JPH0832522B2 - 自転車用リヤデイレ−ラ− - Google Patents

自転車用リヤデイレ−ラ−

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JPH0832522B2
JPH0832522B2 JP61105711A JP10571186A JPH0832522B2 JP H0832522 B2 JPH0832522 B2 JP H0832522B2 JP 61105711 A JP61105711 A JP 61105711A JP 10571186 A JP10571186 A JP 10571186A JP H0832522 B2 JPH0832522 B2 JP H0832522B2
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JP
Japan
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link mechanism
chain
spring
guide body
chain guide
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正士 長野
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Shimano Inc
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Publication date
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Priority to DE19863616862 priority patent/DE3616862A1/de
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自転車用リヤディレーラー、詳しくは、ベー
ス部材と、支持部材と1対のリンク部材及び可動部材と
から成るリンク機構及びガイドプーリーとテンションプ
ーリーとをもったチェンガイド体とを備え、ワイヤ操作
により前記リンク機構を変形させて、前記チェンガイド
体を往復動させ、該チェンガイド体により案内するチェ
ンを、多段リヤチェンギヤ装置における一つのリヤチェ
ンギヤに掛換えて変速するようにした自転車用リヤディ
レーラーに関する。
(従来の技術) 従来、此種リヤディレーラーとして、特開昭59−1568
82号公報に記載されている通り、前記リンク機構の支持
部材を前記ベース部材に第1横軸を介して揺動可能に支
持すると共に、前記チェンガイド体を、前記リンク機構
の可動部材に第2横軸を介して揺動自由に支持して、前
記ベース部材とリンク機構との間に第1ばねを設け、
又、前記可動部材とチェンガイド体との間に第2ばねを
設けて、これら各ばねにより前記チェンに所定のチェン
テンションを与えると共に、前記各ばねのバランスによ
り、前記ガイドプーリーの多段リヤチェンギヤ装置にお
ける各リヤチェンギヤに対する半径方向位置を設定する
如く構成されたものが知られている。所で、前記第1ば
ねの付勢方向は、前記リンク機構をベース部材に対し時
計方向に、換言するとガイドプーリーがリヤチェンギヤ
の軸心に対し半径方向外方に遠ざかる方向になってお
り、又、前記第2ばねの付勢方向は、前記チェンガイド
体をリンク機構に対し時計方向に、換言すると、ガイド
プーリーがリヤチェンギヤの軸心に対し半径方向内方に
近づく方向になっている。
又、前記リヤディレーラーには、前記特許公開公報に
記載されている通り、前記チェンガイド体におけるガイ
ドプーリー及びテンションプーリーが、チェンガイド体
の前記第2横軸への支持位置を中心として三角形を形成
する位置に配置されている所謂、三角天秤式チェンガイ
ド体を備えたものと、特開昭58−149882号公報に記載さ
れている通り、前記チェンガイド体におけるガイドプー
リーが前記第2横軸上に支持され、テンションプーリー
が第2横軸に対し変位した位置に支持されている所謂振
子式チェンガイド体を備えたものとが知られている。
又、前記三角天秤式及び振子式チェンガイド体を備え
たものは、多段リヤチェンギヤ装置の最小径リヤチェン
ギヤにチェンが掛設されているとき、即ち、チェンテン
ションが最小のとき、前記ガイドプーリーと最小径リヤ
チェンギヤとの間の間隔が最適間隔となるように前記第
1及び第2ばねのばね力が設定されるか、又は、前記多
段リヤチェンギヤ装置の最大径チェンギヤにチェンが掛
設されているとき、前記ガイドプーリーと最大径リヤチ
ェンギヤとの間の間隔が最適間隔となるように前記第1
及び第2ばねのばね力が設定されているのである。
(発明が解決しようとする問題点) 所が、以上の構成のうち、前記ガイドプーリーと最小
径リヤチェンギヤとの間隔が最適間隔となるように前記
第1及び第2ばねを設定した場合にあっては、前記チェ
ンが大径側リヤチェンギヤに掛換えられたとき、チェン
テンションが増大して前記チェンガイドが第2ばねに抗
してリンク機構に対し反時計方向に大きく揺動すると共
に、リンク機構が第1ばねに抗してベース部材に対し反
時計方向に揺動することになるが、この場合、前記第1
ばねの撓み量に対し第2ばねの撓み量が大きくなって前
記チェンガイド体が前記リンク機構に対し一定揺動量以
上に揺動した位置で第1及び第2ばねがバランスするこ
とになるため、前記ガイドプーリーが大径側リヤチェン
ギヤから遠ざかる方向に変位し、このガイドプーリーと
大径側リヤチェンギヤとの間の間隔が所定範囲以上に大
きくなって、変速性が悪くなる問題があった。
また、一方前記ガイドプーリーの位置によっては、逆
に、前記ガイドプーリーが大径側リヤチェンギヤに近づ
き過ぎ、場合によっては干渉する問題があった。
又、前記ガイドプーリーと最大径リヤチェンギヤとの
間隔が最適間隔となるように第1及び第2ばねのばね力
を設定した場合においては、前記チェンが小径側リヤチ
ェンギヤに掛換えられると、チェンテンションが小さく
なり、前記チェンガイド体が第2ばねの力で時計方向に
揺動し、第2ばねの力が第1ばねに対し弱くなり、リン
ク機構が第1ばねの力で時計方向に揺動した状態で、第
1及び第2ばねがバランスすることになるため、前記ガ
イドプーリーが小径側リヤチェンギヤに対し近づく方向
に変位し、このガイドプーリーが小径側リヤチェンギヤ
に対し近づき過ぎ、変速性が悪くなると共に場合によっ
ては干渉する問題があったし、また、前記ガイドプーリ
ーの位置によっては、逆に、前記ガイドプーリーが小径
側リヤチェンギヤに対し遠ざかり、前記小径側リヤチェ
ンギヤとの間隔が増大して変速性が悪くなる問題があっ
た。
本発明は、従来のリヤディレーラーにおいて、小径側
チェンギヤから大径側チェンギヤへのチェン掛換えに伴
なうチェンテンションの増大によりチェンガイド体が一
定揺動角以上に揺動したり、又は、大径側チェンギヤか
ら小径側チェンギヤへのチェン掛換えに伴なうチェンテ
ンションの減少によりリンク機構が一定揺動角以上に揺
動したりする場合、チェンガイド体のガイドプーリーと
リヤチェンギヤとの間の間隔が所定範囲以上に大きくな
る問題点を解消しようとするものであって、リンク機構
及びチェンガイド体のうち少なくとも一方が一定揺動角
以上揺動する場合、前記第1及び第2ばねの少なくとも
一方の他方に対するばね力を変更して、前記リンク機構
とチェンガイド体との少なくとも一方の揺動を抑制し、
前記ガイドプーリーのリヤチェンギヤに対する半径方向
外方への変位量を小さくできるようにしたのである。
(問題点を解決するための手段) しかして、本発明は、ベース部材(1)と、支持部材
(2)と1対のリンク部材(3)(4)及び可動部材
(5)とから成るリンク機構(A)及び、ガイドプーリ
ー(61)とテンションプーリー(62)とをもったチェン
ガイド体(6)とを備え、前記リンク機構(A)の支持
部材(2)をベース部材(1)に第1横軸(7)を介し
て揺動可能に支持すると共に、前記チェンガイド体
(6)を、前記リンク機構(A)の可動部材(5)に第
2横軸(8)を介して揺動自由に支持して、前記ベース
部材(1)とリンク機構(A)の支持部材(2)との間
及び前記リンク機構(A)の可動部材(5)とチェンガ
イド体(6)との間に第1及び第2ばね(9)(10)を
設けて、これら各ばね(9)(10)のバランスにより、
前記ガイドプーリー(61)のリヤチェンギヤに対する位
置を設定する如く成した自転車用リヤディレーラーであ
って、前記第1ばね及び第2ばね(9)(10)の少なく
とも一方の他方に対するばね力を、前記リンク機構
(A)及びチェンガイド体(6)のうち、少なくとも一
方の一定の揺動角以上の揺動で変更するばね力制御手段
(20)が設けられ、該ばね力制御手段(20)が、第1ば
ね(9)又は第2ばね(10)に設けられ前記リンク機構
(A)及びチェンガイド体(6)のうち、少なくとも一
方の一定の揺動角以上の揺動で作動する制御ばね(22)
より構成されるものである。
また、本発明は、前記ばね力制御手段(20)が、前記
リンク機構(A)の可動部材(5)及び前記チェンガイ
ド体(6)に、或るいは、前記ベース部材(1)及びリ
ンク機構(A)の支持部材(2)にそれぞれ設けられ、
前記可動部材(5)に対するチェンガイド体(6)の、
或るいは、ベース部材(1)に対するリンク機構の
(A)の一定の揺動角以上の揺動を規制する係合部(2
7)及びストッパー(28)から構成されるものである。
さらに、本発明は、前記ばね力制御手段(20)が、前
記第1又は第2横軸(7)(8)に固定された制御体
(71)と、前記リンク機構(A)及びチェンガイド体
(6)のうち、少なくとも一方の一定の揺動角以上の揺
動で前記制御体(71)と係合し、前記リンク機構(A)
又はチェンガイド体(6)のそれ以上の揺動を規制する
制御爪(72)とから構成されるものである。
(作用) 先ず、前記ガイドプーリー(61)と最小径リヤチェン
ギヤ(G1)との間隔が最適間隔となるように第1及び第
2ばね(9)(10)のばね力を設定した場合、前記チェ
ンが大径側チェンギヤに掛換えられたとき、チェンテン
ションが増大し、前記チェンガイド体(6)は第2ばね
(10)に抗して反時計方向に揺動すると共に、リンク機
構(A)が第1ばね(9)に抗して反時計方向に揺動す
ることになり、ガイプーリー(61)のリヤチェンギヤに
対する間隔が大きくなり過ぎるときには、前記ばね力制
御手段(20)により、前記第2ばね(10)の第1ばね
(9)に対するばね力を大きくし、前記チェンガイド
(6)の揺動を抑制すると共に、前記リンク機構(A)
を第1ばね(9)に抗して第1横軸(7)周りに強制的
に反時計方向により多く揺動させ、前記チェンガイド体
(6)の揺動によりリヤチェンギヤに対し遠ざかる方向
に変位したガイドプーリー(61)をリヤチェンギヤに近
づけるようにするのである。
又、逆に近づき過ぎる場合には、前記した場合と逆
に、前記第1ばね(9)の第2ばね(10)に対するばね
力を大きくすることにより、前記リンク機構(A)の反
時計方向の揺動を抑制し、前記ガイドプーリー(61)が
リアチェンギヤに近づき過ぎるのをなくし得るのであ
る。
また、前記ガイドプーリー(61)と最大径リヤチェン
ギヤ(G6)との間隔が最適間隔となるように第1及び第
2ばね(9)(10)のばね力を設定した場合、前記チェ
ンが小径側リヤチェンギヤに掛換えられるとき、即ちチ
ェンテンションが減少するとき前記チェンガイド体
(6)は、第2ばね(10)のばね力により、又リンク機
構(A)は第1ばね(9)のばね力によりそれぞれ時計
方向に揺動することになり、前記ガイドプーリー(61)
のリヤチェンギヤに対する間隔が近づき過ぎるときに
は、前記ばね力制御手段(20)により前記第1ばね
(9)の第2ばね(10)に対するばね力を大きくし、前
記チェンガイド体(6)の第2ばね(10)による時計方
向の揺動を抑制し、つまり、第1ばね(9)によるリン
ク機構(A)の時計方向の揺動を多くして前記ガイドプ
ーリー(61)がリヤチェンギヤに対し近づき過ぎるのを
防ぐのである。
また、逆に離れ過ぎる場合には、前記した場合と逆
に、前記第2ばね(10)の第1ばね(9)に対するばね
力を大きくして前記第1ばね(9)による前記リンク機
構(A)の時計方向の揺動を抑制し、前記ガイドプーリ
ー(61)が遠ざかるのを防ぐのである。
(実施例) 第1〜第4図に示したリヤディレーラーは、三角天秤
式チェンガイド体を備えたディレーラーであって、その
基本構造は、ベース部材(1)と、支持部材(2)と1
対のリンク部材(3)(4)及び可動部材(5)とから
成るリンク機構(A)及びガイドプーリー(61)とテン
ションプーリー(62)とをもったチェンガイド体(6)
とから成り、前記リンク機構(A)の支持部材(2)を
前記ベース部材(1)に第1横軸(7)を介して揺動可
能に支持すると共に、前記チェンガイド体(6)を前記
リンク機構(A)の可動部材(5)に第2横軸(8)を
介して揺動自由に支持して、前記ベース部材(1)とリ
ンク機構(A)との間に第1ばね(9)を設け、また、
前記可動部材(5)とチェンガイド体(6)との間に第
2ばね(10)を設けて、これら第1及び第2ばね(9)
(10)のバランスにより、前記ガイドプーリー(61)の
リヤチェンギヤに対する半径方向位置を設定する如く成
すのであって、前記第1及び第2ばね(9)(10)のば
ね力は、チェンが多段スプロケット装置の最小径リヤチ
ェンギヤ(G1)に掛設されているとき、即ちチェンテン
ションが最小のとき、前記ガイドプーリー(61)と最小
径リヤチェンギヤ(G1)との間隔が最適間隔となるよう
に設定するのである。
又、前記ベース部材(1)は、自転車フレームのホー
クエンド(図示せず)に固定されている。
又、前記リンク機構(A)の支持部材(2)は、一方
側に1対の取付片が相対向して設けられていて、これら
取付片に、1対のピン(11)(12)を介して、前記リン
ク部材(3)(4)を枢着するのであり、また前記リン
ク部材(3)(4)の遊端に、1対のピン(13)(14)
を介して前記可動部材(5)を枢着するのである。
この可動部材(5)は、前記支持部材(2)と似た形
状で、その一方側に取付片が相対向して設けられ、この
取付片に前記した2本のピン(13)(14)を取付けてリ
ンク部材(3)(4)と互いに揺動可能に枢支するので
あり、他方側には第4図の如く円筒部(51)が設けら
れ、この円筒部(51)に固定筒軸(15)を介して前記第
2横軸(8)が回転自由に支持されている。
又、前記チェンガイド体(6)は、前記ガイドプーリ
ー(61)及びテンションプーリー(62)と、これらプー
リー(61)(62)を支持するガイド枠(63)とから成
り、このガイド枠(63)の一端部が前記第2横軸(8)
の軸端部に固定され、このガイド枠(63)の第2横軸
(8)への固定位置を中心として三角形を形成する位置
に、前記ガイドプーリー(61)とテンションプーリー
(62)とが枢支されており、これらプーリー(61)(6
2)にチェン(c)を逆S字状に掛設して歯数の異なる
複数枚のチェンギヤを備えた多段リヤチェンギヤ装置の
一つのリヤチェンギヤに前記チェンを案内できるように
なっている。
又、前記第1及び第2ばね(9)(10)は、中間を巻
回したコイルばねから成り、その中間巻回部分が前記第
1及び第2横軸(7)(8)の軸周りに挿嵌されて、第
1ばね(9)の一端は前記ベース部材(1)に、また他
端は前記支持部材(2)にそれぞれ掛止されており、
又、第2ばね(10)の一端は前記可動部材(5)に、ま
た他端は前記ガイド枠(63)にそれぞれ掛止されてい
る。又、前記第1ばね(9)の付勢方向は、前記リンク
機構(A)をベース部材(1)に対し第5図時計方向
に、換言するとガイドプーリー(61)がリヤチェンギヤ
の軸心に対し半径方向外方に遠ざかる方向になってお
り、又、前記第2ばね(10)の付勢方向は、前記チェン
ガイド体(6)をリンク機構(A)に対し第5図時計方
向に、換言すると、ガイドプーリー(61)がリヤチェン
ギヤの軸心に対し半径方向内方に近づく方向になってい
る。
しかして、第1〜4図に示した実施例では、前記可動
部材(5)とチェンガイド体(6)との間に、前記第2
ばね(10)の第1ばね(9)に対するばね力を、前記チ
ェンガイド体(6)の第5図反時計方向への一定揺動角
以上の揺動で強くなるばね力制御手段(20)を設けたの
である。
更に詳しくは、前記可動部材(5)の円筒部(51)端
面と前記ガイド枠(63)との間に円筒状の中継体(21)
を回転自由に介装し、この中継体(21)と前記円筒部
(51)との間に、前記チェンガイド体(6)の一定揺動
角以上の揺動で作用する制御ばね(22)を介装すると共
に、前記中継体(21)と前記ガイド枠(63)との一方
に、前記ガイド枠(63)の回転中心を中心とする円弧状
の制御溝(23)を設け、他方に、該制御溝(53)に係合
する係合体(24)を設けて、前記チェンガイド体(6)
が一定揺動角以上に揺動した場合、前記制御ばね(22)
を撓ませ、前記第2ばね(10)の第1ばね(9)に対す
るばね力を強めて、前記チェンガイド体(6)の揺動を
抑制し、前記リンク機構(A)を第5図反時計方向に強
制的に揺動させる如く成したのである。
前記チェンガイド体(6)の一定揺動角とは、ガイド
プーリー(61)とリヤチェンギヤとの間の間隔が所定範
囲となる揺動角である。
又、前記制御ばね(22)は、中間を巻回したコイルば
ねから成り、この制御ばね(22)を前記第2ばね(10)
の外周りに配置して、その一端を前記中継体(21)に掛
止し、他端を前記ガイド枠(63)に掛止している。
又、前記制御溝(23)は、前記チェンガイド体(6)
が最小径リヤスプロケットに対応する位置から、所定の
大径側リヤスプロケットに対応する位置に亘って揺動す
る長さに設定しており、この制御溝(23)で設定する揺
動角以上にチェンガイド体(6)が揺動するとき、前記
係合体(24)を介して中継体(21)を前記ガイド枠(6
3)と一体とし、それ以降の前記チェンガイド(6)の
揺動時、前記制御ばね(22)が撓むようにするのであ
る。
尚、第3,4図に示したリヤディレーラーは、前記リン
ク部材(3)(4)を支持部材(2)に連結する1対の
ピン(11)(12)と、前記可動部材(5)をリンク部材
(3)(4)に連結する1対のピン(13)(14)とを前
記多段リヤチェンギヤ装置の軸心と直交する平面に対し
傾斜させて、前記チェンの掛換時、前記チェンガイド体
(6)を多段リヤチェンギヤ装置の軸心と平行に移動さ
せると同時に、前記軸心と直交する平面内を前記多段リ
ヤチェンギヤ装置の半径方向に移動させる如く成してい
る。
又、前記リンク機構(A)には、例えば前記リンク部
材(3)(4)の何れか一方、可動部材(5)又は支持
部材(2)との間にリターンスプリング(図示せず)を
設けて、前記チェンガイド体(6)を、多段リヤチェン
ギヤ装置の軸方向、即ち、小径リヤチェンギヤ側又は大
径リヤチェンギヤ側、通常は小径リヤチェンギヤ側に付
勢している。
次に以上の如く構成したリヤディレーラーの作動を第
5図に基づいて説明する。
第5図太実線で示した状態は、多段フロントチェンギ
ヤ装置における小径フロントチェンギヤと、6枚のリヤ
チェンギヤ(G1)〜(G6)を備え、6段変速用多段リヤ
チェンギヤ装置における5段目の大径リヤチェンギヤ
(G5)との間にチェン(C)が掛設され、チェンガイド
体(6)は一定揺動角揺動して、前記5段目リヤチェン
ギヤ(G5)に対応する位置にある状態である。
しかして、この状態から、前記チェンが、大径側リヤ
チェンギヤに掛換えられると、チェンテンションが増大
し、前記チェンガイド体(6)が第2ばね(10)に抗し
て反時計方向に揺動し、また、リンク機構(A)も第1
ばね(9)に抗して反時計方向に揺動する。このとき、
従来例のようにばね力制御手段(20)を設けていない
と、第5図の細鎖線の位置で第1ばね(9)と第2ばね
(10)とがバランスして落着くことになるが、前記チェ
ンガイド体(6)と可動部材(5)との間には、ばね力
制御手段(20)を設けているため、前記チェンガイド体
(6)が所定の揺動角位置から更に揺動すると、第2ば
ね(10)が更に撓むと共に、制御ばね(22)が撓み、チ
ェンガイド体(6)は、第2ばね(10)及び制御ばね
(22)のばね力に抗して揺動することになる。
従って、第2ばね(10)の第1ばね(9)に対するば
ね力は、第6図に実線で示した如くチェンガイド体
(6)の一定揺動角位置(P)から急に強くなり、前記
チェンガイド体(6)のリンク機構(A)に対する反時
計方向への揺動は抑制されることになる。そして、第1
ばね(9)は、前記第2ばね(10)に対するばね力が弱
くなった分だけ更に撓み、リンク機構(A)は第5図太
鎖線に示す如くベース部材(1)に対し反時計方向に揺
動し、このリンク機構(A)の揺動により、前記ガイド
プーリー(61)の5段目リヤチェンギヤ(G5)に対する
位置が修正され、ガイドプーリー(61)は、5段目リヤ
チェンギヤ(G5)との間の間隔が所定範囲となる位置に
落着くのである。
従って、チェンが大径側リヤチェンギヤに掛換えられ
たとき、ガイドプーリー(61)と、例えば5段目リヤチ
ェンギヤ(G5)との間の間隔が所定間隔以上に大きくな
ることはないのであり、従って、例えば前記5段目リヤ
チェンギヤ(G5)から6段目又は4段目リヤチェンギヤ
へのチェン掛換え、即ち、変速性を良好にできるのであ
る。
尚、以上の実施例では、制御ばね(22)を、第2ばね
(10)と独立して可動部材(5)とチェンガイド体
(6)との間に設けたが、その他第7,8図の如く、前記
第2ばね(10)を介して、可動部材(5)とチェンガイ
ド体(6)との間に設けてもよいのである。
即ち、第7,8図に示したものは、前記円筒部(51)に
固定の前記固定筒軸(15)の外周に、前記中継体(21)
と、該中継体(21)の軸方向一方側への移動を規制する
スリーブ(16)とを回転自由に支持し、前記中継体(2
1)と前記可動部材(5)の円筒部(51)との間に前記
第2ばね(10)を介装すると共に、前記中継体(21)と
ガイド枠(63)との間に前記制御ばね(22)を介装し、
この制御ばね(22)のばね力を第2ばね(10)のばね力
より強くする一方、前記中継体(21)と固定筒軸(15)
との一方に、前記制御溝に相当する係合凹部(25)を設
け、他方に、該係合凹部(25)に係合する係合体(26)
を設けて、前記チェンガイド体(6)が一定揺動角以内
の範囲内で揺動する場合、制御ばね(22)は撓まなく
て、チェンガイド体(6)の動きを、制御ばね(22)及
び中継体(21)を介して第2ばね(10)に作用させ、こ
の第2ばね(10)のみを撓ませ、又、前記チェンガイド
体(6)が一定揺動角以上揺動するとき、前記制御ばね
(22)が撓ませ、前記第2ばね(10)の前記第1ばね
(9)に対するばね力を実質上強くするようにしたもの
である。
又、以上の実施例では、制御ばね(22)を用いたが、
その他、この制御ばね(22)をなくし、例えば第9図の
如く前記可動部材(5)とチェンガイド体(6)との一
方に係合部(27)を設け、他方に、該係合部(27)に係
合してチェンガイド体(6)の一定揺動角以上の揺動範
囲を規制するストッパー(28)を設けて、チェンガイド
体(6)の一定揺動角以上の揺動で、前記ストッパー
(28)が前記係合部(27)に係合し前記第2ばね(10)
のばね力が第1ばね(9)のばね力に対し実質上強くな
るようにしてもよい。斯くすることにより、チェンガイ
ド体(6)が一定揺動角以上揺動すると、第2ばね(1
0)の撓みはなくなり、この第2ばね(10)の第1ばね
(9)に対するばね力は、第6図一点鎖線の如く一定揺
動角位置(P)から無限大に大きくなるのである。尚、
前記係合部(27)は、前記チェンガイド体(6)又は可
動部材(5)の一部を利用してもよい。以上説明した実
施例は前記チェンガイド体(6)を三角天秤式としたも
のであるが、第10図の如く振子式とした場合でも同様で
ある。
尚、振子式チェンガイド(6)を備えたものは、第10
図に示した如く、ガイドプーリー(61)を、前記ガイド
枠(63)を可動部材(5)に支持する前記第2横軸
(8)上に支持するのである。また、以上のものは、大
径リヤチェンギヤにチェンを掛換えたとき、ガイドプー
リー(61)が前記リヤチェンギヤに対し遠ざかる場合に
ついて説明したが、逆に近づき過ぎる場合には、例えば
第11,12図の如く、三角天秤式チェンガイド体を備えた
ディレーラーにおける前記リンク部材(3)(4)のう
ち、例えば一方のリンク部材(3)と前記可動部材との
間に前記ばね力制御手段(20)を設けるのである。
第11,12図に示したばね力制御手段(20)は前記第2
横軸(8)に外周に歯(71a)をもった制御体(71)を
回転不能に結合すると共に、前記可動部材(5)に一側
に係合突部(72a)をもち、かつ、前記歯(71a)に係合
する爪部(72b)をもった制御爪(72)をピボッタブル
に支持して、スプリング(73)により前記爪部(72b)
が常時前記歯(71a)に係合させる一方、前記リンク部
材(3)に該リンク部材(3)の揺動により前記制御爪
(72)の係合突部(72a)と係合し、前記爪(72)を、
前記爪部(72b)が前記歯(71a)に対し離脱するように
作動させるカム片(74)を設けたものである。
尚、第11,12図において(70)は、一側を開放したハ
ウジングで、このハウジング(70)に前記制御体(71)
と制御爪(72)及びスプリング(73)とを組込み、制御
ユニットを形成するもので、前記可動部材(5)に前記
制御ユニットを差込みにより組込める嵌合孔(52)を設
けている。
また、第11,12図において、前記第2ばね(10)は、
可動部材(5)とガイド枠(63)との間に介装してお
り、前記第2横軸(8)は前記ガイド枠(63)に固定し
ていて前記ガイド枠(63)は、前記第2横軸(8)と共
に前記可動部材(5)に対し回動し、チェンガイド体
(6)が揺動するのである。
しかして以上の構成において、チェンを小径側リヤチ
ェンギヤから大径側リヤチェンギヤに掛換えるべく前記
リンク部材(3)(4)が支持部材(2)に対し揺動す
るとき、所定の揺動角の範囲内においては、前記制御爪
(72)の爪部(72b)が前記制御体(71)の歯(71a)に
噛合っていず、前記第2ばね(10)が作用する。そして
この状態から前記リンク部材(3)(4)の支持部材
(2)に対する揺動角が前記範囲を越えると、つまり、
前記チェンガイド体(6)がより大径側リヤチェンギヤ
に変位すると、前記制御爪(72)の爪部(72b)が制御
体(71)の歯(71a)に係合することになり、この係合
により前記チェンガイド体(6)の第2ばね(10)によ
る時計方向への揺動が規制され、前記ガイドローラ(6
1)の大径側リヤチェンギヤへの近づき過ぎを解消でき
るのである。
以上説明した実施例は、何れも第1及び第2ばね
(9)(10)のばね力を、チェンが最小径リヤチェンギ
ヤ(G1)に掛設されているとき、前記ガイドプーリー
(61)と最小径リヤチェンギヤ(G1)との間隔が最適間
隔となるように設定したものであるが、最大径リヤチェ
ンギヤ(G6)にチェンが掛設されているとき、前記ガイ
ドプーリー(61)と最大径リヤチェンギヤ(G6)との間
隔が最適間隔となるように前記第1及び第2ばね(9)
(10)のばね力を設定する場合には、前記ばね力制御手
段(20)は次の如く構成するのである。
先ず、前記チェンが小径側リヤチェンギヤに掛換えら
れたときにおいて、前記ガイドプーリー(61)の小径側
リヤチェンギヤとの間隔が離れ過ぎる場合には、第1ば
ね(9)の作用でリンク機構(A)が一定揺動角以上時
計方向に揺動するとき、前記第2ばね(10)の第1ばね
(9)に対するばね力を大きくして、リンク機構(A)
の前記第1ばね(9)による時計方向の揺動を抑制し、
ガイドプーリー(61)が小径側リヤチェンギヤに対し半
径方向外方に所定範囲以上に変位し離れ過ぎるのを防止
するである。
しかして、この実施例の場合、前記ばね力制御手段
(20)は例えば第1,2図及び第7,8図並びに第9図に示し
た実施例と同様に構成するのである。
また、逆に近づき過ぎる場合においては、前記ばね力
制御手段(20)により、前記チェンが小径側リヤチェン
ギヤに掛換えられるとき、即ちチェンテンションが減少
して前記チェンガイド体(6)が第2ばね(10)により
時計方向に揺動する揺動量より、前記第1ばね(9)に
よるリンク機構(A)の時計方向の揺動を多くなるよう
に前記第1ばね(9)の第2ばね(10)に対するばね力
を大きくするのである。
この場合、前記ばね力制御手段(20)は例えば第11,1
2図に示した実施例と同様に構成するのである。
以上説明した実施例は、何れも前記ばね力制御手段
(20)を可動部材(5)とチェンガイド体(6)との間
及び可動部材(5)とリンク部材(3)との間に設け、
前記第2ばね(10)のばね力を第1ばね(9)のばね力
に対し強くしたり、或いは弱くしたりしているが、その
他前記ベース部材(1)と支持部材(2)との間に設
け、前記第1ばね(9)のばね力を第2ばね(10)のば
ね力より弱くしたり、或いは強くする如く成してもよ
い。
又、以上の説明では、ばね力制御手段(20)を、可動
部材(5)とチェンガイド体(6)との間及びベース部
材(1)と支持部材(2)との間の一方にのみ設けると
説明したが、両方に設けてもよい。
(発明の効果) 以上の如く本発明は、ベース部材(1)とリンク機構
(A)との間及び該リンク機構(A)の可動部材(5)
とチェンガイド体(6)との間に設けて、このチェンガ
イド体(6)におけるガイドプーリー(61)のリヤチェ
ンギヤに対する位置を設定する第1及び第2ばね(9)
(10)の少なくとも一方の他方に対するばね力を、前記
リンク機構(A)及びチェンガイド体(6)のうち、少
なくとも一方の一定揺動角以上の揺動で変更するばね力
制御手段(20)を設けたから、小径側チェンギヤから大
径側チェンギヤへのチェン掛換えに伴なうチェンテンシ
ョンの増大によりチェンガイド体(6)が一定揺動角以
上に揺動する場合には、前記ガイドプーリ(61)と大径
側リヤチェンギヤとの間の間隔を所定範囲内に保つこと
ができるため、変速性を良好にできるのであり、又、大
径側チェンギヤから小径側チェンギヤへのチェン掛換え
に伴なうチェンテンションの減少によりリンク機構
(A)が一定揺動角以上に揺動する場合には、前記ガイ
ドプーリー(61)と小径側リヤチェンギヤとの間の間隔
を所定範囲内に保つことができるため、変速性を良好に
できるのである。
上記のほか本発明は、その具体的構成により以下の効
果を奏するものである。
すなわち、ばね力制御手段が、制御ばねを用いるもの
にあっては制御ばね(22)を第1ばね又は第2ばね
(9)(10)とは別に並列或るいは直列に設けたので、
ばねの設計が容易であり、コンパクトに製作できる。互
いに揺動する部材にストッパー(28)及び係合部(27)
を設けたものにおいては非常に簡単な構造で目的を正確
に達成できるものであり、更に、第1又は第2横軸に固
定された制御体(71)によるものにおいては、確実性が
あり、コンパクトに製作することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明リヤディレーラーの要部のみの横断面
図、第2図は第1図II−II線断面図、第3図は全体の正
面図、第4図は同チェンガイド体を揺動させた状態での
底面図、第5図はチェン掛換時における作動状態を示す
説明図、第6図は第1及び第2ばねのばね力とねじり角
との関係を示す説明図、第7図乃至第9図は要部のみの
別の実施例を示すもので、第7図は横断面図、第8図は
第7図VIII−VIII線断面図、第9図は正面図、第10図は
更に別の実施例を示す全体の正面図、第11図はその要部
の横断面図、第12図は同じく縦断面図である。 (1)……ベース部材 (A)……リンク機構 (2)……支持部材 (3)(4)……リンク部材 (5)……可動部材 (6)……チェンガイド体 (61)……ガイドプーリー (62)……テンションプーリー (7)……第1横軸 (8)……第2横軸 (9)……第1ばね (10)……第2ばね (20)……ばね力制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部材(1)と、支持部材(2)と1
    対のリンク部材(3)(4)及び可動部材(5)とから
    成るリンク機構(A)及び、ガイドプーリー(61)とテ
    ンンションプーリー(62)とをもったチェンガイド体
    (6)とを備え、前記リンク機構(A)の支持部材
    (2)をベース部材(1)に第1横軸(7)を介して揺
    動可能に支持すると共に、前記チェンガイド体(6)
    を、前記リンク機構(A)の可動部材(5)に第2横軸
    (8)を介して揺動自由に支持して、前記ベース部材
    (1)とリンク機構(A)の支持部材(2)との間及び
    前記リンク機構(A)の可動部材(5)とチェンガイド
    体(6)との間に第1及び第2ばね(9)(10)を設け
    て、これら各ばね(9)(10)のバランスにより、前記
    ガイドプーリー(61)のリヤチェンギヤに対する位置を
    設定する如く成したリヤディレーラーであって、前記第
    1及び第2ばね(9)(10)の少なくとも一方の他方に
    対するばね力を、前記リンク機構(A)及びチェンガイ
    ド体(6)のうち、少なくとも一方の一定の揺動角以上
    の揺動で変更するばね力制御手段(20)が設けられ、該
    ばね力制御手段(20)が、前記第1ばね(9)又は第2
    ばね(10)に設けられ、前記リンク機構(A)及びチェ
    ンガイド体(6)のうち、少なくとも一方の一定の揺動
    角以上の揺動で作動する制御ばね(22)より構成されて
    いることを特徴とする自転車用リヤディレーラー。
  2. 【請求項2】ベース部材(1)と、支持部材(2)と1
    対のリンク部材(3)(4)及び可動部材(5)とから
    成るリンク機構(A)及び、ガイドプーリー(61)とテ
    ンションプーリー(62)とをもったチェンガイド体
    (6)とを備え、前記リンク機構(A)の支持部材
    (2)をベース部材(1)に第1横軸(7)を介して揺
    動可能に支持すると共に、前記チェンガイド体(6)
    を、前記リンク機構(A)の可動部材(5)に第2横軸
    (8)を介して揺動自由に支持して、前記ベース部材
    (1)とリンク機構(A)の支持部材(2)との間及び
    前記リンク機構(A)の可動部材(5)とチェンガイド
    体(6)との間に第1及び第2ばね(9)(10)を設け
    て、これら各ばね(9)(10)のバランスにより、前記
    ガイドプーリー(61)のリヤチェンギヤに対する位置を
    設定する如く成したリヤディレーラーであって、前記第
    1及び第2ばね(9)(10)の少なくとも一方の他方に
    対するばね力を、前記リンク機構(A)及びチェンガイ
    ド体(6)のうち、少なくとも一方の一定の揺動角以上
    の揺動で変更するばね力制御手段(20)が設けられ、該
    ばね力制御手段(20)が、前記リンク機構(A)の可動
    部材(5)及び前記チェンガイド体(6)に、或るい
    は、前記ベース部材(1)及びリンク機構(A)の支持
    部材(2)にそれぞれ設けられ、前記可動部材(5)に
    対するチェンガイド体(6)の、或るいは、ベース部材
    (1)に対するリンク機構の(A)の一定の揺動角以上
    の揺動を規制する係合部(27)及びストッパー(28)か
    ら構成されていることを特徴とする自転車用リヤディレ
    ーラー。
  3. 【請求項3】ベース部材(1)と、支持部材(2)と1
    対のリンク部材(3)(4)及び可動部材(5)とから
    成るリンク機構(A)及び、ガイドプーリー(61)とテ
    ンションプーリー(62)とをもったチェンガイド体
    (6)とを備え、前記リンク機構(A)の支持部材
    (2)をベース部材(1)に第1横軸(7)を介して揺
    動可能に支持すると共に、前記チェンガイド体(6)
    を、前記リンク機構(A)の可動部材(5)に第2横軸
    (8)を介して揺動自由に支持して、前記ベース部材
    (1)とリンク機構(A)の支持部材(2)との間及び
    前記リンク機構(A)の可動部材(5)とチェンガイド
    体(6)との間に第1及び第2ばね(9)(10)を設け
    て、これら各ばね(9)(10)のバランスにより、前記
    ガイドプーリー(61)のリヤチェンギヤに対する位置を
    設定する如く成したリヤディレーラーであって、前記第
    1及び第2ばね(9)(10)の少なくとも一方の他方に
    対するばね力を、前記リンク機構(A)及びチェンガイ
    ド体(6)のうち、少なくとも一方の一定の揺動角以上
    の揺動で変更するばね力制御手段(20)が設けられ、該
    ばね力制御手段(20)が、前記第1又は第2横軸(7)
    (8)に固定された制御体(71)と、前記リンク機構
    (A)及びチェンガイド体(6)のうち、少なくとも一
    方の一定の揺動角以上の揺動で前記制御体(71)と係合
    し、前記リンク機構(A)又はチェンガイド体(6)の
    それ以上の揺動を規制する制御爪(72)とから構成され
    ていることを特徴とする自転車用リヤディレーラー。
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IT8620492A IT1189534B (it) 1985-05-20 1986-05-20 Deviatore posteriore per bicicletta
DE19863616862 DE3616862A1 (de) 1985-05-20 1986-05-20 Hinterer umwerfer fuer ein fahrrad

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