JP5204432B2 - 電気機器、電気機器のサービス方法 - Google Patents

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Description

本発明は電気機器、電気機器のサービス方法に係り、特に、その電気機器の使用時間または使用電力量の積算値等の各種データを記憶する不揮発性記憶手段を搭載した制御基板を有する電気機器、電気機器のサービス方法に関する。
近年、電気機器、例えば空気調和機等では故障の診断やデータ把握等のために、空気調和機の使用時間を積算し、これを記憶するようになっている。使用時間の積算は、空気調和機がONしている時間そのものをカウントする場合やほぼ使用時間に等しい室内ファンの運転時間をカウントする等の方法がある。
このような使用時間積算データは、空気調和機の電源が断たれても記憶が保持され、再び電源が復旧し、運転が行われると再び使用時間の積算が再開されるように不揮発性の記憶素子、例えばEEPROM等が使用される(例えば、特許文献1参照)。
また、EEPROMには、このような使用時間データのみならず、空気調和機に関する設定データもあわせて各種データとして記憶されている。このため、制御基板(プリント基板)が故障した場合、その交換時にEEPROMに記憶されている使用時間データや設定データなどの各種データを新たな制御基板上のEEPROMに記憶させる必要がある。
そこで、制御基板においてEEPROMデータの送・受信を可能にして、故障した基板のデータを外部に送信させ、送信されたデータを新たな制御基板上のEEPROMに記憶させる空気調和機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この特許文献2に記載の空気調和機は、一旦交換しなければならない基板(故障した基板)からEEPROMデータを外部の読み出し書き込み装置に送信させて、読み出し書き込み装置に保存し、その後、読み出し書き込み装置を用いて交換後の新基板のEEPROMに、交換しなければならない基板のEEPROMデータを書き込むものであり、また、交換しなければならない基板と新基板との2つの基板の間でデータの授受には、2つの制御基板間で、信号の授受を行なわせるため、それぞれの基板に電源が必要となる。
ところが、基板交換を行なわなければならない実際の現場では、この基板が組み込まれる空気調和機は1台のみであるため、通常は電源が1箇所しかなく両方の基板に電力を供給することができない。
このため、基板交換のためにはその基板の動作電力を供給する電源が新たに必要になり、サービス性が劣るという問題が生じる。
特開2004−156829号公報 特許第3829208号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、1個の電源から被交換側制御基板と交換側制御基板に給電可能にし、被交換側制御基板の不揮発性記憶手段に記憶された積算量を交換側制御基板の不揮発性記憶手段に記憶し、被交換側制御基板を前記交換側制御基板に交換することで、容易に制御基板の交換を可能にする電気機器、電気機器のサービス方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る電気機器は、電気機器のデータを記憶する不揮発性記憶手段およびこの不揮発性記憶手段の読み出し、書き込みを行うマイクロコンピュータを有する制御基板と、この制御基板上に設けられ、商用電源を入力して前記マイクロコンピュータの動作電力を供給する電源回路と、前記制御基板上に設けられ、前記マイクロコンピュータに受電および前記電源回路の出力を外部に給電可能な電源端子、前記マイクロコンピュータにより前記不揮発性記憶手段から呼び出した前記データを送信する送信端子及び外部から送信されてきた前記データを受信する受信用端子を一体に備えたコネクタとを有し、前記制御基板上に前記商用電源の入力有無を検出する検出回路を設け、前記マイクロコンピュータは、前記通信用端子を通じて外部から送信された前記各種データを前記不揮発性記憶手段に記憶する受信モードと、前記通信用端子を通じて前記不揮発性記憶手段から呼び出した前記各種データを外部に送信する送信モードとを備え、前記マイクロコンピュータは、前記検出回路の検出結果に応じて前記受信モードと送信モードが切り替わることを特徴とする。
本発明に係る電気機器によれば、被交換側制御基板の不揮発性記憶手段に記憶された各種データを交換側制御基板の不揮発性記憶手段に容易に移動記憶可能にし、制御基板の交換を容易にしたサービス性の高い電気機器を提供することができる。
また、本発明に係る電気機器のサービス方法によれば、被交換側制御基板の不揮発性記憶手段に記憶された各種データを交換側制御基板の不揮発性記憶手段に容易に移動、記憶可能にし、制御基板の交換を容易にしたサービス性の高い電気機器のサービス方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る電気機器について、空気調和機を例にとり、添付図面を参照して説明する。
図1は本実施形態における空気調和機の概念図であり、図2は本空気調和機に用いる制御基板を収容する電気部品箱の展開図であり、図3は本空気調和機に用いる制御ブロック図である。なお、符号を付さない構成部品は図示しない。
図1に示すように、空気調和機1は、本体カバー2aを備える室内機2と、室外機3と、空気調和機1の運転を指示するリモコン4を備える。
室内機2には室内送風機により送風される室内熱交換器を備え、室外機3はコンプレッサ、室外送風機により送風される室外熱交換器、電子膨張弁、四方弁を備える。
さらに、室内機2の側部には、電気部品箱5が収容される。
図2に示すように、電気部品箱5は扁平箱状をなし、扁平コ字状の部品箱本体6と蓋体7からなり、部品箱本体6に取り付けて制御基板8を電気部品箱5内に収容する。
制御基板8の交換は、本体カバー2aを外し、制御基板8を覆う蓋体7を外して行う。制御基板8はリモコン4からの赤外線の指令信号を受信し、室外機3の制御器と通信を行なうとともに室内機2内の各種電気部品、室内ファン、表示部、風向変更板等、を制御する。
図3に示すように、制御基板8は、機能的に、空気調和機1の使用時間および使用電力量の積算値を記憶する使用時間積算手段と、この使用時間積算手段によって積算された積算値及び各種の設定コードの読み出し、書き込み、消去が自由に行うことができ、電源を切っても内容が消えない不揮発性の記憶手段を備えている。使用時間積算手段と不揮発性の記憶手段の読み出し、書き込み、消去を行なう部品としてマイクロコンピュータ9が用いられ、不揮発性の記憶手段としてEEPROM10が用いられる。マイクロコンピュータ9は内部のCPUが予めROMに記憶されたプログラムを実行することで使用時間を積算するとともにEEPROM10の読み出し、書き込み、消去を行なう。
また、制御基板8(プリント基板)にはプラグ2bを介して商用電源Pに接続される整流器11と、この整流器11に接続され、例えば直流5Vを出力する制御電源回路12が設けられる。制御電源回路12の直流出力は、制御基板8上に設けられたパターン配線を介してマイコン9およびEEPROM10に供給されている。プラグ2bは、電源線を介して制御基板8上に設けられた電源端子2cにコネクタ接続される。
さらに、商用電源からの通電を検出する通電検知手段13、例えば電源割り込み検知回路(商用電源の交流波形から0クロスを検知し、その周期が50Hzか60Hzであることを検出する回路)が制御基板8上で制御電源回路12と並列に商用電源Pの入力ラインに接続され、通電検知手段13の出力信号はマイクロコンピュータ9に入力される。
マイクロコンピュータ9およびEEPROM10の入出力端子は、制御基板8の外周近傍に設けたコネクタ14の通信端子t1、t2に共通接続される。また、コネクタ14には、制御電源回路12に接続されている電源端子t3(プラス5V)、t4(グランド)が設けられ、この電源端子t3、t4と通信端子t1、t2は複数の端子を備えた単一のコネクタ14に設けられる。すなわち、電源端子および送信端子はコネクタ14に一体に備えられている。
従って、コネクタ14の電源端子t3、t4に所定の電圧(5V)が外部から供給されれば、制御電源回路12が商用電源に接続されなくとも制御基板8上のマイクロコンピュータ9、EEPROM10に動作電力が供給されることになるため、これらの部品は動作可能となり、さらにコネクタ14の通信端子t1、t2につながる通信線を接続することで、空気調和機1の無給電時でも制御基板8への給電とデータの送受信が可能になる。また、空気調和機1の受電時、すなわち制御電源回路12に商用電源Pが接続されていれば、コネクタ14に接続したケーブルを介して他の無給電の制御基板への給電とデータの送受信が可能になる。
なお、本実施形態では、各種データの記憶、運転時間の積算と積算された運転時間の消去、書き込みをマイクロコンピュータ9とEEPROM10で行う例で説明したが、不揮発性の記憶素子を内蔵したフラッシュマイコンを用いてもよい。
また、電気機器の消費電流を検出する電流検出器を設け、この電流検出器の検出電流値からマイクロコンピュータによって電力量を演算して求め、算出された電力量を積算して、EEPROM10に記憶させることで、電力量積算手段を構成することも可能である。
次に本発明に係る電気機器において、制御基板8が故障した場合に、その制御基板を新たな制御基板に交換する際のサービス方法について、図4を参照し、図5に示す制御フローチャートに沿って説明する。
(実施形態1)
実施形態1では、故障した制御基板(以下、旧制御基板8という)と交換する新たな制御基板(以下、新制御基板8Nという)は共通で、新制御基板8Nは旧制御基板8と同じマイクロコンピュータ9N、EEPROM10Nおよびコネクタ14Nを備え、同じ制御プログラムを有する。但し、EEPROM10N内に記憶されている各種データは、何も入っていない又はデフォルト(初期値)が入っているのみである。このため、実施形態1の場合、最初から空気調和機に組み込まれる制御基板と交換用の制御基板が共通化でき、生産・在庫管理が容易になるという利点がある。
一方、故障した旧制御基板8のEEPROM10には、故障した空気調和機1の各種設定データや故障して停止するまでの使用時間の積算値や積算電力量が記憶されている。
制御基板の交換作業の手順として、まず、新制御基板8Nを準備し、電気部品箱5を空気調和機1から取り外し、さらにこの電気部品箱5から旧制御基板8を取り外すとともに、旧制御基板8に接続されているプラグ2bへの配線を、電源端子2cから取り外す。
続いて、新制御基板8Nの電源端子2cに取り外したプラグ2bを接続する。
ここで、図4に示すように、コネクタ14Nおよびコネクタ14を介して、新制御基板8Nと旧制御基板8を用意しておいた接続線Wで接続し、給電と信号の送受信を可能にする。
新制御基板8Nと旧制御基板8の接続は、コネクタ14に接続線Wの一端に設けられた接続プラグpoを接続し、接続線Wの他端に設けられた接続プラグpiを新制御基板8Nに設けたコネクタ14Nに接続することで行なう。なお、当然、接続プラグpoと接続プラグpiは同一形状である。
なお、図中、符号12Nは制御電源回路、11Nは整流器、13Nは通電検知手段である。
続いて、新制御基板8Nに接続されたプラグ2bを商用電源Pのコンセントに差し込む。
これにより、商用電源Pに接続された新制御基板8Nから無給電状態にある旧制御基板8に対し、接続線Wを介して給電がなされ、新制御基板8N及び旧制御基板8上のマイクロコンピュータ9、9N、EEPROM10、10N等の回路部品が動作を開始する。
制御基板8(8N)の動作を図5に基づき説明する。
マイクロコンピュータ9(9N)はコネクタ14(14N)が接続されているか否かを判断する(S1)。コネクタの接続有無は、通信端子t1、t2の電圧に基づき検出される。コネクタ接続されていない場合、通信端子t1、t2は開放されているため、電圧出力がないが、接続されている場合、例えば5V等の電圧出力が検出できる。
コネクタが接続されている場合(Yes)、通電検知手段13(13N)が通電検出しているか否か判断する(S2)。ここで、マイクロコンピュータ9(9N)は、商用電源に接続されているか否かを、自身が判断して、データ供給側とデータ受信側に切り替わる。ここでは、通電検出した場合(商用電源接続されている場合)には、マイクロコンピュータ9(9N)はデータ受信モード(受信側)となり、通電検出しなかった場合(コネクタ12(12N)からの電源供給の場合)には、マイクロコンピュータはデータ送信モード(送信側)となる。
通電検出がある場合(S2のYes)、マイクロコンピュータ9Nがマイクロコンピュータ9にEEPROM10の運転積算時間データを含む各種設定データDaの送信を要求する(S3)。
その後、データDaの受信を待つ(S4)。
データDaが受信される(S4のYes)と、送られてきたデータDaをEEPROM10Nに記憶する(S5)。データDaがEEPROM10Nに記憶されると、通常運転処理状態になる。
S1において、コネクタの接続がない場合(No)、制御基板の交換状態ではないため、通常運転処理状態になる(S8)。
一方、S2において、通電検出がない場合(No)、すなわち、制御基板が旧制御基板8である場合、EEPROM10内のデータDaの送信要求を待つ(S6)。
データDaの送信要求がある場合(S6のYes)、EEPROM10に記憶されている各種データDaを送信する(S7)。
その後、S7で各種データDaを送信するのは、交換される側の旧制御基板8であるため、待機状態になり、動作しない(S9)。
以上の制御動作の結果、旧制御基板8のEEPROM10内の各種データの新制御基板8NのEEPROM10Nへの移行が完了する。
したがって、サービスマンは、新制御基板8Nをプラグ2bを用いて商用電源Pに接続した後、新旧の制御基板間でデータ授受が行われるだけの適当な時間例えば1分待って、両制御基板8、8N間のコネクタ接続を外すことで、極めて簡単にEEPROM内の各種データの移行を実施できる。続いて、サービスマンは、新制御基板8Nを収納した電気部品箱5の蓋を閉じて、空気調和機1に組み込んで交換作業を完了させる。
上記した実施形態1では、旧制御基板8を取り外し、新制御基板8Nを商用電源Pに接続したが、制御基板8内のマイクロコンピュータ9のソフトウェア及び交換手順を変更して、旧制御基板8を商用電源Pに接続してEEPROM10内の各種データの新制御基板8NのEEPROM10Nへの移行作業を行なうことも可能である。この変形例の場合、商用電源Pに接続される側が旧制御基板8、コネクタ14から電源供給される側が新制御基板8Nとなるため、制御ソフトウェアとしては、図5に示すフローチャートのステップS1のYESとNOの分岐を反対にしておく。
この場合の交換手順は、電気部品箱5を空気調和機1から取り外し、露出した旧制御基板8と新制御基板8Nとを接続線Wで接続し、旧制御基板8のプラグ2bを商用電源Pのコンセントに差し込む。これにより旧制御基板8と新制御基板8Nの両方に動作電力が供給され、各種データの移行作業が開始する。
ソフトウェアで処理されるデータ移行は、ステップS1のYESとNOの分岐が反対となっているため、商用電源Pからの電力供給がある側、すなわち旧制御基板8側では、S6、S7により相手側に自己のEEPROM内の各種データDaを送信し、商用電源Pからの電力供給がない側である新制御基板8Nは、S4において相手方の各種データDaを受信して自己のEEPROMに書き込むことで実行される。この変形例では、通電検出した場合(商用電源接続されている場合)には、そのマイクロコンピュータ9(9N)はデータ送信モード(送信側)となり、通電検出しなかった場合(コネクタ12(12N)からの電源供給の場合)には、マイクロコンピュータ9(9N)はデータ受信モード(受信側)となる。
データ移行が完了した後、プラグ2bをコンセントから抜き、電気部品箱5から旧制御基板8を取り外すとともに旧制御基板8に接続されているプラグ2bへの配線を、電源端子2cから取り外す。その後、新制御基板8Nの電源端子2cに旧制御基板8から取り外したプラグ2bを接続して、電気部品箱5に収納し、空気調和機1の室内機2の所定の収納場所に収納して交換作業が完了する。
(実施形態2)
実施形態2は、実施形態1と同様に、旧制御基板と新制御基板が共通のもので、新制御基板は旧制御基板と同様に、マイコン9N、EEPROM10Nおよびコネクタ14Nを備え、共通の制御プログラムを有する。この実施形態においては、旧制御基板と新制御基板との判別に、EEPROM内に記憶されている使用時間または使用電力量の積算値を用いるため、使用時間または使用電力量の積算とその積算値のEEPROMへの記憶が必須である。これに対し、上述の実施形態1及び後述する実施形態3においては、使用時間または使用電力量の積算とその積算値のEEPROMへの記憶は必須ではない。
交換のための作業手順として、まず、旧制御基板8と新制御基板8Nを接続線Wで接続する。
旧制御基板8あるいは新制御基板8Nに商用電源を接続する。これにより、新、旧制御基板8,8Nにはコネクタ14の電源端子t3、t4もしくは商用電源Pから動作電力が供給され、図6のフローチャートに示すように、動作を開始する。なお、この実施形態においては、新、旧制御基板8,8Nの制御ソフトウェアも同一であるため、図6は両方の制御基板に共通である。
旧もしくは新制御基板88Nは、コネクタが接続されているか否かを判断する(S11)。
コネクタが接続されている場合(Yes)、相手から送られてくる使用時間または使用電力量の積算値daを含む各種データ(Da)の受信があるか否か判断する(S12)。
各種データ(Da)が受信された場合(S12のYes)、相手の各種データ(Da)の受信が完了したか否か判断(S13)し、各種データ(Da)の受信が完了した場合(Yes)、自己のEEPROM内に記憶されている使用時間または使用電力量の積算値dbを含む各種データ(Db)を送信する(S14)。
S11において、コネクタの接続が検出されない場合(No)、制御基板の交換作業中ではないため、通常運転処理状態になる(S20)。
S12において、相手の各種データ(Da)の受信がない場合(No)、自己のEEPROM内に記憶されている使用時間または使用電力量の積算値dbを含む各種データ(Db)を相手方に送信し(S17)、その後、相手の各種データ(Da)の受信を待ち(S18)、相手からの各種データ(Da)の受信が完了するまで繰り返す(S19)。
以上の処理の結果、S14またはS17において自己の各種データ(Db)が相手側の制御基板に送信され、逆にS13またはS19において相手側のEEPROM内の各種データ(Db)が受信される。
S19またはS14に続いてS15では、相手の各種データ(Da)に含まれる使用時間または使用電力量の積算値daが自己の各種データ(Db)に含まれる使用時間または使用電力量の積算値dbより大きいか否かを判断する。相手の積算値データ(da)が自己の積算値データ(db)より大きい場合(Yes)、相手の各種データ(Da)をEEPROM10Nに記憶する(S16)。ここで、旧制御基板8のEEPROM10には、交換されるまでの運転に応じた積算値データが記憶されているが、新制御基板8Nは新品であるため、積算値データは「0」である。したがって、接続された2つの制御基板8、8Nは、それぞれのEEPROM10、10Nに記憶されている積算値データが大きい側が旧制御基板8で、積算値データが小さい側が新制御基板8である。このため、S16で、積算値データが大きい側の各種データを積算値データが小さい側の制御基板に記憶させることで自動的に旧制御基板8の各種データが新制御基板8NのEEPROMにコピーされる。この結果新制御基板8Nにより旧制御基板8の各種データの引継ぎが完了する。
続いて、運転積算時間データがEEPROM10Nに記憶されると、通常運転処理状態になる。
一方、相手の積算値データ(da)が自己運転積算時間データ(Db)より大きくない場合(No)、旧制御基板8であるため、以後動作は行なわず、待機状態となる(S151)。
したがって、サービスマンは、空気調和機1を商用電源Pに接続した後、新旧の制御基板間でデータ授受が行われるだけの適当な時間例えば1分待って、両制御基板8、8N間のコネクタ接続を外すことで、極めて簡単にEEPROM内の各種データの移行を実施できる。
実施形態2においては、使用時間または使用電力量の積算値をEEPROMに記憶させなければならないが、旧制御基板8あるいは新制御基板8Nのいずれか一方が、商用電源Pに接続されれば自動的に旧制御基板8から新制御基板8Nへと各種データの移行がなされるので、実施形態1に比べ制御基板交換の手順に制限が少なく、作業性が良く、間違いがなくなる。
(実施形態3)
実施形態3は、旧制御基板8と新制御基板8Nの回路及び部品(ハード)構成は同一とし、ソフトウェアのみを異ならせ、販売当初から空気調和機に組み込まれている制御基板である旧制御基板8は、コネクタ接続されるとEEPROM10内の各種データを送信し、サービス用の交換基板である新制御基板8Nは、コネクタ接続されると通信端子を介して受信した各種データをEEPROM10Nに書き込むように構成している。
交換のための作業手順として、まず、旧制御基板8と新制御基板8Nを接続線Wで接続する。これにより、新、旧制御基板8,8Nにはコネクタ14の電源端子t3、t4もしくは商用電源Pから動作電力が供給され、動作を開始する。最初に、図7を用いて旧制御基板8側の制御動作を説明する。
旧制御回路8はコネクタ14が接続されているか否かを判断する(S21)。ここで、コネクタ14が接続されている場合(S21のYes)、自己の各種データ(Dc)を送信する(S22)。この状態は、旧制御基板8は、故障して取り替えられる状態にあるため、各種データ(Dc)を送信後、運転動作は実行されず、待機状態となって停止する(S24)。
S21において、コネクタ14が接続されていない場合(No)、旧制御基板8は故障前の正常な状態であるため、通常の運転処理状態になる(S23)。
一方、新制御基板8N側制御フローチャートを図8に示している。新制御基板8Nにおいてコネクタ14の電源端子t3、t4もしくは商用電源Pから動作電力が供給されると動作を開始する。
まず、新制御回路8Nはコネクタ14が接続されているか否かを判断する(S31)。ここで、コネクタ14が接続されている場合(S31のYes)、相手側、すなわち制御基板8から各種データ(Dc)を受信するまで待機する(S32)。
コネクタ14を介して制御基板8の各種データ(Dc)を受信すると(S32のYes)、受信した各種データ(Dc)をEEPROM10Nに記憶し(S32)、通常運転処理状態になる。
なお、S31において、コネクタ14が接続されていない場合(No)、データの書き換え状態ではなく、データ書き換えが完了し、すでに空気調和機に組み込まれた状態にあるため、通常運転処理状態になる(S34)。
実施形態3の場合も、実施形態2と同様、旧制御基板8あるいは新制御基板8Nのいずれか一方が、空気調和機1に組み込まれて、商用電源に接続されればよいので、新制御基板8Nの空気調和機1への組み込みは、EEPROM10の運転積算時間データをEEPROM10Nに記憶する前後を問わない。ただし、この実施形態3の場合、新制御基板8Nは交換専用の基板となるため、品種が増え、在庫管理が面倒になるという不具合がある。また、一旦、新制御基板8Nに交換された後、この新制御基板8Nに不具合が発生した場合、次の新制御基板へのEEPROMデータの移行は、上記手順では実行できず、EEPROMデータを移行させるためには何等かの他の手立てが必要となる。
以上のとおり、各実施形態の空気調和機は、制御基板8にマイコン9およびEEPROM10を設け、さらに、制御基板8に、通信端子t1、t2および制御基板8に給電する電源端子t3、t4を一体に設けたコネクタ14を設けるので、2つの制御基板間をコネクタ14を介して接続するだけでいずれか一方の制御基板から他方の制御基板への給電ができるとともに、交換される制御基板のEEPROMから交換する新しい制御基板のEEPROMへ各種データの移設を簡単に行うことができる。
また、本実施形態の電気機器のサービス方法によれば、サービスマンは、2つの制御基板間をコネクタ14を介して接続するだけで、交換される制御基板のEEPROMに記憶された運転積算時間を新しい制御基板のEEPROMに移動記憶可能にし、制御基板の交換が容易な電気機器のサービス方法が実現する。
なお、上記各実施形態では、交換される制御基板EEPROM10からEEPROM10Nへ運転時間または使用電力量の積算値を含む各種データを移設する例で説明したが、各種データの中にも様々な空気調和機1の設定値が存在するため、移設の必要がないデータや移設した場合に不具合が生じるデータも含まれる場合が考えられる。このため、移動される各種データは、サービスや運転制御に必要な最低限のデータとするように予め設定しておけばよい。少なくとも故障検出や機器・部品の寿命予測に用いられる使用時間または使用電力量の積算値は、移行対象のデータとしておく必要がある。
また、上記説明においては電気機器の一例として空気調和機を対象に説明したが、家庭電気製品、業務用の各種装置等、機器のデータを不揮発性の記憶素子に記憶する種々の電気機器に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の概念図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機に組み込まれる電気部品箱の展開図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機に組み込まれる制御基板の概念図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機に組み込まれた旧制御基板と新制御基板との接続状態を示す概念図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機のサービス時における第1実施形態の制御フローチャート図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機のサービス時における第2実施形態の制御フローチャート図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機のサービス時における第3実施形態の旧制御基板側の制御フローチャート図。 本発明の一実施形態に係る空気調和機のサービス時における第3実施形態の新制御基板側の制御フローチャート図。
符号の説明
1…空気調和機、2…室内機、2a…本体カバー、3…室外機、4…双方向リモコン、5…電気部品箱、6…部品箱本体、7…蓋体、8…制御基板、9…マイコン、10…EEPROM、11…整流器、12…制御電源回路、13…通電検知手段、14…コネクタ、t1、t2…通信端子、t3、t4…電源端子。

Claims (1)

  1. 電気機器のデータを記憶する不揮発性記憶手段およびこの不揮発性記憶手段の読み出し、書き込みを行うマイクロコンピュータを有する制御基板と、
    この制御基板上に設けられ、商用電源を入力して前記マイクロコンピュータの動作電力を供給する電源回路と、
    前記制御基板上に設けられ、前記マイクロコンピュータに受電および前記電源回路の出力を外部に給電可能な電源端子、前記マイクロコンピュータにより前記不揮発性記憶手段から呼び出した前記データを送信する送信端子及び外部から送信されてきた前記データを受信する受信用端子を一体に備えたコネクタとを有し、
    前記制御基板上に前記商用電源の入力有無を検出する検出回路を設け、前記マイクロコンピュータは、前記通信用端子を通じて外部から送信された前記各種データを前記不揮発性記憶手段に記憶する受信モードと、前記通信用端子を通じて前記不揮発性記憶手段から呼び出した前記各種データを外部に送信する送信モードとを備え、
    前記マイクロコンピュータは、前記検出回路の検出結果に応じて前記受信モードと送信モードが切り替わることを特徴とする電気機器。
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