JPH08325816A - 肩パッドの取付方法 - Google Patents
肩パッドの取付方法Info
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- JPH08325816A JPH08325816A JP9591596A JP9591596A JPH08325816A JP H08325816 A JPH08325816 A JP H08325816A JP 9591596 A JP9591596 A JP 9591596A JP 9591596 A JP9591596 A JP 9591596A JP H08325816 A JPH08325816 A JP H08325816A
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Abstract
ことにより、肩パッドの取付作業を容易にすることを課
題とする。 【解決手段】 この出願発明は、肩パッドを裏地に接合
した後、表地に取り付けることを特徴とする肩パッドの
取付方法に関する。
Description
パッドの取付方法に関する。
していたが、その取付には、かなりの技術と熟練が必要
であった。
パッドを裏地に接合することにより、肩パッドの取付作
業を容易にすることを目的とするものである。
肩パッドの取付作業を容易にするためにいろいろ検討し
た結果、従来全く考えられていなかった取付方法であ
る、肩パッドを裏地に接合することによりこれらの問題
を解決した。
地に接合した後、表地を取り付ける肩パッドの取付方法
に関する。
前身頃と後身頃を縫合して一体とし、裏地の肩の部分に
肩パッドを接合する。肩パッドの取付は、縫合、接着等
により行うことができる。接着としては、熱融着性接着
剤、感圧性接着剤等の接着剤が使用されるが、とくに、
熱融着性接着剤により行うのが作業が簡単であり好まし
い。また、接着剤により仮接着し、縫合してもよい。つ
いで、裏地の脇部を縫合して袖付部を作製し、この部分
に袖裏を取り付けて裏身頃を作製する。このようにして
裏身頃を作製した後、表地に取り付けて衣服とする。ま
た、前袖部と後袖部からなる裏地の場合には、前袖部と
後袖部に肩パッドを接合し、ついで、これらの前袖部と
後袖部とを接合して裏地を作製する。接合は、縫合、接
着等により行うが、縫合が好ましい。このようにして裏
地を作製した後、表地に取り付けて衣服とする。
接着剤を有する布帛を所定の形状、例えば、場合により
切り込みのある略円形状に裁断し、接着剤面を内側にし
て折り返すことにより製造するものであって、折り返し
たときに接着剤面の周縁部が完全に重ならないようにし
て、周縁部の接着剤によって裏地に接合できるようにす
るものが好ましいが、大きさの異なった2枚以上の半月
状の布帛の接合時に、少なくとも大きい方の布帛の片面
に、予め付与した接着剤により貼り合わせたもの、ある
いは、接合時に接着剤により貼り合わせたもの等でもよ
い。
合しただけでもよいが、2枚以上の布帛の相対する面の
少なくとも一方に接着剤が付着したものであれば、全面
または布帛の重ならない周縁部の接着剤を利用すること
により、裏地に簡単に肩パッドを止め付けることができ
るものである。また、布帛の間に芯材を挟むことができ
るが、この場合には、芯材の材質、厚さ等を適宜選択す
ることにより目的に応じた厚さ、形状の肩パッドを製造
することができる。
所定の形状に裁断した布帛、あるいは布帛を積層したも
のであるので、肩パッドのつくりが不要で、取付作業が
とくに容易であり、また、取り付けたものは非常にソフ
トであり、ジャケット、ブルゾン、コート、婦人服など
ソフトな感触が必要なものには、とくに適している。ま
た、芯材を挟んで折り返す場合又は、積層する場合に
は、芯材を適宜選択することにより、それぞれの衣服に
適した肩パッドとすることができる。
織物、編物、フェルト等が使用できるが、とくに、不織
布は裁断してもほつれないので好ましい。不織布等の布
帛の厚さは1〜10mmが好ましく、2〜7mmがとく
に好ましい。不織布としては従来使用されているものが
使用できるが、繊維ウェブをスプレーしたバインダーで
結合させたり、ニードルパンチ、水流絡合等で絡合させ
た不織布が好ましく、ソフトで適度な伸縮性、柔軟性の
あるものがとくに好ましいが、限定されるものではな
い。
しく、直線部分が内側に欠けているものも好ましく、布
帛を折り返したものの場合には、裁断した形状が場合に
より切り込みのある略円形が好ましい。裁断は、カッタ
ー、打ち抜き等が好ましい。なお、2枚以上の半月形等
を積層する場合や1枚を折り返す場合は、一方が少し大
きいものであれば完全に重ならないので好ましいが、同
じ大きさでも位置をずらせれば完全に重ならなくするこ
とができるので、形状はとくに限定されない。
は、少なくとも周縁部にあればよいが、全体にある方が
保型性が高くなるので好ましく、布帛上の全体にドット
状に付着していればより好ましい。また、布帛に芯材を
挟む場合には、全体に接着剤が付着していることが好ま
しい。
の厚みを出したり、保形性を与えることが可能であれ
ば、どのような材質、形状、大きさのものでもよい。
く、例えば、発泡体、フェルト、不織布が好ましいが織
物、編物、ネット、メッシュ等の薄いものであってもよ
い。芯材の形状としては、肩パッドと同じ形状のものが
好ましいが、特に限定するものではない。また、芯材
は、一方の周囲に向かって薄くなるものが衣服を作製し
たときに肩の線が滑らかになるので好ましい。芯材の厚
みは、表地の種類、衣服の種類等によるが、1〜20m
mが好ましく、5〜15mmがとくに好ましい。
布帛2の片面に接着剤3とくに、低融点の熱融着性接着
剤を付着させ、所定の形状、例えば、図4のように半月
状に裁断したもの、あるいは、布帛2の片面に接着剤
3、とくに、低融点の熱融着性接着剤3を付着させ、図
1、図2、図3のように略円形に裁断したもの等であ
る。略円形の場合には、裁断した布帛の熱融着性接着剤
が塗布されている面を内側にして図5、図6、図7のよ
うに折り返して肩パッドとする。裁断された布帛の形状
は、図4に示すように半月状、あるいは図1、図2、図
3に示すように略円形状のものであって、長手方向には
略中央部から一方の形状が小さくなっているものが好ま
しく、また、図1のように略中央部の周縁部が斜めに裁
断されているものあるいは図2、図3のように切り込み
をもつものが好ましいが限定されるものではない。裁断
は、多数の布帛を重ねて刃型による打ち抜き、またはカ
ッターによる切断等により行うが限定されるものではな
い。
仮接着としては感圧性の接着剤でもよい。接着剤の付与
は、スプレー、プリント、コーティング、散布などの通
常の手段により行うが、ドット状にプリントするのが好
ましい。熱融着性接着剤としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ルなどの変性、共重合等及びこれらの単独、混合、複合
などによる熱融着性低融点樹脂が粉末状、ペースト状、
繊維状等で使用され、可塑剤、充填材、架橋剤等が含ま
れていてもよい。
には、布帛2の折り返しの際に、発泡体、フェルト、不
織布、織物、編物、ネット、メッシュ等の芯材4を挟ん
で折り返し、芯材に相対する面の熱融着性接着剤により
芯材を接合し、一体化して図9のような肩パッドを製造
する。また、2枚以上の布帛2を重ねる場合には、発泡
体、フェルト、不織布、織物、編物、ネット、メッシュ
等の芯材4を挟んで接合する。したがって、芯材等を挟
む場合には、布帛2の片面の全体にドット状の融着性接
着剤が塗布されていることが好ましいが、布帛2の間に
低融点のウェブ状熱融着性接着剤を付着させることによ
り行ってもよい。
付は、図8のように肩パッド1の周縁部の接着剤3で裏
地5に接合することにより行うのが好ましいが、縫合の
みで行ってもよいし、また、このような接合と縫合との
両者を併用することもできる。
ッドの取付方法を説明する。
後身頃7の肩部を縫合して、図10に示す平面の裏身頃
10を作製し、その肩部の図11に示す肩線8の中央の
位置に、裏面に熱融着性接着剤を付着した不織布からな
る肩パッド1を重ねてアイロンで接合した。ついで、裏
身頃10の脇部11を縫合し、袖裏9を取り付けて図1
4のように裏地5を作製した。このようにして作製した
肩パッド1を接合した裏地5を、表地に取り付けて衣服
を製造した。このように肩パッドの裏地への取り付け
が、図11のように平面で行えるので、簡単にしかも無
理なく一体化の作業ができ、しかも、ソフトな感触で美
しい肩まわりの線が得られた。なお、使用した肩パッド
は、ポリエステル繊維からなる40g/m2のウェブを
水流絡合し、その片面にポリアクリル酸エステル樹脂の
バインダーを6g/m2(固形分換算)の割合でスプレ
ーした伸縮性、柔軟性を有する不織布の片面に、ドット
状に低融点ポリエステル樹脂の熱融着性接着剤を付着さ
せた接着性不織布を、図1に示す略円形状に裁断し、熱
融着性接着剤面を内側にして長手方向に僅かにずらせて
折り返した、図5に示す半月形の肩パッド1であった。
後身頃7の肩部を縫合して図10に示す平面の裏身頃1
0を作製した。次に、この裏身頃10の肩部の図11に
示す位置に肩パッド1を重ねて接合した。この肩パッド
1の接合は、肩パッド1に予め付着した熱融着性接着剤
をスチームプレスにより裏身頃10に平面で熱融着し、
さらに肩パットの周囲を裏身頃10に縫合することによ
り行った。ついで、脇部11を縫合し、袖裏9を取り付
けて図14のように裏地5を作製した。このようにして
作製した肩パッド1を接合した裏地5を、表地に取り付
けて衣服を製造した。このように、肩パッドを平面で裏
地と一体化しているので、裏地の取り扱いが容易にな
り、ソフトな感触で、しかも、必要な厚みのきれいな肩
まわりが得られた。なお、使用した肩パッドは、25g
/m2のポリエステル繊維の不織布芯地の上に、高捲縮
ポリエステル繊維からなる20g/m2のウェブを重ね
て、ポリアクリル酸エステル樹脂のバインダーを6g/
m2(固形分換算)の割合でスプレーした二層不織布の
芯地側に、ドット状に低融点ポリエステル樹脂の熱融着
性接着剤を付着させた接着性不織布を、図1に示す略円
形状に裁断し、熱融着性接着剤面を内側にして長手方向
に僅かにずらせて折り返し、その間にスライスしたポリ
ウレタン発泡体の芯材4を挟んだ図5に示す半月形の肩
パッド1であった。
りし、図7の肩パッド1とした。この肩パッド1の接着
剤面を裏側にし、前袖部12の肩線8に肩パッドの折り
線を合わせてアイロンで仮止めした。同様にして、後袖
部13で同じ作業をして図12を作製した。次いで、袖
裏9を縫う時に、肩パッド1も縫い込んだ後に、縫い代
を手で割った状態で肩パッド1の周囲をミシンで止め、
肩パッド部分の縫代は割り、その下は片倒しで自然にキ
セをかけた。このようにして作製した肩パッドのある袖
裏9を用いて図15の裏地5を作製し、この裏地を、表
地に取り付けて衣服を製造した。このように、肩パッド
が裏地と平面で一体化しているので、裏地の取り扱いが
容易で、ソフトで、しかも、必要な厚みのあるきれいな
肩まわりの衣服が得られた。
りし、図7の肩パッド1とした。この肩パッド1を接着
剤側を裏側にし、前袖部12の肩線8に肩パッドの折り
線を合わせてアイロンで仮止した。同様にして、後袖部
13で同じ作業をして、図13を作製した。次いで、袖
裏9を縫うときに、縫代を片倒しにして肩パッド1の周
囲をミシンで止め、肩パッド1も縫い込んだ。このよう
にして作製した肩パッドを接合した裏身頃10を用いて
図16の裏地5を作製し、この裏地を、表地に取り付け
て衣服を製造した。このように、肩パッドが裏地と平面
で一体化しているので、裏地の取り扱いが容易で、しか
もソフトで、必要な厚みのあるきれいな肩まわりの衣服
が得られた。
おいて、肩パッドを平面で縫合、接合等により取り付け
るので、高度な技術が不要となり、一定の品質の衣服を
得ることができる。また、布帛に予め熱融着性等の接着
剤を付着させてある場合には、裏地への取付も容易であ
る。肩パッドの取付が裏地ができ上がった時点で、完了
しているので、技術を要する表地への肩パッドの取付が
不要である。その結果、表地はその後で取り付けるの
で、高度な技術や経験がない初心者でも容易に肩パッド
を有する衣服を作製することが可能である。また、この
肩パットはソフトな布帛だけも使用できるので、婦人服
のようにしなやかさの要求される衣服においては、簡単
に肩回りをソフトに仕上げることができる。さらに、肩
パッドは従来の表地につけたものとは異なり、裏地につ
いているため、身体の動きに追従し、形が安定するとい
う効果がある。
す図
図
図
Claims (8)
- 【請求項1】 肩パッドを裏地に接合した後、表地に取
り付けることを特徴とする肩パッドの取付方法。 - 【請求項2】 肩パッドを接着剤により裏地に接合する
ことを特徴とする請求項1に記載の肩パッドの取付方
法。 - 【請求項3】 肩パッドを接着剤により裏地に接合した
後、縫合することを特徴とする請求項1、2のいずれか
に記載の肩パッドの取付方法。 - 【請求項4】 前身頃と後身頃の肩部を縫合した裏地に
肩パッドを接合した後、裏地の脇部を縫合して袖付部を
作製し、さらに袖裏を取り付けて裏身頃を作製した後、
表身頃に取り付けることを特徴とする肩パッドの取付方
法。 - 【請求項5】 肩パッドを前袖部と後袖部にそれぞれ取
り付け、これらの前袖部と後袖部とを接合した後、表地
に取り付けることを特徴とする肩パッドの取付方法。 - 【請求項6】 肩パッドが片面に熱融着性接着剤を付与
した布帛からなることを特徴とする請求項1〜5のいず
れかに記載の肩パッドの取付方法。 - 【請求項7】 肩パッドが折り返し又は積層された布帛
であり、必要に応じて布帛の間に芯材を有するものであ
ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の肩
パッドの取付方法。 - 【請求項8】 片面に接着剤を有する略円形に裁断され
た布帛を、接着剤面を内側にして折り返し、必要に応じ
て芯材を挟んだ肩パッドの少なくとも周縁部を裏地の肩
部に接合した後、裏地の脇部を縫合し、袖裏を取り付け
て裏地を作製した後、または、前袖部と後袖部とを縫合
し、身頃を取り付けて裏地を作製した後、表地に取り付
けることを特徴とする肩パッドの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09591596A JP3621504B2 (ja) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | 肩パッドの取付方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-97562 | 1995-03-31 | ||
JP9756295 | 1995-03-31 | ||
JP09591596A JP3621504B2 (ja) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | 肩パッドの取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325816A true JPH08325816A (ja) | 1996-12-10 |
JP3621504B2 JP3621504B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=26437079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09591596A Expired - Fee Related JP3621504B2 (ja) | 1995-03-31 | 1996-03-27 | 肩パッドの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3621504B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102972887A (zh) * | 2011-09-02 | 2013-03-20 | 科德宝两合公司 | 粘合衬 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP09591596A patent/JP3621504B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102972887A (zh) * | 2011-09-02 | 2013-03-20 | 科德宝两合公司 | 粘合衬 |
JP2013053399A (ja) * | 2011-09-02 | 2013-03-21 | Carl Freudenberg Kg | 接着芯地 |
KR101441405B1 (ko) * | 2011-09-02 | 2014-09-17 | 칼 프로이덴베르크 카게 | 세팅 인터라이닝 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3621504B2 (ja) | 2005-02-16 |
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