JP2723664B2 - スイッチドキャパシタフィルタ - Google Patents

スイッチドキャパシタフィルタ

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JP2723664B2
JP2723664B2 JP2261380A JP26138090A JP2723664B2 JP 2723664 B2 JP2723664 B2 JP 2723664B2 JP 2261380 A JP2261380 A JP 2261380A JP 26138090 A JP26138090 A JP 26138090A JP 2723664 B2 JP2723664 B2 JP 2723664B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スイッチドキャパシタフィルタに関し、特
に複数のスイッチドキャパシタ回路中から1つのスイッ
チドキャパシタ回路を選択する回路選択機能を有するス
イッチドキャパシタフィルタに関する。
〔従来の技術〕
従来、複数のスイッチドキャパシタ回路の中から1つ
のスイッチドキャパシタ回路を選択する回路選択機能を
有するスイッチドキャパシタフィルタとしては、例えば
第3図に示すものがある。
第3図に示すように入力回路1は、PチャネルMOSト
ランジスタ10,12,14,16とNチャネルMOSトランジスタ1
1,13,15,17からなるCMOSアナログスイッチがそれぞれ入
力端子IN1とキャパシタC1の一方端との間と、キャパシ
タC1の一方端と接地との間と、キャパシタC1の他方端と
回路選択アナログスイッチの一方との間と、キャパシタ
C1の他方端と接地との間に接続され、各トランジスタの
ゲート電極には、第1図(b)に示されるようなクロッ
ク信号φ,が入力されて、スイッチドキャパシタを構
成する。本従来例のスイッチドキャパシタフィルタで
は、更に、入力回路2,3が入力回路1と同様な構成で付
加されている。
回路選択アナログスイッチ4は、PチャネルMOSトラ
ンジスタ64,66,68とNチャネルMOSトランジスタ65,67,6
9からなるCMOSアナログスイッチがそれぞれ、各入力回
路1,2,3の出力と演算増幅器9の反転入力との間に接続
され、これらトランジスタ64〜69の各ゲート電極には、
回路選択信号S1〜S3,▲▼〜▲▼が入力され
る。
帰還回路5は、PチャネルMOSトランジスタ34,36,39,
40とNチャネルMOSトランジスタ35,37,39,41からなるCM
OSアナログスイッチがそれぞれ演算増幅器9の反転入力
とキャパシタC4の一方端との間と、キャパシタC4の一方
端と接地との間と、キャパシタC4の他方端と演算増幅器
9の出力端子OUTとの間と、キャパシタC4の他方端と接
地との間にそれぞれ接続され、各トランジスタのゲート
電極には、第1図(b)に示されるようなクロック信号
φ,が入力される。キャパシタC7は、演算増幅器9の
反転入力と出力端子OUTとの間に接続されている。この
演算増幅器9の非反転入力は接地されている。
次に、このスイッチドキャパシタフィルタの動作を説
明する。
回路選択信号S1〜S3の1つをローレベルにし、他のハ
イレベルにすると、ローレベルの入力された回路選択ア
ナログスイッチは、オン状態となり、他の信号選択アナ
ログスイッチは、オフ状態となる。この結果、オン状態
となった回路選択アナログスイッチに接続された入力回
路が選択され、この入力回路に入力された信号に応じた
出力信号が出力端子OUTに現われる。このときの周波数
特性は、 但し、VO;出力端子OUTの電圧 Vi;選択された入力端子の電圧 Cx;選択された入力回路のキャパシタの容量値 C4,C7 ;帰還側のキャパシタの容量値 fx;選択された入力信号の周波数 fs;クロック周波数 となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
この従来のスイッチドキャパシタフィルタでは、電源
電圧変動除去比が悪くなるという問題点があった。
即ち、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSト
ランジスタからなる全ての回路選択アナログスイッチの
一方のゲートには、常に電源電圧に重畳されたノイズを
含んだハイレベルの電圧が入力され。MOSトランジスタ
のゲート・ソース間には、寄生容量が存在し、その寄生
容量を介して、ノイズが出力端子OUTに現われ、電源電
圧変動除去比が悪くなる。
例えばMOSトランジスタのゲート・ソース間の寄生容
量をCSとする。回路選択信号S1,▲▼,▲▼を
接地し、▲▼,S2,S3にノイズの重畳されたハイレベ
ルの電圧が入力されると電源電圧変動除去比PSRRは 但し、n ;入力回路の数 CS;MOSトランジスタのゲート・ソース間の寄生容量値 C4,C7 ;帰還側のキャパシタの容量値 fn;ノイズの周波数 fS;クロック信号φ,の周波数 ここで、MOSトランジスタのゲート・ソース間の寄生
容量CSを0.1pF、帰還側のキャパシタC4,C7の容量値を1p
F,ノイズの周波数を10KHz,クロック信号φ,の周
波数を1MHz,入力回路の数nを3とすると電源電圧
変動除去比PSRRは、約34dBとなる。しかも入力回路と数
が多くなるに従い電源電圧変動除去比は、さらに悪くな
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による第1のスイッチドキャパシタフィルタ
は、複数の入力端子と、出力端子と、前記複数の入力端
子に対応して設けられた複数の第1のスイッチドキャパ
シタ回路と、前記複数の第1のスイッチドキャパシタ回
路に対応して設けられた複数のスイッチであって前記複
数の第1のスイッチドキャパシタ回路のうち一つを選択
し共通節点に接続する複数のスイッチと、前記共通節点
と前記出力端子との間に接続された演算増幅器と、前記
共通節点と前記出力端子との間に接続された第2のスイ
ッチドキャパシタ回路とを備え、前記複数のスイッチは
それぞれNチャネルMOSトランジスタによって構成され
ていることを特徴とする。
さらに、本発明による第2のスイッチドキャパシタフ
ィルタは、入力端子と、出力端子と、前記入力端子と共
通節点との間に接続された第1のスイッチドキャパシタ
回路と、前記共通節点と前記出力端子との間に接続され
た演算増幅器と、前記出力端子に接続された複数の第2
のスイッチドキャパシタ回路と、前記複数の第2のスイ
ッチドキャパシタ回路に対応して前記共通節点と前記複
数の第2のスイッチドキャパシタ回路との間に設けられ
た複数のスイッチであって前記複数のスイッチドキャパ
シタ回路のうち一つを選択して帰還ループを形成する複
数のスイッチとを備え、前記複数のスイッチはそれぞれ
NチャネルMOSトランジスタによって構成されているこ
とを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について添付の図面を参照して説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例に係るスイッチドキャパ
シタフィルタを示す回路図である。本実施例が従来と異
なる点は、回路選択アナログスイッチの構成が異なるこ
とにあり、第1図において、第3図と同一物には、同一
符号を付してその説明は省略する。
回路選択アナログスイッチ4は、NチャネルMOSトラ
ンジスタ58〜60からなり、それぞれ各入力回路1,2,3の
出力と演算増幅器9の反転入力端子に接続され、各MOS
トランジスタのゲート電極には、回路選択信号S1〜S3
入力される。
本実施例において、例えば回路選択信号S1をハイレベ
ル、S2,S3を接地すると、NチャネルMOSトランジスタ58
は、オン状態、NチャネルMOSトランジスタ59,60はオフ
状態となる。この結果、入力端子IN1に入力された信号
が選択され、この信号に応じた出力信号が出力端子OUT
に現われる。
ここで、回路選択アナログスイッチ4の各MOSトラン
ジスタ58,59,60のゲート電極に電源電圧のノイズが重畳
されたハイレベルの電圧が入力されると、この時導通し
ているMOSトランジスタ58,59,60は、常に1つであるの
で、そのゲート・ソース間の寄生容量を介してノイズが
出力端子OUTに現われる。他の回路選択アナログスイッ
チのゲートは、接地されているため、ノイズは入りこま
ない。このときの電源電圧変動除去比PSRRは、 但し、n′;回路選択アナログスイッチがオン状態にな
っている数 Cs;回路選択アナログスイッチのゲート・ソース間の寄
生容量値 C4,C7 ;帰還側キャパシタの容量値 n ;ノイズの周波数 s ;クロック信号φ,の周波数 ここで、回路選択アナログスイッチがオン状態になっ
ている数n′を1,その回路選択アナログスイッチ4のゲ
ート・ソース間の寄生容量Csを0.1pF,帰還側のキャパシ
タC4,C7を1PF,ノイズの周波数nを10KHz,クロック信
号φ,の周波数を1MHzとすると、電源電圧変動除
去比PSRRは約44dBとなり、従来例に比べ電源電圧除去比
は改善される。しかも、入力回路の数には無関係に一定
である。
第2図は、本発明の第2の実施例に係るスイッチドキ
ャパシタフィルタを示す回路図である。
入力回路1の一方は、演算増幅器9の反転入力端子に
接続され、他方の入力端子IN1には、入力信号が入力さ
れる。回路選択アナログスイッチの一方は、帰還回路5
〜7の一方に接続される。回路選択アナログスイッチ4
の他方は、演算増幅器9の反転入力に接続される。帰還
回路5〜7の他方は、演算増幅器9の出力端子OUTに接
続される。
入力端子IN1に信号を入力し、回路選択アナログスイ
ッチ4中のMOSトランジスタ61,62,63の1つをオン状
態、他をオフ状態にすると、選択された帰還回路に応じ
た出力信号が出力端子OUTに現われる。本実施例におい
ても第1の実施例と同様な効果が得られる。
又、第3の実施例として、入力回路と帰還回路を複数
備え、回路選択アナログスイッチは、入力回路と演算増
幅器の反転入力端子との間と、帰還回路と演算増幅器の
反転入力端子との間に接続される。入力回路の他方は、
複数の信号が入力される。帰還回路の他方は、出力端子
OUTに接続されるスイッチドキャパシタフィルタにおい
て、入力回路に接続された回路選択アナログスイッチの
1つをオン状態,他をオフ状態にし、帰還回路に接続さ
れた回路選択アナログスイッチの1つをオン状態、他を
オフ状態にすると、それぞれ選択された入力回路と帰還
回路に応じた信号が出力端子に現われる。このスイッチ
ドキャパシタフィルタにおいても、第1,第2の実施例と
同様の効果を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、複数のスイッ
チドキャパシタ回路の中から1つのスイッチドキャパシ
タ回路を選択するアナログスイッチをNチャネルMOSト
ランジスタで構成しているため、ゲート・ソース間の寄
生容量による電源電圧変動除去比を改善することがで
き、しかも、回路の数には無関係に電源変動除去比を一
定にできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本発明の一実施例に係るスイッチドキ
ャパシタフィルタを示す回路図、第1図(b)は、スイ
ットドキャパシタフィルタを動作させるクロックφ,
のタイミング図である。第2図は、本発明の他の実施例
に係るスイッチドキャパシタフィルタを示す回路図であ
る。第3図は従来のスイッチドキャパシタフィルタを示
す回路図である。 1〜3……入力回路、4……回路選択アナログスイッ
チ、5〜7……帰還回路、9……演算増幅器、10〜69…
…トランジスタ、C1〜C7……キャパシタ、φ,……ク
ロック信号、S1〜S3,▲▼〜▲▼……入力選択
信号、IN1〜IN3……入力端子、OUT……出力端子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力端子と、出力端子と、前記複数
    の入力端子に対応して設けられた複数の第1のスイッチ
    ドキャパシタ回路と、前記複数の第1のスイッチドキャ
    パシタ回路に対応して設けられた複数のスイッチであっ
    て前記複数の第1のスイッチドキャパシタ回路のうち一
    つを選択し共通節点に接続する複数のスイッチと、前記
    共通節点と前記出力端子との間に接続された演算増幅器
    と、前記共通節点と前記出力端子との間に接続された第
    2のスイッチドキャパシタ回路とを備え、前記複数のス
    イッチはそれぞれNチャネルMOSトランジスタによって
    構成されていることを特徴とするスイッチドキャパシタ
    フィルタ。
  2. 【請求項2】入力端子と、出力端子と、前記入力端子と
    共通節点との間に接続された第1のスイッチドキャパシ
    タ回路と、前記共通節点と前記出力端子との間に接続さ
    れた演算増幅器と、前記出力端子に接続された複数の第
    2のスイッチドキャパシタ回路と、前記複数の第2のス
    イッチドキャパシタ回路に対応して前記共通節点と前記
    複数の第2のスイッチドキャパシタ回路との間に設けら
    れた複数のスイッチであって前記複数のスイッチドキャ
    パシタ回路のうち一つを選択して帰還ループを形成する
    複数のスイッチとを備え、前記複数のスイッチはそれぞ
    れNチャネルMOSトランジスタによって構成されている
    ことを特徴とするスイッチドキャパシタフィルタ。
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