JPH08324575A - 商品収納容器 - Google Patents
商品収納容器Info
- Publication number
- JPH08324575A JPH08324575A JP13036595A JP13036595A JPH08324575A JP H08324575 A JPH08324575 A JP H08324575A JP 13036595 A JP13036595 A JP 13036595A JP 13036595 A JP13036595 A JP 13036595A JP H08324575 A JPH08324575 A JP H08324575A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- top coating
- braille
- printing
- ink
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 容器に施される点字が使用期間中に脱落する
おそれが全くない。 【構成】 容器1の表面に通常の印刷手段により任意の
文字、模様を印刷2し、その印刷2の上にトップコーテ
ィング3を施し、更に該トップコーティング3上の適宜
箇所に、容器1の内容物を示す点字4を硬化インキによ
って一体的に印刷してあることを特徴とする。
おそれが全くない。 【構成】 容器1の表面に通常の印刷手段により任意の
文字、模様を印刷2し、その印刷2の上にトップコーテ
ィング3を施し、更に該トップコーティング3上の適宜
箇所に、容器1の内容物を示す点字4を硬化インキによ
って一体的に印刷してあることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視覚障害者にも容器に
収納してある商品内容物が分かるようにした商品収納容
器に関する。
収納してある商品内容物が分かるようにした商品収納容
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の容器として実開平6−82
08号公報記載のものを挙げることができる。これによ
れば、容器内に収納してある商品名の点字を配設したラ
ベルを当該容器に貼着し、視覚障害者が容器内の中味を
誤らずに使用できるようにしたものである。
08号公報記載のものを挙げることができる。これによ
れば、容器内に収納してある商品名の点字を配設したラ
ベルを当該容器に貼着し、視覚障害者が容器内の中味を
誤らずに使用できるようにしたものである。
【0003】しかしながら、上記点字を記したラベル
は、通常、容器表面の印刷のトップコーティング上に貼
ってあるため、接着強度が充分でなく、しかも指先でく
り返し触られることから、容器内容物の残存期間中に剥
離するおそれがあり、視覚障害者にとって不都合な問題
となっていた。
は、通常、容器表面の印刷のトップコーティング上に貼
ってあるため、接着強度が充分でなく、しかも指先でく
り返し触られることから、容器内容物の残存期間中に剥
離するおそれがあり、視覚障害者にとって不都合な問題
となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記事情に基
づいてなされたものであり、容器に施される点字が使用
期間中に脱落する懸念の全くない商品収納容器を提供す
ることを目的とする。
づいてなされたものであり、容器に施される点字が使用
期間中に脱落する懸念の全くない商品収納容器を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器の表面に
通常の印刷手段により任意の文字、模様を印刷し、その
印刷の上にトップコーティングを施し、さらに該トップ
コーティングの上の適宜箇所に、容器の内容物を示す点
字を硬化インキによって一体的に印刷してあることを特
徴とする。
通常の印刷手段により任意の文字、模様を印刷し、その
印刷の上にトップコーティングを施し、さらに該トップ
コーティングの上の適宜箇所に、容器の内容物を示す点
字を硬化インキによって一体的に印刷してあることを特
徴とする。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1はエアゾール缶等の金属容器で
あって、この金属容器1の表面にはスクリーン印刷やオ
フセット印刷などの通常の印刷手法によって文字や模様
等の印刷2が施してある。この印刷2の上には熱硬化性
樹脂によるトップコーティング3が行われている。この
トップコーティングに用いる熱硬化性樹脂は、透明性に
優れ且つ適度な表面硬度と強度を有するもの、例えばエ
ポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アミノ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂等であり、また、これらを2種以上混合したものでも
よい。さらにトップコーティングの塗布方法としては、
特に限定されるものではなく、例えば浸漬法、ロールコ
ーティング法、ハケ塗り法、吹きつけ法のいずれであっ
てもよい。
する。図1において、1はエアゾール缶等の金属容器で
あって、この金属容器1の表面にはスクリーン印刷やオ
フセット印刷などの通常の印刷手法によって文字や模様
等の印刷2が施してある。この印刷2の上には熱硬化性
樹脂によるトップコーティング3が行われている。この
トップコーティングに用いる熱硬化性樹脂は、透明性に
優れ且つ適度な表面硬度と強度を有するもの、例えばエ
ポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、アミノ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹
脂等であり、また、これらを2種以上混合したものでも
よい。さらにトップコーティングの塗布方法としては、
特に限定されるものではなく、例えば浸漬法、ロールコ
ーティング法、ハケ塗り法、吹きつけ法のいずれであっ
てもよい。
【0007】上記に示した容器は従来の一般的な商品収
納容器と基本的に変わりはないが、本発明はトップコー
ティング3の上に更にスクリーン印刷の手法により硬化
インキを印刷し、完全に硬化させることによって金属容
器1の表面に、凸状に表出する点字4を一体的に固着し
たところが最大の特徴となっている。硬化インキとして
は、紫外線硬化型、電子線硬化型、加熱硬化型いずれの
インキであってもよいが、紫外線硬化型の硬化インキ
(以下、「光硬化インキ」という)の方が、硬化速度及
び硬化設備の簡素化、低廉化を総合的に考察して利用に
適するものといえる。
納容器と基本的に変わりはないが、本発明はトップコー
ティング3の上に更にスクリーン印刷の手法により硬化
インキを印刷し、完全に硬化させることによって金属容
器1の表面に、凸状に表出する点字4を一体的に固着し
たところが最大の特徴となっている。硬化インキとして
は、紫外線硬化型、電子線硬化型、加熱硬化型いずれの
インキであってもよいが、紫外線硬化型の硬化インキ
(以下、「光硬化インキ」という)の方が、硬化速度及
び硬化設備の簡素化、低廉化を総合的に考察して利用に
適するものといえる。
【0008】そこで本実施例では光硬化インキを使用し
た。光硬化インキとは、近紫外線の吸収で速やかに硬化
乾燥するインキをいう。この光硬化インキに使用される
樹脂としては、不飽和ポリエステルをはじめ、ラジカル
重合性の基を分子内に導入したアクリル樹脂、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂などがあり、また添加される光
増感性物質(光重合開始剤)としては、例えばジフェニ
ルジサルファイド系化合物、有機色素系化合物、アゾ系
化合物、ベンゾイン系化合物などを使用する。尚、希釈
剤兼架橋剤としては、ビニル系モノマーを使用する。
た。光硬化インキとは、近紫外線の吸収で速やかに硬化
乾燥するインキをいう。この光硬化インキに使用される
樹脂としては、不飽和ポリエステルをはじめ、ラジカル
重合性の基を分子内に導入したアクリル樹脂、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂などがあり、また添加される光
増感性物質(光重合開始剤)としては、例えばジフェニ
ルジサルファイド系化合物、有機色素系化合物、アゾ系
化合物、ベンゾイン系化合物などを使用する。尚、希釈
剤兼架橋剤としては、ビニル系モノマーを使用する。
【0009】そして、予め文字、模様などの印刷2がし
てあり且つ、その印刷2の上にトップコーティング3が
してある金属容器1の表面の適宜箇所に、前述の組成を
有する光硬化インキによって容器の内容物名を表わす点
字4となるように配した点状の突部を適数個印刷し、水
銀灯による近紫外線照射を行なって前記突部を硬化乾燥
し、トップコーティングしてある金属容器1の表面に点
字4を一体的に固着する。この際、硬化反応がラジカル
重合が中心であることから、酸素による重合禁止作用の
問題を解決するために、インキ中にワックスを添加した
り、樹脂中に酸素と反応しやすい官能基を入れたりして
硬化反応を起こさせるようにする。尚、ワックスを添加
したインキにおいては、高圧水銀灯から発生する熱によ
り塗膜表面に浮いたワックスが溶解して硬化不良の原因
となることもあるので、まず低圧水銀灯を用いて塗膜を
ゼリー状にまで固化させてから高圧水銀灯で硬化を完了
するようにする。このようにして硬化して形成した点字
4は、視覚障害者が指先でさわって容易に読むことがで
きるように、とび出している高さが50〜200μmの
範囲になっている。
てあり且つ、その印刷2の上にトップコーティング3が
してある金属容器1の表面の適宜箇所に、前述の組成を
有する光硬化インキによって容器の内容物名を表わす点
字4となるように配した点状の突部を適数個印刷し、水
銀灯による近紫外線照射を行なって前記突部を硬化乾燥
し、トップコーティングしてある金属容器1の表面に点
字4を一体的に固着する。この際、硬化反応がラジカル
重合が中心であることから、酸素による重合禁止作用の
問題を解決するために、インキ中にワックスを添加した
り、樹脂中に酸素と反応しやすい官能基を入れたりして
硬化反応を起こさせるようにする。尚、ワックスを添加
したインキにおいては、高圧水銀灯から発生する熱によ
り塗膜表面に浮いたワックスが溶解して硬化不良の原因
となることもあるので、まず低圧水銀灯を用いて塗膜を
ゼリー状にまで固化させてから高圧水銀灯で硬化を完了
するようにする。このようにして硬化して形成した点字
4は、視覚障害者が指先でさわって容易に読むことがで
きるように、とび出している高さが50〜200μmの
範囲になっている。
【0010】本発明が適用できる金属容器としてはエア
ゾール缶をはじめ、アルミチューブ容器、飲料缶などが
挙げられる。また本発明は金属容器に限らず合成樹脂容
器にも適用できることは言うまでもない。さらに、点字
4を得るために硬化インキで印刷する手法としては、ス
クリーン印刷に限られず、グラビア印刷やオフセット印
刷であっても可能である。
ゾール缶をはじめ、アルミチューブ容器、飲料缶などが
挙げられる。また本発明は金属容器に限らず合成樹脂容
器にも適用できることは言うまでもない。さらに、点字
4を得るために硬化インキで印刷する手法としては、ス
クリーン印刷に限られず、グラビア印刷やオフセット印
刷であっても可能である。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は容器のトッ
プコーティングされている上からでも点字を一体的に固
着できるので点字が脱落するおそれは全くなく、視覚障
害者による容器内容物の誤用を確実に防止する効果を有
する。
プコーティングされている上からでも点字を一体的に固
着できるので点字が脱落するおそれは全くなく、視覚障
害者による容器内容物の誤用を確実に防止する効果を有
する。
【図1】本発明による容器の要部を拡大して示す断面図
である。
である。
【図2】本発明による容器の一例を示す斜視図である。
1 金属容器(容器) 2 印刷 3 トップコーティング 4 点字
Claims (1)
- 【請求項1】 容器(1)の表面に通常の印刷手段によ
り任意の文字、模様を印刷(2)し、その印刷(2)の
上にトップコーティング(3)を施し、さらに該トップ
コーティング(3)の上の適宜箇所に、容器(1)の内
容物を示す点字(4)を硬化インキによって一体的に印
刷してあることを特徴とする商品収納容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13036595A JPH08324575A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 商品収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13036595A JPH08324575A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 商品収納容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08324575A true JPH08324575A (ja) | 1996-12-10 |
Family
ID=15032639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13036595A Pending JPH08324575A (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 商品収納容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08324575A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284158A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Showa Aluminum Kan Kk | 滑り性に優れた金属容器およびその製造方法 |
US7066085B2 (en) * | 2002-08-26 | 2006-06-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing operation panel for printer |
JP2019018549A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 白山印刷株式会社 | 加飾印刷物、点字印刷物、加飾印刷物の作製方法 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP13036595A patent/JPH08324575A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002284158A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-03 | Showa Aluminum Kan Kk | 滑り性に優れた金属容器およびその製造方法 |
US7066085B2 (en) * | 2002-08-26 | 2006-06-27 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing operation panel for printer |
CN1325281C (zh) * | 2002-08-26 | 2007-07-11 | 兄弟工业株式会社 | 生产模制组件的方法 |
JP2019018549A (ja) * | 2017-07-20 | 2019-02-07 | 白山印刷株式会社 | 加飾印刷物、点字印刷物、加飾印刷物の作製方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040415 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040914 |