JP3804181B2 - 給湯器の制御基盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は給湯器の制御基盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、給湯器、風呂追い焚き機能付き給湯器、その他の給湯器においては、その制御基盤にメモリーの1つとして不揮発性の書き換え可能なメモリ、例えばEEPROMが用いられたものがある。この場合、前記EEPROMには、燃焼時間、燃焼回数、COセンサ使用時間等の積算データ、その他、その基盤に固有のデータを書き込むようにしている。
そして前記EEPROM搭載機種においては、従来、アフターサービスでの基盤の交換に際しては、前記EEPROMが保有するデータを承継するために、2つの方法が行われていた。
その1つとして、EEPROMを着脱式とするものがある。即ち、図5に沿って説明すると、Aは故障した制御基盤である。1はデータが書き込まれたEEPROM、2は着脱式のサブ基盤、3はメイン基盤、4は前記着脱式のサブ基盤2とメイン基盤3とをつなぐコネクタである。制御基盤が故障すると、その故障した制御基盤Aから、前記EEPROM1を搭載したサブ基盤2をコネクタ4から外し、矢印で示すように、このEEPROM1付きのサブ基盤2を、アフターサービスで提供された新しい制御基盤Bのメイン基盤3aのコネクタ4aに接続することで、もとの給湯器に固有のデータを交換した新しい制御基盤Bに受け継がせる交換方法である。
もう1つの方法は、メンテナンスモニタを用いて、サービスマン等が元の制御基盤のEEPROMの記憶内容を一旦読みだして、これを別紙に記録した後、アフターサービスで新しく提供された制御基盤に1から書き込む方法である。即ち、図6に沿って説明すると、メイン基盤3上に非着脱式のEEPROM1を備えた故障した制御基盤Aに対して、メンテナンスモニタ7を接続6して、作業員が故障した制御基盤AからEEPROM1の記憶内容を読み出し、これを別紙8に記録しておくのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記着脱式とするものにおいては、故障した制御基盤AからEEPROM1を搭載したサブ基盤2を取り外して、新しい制御基盤Bに取り付ける作業が現場において工数がかかり面倒であるという問題があり、またメイン基盤3に着脱式にサブ基盤2を設けるためにコスト高になるという問題があった。
また、上記メンテナンスモニタ7を用いるものにおいては、作業員がメンテナンスモニタ7で読んだデータを一旦別の紙8等に記録する作業が必要であり、さらにその後新しい制御基盤に書き込む作業が必要となるなど、やはり面倒であるという問題があった。一方、新しい制御基盤に対してそのような元の制御基盤における固有のデータを書き込まない場合においても、その新しい制御基盤に取り換えた給湯器の運転を行う場合には、これまで使用してきた給湯器の実績データないし固有データが生かされない問題が生じる。
【0004】
そこで本発明は、上記従来の給湯器の制御基盤における問題を解消し、記憶データを受け継がせる必要のあるEEPROM等の不揮発性書き換え可能メモリを搭載した制御基盤の故障取り換えのアフターサービス時において、低コストで簡単に記憶データを受け継がせることができる給湯器の制御基盤の提供を課題とする。また故障取り換えの際に、元の制御基盤から何らのデータをも受け継ぐことなく、取り換えたままの新しい状態では給湯器の使用ができないようにすることができる給湯器の制御基盤の提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本発明の給湯器の制御基盤は、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあることを第1の特徴としている。
また本発明の給湯器の制御基盤は、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させ、且つ自己のアフターサービス用である旨のデータを消去することを第2の特徴としている。
また本発明の給湯器の制御基盤は、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には該アフターサービス用の制御基盤の接続端子と交換前の制御基盤の接続端子とを接続した際に、交換前の制御基盤のメモリに記憶された給湯器固有のデータを該アフターサービス用の制御基盤のメモリに転送記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあることを第3の特徴としている。
また本発明の給湯器の制御基盤は、マイコン(マイクロコンピュータ)と、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、電源電圧と信号とを重畳して送受信することができるリモコン線接続端子部を備えており、且つ前記マイコンには、前記リモコン線接続端子部を通じて電源電圧が送電されてきた場合には、先ず自己の制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手に対して該接続相手のデータを転送する旨の要求を行い、受信したデータをチェックした後、このデータを記憶させると共に自己のアフターサービス用である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵させてあることを第4の特徴としている。
また本発明の給湯器の制御基盤は、マイコンと、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、アフターサービス出荷用の制御基盤には前記EEPROMに対して一定の書き込みを行わない限り給湯器の動作が行えないようにしたデータを書き込んであることを第5の特徴としている。
【0006】
上記本発明の第1の特徴によれば、新たに提供された制御基盤は、先ず自己がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを保有するデータから判断し、アフターサービス用の制御基盤であると判断した場合には、接続相手からの転送データを受信し、これを記憶する
また本発明の第2の特徴によれば、前記第1の特徴において、接続相手からの転送データを受信し、記憶した後、自己がアフターサービス用の制御基盤である旨のデータを消去する。
第1及び第2の特徴によれば、アフターサービス用の制御基盤が故障した給湯器の制御基盤と接続されたならば、その故障した制御基盤からデータを受信し、記憶することが可能となり、よってそのアフターサービス用の制御基盤が故障した制御基盤と交換されて給湯器に組み込まれることで、その給湯器の固有データや履歴データを受け継いだ制御基盤として給湯器の運転を制御することが可能となる
また第2の特徴によれば、加えて、制御基盤と交換されて給湯器に組み込まれたアフターサービス用の制御基盤は、自己がアフターサービス用の制御基盤であることを消去することができる。
【0007】
上記本発明の第3の特徴によれば、アフターサービス用の制御基盤が故障した給湯器の制御基盤と接続されると、その故障した制御基盤のメモリに記憶された給湯器固有のデータを転送させて、記憶する。よってそのアフターサービス用の制御基盤が故障した制御基盤と交換されて給湯器に組み込まれることで、その給湯器の固有データや履歴データを受け継いだ制御基盤として給湯器の運転を制御することができる。
【0008】
上記本発明の第4の特徴によれば、故障した制御基盤と新しく提供されたアフターサービス用の制御基盤とが、リモコン線接続端子部で接続されると、何れか一方の制御基盤から他方の制御基盤にも電源電圧が提供される。アフターサービス用の制御基盤は電源投入により立ち上がると、マイコン(マイクロコンピュータ)は先ず自己がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを保有するデータから判断し、アフターサービス用の制御基盤であると判断した場合には、相手方に対してデータ転送要求信号を出力する。このデータ転送要求信号を受けた故障した制御基盤では、マイコンが搭載のEEPROMに記載されたその給湯器固有のデータを読み込み、これをアフターサービス用の制御基盤に送る。アフターサービス用の制御基盤ではマイコンが故障した制御基盤側から受信したデータをチェックし、故障した制御基盤側からの所定のデータであると確認した後、その受信したデータを自己の制御基盤に搭載したEEPROMに書き込む。そして、自己がアフターサービス用の制御基盤である旨のデータを消去する。
以上によって、新たに提供された制御基盤は、故障した制御基盤と交換されて給湯器に組み込まれることで、その給湯器の固有データや履歴データを受け継いだ制御基盤として給湯器の運転を制御することができる。
【0009】
上記本発明の第5の特徴によれば、アフターサービス出荷用の制御基盤には前記EEPROMに対して一定の書き込みを行わない限り給湯器の動作が行えないようにしたデータを書き込んであるので、アフターサービスにより故障した制御基盤を取り外し、このアフターサービス出荷用の制御基盤を取り付けた場合でも、一定の書き込みを行わない限り、給湯器の動作が行えないので、その給湯器の固有のデータや履歴データが無視されたまま運転がなされてしまうことを確実に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態である制御基盤の相互につながれた一対を示す斜視図、図2は同じく本発明の実施の形態である制御基盤の相互につながれた一対のブロック図である。図3は制御基盤が元の制御基盤からデータを得る際の動作を説明するフローチャート、図4は本発明の他の実施の形態を説明するフローチャートである。
【0011】
図1〜図3を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1、図2において、10は故障した給湯器の制御基盤で、10a はアフターサービスとして新たに提供される給湯器の制御基盤である。何れの制御基盤10、10a も本発明に係る制御基盤である。制御基盤10、10a には、マイコン11、11a と、メモリとして少なくとも不揮発性の書き換え可能なメモリ、例えばEEPROM12、12a と、2芯重畳回路13、13a と、リモコン線接続端子部としてのコネクタ14、14a とを最低限度備えている。また制御基盤10、10a は、電源電圧線20との接続ができるようになされている。図1では故障した制御基盤10に電源電圧線20が接続された例が示されている。
2つの制御基盤、即ち故障した制御基盤10と取り換え用として新たに提供される制御基盤10a とが、2芯のリモコン線30で接続されることで、故障した制御基盤10から新たに提供される制御基盤10a へと、EEPROM12の記憶内容がデータとして転送され、EEPROM12a に記憶される。
【0012】
前記EEPROM12、12a には、その給湯器に固有のデータが記憶される。従って、故障した制御基盤10のEEPROM12には、その給湯器の固有のデータや履歴データ等が記憶されている。例えば、燃焼時間、燃焼回数、COセンサ使用時間等である。そして、例えば前記COセンサ使用時間は、それが一定時間を越えると給湯器の運転を停止する等の安全面での条件となるものである。
一方、新しく提供される制御基盤10a は、故障した制御基盤10に代わって給湯器の制御基盤になるものであるが、未だその給湯器固有のデータを有していない。
【0013】
前記制御基盤10、10a には、通常は前記コネクタ14、14a を通じて制御基盤用の電源電圧が供給されてくることはないが、電源電圧がコネクタ14、14a を通じて送られてきた場合には、制御基盤10、10a はマイコン11、11a に組み込まれたソフトウエアに基づいて、一定の動作、即ち、データ交換に関する動作を行う。図3を参照して、新しく提供される制御基盤10a のマイコン11a により、その内蔵するソフトウエアによるデータ交換の動作を説明する。
今、故障した制御基盤10からのリモコン線30がアフターサービス用の新しい制御基盤10a のコネクタ14a に接続され、電源電圧線20による電源電圧がリモコン線30を通じて新しい制御基盤10a に送電される(ステップS1でイエス)と、マイコン11a は、その立ち上がり電圧を開始信号として、先ず自己の制御基盤10a がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断する(ステップS2)。この判定は、例えばEEPROM12a にアフターサービス用の制御基盤である旨のデータが書き込まれて、記憶されているか否かをみることで行うことができる。
【0014】
アフターサービス用の制御基盤10a であると判断すると、マイコン11a は接続相手に対して、所定のデータの転送要求信号をリモコン線30を介して故障した制御基盤10側へ送信する(ステップS3)。前記所定のデータとは、相手方のEEPROM12に記憶されているデータで、より端的にいえば、相手方のEEPROM12に記憶されているその給湯器に固有のデータである。
【0015】
前記故障した制御基盤10のマイコン11は、前記新しい制御基盤10a からのデータ転送要求信号に基づき、EEPROM12に記憶されているデータ、少なくともその給湯器に固有のデータを読み出して、新しい制御基盤10a 側へ送信する。
【0016】
新しい制御基盤10a のマイコン11a は、故障した制御基盤10からのデータを受信すると(ステップS4でイエス)、その受信したデータが、所定のデータであるか否かをチェックする(ステップS5)。このチェックは、例えば故障した制御基盤10から送られてくるデータに附された識別記号によって、そのデータがEEPROM12に記憶されたその給湯器固有のデータであるか否かを判断することによって行うことができる。
【0017】
上記ステップS5において、チェックが完了すると、マイコン11a は受信したデータを自己のEEPROM12a に書き込んで、記憶させる(ステップS6)。
そして、EEPROM12a に書き込んで記憶させておいた、アフターサービス用の制御基盤である旨のデータを消去する(ステップS7)。
前記転送されたデータを記憶することで、新しい制御基盤10a はそれが元の制御基盤10に取り代わって給湯器に取り付けられても、その給湯器に固有の制御を行うことが可能となる。
また、アフターサービス用の制御基盤である旨のデータが消去されることで、その新しい制御基盤10a が給湯器に組み込まれて後、通常の制御基盤として正常に動作することができる。
【0018】
上記のように、アフターサービス用の新しい制御基盤10a を故障した制御基盤10に取り換えて給湯器に使用する場合には、故障した制御基盤10が保有する固有のデータを取得させる必要がある。逆に言えば、アフターサービス用の制御基盤の場合には、その新しい制御基盤がそのまま給湯器に取り付けられても運転が可能とならないようにする必要がある。給湯器の有する固有のデータ、蓄積データが制御に反映されなくなり、良好な運転及び良好な安全対策等がとれなくなるからである。
【0019】
本発明の給湯器の制御基盤の第2の実施の形態は、請求項2に対応するものであるが、要するにアフターサービス出荷用の制御基盤としては、その制御基盤に備えられたEEPROMに対して、一定の書き込みを行わない限り、そのままでは給湯器に動作をさせることができないようにしたデータを書き込んだ制御基盤としている。
図4のフローチャートに沿ってさらに説明すると、制御基盤の出荷時において、その出荷が新品組み立てのための出荷であるか、アフターサービス用の出荷であるかが判断され(ステップS11)、アフターサービス用の出荷である(ステップS11でイエス)場合には、制御基盤に設けられるEEPROMに、前記一定の書き込みとして、その制御基盤がアフターサービス用である旨のデータを書き込む(ステップS12)。このデータは予めの約束事として、種々のデータを用いることができる。他の方法として、フラグをたてるようにしてもよい。
このようなアフターサービス用である旨のデータが書き込まれて存在することで、アフターサービス用の制御基盤が現に故障した制御基盤に取り代わって給湯器に組み込まれる際に、前記アフターサービス用である旨のデータが、制御基盤から固有データを転送しなければならないとする条件になることができるのである。
加えて、ステップS11でアフターサービス用の出荷である場合(ステップS11でイエス)には、新品の給湯器に取り付けられる等の通常使用ではそのままでは使用不可とするデータを書き込むようにしてもよい(ステップS12)。このようなデータとしては、例えば、給湯器のCOセンサの使用時間が3000時間を越えると安全動作による運転を停止するようにした給湯器の場合には、前記EEPROMにCOセンサの使用時間として3000時間以上の時間をデータとして書き込む。これによって、このデータが書き込まれた制御基盤は通常の給湯器に取り付けても、そのままでは給湯器の運転を行うことができなくなる。前記通常使用ではそのままでは使用不可とするデータとしての3000時間は、アフターサービス現場において、その給湯器に固有のデータが書き込まれることで、消去される。
【0020】
制御基盤の出荷時において、その出荷がアフターサービス用の出荷でない場合(ステップS11でノー)には、通常の出荷(新品としての出荷)であるか否かが判断され(ステップS13)、通常使用の場合には(ステップS13でイエス)、通常使用用である旨のデータの書き込みを行うようにする。勿論、アフターサービス用ではない旨のデータの書き込みを行うようにしてもよい。このように書き込みがなされた通常出荷用の制御基盤は、通常使用として組み込まれる場合にのみ、そのまま組み込まれて給湯器の運転を可能とする。
【0021】
なお、上記の例では、制御基盤の接続端子部に接続した際、電源供給の立ち上がりのタイミングでデータの転送の実行を開始するようにしているが、別のタイミングで行うようにしてもよい。但し、上述のようにすれば、別途スイッチ操作が不要であると共に、早期にデータを転送でき、別のプログラムが動作する前に所望のデータを取得しておくことができる点で非常に有効である。
【0022】
また、上記の例では、固有のデータを送受信する端子部を給湯器のリモコンとの接続端子部を利用して設けているが、別の端子部を利用したり、別途に端子部を設けてもよいのは勿論のことである。但し、上述のように、リモコンの接続端子部を利用し、送受信データをリモコンとの送受信データと同様の形態で行えば、別途、特別な送受信の構成は不要となり、非常に有効な利用が図れる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上の構成よりなり、請求項1に記載の給湯器の制御基盤によれば、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあるので、
アフターサービス用の制御基盤が故障した給湯器の制御基盤と接続されたならば、その故障した制御基盤からのデータを受信し、記憶することが可能となり、よってそのアフターサービス用の制御基盤が故障して制御基盤と交換されて給湯器に組み込まれることで、その給湯器の固有データや履歴データを受け継いだ制御基盤として給湯器の運転を制御することが可能となる。
また請求項2に記載の給湯器の制御基盤では、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させ、且つ自己のアフターサービス用である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵させてあるので、
請求項1に記載の構成による効果に加えて、自己がアフターサービス用の制御基盤である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵することで、接続相手からの転送データを受信して記憶した後に、自己がアフターサービス用の制御基盤であることを消去することができる。
また請求項3に記載の給湯器の制御基盤によれば、マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には該アフターサービス用の制御基盤の接続端子と交換前の制御基盤の接続端子とを接続した際に、交換前の制御基盤のメモリに記憶された給湯器固有のデータを該アフターサービス用の制御基盤のメモリに転送記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあるので、
アフターサービス用の制御基盤を故障した給湯器の制御基盤と接続させることで、そのアフターサービス用の制御基盤は故障した制御基盤のメモリに記憶された給湯器固有のデータを転送させて、記憶することができる。よってそのアフタサービス用の制御基盤を故障した制御基盤と交換して給湯器に組み込むことで、その給湯器の固有データや履歴データを受け継いだ制御基盤として給湯器の運転を制御することができる。
また請求項4に記載の給湯器の制御基盤によれば、マイコンと、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、電源電圧と信号とを重畳して送受信することができるリモコン線接続端子部を備えており、且つ前記マイコンには、前記リモコン線接続端子部を通じて電源電圧が送電されてきた場合には、先ず自己の制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手に対して該接続相手のデータを転送する旨の要求を行い、受信したデータをチェックした後、このデータを記憶させると共に自己のアフターサービス用である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵させてあるので、
記憶データを受け継がせる必要のあるEEPROM搭載制御基盤の故障取り換えのアフターサービス時において、低コストで、作業が簡単で、確実に記憶データを受け継がせることができる効果を奏する。
また請求項5に記載の給湯器の制御基盤によれば、マイコンと、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、アフターサービス出荷用の制御基盤には前記EEPROMに対して一定の書き込みを行わない限り給湯器の動作が行えないようにしたデータを書き込んであるので、
アフターサービスにより故障した制御基盤を取り外し、このアフターサービス出荷用の制御基盤を取り付けた場合でも、一定の書き込みを行わない限り、給湯器の動作が行えないので、その給湯器の固有のデータや履歴データが無視されたまま運転なされてしまうことを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である制御基盤の相互につながれた一対を示す斜視図である。
【図2】同じく本発明の実施の形態である制御基盤の相互につながれた一対のブロック図である。
【図3】制御基盤が元の制御基盤からデータを得る際の動作を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の他の実施の形態を説明するフローチャートである。
【図5】従来の一例を説明する図である。
【図6】従来の他の一例を説明する図である。
【符号の説明】
10、10a 制御基盤
11、11a マイコン
12、12a EEPROM
13、13a 2芯重畳回路
14、14a コネクタ
20 電源電圧線
30 リモコン線

Claims (5)

  1. マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあることを特徴とする給湯器の制御基盤。
  2. マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手からの転送データを受信記憶させ、且つ自己のアフターサービス用である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵させてあることを特徴とする給湯器の制御基盤。
  3. マイコンと、データを記憶するメモリを備えた給湯器の制御基盤であって、信号を送受信することができる接続端子部を備えており、該制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には該アフターサービス用の制御基盤の接続端子と交換前の制御基盤の接続端子とを接続した際に、交換前の制御基盤のメモリに記憶された給湯器固有のデータを該アフターサービス用の制御基盤のメモリに転送記憶させる手順のソフトウエアを内蔵させてあることを特徴とする給湯器の制御基盤。
  4. マイコンと、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、電源電圧と信号とを重畳して送受信することができるリモコン線接続端子部を備えており、且つ前記マイコンには、前記リモコン線接続端子部を通じて電源電圧が送電されてきた場合には、先ず自己の制御基盤がアフターサービス用の制御基盤であるか否かを判断すると共にアフターサービス用の制御基盤である場合には接続相手に対して該接続相手のデータを転送する旨の要求を行い、受信したデータをチェックした後、このデータを記憶させると共に自己のアフターサービス用である旨のデータを消去する手順のソフトウエアを内蔵させてあることを特徴とする給湯器の制御基盤。
  5. マイコンと、メモリとして少なくともEEPROMとを備えた給湯器の制御基盤であって、アフターサービス出荷用の制御基盤には前記EEPROMに対して一定の書き込みを行わない限り給湯器の動作が行えないようにしたデータを書き込んであることを特徴とする給湯器の制御基盤。
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