JPH08325163A - 哺乳動物用ワクチン組成物 - Google Patents
哺乳動物用ワクチン組成物Info
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Abstract
に有用な新規アジュバントおよびそれを用いた哺乳動物
用ワクチン組成物を提供する。 【解決手段】 不活化された完全ワクチンまたはサブユ
ニットワクチンおよび有効量のアジュバントからなる哺
乳動物用ワクチン組成物。このアジュバントは、全組成
物の約1容量%〜約40容量%のスクアレン、全組成物
の約5容量%〜約40容量%のグリセロール、および、
全組成物の約0.1%〜約4.0%の界面活性剤を含有す
る。また、かかる組成物は、所望により、アルミニウム
塩および1種またはそれ以上の医薬上許容される緩衝液
を含有する。
Description
ンの抗原性を増大させるのに有用な新規アジュバントお
よびそれを用いた哺乳動物用ワクチン組成物に関する。
さらに詳しくは、本発明は、スクアレンまたはスクアラ
ンまたはその混合物、グリセロールおよび界面活性剤を
利用した新規アジュバントおよびそれを用いた哺乳動物
用ワクチン組成物に関する。
に対する抗体を哺乳動物(特に、ヒト)の生体内に生成
させるために用いられるワクチンは、大きく4つに分類
される。これらは、生菌ワクチン、死菌または不活化ワ
クチン、サブユニットワクチンおよびトキソイドであ
る。このグループのうち、生菌ワクチンが宿主に最も強
い免疫応答を生じさせる。これらの生菌ワクチンは、一
般的には、弱毒化されているので、通常関係する疾患を
発生させることなく、それらの抗原に対して長期間の免
疫応答を生じさせることができる。
抗原性因子を不活化しない化学的または他の手段によっ
て不活化される。死菌ワクチンの例としては、百日咳ワ
クチンおよび非経口ポリオ生ワクチンが挙げられる。
え病原体を死滅させても、レシピエントにおける望まし
くない効果の発生を防止することはできない。このよう
な場合、この試剤は、それら自体では病原性を有しない
サブユニットまたはサブフラクションに断片化しなけれ
ばならない。かかるサブユニットワクチンの例として
は、いくつかのインフルエンザワクチン、ならびに、い
くつかの実験的なヘルペスウイルスワクチンおよび肝炎
ワクチンが挙げられる。
よって分泌されるトキシンを非毒性化し、次いで、この
トキシンに対する免疫応答を刺激するために他の抗原性
因子と同様に用いるものである。破傷風トキソイドが、
このようなワクチンの一例である。
トキソイドワクチンが宿主において長期間持続する免疫
を誘起するのに充分な抗原を供給することは稀である。
それゆえ、非生ワクチンおよび特に高精製サブユニット
ワクチンによって誘発された免疫は、わずか1〜2年し
か持続しない。
に、様々なアジュバントが報告されてきた。その中に
は、鉱油、水および乳化剤、ならびに結核死菌からなる
完全フロイントアジュバントがある。哺乳動物用に入手
できる多くのアジュバントの中で、水酸化アルミニウム
およびリン酸アルミニウムを含み、広くヒトに用いられ
ているものは、ほんのわずかである。数種類のアジュバ
ントは、局所的または全身性の激しい反応を引き起こす
ことから、ヒトへの使用が認可されてこなかった。それ
らのいくつか(例えば、鉱油を含有する完全フロイント
アジュバント)は代謝不可能であり、また、実験用動物
において癌を引き起こすことから、発癌性を有する可能
性が考えられる。それゆえ、ワクチン(特に、現在のと
ころ入手可能なサブユニットワクチンおよび開発中のワ
クチン)の作用を増強させることができる有効かつ安全
なアジュバントが必要とされている。
本発明の目的は、ワクチンの抗原性を増大させるのに有
用な新規アジュバントを、不活化された完全ワクチンま
たはサブユニットワクチンまたはトキソイドと組み合わ
せてなる哺乳動物用ワクチン組成物を提供することであ
る。
リセロールおよび界面活性剤の混合物からなる。さらに
詳しくは、このアジュバントは、これら成分を哺乳動物
用ワクチンと組み合わせた組成物の形で用いられ、スク
アレンを全組成物の約1%〜約40%の量で、グリセロ
ールを全組成物の約5%〜約40%の量で、および、界
面活性剤を全組成物の約0.1%〜約4.0%の量で含有
する。ここに記載した百分率(%)は、特に断らない限
り、各成分の容量%を表し、以下の記載から容易に理解
されるように、全組成物の残りの百分率(%)は、ワク
チンそれ自体、または、ワクチンならびに任意成分であ
るアルミニウム塩および/または緩衝液に由来する。
ントのスクアレン成分は全組成物の約2%〜約20%の
量で含有され、グリセロールは全組成物の約10%〜約
30%の量で含有され、界面活性剤は全組成物の約0.
15%〜約1.6%の量で含有される。より一層好まし
い本発明の態様では、アジュバントのスクアレン成分は
全組成物の約3%〜約7%の量で含有され、グリセロー
ルは全組成物の約15%〜約25%の量で含有され、界
面活性剤は全組成物の約0.18%〜約0.22%の量で
含有される。
ンデックス(Merck Index)第11版の第1383頁に(すべ
てE)-2,6,10,15,19,23-ヘキサメチル-2,
6,10,14,18,22-テトラコサヘキサエンとして
記載の化合物を表すが、シナセン(Sinacene)およびス
プラエン(Supraene)という名称も用いられる。スクア
ランは、やはりメルク・インデックス(Merck Index)
第11版の第1383頁に2,6,10,15,19,23-ヘキサ
メチルテトラコサン、ペルヒドロスクアレン、ドデカヒ
ドロスクアレンおよびスピナカン(Spinacane)として
記載されており、ここに記載のアジュバント混合物のス
クアレン成分に代えて、または、該成分との混合物とし
て用いることができる。
としては、ポリソルベート(Polysorbate)20(ポリ
オキシエチレン20ソルビタンモノラウレート)、ポリ
ソルベート60、スパン(Span)80Rソルビタンオレ
エート[アイ・シー・アイ・アメリカズ(ICI America
s)の製品、ウィルミントン、デラウェア州]、クレモ
ファー(CremophorR)界面活性剤[バスフ・コーポレイ
ション(BASF Corporation)製、パルシッパニー、ニュ
ージャージー州]、およびポリソルベート80(ソルビ
タンモノ-9-オクタデセノエートポリ(オキシ-1,2-
エタンジイル)誘導体、ポリオキシエチレン(20)ソ
ルビタンモノ-オレエート、ソルビタンモノ-オレエート
ポリオキシエチレン、ソルレート(Sorlate)、特にト
ゥイーン(Tween)80として知られ、ソルビトールお
よびソルビトール無水物の1モルあたり約20モルのエ
チレンオキシドと共重合したソルビトールおよびその無
水物のオレイン酸エステルを表す)が挙げられるが、こ
れらに限定されることはない。本発明に用いるのに好ま
しい界面活性剤は、ポリソルベート80である。
が、1,2,3-プロパントリオール、グリセリンまたは
トリヒドロキシプロパンとしても知られる市販のアルコ
ールを意味することは、当業者の理解するところであ
る。
り、1種またはそれ以上の医薬上許容されるアルミニウ
ム塩(例えば、水酸化アルミニウム、リン酸アルミニウ
ムまたは硫酸アルミニウム)を、約0.1%〜約2.0
%、好ましくは約0.3%〜約0.7%、最も好ましくは
約0.5%の濃度(w/v)で含有してもよい。好まし
いアルミニウム塩は、水酸化アルミニウムである。
り、1種またはそれ以上の医薬上許容されるpH緩衝液
(例えば、リン酸緩衝食塩水(PBS)、トリス(Tri
s)-HCl、クエン酸-リン酸緩衝液、トリシン(Trici
ne)緩衝液、ヘペス(Hepes)およびマレイン酸緩衝
液)を含有してもよい。最終溶液が実質的な等張性状態
で保持されるのであれば、PBS緩衝液中の塩化ナトリ
ウムに代えて、他の塩類(例えば、KCl)を用いるこ
とができる。これらの緩衝液は、好ましくは、アジュバ
ント混合物をpH6.0〜8.0で維持するために用いら
れる。
菌成分から製造するか、または、公知の加熱または濾過
手段によって滅菌する。アジュバント混合物は、4℃で
保存すればよい。アジュバントが無菌でなければ、4℃
で3日間より長い期間にわたる保存は推奨されない。ミ
クロ流動化(microfluidized)、音波処理または均質化
に付した本発明のアジュバント原液は、好ましくは−2
0℃またはそれ以下の温度で凍結保存することができ
る。
は顕著な免疫調節活性を示すが、これら化合物のアジュ
バント効果は免疫応答を調節するそれらの能力の直接的
な結果であると考えられる。さらに、これらアジュバン
トの成分は反応原性を有する可能性がないので、ワクチ
ン用アジュバントとして用いる場合のそれらの適性がよ
り一層増大する。また、これらアジュバントは、市販の
注射剤に見られる公知の注射可能な材料から構成されて
いることに留意すべきである。
利用される特定のワクチンに対して処方された任意の方
法(好ましくは、筋肉内注射または皮下注射)で投与す
ることができる。それらは、獣医学用またはヒト用のい
ずれのワクチンにも用いることができ、例えば、不活化
された完全ワクチンまたはサブユニットワクチンおよび
トキソイドが挙げられる。さらに、採用されるワクチン
は、バクテリア、リケッチアおよびウイルスといった病
原体に対する免疫を生じさせるために用いるものであ
る。適当なヒト用ワクチンとしては、例えば、インフル
エンザ、ポリオ、アルボウイルス感染症、腸チフスおよ
びパラチフス、エコルクラ(ekolcra)、ペスト、百日
咳、発疹チフス、ロッキー山赤斑熱、B型インフルエン
ザ、多価の肺炎球菌多糖体、髄膜炎菌C群に対する完全
ワクチンおよびサブユニットワクチン、ならびに、新し
く開発されたヒト二倍体細胞狂犬病ワクチンおよび肝炎
ワクチンが挙げられる。
ば、ウマインフルエンザウイルス、ウマヘルペスウイル
ス、ウマ脳髄膜炎ウイルス、いぼウイルス、口蹄疫ウイ
ルス、狂犬病、ネコ汎白血球減少症、ネコ鼻気管炎、ネ
コカリチウイルス、感染性ウシ鼻気管炎、3型パライン
フルエンザ、ウシのウイルス性下痢、ウシアデノウイル
ス、仮性狂犬病、伝染性胃腸炎ウイルス、ブタパルボウ
イルス、イヌアデノウイルス、イヌジステンパーウイル
スおよびイヌパラインフルエンザに対する完全ワクチン
およびサブユニットワクチン、ならびに、腺疫、ブルセ
ラ症、ビブリオ症、レプトスピラ症、クロストリジウム
感染症、サルモネラ症、大腸菌症、アナプラスマ症、パ
スツレラ感染症、ヘモフィルス感染症、エリジペロスリ
ックスなどに対する完全ワクチンおよびサブユニットワ
クチン、バクテリンおよびトキソイドが挙げられる。さ
らに、将来のワクチン、特にウイルスおよびバクテリア
のサブユニットタイプのワクチンは、おそらく弱い免疫
源でありうるので、それらが適当な許容されるアジュバ
ントによる強化を必要とすることは充分に予期されると
ころであり、本発明のシステムは非常に適すると思われ
る。
クチンと共に用いる利点は重要である。免疫系のいくつ
かの小部分を調節することによって、アジュバントは体
液性免疫の免疫反応性を増大させることができ、その結
果、アジュバントと共に受容体に投与されるワクチン製
剤に含有される抗原性材料に対する抗体産生が強化され
る。このような強化は、もちろん、不活化された完全ワ
クチンならびに特にサブユニットワクチンおよびトキソ
イドの多くに見られるように免疫剤が弱い免疫源であっ
ても、より長期間にわたってより強力な免疫レベルを与
える。抗原に対する免疫応答がこのように強化されるこ
とは、この効果の直接的な結果であり、免疫力の弱い抗
原性材料を用いることができ、それゆえ、免疫感作に対
するストレスを招く激しい宿主反応の可能性を減少させ
るという別の利点を有する。これは、青少年のワクチン
接種において特に重要である。さらに、精製抗原の投与
量を減少させても、免疫感作をより成功裏に、かつ、よ
り安全に行えることに加えて、ワクチン生産をより経済
的に、かつ、より便利に行うことができる。
原希釈剤に溶解または懸濁し、次いで、適当な容量のア
ジュバント溶液および抗原溶液を適当な抗原希釈率で組
み合わせることによって調製される。抗原希釈剤は、当
該分野における従来品(例えば、リン酸緩衝食塩水、最
少必須培地、ペプトンなど)である。
度より高い濃度で混合し、その後、使用または保存の前
に、ワクチンおよび所望により緩衝液で希釈すればよ
い。無菌のアジュバント成分を用いるか、または、場合
によっては、滅菌濾過を用いることが好ましい。その結
果得られたアジュバント成分の組合せは、次いで、選択
されたワクチンと混合する前に、好ましくはホモゲナイ
ザーを用いて、混合物の均質化を確実に行うのに適当な
速度および時間で、例えば、約1〜約10分間という時
間で、充分に均質化される。
は、例えば、以下の工程によって製造しうる。 1)すべてのアジュバント成分をまず約37℃の温度に
する。 2)緩衝液(用いる場合)、スクアレン成分およびグリ
セロール成分を混合し、室温にする。この混合物を室温
で約15分間放置する。 3)次いで、界面活性剤成分を混合物に撹拌しながら添
加する。次いで、かかるアジュバント成分の全混合物を
オートクレーブにかけ、音波処理し、無菌の均質なアジ
ュバント混合物を生成させる。音波処理は、氷浴中、ヒ
ート・システムズ(Heat Systems)のプローブタイプの
音波処理機で、ほぼNo.6に設定して行えばよい。全
音波処理時間は、少なくとも5分間が推奨される。この
時間は分割され、約30秒間の音波処理パルスを付加し
た後、アジュバント混合物を氷上で15秒間放置する。
このタイプの音波処理に対して、より徹底的で好ましい
代替物として、0.22μmのフィルターを通過するま
で、アジュバント混合物をミクロ流動化または均質化し
てもよい。必要なら、次いで、ここに記載のアルミニウ
ム塩をアジュバント組成物に撹拌しながら添加してもよ
い。 4)次いで、ウイルスワクチンまたはワクチン原液を所
望の投与量にしたがってアジュバント混合物に添加す
る。 5)次いで、アジュバント/ワクチンの組合せを穏やか
に混合する。最終的な混合物を所望の容量にするため
に、混合の間に追加量の緩衝液を添加してもよい。
し、1993年度フィジシャンズ・デスク・リファレンス
(Physician's Desk Reference)第47版の第2578頁に記
載のワイス-アイエルスト(Wyeth-Ayerst)1993年型イ
ンフルエンザウイルス三価ワクチンと混合した。ワクチ
ン中に存在する3種類の株、すなわちA/ベイジン(Be
ijing)/32/92、A/テキサス/36/91およびB/パ
ナマ/45/90の各々の赤血球凝集素1.5μgを、6匹
の雌7週齢CD-1マウスのグループに与えた。各マウ
スには、0.2mlのワイス-アイエルスト・ワクチンを
筋肉内注射した。接種後28日目に、マウスから採血
し、赤血球凝集反応阻害法によって、その血清をA/ベ
イジン成分に対する抗体について分析した。下記の表1
に、各グループの6匹のマウスについての幾何平均力価
として表した各々の結果を示す。ここに記載のアジュバ
ントおよび比較アジュバントを所望の容量にするため
に、適当量のPBS緩衝液を用いたことに留意すべきで
ある。
ある。 アジュバントNo.1)5%スクアレン、5%グリセロ
ールおよび0.2%トゥイーン80を含有するアジュバ
ント混合物。 比較アジュバントNo.1)シンテクス・ラボラトリー
ズ(Syntex Laboratories)によって用いられる、シン
テクス・アジュバント・マイクロ流動化製剤用の賦形
剤。このアジュバントは、5%スクアレン、1.25%
プルロニック(Pluronic)L-121(バスフ・ワイア
ンドッテ・コーポレイション(BASF WyandotteCorp.)
から市販品を入手可能)および0.2%トゥイーン80
からなる。 比較アジュバントNo.2)5%スクアレン/0.2%ト
ゥイーン80からなるアジュバント混合物。 比較アジュバントNo.3)5%スクアレン/1.0%ト
ゥイーン80からなるアジュバント混合物。 比較アジュバントNo.4)5%スクアレン/2.0%ト
ゥイーン80からなるアジュバント混合物。 比較アジュバントNo.5)5%スクアレン/4.0%ト
ゥイーン80からなるアジュバント混合物。 比較アジュバントNo.6)5%スクアレン、0.2%レ
シチン、0.2%トゥイーン80からなるアジュバント
混合物。 比較アジュバントNo.7)5%スクアレン、5%グリ
セロール、0.5%レシチンからなるアジュバント混合
物。 比較アジュバントNo.8)5%スクアレン、0.2%ポ
ヴィドン(Povidone)、0.2%トゥイーン80からな
るアジュバント混合物。 比較アジュバントNo.9)PBS緩衝液中にワクチン
のみ。
を用いて行った。3匹のサルからなる各グループに、以
下に記載のアジュバントと50:50の割合で混合した
0.5mlのワイス-アイエルスト(Wyeth-Ayerst)1993
年型インフルエンザウイルス三価ワクチン(1993年度フ
ィジシャンズ・デスク・リファレンス(Physician's De
sk Reference)第47版の第2578頁に記載)を接種した。
最初のワクチン接種から28日後に、これらのサルを同
じ接種物で追加免疫した。28日目および42日目に各
サルから5mlの血液を採取し、クレアチニンホスホキ
ナーゼ(cpk)分析を行った。その結果は、3匹のサ
ルからなる各グループについて、下記の表2に示す。上
記のように、以下に記載のアジュバント/ワクチンの組
合せを所望の容量にするために、適当量のPBS緩衝液
を用いた。
および0.2%トゥイーン80からなる本発明のアジュ
バント混合物。 比較アジュバントA:PBS緩衝液中にワクチンのみを
含有するワクチン混合物。 比較アジュバントB:2mgのコレステロールヘミスク
シネート(CHS)またはコレステリルハイドロジェン
スクシネートリポソーム(シグマ・ケミカル・カンパニ
ー(Sigma Chemical Company)[セントルイス、ミズー
リ州]から市販品(カタログ番号C6013)を入手可
能)からなるアジュバント混合物。 比較アジュバントC:5%スクアレン、30%プロピレ
ングリコールおよび0.2%トゥイーン80を含有する
アジュバント混合物。
Claims (12)
- 【請求項1】 不活化された完全ワクチンまたはサブユ
ニットワクチンおよび有効量のアジュバントからなる哺
乳動物用ワクチン組成物であって、該アジュバントが、
スクアレンを全組成物の約1容量%〜約40容量%の量
で、グリセロールを全組成物の約5容量%〜約40容量
%の量で、および、界面活性剤を全組成物の約0.1%
〜約4.0%の量で含有することを特徴とする、哺乳動
物用ワクチン組成物。 - 【請求項2】 アジュバントが、スクアレンを全組成物
の約2容量%〜約20容量%の量で、グリセロールを全
組成物の約10容量%〜約30容量%の量で、および、
界面活性剤を全組成物の約0.15%〜約1.6%の量で
含有する、請求項1記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項3】 アジュバントが、スクアレンを全組成物
の約3容量%〜約7容量%の量で、グリセロールを全組
成物の約15容量%〜約25容量%の量で、および、界
面活性剤を全組成物の約0.18%〜約0.22%の量で
含有する、請求項1記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項4】 アジュバントがさらに医薬上許容される
pH緩衝液を含有する請求項1記載の哺乳動物用ワクチ
ン組成物。 - 【請求項5】 医薬上許容されるpH緩衝液がPBSで
ある請求項4記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項6】 アジュバントがさらにアルミニウム塩を
約0.1%〜約2.0%の濃度(w/v)で含有する請求
項1記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項7】 アルミニウム塩が水酸化アルミニウムで
ある請求項6記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項8】 ワクチンがA型インフルエンザのサブユ
ニットワクチンである請求項1記載の哺乳動物用ワクチ
ン組成物。 - 【請求項9】 スクアレンに代えて、同量のスクアラン
が用いられる請求項1記載の哺乳動物用ワクチン組成
物。 - 【請求項10】 スクアレンに代えて、スクアレンおよ
びスクアランからなる同量の混合物が用いられる請求項
1記載の哺乳動物用ワクチン組成物。 - 【請求項11】 医薬上許容される緩衝液中における不
活化された完全ワクチンまたはサブユニットワクチンお
よび有効量のアジュバントからなる哺乳動物用ワクチン
組成物であって、該アジュバントが、スクアレンを全組
成物の約3容量%〜約7容量%の量で、グリセロールを
全組成物の約15容量%〜約25容量%の量で、およ
び、界面活性剤を全組成物の約0.18%〜約0.22%
の量で含有し、該組成物がさらに約0.1%〜約2.0%
のアルミニウム塩を含有することを特徴とする、哺乳動
物用ワクチン組成物。 - 【請求項12】 アルミニウム塩が水酸化アルミニウム
である請求項11記載の哺乳動物用ワクチン組成物。
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