JPH08324936A - エレベーターのドア装置 - Google Patents

エレベーターのドア装置

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Publication number
JPH08324936A
JPH08324936A JP14067995A JP14067995A JPH08324936A JP H08324936 A JPH08324936 A JP H08324936A JP 14067995 A JP14067995 A JP 14067995A JP 14067995 A JP14067995 A JP 14067995A JP H08324936 A JPH08324936 A JP H08324936A
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JP
Japan
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door
holding piece
speed door
speed
low
Prior art date
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Application number
JP14067995A
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English (en)
Inventor
Masami Yoshikawa
川 正 巳 吉
Harutomo Nakagawa
川 晴 智 中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保守時等に低速戸が戸閉した状態で高速戸の
みを容易に戸開できるエレベーターのドア装置を得る。 【構成】 高速戸4の動作を低速戸5に伝動する伝動条
体18を出入口1縁部に保持する保持片21を設け、こ
の保持片21を付勢装置27を有する保持機構31によ
り戸袋寄りの所定位置に保持する。そして、低速戸5を
戸閉したまま高速戸4を人為的に強制戸開すると、付勢
装置27による保持力に抗して保持片21が戸当り側方
向へ移動する。これにより、高速戸4のみの戸開が可能
になる。 【効果】 伝動条体等の関連部材の取り外しを要するこ
となく、少ない手数で容易に高速戸のみを戸開方向へ移
動することができ作業能率を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引き戸からなり同方
向に移動する高速戸及び低速戸によって出入口を開閉す
るエレベーターのドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、例えば実公昭54−4
4351号公報に示された従来のエレベーターのドア装
置を示す図で、図4は要部正面図、図5は図4のV−V
線断面拡大図である。図において、1は出入口、2は出
入口1の上縁に設けられた桁からなる上縁部、3は上縁
部2に水平に配置されたレール、4は吊り手がレール3
に案内されて移動し出入口1を開閉し、出入口1の戸当
り寄りを閉塞する高速戸、5は吊り手がレール3に案内
されて高速戸4と同方向に移動し出入口1を開閉して、
出入口1の戸袋寄りを閉塞する低速戸である。
【0003】6は駆動機構で、出入口1の戸当り寄り上
縁部2に配置された第1綱車7、出入口1の戸袋寄り上
縁部2に配置された第2綱車8、上縁部2に設けられた
電動機9、電動機9の出力軸に設けられた小ベルト車1
0、第1綱車6と一体に設けられた大ベルト車11並び
に小ベルト車10及び大ベルト車11に巻掛けられたV
ベルト12、無端状をなし第1綱車7及び第2綱車8に
巻掛けられたワイヤロープ13並びにワイヤロープ13
の中間部を高速戸4に連結する連結子14によって構成
されている。
【0004】15は支持腕で、中間部が低速戸5に固定
されて水平方向に延長され第1綱車7寄りに配置された
第1滑車16及び低速戸5の戸袋側の縁部寄り、すなわ
ち第2綱車8寄りに配置された第2滑車17が枢着され
ている。18は無端状をなし第1滑車16及び第2滑車
17に巻掛けられたワイヤロープからなる伝動条体、1
9は高速戸4に固定された保持子で、伝動条体18の中
間部の一側を高速戸4に保持する。20は上縁部2に固
定された保持片で、伝動条体18の中間部の他側を上縁
部2に保持する。
【0005】従来のエレベーターのドア装置は上記のよ
うに構成され、図4に示す戸閉状態で、駆動機構6が付
勢されてワイヤロープ13の図4における下側が戸開方
向に駆動されると、ワイヤロープ13の動作が連結子1
4によって高速戸4に伝動されて高速戸4が戸開動作す
る。そして、高速戸4の戸開動作によって保持子19を
介して伝動条体18が駆動される。
【0006】この伝動条体18の動作が、第1滑車16
及び第2滑車17の回転、すなわち支持腕15を介して
低速戸5に伝動される。これにより、低速戸5は高速戸
4の半分の速度で戸開動作する。なお、戸閉時には駆動
機構6が戸開時と逆方向へ付勢され動作がワイヤロープ
13及び伝動条体18に伝動されて、これらワイヤロー
プ13及び伝動条体18の動作を介して高速戸4及び低
速戸5がそれぞれ戸開時と逆方向へ動作するようになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターのドア装置では、高速戸4及び低速戸5の両
者が伝動条体18によって連結されて恒常的に連動動作
する。このため、保守、調整作業時等であって高速戸4
のみを開く必要がある場合に、伝動条体18等の関連部
材を取り外し、低速戸5が戸閉位置に停止した状態で高
速戸4を開く操作が行われる。そして、作業後に伝動条
体18等の関連部材を再度装着して復旧する操作が行わ
れる。このように保守、調整作業時等に煩雑な手数がか
かるという問題点があった。
【0008】例えば、図示が省略してあるがエレベータ
ーのかごが建物の階床の相互間で不時停止すると、正常
停止位置から外れているために昇降路内にある建物の梁
等の固定体によって低速戸5の戸開移動が妨げられるこ
とがある。このときには、恒常的に連動動作する高速戸
4及び低速戸5が両方とも戸開できなくなる。このよう
なときに伝動条体18等の関連部材を取り外して高速戸
4のみを開いて、かご内乗客の救出作業等が行われる。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、保守、調整作業時等の要時に関
連部材を取り外すことなく、低速戸が戸閉した状態で容
易に高速戸のみを戸開できるエレベーターのドア装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ターのドア装置においては、水平方向に移動して出入口
の戸当り側を閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に
移動して出入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、高速戸
を開閉駆動する駆動機構と、中間部が低速戸に固定され
て水平方向に延在し両端にそれぞれ滑車が枢着された支
持腕と、両方の滑車に無端状に巻掛けられて一側が高速
戸に連結され他側に保持片が連結された伝動条体と、出
入口縁部に設けられて保持片が移動可能に係合され保持
片を低速戸の開閉方向に沿う方向に案内する案内レー
ル、保持片の戸袋寄り方向への移動を所定位置で阻止す
る阻止体及び保持片を駆動機構の戸開駆動力による保持
片の戸当り寄り方向変位に抗して戸袋寄り方向へ付勢す
る付勢装置からなる保持機構とが設けられる。
【0011】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、水平方向に移動して出入口の戸当り側
を閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に移動して出
入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、高速戸を開閉駆動
する駆動機構と、中間部が低速戸に固定されて水平方向
に延在し両端にそれぞれ滑車が枢着された支持腕と、両
方の滑車に無端状に巻掛けられて一側が高速戸に連結さ
れ他側に保持片が連結された伝動条体と、出入口縁部に
設けられて保持片が移動可能に係合され保持片を低速戸
の開閉方向に沿う方向に案内する案内レール、この案内
レールの長手に沿う方向に変位できるように構成されて
所要位置に装着され保持片の戸袋寄り方向への移動を所
定位置で阻止する阻止体及び保持片を駆動機構の戸開駆
動力による保持片の戸当り寄り方向変位に抗して戸袋寄
り方向へ付勢する付勢装置からなる保持機構とが設けら
れる。
【0012】また、この発明に係るエレベーターのドア
装置においては、水平方向に移動して出入口の戸当り側
を閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に移動して出
入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、高速戸を開閉駆動
する駆動機構と、中間部が低速戸に固定されて水平方向
に延在し両端にそれぞれ滑車が枢着された支持腕と、両
方の滑車に無端状に巻掛けられて一側が高速戸に連結さ
れ他側に保持片が連結された伝動条体と、出入口縁部に
設けられて保持片が移動可能に係合され保持片を低速戸
の開閉方向に沿う方向に案内する案内レール、保持片の
戸袋寄り方向への移動を所定位置で阻止する阻止体及び
保持片を駆動機構の戸開駆動力による保持片の戸当り寄
り方向変位に抗して戸袋寄り方向へ付勢する付勢装置か
らなる保持機構と、保持片が阻止体に対して所定位置を
超えて変位したときに作動する検出器とが設けられる。
【0013】
【作用】上記のように構成されたエレベーターのドア装
置では、低速戸を戸閉したまま高速戸を人為的に強制戸
開すると、保持機構による保持力に抗して保持片が案内
レールに案内されて出入口の戸当り側方向へ移動する。
これによって、低速戸が戸閉位置に停止した状態で、高
速戸の戸開方向移動が可能になる。
【0014】また、上記のように構成されたエレベータ
ーのドア装置では、低速戸を戸閉したまま高速戸を人為
的に強制戸開すると、保持機構による保持力に抗して保
持片が案内レールに案内されて出入口の戸当り側方向へ
移動する。これによって、低速戸が戸閉位置に停止した
状態で、高速戸の戸開方向移動が可能になる。また、案
内レールに対する阻止体の装着位置を調整することによ
り高速戸の動きに関係なく、低速戸のみの停止位置を容
易に調整することがきる。
【0015】また、上記のように構成されたエレベータ
ーのドア装置では、低速戸を戸閉したまま高速戸を人為
的に強制戸開すると、保持機構による保持力に抗して保
持片が案内レールに案内されて出入口の戸当り側方向へ
移動する。これによって、低速戸が戸閉位置に停止した
状態で、高速戸の戸開方向移動が可能になる。また、エ
レベーターのドア装置の通常開閉動作時に保持機構の動
作不全等により保持片が阻止体から離れた場合には検出
器が作動する。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1〜図3は、この発明の一実施例を示す図
で、図1は要部正面図、図2は図1のII部拡大図、図
3は図2のIII−III線断面図である。図におい
て、1は出入口、2は出入口1の上縁に設けられた桁か
らなる上縁部、3は上縁部2に水平に配置されたレー
ル、4は吊り手がレール3に案内されて移動し出入口1
を開閉し、出入口1の戸当り寄りを閉塞する高速戸、5
は吊り手がレール3に案内されて高速戸4と同方向に移
動し出入口1を開閉し、出入口1の戸袋寄りを閉塞する
低速戸である。
【0017】6は駆動機構で、出入口1の戸当り寄り上
縁部2に配置された第1綱車7、出入口1の戸袋寄り上
縁部2に配置された第2綱車8、上縁部2に設けられた
電動機9、電動機9の出力軸に設けられた小ベルト車1
0、第1綱車6と一体に設けられた大ベルト車11並び
に小ベルト車10及び大ベルト車11に巻掛けられたV
ベルト12、無端状をなし第1綱車7及び第2綱車8に
巻掛けられたワイヤロープ13並びにワイヤロープ13
の中間部を高速戸4に連結する連結子14によって構成
されている。
【0018】15は支持腕で、中間部が低速戸5に固定
されて水平方向に延長され第1綱車7寄りに配置された
第1滑車16及び低速戸5の戸袋側の縁部寄り、すなわ
ち第2綱車8寄りに配置された第2滑車17が枢着され
ている。18は無端状をなし第1滑車16及び第2滑車
17に巻掛けられたワイヤロープからなる伝動条体、1
9は高速戸4に固定された保持子で、伝動条体18の中
間部の一側を高速戸4に保持する。21は基部に摺動部
22が形成されて先端部が伝動条体18の中間部の他側
に連結された保持片である。
【0019】23は出入口1上縁部2に設けられた案内
レールで、横断面において開口部が内部よりも狭幅に形
成されて保持片21の摺動部22が移動可能に係合され
た案内溝24が設けられ、長手が低速戸5の開閉方向に
沿う方向に配置されている。25は案内レール23の案
内溝24内を長手に沿い変位可能に構成されて図示が省
略してあるが所要位置にボルト締結されて装着された阻
止体で、保持片21の戸袋側方向への移動を所定位置で
阻止する。
【0020】26は案内レール23に設けられたスイッ
チからなる検出器で、作動部が阻止体25に当たって停
止した保持片21により押圧されて動作する。27は付
勢装置で、出入口1の上縁部2に枢着されて第2綱車8
寄りに配置された案内車28、案内車28に巻掛けられ
て一端が保持片21に連結され他端には重り片29が連
結された可撓条体30によって構成されている。31は
案内レール23、阻止体25及び付勢装置27によって
構成された保持機構である。
【0021】上記のように構成されたエレベーターのド
ア装置において、図1に示す戸閉状態で、駆動機構6が
付勢されてワイヤロープ13の図1における下側が戸開
方向に駆動されると、ワイヤロープ13の動作が連結子
14によって高速戸4に伝動されて高速戸4が戸開動作
する。そして、高速戸4の戸開動作によって保持子19
を介して伝動条体18が駆動される。
【0022】この伝動条体18の動作が、第1滑車16
及び第2滑車17の回転、すなわち支持腕15を介して
低速戸5に伝動される。これにより、低速戸5は高速戸
4の半分の速度で戸開動作する。また、このときに伝動
条体18の駆動時に付勢装置27によって、駆動機構6
の戸開駆動力による保持片21の戸当り寄り方向変位に
抗して保持片21が阻止体25に接した位置に保持され
る。
【0023】なお、戸閉時には駆動機構6が戸開時と逆
方向へ付勢され動作がワイヤロープ13及び伝動条体1
8に伝動されて、これらワイヤロープ13及び伝動条体
18の動作を介して高速戸4及び低速戸5がそれぞれ戸
開時と逆方向へ動作する。
【0024】そして、保守、調整作業時等であって高速
戸4のみを開く必要がある場合には、低速戸5を戸閉し
たままの状態で高速戸4を人為的に強制戸開すると、高
速戸4の動作が保持子19、伝動条体18の動作を介し
て保持片21に伝動される。これにより、保持片21が
付勢装置27による保持片21の戸当り寄り方向付勢力
に抗して、案内レール23に案内されて出入口1の戸当
り側方向へ移動する。これによって、低速戸5が戸閉位
置に停止した状態で、高速戸4のみの戸開方向移動が可
能になる。
【0025】この高速戸4のみの戸開方向移動は、伝動
条体18等の関連部材の取り外しを要することなく少な
い手数で容易に行うことができ、また保守、調整作業後
に伝動条体18等の関連部材を再度装着する手数を省く
ことができ作業能率を向上することができる。
【0026】なお、低速戸5を戸閉位置に保持して高速
戸4のみの戸開した場合に高速戸4を戸閉するときには
次に述べるように保持片21等が動作する。すなわち、
高速戸4を戸閉移動させると、保持片21が付勢装置2
7によって戸袋側方向に移動して、阻止体25に当たっ
て停止する。そして、これにより高速戸4及び低速戸5
を正常開閉状態に自動的に復帰することができる。
【0027】また、高速戸4及び低速戸5が正常に通常
開閉動作するためには、保持片21が阻止体25に接し
た位置に保持される必要がある。しかし、エレベーター
のドア装置の通常開閉動作時に保持機構31の動作不全
等により保持片21が阻止体25から離れた場合には、
検出器26の保持片21による押圧が解除されて検出器
26が不動作状態になる。これによって、通常開閉動作
時における異常発生を検出することができ、これを介し
てエレベーターを異常時制御して二次的事故の発生を未
然に防ぐことができる。
【0028】また、案内レール23に対する阻止体25
の装着位置を調整することにより高速戸4の動きに関係
なく、低速戸5のみの停止位置を容易に調整することが
きる。これによって、保守、調整等の作業能率を向上す
ることができる。なお、図1〜図3の実施例において、
付勢装置27がぜんまいにより作動するリールによって
構成されたものであっても同様な作用を得ることができ
る。また、伝動条体18がVベルト等の条体からなるも
のであっても同様な作用を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、水平方
向に移動して出入口の戸当り側を閉塞する高速戸及びこ
の高速戸と同方向に移動して出入口の戸袋寄りを閉塞す
る低速戸と、高速戸を開閉駆動する駆動機構と、中間部
が低速戸に固定されて水平方向に延在し両端にそれぞれ
滑車が枢着された支持腕と、両方の滑車に無端状に巻掛
けられて一側が高速戸に連結され他側に保持片が連結さ
れた伝動条体と、出入口縁部に設けられて保持片が移動
可能に係合され保持片を低速戸の開閉方向に沿う方向に
案内する案内レール、保持片の戸袋寄り方向への移動を
所定位置で阻止する阻止体及び保持片を駆動機構の戸開
駆動力による保持片の戸当り寄り方向変位に抗して戸袋
寄り方向へ付勢する付勢装置からなる保持機構とを設け
たものである。
【0030】これによって、低速戸を戸閉したまま高速
戸を人為的に強制戸開すると、保持機構による保持力に
抗して保持片が案内レールに案内されて出入口の戸当り
側方向へ移動する。このため、低速戸が戸閉位置に停止
した状態で、高速戸の戸開方向移動が可能になる。この
高速戸のみの戸開方向移動は、伝動条体等の関連部材の
取り外しを要することなく少ない手数で容易に行うこと
ができ、また保守、調整作業後に伝動条体等の関連部材
を再度装着する手数を省くことができ保守、調整等の作
業能率を向上する効果がある。
【0031】また、この発明は以上説明したように、水
平方向に移動して出入口の戸当り側を閉塞する高速戸及
びこの高速戸と同方向に移動して出入口の戸袋寄りを閉
塞する低速戸と、高速戸を開閉駆動する駆動機構と、中
間部が低速戸に固定されて水平方向に延在し両端にそれ
ぞれ滑車が枢着された支持腕と、両方の滑車に無端状に
巻掛けられて一側が高速戸に連結され他側に保持片が連
結された伝動条体と、出入口縁部に設けられて保持片が
移動可能に係合され保持片を低速戸の開閉方向に沿う方
向に案内する案内レール、この案内レールの長手に沿う
方向に変位できるように構成されて所要位置に装着され
保持片の戸袋寄り方向への移動を所定位置で阻止する阻
止体及び保持片を駆動機構の戸開駆動力による保持片の
戸当り寄り方向変位に抗して戸袋寄り方向へ付勢する付
勢装置からなる保持機構とを設けたものである。
【0032】これによって、低速戸を戸閉したまま高速
戸を人為的に強制戸開すると、保持機構による保持力に
抗して保持片が案内レールに案内されて出入口の戸当り
側方向へ移動する。このため、低速戸が戸閉位置に停止
した状態で、高速戸の戸開方向移動が可能になる。この
高速戸のみの戸開方向移動は、伝動条体等の関連部材の
取り外しを要することなく少ない手数で容易に行うこと
ができ、また保守、調整作業後に伝動条体等の関連部材
を再度装着する手数を省くことができ保守、調整等の作
業能率を向上する効果がある。
【0033】また、案内レールに対する阻止体の装着位
置を調整することにより高速戸の動きに関係なく、低速
戸のみの停止位置を容易に調整することがきる。したが
ってて、保守、調整等の作業能率を向上する効果があ
る。
【0034】また、この発明は以上説明したように、水
平方向に移動して出入口の戸当り側を閉塞する高速戸及
びこの高速戸と同方向に移動して出入口の戸袋寄りを閉
塞する低速戸と、高速戸を開閉駆動する駆動機構と、中
間部が低速戸に固定されて水平方向に延在し両端にそれ
ぞれ滑車が枢着された支持腕と、両方の滑車に無端状に
巻掛けられて一側が高速戸に連結され他側に保持片が連
結された伝動条体と、出入口縁部に設けられて保持片が
移動可能に係合され保持片を低速戸の開閉方向に沿う方
向に案内する案内レール、保持片の戸袋寄り方向への移
動を所定位置で阻止する阻止体及び保持片を駆動機構の
戸開駆動力による保持片の戸当り寄り方向変位に抗して
戸袋寄り方向へ付勢する付勢装置からなる保持機構と、
保持片が阻止体に対して所定位置を超えて変位したとき
に作動する検出器とを設けたものである。
【0035】これによって、低速戸を戸閉したまま高速
戸を人為的に強制戸開すると、保持機構による保持力に
抗して保持片が案内レールに案内されて出入口の戸当り
側方向へ移動する。このため、低速戸が戸閉位置に停止
した状態で、高速戸の戸開方向移動が可能になる。この
高速戸のみの戸開方向移動は、伝動条体等の関連部材の
取り外しを要することなく少ない手数で容易に行うこと
ができ、また保守、調整作業後に伝動条体等の関連部材
を再度装着する手数を省くことができ保守、調整等の作
業能率を向上する効果がある。
【0036】また、エレベーターのドア装置の通常開閉
動作時に保持機構の動作不全等により保持片が阻止体か
ら離れた場合には検出器が作動する。これによって、通
常開閉動作時における異常発生を検出することができ、
検出器の作動を介してエレベータを異常時制御すること
により二次的事故の発生を未然に防ぐ効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す要部正面図。
【図2】 図1のII部拡大図。
【図3】 図2のIII−III線断面図。
【図4】 従来のエレベーターのドア装置を示す要部正
面図。
【図5】 図4のV−V線断面図。
【符号の説明】
1 出入口、4 高速戸、5 低速戸、6 駆動機構、
15 支持腕、16 第1滑車(滑車)、17 第2滑
車(滑車)、18 伝動条体、21 保持片、23 案
内レール、25 阻止体、26 検出器、27 付勢装
置、31 保持機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向に移動して出入口の戸当り側を
    閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に移動して上記
    出入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、上記高速戸を開
    閉駆動する駆動機構と、中間部が上記低速戸に固定され
    て水平方向に延在し両端にそれぞれ滑車が枢着された支
    持腕と、両方の上記滑車に無端状に巻掛けられて一側が
    上記高速戸に連結され他側に保持片が連結された伝動条
    体と、上記出入口縁部に設けられて上記保持片が移動可
    能に係合され上記保持片を上記低速戸の開閉方向に沿う
    方向に案内する案内レール、上記保持片の上記戸袋寄り
    方向への移動を所定位置で阻止する阻止体及び上記保持
    片を上記駆動機構の戸開駆動力による上記保持片の上記
    戸当り寄り方向変位に抗して上記戸袋寄り方向へ付勢す
    る付勢装置からなる保持機構とを備えたエレベーターの
    ドア装置。
  2. 【請求項2】 水平方向に移動して出入口の戸当り側を
    閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に移動して上記
    出入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、上記高速戸を開
    閉駆動する駆動機構と、中間部が上記低速戸に固定され
    水平方向に延在し両端にそれぞれ滑車が枢着された支持
    腕と、両方の上記滑車に無端状に巻掛けられて一側が上
    記高速戸に連結され他側に保持片が連結された伝動条体
    と、上記出入口縁部に設けられて上記保持片が移動可能
    に係合され上記保持片を上記低速戸の開閉方向に沿う方
    向に案内する案内レール、この案内レールの長手に沿う
    方向に変位できるように構成されて所要位置に装着され
    上記保持片の上記戸袋寄り方向への移動を所定位置で阻
    止する阻止体及び上記保持片を上記駆動機構の戸開駆動
    力による上記保持片の上記戸当り寄り方向変位に抗して
    上記戸袋寄り方向へ付勢する付勢装置からなる保持機構
    とを備えたエレベーターのドア装置。
  3. 【請求項3】 水平方向に移動して出入口の戸当り側を
    閉塞する高速戸及びこの高速戸と同方向に移動して上記
    出入口の戸袋寄りを閉塞する低速戸と、上記高速戸を開
    閉駆動する駆動機構と、中間部が上記低速戸に固定され
    て水平方向に延在して両端にそれぞれ滑車が枢着された
    支持腕と、両方の上記滑車に無端状に巻掛けられて一側
    が上記高速戸に連結され他側に保持片が連結された伝動
    条体と、上記出入口縁部に設けられて上記保持片が移動
    可能に係合され上記保持片を上記低速戸の開閉方向に沿
    う方向に案内する案内レール、上記保持片の上記戸袋寄
    り方向への移動を所定位置で阻止する阻止体及び上記保
    持片を上記駆動機構の戸開駆動力による上記保持片の上
    記戸当り寄り方向変位に抗して上記戸袋寄り方向へ付勢
    する付勢装置からなる保持機構と、上記保持片が上記阻
    止体に対して所定位置を超えて変位したときに作動する
    検出器とを備えたエレベーターのドア装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205923A (zh) * 2010-03-30 2011-10-05 东芝电梯株式会社 电梯的轿厢门驱动装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102205923A (zh) * 2010-03-30 2011-10-05 东芝电梯株式会社 电梯的轿厢门驱动装置

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