JPH08324302A - 電鉄用曲線引金具 - Google Patents

電鉄用曲線引金具

Info

Publication number
JPH08324302A
JPH08324302A JP15691995A JP15691995A JPH08324302A JP H08324302 A JPH08324302 A JP H08324302A JP 15691995 A JP15691995 A JP 15691995A JP 15691995 A JP15691995 A JP 15691995A JP H08324302 A JPH08324302 A JP H08324302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
fitting
ear
metal fitting
electric railway
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15691995A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeaki Yamagata
毅章 山形
Mikio Tsukamoto
幹夫 塚本
Kenji Kawashima
健嗣 川嶋
Shunzo Tamaki
俊三 玉木
Masaru Takeuchi
優 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DENGIYOU KK
DENGYO KK
West Japan Railway Co
Original Assignee
DENGIYOU KK
DENGYO KK
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DENGIYOU KK, DENGYO KK, West Japan Railway Co filed Critical DENGIYOU KK
Priority to JP15691995A priority Critical patent/JPH08324302A/ja
Publication of JPH08324302A publication Critical patent/JPH08324302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化及び加工性の向上により車輌の高速化
を図る。 【構成】 電鉄用曲線引金具1のアーム3を高分子複合
材製のパイプを所定寸法に切断し、このアーム端部に外
嵌固定するイーヤ取付金具2及び引手アイ金具4をチタ
ン鍛造品または合成樹脂にて形成する。そしてこのイー
ヤ取付金具2及び引手アイ金具4の短管状のホルダー部
21,41をアーム端外周部に嵌合接着固定して一体と
する。また、直線パイプ状のアーム端に嵌合固定するイ
ーヤ取付金具のアーム片42を、電車通過時のパンタグ
ラフが接触しない長さとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軽量化及び加工性の向上
を図り、かつ車輌の高速化に適した電鉄用曲線引金具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気鉄道においてパンタグラフの局部磨
耗を防止するため、電車線を予め定めた任意ピッチにて
蛇行させて張架している。この電車線を蛇行させる場
合、電車線に振止金具等の支持物にて、また曲線路にお
いては曲線引金具等を用いて水平方向に直接引張力を与
え、かつ電車の通過に伴ってパンタグラフにより電車線
に生じる流れ作用に追従して揺動するようになしてい
る。この振止金具や曲線引金具は所要の長さを有するパ
イプ状のアームを弓状に湾曲してパンタグラフが接触し
ないようにし、このパイプ状のアームの一端にイーヤ取
付金具を、多端にはブラケット等に固定するための引手
アイ金具を夫々取り付けている。このアームはアルミ製
イーヤ取付金具、及び引手アイ金具はアルミ青銅鋳物と
し、この両金具の取付部をアーム端部内に嵌合したの
ち、このアーム外周部より圧着して一体に固定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って従来の曲線引金
具はアームをアルミニウム製のパイプとし、イーヤ取付
金具及び引手アイ金具はアルミ青銅鋳物としているた
め、この全体重量が大きくなり、電車線を支持するこの
曲引金具位置では電車線に荷重が集中し、この位置が硬
点となり、パンタグラフ通過時離線が生じやすくなる。
また、電車線に異常磨耗が発生する。このため、電車の
高速化にも限度が生じるものとなっている。
【0004】本発明はパンタグラフに給電する電車線
(トロリー線)に対する曲線引き金具の全体重量の軽減
化及び加工性の向上を図り、トロリー線の曲線引金具位
置に荷重が集中することをなくして硬点の解消を図り、
パンタグラフ走行時の離線、異常磨耗を防ぎ、車輌の高
速化に適することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたもので、電鉄用曲線引金具のアームを
高分子複合材製のパイプを所定寸法に切断し、このアー
ム端部に外嵌固定するイーヤ取付金具及び引手アイ金具
をチタン鍛造品または合成樹脂にて形成し、このイーヤ
取付金具及び引手アイ金具の短管状のホルダー部をアー
ム端外周部に嵌合接着固定して一体としたことを要旨と
する。
【0006】
【作用】電鉄用曲線引金具のアームを高分子複合材の直
線パイプ状とし、これを所定寸法に切断して形成し、こ
のアームの両端部に取り付けるイーヤ取付金具、及び引
手アイ金具をチタン或いはチタン合金の鍛造あるいは合
成樹脂製品とし、イーヤ取付金具、及び引手アイ金具の
筒状をした取付部をアームの両端部に嵌合して接着ピン
結合としているため、機械的性能を低減することなく、
電鉄用曲線引金具全体の重量を従来に比べほぼ半分以下
と軽量化され、この曲線引金具にて支持した位置でのト
ロリー線に荷重が集中することがなくなり、従ってトロ
リー線の硬点が解消し、パンタグラフ走行時の離線、異
常磨耗を防ぎ、かつ車輌の高速化が図れるものとなる。
さらにアームを直線パイプ状としているので、加工性が
向上するものとなる。
【0007】
【実施例】以下本発明電鉄用曲線引金具を図示の実施例
にもとづいて説明する。図において1は、トロリー線T
を曲線路に沿って支持する曲線引金具を示し、この曲線
引金具1は所要の長さを有する直線パイプ状のアーム3
と、このアーム3の一端に嵌合固定するイーヤ取付金具
2と、アーム他端に嵌合固定する引手アイ金具4とより
構成される。そしてこのイーヤ取付金具2及び引手アイ
金具4は軽量化を図るため、チタン鍛造品にて形成す
る。
【0008】3はアームで、このアーム3は高分子複合
材(CFRP,Carbon FiberReinforced Plastic)にて
所要の強度と径を有する直線パイプ状に成形すると共
に、これを使用する箇所に合わせて所要寸法に切断して
形成するものである。
【0009】前記イーヤ取付金具2は図1乃至図3に詳
示する如く、アーム3に外嵌する短管状をしたホルダー
部21の下面にイーヤ取付部22を垂設し、このイーヤ
取付部22に取付軸23と、この取付軸下端に太径とし
た鍔24とを一体に形成してなり、これに図5に示すイ
ーヤ5を取り付ける。
【0010】このイーヤ取付金具2のホルダー部21の
内径はアーム3に嵌挿する際、がたつくことなく挿入で
きるようにして定め、かつ長さはイーヤ5を介してトロ
リー線Tを挟持吊垂できる強度を備えるようにして定め
ると共に、アーム3に外嵌する際、ホルダー部内周面に
は接着剤を塗布しアーム3と接着し、かつホルダー部2
1に穿孔したピン孔25とアーム3側に設けた孔間にピ
ンPを挿通して係止し、一体とする。
【0011】イーヤ5は図5に詳示するように、互いに
対向するイーヤ片51と52と一対とし、図示の実施例
ではイーヤ片51,52の夫々中央部に半円形のホルダ
ー部53を形成し、2つのイーヤ片51,52を対設す
る際、ホルダー部53,53にてイーヤ取付金具2の取
付軸23を抱持するようにすると共に、このホルダー部
53の両側部に突設したイーヤ爪片54,54にてトロ
リー線Tを挟持する。なお対向するイーヤ片51,52
の固定は、両片間に挿通するボルト・ナット55にて行
うものである。
【0012】またこのイーヤ5は図6に示すものも採用
できる。このイーヤ5は一方のイーヤ片56に取付片5
7を突設し、このイーヤ片56と他方のイーヤ片58と
を対設し、この両イーヤ片56,58間にボルト59を
挿通し、ナット60を螺合してイーヤ片間を締結し、下
部爪間にてトロリー線を挟持するもので、この取付片5
7をイーヤ取付金具2に支持する。
【0013】引手アイ金具4は、図1、図4に詳示する
ようにアーム3に外嵌する短管状のホルダー部41と、
このホルダー部41の外周部に斜下方に突出するアーム
片42とより構成されると共に、このアーム片42の先
端に穿孔した孔44にアーム支持金具とボルト止め付可
能とし、かつこのアーム片42の長さ及びホルダー部4
1との距離を電車通過時パンタグラフとアーム3とが接
触しないようにして適当に定めるものとする。
【0014】この引手アイ金具4はホルダー部41をア
ーム3の端部に接着剤を塗布して嵌合することにより接
着すると共に、ホルダー部に穿孔した孔43とアーム間
にピンを挿通して一体に固定するものである。なおこの
場合、アーム3側にピン挿通孔の穿孔位置を2以上異な
る位置に穿孔しておくことにより、現場でのアーム長を
引手アイ金具のピンによる取付位置を変えて調整するよ
うにできる。
【0015】従って上述の如く構成する各部材の組み立
ては、まずパイプ状のアーム3の一端側にイーヤ取付金
具2のホルダー部21を、他端側には引手アイ金具4の
ホルダー部41を夫々嵌合する。この時、両金具2、4
のホルダー部21,41の内周面またはアーム3の端部
外周面にはエポキシ系、その他の合成樹脂接着剤、その
他異質材間の接着を強力に行う接着剤を塗布しておく。
これにより各金具2、4のホルダー部をアーム端に嵌合
するのみで、接着剤の硬化作用にて強固に接着され、さ
らに必要に応じてピンPを挿通して一体とするものであ
る。なお、このイーヤ取付金具2、引手アイ金具4を合
成樹脂にても製作できる。さらに上記実施例は曲線引金
具として説明したが、振止金具としても応用できる。
【0016】
【発明の効果】第1発明の電鉄用曲線引金具において
は、電鉄用曲線引金具のアームを高分子複合材を用いた
パイプとし、この端部に固定するイーヤ取付金具及び引
手アイ金具をチタン鍛造品または合成樹脂にて形成し、
このイーヤ取付金具及び引手アイ金具のホルダー部をア
ーム端外周部に嵌合し、接着して一体としているため、
機械的性能を低減することなく、製作が簡易となり軽量
化され、この軽量化にてトロリー線に対する荷重の集中
がなくなり、従ってトロリー線の硬点が解消し、パンタ
グラフ走行時の離線、異常磨耗を防ぎ、かつ車輌の高速
化が図れるなどの利点がある。第2発明においては、直
線パイプ状のアーム端に嵌合するイーヤ取付金具にアー
ム支持金具に取り付けるアーム片を突設したため、アー
ムを直線としてもパンタグラフの接触を防止し、かつ加
工性が向上するなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明電鉄用曲線引金具の一実施例を示す正面
図である。
【図2】同側面図である。
【図3】イーヤ取付金具の説明図である。
【図4】引手アイ金具の説明図である。
【図5】イーヤの説明図である。
【図6】イーヤの異なる実施例の説明図である。
【図7】従来の曲線引金具の説明図である。
【符号の説明】
1 イーヤ 2 イーヤ取付金具 21 ホルダー部 22 取付部 23 取付軸 3 アーム 4 引手アイ金具 41 ホルダー部 42 アーム片 5 イーヤ 51 イーヤ片 52 イーヤ片 T トロリー線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川嶋 健嗣 大阪府大阪市北区芝田2丁目4番24号 西 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 玉木 俊三 大阪府東大阪市高井田中2丁目5番25号 株式会社電業内 (72)発明者 竹内 優 大阪府東大阪市高井田中2丁目5番25号 株式会社電業内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電鉄用曲線引金具のアームを高分子複合
    材製のパイプを所定寸法に切断し、このアーム端部に外
    嵌固定するイーヤ取付金具及び引手アイ金具をチタン鍛
    造品または合成樹脂にて形成し、このイーヤ取付金具及
    び引手アイ金具の短管状のホルダー部をアーム端外周部
    に嵌合接着固定して一体としたことを特徴とする電鉄用
    曲線引金具。
  2. 【請求項2】 直線パイプ状のアーム端に嵌合固定する
    イーヤ取付金具のアーム片を、電車通過時のパンタグラ
    フが接触しない長さを有する請求項1記載の電鉄用曲線
    引金具。
JP15691995A 1995-05-30 1995-05-30 電鉄用曲線引金具 Pending JPH08324302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15691995A JPH08324302A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 電鉄用曲線引金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15691995A JPH08324302A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 電鉄用曲線引金具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08324302A true JPH08324302A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15638249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15691995A Pending JPH08324302A (ja) 1995-05-30 1995-05-30 電鉄用曲線引金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08324302A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062785A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 East Japan Railway Co 架線の絶縁曲線引金具
JP2012061910A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 East Japan Railway Co 曲線引金具及びその製造方法
JP2015150997A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 公益財団法人鉄道総合技術研究所 パンタグラフ異常検知方法及び検知装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062785A (ja) * 2006-09-07 2008-03-21 East Japan Railway Co 架線の絶縁曲線引金具
JP2012061910A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 East Japan Railway Co 曲線引金具及びその製造方法
JP2015150997A (ja) * 2014-02-14 2015-08-24 公益財団法人鉄道総合技術研究所 パンタグラフ異常検知方法及び検知装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0415157B2 (ja)
CN107867140B (zh) 悬架臂的加强结构以及制造方法
JPS5824630A (ja) 繊維強化合成樹脂材料製の板ばね
JPH08324302A (ja) 電鉄用曲線引金具
JPS63279909A (ja) 自動車用のロールオーバー・ヨーク
JPH10114278A (ja) 自動車用の一体接合のツーピース形のステアリング・ナックル・アセンブリ及びその製法
CN209176458U (zh) 车辆的上摆臂及具有其的车辆
US8636294B2 (en) Passage system for transmission elements of bicycle components
US5205529A (en) Friction-dampened gusset
CN206155059U (zh) 一种控制臂与副车架的安装结构
JPS6150809A (ja) 自動車のサスペンシヨンア−ム
US8813920B2 (en) Bicycle brake arm
WO2023087655A1 (zh) 一体式接头自行车、电动车、电动助力车车架
JP3004828U (ja) 二輪車の組合せ式フレーム体
JPH06156032A (ja) サスペンションアーム
JP3359362B2 (ja) 電鉄用曲線引金具
JP2001277812A (ja) アクスルハウジング
JP2008179311A (ja) カウリング取付装置および自動二輪車
CN210232009U (zh) 一种大口径弧形管件自动焊接手臂
JP2892636B2 (ja) 新幹線先頭車両の複合材構体の中央部結合方法
EP4219264A1 (en) Frame structure for a bogie
CN208558923U (zh) 一种前下摆臂后衬套结构
JPH0565040A (ja) 電鉄用曲線引金具
JPH07137523A (ja) 自動車のスタビライザバー取付構造
JPS6175084A (ja) 自動二輪車の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005