JPS59156882A - 自転車用デイレ−ラ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は゛自転車用ディレーラー１詳しくは、固定部材
、ベース部材と２本のリンク部材及び可動部材から成る
変形可能なリンク機構、ガイドブー９−とテンションプ
ーリーとをもつチェンガイドを備え、ワイヤ操作により
前記リンク機構ご変形させて、前記チェンガイドを往復
動させ、該チェンガイドにより案内するチェンを、多段
スプロケット装置における一つのスプロケットに掛換工
て変速するようにした・自転車用ディレーラ−に関する
。 一般に、此種ディレーラ−は、前記チェンガイドと可動
部材との間に第１ばねを介装すると共に、前記ベース部
材を、１本の横軸を介して前記固定部材に揺動自由に支
持し飄該ベース部材と固定部材との間に第２ばねを介装
し、これら第１及び第２ばねにより前記チェンに所定の
テンション倉与えると共に、前記第１．第２ばねのバラ
ンスで前記チェンガイドの位置、詳しくは、該チェンガ
イドにおけるガイドプーリーの多段スプロケット装置に
おける各スプロケットに対する位置を設定するごとく構
成されている。 所が、この従来構造の場合チェン掛換時１荊記チェンガ
イドは前記ガイドプーリーと多段スプロケット装置の小
径スプロケットとの間の間隔が前記ガイドプーリーと大
径スプロケットとの間の間隔より大きくなる傾向で作動
するため、小径スプロケットと大径スプロケットとの径
差“が特に大きいスプロケット構成の場合、前記ガイド
プーリーと小径スプロケットとの間の間隔が大きくなり
過ぎて、変速性が悪くなる問題があった。又、前記大径
スプロケットの径が大きくなるに伴なって前記第１ばね
の力２大きくシ、更に前記第２ばねの力を前記第１ばね
のカに対応して大きくシ、前記チェ２の大径スプロケッ
トへの掛換時、前記ガイドプーリーが大径スプロケット
と接触するの２防ぐようにする必要があるため、例えば
前記ガイドプーリーと大径スプロケットとの間の間隔が
所定間隔となるように設定した場合、チェ２の小径スプ
ロケットへの掛換時、ばねカを大きくした前記第２ばね
の力によりガイドプーリーと小径スプロケットとの間の
間隔が大きくなり過ぎることになり、又、前記ガイドプ
ーリーと小径スプロケットとの間、の間隔が所定間隔と
なるように設定した場合は、チェ２の大径スプロケット
への掛換時、ガイドプーリーと大径スプロケットとの間
の間隔が小さくなり過ぎることになる問題があった。 又、従来、特公昭４２−２３４８５号公報に示されてい
る通り・前記すンク邪材あベース部材への連結ピン及び
前記可動部材のリンク部材への連結ピンをそれぞれ前記
スプロケット装置の軸心と直交Ｔる平面に対し傾斜させ
て、前記チェノガイド２多段スプロケット装置の軸心と
平行する平面内を前記スプロケット装置の半径方向に強
制的に移動させるごとく構成したディレーラ−が知られ
ている。 所が、この従来構造の場合は、前記チェンガィドの移動
方向が特定されていて、その移動方向号変えることがで
きない構造であるため、多段スプロケット装置のスプロ
ケット構成が変わった場合、ガイドプーリーと各スプロ
ケットとの間の間隔に広狭個所ができ、変速性が悪くな
る問題があった。 本発明は以上の点に鑑み発明したもので、目的は、前記
第１及び第２ばねを用いた構造と、チェンガイドの強制
移動機構を用いた構造と２利用し、前記強制移動機構に
より強制的に送られたチェンガイドの位置分、前記第１
及び第２ばねのバランスで修正することにより、多段ス
プロケット装置のスプロケット構成が変わった場合でも
、又、小径スプロケットと大径スプロケットとの径差が
特に大きいスプロケット構成の場合でも、又、大径スプ
ロケットの経が所定以上に大きい場合であっても、前記
チェンガイドのガイドブー９−と各スプロケットとの間
の間隔ご許容範囲内に保つことができるようにＴる点に
ある。 しかして本発明の構成は、固定部材、ベース部材と２本
のリンク部材及び可動部材から成る変形可能なリンク機
構、ガイドブー９−とテンションプーリーとをもつチェ
ンガイドコ前えた自転車用ディレーラ−であって、前記
リンク機構の変形時、前記チェンガイドを多段スプロケ
ット装置ノ軸心と平行に移動させると同時に、前記軸心
と直交する平面内を前記スプロケット装置の半径方向に
移動させる強制移動機構を設けると共に、前記リンク機
構を固定部材に前記ガイドプーリーが前記スプロケット
装置の軸心に対し遠近方向に往復動するごとく揺動可能
に支持する一方、前記チェンガイドを前記可動部材に前
記ガイドプーリーの回転中心に対し偏位した位置に揺動
可能に支持して、前記チェンガイドと可動部材との間に
第１ばねな、荊記固定邪材とリンク機構との間に前記ガ
イドプーリーが前記スプロケット装置の軸心に対し遠ざ
かる方向に付勢する第２ばねご設けたことにより、チェ
ン掛換時、前記強制移動機構により前記チェンガイドを
、多段スプロケット装置の軸心と平行に移動させると同
時に、前記軸心と直交する平面内ご前記スプロケット装
’＋ｆｔの半径方向に強制的に移動させ、この強制送り
されたチェンガイド？、前記第１及び第２ばねのバラン
スで更に作動させて、前記ガイドプーリーの位置を、前
記強制移動機構により決定されるガイドプーリーの位置
を修正し、多段スプロケット装置のスプロケット構成が
変わった場合でも、又、小径スプロケットと大径スプロ
ケットとの径差が特４０大きいスプロケット構成の場合
でも、又、大径スプロケットの径が所定以上に大きい場
合でも、前記ガイドプーリーと各スプロケットとの間の
］唄隔を許容範囲内に保つことができるようにしたので
ある。 以下本発明ディレーラ−の実施例を図面に基づいて説明
する。 図面に示したものは、リヤディレーラ−であって、その
基本構造は、第１．２図に示した通り、固定部材（１）
とベース部材〔２〕とン本のり゛ンク邪材（３）、（４
）及び可動部材

【５】から成る変形可能なリンク機構（
Ａ）と、ガイドプーリー（６１）とテンションプーリー
（６２）とをもつチェンガイド（６）とにより構成され
るもので、前記固定部材（１）は、自転車のホークエン
トド（ｌ（）に固定されるのであり、また、前記リンク
機構（Ａ）のベース部材（２）は、前記固定部材（１ン
に、横軸（７ン２介して支持されるのである。 又、前記ベース部材（２）は、一方何に１対の取付片が
相対向して設けられていて、これら取付片に、１対のピ
ン（８）、（９）を介して、前記リンク部材（３）、（
４）を枢着するのであり、また前記リンク部材（１）、
Ｃ４３の遊端に、１対のピン（１０）、（１１）を介し
て前記可動部材（５）を枢着するのである。 この可動部材（５］は、前記ベース部材（２］と似た形
状で、その一方何に取付片が相対向して設けられ、この
取付片に前記した２木のピン（１０）、（１１）を取付
けてリンク部材（５）。 （４）と互に揺動可能に枢支するのであり、他方側には
前記横軸（７）と同方向に延びる横軸（１２）を介して
前記チェンガイド（６）が一定範ｖ１のみ回伝叶能に取
付けられている。 又〜以上のグロく構成するリンク機構（Ａ）には、例え
ば前記リンク部材ｉ）、（４）の何れか一方と、可動部
材（５）又はベース部材（２）との間にリターンスプリ
ング（図示せず）を設けて、前記チェンガイド（６）を
、多段スプロケット装置（Ｓ）の軸方向、即ち小径スプ
ロケット側又９．１大径スプロケツト側、通常は小径ス
プロケッ）（Ｓｌ）側に付勢している。 以上説明した構造は、ディレーラ−の基本構造で、既知
のものと何ら変わりはない。従ってその構造は以上の説
明で充分理解できよう。 この発明は、以上の如く構成するディレーラ−において
、前記リンク部材（，１５）　　、　　（４）をベース
部材（２）に連結する前記ビン（８）、Ｃ９）と、前記
可動部材（５）をリンク部材（６）。 （４）に連結する前記ピン（１０）、（１１）とを前記
スプロケット装置（Ｓ）の軸心と直交する平面に対し傾
斜させて、前記リンク機構（Ａ）の変形時、前記チェン
ガイド（６）を多段スプロケット装置（Ｓ）の軸心と平
行に移動させると同時に前記軸心と直向する平面内を前
記スプロケット装置（Ｓ）の半径方向に移動させるごと
く成すと共に、前記リンク機構（Ａ）のベース部材（２
）を前記固定部材（１）に、前記ガイドプーリー（６１
）が前記スプロケット装置（Ｓ）の軸心に対し遠近方向
（第１図矢印２方向）に往復動するごとく前記横軸（７
）を介して揺動可能に支持する一方、前記チェンガイド
（６］のガイド枠（６３）を、前記可動部材（５）に前
記ガイドブー９−（６１）の回転中心に対し偏位した位
置に揺動可能に支持して、前記チェンガイド（６］のガ
イド枠（６３）と可動部材（５）との間に、前記チェン
ガイド（６）を可動部材（５）に対し第１図時計方向に
付勢する第１ばね（１３）を設け、前記固定部材（１）
とリンク機構（Ａ）、１ｍ面ではベース部材（２）との
間に前記ガイドプーリー（６１）が前記スプロケット装
置（Ｓ）の軸心に対し−遠ざかる方向（第１図時計方向
）に付勢する第２はね（１４）を設けたのである。 以上のｆ：ｉ成において、ｒｉ７７記第１＆び第２ばね
（１３）、（１４）は、前記ピン（８］〜（１１）の傾
斜による強制移動＠構により設定される前記ガイドプー
リー（６１）の多段スプロケット装置（Ｓλに対する半
径方向位置な、第１．第２ばね（１ろ）、（１４）のバ
ランスで修正するものであって、第１．第２ばね（１３
）、（１４３のバランスで前記チェンガイド（６ンが移
動する場合、このチ′エンガイド（６）は、第６図及び
＠４図点線に示Ｔｍ＜大径スプロケッ）（Ｓ２）と対応
する位置にある場合の前記ガイドプーリー（６１］と大
径スプロケッ）（８２）との間の間隔Ｃｌ２）より、小
径スプロケッ）（Ｓりと対応する位置にある場合の前記
ガイドプーリー（６１］と小径スプロケッ）（Ｓｌ）と
の間のＭＷｔ（６１）が大きくなる傾向で移動するよう
になっている。 又、前記第１及び第２ばね（１３）、（１４）は、中間
を巻回したコイルスプリングからＩ！’１（その中間巻
回部分を前記横軸（１２）、（７）に巻装して、第１ば
ね（１６）の一端を前記チェンガイド（６）に、他端を
前記可動部材（５］にそれぞれ掛止し、また第２はね（
１４）の一端を前記固定部材（１〕に、他端ご前記ベー
ス部材（２］にそれぞれ掛止している。 メ、前記チェンガイド（６］は、前記ガイドプーリー（
６１）及びテンションプーリー゛（６２ンと、これらプ
ーリー（６１）、ｔ６２）を支持するガイド枠（６６）
とから成り、前記ガイド枠（６６］の可動部材（５）へ
の枢支位置を中心とじて三角形を形成する位置に、前記
ガイドプーリー（６１）とテンションプーリー（６２）
とが枢支されており、これらプーリー（６１）、（６２
）に駆動チェ２（０）を逆Ｓ字状に掛設して歯数の異な
る傾数枚の図面では５枚〕のスプロケット′ｆｒ−備え
た多段スプロケット装置（Ｓ）の一つのスプロケットに
前記チェン（ｃ）を案内できるようになっている。 尚、図中（Ｗ）は固定具（１５〕を介して前記ビン（１
０）に取付けた操作ワイヤ、（０）はこのワイヤ（Ｗ）
を案内するアウター筒であって支持具（１６）を介して
前記ビン（９ンに支持している。 次に、以上の如く構成したディレーラ−の作動を説明す
る。 第１，２図に示した状態は、前記チェンガイド（６）が
、多段スプロケット装置ｆ　（Ｓ）の小径スフロケッ）
（Ｓｌ）に対応Ｔる位置にある状態である。この状態か
ら操作ワイヤ（Ｗ）を牽引操作することにより、リンク
機構（Ａ）が変形し、このリンク機構のチェンガイド（
６）がビン（８）〜（１１］の傾斜による強制移動機構
により多段スプロケット装置（Ｓ）の軸心と平行に大径
スブロケフ）（８２）側に移動すると同時に、前記軸心
と直交する平面内を前記スプロケット装置（Ｓ）の半径
方向外方に移動する〇 次にこの状態で、第１及び第２ばね（１３）、［１４）
のバランスで前記リンク機構（Ａ）が固定部材（１〕に
対し、又、チェレガイド（６）が可動部材（５・］に対
しそれぞれ作動して、前記チェンガイド（６）に゛おけ
るガイドプーリ１（６１）−の多段スプロケット装置（
Ｓ’）に対する半径方向位置が、第６図実線に示す知く
前記強制移動機構方式による場合の移動量−ｔ　ｅ４）
と、前記第１及び第２ばね（１３）、（１４）方式によ
る場合の移動量（ｈ）との中間位置に修正され、第５図
位置に停止するのである。 又、以上の如く駆動チェ２（Ｃ）を大径スプロケツ）（
Ｓりに掛換えた状態から前記操作ワイヤ（Ｗ）を緩め、
リンク機構（Ａ）に設けたリターンばねの復元力で前記
リンク機構（Ａ）が変形すると、チェンガイド（６）が
ビン（８）〜（１１）の傾斜による強制移動機構により
多段スプロケット装置（Ｓ）の軸心と平行に小径スブロ
ケッ）（Ｓｌ）側に移動すると同時に、前記軸心と直交
する平面内′ｆｔ前記スプロケット装置（Ｓ）の半径方
向内方に移動する。 次にこの状態で、前記した場合と同様、第１及び第２は
ね（１３）、（１４）のバランスで前記リンク機構（Ａ
）が固定部材（１）に対し、又、チェンガイドＬ６）が
可動部材（５）に対しそれぞれ作動して、前記チェンガ
イド（６）におけるガイドプーリー（６１）の多段スプ
ロケット装置（Ｓ）に対する半径方向位置が、第６図実
線に示す如く前記強制移動機構方式による場合の移動量
Ｃｈ）と、前記第１及び第２ばね（１３）、（１４］方
式による場合の移動量（６１）との中間位置に修正され
、第１図位置に停止するのである。 従って本発明の場合、チェンガイド（６）を特定の方向
に向かって強制的に移動させることができながら、しか
もこのチェンガイド（６）のガイドプーリー（６１）を
、第１及び第２ばね（１３）、（１４）のバランスによ
り、多段スプロケット装置のスプロケット構成に対応し
て作動させることができるので、前記チェンガイドの強
制移動機構による移動方向を、実施可能な最大スプロケ
ット構成に対応した方向に設定することにより、多段ス
プロケット装置のスプロケット構成が例えば第３園に示
す構成から第４図に示す構成に変わっても、又小径スプ
ロケットと大径スプロケットとの径差が特に大きいスプ
ロケット構成の場合でも、又、大径スプロケットの径が
所定以上に大きい場合であっても、ガイドブー’Ｊ−（
６１）と各スプロケットとの間の間隔を許容範囲内に保
つことができ、何れのスプロケット構成でも変速性を良
好にできるのである。 尚、以上説明した実施例では、チェンガイド（６）の強
制移動機構として、リンク機構（Ａ）におけるビン（８
）〜（１１）ｒｒ：利用し、これらピン（８）〜（１１
］を多段スプロケット装置（Ｓ〕の軸心と直交する平面
に対し傾科させたが、その他例えば第６〜９図に示す如
く前記固定部材（１）に、変速段数に対応した俵数個の
第１保合ｇ（１７ａ）をもった第１制御体（１７）を枢
着すると共に、前記リンク機構（Ａ）に、前記第１制御
体（１７）の第１保合邪（１７ａ）に係合する第２係合
ｇ（１８ａ）Ｆもった第２制御体（１８）を設けて、こ
れら第１及び第２制御体（１７）、（１８）により前記
強制移動機構を形成してもよい。 この場合、前記＠１制御体（１７ｙと固定部材（１）と
の間に、前記リンク機構（Ａ）を、前記チェンガイド（
６）が前記多段スプロケット装置（Ｓ）の軸心に対し遠
ざかる方向に付勢する前記第２はね（１４］を介装する
と共に、前記第１制御体（１７）に、前記操作ワイヤ（
Ｗ）とアウター筒（０）゛との一方（図面ではアウター
筒０）を支持し、他方（図面では操作ワイヤＷ）を前記
リンク機構（Ａ）又は該リンク機構（Ａ）に支持する部
材に支持して、前記ワイヤ（Ｗ）の操作番こより、前記
リンク機構（Ａ）ご変形させ、同時番こ前記アウター７
　（０）に作用する押圧力により第１制御体（１７］を
第２ばね（１４）が撓む方向（第６図反時計方向）に回
動さ世て、前記第１制御体（１７）の第１保合邪（１７
ａ）と第２制御体（１８）の第２係”合ｍ　（１８ａ　
）との保合位置を変更させ、この保合位置の変更後、前
記第１制御体（１７）とリンク機構（Ａ）とが一体化す
ると、前記第２ばね（１４）による復元力で、−前記リ
ンク機構（Ａ）が前記固定部材（１）！こ対し、第１図
時計方向に揺動し、この揺動に伴ない前記チェンガイド
（６）が、多段スプロケット装置（Ｓ）の軸心と直交下
る平面内を前記スプロケット装置（Ｓ）の半径方向外方
に強制的に移動し、このチェンガイド（６’）の多段ス
プロケット装置（Ｓ）に対する半径方向位置が仮設定さ
れ、次に第１及び第２ばね（１３）、（１４）のノくラ
ンスで前記リンク機構（Ａ）が固定部材

【１】に対し、
またチェンガイド（６）が可動部材（５）に対しそれぞ
れ作動して、前記チェンガイド（６）におけるガイドプ
ーリー（６１）の多段スプロケット装置（Ｓ）に対する
半径方向位置が、前記強制移動機構方式による場合の移
動量と、前記第１及び第２ばね（１３）、’＜１４）方
式による場合の移動量との中間位置に修正されるごとく
成子σ）であるＯ 尚、第６〜９図に峙いて、前記第１制御体（１７）は、
第７図に示す如く前記固定部材（１）に螺着する前記横
軸（７）−にスリーブ（１９〕を介して回転自由に支持
するのであって、前記横軸　　−（７）を受入れる貫通
孔？中心、と丁、る一端番こ、変速段位数に対応した複
数個（図面では６個］の第１係合邪（１７ａ）を設け、
他端に前記操作ワイヤ（Ｗ）とアウター筒（０）との一
方を支持する支持部（１７ｂ）を設けている。前記第１
保合部（１７ａ）は、第１制御体（１７］の一端に、前
記横軸（７］と同方向に延び、かつ、前記横軸

【７】ご
中心とする円弧状の立上片（１７ｃ）を立設して、この
立上片（１７ｃ）の端縁を傾斜させ、その端面に、段階
状に連続して例えば６個形成するのであって、各保合部
（１７ａＪの段の高さにより前記チェンガイド（６）の
軸方向の移動量？、また股間のスライド面の長さにより
、前記チェンガイド（６］の半径方向の移動量をそれぞ
れ規制している。 又、前記第２制御体（１８］は、前記リンク機構（Ａ）
とは別部材により形成して、前記リンク部材（４）を支
持するピン（９）により、前記リンク部材（４）と相対
運動可能に支持するのであって、前記ピン（９）を受入
れる貫通孔をもったコ字形の基体（１８ｂ）−と、該基
体（１８ｂ）の一端から前記第１保合邪（１７ａ）の方
向に延びる爪状の第２保合邪（１８ａ）と、前記基体（
１８ｂ］の他端から前記可動部材（５）の方向に延びる
ホーク耶片（１８ｃ）とから成り、前記基体（１８ｂ）
Ｆ−ｉＮ記ピン（９）に支持して前記第２係合邪（１８
ａ）を前記第１保合部（１７ａ）の一つに係合させ、こ
の保合により前記第２ばね（１４）の撓み量を変化させ
、この第２ばね（１４］の作用により前記チェンガイド
（６］の前記多段スプロケット装置（Ｓ）に対する位置
を設定するのであり、又、前記ホーク邪片（１８ｃ）と
前記リンク部材（４）との間に調整体（２０）Ｆ設け、
この調整体（２０）により、前記第２制御体（１８）を
前記リンク部材（４］に対し所定位置に保持するのであ
る。 尚、第６〜９図に示した実施例の場合、第１制御体（１
７］に、変速段数に対応した複数個の第１保合部（１７
ａ）を設け、第２制御体（１８）に爪状の第２保合部（
１８ａ３Ｆ設けたが、その反対であってもよいし、又、
第１．第２制御休（１７）、（１８）に、変速段数に対
応した裏数個の保合部を設けてもよいし、又、変速段数
に対応して設ける保合部は、図示した叩く階探状に列設
することなく、直線状に列設して傾斜面としてもよい。 又１前記第１制御体（１７］は、固定部材（１）に枢着
する他、該固定部材（１）に支持する部材に枢着しても
よい。 又、前記第２制御体（１８］は、リンク部材（４）を支
持するピン（９）に支持する他、このピン（９）以外の
ピン（８）、（１０）、（１１］の何れか一つに支持し
てもよいし、又ベース部材（２］、リンク部材（６）又
は（４］、可動部材（５〕の何れか一つに支持してもよ
い。 又、固定部材（１）と第１制御体（１７）との同に介装
Ｔる第２ばね（１４）は、前記固定部材（１）に支持す
る中間部材と第１制御体（１７］又は該第１制御体（１
７）に支持する中間部材との間、或いは前記固定部材（
１）と前記第１制御体（１７）に支持する中間部材との
間に設けてもよい。 又、前記リンク機構（Ａ　）に支持する操作ワイヤ（Ｗ
）又はアウター筒（０）は、リンク部材（３）、（４）
の何れか一方又は可動部材（５）に支持子ればよい。 以上の如く本発明によれば、ｉ制移動機構により、ガイ
ドプーリーとテンションブー９−とをもつチェンガイド
な、多段スプロケット装置の軸心と平行に移動させると
同時に、前記軸心と直交する平面内を前記スプロケット
装置の半径方向に強制的に移動させることができながら
、しかもリンク機構を固定部材に前記ガイドプーリーが
前記スプロケット装置の軸心に対し遠近方向に往復動す
るごとく揺動可能に支持すると共に、前記チェンガイド
を、前記可動部材に前記ガイドプーリーの回転中心に対
し偏位した位置に揺動可能に支持して、前記チェンガイ
ドと可動部材との間に第１ばねを、前記固定部材とリン
ク機構との間に前記ガイドプーリーが前記スプロケット
装置の軸心に対し遠ざかる方向に付勢する第２ばねご、
設けたから、前記第１及び第２ばねのバランスで、前記
強制移動機構により移動したチェンガイドにおけるガイ
ドプーリーの多段スプロケットに対する半径方向位置を
、前記強制−移動機構方式による場合の移動量と、前記
第１及び第２ばね方式による場合の移動量との中間位置
に修正できるのである。従って、多段スプロケット装置
のスプロケット構成カ変っても、又、小径スプロケット
と大径スプロケットとの径差が特に大きいスプロケット
構成の場合でも、又、大径スプロケットの径が所定以上
に大きい場合であつでも、前記ガイドプーリーと各スプ
ロケットとの間の間隔を許容範囲内に保つことができ、
何れのスプロケット構成でも変速性を良好にできるので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明ディレーラ−を多段スプロケット装置と
共に自転車のフレームに取付けた状態を示す正面図、第
２図は同じく側面図、第６図乃至第５図は作動説明図、
第６図乃至第９図は別の実施例を示すもので、第６図は
多段スプロケット装置と共に自転車のフレームに取付け
た正面図、第７図は一部を省略した一邪切欠底面図、第
８図は一部を省略した背面図、第９図は作動説明図であ
る。 （１）・・・固定部材 （２］・・・ベース部材 （３）、Ｃ４）・・・リンク部材 （５〕・・・可動部材 （Ａ）・・・リンク機構 （６］・・・チェンガイド （６１）・・・ガイドプーリー （６２）・・・テンションプーリー （８）、（９）、（１０）、（１１）・・・ビン

【１６
】・・・第１はね （１４）・・・第２ばね （１７）　　　、　　　（１８）　　・・・制イ卸体（
Ｓ゛）・・・多段スプロケット装置 ル５凹 第６謡 一ル（イ）− 第７図 第８図 手続補正書 １．事件の表示 昭和５８年特許願第３００９７号 ２、発明の名称 自転車用ディレーラ− ３、補正をする者 事件との関係　出願人 住　所　大阪府堺市老松町６丁７７杏地４、代理人 住所　　〒５９０　　大阪府堺市住吉橋町１丁９番９号
米沢ビル５、補正命令の日付　　自　発 ６、補正の対象 １）明細書中、第１頁第２項の「０許請求の範囲」を別
紙の妬く訂正する。 ２）同第６頁第５行乃至第１４行目の「前記チェンガイ
ドを・・・−・・に支持して、」とあるのを下記の始ぐ
訂正する。 ［前記チェンガイドを多段スプロケット装置の軸心と平
行に移動させると共に、前記軸心と直交する平面内を前
記スプロケット装置の半径方向に移動ざ甘−る強制移動
ａｌｌ構を設け、前記リンク機構を固定部材に前記ガイ
ドプーリーが前記スプロケット装置の軸心に対し遠近方
向ζこ往復動するごとく揺動可能に支持する一方、」６
）同第６頁＠２０行目及び第２２頁第９行目の「同時に
、」とあるのをそれぞれ「共に、」に訂正する。 ４）同第７頁第４行目の「前記ガイドプーリーの位置を
、」とあるのを削除する。 ５〕同第９頁＠１０行乃至第１６行目の「以上説明した
・・・・・・この発明は、」を１１図乃至第５図に示し
た実施例は、」に訂正する。 ６）同第１０頁第１，２行目の「同時に」を「ともに」
に訂正する。 ７）同第１１頁第１行乃至第１６行目の「以上の構成に
おいて、・・・・・・移動するようになっている。」と
あるのを次の通り訂正する。 ［又、以上の構成において、前記強制移動機構は、該機
構により前記ガイドプーリー（６１）が前記多段スプロ
ケット装置（Ｓ）における小径スプロケット（Ｓｌ）と
大径スプロケット（ｓ２）との間を移動するとき、その
移動軌跡を、第６図及び第４図に示したごとく前記大径
スプロケット（Ｓりにゼける該大径スプルケラ）（Ｓり
とガイドブー’Ｊ−（６１）との間隔（ｌりが小径スプ
ロケット〔ｓ１〕における該小径スプルケラ）ｉりとガ
イドプーリー（６１）との間ＩＮ（１１）より大さくな
るよう番こ構成して、前記ガイドフーリー＜　６１　）
が大径スプロケット（Ｓｔ）に対応するときの前記第２
ばね（１４）の反力を、小径スプロケット（Ｓｌ）に対
応するときの反力より強くなるように構成するのである
。 また、前記第１及び第２ばね（１３）（１４ン）は、前
記ビン（８〕〜（１１）の傾斜による強制移動機構番こ
より設定される前記ガイドプーリー（６１）の多段スプ
ロケット装ｆｔ　（Ｓ　）　Ｇこ対する半径方向位置を
、第１．第２ばね（１６）（１４）のバランスで修正す
るものである。 前記９Ｊ１ばね（１３）は、前記チェノにチェノテンシ
ョンを与えるためのもので、前記第２ばね（１４）より
弱くするのであって、前記リンク機構（Ａ）の変形時、
前記チェノガイド〔６〕の゛揺動によりガイドプーリー
（６１）が大径スプロケット（Ｓりに対応するときのば
ね反力は、小径スプルケラ）　（Ｓｌ）に対応するとき
のばね反力に対し強くなり、前記チェノに一定のチェノ
テンションを与えるのである。 また、前記第２ばね（１４）は、前記リンクｍ１ｍｃｈ
）、詳しくは前記リンク機構（Ａ）を介して前記チェノ
ガイド〔６〕を可動部材〔５〕に対し第１図時計方向に
、換言すると前記ガイドプーリー（６１〕を前記多段ス
プロケット装置（Ｓ　）の軸心に対しぶざ炉る方向に付
勢する番こも拘わらず、前記ガイドプーリー（６１〕が
大径スプルケラ）（３２）に対応するトきのばね反力が
小径スプロケット（Ｓｌ）に対応するときのばね反力よ
り強くなるのは、前記ガイドブー！Ｊ−（６１）が大径
スプルケラ）　（Ｓりに位置するとき、前記強制移動機
構により、前記ガイドプーリー（６１）が大径スプロケ
ット（Ｓｌ）に対し離れる方向に強制的に移動させられ
るため、前記第１ばね（１３）とのバランスで前記リン
ク機構（Ａ）が第１図において反時計方向に揺動させら
れること番こなるからであり、また、このリンク機構（
Ａ）の反時計方向の揺動番こより、前記ガイドプーリー
（６１）［ｇ３゜４図点線で示したごとく大径側スプル
ケラ）４こ対し近接することになるのである。」 ８〕同第１４頁第２行乃至＄６６行目「第３図実線・・
・・・・停止するのである。」を次の通り訂正する。 ［イ第６，４図点線に示す如く前記強制移動機構方式に
よる場合の位置に対し修正されるのである。即ち、前記
リンク例＠　（Ａ　）の変形時、前記チェノガイド（６
）は前記可動部材（５）とともに前記強制移動機構によ
り、前記多段！プロナツト装置（Ｓ）の軸方向即ち大径
スプロケット（Ｓ２）側番こ移動させられるとともに、
前記大径スプルケラ）（Ｓりの半径方向外方に移動させ
られるのであり、し力１も、前記ガイドプーリー（６１
）の大径スプロケット（ｓ２）との間隔（ｌりが小径ス
プルケラ）（Ｓりとの間隔（ｌりより大きくなるのであ
る。 このため前記チェノ（０’）にチェノテンションを与え
る作用をする前記第１ばね（１６）がそれだけ多く撓む
ことになり、そあばね反力が大きくなると共に、前記第
２ばね（１４）Ｇこ打勝って前記リンク機構（Ａ）を第
１図に示した位置力）ら第５図番こ示した位置まで反時
計方向に揺動させるのであって、この揺動により、前記
ガイドプーリー（６１）は前記大径スプルケラ）（Ｓり
に近づき、この結果、第３　、４ＩｉＪのごとく前記ガ
イドプーリー（６１〕の大径スプロケッ）　（Ｓｔ）に
対する位置が修正されること４こなるのである。前記リ
ンク機構（Ａ）の揺動時、前記第２ばね（１４）は撓み
、そのばね反力が増大するのであって、前記リンク機構
（Ａ）の揺動は前記第１ばね（１６）と第２ばね〔１４
〕とのバランスで決定されるのである。」９）同第１４
頁第１７行乃至第１５頁第７行目の「次【ここの状態で
・・・・・・停止するのである。」を次の通り訂正する
。 ［この場合も、前記第１及び第２ばね（１６）（１４）
のバランスで、前記リンク［＃（Ａ）が固定部材（１）
に対し作動すると共に、前記チェンガイド（６）が可動
部材（５）に対し作動するのである。 即ち、前記リンク機構（Ａ）の小径スプロケット（ＳＺ
）側への変形時、前記した場合とは逆に前記強制移動機
構により、前記ガイドプーリー（６１）が小径スブロケ
ツ）（Ｓｌ）ｆｍに行く程近づくこと番こなる。 このため前記第１ばね（１６）の撓み量が少なくなり、
前記第２ばね（１４）が打勝って、前記リンク機構（Ａ
）は固定部材（１）に対し時計方向に復帰揺動するので
ある。 このリンク機［（Ａ　）の揺動は、前記ガイドプーリー
（６１）を小径スブロケツ）　（Ｓｔ）力）ら遠ざける
ことになるが、前記強制移動機構により前記ガイドプー
リー（６１）を前記小径スプロケッ）（Ｓりに対し必要
最少間隔に設定できるのである０ 尚、前記第１及び第２ばね（１３）（１４）のばね力を
変更することにより、前記ガイドプーリー（６１）が小
径スプロケツ）　（３１）に対応して位置するとき、即
ちトップ位置においても前記リンク機構（Ａ）を第１図
ｉこ示した位置より反時計方向に揺動させて前記ガイド
プーリー（６１）を小径スプロケット（８１）Ｇこより
近接させることもできる。 この場合も、前記ガイドブーＩＪ−（６１）が大径スプ
ｔ１２ナツト（Ｓｔ）に対応して位置するとき、即ちロ
ー位置番こおいては、前記第１ばね（１６）の反力が増
大するため、このロー位置番こおける前記リンク機構（
Ａ）の反時計方向の揺動−が大きくなることは云うまで
もな（、Ｎ。」１０）同第１８頁第１１行乃至第１５行
目の「前に己強制移動機構方式・・・・・・ごとく成す
のである。」を、［前記強制移動機構方式シこよる位置
力ｉ、前記した実施例と同様修正できるよう番こ成すの
である。」に訂正する。 １１）同第２２頁第４行目の「支持す九４ｆよ（Ａｏ」
を次の通り訂正する。 ［支持すればよい。 また、以上説明した実施例は、前記ガイド−プーリー（
６１〕の回転中心を、前記チェンガイド（６）を可動部
材（５）に支持する横軸（１２）に対し変位させている
が、前記ガイドブーＩＪ−（６１）は前記横軸（１２）
上に支持してもよい。」 １２）同第２２頁第１４行乃至第１７行目の「前舊己チ
ェンガイド・・・・・・支持して、」とあるのを肖り除
する０ １３）図面中、第６，４図及び第５図並び２こ第９図を
別紙の通り訂正する。 特許請求の範囲 固定部材、ベース部材と２本のリンク部材及び１σ動部
材力）ら成る変形可能なリンク機構、ガイドプーリーと
テンションプーリーとをもつチェンカ°イドを備えｔ回
転車用ディレーラ−であって、前記リンク機構の変形時
、前記チェンガイドを多段スプロケット装置の軸心と平
行に移動させると共に、前記軸心と直交する平面内を前
記スプロケット装置の半径方向に移動させる強制移動機
構を設け、前記リンク機構を固定部材に前記ガイドプー
リーが前記スプロケット装置の軸心に対し遠近方向に往
復動するごとく揺動可能番こ支持する一方、前記チェン
ガイドと可動部材との間に第１ばねを、前記固定部材と
リンク機構との間に前記ガイドプーリーが前記スプロケ
ット装置の軸心に対し遠ざ〃）る方向番こ付勢する第２
ばねを設けたことを特徴とする自転車用ディレーラ−６ 第８２図 ゲ 第４図 王５図 ＼

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定部、材゛、ベース部材と２本のリンク部材及び可動
   部材から成る変形可能なリンク機構、ガイドプーリーと
   テンションプーリーとをもつチェンガイドを備えた自転
   車用ディレー、ラーであって、前記リンク機構の変形時
   、前記チェンガイドを多段スプロケット装置の細心と平
   行に移動させると同時に、前記軸心と直交する平面内を
   前記スプロケット装置の半径方向に移動させる強制移動
   機構を設けると共に、前記リンク機構を固定部材に前記
   ガイドプーリーが前記スプロケット装置の軸心に対し遠
   近方向に往復動するごとく揺動可能に支蒜する一万１前
   記チェンガイドを前記可動部材に前記ガイドプーリーの
   回転中心に対し偏位した位置′に揺動可能に支持して、
   前記チェンガイドと可動部材との間に第１ば゛ねを、前
   記固定部材とリンク機構との間に前記ガイドプーリーが
   前記スプロケット装置の軸心に対し遠ざかる方向に付勢
   する第２ばねを設けたことご特徴とする自転車用ディレ
   ー。ラー。