JP3301989B2 - アクティブフィルタ回路 - Google Patents

アクティブフィルタ回路

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JP3301989B2
JP3301989B2 JP12625499A JP12625499A JP3301989B2 JP 3301989 B2 JP3301989 B2 JP 3301989B2 JP 12625499 A JP12625499 A JP 12625499A JP 12625499 A JP12625499 A JP 12625499A JP 3301989 B2 JP3301989 B2 JP 3301989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路で
構成される高Q値のアクティブフィルタに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に使用されているアクテ
ィブフィルタのうち、帯域阻止フィルタ(以下、TRA
Pという)の回路例を図7に示し、帯域通過フィルタ
(以下、BPFという)の回路例を図8に示す。図7の
TRAPの伝達関数H1は、第1及び第2差動増幅器の
コンダクタンスgm1及びgm2の逆数をR1及びR2とす
れば、式(数1)で表される。同様に、図8のBPFの
伝達関数H2は式(数2)で表される。
【0003】
【数1】H1=(s2+1/C1212)/(s2+s
/C22+1/C1212
【0004】
【数2】H2=(s/C22)/(s2+s/C22
1/C1212) また、TRAP及びBPFのQ値をQ1及びQ2とする
と、これらの値は式(数3)及び(数4)で表される。
【0005】
【数3】 Q1=(C22/C111/2
【0006】
【数4】 Q2=(C22/C111/2 したがって、TRAP及びBPFにおいてQを調整する
には、C1,R1,C2,R2の少なくとも1つの値を調整
すればよい。
【0007】TRAP及びBPFのQの可変範囲に余裕
を与える方法として、図9及び図10に示すように、第
2の差動増幅器の反転入力に減衰器(ATT)を挿入す
ることによりQを大きくすることができる。減衰器(A
TT)の減衰比を1/αとすると、図9及び図10に示
すTRAP及びBPFの伝達関数H3及びH4は式(数
5)及び(数6)で表される。
【0008】
【数5】H3=(s2+1/C1212)/(s2+s
/αC22+1/C1212
【0009】
【数6】H4=(s/C22)/(s2+s/αC22
+1/C1212) 式(数5)及び(数6)の分母の第2項は一般型として
Qを示す項であり第3項はω0を示す項である。したが
って、つぎの2つの式(数7)が成り立つ。
【0010】
【数7】ω0/Q=1/αC22 ω02=1/C1212 式(数7)より、Qは式(数8)で表される。
【0011】
【数8】Q=α(C22/C111/2 式(数8)からわかるように、αを大きくする(すなわ
ち減衰量を大きくする)ことによりQが大きくなる。ま
た、αは平方根演算の外にあるので、コンデンサ又は抵
抗の値を調整するよりも容易に高Q値を得ることができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】最近は、多様なフィル
タをICに内蔵することが多くなってきている。その中
には急峻な特性を必要とするものが多くあり、この場合
は高Q値が必須となる。Qを高く(大きく)するには、
前述の式(数3)及び(数4)において、R2又はC2
大きくするか、R1又はC1を小さくすればよい。Q=2
〜3程度であれば、抵抗又はコンデンサの比を変えて実
現できるが、実用上問題なく使用できる抵抗、コンデン
サの値、特に下限値が制約を受けるため、実現可能なQ
の上限値が制約を受ける。
【0013】また、アクテイブフィルタを構成する差動
増幅器を可変コンダクタンス型にして自動調整を行う場
合は、フィルタ全体の可変コンダクタンス部すなわちg
1、gm2に相当する部分は、フィルタ全体のgm可変
バランスを良くするために同じ値に統一しておく必要が
ある。したがって、R1、R2をQの調整に使用すること
がができず、C1、C2のみでQを調整することになるの
で、実現できるQの上限値が更に低下する。コンデンサ
の事実上使用できる最大値と精度上問題なく使用できる
最小値から得られるQは高くても3〜4程度である。
【0014】このような状況下で高いQを得るために、
図9及び図10に示した回路構成を利用することができ
る。図9のTRAP及び図10のBPFのQは、式(数
8)で示したように、R1、R2、C1、C2の値を変える
ことの他に、ATTの減衰比1/αを変えることによっ
ても調整することができ、これによってよりかなり高い
Qを実現することができる。
【0015】しかしながら、次のような問題がある。ア
クティブフィルタが構成されるアナログ集積回路のほと
んどは単一電源であり、0Vの接地電位に対し、正また
は負の単一電源電圧で使用される場合が多い。図7〜1
0のアクティブフィルタを構成するコンダクタンス部の
差動増幅器の代表的な回路例を図11に示す。図11か
らも分かるように単一電源で回路を構成する場合、回路
素子は動作点となるDCバイアスが与えられて動作する
ように構成されている。図9及び図10の回路で使用さ
れるATTについても同様に、図12のような対接地型
の動作点を0Vにできる簡単な分圧回路は使用できな
い。図13に破線で囲んだ回路のように、動作点となる
DCバイアスが与えられて動作する構成のATTを用い
る必要がある。Q1のエミッタが図12の入力に相当
し、Q2のエミッタが図12の接地点に相当する。
【0016】図13のトランジスタQ1,Q2の代わり
に図14(a)に示すようなオペアンプを用いたバッフ
ァ回路、又は、図14(b)〜(e)に示すようなトラ
ンジスタを用いたバッファ回路が使用される場合もあ
る。また、特定のQ値の場合は、図15に示すように対
接地型の分圧回路を利用してATTを構成する事ができ
るが、入出力のDCバイアスの調整が困難になり、DC
調整用の回路素子が別途必要となる。前述のように、Q
を変化させるとDC出力レベルも変動するのでQを変え
ることが難しく、特定のQ値でしか使用することができ
ない。このため、この構成はほとんど使用されず、図1
3に示した構成が主に使用される。
【0017】図13において、Qを変えるためにはRa
及びRbの比を変化させ、ATTとしての減衰量を変化
させる。図13のATT部のトランジスタQ2のエミッ
タから出力VATTへの減衰比比1/αは式(数9)で表
される。
【0018】
【数9】1/α=Rb/(Ra+Rb) αを大きくしてQを高くするためには、Raを大きく
し、Rbを小さくする必要があるが、Rbが小さくなる
につれてバッファ(トランジスタ)Q2のインピーダン
スreの影響でRbの最小値が制限を受け、Qの上限が
制限される。例えば、Q2のエミッタ電流を100μA
とすれば、reは260Ωとなり、reの影響が問題に
ならないRbの値は、数kΩ以上となる。小さい値のR
bを使用できるようにするためにはQ2のreを小さく
する必要があり、そのためにはQ2のエミッタ電流を増
加させなくてはならない。しかし、消費電力の増加や、
トランジスタの使用サイズが大きくなりチップ面積増大
につながるのでこの方法は好ましくない。
【0019】Rbを小さくせずにαを大きくしようとす
れば、Raが大きくなる。しかし、Raも必要な精度を
確保するには数百kΩ程度以下に抑える必要がある。ま
た、抵抗RaとRbの比が大きくなりすぎるとRa及び
Rbの相対的な精度が悪くなるので、RaとRbの差を
1桁程度に抑える必要がある。
【0020】以上の点を勘案し、得られる減衰比の精度
を考慮するとRaとRbを数kΩと数十kΩ程度に設定
することが好ましい。例えば、re=260Ω、Rb=
2kΩ、Ra=50kΩとすると、減衰比1/αは式
(数10)のようになる。
【0021】
【数10】 1/α=(Rb+re)/(Ra+Rb+2re) =(2000+260)/(50000+2000+520) =1/23.2 このとき得られるQの上限は約20程度となる。式(数
10)においてreが0Ωのときのαは26となるの
で、reの影響でαが約10%低下していることがわか
る。reの影響を小さくするには、得られるQを下げる
か、トランジスタのエミッタ電流を増加するか、又はR
a,Rbの絶対値を大きくする必要がある。しかし、エ
ミッタ電流を増加することは前述のように消費電力及び
チップ面積の増大につながり、Ra,Rbの絶対値の増
加もチップ面積の増大につながるので省資源、省エネル
ギーに反し、好ましくない。
【0022】結局、従来の単純な回路構成によって得ら
れるQは20程度が上限となってしまう。一方、急峻な
フィルタのQ値として望ましい値は30以上である。こ
のように、従来の単純な回路構成では要求されるフィル
タ特性を集積回路で実現することができないといった問
題は、リープフロッグ型フィルタ、バイカット型フィル
タ等、2つの抵抗の大小関係がQに影響を与えるフィル
タ構成すべてに関する問題である。
【0023】この問題を解決する簡単な方法の1つとし
て、複数段のATTを直列接続する方法があるが、この
方法は回路規模が大きくなり、段数の増加に伴って精度
が低下すると共にノイズが増大する問題がある。また、
フィードバック系の信号経路が長くなるので、信号の遅
延が大きくなり、精密なフィルタ特性が得られなくなる
問題もある。特に高周波用のアクティブフィルタにおい
て、フィードバック系の遅延は致命的である。同様の理
由により、リープフロッグ型、バイカット型のフィルタ
は高周波数には適していない。
【0024】本発明は上記のような従来技術の課題を解
決するものであり、回路構成を工夫することにより、高
Q値を有し、集積回路化が可能な高性能アクティブフィ
ルタ(TRAP及びBPF)を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によるアクティブ
フィルタの第1の構成は、信号が入力されるフィルタ入
力端子と、信号が出力されるフィルタ出力端子と、第
1、第2及び第3の増幅器と、第1及び第2のコンデン
サとを備え、前記フィルタ入力端子が第1の差動増幅器
の非反転入力部に接続され、第1の差動増幅器の出力部
と第2の差動増幅器の非反転入力部とが接続され、その
接続路と交流接地電位との間に第1のコンデンサが挿入
接続され、第2の差動増幅器の出力部が第2のコンデン
サを介して第1の差動増幅器の非反転入力部に接続され
ていると共に、第1の差動増幅器の反転入力部及び第2
の差動増幅器の反転入力部、そして第3の差動増幅器の
非反転入力部及び出力部に接続され、第3の差動増幅器
の反転入力部が交流接地電位に接続され、第2の差動増
幅器の出力部が前記フィルタ出力端子に接続されている
ことを特徴とする。この構成により高Qの帯域阻止フィ
ルタ(TRAP)が得られる。好ましくは、第3の差動
増幅器を能動又は非能動状態に切換可能とすることによ
り、通常のQ値と高Q値とを切り換えることができる。
【0026】また、第3の差動増幅器と同一機能を有す
る複数の差動増幅器が第3の差動増幅器と並列に接続さ
れ、それぞれの非反転入力部及び出力部が前記フィルタ
出力端子に接続されると共に反転入力部が交流接地され
ている構成が好ましい。あるいは、第3の差動増幅器と
同一機能を有する複数の差動増幅器が第3の差動増幅器
と並列に接続され、そのうち、いくつかの差動増幅器
は、非反転入力部及び出力部が前記フィルタ出力端子に
接続されると共に反転入力部が交流接地され、他の差動
増幅器は反転入力部及び出力部が前記フィルタ出力端子
に接続されると共に非反転入力部が交流接地されている
構成も好ましい。
【0027】本発明によるアクティブフィルタの第2の
構成は、信号が入力されるフィルタ入力端子と、信号が
出力されるフィルタ出力端子と、第1、第2及び第3の
増幅器と、第1及び第2のコンデンサとを備え、前記フ
ィルタ入力端子が第1のコンデンサを介して第1の差動
増幅器の出力部と第2の差動増幅器の非反転入力部とに
接続され、第1の差動増幅器の非反転入力部が交流接地
され、第1の差動増幅器の反転入力部が第2の差動増幅
の出力部及び反転入力部に接続され、第2の差動増幅器
の出力部と交流接地電位との間に第2のコンデンサが接
続され、第2の差動増幅器の出力部が第3の差動増幅器
の非反転入力部及び出力部に接続され、第3の差動増幅
器の反転入力部が交流接地され、第2の差動増幅器の出
力部が前記フィルタ出力端子に接続されていることを特
徴とする。この構成により、高Q値の帯域通過フィルタ
(BPF)が得られる。好ましくは、第3の差動増幅器
を能動又は非能動状態に切換可能とすることにより、通
常のQ値と高Q値とを切り換えることができる。
【0028】また、第3の差動増幅器と同一機能を有す
る複数の差動増幅器が第3の差動増幅器と並列に接続さ
れ、それぞれの非反転入力部及び出力部が前記フィルタ
出力端子に接続されると共に反転入力部が交流接地され
ている構成が好ましい。あるいは、第3の差動増幅器と
同一機能を有する複数の差動増幅器が第3の差動増幅器
と並列に接続され、そのうち、いくつかの差動増幅器は
非反転入力部及び出力部が前記フィルタ出力端子に接続
されると共に反転入力部が交流接地され、他の差動増幅
器は反転入力部及び出力部が前記フィルタ出力端子に接
続されると共に非反転入力部が交流接地されている構成
も好ましい。
【0029】なお、本発明でいう交流接地には、交流回
路動作における中点電位としての交流接地が含まれるこ
とは言うまでもないが、いわゆる直流接地(例えば、グ
ランド(0V)、電源電位とグランド間のDC電圧(2
Vなど))も含まれる概念であるものとする。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0031】(実施形態1)図1に、本発明の第1の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。図1
において、入力端子1より入力された信号viは、第1
の差動増幅器2の非反転入力に与えられる。第1の差動
増幅器2の出力は、第2の差動増幅器4の非反転入力に
接続され、この接続路と交流接地電位との間に第1のコ
ンデンサ3が接続されている。第2の差動増幅器4の出
力は第2のコンデンサ5を介して第1の差動増幅器2の
非反転入力に接続されていると共に、第1の差動増幅器
2の反転入力及び第2の差動増幅器4の反転入力、更に
は第3の差動増幅器7の非反転入力及び出力に接続され
ている。第3の差動増幅器7の反転入力は交流接地され
ている。そして、第2の差動増幅器4の出力がフィルタ
回路全体の出力voとなる。なお、本実施形態1および
後続の実施形態でいう交流接地には、交流回路動作にお
ける中点電位としての交流接地が含まれることは言うま
でもないが、いわゆる直流接地(例えば、グランド(0
V)、電源電位とグランド間のDC電圧(2Vなど))
も含まれる概念であるものとする。また、同様に、上記
図1および他の説明で参照される図2〜図15における
接地部分は、交流接地を示し、交流回路動作における中
点電位としての交流接地と直流接地(例えば、グランド
(0V)、電源電位とグランド間のDC電圧(2Vな
ど))も含まれる概念のものである。
【0032】以上のような図1の構成は、破線で囲まれ
た第3の差動増幅器7の部分を除いて図7に示した従来
のTRAPの構成と同じである。第3の差動増幅器7
は、その出力が非反転入力に接続されており、第2の差
動増幅器4の出力が反転入力に接続されているのとは極
性が逆になっている。第2の差動増幅器4のコンダクタ
ンスgm2と第3の差動増幅器7のコンダクタンスgm3
とを等しく設定すると、第2の差動増幅器4のフィード
バック電圧と第3の差動増幅器7のフィードバック電圧
とが打ち消しあって零になる。この状態は、図7におけ
る第2の差動増幅器の反転入力ラインに無限大の減衰器
(ATT)を挿入してフィードバックを零にした回路と
等価である。つまり、図9に示した従来の回路におい
て、ATTを無限大にしたものに相当する。
【0033】図1の回路において、第2及び第3の差動
増幅器のコンダクタンスgm2、gm3を等しくするとQ
を無限大に設定したことになる。Qを有限値に設定する
場合は第3の差動増幅器のコンダクタンスgm3を第2
の差動増幅器のコンダクタンスgm2よりも小さくすれ
ばよい。図1の入力端子1から出力端子6までの伝達関
数H5は、R3=1/gm3とおくと、式(数11)のよ
うになる。
【0034】
【数11】H5=(s2+1/C1212)/(s2
(s/C22)(1−R2/R3)+1/C1212) 従来技術の説明で用いた式(数5)と同様に、式(数1
1)の分母の第2項はQを表し、第3項はω0を表して
いるから、つぎの2つの式(数12)が成り立つ。
【0035】
【数12】ω0/Q=1/C22(1−R2/R3) ω02=1/C1212 式(数12)よりQを求めると、式(数13)のように
なる。
【0036】
【数13】 Q=R3/(R3−R2)×(C22/C111/2 式(数13)と従来技術の説明で用いた式(数8)を比
較して分るように、式(数13)の右辺のR3/(R3
2)は式(数8)の右辺の減衰量αに相当する。本実
施形態では、第3の差動増幅器7のコンダクタンスgm
3(=1/R3)を適切な値に調整することによりQを増
加させることができる。例えば、R2=10kΩ、R3
10.5kΩ、R22=R11と設定すれば、Qは式
(数14)のようになる。
【0037】
【数14】 Q=10.5/(10.5−10)×1=21 つまり、R3をR2の5%増に設定することによりQ=2
1が実現される。つぎに、R3=10.25kΩ、すな
わち、R2の2.5%増に設定すると、式(数15)に
示すように、Q=41が実現される。
【0038】
【数15】 Q=10.25/(10.25−10)×1=41 R3は必ずR2よりも大きい値である必要がある。R
3は、R2とR3との相対的なバラツキ誤差で決まる限界
までR2の値に近づけることができる。最近のプロセス
技術では、同寸法、同方向、同形状のフローティング化
により、2本の高精度抵抗の相対誤差を1%未満とする
ことができる。したがって、本実施形態によればQが2
0以上の高Q帯域阻止フィルタ(TRAP)の集積回路
化が容易になる。
【0039】また、第3の差動増幅器7の能動又は非能
動状態を切換可能とすることにより、第3の差動増幅器
7が非能動状態のときのR1,R2,C1,C2により初期
設定されたQ値と第3の差動増幅器7が能動状態のとき
の高Q値とを切り換えることができる。例えば検査にお
いて適切なQ値を選ぶことができるので、検査の精度向
上、安定化、ICの高性能化等に寄与することができ
る。
【0040】なお、第1から第3の差動増幅器2,4,
7として可変コンダクタンス回路を用いてもよい。
【0041】(実施形態2)図2に、本発明の第2の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。この
実施形態は、図1に示した第1の実施形態における第3
の差動増幅器7に並列に、同じ機能を有する複数の差動
増幅器(第4以降の差動増幅器)8を接続した回路構成
を有する。第4以降の差動増幅器8の非反転入力と出力
はフィルタ回路の出力端子6に接続され、反転入力は交
流接地される。このような構成のアクティブフィルタの
入力端子1から出力端子6への伝達関数H6=vo/vi
を第1の実施形態と同様に求めると、式(数16)のよ
うになる。ただし、第4以降の差動増幅器8のコンダク
タンスをgmn(n=4,5,・・・)とし、Rn=1/gm
nとおく。
【0042】
【数16】H6=(s2+1/C1212)/(s2
s/C22(1−R2/R3−…−R2/Rn−…)+1/
1212) 式(数16)より第1の実施形態の場合と同様にQを求
めると数17のようになる。
【0043】
【数17】Q=1/(1−R2/R3−…−R2/Rn
…)×(C22/C111/2 この式からわかるように、第4以降の差動増幅器がQを
更に高くするように働く。また、第3及び第4以降の差
動増幅器の能動又は非能動状態を切換可能とすることに
より、Q値を複数の高Q値の間で切り換えることができ
る。なお、第1の実施の形態と同様に、各差動増幅器と
して可変コンダクタンス回路を用いてもよい。
【0044】(実施形態3)図3に、本発明の第3の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。この
実施形態では、図1に示した第1の実施形態における第
3の差動増幅器7に並列に、同様の機能を有する複数の
差動増幅器(第4以降の差動増幅器)が接続され、その
うち、いくつかの差動増幅器8は第3の差動増幅器7と
同じく、非反転入力及び出力が出力端子6に接続される
と共に反転入力が交流接地され、他の差動増幅器9は逆
に、反転入力及び出力が出力端子6に接続されると共に
非反転入力が交流接地されている。
【0045】このような構成の高Qアクティブフィルタ
の入力端子1から出力端子6への伝達関数H7=vo
iを第2の実施形態と同様に求めると、式(数18)
のようになる。ただし、第4以降の差動増幅器のうち、
反転入力が交流接地された差動増幅器8のコンダクタン
スをgmn、非反転入力が交流接地された差動増幅器9
のコンダクタンスをgmn+aとし、Rn=1/gmn,R
n+a=1/gmn+aとおく。
【0046】
【数18】H7=(s2+1/C1212)/(s2
s/C22(1−R2/R3−…−R2/Rn−…+R2
n+a+…)+1/C1212) 式(数18)よりQを求めると式(数19)のようにな
る。
【0047】
【数19】Q=1/(1−R2/R3−…−R2/Rn−…
+R2/Rn+a+…)×(C22/C111/2 この式からわかるように、第4以後の差動増幅器のう
ち、反転入力が交流接地された差動増幅器8はQを高く
する方向に働き、非反転入力が交流接地された差動増幅
器9はQを低くする方向に働く。つまり、図3において
gmnはQを高くし、gmn+αはQを低くするように働
く。また、第3及び第4以後の差動増幅器の能動又は非
能動状態を切換可能とすることにより、Q値を複数の高
Q値の間で切り換えることができる。Qを高くする差動
増幅器8とQを低くする差動増幅器9とを任意に組み合
わせることにより、最小数の差動増幅器で多数のQ値を
設定することができる。なお、第1の実施の形態と同様
に、各差動増幅器として可変コンダクタンス回路を用い
てもよい。
【0048】(実施形態4)図4に、本発明の第4の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。図4
において、入力端子1より入力された信号viは、第1
のコンデンサ3を介して第1の差動増幅器2の出力と第
2の差動増幅器4の非反転入力との接続路に与えられ
る。第1の差動増幅器2の非反転入力は交流接地され、
反転入力は第2の差動増幅器4の出力及び反転入力に接
続されている。第2の差動増幅器4の出力と交流接地電
位との間には第2のコンデンサ5が接続されている。更
に、第2の差動増幅器4の出力は、第3の差動増幅器7
の非反転入力及び出力に接続されている。第3の差動増
幅器7の反転入力は交流接地されている。そして、第2
の差動増幅器4の出力がフィルタ回路全体の出力vo
なる。
【0049】以上のような図4の構成は、破線で囲まれ
た第3の差動増幅器7の部分を除いて図8に示した従来
のBPFの構成と同じである。第3の差動増幅器7は、
その出力が非反転入力に接続されており、第2の差動増
幅器4の出力が反転入力に接続されているのとは極性が
逆になっている。これにより、第1の実施の形態と同様
に、第2の差動増幅器4の反転入力ラインにATTを挿
入した場合と同様の効果が生じるので、BPF回路のQ
を調整することが可能になる。また、第3の差動増幅器
7の能動又は非能動状態を切換可能とすることにより
に、第1の実施例同様に高性能化を図る事ができる。
【0050】図4において、入力端子1から出力端子6
への伝達関数H8は式(数20)のようになる。ただ
し、R1=1/gm1、R2=1/gm2、R3=1/gm3
とおく。
【0051】
【数20】H8=(s/C22)/(s2+(s/C2
2)(1−R2/R3)+1/C1 212) 式(数20)の分母の第2項はQを表し、第1の実施形
態と同じく式(数12)が成立し、Qは式(数13)に
示したようになる。
【0052】したがって、第1の実施の形態で説明した
のと同様に、本実施形態によればQが20以上の高Q帯
域通過フィルタ(BPF)の集積回路化が容易になる。
なお、第1の実施形態と同様に、第1から第3の差動増
幅器として可変コンダクタンス回路を用いてもよい。
【0053】(実施形態5)図5に、本発明の第5の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。この
実施形態は、図4に示した第4の実施形態における第3
の差動増幅器7に並列に、同じ機能を有する複数の差動
増幅器(第4以降の差動増幅器)8を接続した回路構成
を有する。第4以降の差動増幅器8の非反転入力と出力
はフィルタ回路の出力端子6に接続され、反転入力は交
流接地される。このような構成のアクティブフィルタの
入力端子1から出力端子6への伝達関数H9=vo/vi
を第1の実施形態と同様に求めると、式(数16)のよ
うになる。ただし、第4以降の差動増幅器8のコンダク
タンスをgmn(n=4,5,・・・)とし、Rn=1/gm
nとおく。
【0054】
【数21】H9=(s/C22)/(s2+s/C22
(1−R2/R3−…−R2/Rn−…)+1/C121
2) 式(数21)よりQを求めると、第2の実施形態で説明
したのと同様に式(数17)のようになる。第4以降の
差動増幅器がQを更に高くするように働く。また、第3
及び第4以降の差動増幅器の能動又は非能動状態を切換
可能とすることにより、Q値を複数の高Q値の間で切り
換えることができる。なお、第1の実施の形態と同様
に、各差動増幅器として可変コンダクタンス回路を用い
てもよい。
【0055】(実施形態6)図6に、本発明の第6の実
施形態に係る高Qアクティブフィルタ回路を示す。この
実施形態では、図5に示した第5の実施形態における第
3の差動増幅器7に並列に、同様の機能を有する複数の
差動増幅器(第4以降の差動増幅器)が接続され、その
うち、いくつかの差動増幅器8は第3の差動増幅器7と
同じく、非反転入力及び出力が出力端子6に接続される
と共に反転入力が交流接地され、他の差動増幅器9は逆
に、反転入力及び出力が出力端子6に接続されると共に
非反転入力が交流接地されている。
【0056】このような構成の高Qアクティブフィルタ
の入力端子1から出力端子6への伝達関数H10=vo
/viを求めると、式(数22)のようになる。ただ
し、第4以降の差動増幅器のうち、反転入力が交流接地
された差動増幅器8のコンダクタンスをgmn、非反転
入力が交流接地された差動増幅器9のコンダクタンスを
gmn+aとし、Rn=1/gmn,Rn+a=1/gmn+a
おく。
【0057】
【数22】H10=(s/C22)/(s2+s/C2
2(1−R2/R3−…−R2/Rn−…+R2/Rn+a
…)+1/C1212) 式(数22)よりQを求めると、第3の実施形態で説明
したのと同様に式(数19)のようになる。この結果優
れた高性能高Q帯域通過アクティブフィルタを提供する
ことができる。つまり、図6においてgmnはQを高く
し、gmn+aはQを低くするように働く。また、第3及
び第4以後の差動増幅器の能動又は非能動状態を切換可
能とすることにより、Q値を複数の高Q値の間で切り換
えることができる。Qを高くする差動増幅器8とQを低
くする差動増幅器9とを任意に組み合わせることによ
り、最小数の差動増幅器で多数のQ値を設定することが
できる。なお、各差動増幅器として可変コンダクタンス
回路を用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のフィル
タ回路は、第1及び第2のコンデンサと第1及び第2の
差動増幅器に加えて第3の(好ましくは更に第4以降の
複数の)差動増幅器を備えることにより、容易に高Q値
が得られ、集積回路化ににも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域阻止フィルタの回路図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域阻止フィルタの回路図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域阻止フィルタの回路図
【図4】本発明の第4の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域通過フィルタの回路図
【図5】本発明の第5の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域通過フィルタの回路図
【図6】本発明の第6の実施形態に係る高Qアクティブ
帯域通過フィルタの回路図
【図7】従来のアクティブ帯域阻止フィルタの回路図
【図8】従来のアクティブ帯域通過フィルタの回路図
【図9】従来の帯域阻止アクティブフィルタにおいて高
Q値を得る方法を示す回路図
【図10】従来の帯域通過アクティブフィルタにおいて
高Q値を得る方法を示す回路図
【図11】差動増幅器の具体回路例を示す図
【図12】図9及び図10の回路におけるATTの具体
回路例を示す図
【図13】単一電源回路に用いられる一般的なATTの
具体回路例を示す図
【図14】図13におけるトランジスタQ1及びQ2に
よるバッファの代替として使用できる他のバッファ構成
例を示す図
【図15】電源電位と交流接地電位との間に構成される
一般的なATTの具体回路を示す図
【符号の説明】
1 入力端子 2 第1の差動増幅器 3 第1のコンデンサ 4 第2の差動増幅器 5 第2のコンデンサ 6 出力端子 7 第3の差動増幅器 8 第4以降の差動増幅器 9 第4以後の差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/12 H03H 11/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号が入力されるフィルタ入力端子と、
    信号が出力されるフィルタ出力端子と、第1、第2及び
    第3の差動増幅器と、第1及び第2のコンデンサとを備
    え、前記フィルタ入力端子が第1の差動増幅器の非反転
    入力部に接続され、第1の差動増幅器の出力部と第2の
    差動増幅器の非反転入力部とが接続され、その接続路と
    交流接地電位との間に第1のコンデンサが挿入接続さ
    れ、第2の差動増幅器の出力部が第2のコンデンサを介
    して第1の差動増幅器の非反転入力部に接続されている
    と共に、第1の差動増幅器の反転入力部及び第2の差動
    増幅器の反転入力部、そして第3の差動増幅器の非反転
    入力部及び出力部に接続され、第3の差動増幅器の反転
    入力部が交流接地電位に接続され、第2の差動増幅器の
    出力部が前記フィルタ出力端子に接続されているアクテ
    ィブフィルタ回路。
  2. 【請求項2】 第3の差動増幅器が能動又は非能動状態
    に切換可能である請求項1記載のアクティブフィルタ回
    路。
  3. 【請求項3】 第3の差動増幅器と同一機能を有する複
    数の差動増幅器が第3の差動増幅器と並列に接続され、
    それぞれの非反転入力部及び出力部が前記フィルタ出力
    端子に接続されると共に反転入力部が交流接地されてい
    る請求項1記載のアクティブフィルタ回路。
  4. 【請求項4】 第3の差動増幅器と同一機能を有する複
    数の差動増幅器が第3の差動増幅器と並列に接続され、
    そのうち、いくつかの差動増幅器は、非反転入力部及び
    出力部が前記フィルタ出力端子に接続されると共に反転
    入力部が交流接地され、他の差動増幅器は反転入力部及
    び出力部が前記フィルタ出力端子に接続されると共に非
    反転入力部が交流接地されている請求項1記載のアクテ
    ィブフィルタ回路。
  5. 【請求項5】 信号が入力されるフィルタ入力端子と、
    信号が出力されるフィルタ出力端子と、第1、第2及び
    第3の差動増幅器と、第1及び第2のコンデンサとを備
    え、前記フィルタ入力端子が第1のコンデンサを介して
    第1の差動増幅器の出力部と第2の差動増幅器の非反転
    入力部とに接続され、第1の差動増幅器の非反転入力部
    が交流接地され、第1の差動増幅器の反転入力部が第2
    の差動増幅器の出力部及び反転入力部に接続され、第2
    の差動増幅器の出力部と交流接地電位との間に第2のコ
    ンデンサが接続され、第2の差動増幅器の出力部が第3
    の差動増幅器の非反転入力部及び出力部に接続され、第
    3の差動増幅器の反転入力部が交流接地され、第2の差
    動増幅器の出力部が前記フィルタ出力端子に接続され、
    第3の差動増幅器と同一機能を有する複数の差動増幅器
    が第3の差動増幅器と並列に接続され、それぞれの非反
    転入力部及び出力部が前記フィルタ出力端子に接続され
    ると共に反転入力部が交流接地されているアクティブフ
    ィルタ回路。
  6. 【請求項6】 信号が入力されるフィルタ入力端子と、
    信号が出力されるフィルタ出力端子と、第1、第2及び
    第3の差動増幅器と、第1及び第2のコンデンサとを備
    え、前記フィルタ入力端子が第1のコンデンサを介して
    第1の差動増幅器の出力部と第2の差動増幅器の非反転
    入力部とに接続され、第1の差動増幅器の非反転入力部
    が交流接地され、第1の差動増幅器の反転入力部が大2
    の差動増幅器の出力部及び反転入力部に接続され、第2
    の差動増幅器の出力部と交流接地電位との間に第2のコ
    ンデンサが接続され、第2の差動増幅器の出力部が第3
    の差動増幅器の非反転入力部及び出力部に接続され、第
    3の差動増幅器の反転入力部が交流接地され、第2の差
    動増幅器の出力部が前記フィルタ出力端子に接続され、
    第3の差動増幅器と同一機能を有する複数の差動増幅器
    が第3の差動増幅器と並列に接続され、そのうち、いく
    つかの差動増幅器は、非反転入力部及び出力部が前記フ
    ィルタ出力端子に接続されると共に反転入力部が交流接
    地され、他の差動増幅器は反転入力部及び出力部が前記
    フィルタ出力端子に接続されると共に非反転入力部が交
    流接地されているアクティブフィルタ回路。
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