JPH0832410A - スイッチドキャパシタ回路 - Google Patents

スイッチドキャパシタ回路

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JPH0832410A
JPH0832410A JP16141994A JP16141994A JPH0832410A JP H0832410 A JPH0832410 A JP H0832410A JP 16141994 A JP16141994 A JP 16141994A JP 16141994 A JP16141994 A JP 16141994A JP H0832410 A JPH0832410 A JP H0832410A
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JP
Japan
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capacitor
capacitors
operational amplifier
circuit
series
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Application number
JP16141994A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takahashi
義昭 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック信号等の外部信号により悪影響を受
けないスイッチドキャパシタ回路を構成する。 【構成】 オペアンプと、オペアンプの帰還路に設けら
れた帰還キャパシタと、前記オペアンプの入力経路に設
けられるキャパシタと、前記キャパシタの充放電を制御
するスイッチと、オペアンプの入力経路に設けられた入
力キャパシタを2つの直列接続されたキャパシタと、こ
の接続点を接地するキャパシタで構成した。これによっ
て、クロック信号が近くに存在しても、直列接続された
キャパシタの接続点の電位を安定化することができると
ともに、入力経路に設けられるキャパシタの容量値を容
易に小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブフィルタと
して用いて好適なスイッチドキャパシタ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、理想スイッチ、キャパシタお
よびオペアンプを用いてフィルタ回路などを実現するス
イッチドキャパシタ回路が知られている。図2に、スイ
ッチドキャパシタ回路の一例を示す。このスイッチドキ
ャパシタ回路は、オペアンプOPと帰還キャパシタC3
と、2相のクロック(φ1,φ2)によってドライブさ
れるスイッチSW1,SW2とキャパシタC1からなる
第1入力部と、キャパシタC2からなる第2入力部から
なっている。尚、キャパシタC2、C3と、OPアンプ
10とにより積分器が構成され、第1入力部12と帰還
キャパシタC3とにより増幅器が構成される。
【0003】このスイッチドキャパシタ回路における2
つの入力に対するゲインG1,G2は、それぞれ次のよ
うに表される。
【0004】G1=−1/sReqC3=−1/(sT
(C1/C3)) G2=−(C2/C3) ここで、Req=T/C1(Tは、図3に示す2相クロ
ックφ1,φ2の周期)、sはjω(ωは角速度)であ
る。
【0005】このように、スイッチドキャパシタ回路で
は、ゲインが容量比で決定される。特に、スイッチドキ
ャパシタ回路は、アクティブフィルタとして、利用され
る場合が多い。すなわち、アクティブフィルタに使用さ
れている抵抗をキャパシタとスイッチに置き換えること
によって、もとのアクティブフィルタと同等の特性を得
ることができる。そして、このスイッチドキャパシタ回
路を用いたフィルタでは、上述のようにフィルタ定数が
キャパシタの容量比で決定される。現在のモンリシック
ICにおいては、素子間相対値精度は高いため、スイッ
チドキャパシタフィルタによって、高精度のアクティブ
フィルタをモノリシックICで構成することができる。
【0006】このように、スイッチドキャパシタ回路に
よって、IC化に好適なフィルタ等が得られる。一方、
通常のスイッチドキャパシタ回路において、キャパシタ
の容量比は1〜10程度が採用される。しかし、回路に
よっては、容量比として100等の大きな値が必要な場
合もある。この場合、モノリシックICに内蔵されるキ
ャパシタの容量値は最大でも20〜30pF程度であ
り、その1/100は、0.2〜0.3pFである。と
ころが、通常のモノリシックICにおいて、製作可能な
キャパシタの最小容量値は1pF程度である。
【0007】そこで、従来の回路においては、図4に示
すように、複数のキャパシタを直列接続して1pFより
小さなキャパシタを構成していた。例えば、1pFのキ
ャパシタを2個直列接続することによって等価的に0.
5pFのキャパシタを構成できる。このため、N個のキ
ャパシタを直列接続することによって、1/Nの容量値
のキャパシタを得ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、キャパシタを複数個直列接続すると、キャパシタ間
の接続点(中間ノード)、例えば図4におけるA点が完
全に浮遊した状態になってしまう。このように、電位が
固定されていない点は、他の信号からの影響を受けやす
く、特に図2の如きSW1及び2をオンオフ制御するよ
うなクロック信号があると、このクロックによって、A
点の電位が変化してしまい、回路の出力信号が影響を受
けてしまうという問題点があった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、浮遊したノードを減少
し、かつ容量値の小さなキャパシタを利用することがで
きるスイッチドキャパシタ回路を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、非反転入力端
子が接地されたオペアンプと、このオペアンプの出力端
子から反転入力端子への帰還経路に設けられた帰還キャ
パシタと、オペアンプの反転入力端子への入力経路に設
けられた入力キャパシタと、前記オペアンプの他の入力
経路に設けられているキャパシタと、該キャパシタに対
する充放電を制御する複数のスイッチと、を含み、上記
入力キャパシタは、直列接続された少なくとも2つのキ
ャパシタと、この直列接続された2つのキャパシタの接
続部とアースの間に設けられたキャパシタと、を有する
ことを特徴とする。
【0011】また、上記直列接続されたキャパシタは2
つであると共に、両キャパシタの容量値が同一であり、
2つのキャパシタの接続部とアースの間に設けられたキ
ャパシタは、上記容量値の整数倍の比較的大きなキャパ
シタであることを特徴とする。
【0012】
【作用】このように、本発明によれば、オペアンプの入
力経路に設けられた入力キャパシタを2つの直列接続さ
れたキャパシタと、この接続点を接地するキャパシタで
構成した。このため、直列接続されたキャパシタの接続
点は電位的に安定させることができる。さらに、入力キ
ャパシタの容量値を容易に小さな値にすることができ、
オペアンプにおける回路のゲインの設定を広範囲なもの
にできる。
【0013】特に、入力キャパシタの直列接続された2
つのキャパシタの容量値を同一(C)とし、この2つの
キャパシタの中間ノードを接地するキャパシタをn倍の
ものにすることによって、容量値がC/(n+2)の入
力キャパシタを容易に構成することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、実施例の全体構成を示す回路図
である。ここで、この回路全体がモノリシックICで構
成されている。
【0015】この回路は、従来例と同様に、オペアンプ
OP、キャパシタC1,C2,C,3、スイッチSW
1,SW2からなる、加算積分器の構成例である。
【0016】第1の入力Vin1 は、スイッチSW1、S
W2を介しオペアンプOPの反転入力端子に接続されて
おり、スイッチSW1とSW2の接続点がキャパシタC
1によって接地されている。スイッチSW1、SW2
は、図3に示す2相のクロックφ1、φ2によってスイ
ッチングされる。
【0017】第2の入力Vin2 は、キャパシタC2を介
し、オペアンプOPの反転入力端子に接続されている。
また、オペアンプOPの出力端と反転入力端子の間には
帰還キャパシタC3が配置されている。
【0018】そして、本実施例においては、キャパシタ
C2が3つのキャパシタC21,C22,C23からな
っている。すなわち、第2の入力Vin2 とオペアンプO
Pの反転入力端子の間に2つのキャパシタC21,C2
2が直列接続され、この2つのキャパシタC21,C2
2の接続点とアースとの間にキャパシタC23が設けら
れている。
【0019】キャパシタC2を上述のような3つのキャ
パシタC21,C22,C23で構成すると、これらを
合成したキャパシタC2の容量値は容易に小さな値にで
きる。すなわち、キャパシタC21,C22の容量値を
Cとし、キャパシタC23容量値をnC(nは正の整
数)とした場合、キャパシタC22の接続されているオ
ペアンプの反転入力端子が仮想接地されているため、キ
ャパシタC3から見たキャパシタC2の等価容量値C2
は、 C2=C・1/(n+2) となる。
【0020】従って、キャパシタC21,C22を1p
F、キャパシタC23を8pFにすれば、前記等価容量
値C2は、 1・1/10=0.1 となり、小さな容量値のキャパシタを容易に得ることが
できる。そして、このキャパシタC2では、直列接続さ
れた2つのキャパシタC21,C22の接続点(中間の
ノード)は、キャパシタC23を介し、アースに接続さ
れている。従って、この中間のノードは、従来に比べ電
位的に安定しており、クロック信号等がオペアンプに入
力されることを効果的に防止することができる。
【0021】スイッチドキャパシタ回路には、各種の組
み合わせがあり、このオペアンプの仮想接地されている
反転入力端子に接続されるキャパシタの容量値を小さく
する場合に、好適に利用できる。
【0022】また、非反転入力端子が接地されたオペア
ンプの反転入力端子への入力経路に、3以上のキャパシ
タを直列接続し、これらの中間ノードを他のキャパシタ
でそれぞれ接地することによっても、自由度の大きな入
力容量値の設定が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オペアンプの入力経路に設けられた入力キャパシタを2
つの直列接続されたキャパシタと、この接続点を接地す
るキャパシタで構成した。このため、直列接続されたキ
ャパシタの接続点は電位的に安定させることができ、ク
ロック信号等によるスイッチドキャパシタへの悪影響を
防止することができる。さらに、入力キャパシタの容量
値を容易に小さな値にすることができ、オペアンプにお
ける回路のゲインの設定を広範囲なものにできる。
【0024】特に、入力キャパシタの直列接続された2
つのキャパシタの容量値を同一(C)とし、この2つの
キャパシタの中間ノードを接地するキャパシタをn倍の
ものにすることによって、容量値がC/(n+2)の入
力キャパシタを容易に構成することができる。
【0025】また、本発明に係るスイッチドキャパシタ
回路を利用してフィルタを構成すれば、フィルタ定数の
選択の自由度が広がるとともに、クロックなどの外部信
号から悪影響を受けず、安定した出力信号を発生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す回路図である。
【図2】従来例の構成を示す回路図である。
【図3】2相クロックのタイミングチャートである。
【図4】キャパシタを直列接続した構成を示す回路図で
ある。
【符号の説明】
C1,C2,C3,C21,C22,C23 キャパシタ OP オペアンプ SW1,SW2 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非反転入力端子が接地されたオペアンプ
    と、 このオペアンプの出力端子から反転入力端子への帰還経
    路に設けられた帰還キャパシタと、 オペアンプの反転入力端子への入力経路に設けられた入
    力キャパシタと、 前記オペアンプの他の入力経路に設けられているキャパ
    シタと、 該キャパシタに対する充放電を制御する複数のスイッチ
    と、 を含み、 上記入力キャパシタは、 直列接続された少なくとも2つのキャパシタと、 この直列接続された2つのキャパシタの接続部とアース
    の間に設けられたキャパシタと、 を有することを特徴とするスイッチドキャパシタ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路において、 上記直列接続されたキャパシタは2つであると共に、両
    キャパシタの容量値が同一であり、2つのキャパシタの
    接続部とアースの間に設けられたキャパシタは、上記容
    量値の整数倍の比較的大きなキャパシタであることを特
    徴とするスイッチドキャパシタ回路。
JP16141994A 1994-07-13 1994-07-13 スイッチドキャパシタ回路 Pending JPH0832410A (ja)

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