JPH08323998A - インクジェット記録装置及びその廃インク処理方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びその廃インク処理方法

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JPH08323998A
JPH08323998A JP13139195A JP13139195A JPH08323998A JP H08323998 A JPH08323998 A JP H08323998A JP 13139195 A JP13139195 A JP 13139195A JP 13139195 A JP13139195 A JP 13139195A JP H08323998 A JPH08323998 A JP H08323998A
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JP
Japan
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ink
waste ink
ink storage
cap
waste
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JP13139195A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Totsugi
俊彦 戸次
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置を小型化しても廃インクタンクの処理に
困らないインクジェット記録装置及びその廃インク処理
方法を提供する。 【構成】 記録ヘッドとならんでほぼ同一高さ面にある
ブレードクリーナの容量を大きくし、廃インクタンクの
機能を兼用させる。回復系から廃インクタンクへの廃イ
ンクの伝達は、吸引キャップをブレードクリーナに当接
し、吸引したインクを逆流させることによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出して記録媒
体に記録を行うインクジェット記録装置及びその廃イン
ク処理方法に関し、記録用のインクを収容するインクタ
ンクと、記録ヘッドの回復操作によってノズルから排出
される廃インクを収容する廃インクタンクとを着脱自在
に保持し記録媒体に対して相対走査されるキャリアを備
えたインクジェット記録装置及びその廃インク処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の記録媒体(以下、単に「記録紙」とも
いう)に対して記録を行う記録装置は、種々の記録方
式、例えばワイヤードット方式、感熱方式、熱転写方
式、又はインクジェット方式による記録ヘッドを搭載可
能な形態として提案されている。
【0003】そのような記録装置の中で、吐出口(ノズ
ル)からインクを吐出させて記録紙上に記録を行うイン
クジェット記録方式の記録装置(以下、インクジェット
記録装置と称す)は低騒音なノンインパクト記録装置で
あり、高密度かつ高速な記録動作が可能である。
【0004】一般にインクジェット記録装置は記録ヘッ
ドを搭載するキャリアを駆動する手段と、記録紙を搬送
する搬送手段と、これらを制御するための制御手段とを
備える。
【0005】一方、記録ヘッドの吐出口からインクを吐
出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギ
ー発生素子としては、ピエゾ素子などの電気機械変換体
を用いたもの、レーザなどの電磁波を照射して発熱さ
せ、この発熱による作用でインク滴を吐出させるもの、
あるいは発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によって液
体を加熱させるものなどがある。
【0006】その中でも熱エネルギーを利用してインク
を滴として吐出させる方式のインクジェット記録方式の
記録ヘッドは、吐出口を高密度に配列することができる
ため高解像度の記録をすることが可能である。その中で
も電気熱変換素子をエネルギー発生素子として用いた記
録ヘッドは、小型化も容易であり、かつ最近の半導体分
野における技術の進歩と信頼性の向上性が著しいIC技
術やマイクロ加工技術の長所を十分に活用でき、高密度
実装化が容易で製造コストも安価なことから、有利であ
る。
【0007】上述のように、インクジェット記録方式は
簡単な構成からなる極めて優れた記録方式でもあるが、
一方解決すべき問題も存在する。
【0008】問題の1つは吐出口の目詰まりである。目
詰まりの原因としては主に2つほどあり、1つは吐出口
からの溶媒の蒸発によってノズル先端のインク粘度が高
くなって不吐出を起こすものである。もう1つはインク
液中の微細なごみがノズルに入って不吐出を起こすもの
である。
【0009】上述の問題の処理手段として一般にポンプ
手段を用いた目詰まり回復処理手段が設けられる。イン
クの流路系におけるポンプ手段の介在の仕方には2通り
があり、その1つはノズルとインクタンクの間にあって
インク流路系のインクを加圧し、ノズルおよび流路中の
高粘度インクや微細なごみまたはインク液中の気泡を廃
インクとしてノズル先端より排出させて処理するもので
ある。他の1つはノズル先端から吸引ポンプでインクを
吸引することによりヘッド内およびヘッドにインクを供
給する流路内の高粘度インクまたは微細なごみまたはイ
ンク液中の気泡を廃インクと共にノズル先端より吸引処
理することである。
【0010】このようにしてノズル先端より排出した廃
インクを収容する構成も大きくわけて2種類ある。
【0011】1つはインクタンクと廃インクタンクを一
体にしてキャリッジ上に構成する方法であり、もう1つ
は廃インクタンクを本体内に構成する方法である。
【0012】廃インクタンクをキャリア上に構成する例
として、インクカートリッジの廃インクタンクに通じる
廃インク受入口とインク吸収手段から廃インクが排出さ
れる排出口とがキャリアの移動方向と同一方向において
係合されるようにして廃インクを廃インクタンクに伝達
する方法が特開昭59−227461号公報において提
案されている。
【0013】インクジェット記録ヘッドのもう一つの問
題としては、記録用紙などから出る紙粉や空中に浮遊し
ている塵埃や、記録ヘッドの吐出口から吐出したインク
滴の跳ね返りによる液滴などが記録ヘッドの吐出口面に
付着しやすく、これらの付着物によって安定したインク
吐出が妨げられやすい。
【0014】そこで、これらの付着物を除去するため、
従来より、インクジェット記録ヘッドの吐出口面をゴム
などの弾性部材やスポンジでクリーニングする手段が設
けられていた。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃イン
クタンクのユーザー交換を想定しない場合には廃インク
タンクにはインクジェット記録装置の寿命に対応した廃
インク収容能力が必要とされるために、インクジェット
記録装置本体の小型化によって廃インクタンクの占める
体積が相対的に大きなものとなり小型化のネックになっ
ている。
【0016】また、インクタンクと廃インクタンクを一
体として本体内に構成した場合にはインクタンクの交換
によって廃インクタンクも交換されるメリットはある
が、インクタンクからキャリア上の記録ヘッドへインク
を供給する手段が必要となるために装置の小型化に制約
となっている。
【0017】また前記特開昭59−227461号公報
のように廃インクタンクとインクタンクをキャリア上に
配置し、廃インクタンクに通じる廃インク受入口とイン
ク吸収手段から廃インクが排出される排出口とがキャリ
アの移動方向と同一方向において係合されるように構成
すると、廃インクをキャリア上の廃インクタンクに導く
ためにキャリアの移動方向と同一方向において係合され
るところに廃インク流路を引き回すことが必要で装置全
体の小型化を阻む要因となる。
【0018】本発明は上記課題にかんがみてなされたも
のであって、その目的とするところの一つは、廃インク
タンクとインクタンクをキャリア上に構成したインクジ
ェット記録装置及びその廃インク処理方法において、廃
インクタンクへの廃インクの伝達を容易に行えるインク
ジェット記録装置及びその廃インク処理方法を提供する
ことである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1のインクジェット記録装置は、インクを
吐出する吐出口を覆うためのキャップと、該キャップを
介して前記吐出口から吸引を行うための吸引手段と、該
吸引手段を用いて前記キャップを介して前記吐出口から
吸引されたインクを前記吸引手段を用いて逆流させるこ
とによって前記キャップを介して排出されたインクを廃
インクとして貯留するための廃インク貯留手段とを有す
るものである。
【0020】のぞましい態様としては、前記排出は、前
記キャップが前記廃インク貯留手段に当接しているとき
に前記吸引手段を駆動することにより、前記吸引手段か
ら前記廃インク貯留手段に前記キャップを介して廃イン
クを移送するものであってよい。
【0021】また、前記吐出口の近傍に付着した異物を
除去するために前記吐出口のワイピングを行うためのワ
イパーブレードを有し、該ワイパーブレードが前記廃イ
ンク貯留手段に摺擦することによって前記ワイパーブレ
ードに付着した異物が前記廃インク貯留手段によって除
去されるものであることが好ましい。
【0022】また、前記吐出口に供給されるインクを貯
留するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段
と前記廃インク貯留手段とが一体に構成されているもの
でよい。
【0023】また、前記吐出口に供給されるインクを貯
留するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段
と前記廃インク貯留手段とが別体に構成されているもの
でよい。
【0024】また、前記吐出口が設けられたインクジェ
ットヘッドを搭載して走査を行うためのキャリアを有
し、該キャリア上に前記インク貯留手段と前記廃インク
貯留手段とが搭載されているものであることが好まし
い。
【0025】また、前記廃インク貯留手段はインク吸収
体を含むものであることが好ましい。
【0026】また、前記インク貯留手段はインク吸収体
を含むものであることが好ましい。また、前記インクジ
ェットヘッドは交換可能なものとすることができる。
【0027】また、前記吸引手段は、シリンダと該シリ
ンダ内を往復移動することによって前記吸引のための圧
力変化を前記シリンダ内に生じせしめるピストンとを有
する往復動ポンプであってよい。
【0028】また、前記吸引手段は、しごかれることに
よって前記吸引のための圧力変化を内部に生じるチュー
ブを有するチューブポンプであってよい。
【0029】また、前記廃インク貯留手段から移送され
た廃インクを貯留するための予備廃インク貯留手段を有
することができる。
【0030】また、前記キャップを用いて前記廃インク
貯留手段を押圧することにより、前記廃インク貯留手段
を前記予備廃インク貯留手段に当接させて前記廃インク
貯留手段に貯留された廃インクを前記予備廃インク貯留
手段に移送することができる。
【0031】また、前記吐出口からインクを吐出するた
めに利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生手
段を有することができる。
【0032】さらに、前記エネルギー発生手段は、前記
エネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体
であってよい。
【0033】本発明の第2のインクジェット記録装置
は、インクを吐出する吐出口を覆うためのキャップと、
該キャップを介して前記吐出口から吸引を行うための吸
引手段と、該吸引手段からインクを排出させるために前
記吸引手段に接続された排出手段と、前記吸引手段を用
いて前記キャップを介して前記吐出口から吸引されたイ
ンクを前記吸引手段を用いて逆流させることによって前
記排出手段を介して排出されたインクを廃インクとして
貯留するための廃インク貯留手段と、を有するものであ
る。
【0034】のぞましい態様としては、前記排出手段は
前記キャップと同じ形状を有するものであってよい。
【0035】また、前記排出は、前記排出手段が前記廃
インク貯留手段に当接しているときに前記吸引手段を駆
動することにより、前記吸引手段から前記廃インク貯留
手段に前記排出手段を介して廃インクを移送することに
よってなされるものであってよい。
【0036】また、前記吐出口の近傍に付着した異物を
除去するために前記吐出口のワイピングを行うためのワ
イパーブレードを有し、該ワイパーブレードが前記廃イ
ンク貯留手段に摺擦することによって前記ワイパーブレ
ードに付着した異物が前記廃インク貯留手段によって除
去されるものであることが好ましい。
【0037】また、前記吐出口に供給されるインクを貯
留するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段
と前記廃インク貯留手段とが一体に構成されているもの
でよい。
【0038】また、前記吐出口に供給されるインクを貯
留するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段
と前記廃インク貯留手段とが別体に構成されているもの
でよい。
【0039】また、前記吐出口が設けられたインクジェ
ットヘッドを搭載して走査を行うためのキャリアを有
し、該キャリア上に前記インク貯留手段と前記廃インク
貯留手段とが搭載されているものであることが好まし
い。
【0040】また、前記廃インク貯留手段はインク吸収
体を含むものであることが好ましい。
【0041】また、前記インク貯留手段はインク吸収体
を含むものであることが好ましい。また、前記インクジ
ェットヘッドは交換可能なものとすることができる。
【0042】また、前記吸引手段は、シリンダと該シリ
ンダ内を往復移動することによって前記吸引のための圧
力変化を前記シリンダ内に生じせしめるピストンとを有
する往復動ポンプであってよい。
【0043】また、前記吸引手段は、しごかれることに
よって前記吸引のための圧力変化を内部に生じるチュー
ブを有するチューブポンプであってよい。
【0044】また、前記廃インク貯留手段から移送され
た廃インクを貯留するための予備廃インク貯留手段を有
することができる。
【0045】また、前記キャップを用いて前記廃インク
貯留手段を押圧することにより、前記廃インク貯留手段
を前記予備廃インク貯留手段に当接させて前記廃インク
貯留手段に貯留された廃インクを前記予備廃インク貯留
手段に移送することができる。
【0046】また、前記吐出口からインクを吐出するた
めに利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生手
段を有することができる。
【0047】さらに、前記エネルギー発生手段は、前記
エネルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体
であってよい。
【0048】本発明の第3のインクジェット記録装置の
廃インク処理方法は、インクを吐出する吐出口をキャッ
プが覆っているときに該キャップを介して前記吐出口か
ら吸引を行う吸引工程と、前記吸引手段を用いて前記キ
ャップを介して前記吐出口から吸引されたインクを前記
吸引手段を用いて逆流させることによって前記キャップ
を介してインクを廃インク貯留手段に移送する移送工程
とを含むものである。
【0049】本発明の第4のインクジェット記録装置の
廃インク処理方法は、インクを吐出する吐出口をキャッ
プが覆っているときに該キャップを介して前記吐出口か
ら吸引を行う吸引工程と、前記吸引手段を用いて前記キ
ャップを介して前記吐出口から吸引されたインクを前記
吸引手段を用いて逆流させることによって前記吸引手段
に接続された排出手段を介してインクを廃インク貯留手
段に移送する移送工程とを含むものである。
【0050】
【作用】上記のように構成されたインクジェット記録装
置及びその廃インク処理方法にあっては、インクタンク
と廃インクタンクをキャリア上に構成しても、廃インク
タンクへの廃インクの伝達を吸引用のキャップあるいは
吸引ポンプからの廃インク排出用のキャップからのイン
クの逆流によって行うので装置を大型化せずに容易に行
うことができる。
【0051】
【実施例】次に本発明に関する記録装置の実施例につい
て図面を参照して説明する。
【0052】図1は本発明の実施例に関するインクジェ
ット記録装置1を示す概略斜視図である。
【0053】図1に示すようにキャリア2には、記録手
段を構成する記録ヘッド3(不図示)とインクタンク4
を納めたヘッドカートリッジ5が搭載されている。この
キャリア2は、フレーム6に両端部が固定され互いに平
行に配置されたガイドシャフト7とガイドレール8によ
ってその軸方向に摺動可能に支持されている。前記キャ
リア2はベルトプーリ9と回転自在に軸支された従動プ
ーリ10との間に掛け回されたキャリアベルト11に結
合されており、キャリアモータ12を駆動することでキ
ャリアベルト11が回転しキャリア2が上記方向に往復
移動する。
【0054】記録用紙Pの搬送は搬送ローラ13とこれ
に当接するピンチローラ14の回転体対と排出ローラ1
5とこれに当接する拍車16との回転体対によって行わ
れる。これら搬送用ローラの駆動は搬送モータ17によ
って行われる。搬送モータ17の回転は不図示の段歯車
を介して減速され前記搬送ローラ13に固定された搬送
歯車18に伝達される。
【0055】記録装置への給紙はASF19によって行
われる。はじめに所定の枚数の記録用紙Pを紙ストッパ
20につきあたる位置までセットする。給紙信号によっ
てASFモータ21は減速歯車列22を介して給紙ロー
ラ23、分離ローラ24を駆動し記録用紙Pを記録装置
本体へ1枚ずつ給紙する。
【0056】実際の記録動作においては記録用紙の搬送
と前記キャリア2の駆動を連動させ、前記キャリア2の
軸方向のスキャンによって1行記録を行うと記録用紙P
を搬送して次行記録を行うものであるが、前記キャリア
2の往復移動に同期して記録ヘッド3が駆動してインク
を記録信号に応じて吐出することにより、記録用紙Pに
記録を行うものである。
【0057】すなわち、この記録ヘッド3は微細な液体
吐出口(オリフィス)、流路およびこの流路の一部に設
けられたエネルギー作用部と、該作用部にある液体に作
用してインクを吐出するために利用されるエネルギーを
発生するエネルギー発生手段を備えている。エネルギー
発生手段としては例えば電気熱変換体等の発熱素子を挙
げることができる。発熱素子が発生した熱エネルギーに
よってインクを気化してバブルを発生させ、このバブル
の膨張によってインクを液滴として吐出させる。
【0058】記録信号はキャリアフレキ25によって不
図示の制御回転基板よりキャリア2に伝達される。
【0059】次にキャリア2について図2を参照してさ
らに説明する。図2は図1に示したインクジェット記録
装置のキャリア2の摸式的断面図であり、キャリア2に
ヘッドカートリッジとインクタンク4が装着され搭載さ
れた状態を図2(a)に、装着前の別れている状態を図
2(b)に示す。
【0060】キャリア2は全体的に枠型の形状をしてい
て、その中に、ヘッドカートリッジ5が装着される。
【0061】フレキシブルケーブル25は所定の経路を
引き回され、その先端部に設けられたケーブル端子部2
5aがキャリア2の右側壁の内側にコンパクトパッド2
6を挟んで固定されている。ケーブル端子部25aは、
キャリア2にヘッドカートリッジ5を装着したときにヘ
ッドカートリッジ5のヘッド端子部5aが当接するもの
で、これにより、ヘッドカートリッジ5との電気的接続
がなされる。コンタクトパッド26はゴムでできたシー
ト状のものでその表面が端子部の接点位置に合わせて突
起が設けられケーブル端子部25aをヘッド端子部5a
に確実に圧接する働きをする。
【0062】キャリア2の、ケーブル端子部25aと対
向する場所には、コンタクトバネ27が設けられてい
る。コンタクトバネ27はヘッドカートリッジ5をキャ
リア2に固定するものであると同時に、ケーブル端子部
25aとヘッド端子部5aの圧接力を発生させるもので
ある。
【0063】ヘッドカートリッジ5はタンクホルダ28
と記録ヘッド3とヘッド端子部5aが一体となったもの
で、タンクホルダ28の内部にインクタンク4が着脱自
在に装着される。タンクホルダ28の底壁にはインク取
り込み管29が少し突き出して設けられている。
【0064】インクタンク4は容器部30の内部に圧縮
され親水処理されたスポンジからなりインク貯留手段を
構成するインク吸収体31が収納されており、インク3
2は、この吸収体31に吸収されて保持されている。イ
ンク吸収体31は合成繊維を固めたものでも良い。また
容器30の上面には大気連通口(不図示)が設けられて
いて、印字や回復動作によってインクタンクより減って
いくインク分の体積の大気が流入するようになってい
る。
【0065】また記録ヘッド3の目詰まり回復処理手段
によって記録ヘッド3より排出される廃インクを吸収し
て貯留するための廃インク貯留手段を構成する廃インク
吸収体33がインク吸収体31とは別に容器部30内の
廃インクタンク61に収納されている。
【0066】インクタンク4をヘッドカートリッジ5に
装着すると、インク供給口34にタンクホルダ28のイ
ンク取り込み管29が挿入されて両者が連通し、インク
流路35を経由して記録ヘッド3へインクが供給され
る。このとき、インク取り込み管29の周囲に設けられ
たシールリング36がインク供給口34に密着し、イン
クの漏れが抑制される。
【0067】またこのとき廃インクタンク61はその端
面が記録ヘッド3の吐出口面3aとほぼ同一面になるよ
うに容器部30より露出している。
【0068】次に本実施例の目詰まり回復処理手段につ
いて説明する。図3において、記録ヘッド3と対向する
位置にキャップ37が設けられている。このキャップ3
7はポンプ38の腕部に取り付けられていて、吐出口面
3aとならうように腕部に対して多少回動するように構
成されている。ポンプ38が回動することにより記録ヘ
ッド3が正対する位置にあるときに吐出口面3aを覆う
状態と離れた状態とに変位することができる。この変位
はポンプ38の別の腕部をポンプ歯車39に設けられた
カム面が押すことによって行われる。クラッチ歯車40
をキャリア2が押して制御することにより搬送歯車18
とポンプ歯車39の駆動力の伝達、離間が行われる。
【0069】また記録ヘッド3の吐出口面3aに付着し
た不要インクの除去はキャリア2の移動により記録ヘッ
ド3がワイパーブレード47上を通過することにより行
われる(図1)。
【0070】図3により回復動作を説明する。本実施例
において吸引手段を構成するポンプ38はピストン式の
往復動ポンプであり、筐体としてのシリンダ41、シリ
ンダ内をシールしながら移動するピストンゴム42、ピ
ストンゴム42を支持するピストン軸43、ピストン軸
43を駆動するピストン駆動歯車44からなる。ピスト
ン軸43には螺旋状の溝が切ってありピストン駆動歯車
44にはその溝と噛み合う突起(不図示)が設けられて
いる。それでピストン駆動歯車44が回動するとピスト
ン軸43が往復動し、シリンダ内の容積が変化するので
ポンプとして作用する。ピストン駆動歯車44の駆動は
ポンプ歯車39によって行われる。
【0071】回復動作は図3(a)(b)(c)の順に
行われる。まずキャップ37が矢印A方向へ変位し吐出
口面3aを覆う。次にピストンゴム42が矢印B方向へ
移動し記録ヘッド3のノズル内のインクを吸引する。図
3(a)はこの吸引した状態を表わす。次に図3(b)
に示すようにピストンゴム42の位置はそのままにキャ
ップ37を矢印C方向へ変位させ吐出口面3aから離
す。そしてキャリア2を矢印D方向へ移動させる。キャ
リア2上の廃インクタンク61の開口部がキャップ37
の対向位置まできたらキャリア2を止めキャップ37を
矢印E方向へ変位させキャップ37を廃インク吸収体3
3に圧接する(図3(c))。ピストンゴム42を矢印
F方向へ移動させればシリンダ41内にたまった廃イン
クはキャップ37を通して廃インク吸収体33へ移送さ
れて排出される。
【0072】インクジェット記録装置においては、吐出
口の乾燥を防ぐために記録ヘッドの不使用時にキャップ
37を吐出口面3aに当接させておく場合がある。しか
しながらこの場合に完全に密閉すると環境温度の変化に
よって密閉キャップ内の空気が膨張または収縮しノズル
内に空気が入り込んだり逆にインクが吐出口面から漏れ
たりする。そこで通常の一方向にインクが流れるポンプ
の場合ピストンが流路を塞がない位置でキャップするこ
とによりキャップ内を大気圧と同じになるようにしてい
る。そこで本実施例の場合には図4に示すようにシリン
ダ41の一部に小さい穴を開け外側にポンプ吸収体46
を当てる。この穴を大気連通口45という。大気連通口
45の位置は通常の吸引動作でピストンがこない外側に
設ける。キャップする際にはピストンを矢印G方向に移
動させ大気連通口45よりもピストンゴム42が外側に
なるようにする。するとキャップ内の圧力は大気圧と等
しくなる。またポンプ吸収体46はもしもの場合にイン
クが漏れることを防ぐ。
【0073】図5は本実施例の廃インクタンクのブレー
ドクリーナとしての動作を表わす概略図である。ゴムま
たは軟質プラスチックの板状の弾性材で形成されたワイ
パーブレード47はワイパーバネ49によってワイパー
ホルダ48に取り付けられていてワイパーホルダ48は
不図示の駆動手段によって適宜に上下して吐出口の近傍
に付着した異物を除去する。吐出口面3aに付着したイ
ンク滴や塵埃の異物を50で表わす。
【0074】ワイピングは図5の(a)(b)(c)の
順にキャリア2がワイパーブレード47上を図中左から
右へ(矢印H方向)移動することによって行われる。付
着インク等の異物50はワイパーブレード47によって
吐出口面3aから払われ、ワイパーブレードが廃インク
タンクに摺擦することによって廃インクタンク61へ移
動する。ワイパーブレード47も奇麗になるのでワイピ
ング終了後のワイパーブレード47の振動によるワイパ
ーブレード47に付着したインクの飛び散りもなく、ま
た次のワイピング動作も確実なものとなる。
【0075】このようにインクタンクと廃インクタンク
を一体に構成し、廃インクタンクがブレードクリーナ機
能を有するようにすることにより、ユーザーはインクタ
ンクの交換を行うだけで廃インクタンクおよびブレード
クリーナを一緒に交換することができる。
【0076】またポンプで吸引した廃インクを廃インク
タンクに導く流路としてブレードクリーナを用いている
のでキャリアの小型化、ひいては記録装置全体の小型化
にも寄与する。
【0077】本実施例の説明においてはインクタンクと
廃インクタンクが一体に構成された例を示したが、図1
1のようにインクタンクと廃インクタンクを別体に構成
しても良い。別体に構成すると一体に構成したようにイ
ンクタンクを交換するだけで廃インクタンクも交換され
るというわけにはいかないが、そのかわり、インクタン
ク、廃インクタンクをそれぞれに適切な交換時期で交換
することが可能となるメリットがある。この場合廃イン
クタンクを中身の廃インク吸収体の状態が見えるように
透明もしくは半透明の外装で構成すると廃インクタンク
の交換時期がユーザーに分かりやすい。また外装の一
部、特に上面側のみを透明もしくは半透明としても良
い。
【0078】また、本実施例の説明においては印字ヘッ
ドがキャリアに交換可能に構成された例を示したが、パ
ーマネントタイプの印字ヘッドを用いて、印字ヘッドを
キャリアに固定した構成に本発明を適用してもなんら問
題はない。
【0079】次に本発明の第2実施例について図面を参
照して説明する。
【0080】図6は本発明の第2実施例のキャリアを示
す概略断面図である。なお、前述した実施例と同様の機
能を有する各部には対応箇所に同一符号を付して説明を
省略している。
【0081】本実施例は廃インク吸収体33を2部品に
分け、廃インクタンク内に納められた分離廃インク吸収
体51とヘッドカートリッジ5内に配置したブレードク
リーナ52としている点で第1実施例と異なる。分離廃
インク吸収体51とブレードクリーナ52は組み合わせ
ると廃インク吸収体33と同一外形になるが接合部が圧
接してインクの伝達が確実に行われるように若干オーバ
ーラップする寸法になっている。吸引動作およびワイピ
ング動作は実施例1とまったく同じである。
【0082】このように構成するとインクタンク4をヘ
ッドカートリッジ5に収納する際にヘッドカートリッジ
5に垂直に入れなくても良いので挿入方向の自由度が増
す。次に本発明の第3実施例について図面を参照して説
明する。
【0083】図7は本発明の第3実施例に関するキャリ
アを示す概略断面図である。なお、本実施例の説明にお
いても前述した実施例と同様の機能を有する各部には対
応箇所に同一符号を付して説明を省略している。
【0084】本実施例においては回復動作用のポンプを
チューブポンプで構成しているところが第1実施例と異
なる。
【0085】図7において回復動作は(a)(b)
(c)の順に行われる。
【0086】まずキャップ37が矢印A方向に変位して
吐出口面3aを覆い、次にポンプローラ54が矢印B方
向に移動し一旦つぶれたチューブ53の復元力で負圧を
発生し、記録ヘッド3のノズル内のインクを吸引する。
図7(a)はこの吸引した状態を表わす。次に図7
(b)に示すようにポンプローラ54の位置はそのまま
に、キャップ37を矢印C方向へ変位させ吐出口面3a
から離す。そしてキャリア2を矢印D方向へ移動させ
る。キャリア2上の廃インクタンク61の開口部がキャ
ップ37の対向位置まできたらキャリア2を止めキャッ
プ37を矢印E方向へ変位させキャップ37を廃インク
吸収体33に圧接する(図7(c))。ポンプローラ5
4を矢印F方向へ移動させればチューブ53内にたまっ
た廃インクはキャップ37を通して廃インク吸収体33
へ排出される。
【0087】もともとチューブポンプは構成の簡単なポ
ンプであるが、このように吸引口と排出口を兼ねた往復
動作の流路系に用いるとさらにその効果が発揮できる。
【0088】次に本発明の第4実施例について図面を参
照して説明する。
【0089】図8は本発明の第4実施例に関する概略断
面図であり、本実施例は吸引口と排出口が別で液体が一
方向に流れるところの通常の一方向ピストンポンプを適
用した場合の実施例である。なお、本実施例の説明にお
いても前述した実施例と同様の機能を有する各部には対
応箇所に同一符号を付して説明を省略している。
【0090】回復動作は図8(a)(b)(c)(d)
の順に行われる。第1実施例に対して吸引するキャップ
と排出するキャップが異なる以外はキャップとキャリア
は同一動作をするのでキャップ、キャリアの動作につい
ての説明は省略する。
【0091】一方向ポンプ55の動作について説明す
る。
【0092】一方向に液体を流すポンプにおいては流路
内のどこかに弁機能が必要であるが、本実施例のポンプ
においては一方向ピストンゴム57と一方向ピストン軸
59の構成によって弁機能を果たしている。
【0093】一方向ピストンゴム57は一方向ピストン
軸59に対してフランジ右59aとフランジ左59bの
2つのフランジ内に軸方向にがたをもつように支持され
ている。また一方向ピストンゴム57の内径には軸方向
に数箇所、フランジ左59bに数箇所溝が形成され、一
方向ピストンゴム57が左フランジ59bに当接した場
合にはインク流路となる。一方向ピストンゴム57がフ
ランジ右59aに当接した場合にはピストン部を通して
のインクの流れは遮断される。この一方向ピストンゴム
57の左右のフランジへの当接の切り替えは一方向ピス
トン軸59を左右方向に動かすことによって行われる。
このようにして本実施例のポンプの弁機能は達成され
る。
【0094】さて図8(a)から一方向ピストン軸59
を左方向へ動かすと一方向ピストンゴム57はフランジ
右59aに当接され空気およびインクの流れは遮断され
る。そのまま一方向ピストン軸59を動かすと一方向ピ
ストンゴム57はシリンダ41’内に設けられたキャッ
プ37からの流路口を通過しキャップ37からインクを
吸引する(図8(b))。
【0095】吸引し終えたらキャップ37を吐出口面か
ら離し、排出手段を構成する排出キャップ56対向面に
廃インクタンク61がくるようにキャリア2を移動さ
せ、排出キャップ56を廃インク吸収体33に当接させ
る(図8(c))。一方向ピストン軸59を右方向に移
動させると一方向ピストンゴム57はフランジ左に当接
し、シリンダ内のインクは吸引したキャップから再び排
出されるのではなく一方向ピストンゴム57の右側から
左側に流路を通って移動する。ここでもう一度一方向ピ
ストン軸59を左側に移動させると、ピストンゴム部の
弁は閉じるのでシリンダ41’内のインクは排出キャッ
プ56を通して廃インク吸収体33に吸い込まれてい
く。
【0096】排出口としてキャリア上にある廃インクタ
ンクへ廃インクを伝達するキャップを設ける必要がある
が、このように通常の一方向ピストンポンプであっても
本発明に適用できる。
【0097】次に本発明の第5実施例について図面を参
照して説明する。
【0098】図9は本発明の第5実施例に関する概略断
面図であり、この図は図1のインクジェット記録装置に
おいてガイドシャフト7の直角方向にちょうど廃インク
タンク61のところで切断したものである。なお、本実
施例の説明においても前述した実施例と同様の機能を有
する各部には対応箇所に同一符号を付して説明を省略し
ている。
【0099】回復動作によって吸引されるインク量は印
字に用いられるインク量に比べてははるかに少ない。そ
こでインクタンクの容積に比べると廃インクタンクの容
積は少なくて良い。しかしユーザーにより不必要な回復
動作などによって必要以上に廃インクが生じた場合には
廃インクタンクが溢れてしまうことが考えられる。とい
って万が一に備えすぎて廃インクタンクを大きくすると
通常に使用するユーザーにとっては無駄である。
【0100】そこで回復動作のためにキャッピングを行
うとキャップによってキャリアが上に押し上げられイン
クジェット記録装置本体に取り付けられた予備廃インク
貯留手段を構成する予備吸収体60に廃インク吸収体3
3が接触するように構成する。こうすると廃インク吸収
体33に廃インクが十分に吸収されて予備吸収体60へ
の接触部分まできている場合には廃インク吸収体33か
ら予備吸収体60に廃インクが伝達され、廃インクタン
ク61があふれるのを防ぐ。廃インク量が少なく接触部
分まで廃インクが到達していない場合は、廃インク吸収
体33と予備吸収体60が接触しても廃インクが予備吸
収体60に伝達されることがなく、予備吸収体60は空
のままで存在する。
【0101】また予備吸収体60に廃インクが吸収され
た場合には次の新しいインクタンクを装着する際に予備
吸収体60から廃インク吸収体33に廃インクが移るの
で予備吸収体容器が溢れることは少ない。
【0102】さらに図10に示すように廃インク吸収体
がブレードクリーナ部つまり廃インクの入ってくる部分
から予備吸収体への接触部つまり廃インクの最終到達部
分へ順々に細長くなるようにタンク内部にスリットを入
れる。
【0103】このことにより廃インクタンク61内の廃
インクの拡散の不均衡により廃インク吸収体33がまだ
十分吸収能力があるにもかかわらず予備吸収体60へ廃
インクが伝達するのを防ぐことができる。
【0104】本発明のインクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像端末とし
て用いられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態をとるものであってもよい。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置ではブレードクリーナを廃インク吸収体
として使用し、さらに回復系から廃インク吸収体への廃
インクの伝達を吸引用のキャップあるいは吸引ポンプか
らの廃インク排出用のキャップからのインクの逆流を用
いて行うように構成したので、インクジェット記録装置
を小型に構成できる。
【0106】また、インクタンク、廃インクタンク、ブ
レードクリーナの3つを一体にすれば、インクタンクの
交換によって廃インクタンク、ブレードクリーナが交換
され、装置の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に関する記録装置の概略斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施例に関するキャリア部分の構
成を表わす概略断面図である。 (a)キャリア部分結合図。 (b)キャリア部分分離図。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第1実施例に関す
る目詰まり回復工程を表わす概略断面図である。
【図4】本発明の第1実施例に関するキャッピング状態
を表わす概略断面図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の第1実施例に関す
るワイピング工程を表わす概略断面図である。
【図6】本発明の第2実施例に関するキャリア部分の構
成を表わす概略断面図である。 (a)キャリア部分結合図。 (b)キャリア部分分離図。
【図7】(a)〜(c)は、本発明の第3実施例に関す
る目詰まり回復工程を表わす概略断面図である。
【図8】(a)〜(d)は、本発明の第4実施例に関す
る目詰まり回復工程を表わす概略断面図である。
【図9】(a)〜(c)は、本発明の第5実施例に関す
る廃インク処理工程を表わす概略断面図である。
【図10】本発明の第6実施例に関する概略断面図であ
る。
【図11】本発明の第1実施例の変形例に関する概略断
面図である。 (a)キャリア部分結合図。 (b)キャリア部分分離図。
【符号の説明】
P 記録用紙 1 インクジェット記録装置 2 キャリア 3 記録ヘッド 4 インクタンク 5 ヘッドカートリッジ 6 フレーム 7 ガイドシャフト 8 ガイドレール 9 ベルトプーリ 10 従動プーリ 11 キャリアベルト 12 キャリアモータ 13 搬送ローラ 14 ピンチローラ 15 排出ローラ 16 拍車 17 搬送モータ 18 搬送歯車 19 ASF 20 紙ストッパ 21 ASFモータ 22 減速歯車列 23 給紙ローラ 24 分離ローラ 25 フレキシブルケーブル 26 コンタクトパッド 27 コンタクトバネ 28 タンクホルダ 29 インク取込み管 30 容器部 31 インク吸収体 32 インク 33 廃インク吸収体 34 インク供給口 35 インク流路 36 シールリング 37 吸引キャップ 38 ポンプ 39 ポンプ歯車 40 クラッチ歯車 41 シリンダ 42 ピストンゴム 43 ピストン軸 44 ピストン駆動歯車 45 シリンダ連通口 46 ポンプ吸収体 47 ワイパーブレード 48 ワイパーホルダ 49 ワイパーバネ 50 付着インク 51 分離廃インク吸収体 52 ブレードクリーナ 53 チューブ 54 ポンプローラ 55 一方向ポンプ 56 排出キャップ 57 一方向ピストンゴム 58 シールゴム 59 一方向ピストン軸 59a フランジ右 59b フランジ左 60 予備吸収体

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を覆うためのキ
    ャップと、 該キャップを介して前記吐出口から吸引を行うための吸
    引手段と、 該吸引手段を用いて前記キャップを介して前記吐出口か
    ら吸引されたインクを前記吸引手段を用いて逆流させる
    ことによって前記キャップを介して排出されたインクを
    廃インクとして貯留するための廃インク貯留手段と、を
    有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記排出は、前記キャップが前記廃イン
    ク貯留手段に当接しているときに前記吸引手段を駆動す
    ることにより、前記吸引手段から前記廃インク貯留手段
    に前記キャップを介して廃インクを移送することによっ
    てなされる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記吐出口の近傍に付着した異物を除去
    するために前記吐出口のワイピングを行うためのワイパ
    ーブレードを有し、該ワイパーブレードが前記廃インク
    貯留手段に摺擦することによって前記ワイパーブレード
    に付着した異物が前記廃インク貯留手段によって除去さ
    れる請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出口に供給されるインクを貯留す
    るためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段と前
    記廃インク貯留手段とが一体に構成されている請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記吐出口に供給されるインクを貯留す
    るためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段と前
    記廃インク貯留手段とが別体に構成されている請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記吐出口が設けられたインクジェット
    ヘッドを搭載して走査を行うためのキャリアを有し、該
    キャリア上に前記インク貯留手段と前記廃インク貯留手
    段とが搭載されている請求項4または5に記載のインク
    ジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記廃インク貯留手段はインク吸収体を
    含む請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インク貯留手段はインク吸収体を含
    む請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インクジェットヘッドは交換可能で
    ある請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記吸引手段は、シリンダと該シリン
    ダ内を往復移動することによって前記吸引のための圧力
    変化を前記シリンダ内に生じせしめるピストンとを有す
    る往復動ポンプである請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  11. 【請求項11】 前記吸引手段は、しごかれることによ
    って前記吸引のための圧力変化を内部に生じるチューブ
    を有するチューブポンプである請求項1に記載のインク
    ジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記廃インク貯留手段から移送された
    廃インクを貯留するための予備廃インク貯留手段を有す
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記キャップを用いて前記廃インク貯
    留手段を押圧することにより、前記廃インク貯留手段を
    前記予備廃インク貯留手段に当接させて前記廃インク貯
    留手段に貯留された廃インクを前記予備廃インク貯留手
    段に移送する請求項12に記載のインクジェット記録装
    置。
  14. 【請求項14】 前記吐出口からインクを吐出するため
    に利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生手段
    を有する請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 前記エネルギー発生手段は、前記エネ
    ルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体であ
    る請求項14に記載のインクジェット記録装置。
  16. 【請求項16】 インクを吐出する吐出口を覆うための
    キャップと、 該キャップを介して前記吐出口から吸引を行うための吸
    引手段と、 該吸引手段からインクを排出させるために前記吸引手段
    に接続された排出手段と、 前記吸引手段を用いて前記キャップを介して前記吐出口
    から吸引されたインクを前記吸引手段を用いて逆流させ
    ることによって前記排出手段を介して排出されたインク
    を廃インクとして貯留するための廃インク貯留手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  17. 【請求項17】 前記排出手段は前記キャップと同じ形
    状を有する請求項16に記載のインクジェット記録装
    置。
  18. 【請求項18】 前記排出は、前記排出手段が前記廃イ
    ンク貯留手段に当接しているときに前記吸引手段を駆動
    することにより、前記吸引手段から前記廃インク貯留手
    段に前記排出手段を介して廃インクを移送することによ
    ってなされる請求項16に記載のインクジェット記録装
    置。
  19. 【請求項19】 前記吐出口の近傍に付着した異物を除
    去するために前記吐出口のワイピングを行うためのワイ
    パーブレードを有し、該ワイパーブレードが前記廃イン
    ク貯留手段に摺擦することによって前記ワイパーブレー
    ドに付着した異物が前記廃インク貯留手段によって除去
    される請求項16に記載のインクジェット記録装置。
  20. 【請求項20】 前記吐出口に供給されるインクを貯留
    するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段と
    前記廃インク貯留手段とが一体に構成されている請求項
    16に記載のインクジェット記録装置。
  21. 【請求項21】 前記吐出口に供給されるインクを貯留
    するためのインク貯留手段を有し、該インク貯留手段と
    前記廃インク貯留手段とが別体に構成されている請求項
    16に記載のインクジェット記録装置。
  22. 【請求項22】 前記吐出口が設けられたインクジェッ
    トヘッドを搭載して走査を行うためのキャリアを有し、
    該キャリア上に前記インク貯留手段と前記廃インク貯留
    手段とが搭載されている請求項16に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  23. 【請求項23】 前記廃インク貯留手段はインク吸収体
    を含む請求項16に記載のインクジェット記録装置。
  24. 【請求項24】 前記インク貯留手段はインク吸収体を
    含む請求項21または22に記載のインクジェット記録
    装置。
  25. 【請求項25】 前記インクジェットヘッドは交換可能
    である請求項22に記載のインクジェット記録装置。
  26. 【請求項26】 前記吸引手段は、シリンダと該シリン
    ダ内を往復移動することによって前記吸引のための圧力
    変化を前記シリンダ内に生じせしめるピストンとを有す
    る往復動ポンプである請求項16に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  27. 【請求項27】 前記吸引手段は、しごかれることによ
    って前記吸引のための圧力変化を内部に生じるチューブ
    を有するチューブポンプである請求項16に記載のイン
    クジェット記録装置。
  28. 【請求項28】 前記廃インク貯留手段から移送された
    廃インクを貯留するための予備廃インク貯留手段を有す
    る請求項16に記載のインクジェット記録装置。
  29. 【請求項29】 前記キャップを用いて前記廃インク貯
    留手段を押圧することにより、前記廃インク貯留手段を
    前記予備廃インク貯留手段に当接させて前記廃インク貯
    留手段に貯留された廃インクを前記予備廃インク貯留手
    段に移送する請求項28に記載のインクジェット記録装
    置。
  30. 【請求項30】 前記吐出口からインクを吐出するため
    に利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生手段
    を有する請求項16に記載のインクジェット記録装置。
  31. 【請求項31】 前記エネルギー発生手段は、前記エネ
    ルギーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体であ
    る請求項30に記載のインクジェット記録装置。
  32. 【請求項32】 インクを吐出する吐出口をキャップが
    覆っているときに該キャップを介して前記吐出口から吸
    引を行う吸引工程と、 前記吸引手段を用いて前記キャップを介して前記吐出口
    から吸引されたインクを前記吸引手段を用いて逆流させ
    ることによって前記キャップを介してインクを廃インク
    貯留手段に移送する移送工程と、を有することを特徴と
    するインクジェット記録装置の廃インク処理方法。
  33. 【請求項33】 インクを吐出する吐出口をキャップが
    覆っているときに該キャップを介して前記吐出口から吸
    引を行う吸引工程と、 前記吸引手段を用いて前記キャップを介して前記吐出口
    から吸引されたインク1を前記吸引手段を用いて逆流さ
    せることによって前記吸引手段に接続された排出手段を
    介してインクを廃インク貯留手段に移送する移送工程
    と、を有することを特徴とするインクジェット記録装置
    の廃インク処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005349782A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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