にその機器のE
EPROMに保持している最新データを他の機器に転送
し更新させる方法でもよい。例えば、ガス機器3のCP
U31がガスの異常燃焼を検知したり電源電圧の急激な
低下を検知して、エラーコードを出力して停止するまで
の間にEEPROMに保持していた制御データ等をガス
メータ2やリモコン4に転送する。データを転送するに
は例えば0.3秒程度しかかからないのでガス機器3が
完全停止するまでの間に十分転送可能である。
【0032】次に、本発明によるデータ保持システムに
おいては、修理の際に電装基板を交換した後他の機器に
保持しておいたデータを本来の機器に復帰させるが、そ
のデータ復帰について説明する。
【0033】いま、ガス機器3が故障により電装基板を
交換した場合、ガスメータ2のEEPROM22のガス
機器データ保持部22bで保持していたガス機器3のデ
ータを本来のガス機器3のEERPOM32のガス機器
データ保持部32bに復帰する場合を例にとって説明す
る。
【0034】修理作業員が例えばガスメータ2のCPU
21やガス機器3のCPU31にアクセス可能なハンド
ヘルドコンピュータを携帯していれば、ガス機器3の電
装基板交換後にそのハンドヘルドコンピュータをガスメ
ータ2に接続してそのEEPROM22のガス機器デー
タ保持部22bからデータを抽出後、一旦ハンドヘルド
コンピュータのメモリに移し、その後ハンドヘルドコン
ピュータをガス機器3に接続してハンドベルドコンピュ
ータに蓄積してあるデータをガス機器3のEEPROM
32内のガス機器データ保持部32bに格納すればよ
い。電装基板を交換した場合、電装基板自体が従前のも
のと相違するとか、電装基板のバージョンアップが行わ
れているため抽出したデータが一部使用不能である等の
事態が予想されるが、修理作業員が自ら電装基板を交換
するので、ガスメータ2で保持しているガス機器3のデ
ータと新しい電装基板上でのデータの互換性を判断でき
るのであまり問題はない。
【0035】なお、ガス機器3のCPU31が異常を検
知した場合、EEPROM32のガス機器データ保持部
32bに、出力したエラーコードや航空機に搭載される
フライトレコーダのようにガス機器3の停止直前までの
シーケンスを記憶するようにしてあれば、修理作業員が
ガスメータ2に転送されたこれらのデータを解析してガ
ス機器3の故障原因解明に役立てることができる。
【0036】次に図1および図2を用いてガス機器3へ
のデータの復帰を自動的に行う方法について説明する。
図2はガスメータ2で保持していたガス機器3のデータ
を本来のガス機器3へ復帰するまでのガスメータ2のC
PU21での動作の流れを示すフローチャートである。
ここでのデータ保持方法では、ガス機器3のCPU31
が異常を検知した場合にデータをガスメータ2に転送す
る方法が採られているとする。
【0037】ガスメータ2のCPU21ではガス機器3
からのデータ受領のため待機しており(F−1)、ガス
機器3でCPU31が異常を検知し停止するまでの間に
転送したデータを受領したか否か監視している(F−
2)。ステップ(F−2)でデータを受領したと判断す
れば、そのデータをEEPROM22のガス機器データ
保持部22bに格納し、次いでガス機器3と通信不能で
あるか否か点検する(F−3)。通信可能であれば、C
PU31が一旦異常を検知したとしても電装基板を交換
する事態にはならなかったとしてステップ(F−1)に
戻り、新たにガス機器3からデータを受領するまで待機
する。
【0038】一方、ステップ(F−3)で通信不能にな
ったと確認すると、電装基板の交換があったとして受領
したデータをガス機器3へ復帰するための待機状態に入
り(F−4)、回線が復帰するのを監視する(F−
5)。
【0039】ステップ(F−5)で回線が復帰したと判
断すると、ガスメータ2のCPU21はガス機器3の交
換後の新しい電装基板上のCPU31にアクセスし、メ
ーカコードが交換前のものと一致するか否か判断する
(F−6)。一致していなければガスメータ2で保持し
ていたデータはもうガス機器3では使用不能であるので
データを消去する(F−11)。一方、メーカコードが
一致すると判断した場合は(F−6)、次に機種コード
が一致するか否か判断する(F−7)。メーカが同じで
あってもバージョンアップされた電装基板に交換されて
いたりするからである。機種コードが一致していればガ
ス機器3から転送されたデータはそのまま使用可能なの
で、CPU21はEEPROM22のガス機器データ保
持部22bからデータを呼び出し、入出力ポート23、
33を介してCPU31に転送する(F−10)。
【0040】一方、ステップ(F−7)で機種コードが
一致しないと判断した場合は、ガスメータ2で保持して
いるデータの全部または一部が交換後の電装基板上で使
用可能かどうか判断する(F−8)。使用不可能であれ
ば、データは消去する(F−11)。使用可能であれ
ば、CPU21はEEPROM22のガス機器データ保
持部22bから使用可能なデータを呼び出し、入出力ポ
ート23、33を介してCPU31に転送する(F−1
0)。
【0041】ガスメータ2のCPU21からデータを受
領したガス機器3のCPU31では、EEPROM32
のガス機器データ保持部32bにデータを格納し、デー
タのパリティチェックや矛盾チェックを行って異常がな
ければガス機器3の通常動作作動のため待機する。
【0042】なお、本発明によるガス機器と周辺機器の
データ保持システムは、一定の場合は相互に保持してい
るデータを他の機器に復帰させることに特徴があり、図
2のフローチャートに示した動作、手順には限定されな
い。
【0043】また、上記実施例では本発明によるデータ
保持システムをガスメータとガス機器とリモコンとで構
成したが、本発明はこの組み合わせに限定されることは
なく、ガスメータとガス機器との組み合わせ、ガス機器
とリモコンとの組み合わせやガス機器とガスメータやリ
モコン以外の機器との組み合わせ等種々の組み合わせが
考えられる。さらに、例えば地域の総合ガスサービスセ
ンターに設置してあるホストコンピュータに有線または
無線の通信回線を利用して保持すべきデータを転送し、
必要なときにそのデータにアクセスして復帰させるよう
な、バックアップデータセンタのようなものがあっても
よい。
【0044】なお、本発明によるデータ保持システム
は、ガス機器やその周辺機器に限らず、マイクロコンピ
ュータに制御されるあらゆる機器に適用可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガス機器やその周辺機器が故障して電装基板の交換によ
りそれまでEEPROMで保持していたデータを失って
も、他の機器でそのデータを保持しているのでデータの
安全性が保証でき、電装基板交換後に新たにデータを設
定し直したり蓄積する手間が省ける。また、電装基板交
換の直前のデータが保持されるのでそのデータを解析し
て電装基板を交換した機器の故障原因解明に役立てるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ保持システムを構成するガ
スメータとガス機器とリモコンのブロック図である。
【図2】本発明によるデータ保持システムにおけるデー
タ復帰の一例の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 ガスメータ 3 ガス機器 4 リモコン 21、31、41 CPU 22、32、42 EEPROM 23、33、43 入出力ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 究 埼玉県草加市瀬崎町1399−7−242 (72)発明者 石本 雅 神奈川県川崎市高津区梶ヶ谷2−11−2梶 が谷寮222号 (72)発明者 森田 哲 東京都大田区中央6−9−5大森寮24号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己固有の情報を書き換え可能に記憶し
    得る固有情報記憶手段を有するガス機器と相互に通信可
    能な周辺機器に退避情報記憶手段を設け、前記ガス機器
    の固有情報記憶手段に記憶されている固有情報を一定の
    時間ごとにまたは一定の条件下で前記周辺機器の退避情
    報記憶手段に退避情報として転送することを特徴とする
    ガス機器のデータ保持システム。
  2. 【請求項2】 前記周辺機器の退避情報記憶手段に記憶
    されている退避情報を一定の条件下で前記ガス機器の固
    有情報記憶手段に自動的に復帰させることを特徴とする
    請求項1に記載のガス機器のデータ保持システム。
  3. 【請求項3】 ガス機器および該ガス機器と相互に通信
    可能な周辺機器のそれぞれに、自己固有の情報を書き換
    え可能に記憶し得る固有情報記憶手段と他の機器に固有
    の情報を書き換え可能に記憶し得る退避情報記憶手段と
    を設け、前記ガス機器および前記周辺機器のそれぞれが
    自己の有する固有情報記憶手段に記憶されている固有情
    報を一定の時間ごとにまたは一定の条件下で他の機器の
    有する退避情報記憶手段に退避情報として転送すること
    を特徴とするガス機器と周辺機器とのデータ保持システ
    ム。
  4. 【請求項4】 自己の有する前記退避情報記憶手段に記
    憶されている退避情報を一定の条件下で本来該退避情報
    を保持すべき他の機器の固有情報記憶手段に自動的に復
    帰させることを特徴とする請求項3に記載のガス機器と
    周辺機器とのデータ保持システム。
JP13662595A 1995-06-02 1995-06-02 ガス機器と周辺機器とのデータ保持システム Pending JPH08327061A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1151466A (ja) * 1997-08-01 1999-02-26 Noritz Corp 制御基盤
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JP2011046205A (ja) * 2010-11-24 2011-03-10 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 通帳プリンタ、通帳プリンタの保守方法、プリンタ、情報処理装置および情報処理装置の保守方法
JP2011247471A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Rinnai Corp 制御ユニット間の運転条件承継方法

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