JPH08326660A - 密閉型圧縮機の給油装置 - Google Patents
密閉型圧縮機の給油装置Info
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- JPH08326660A JPH08326660A JP8005141A JP514196A JPH08326660A JP H08326660 A JPH08326660 A JP H08326660A JP 8005141 A JP8005141 A JP 8005141A JP 514196 A JP514196 A JP 514196A JP H08326660 A JPH08326660 A JP H08326660A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/02—Lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- F04B39/02—Lubrication
- F04B39/0223—Lubrication characterised by the compressor type
- F04B39/023—Hermetic compressors
- F04B39/0238—Hermetic compressors with oil distribution channels
- F04B39/0246—Hermetic compressors with oil distribution channels in the rotating shaft
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は密閉型圧縮機の給油装置に関し、プ
ロペラをケースの内部に押込設置する過程で、上部支持
羽及び中間支持羽の末端部に球面の外向突起を形成する
ことにより、ケースの内壁が引掻かれることを防止して
バーの発生を防止する密閉型圧縮機の給油装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 外周部に外周案内溝が形成され、内部に
内部案内溝が形成されているクランク軸と、クランク軸
の内部案内溝の下端部に連通されるケースと、ケースの
内部に位置し、下端部に尾鰭形状に分岐された二つの下
部支持羽３０ｄで構成される給油部、上端部に対向形成
されている二つの上部支持羽３０ｃ及び中間部に対向形
成されている二つの中間支持羽３０ｃで構成される支持
部、上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの各端部に
形成されケースの内壁と密着接触される外向突起５０，
４０で構成される引掻き防止部を有する給油手段とから
構成される。
ロペラをケースの内部に押込設置する過程で、上部支持
羽及び中間支持羽の末端部に球面の外向突起を形成する
ことにより、ケースの内壁が引掻かれることを防止して
バーの発生を防止する密閉型圧縮機の給油装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 外周部に外周案内溝が形成され、内部に
内部案内溝が形成されているクランク軸と、クランク軸
の内部案内溝の下端部に連通されるケースと、ケースの
内部に位置し、下端部に尾鰭形状に分岐された二つの下
部支持羽３０ｄで構成される給油部、上端部に対向形成
されている二つの上部支持羽３０ｃ及び中間部に対向形
成されている二つの中間支持羽３０ｃで構成される支持
部、上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの各端部に
形成されケースの内壁と密着接触される外向突起５０，
４０で構成される引掻き防止部を有する給油手段とから
構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉型圧縮機の給油
装置に関するもので、特に密閉型圧縮機の潤滑のための
給油装置の構成要素であるプロペラの中央支持羽の両端
部に突起を形成することにより、プロペラをケースに組
立する時、ケースの内壁面が引掻かれることによるバー
（Burr) が発生しないようにした密閉型圧縮機の給油装
置に関するものである。
装置に関するもので、特に密閉型圧縮機の潤滑のための
給油装置の構成要素であるプロペラの中央支持羽の両端
部に突起を形成することにより、プロペラをケースに組
立する時、ケースの内壁面が引掻かれることによるバー
（Burr) が発生しないようにした密閉型圧縮機の給油装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、一般の圧縮機の構造は、図２に示
すように、上部シェル１と下部シェル２が結合されてお
り、この上部シェル１と下部シェル２の内部には密閉空
間１４が形成されている。前記密閉空間１４の中央部に
はフレーム３が設置され、このフレーム３の下部には伝
動機構部１５が設置され、フレーム３の上部には圧縮機
構部１６が設置される。
すように、上部シェル１と下部シェル２が結合されてお
り、この上部シェル１と下部シェル２の内部には密閉空
間１４が形成されている。前記密閉空間１４の中央部に
はフレーム３が設置され、このフレーム３の下部には伝
動機構部１５が設置され、フレーム３の上部には圧縮機
構部１６が設置される。
【０００３】前記伝動機構部１５は、前記フレーム３の
中央を貫通し、中央部に回転可能に支持されたクランク
軸６が押込設置されている回転子４と、前記回転子４か
ら所定間隔を置いて位置して、電磁気的相互作用により
回転子４を回転させる固定子５とから構成される。
中央を貫通し、中央部に回転可能に支持されたクランク
軸６が押込設置されている回転子４と、前記回転子４か
ら所定間隔を置いて位置して、電磁気的相互作用により
回転子４を回転させる固定子５とから構成される。
【０００４】一方、前記圧縮機構部１６は、前記フレー
ム３の上面に固定支持されるシリンダ７と、前記クラン
ク軸６の回転運動を直線往復運動に変換させるクランク
部９と、前記クランク部９に連結され、前記シリンダ７
の内部で直線往復運動して冷媒ガスを圧縮するピストン
８とから構成される。
ム３の上面に固定支持されるシリンダ７と、前記クラン
ク軸６の回転運動を直線往復運動に変換させるクランク
部９と、前記クランク部９に連結され、前記シリンダ７
の内部で直線往復運動して冷媒ガスを圧縮するピストン
８とから構成される。
【０００５】一方、前記クランク軸６の外部には外周案
内溝６ｂが形成されており、クランク軸６の内部には内
部案内溝６ａが形成されている。そして、前記内部案内
溝６ａの下端部に連通される給油装置２０が設置されて
いる。
内溝６ｂが形成されており、クランク軸６の内部には内
部案内溝６ａが形成されている。そして、前記内部案内
溝６ａの下端部に連通される給油装置２０が設置されて
いる。
【０００６】前記給油装置２０は、図３Ａ及び図３Ｂに
示すように、前記クランク軸６の回転により共に回転さ
れるようにクランク軸６の下端部に固定される円筒形の
ケース２１と、前記ケース２１の内部に押込設置され、
ケース２１とともに回転してオイル１１を吸上させるプ
ロペラ２２とから構成される。以下、従来の給油装置２
０を構成するプロペラ２２の形状に対して詳細に説明す
る。
示すように、前記クランク軸６の回転により共に回転さ
れるようにクランク軸６の下端部に固定される円筒形の
ケース２１と、前記ケース２１の内部に押込設置され、
ケース２１とともに回転してオイル１１を吸上させるプ
ロペラ２２とから構成される。以下、従来の給油装置２
０を構成するプロペラ２２の形状に対して詳細に説明す
る。
【０００７】前記プロペラ２２の本体２２ａは、図４Ａ
及び図４Ｂに示すように、ねじり板状になっている。前
記本体２２ａの上端部には、対向形成されている二つの
上部支持羽２２ｂが、プロペラ２２の動きを抑制するた
め、前記ケース２１の内壁上部に密着設置されている。
及び図４Ｂに示すように、ねじり板状になっている。前
記本体２２ａの上端部には、対向形成されている二つの
上部支持羽２２ｂが、プロペラ２２の動きを抑制するた
め、前記ケース２１の内壁上部に密着設置されている。
【０００８】そして、前記本体２２ａの中間部には、対
向形成された二つの中間支持羽２２ｃが、プロペラ２２
の動きを抑制するため、前記ケース２１の内壁中間部に
密着設置されている。又、前記本体２２ａの下端部には
二つの下部支持羽２２ｄが尾鰭のように二分されてい
る。図面において、未説明符号ｄは中間支持羽２２ｃ間
の距離を示すものである。
向形成された二つの中間支持羽２２ｃが、プロペラ２２
の動きを抑制するため、前記ケース２１の内壁中間部に
密着設置されている。又、前記本体２２ａの下端部には
二つの下部支持羽２２ｄが尾鰭のように二分されてい
る。図面において、未説明符号ｄは中間支持羽２２ｃ間
の距離を示すものである。
【０００９】以下、従来の密閉型圧縮機の給油装置の動
作を説明する。前記のように構成された従来技術による
給油装置２０はクランク軸６とともに回転される。よっ
て、前記のようなクランク軸６の回転により発生する遠
心力及び下部支持羽２２ｄの回転により発生するポンピ
ング力により、下部シェル２の内部に貯蔵されているオ
イル１１が圧縮機の上方に吸上られる。従って、前記オ
イル１１はクランク軸６の内部案内溝６ａ及び外周案内
溝６ｂに沿って吸上られて、伝動機構部１５と圧縮機構
部１６の主要摩擦部位を冷却及び潤滑させる。
作を説明する。前記のように構成された従来技術による
給油装置２０はクランク軸６とともに回転される。よっ
て、前記のようなクランク軸６の回転により発生する遠
心力及び下部支持羽２２ｄの回転により発生するポンピ
ング力により、下部シェル２の内部に貯蔵されているオ
イル１１が圧縮機の上方に吸上られる。従って、前記オ
イル１１はクランク軸６の内部案内溝６ａ及び外周案内
溝６ｂに沿って吸上られて、伝動機構部１５と圧縮機構
部１６の主要摩擦部位を冷却及び潤滑させる。
【００１０】一方、従来の密閉型圧縮機の給油装置２０
に使用される前記プロペラ２２の上部支持羽２２ｂ及び
中間支持羽２２ｃの各両端部間の距離はケース２１の内
径より少し大きく設計されている。その理由は、前記ケ
ース２１の内部にプロペラ２２を押込して組立する時、
ケース２１の内壁に上部支持羽２２ｂ及び中間支持羽２
２ｃの両端部が弾性接触されるようにして、給油装置２
０の回転によりケース２１からプロペラ２２が離脱しな
いようにするためである。
に使用される前記プロペラ２２の上部支持羽２２ｂ及び
中間支持羽２２ｃの各両端部間の距離はケース２１の内
径より少し大きく設計されている。その理由は、前記ケ
ース２１の内部にプロペラ２２を押込して組立する時、
ケース２１の内壁に上部支持羽２２ｂ及び中間支持羽２
２ｃの両端部が弾性接触されるようにして、給油装置２
０の回転によりケース２１からプロペラ２２が離脱しな
いようにするためである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
密閉型圧縮機の給油装置はプロペラ２２をケース２１に
押込する過程で、プロペラ２２の中間支持羽２２ｃの鋭
利な末端部が自体弾性によりケース２１の内壁に密着接
触されたままでケース２１の内壁に沿って押込されるた
め、ケース２１の内壁を引掻いてバーを発生させるとい
う問題があった。
密閉型圧縮機の給油装置はプロペラ２２をケース２１に
押込する過程で、プロペラ２２の中間支持羽２２ｃの鋭
利な末端部が自体弾性によりケース２１の内壁に密着接
触されたままでケース２１の内壁に沿って押込されるた
め、ケース２１の内壁を引掻いてバーを発生させるとい
う問題があった。
【００１２】そして、このように発生されたバーの屑は
圧縮機が作動するにつれて給油装置２０により吸上られ
るオイル１１とともにクランク軸６の内部案内溝６ａ及
び外周案内溝６ｂを通じて圧縮機構部１６の各摩擦部に
流入されるため、圧縮機の運転を停止させるか、冷却シ
ステムの流路を詰める等の問題があった。さらに、プロ
ペラ２２の上部支持羽２２ｂ及び中間支持羽２２ｃがケ
ース２１の内壁に接触されたままで押込されることによ
りプロペラ２２でねじれ変形が発生するため、プロペラ
２２が元の設計された性能を発揮し得ないという問題が
あった。
圧縮機が作動するにつれて給油装置２０により吸上られ
るオイル１１とともにクランク軸６の内部案内溝６ａ及
び外周案内溝６ｂを通じて圧縮機構部１６の各摩擦部に
流入されるため、圧縮機の運転を停止させるか、冷却シ
ステムの流路を詰める等の問題があった。さらに、プロ
ペラ２２の上部支持羽２２ｂ及び中間支持羽２２ｃがケ
ース２１の内壁に接触されたままで押込されることによ
りプロペラ２２でねじれ変形が発生するため、プロペラ
２２が元の設計された性能を発揮し得ないという問題が
あった。
【００１３】従って、本発明の目的はプロペラを給油装
置ケースの内部に押込する過程で、プロペラの中間支持
羽の末端部とケースの内壁とが直接接触しないようにす
るため、上部支持羽及び中間支持羽の両端部に外向突起
を形成することにより、ケースとプロペラの組立過程で
のバーの発生を防止し得るようにした密閉型圧縮機の給
油装置を提供することにある。
置ケースの内部に押込する過程で、プロペラの中間支持
羽の末端部とケースの内壁とが直接接触しないようにす
るため、上部支持羽及び中間支持羽の両端部に外向突起
を形成することにより、ケースとプロペラの組立過程で
のバーの発生を防止し得るようにした密閉型圧縮機の給
油装置を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明の密閉型圧縮機の
給油装置は、外周部に外周案内溝が形成され、内部に内
部案内溝が形成されているクランク軸と、クランク軸の
内部案内溝の下端部に連通されるケースと、ケースの内
部に位置し、下端部に尾鰭形状に分岐された二つの下部
支持羽で構成される給油部、上端部に対向形成されてい
る二つの上部支持羽及び中間部に対向形成されている二
つの中間支持羽で構成される支持部、上部支持羽及び中
間支持羽の各端部に形成されケースの内壁と密着接触さ
れる外向突起で構成される引掻き防止部を有する給油手
段とから構成される。
給油装置は、外周部に外周案内溝が形成され、内部に内
部案内溝が形成されているクランク軸と、クランク軸の
内部案内溝の下端部に連通されるケースと、ケースの内
部に位置し、下端部に尾鰭形状に分岐された二つの下部
支持羽で構成される給油部、上端部に対向形成されてい
る二つの上部支持羽及び中間部に対向形成されている二
つの中間支持羽で構成される支持部、上部支持羽及び中
間支持羽の各端部に形成されケースの内壁と密着接触さ
れる外向突起で構成される引掻き防止部を有する給油手
段とから構成される。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の密閉型圧縮機の給油装置の一実施の形態を詳細に説明
すると次のようである。本発明に使用される密閉型圧縮
機の構造は従来に類似し、給油装置に使用される円筒形
のケースも従来に類似するので、以下、本発明の密閉型
圧縮機の給油装置の特徴を成すプロペラの構造のみに対
して説明する。
の密閉型圧縮機の給油装置の一実施の形態を詳細に説明
すると次のようである。本発明に使用される密閉型圧縮
機の構造は従来に類似し、給油装置に使用される円筒形
のケースも従来に類似するので、以下、本発明の密閉型
圧縮機の給油装置の特徴を成すプロペラの構造のみに対
して説明する。
【００１６】本発明による密閉型圧縮機の給油装置の構
成要素であるプロペラの本体は、図１Ａ及び図１Ｂに示
すように、ねじり板状になっている。前記本体３０ａの
上端部には、対向形成されている二つの上部支持羽３０
ｂが、プロペラ３０の動きを抑制するため、前記ケース
２１の内壁上部に密着設置されている。
成要素であるプロペラの本体は、図１Ａ及び図１Ｂに示
すように、ねじり板状になっている。前記本体３０ａの
上端部には、対向形成されている二つの上部支持羽３０
ｂが、プロペラ３０の動きを抑制するため、前記ケース
２１の内壁上部に密着設置されている。
【００１７】そして、前記本体３０ａの中間部には、対
向形成された二つの中間支持羽３０ｃが、プロペラ３０
の動きを抑制するため、前記ケースの内壁中間部に密着
設置されている。又、前記本体３０ａの下端部には二つ
の下部支持羽３０ｄが尾鰭のように二分されている。
向形成された二つの中間支持羽３０ｃが、プロペラ３０
の動きを抑制するため、前記ケースの内壁中間部に密着
設置されている。又、前記本体３０ａの下端部には二つ
の下部支持羽３０ｄが尾鰭のように二分されている。
【００１８】さて、本発明の密閉型圧縮機の給油装置に
おいては、前記上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ
の各端部に、ケースの内壁と密着接触される外向突起５
０，４０が形成されている。前記外向突起５０，４０は
その外面が球面形状となっている。従って、前記外向突
起５０，４０のため、前記支持羽３０ｂ及び中間支持羽
３０ｃの鋭利な末端部がケースの内壁に直接接触しない
ので、バーの発生が抑制される。
おいては、前記上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ
の各端部に、ケースの内壁と密着接触される外向突起５
０，４０が形成されている。前記外向突起５０，４０は
その外面が球面形状となっている。従って、前記外向突
起５０，４０のため、前記支持羽３０ｂ及び中間支持羽
３０ｃの鋭利な末端部がケースの内壁に直接接触しない
ので、バーの発生が抑制される。
【００１９】又、ケースの内壁に球面の外向突起５０，
４０が接触することにより、ケースの内壁で発生する摩
擦力が減少する。一方、図１Ｂに示すように、前記中間
支持羽３０ｃの外向突起４０，４０間の距離Ｄは前記ケ
ースの内径より少し大きく設計されており、上部支持羽
３０ｂの外向突起５０，５０間の距離も前記ケースの内
径より少し大きく設計されている。
４０が接触することにより、ケースの内壁で発生する摩
擦力が減少する。一方、図１Ｂに示すように、前記中間
支持羽３０ｃの外向突起４０，４０間の距離Ｄは前記ケ
ースの内径より少し大きく設計されており、上部支持羽
３０ｂの外向突起５０，５０間の距離も前記ケースの内
径より少し大きく設計されている。
【００２０】その理由は、ケースの内部にプロペラ３０
が押込組立されると、ケースの内壁に上部支持羽３０ｂ
及び中間支持羽３０ｃの外向突起５０，４０が弾性接触
されるようにして、給油装置の回転によりケースからプ
ロペラ３０が離脱されないようにするためである。
が押込組立されると、ケースの内壁に上部支持羽３０ｂ
及び中間支持羽３０ｃの外向突起５０，４０が弾性接触
されるようにして、給油装置の回転によりケースからプ
ロペラ３０が離脱されないようにするためである。
【００２１】そして、ケースに組立前の状態の前記上部
支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの平面形状は、短軸
の直径がケースの内径より大きく大略楕円形になってい
る。従って、前記プロペラ３０を円筒形のケースに押込
んで組立る時、上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ
が前述したように楕円形を成すため、自体の弾性でケー
スの内部にプロペラ３０が密着接触できる。
支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの平面形状は、短軸
の直径がケースの内径より大きく大略楕円形になってい
る。従って、前記プロペラ３０を円筒形のケースに押込
んで組立る時、上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ
が前述したように楕円形を成すため、自体の弾性でケー
スの内部にプロペラ３０が密着接触できる。
【００２２】このように構成された本発明による密閉型
圧縮機の給油装置は、プロペラ３０に形成されている上
部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの弾性を用いて、
上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ間の距離Ｄをケ
ースの内径より小さく圧着した状態で、プロペラ３０の
下部支持羽３０ｄがケースの内部下面に接触されるまで
ケースの上部から下部方向に挿入することにより組立が
完了される。
圧縮機の給油装置は、プロペラ３０に形成されている上
部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃの弾性を用いて、
上部支持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃ間の距離Ｄをケ
ースの内径より小さく圧着した状態で、プロペラ３０の
下部支持羽３０ｄがケースの内部下面に接触されるまで
ケースの上部から下部方向に挿入することにより組立が
完了される。
【００２３】この際に、前記上部支持羽３０ｂ及び中間
支持羽３０ｃの末端部に形成されている球面形状の外向
突起５０，４０がケースの内壁に接触するので、上部支
持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃがケースの内壁と直接
接触しないのでケースの内壁が引掻かれる現象は抑制さ
れる。
支持羽３０ｃの末端部に形成されている球面形状の外向
突起５０，４０がケースの内壁に接触するので、上部支
持羽３０ｂ及び中間支持羽３０ｃがケースの内壁と直接
接触しないのでケースの内壁が引掻かれる現象は抑制さ
れる。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による密閉
型圧縮機の給油装置は、上部支持羽及び中間支持羽の末
端部に形成されている球面形状の外向突起がケースの内
壁と接触するので、ケースの内壁が引掻かれる現象が抑
制されてバーの発生が防止され、又上部支持羽及び中間
支持羽とケース内壁との間の摩擦が減少して、プロペラ
の変形が発生しないので、正確な量のオイルが圧縮機の
内部に吸上られる効果がある。
型圧縮機の給油装置は、上部支持羽及び中間支持羽の末
端部に形成されている球面形状の外向突起がケースの内
壁と接触するので、ケースの内壁が引掻かれる現象が抑
制されてバーの発生が防止され、又上部支持羽及び中間
支持羽とケース内壁との間の摩擦が減少して、プロペラ
の変形が発生しないので、正確な量のオイルが圧縮機の
内部に吸上られる効果がある。
【００２５】又、圧縮機の使用中にケース内壁でのバー
が発生しないため、圧縮機の内部に吸上られるオイルは
バー屑が包含されない状態で圧縮機構部の各摩擦部に流
入されるので、圧縮機の信頼性が向上される効果があ
る。又、球面形状を有する外向突起がケースの内壁に滑
り接触された状態で押込されるので、押込性が向上され
て作業能率が向上される効果がある。
が発生しないため、圧縮機の内部に吸上られるオイルは
バー屑が包含されない状態で圧縮機構部の各摩擦部に流
入されるので、圧縮機の信頼性が向上される効果があ
る。又、球面形状を有する外向突起がケースの内壁に滑
り接触された状態で押込されるので、押込性が向上され
て作業能率が向上される効果がある。
【図１】本発明による密閉型圧縮機の給油装置のプロペ
ラを示す図で、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）図のＩ
b −Ｉb 線における断面図、（Ｃ）は中間支持羽の突起
構造を示す断面図である。
ラを示す図で、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）図のＩ
b −Ｉb 線における断面図、（Ｃ）は中間支持羽の突起
構造を示す断面図である。
【図２】一般の密閉型圧縮機の内部構成を示す縦断面図
である。
である。
【図３】従来技術による給油装置を示す図で、（Ａ）は
平面図、（Ｂ）は内部構造を示す部分斜視図である。
平面図、（Ｂ）は内部構造を示す部分斜視図である。
【図４】従来技術による給油装置のプロペラを示す図
で、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）図のIVb −IVb に
ついての断面図である。
で、（Ａ）は斜視図、（Ｂ）は（Ａ）図のIVb −IVb に
ついての断面図である。
１…上部シェル ２…下部シェル ３…フレーム ４…回転子 ６…クランク軸 ６ａ…内部案内溝 ６ｂ…外周案内溝 ７…シリンダ ８…ピストン ９…クランク部 １１…オイル １４…密閉空間 １５…伝動機構部 １６…圧縮機構部 ２０…給油装置 ２１…ケース ２２…プロペラ ２２ａ…本体 ２２ｂ…上部支持羽 ２２ｃ…中間支持羽 ３０…プロペラ ３０ａ…プロペラ本体 ３０ｂ…上部支持羽 ３０ｃ…中間支持羽 ３０ｄ…下部支持羽 ４０，５０…外向突起
Claims (8)
- 【請求項１】 外周部に外周案内溝が形成され、内部に
内部案内溝が形成されているクランク軸と、 前記クランク軸の内部案内溝の下端部に連通されるケー
スと、 ケースの内部に位置する給油部、支持部、引掻き防止部
を有する給油手段とから構成されることを特徴とする密
閉型圧縮機の給油装置。 - 【請求項２】 前記給油部は下端部に尾鰭形状に二分さ
れて形成される二つの下部支持羽で構成されることを特
徴とする請求項１記載の密閉型圧縮機の給油装置。 - 【請求項３】 前記支持部は上端部に対向形成される二
つの上部支持羽と中間部に対向形成される二つの中間支
持羽とから構成され、前記ケースに組立されていない状
態の上部支持羽及び中間支持羽の平面形状は、短軸の直
径がケースの内径より大きい楕円形に形成されることを
特徴とする請求項１記載の密閉型圧縮機の給油装置。 - 【請求項４】 前記引掻き防止部は前記上部支持羽及び
中間支持羽の各端部に形成されて前記ケースの内壁と密
着接触される外向突起で構成されることを特徴とする請
求項１記載の密閉型圧縮機の給油装置。 - 【請求項５】 前記引掻き防止部は前記給油手段とケー
ス間に位置することを特徴とする請求項１記載の密閉型
圧縮機の給油装置。 - 【請求項６】 前記給油手段はケースに弾性固定される
ことを特徴とする請求項１記載の密閉型圧縮機の給油装
置。 - 【請求項７】 前記引掻き防止部はその外面が球面状で
あることを特徴とする請求項１記載の密閉型圧縮機の給
油装置。 - 【請求項８】 前記引掻き防止部を構成する二つの外向
突起間の距離は前記ケースの内径より大きく形成される
ことを特徴とする請求項４記載の密閉型圧縮機の給油装
置。
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