JPH08326310A - 基礎梁鉄筋組立用支保工 - Google Patents
基礎梁鉄筋組立用支保工Info
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- JPH08326310A JPH08326310A JP15397895A JP15397895A JPH08326310A JP H08326310 A JPH08326310 A JP H08326310A JP 15397895 A JP15397895 A JP 15397895A JP 15397895 A JP15397895 A JP 15397895A JP H08326310 A JPH08326310 A JP H08326310A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基礎梁内に埋め込む部分が最小限で大部分を
転用可能としコンクリートの欠損部を生じない配筋精度
向上にも寄与する基礎梁鉄筋組立用支保工を提供する。 【構成】 基礎梁鉄筋組立用支保工1は一対の支柱型枠
2,2、横材3、横材固定部材4を有する。支柱型枠2
は基礎梁の側面型枠を兼用する。基礎梁鉄筋組立用支保
工1を適所に配置した後、横材3上に基礎梁の上側主筋
15を載置して配筋作業を順次進める。配筋が終了した
後に一般側面型枠6を建て込み支柱型枠2と締結してコ
ンクリートを打設する。型枠解体時には横材3のみ躯体
内に残置し支柱型枠2及び横材固定部材4は取り外して
他に転用する。
転用可能としコンクリートの欠損部を生じない配筋精度
向上にも寄与する基礎梁鉄筋組立用支保工を提供する。 【構成】 基礎梁鉄筋組立用支保工1は一対の支柱型枠
2,2、横材3、横材固定部材4を有する。支柱型枠2
は基礎梁の側面型枠を兼用する。基礎梁鉄筋組立用支保
工1を適所に配置した後、横材3上に基礎梁の上側主筋
15を載置して配筋作業を順次進める。配筋が終了した
後に一般側面型枠6を建て込み支柱型枠2と締結してコ
ンクリートを打設する。型枠解体時には横材3のみ躯体
内に残置し支柱型枠2及び横材固定部材4は取り外して
他に転用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、構造物の基礎梁の鉄
筋を組立配筋時に支持する基礎梁鉄筋組立用支保工に関
する。
筋を組立配筋時に支持する基礎梁鉄筋組立用支保工に関
する。
【0002】
【従来の技術】構造物の基礎梁の鉄筋を組み立てる際に
は、一般に掘削整形した地盤上に仮設足場を設け、この
仮設足場に鉄筋受材を架設して鉄筋を吊り下げ、配筋を
行っている。この足場を利用して行う配筋作業は、鉄筋
受材の取り外し、盛り替えが発生するため非常に手間が
かかり作業性も劣っていた。
は、一般に掘削整形した地盤上に仮設足場を設け、この
仮設足場に鉄筋受材を架設して鉄筋を吊り下げ、配筋を
行っている。この足場を利用して行う配筋作業は、鉄筋
受材の取り外し、盛り替えが発生するため非常に手間が
かかり作業性も劣っていた。
【0003】ところで基礎梁は地中部に設けられるた
め、掘削時に埋戻量を考慮して平坦部分を極力最小限度
に押さえている。このため、十分な作業足場は一般に設
置できず、しかも狭い空間内に足場を設けるため長物を
取り扱う配筋作業に困難をきたすことが多かった。又、
掘削床付した地盤上に均しコンクリートを打設し、所定
の位置に墨出しをして配筋作業を行っているが、狭い場
所で多量の鉄筋を移動組立しなければならないため配筋
精度も劣りがちであった。更に仮設足場は組立・解体・
運搬のための作業及び費用がかかるので工期、コスト面
でも不利であった。
め、掘削時に埋戻量を考慮して平坦部分を極力最小限度
に押さえている。このため、十分な作業足場は一般に設
置できず、しかも狭い空間内に足場を設けるため長物を
取り扱う配筋作業に困難をきたすことが多かった。又、
掘削床付した地盤上に均しコンクリートを打設し、所定
の位置に墨出しをして配筋作業を行っているが、狭い場
所で多量の鉄筋を移動組立しなければならないため配筋
精度も劣りがちであった。更に仮設足場は組立・解体・
運搬のための作業及び費用がかかるので工期、コスト面
でも不利であった。
【0004】そこで、仮設足場を設けなくとも配筋作業
が行えるよう自立式の鉄筋組立用金具が従来より提案さ
れてきた。これは、パイプサポート状の伸縮可能な管材
の頂部にT字形状に横材を設ける金具であって、高さ調
整を行った横材に梁主筋を載置する形式であった。又、
下端はベースプレートとなっていたが、重量物の水平力
に抗するため均しコンクリート内にアンカーでこれを固
定する構成となっていた。
が行えるよう自立式の鉄筋組立用金具が従来より提案さ
れてきた。これは、パイプサポート状の伸縮可能な管材
の頂部にT字形状に横材を設ける金具であって、高さ調
整を行った横材に梁主筋を載置する形式であった。又、
下端はベースプレートとなっていたが、重量物の水平力
に抗するため均しコンクリート内にアンカーでこれを固
定する構成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の鉄筋組
立用金具は基礎梁内に埋め込む使い捨てタイプなので不
経済であった。又、支柱が伸縮可能な二重管形式を採用
していたので管内部にコンクリートが充填できず欠損部
が生じてしまう欠点があった。又、横材は片持ち梁とな
るため高い断面性能が要求され、一般には断面矩形のパ
イプ材を用いていた。このためこの部分でもコンクリー
トの充填性が悪い欠点があった。又、単独で自立する形
式であったのでベースプレートをアンカーで十分固定し
ないと不安定となる虞もあった。
立用金具は基礎梁内に埋め込む使い捨てタイプなので不
経済であった。又、支柱が伸縮可能な二重管形式を採用
していたので管内部にコンクリートが充填できず欠損部
が生じてしまう欠点があった。又、横材は片持ち梁とな
るため高い断面性能が要求され、一般には断面矩形のパ
イプ材を用いていた。このためこの部分でもコンクリー
トの充填性が悪い欠点があった。又、単独で自立する形
式であったのでベースプレートをアンカーで十分固定し
ないと不安定となる虞もあった。
【0006】この発明は、上記課題を解決し、基礎梁鉄
筋組立用支保工を利用することで鉄筋足場を利用しなく
とも基礎梁の鉄筋組立が可能な、しかも基礎梁内に埋め
込む部分が最小限で大部分を転用可能とし、コンクリー
トの欠損部を生じない、配筋精度向上にも寄与する基礎
梁鉄筋組立用支保工を提供することを目的としている。
筋組立用支保工を利用することで鉄筋足場を利用しなく
とも基礎梁の鉄筋組立が可能な、しかも基礎梁内に埋め
込む部分が最小限で大部分を転用可能とし、コンクリー
トの欠損部を生じない、配筋精度向上にも寄与する基礎
梁鉄筋組立用支保工を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、構造物の基礎梁の鉄筋を組
み立てる際に使用する支保工であって、基礎梁上側主筋
を支持する鉄筋受材と、この鉄筋受材を支持しながら基
礎梁の均しコンクリート上に立設する支柱材とを備える
基礎梁鉄筋組立用支保工において、前記支柱材は、基礎
梁の側面型枠を兼用する一対の支柱型枠であり、前記鉄
筋受材は、支柱型枠内面に架設する横材と、支柱型枠に
穿設する孔部に係止し横材端部を連結支持する横材固定
部材とを有することを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、構造物の基礎梁の鉄筋を組
み立てる際に使用する支保工であって、基礎梁上側主筋
を支持する鉄筋受材と、この鉄筋受材を支持しながら基
礎梁の均しコンクリート上に立設する支柱材とを備える
基礎梁鉄筋組立用支保工において、前記支柱材は、基礎
梁の側面型枠を兼用する一対の支柱型枠であり、前記鉄
筋受材は、支柱型枠内面に架設する横材と、支柱型枠に
穿設する孔部に係止し横材端部を連結支持する横材固定
部材とを有することを特徴としている。
【0008】又、請求項2記載の基礎梁鉄筋組立用支保
工は、前記支柱型枠が均しコンクリートに埋設するアン
カーボルト類に下端部を連結固定することを特徴とし、
請求項3記載の発明は前記横材固定部材が支柱型枠に穿
設する長孔に係止し横材端部を連結する軸部材と、この
軸部材に回動可能に取り付けられ、端部を支柱型枠のリ
ブ材に当接して回動停止する高さ調整治具とを有するこ
とを特徴としている。
工は、前記支柱型枠が均しコンクリートに埋設するアン
カーボルト類に下端部を連結固定することを特徴とし、
請求項3記載の発明は前記横材固定部材が支柱型枠に穿
設する長孔に係止し横材端部を連結する軸部材と、この
軸部材に回動可能に取り付けられ、端部を支柱型枠のリ
ブ材に当接して回動停止する高さ調整治具とを有するこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、均しコンクリート上
に一対の支柱型枠を立設し、その孔部に係止する横材固
定部材と横材とを連結する。この時孔部の高さは基礎梁
上側鉄筋の高さに合わせて適宜調整する。支柱型枠と横
材は相互に連結して下向きコの字状の構成となるため自
立可能である。このような支保工を基礎梁構築位置に適
宜間隔を開けて設置し、横材上に基礎梁上側主筋を載置
して配筋作業を進める。全ての配筋が終了した後、支保
工間に基礎梁の側面型枠を建て込み支柱型枠と締結して
コンクリートを打設する。型枠解体時には横材のみ躯体
内に残置し、支柱型枠部は取り外して他に転用する。
に一対の支柱型枠を立設し、その孔部に係止する横材固
定部材と横材とを連結する。この時孔部の高さは基礎梁
上側鉄筋の高さに合わせて適宜調整する。支柱型枠と横
材は相互に連結して下向きコの字状の構成となるため自
立可能である。このような支保工を基礎梁構築位置に適
宜間隔を開けて設置し、横材上に基礎梁上側主筋を載置
して配筋作業を進める。全ての配筋が終了した後、支保
工間に基礎梁の側面型枠を建て込み支柱型枠と締結して
コンクリートを打設する。型枠解体時には横材のみ躯体
内に残置し、支柱型枠部は取り外して他に転用する。
【0010】又、請求項2記載の基礎梁鉄筋組立用支保
工は、支柱型枠の下端部を均しコンクリートに埋設する
アンカーに連結固定して支保工の移動を防止する。又請
求項3記載の発明は、支柱型枠立設時に横材と高さ調整
治具及び軸部材を相互に連結する。横材の取付位置を基
礎梁上側鉄筋の高さに合わせるため、軸部材を長孔内で
上下動しながら高さ調整治具を回動し、所定の高さでそ
の端部を支柱型枠のリブ材に当接して回動停止する。高
さの定まった横材を軸部材により長孔内で係止する。
工は、支柱型枠の下端部を均しコンクリートに埋設する
アンカーに連結固定して支保工の移動を防止する。又請
求項3記載の発明は、支柱型枠立設時に横材と高さ調整
治具及び軸部材を相互に連結する。横材の取付位置を基
礎梁上側鉄筋の高さに合わせるため、軸部材を長孔内で
上下動しながら高さ調整治具を回動し、所定の高さでそ
の端部を支柱型枠のリブ材に当接して回動停止する。高
さの定まった横材を軸部材により長孔内で係止する。
【0011】
【実施例】次にこの発明の基礎梁鉄筋組立用支保工の一
実施例を添付図面に基づき説明する。図1は基礎梁鉄筋
組立用支保工の平面図、図2は同正面図、図3は図2の
III-III断面を示す拡大断面図である。基礎梁鉄筋組立
用支保工1は、一対の支柱型枠2,2と、支柱型枠内面
に架設する横材3と、横材端部を支柱型枠2に連結支持
する横材固定部材4とを有する。支柱型枠2は基礎梁5
の側面型枠も兼用するものであり、配筋後には合板等で
構成される一般側面型枠6を挿入して単管7等により固
定される。
実施例を添付図面に基づき説明する。図1は基礎梁鉄筋
組立用支保工の平面図、図2は同正面図、図3は図2の
III-III断面を示す拡大断面図である。基礎梁鉄筋組立
用支保工1は、一対の支柱型枠2,2と、支柱型枠内面
に架設する横材3と、横材端部を支柱型枠2に連結支持
する横材固定部材4とを有する。支柱型枠2は基礎梁5
の側面型枠も兼用するものであり、配筋後には合板等で
構成される一般側面型枠6を挿入して単管7等により固
定される。
【0012】支柱型枠2の面板2aには所定高さ及び所
定間隔で横材固定部材4挿通用の孔部8が複数穿設され
ており、これに挿入係止する横材固定部材4は、固定ボ
ルト4a、座金4b、樹脂製の台座4cを有し、横材端
部3aに形成する雌ネジ部3bに固定ボルト4aを螺合
して締結固定する。なお横材3は梁筋組立時の荷重を支
持し得る断面性能の鋼材(丸鋼・型鋼等)を用いる。
定間隔で横材固定部材4挿通用の孔部8が複数穿設され
ており、これに挿入係止する横材固定部材4は、固定ボ
ルト4a、座金4b、樹脂製の台座4cを有し、横材端
部3aに形成する雌ネジ部3bに固定ボルト4aを螺合
して締結固定する。なお横材3は梁筋組立時の荷重を支
持し得る断面性能の鋼材(丸鋼・型鋼等)を用いる。
【0013】支柱型枠2の下端部2bは均しコンクリー
ト9に埋設するアンカーボルト10に取り付けられ、型
枠と均しコンクリート間には高さ調整用のパッキン11
が挿入される。この高さ調整用のパッキン11と孔部8
の選択により横材3が適切な高さで基礎梁の上側鉄筋を
支持できるよう予め調整しておく。
ト9に埋設するアンカーボルト10に取り付けられ、型
枠と均しコンクリート間には高さ調整用のパッキン11
が挿入される。この高さ調整用のパッキン11と孔部8
の選択により横材3が適切な高さで基礎梁の上側鉄筋を
支持できるよう予め調整しておく。
【0014】次にこの基礎梁鉄筋組立用支保工の使用方
法を図4及び図5に基づき説明する。図4は基礎梁鉄筋
組立用支保工の配置例を示す平面図、図5は基礎梁鉄筋
の組立状況の概要を示す説明図である。均しコンクリー
ト9上に基礎梁5及び基礎フーチング12の墨出しを行
い、複数の基礎梁鉄筋組立用支保工1を基礎梁5の構築
位置に適宜間隔をあけて設置する。基礎梁鉄筋組立用支
保工1は一対の支柱型枠2,2と横材3とが相互に連結
して略H字形状の構成となるため単独で自立可能である
が、配筋時の水平荷重を考慮して下端部をアンカーボル
ト10にて固定しておく。又、支柱型枠2の建て込み調
整はチェーン13及びターンバックル14等を用いて行
う。
法を図4及び図5に基づき説明する。図4は基礎梁鉄筋
組立用支保工の配置例を示す平面図、図5は基礎梁鉄筋
の組立状況の概要を示す説明図である。均しコンクリー
ト9上に基礎梁5及び基礎フーチング12の墨出しを行
い、複数の基礎梁鉄筋組立用支保工1を基礎梁5の構築
位置に適宜間隔をあけて設置する。基礎梁鉄筋組立用支
保工1は一対の支柱型枠2,2と横材3とが相互に連結
して略H字形状の構成となるため単独で自立可能である
が、配筋時の水平荷重を考慮して下端部をアンカーボル
ト10にて固定しておく。又、支柱型枠2の建て込み調
整はチェーン13及びターンバックル14等を用いて行
う。
【0015】このように適所に基礎梁鉄筋組立用支保工
1を配置した後、横材3上に基礎梁の上側主筋15を載
置し、これにあばら筋16等を巻着して配筋作業を順次
進める。全ての配筋が終了した後、基礎梁鉄筋組立用支
保工1間に一般側面型枠6を建て込み、支柱型枠2と締
結して型枠内にコンクリートを打設する。
1を配置した後、横材3上に基礎梁の上側主筋15を載
置し、これにあばら筋16等を巻着して配筋作業を順次
進める。全ての配筋が終了した後、基礎梁鉄筋組立用支
保工1間に一般側面型枠6を建て込み、支柱型枠2と締
結して型枠内にコンクリートを打設する。
【0016】型枠解体時には横材3のみ躯体内に残置
し、支柱型枠2及び横材固定部材4は取り外して他に転
用する。なお、台座4cが形成した凹部はモルタル等で
充填する。横材3は両端支持部材となるため丸鋼や型鋼
を利用することが可能であり、躯体内に残置してもコン
クリート欠損部を生ずる虞がない。
し、支柱型枠2及び横材固定部材4は取り外して他に転
用する。なお、台座4cが形成した凹部はモルタル等で
充填する。横材3は両端支持部材となるため丸鋼や型鋼
を利用することが可能であり、躯体内に残置してもコン
クリート欠損部を生ずる虞がない。
【0017】以上説明した基礎梁鉄筋組立用支保工は、
横材の高さ調整をパッキンと孔部の選択により行ってい
るが、図6に示す高さ調整治具を用いる支保工にすると
より精密な高さ調整を行うことが可能となる。図6は他
の実施例の基礎梁鉄筋組立用支保工の正面図である。こ
の基礎梁鉄筋組立用支保工21の横材固定部材24は、
支柱型枠22の外面22c側に配置する管体よりなる高
さ調整治具24dと、これを挿通して図示しない横材端
部に連結する固定ボルト24aとを有する。
横材の高さ調整をパッキンと孔部の選択により行ってい
るが、図6に示す高さ調整治具を用いる支保工にすると
より精密な高さ調整を行うことが可能となる。図6は他
の実施例の基礎梁鉄筋組立用支保工の正面図である。こ
の基礎梁鉄筋組立用支保工21の横材固定部材24は、
支柱型枠22の外面22c側に配置する管体よりなる高
さ調整治具24dと、これを挿通して図示しない横材端
部に連結する固定ボルト24aとを有する。
【0018】支柱型枠22の面板22aには所定高さ及
び所定間隔で固定ボルト24a挿通用の長孔28が穿設
されている。固定ボルト24aは適所の長孔28を選択
し得ると共に長孔28内でもその高さを上下に微調整す
ることができる。一方高さ調整治具24dは固定ボルト
24aを中心部に挿通し、これを中心にして回動可能に
取り付けられるが、その端部24eを支柱型枠22のリ
ブ材22dに当接することで回動停止する。即ち高さ調
整治具24d及び固定ボルト24aを適当な高さまで移
動させた後、図6の矢印の方向に回動してこれらを仮止
めし、固定ボルト24aをねじ込んで横材を固定するも
のである。
び所定間隔で固定ボルト24a挿通用の長孔28が穿設
されている。固定ボルト24aは適所の長孔28を選択
し得ると共に長孔28内でもその高さを上下に微調整す
ることができる。一方高さ調整治具24dは固定ボルト
24aを中心部に挿通し、これを中心にして回動可能に
取り付けられるが、その端部24eを支柱型枠22のリ
ブ材22dに当接することで回動停止する。即ち高さ調
整治具24d及び固定ボルト24aを適当な高さまで移
動させた後、図6の矢印の方向に回動してこれらを仮止
めし、固定ボルト24aをねじ込んで横材を固定するも
のである。
【0019】この実施例では支柱型枠22の下部に、パ
ッキン11に加えて高さ調整用の補助ピース30を挿入
している。この補助ピース30と支柱型枠22とを連結
する固定ピン31は図7乃至図9に示すようにリブ材挟
持片31aとピン31bからなるワンタッチ形式の構成
である。図7は固定ピンの正面図、図8は固定ピンの平
面図、図9は図8のIX-IX線に沿う断面図である。リブ
材挟持片31aは、プレートの一部をコ字状に折り曲げ
て挟持部31a1が形成され、また基部31a2にはピ
ン孔31a3が形成され、このピン孔31a3にピン3
1bが挿通可能になっている。
ッキン11に加えて高さ調整用の補助ピース30を挿入
している。この補助ピース30と支柱型枠22とを連結
する固定ピン31は図7乃至図9に示すようにリブ材挟
持片31aとピン31bからなるワンタッチ形式の構成
である。図7は固定ピンの正面図、図8は固定ピンの平
面図、図9は図8のIX-IX線に沿う断面図である。リブ
材挟持片31aは、プレートの一部をコ字状に折り曲げ
て挟持部31a1が形成され、また基部31a2にはピ
ン孔31a3が形成され、このピン孔31a3にピン3
1bが挿通可能になっている。
【0020】固定ピン31は、支柱型枠22と補助ピー
ス30のリブに設けるピン穴にピン31bを挿通し、板
バネ状に弾性変形するリブ材挟持片31aを回動して、
挟持部31a1で両リブを両側から挟むようにして固定
する。このように、補助ピース30、パッキン11、長
孔28に係止する横材固定部材24を利用することで横
材の高さ調整をより精密に行うことができる。
ス30のリブに設けるピン穴にピン31bを挿通し、板
バネ状に弾性変形するリブ材挟持片31aを回動して、
挟持部31a1で両リブを両側から挟むようにして固定
する。このように、補助ピース30、パッキン11、長
孔28に係止する横材固定部材24を利用することで横
材の高さ調整をより精密に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は基礎梁
鉄筋組立用支保工を利用することで、鉄筋足場なしに基
礎梁の鉄筋組立が可能となるので、作業性が改善され、
配筋精度も向上し、又仮設足場構築に伴う工期やコスト
面でのロスも削減することになる。しかも請求項1記載
の発明は、支柱材に側面型枠を兼用させ、この内面に鉄
筋受材となる横材を架設するので、基礎梁内に埋め込む
使い捨て部分が最小限となり、大部分が転用可能とな
る。又、埋め込み部材が両端支持となる横材であるため
躯体内に残置してもコンクリート欠損部を生ずる虞がな
い。
鉄筋組立用支保工を利用することで、鉄筋足場なしに基
礎梁の鉄筋組立が可能となるので、作業性が改善され、
配筋精度も向上し、又仮設足場構築に伴う工期やコスト
面でのロスも削減することになる。しかも請求項1記載
の発明は、支柱材に側面型枠を兼用させ、この内面に鉄
筋受材となる横材を架設するので、基礎梁内に埋め込む
使い捨て部分が最小限となり、大部分が転用可能とな
る。又、埋め込み部材が両端支持となる横材であるため
躯体内に残置してもコンクリート欠損部を生ずる虞がな
い。
【0022】又、請求項2記載の基礎梁鉄筋組立用支保
工は支柱型枠の下端部をアンカーボルト類にて固定する
ので配筋作業中に支保工が移動する恐れがない。又、請
求項3記載の発明は長孔に係止する横材固定部材を用い
るので横材の高さ調整がより精密となり、配筋精度も格
段に向上する。
工は支柱型枠の下端部をアンカーボルト類にて固定する
ので配筋作業中に支保工が移動する恐れがない。又、請
求項3記載の発明は長孔に係止する横材固定部材を用い
るので横材の高さ調整がより精密となり、配筋精度も格
段に向上する。
【図1】基礎梁鉄筋組立用支保工の平面図である。
【図2】基礎梁鉄筋組立用支保工の正面図である。
【図3】図2のIII-III断面を示す拡大断面図である。
【図4】基礎梁鉄筋組立用支保工の配置例を示す平面図
である。
である。
【図5】基礎梁鉄筋の組立状況の概要を示す説明図であ
る。
る。
【図6】別の実施例の基礎梁鉄筋組立用支保工の正面図
である。
である。
【図7】固定ピンの正面図である。
【図8】固定ピンの平面図である。
【図9】図8のIX-IX線に沿う断面図である。
1 基礎梁鉄筋組立用支保工 2 支柱型枠 3 横材 4 横材固定部材 5 基礎梁 6 一般側面型枠 8 孔部 15 上側主筋
Claims (3)
- 【請求項1】 構造物の基礎梁の鉄筋を組み立てる際に
使用する支保工であって、基礎梁上側主筋を支持する鉄
筋受材と、この鉄筋受材を支持しながら基礎梁の均しコ
ンクリート上に立設する支柱材とを備える基礎梁鉄筋組
立用支保工において、前記支柱材は、基礎梁の側面型枠
を兼用する一対の支柱型枠であり、前記鉄筋受材は、支
柱型枠内面に架設する横材と、支柱型枠に穿設する孔部
に係止し横材端部を連結支持する横材固定部材とを有す
ることを特徴とする基礎梁鉄筋組立用支保工。 - 【請求項2】 前記請求項1記載の基礎梁鉄筋組立用支
保工において、前記支柱型枠は、均しコンクリートに埋
設するアンカーボルト類に下端部を連結固定することを
特徴とする基礎梁鉄筋組立用支保工。 - 【請求項3】 前記横材固定部材は、支柱型枠に穿設す
る長孔に係止し横材端部を連結する軸部材と、この軸部
材に回動可能に取り付けられ、端部を支柱型枠のリブ材
に当接して回動停止する高さ調整治具とを有することを
特徴とする請求項1記載の基礎梁鉄筋組立用支保工。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15397895A JPH08326310A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 基礎梁鉄筋組立用支保工 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15397895A JPH08326310A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 基礎梁鉄筋組立用支保工 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08326310A true JPH08326310A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15574244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15397895A Pending JPH08326310A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 基礎梁鉄筋組立用支保工 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08326310A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101119A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Hazama Corp | 仮設用手摺 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP15397895A patent/JPH08326310A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101119A (ja) * | 2008-10-27 | 2010-05-06 | Hazama Corp | 仮設用手摺 |
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