JPH08323271A - 塗料吹き付け良否判定装置 - Google Patents

塗料吹き付け良否判定装置

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JPH08323271A
JPH08323271A JP7131563A JP13156395A JPH08323271A JP H08323271 A JPH08323271 A JP H08323271A JP 7131563 A JP7131563 A JP 7131563A JP 13156395 A JP13156395 A JP 13156395A JP H08323271 A JPH08323271 A JP H08323271A
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JP
Japan
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paint
spray pattern
section
spray
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP7131563A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Ishii
俊壮 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH08323271A publication Critical patent/JPH08323271A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/08Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area responsive to condition of liquid or other fluent material to be discharged, of ambient medium or of target ; responsive to condition of spray devices or of supply means, e.g. pipes, pumps or their drive means
    • B05B12/082Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area responsive to condition of liquid or other fluent material to be discharged, of ambient medium or of target ; responsive to condition of spray devices or of supply means, e.g. pipes, pumps or their drive means responsive to a condition of the discharged jet or spray, e.g. to jet shape, spray pattern or droplet size

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  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴霧パターンの状態を検知して塗料吹き付け
状態の良否判定を行うことができ、更には不良箇所を特
定することができる塗料吹き付け良否判定装置を提供す
る。 【構成】 コントローラ10の制御に基づき、一方の光
電センサ(投光器1,受光器3)では噴霧パターン6に
規定した噴霧パターン断面7をx方向に走査してその塗
料量を検出し、他方の光電センサ(投光器2,受光器
4)では噴霧パターン断面7をy方向に走査してその塗
料量を検出すると共に、コンピュータ本体11ではこの
ときの各検出信号と各基準信号とを比較して塗装吹き付
けの良否判定及び不良箇所の特定を行い、モニタ12で
は不良箇所を表示するというものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗料吹き付け良否判定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は従来技術に係る塗料吹き付け良
否判定装置の概略構成図である。同図に示すように、ノ
ズル1から略円錐状に噴霧された塗料(以下この略円錐
状をなす塗料を噴霧パターンという)2が被塗装面6に
吹き付けられる。そして、この噴霧パターン2の両側に
は光電センサの投光器3と受光器4とが各々配設されて
いる。
【0003】従って上記構成の塗料吹き付け良否判定装
置によれば、ノズル1から塗料が噴霧されているときに
は、この塗料により投光器3から投光された光が遮られ
て(減衰されて)受光器4の検出信号(電圧信号又は電
流信号)の値が低くなるため、塗装不良は生じていない
と判定する。一方、ノズル1の詰まりや塗料切れによっ
てノズル1から塗料が噴霧されなくなると、投光器3か
ら投光された光が遮られずに(減衰されずに)受光器4
に達し、受光器4の検出値が高くなるため、塗装不良が
生じたと判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術に係る塗料吹き付け良否判定装置では、塗料がノズ
ル1から噴霧されているか否かの検出のみを行うため、
ノズル1の一部が詰まったり、ノズル1の先端に塗料が
付着したりして、噴霧パターン2にむら、欠け、はみ出
し等が生じても、これらを検出することができないた
め、これらによって塗装不良を生じることがある。
【0005】なお、実開平2−50609号には「表面
平滑度自動検査装置」が開示されている。この検査装置
は、撮像された被検査表面の明暗縞模様を微分処理し更
に2値化した縞模様と、予め記憶された縞模様パターン
とを交差するように重ね合わせることによって区画され
た領域を形成し、これらの区画された領域の面積のばら
つきにより、被検査表面(塗膜表面)の平滑性を判定す
るものである。従って、この検査装置も塗装の良否を判
定するものではあるが、この検査装置では塗膜表面の状
態を検出するのに対し、本願発明の良否判定装置では噴
霧パターンの状態を検出するため、直接の検出対象が異
なり、各々の検出原理も異なる。
【0006】従って本発明は上記従来技術に鑑み、噴霧
パターンの状態(むら、欠け、はみ出し等)を検知して
塗料吹き付けの良否判定を行うことができ、更には不良
箇所を特定することができる塗料吹き付け良否判定装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1の構成は、ノズルから略円錐状に噴霧される噴
霧パターンで被塗装面に吹き付けられる塗料の吹き付け
状態の良否を判定する装置であって、前記略円錐状の噴
霧パターンの側部に設けられ、同パターンに前記ノズル
の塗料噴霧方向に略直交する噴霧パターン断面を規定す
ると共に、同噴霧パターン断面内に分割された複数領域
を規定して、前記各領域毎の塗料量に応じて変化する検
出信号を導出せしめる塗料量検出手段と、前記噴霧パタ
ーン断面の各領域における塗料量の基準値が予め設定さ
れ同基準値に対応した基準信号を導出せしめる基準値設
定手段と、前記塗料量検出手段によって導出された検出
信号と前記基準値設定手段によって導出された基準信号
とを前記各領域毎に比較することで、前記各領域毎の塗
料吹き付け状態の良否を判定する判定手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0008】また第2の構成は、ノズルから略円錐状に
噴霧される噴霧パターンで被塗装面に吹き付けられる塗
料の吹き付け状態の良否を判定する装置であって、前記
略円錐状の噴霧パターンの側部に設けられ、同パターン
に前記ノズルの塗料噴霧方向に略直交する噴霧パターン
断面を規定すると共に、同噴霧パターン断面内に2以上
の方向に沿って各々分割された複数領域を規定して、前
記各領域毎の塗料量に応じて変化する検出信号を導出せ
しめる塗料量検出手段と、前記噴霧パターン断面の各領
域における塗料量の基準値が予め設定され同基準値に対
応した基準信号を導出せしめる基準値設定手段と、前記
2以上の各方向に沿う各領域が交差して略マトリックス
状に分割される複数領域を規定すると共に、前記塗料量
検出手段によって導出された検出信号と前記基準値設定
手段によって導出された基準信号とを前記2以上の各方
向に沿う各領域毎に比較することで、前記略マトリック
ス状の各領域毎の塗料吹き付け状態の良否を判定する判
定手段とを有することを特徴とする。
【0009】また第3の構成は、上記第1又は第2の構
成において、判定手段の判定結果に基づいて不良箇所を
表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0010】また第4の構成は、上記第1、第2又は第
3の構成において、塗料量検出手段は、所定の方向に移
動可能に設けた1つの検出手段を備えてなるものである
ことを特徴とする。
【0011】また第5の構成は、上記第1、第2又は第
3の構成において、塗料量検出手段は、所定の方向に連
設した複数の検出手段を備えてなるものであることを特
徴とする。
【0012】
【作用】上記第1の構成の本発明によれば、噴霧パター
ン断面の一部に欠け、むら、はみ出し等の不良箇所があ
る場合、この不良箇所を有する前記噴霧パターン断面の
当該領域の塗料量が基準の塗料量と異なるため、判定手
段では、このときの検出信号と基準信号とを各領域毎に
比較して、当該領域に欠け、むら、はみ出し等の不良箇
所があることを検知し、塗料吹き付け不良が生じたと判
定する。
【0013】また上記第2の構成の本発明によれば、塗
料量検出手段では2以上の方向に沿って各々分割された
各領域毎の塗料量に応じた検出信号を導出し、判定手段
ではこれらの各検出信号と各基準信号とを前記各領域毎
に比較して、当該領域に欠け、むら、はみ出し等の不良
箇所があることを検知し、塗料吹き付け不良が生じたと
判定する。
【0014】また上記第3の構成の本発明によれば、噴
霧パターン断面の一部に不良箇所があると、表示手段で
はこのときの良否判定結果に基づいて不良箇所を表示す
る。
【0015】また上記第4の構成の本発明によれば、塗
料量検出手段は1つの検出手段を所定の方向に移動させ
ることによって、噴霧パターン断面の塗料量を検出す
る。
【0016】また上記第5の構成の本発明によれば、塗
料量検出手段は所定の方向に連設した複数の検出手段に
よって噴霧パターン断面の塗料量を検出する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
【0018】図1は本発明の実施例に係る塗料吹き付け
良否判定装置の構成図、図2及び図3は図1に示す塗料
吹き付け良否判定装置の検出信号を示す説明図である。
【0019】図1に示すように、塗料はスプレーガン8
のノズル9から略円錐状に噴霧される噴霧パターン6で
被塗装面14に吹き付けられる。そして、この噴霧パタ
ーン6の側部(図中の上下方向及び左右方向)には2つ
の光電センサが各々設けられており、これらの光電セン
サの位置によって、噴霧パターン6にノズル9の塗料噴
霧方向に直交する噴霧パターン断面7が規定されてい
る。なお噴霧パターン断面7は、ノズル9のすぐ近くで
はなく、欠け、むら、はみ出し等の不良箇所がある程度
明確となるよう、噴霧パターン6が適度に広がった位置
を選んで規定されている。
【0020】噴霧パターン断面7の図中上下に配設され
ている一方の光電センサの投光器1と受光器3は、図示
しない移動装置(例えば駆動モータとギヤとによって構
成された装置)によって、矢印A,Bで示すように図中
左右方向(以下これをx方向という)に同期して移動さ
れ、このことにより噴霧パターン断面7の塗料量をx方
向に走査して検出する。また噴霧パターン断面7の図中
左右に配設されている他方の光電センサの投光器2と受
光器4は、図示しない移動装置(例えば駆動モータとギ
ヤとによって構成された装置)によって、矢印C,Dで
示すように図中上下方向(以下これをy方向という)に
同期して移動され、このことにより噴霧パターン断面7
の塗料量をy方向に走査して検出する。
【0021】コントローラ10は、前記移動装置を制御
して、投光器1と受光器3とをx方向に所定の速度で同
期して移動せしめ且つ投光器2と受光器4とをy方向に
所定の速度で同期して移動せしめると共に、このときの
受光器3,4の検出信号(電流信号又は電圧信号)を入
力し、これらの検出信号をコンピュータ本体11に送出
する。
【0022】コンピュータ本体11は、噴霧パターン断
面7の各走査方向(x方向及びy方向)における塗料量
の基準値が予め設定されており、この基準値に対応した
基準信号と、コントローラ10を介して入力した光電セ
ンサの検出信号とを比較することで、塗料吹き付けの良
否を判定し、不良と判定したときにはアラームを出力す
る。更にコンピュータ本体11では、比較結果から不良
箇所を特定し、この不良箇所を表わす信号をモニタ12
に出力する。
【0023】モニタ12は、コンピュータ本体11から
入力した信号に基づき、表示画面13に不良箇所を表示
する。
【0024】従って上記構成の塗料吹き付け良否判定装
置によれば、光電センサによってx方向及びy方向に走
査したとき、噴霧パターン断面7が正常な状態であれ
ば、図2に示すように、x,yの何れの走査方向におい
ても半円形状に変化する検出信号21A,22Aが得ら
れる。即ち、噴霧パターン断面7の端部では塗料の存在
する幅が短く(即ち塗料量が少く)投光器1,2から投
光された光があまり減衰されないため受光器3,4の検
出値が大きくなる一方、噴霧パターン断面7の中央部に
近づくに従って塗料の存在する幅が長くなり(即ち塗料
量が多くなり)、前記光が大きく減衰されるため受光器
3,4の検出値が徐々に小さくなることから、図2に示
すような半円形状に変化する検出信号が得られる。なお
図2では、便宜上、検出値が小さい場合と大きい場合と
を反転させて示している。そして、このときの各検出信
号の値は各走査方向における塗料量の基準値と一致す
る。
【0025】一方、図3に示すように、スプレー断面7
に欠け、むら、はみ出しがあると、x,yの何れの走査
方向においても、正常な場合(図3中に点線で示す)と
は異なる変化を示す検出信号21B,22Bが得られ
る。即ち、欠け7aを有する領域の検出値は、当該領域
の塗料量が正常時の塗料量よりも少なくなるため正常値
よりも大きくなり(図中の21a,22a参照)、むら
7cやはみ出し7bを有する領域の検出値は、当該領域
の塗料量が正常時の塗料量よりも多くなるため正常値よ
りも小さくなる(図中の21b,22b,21c,22
c参照)。従って、このときの各検出信号の値は各走査
方向における塗料量の基準値とは一致しない。
【0026】そしてコンピュータ本体11では、上記の
ような検出信号と基準信号とを比較して塗料吹き付けの
良否を判定し、モニタ12では不良箇所を表示する。こ
れらの処理の詳細は図4〜図10に基づいて説明する。
【0027】なお図4〜図10において、(a)には噴
霧パターン断面7の各種の状態を表わしている。図示し
たように、スプレー断面7及びその周囲にx方向及びy
方向に沿って各々分割された8領域を規定しており、更
にこれらの各領域が交差してマトリックス状に分割され
る多数の領域を規定している。勿論、これらの分割数は
任意に選択できる。なお図中の丸は塗料量を表わしてお
り、黒丸は塗料量2、半黒丸は塗料量1.5、白丸は塗
料量1、小さな白丸は塗料量0.5である。丸のない部
分は塗料量0(塗料が無い部分)である。(b)及び
(c)には各走査方向(x方向、y方向)の検出値を表
わしている。(d)にはモニタ12の画面表示を表わし
ている。図中の四角は不良箇所の表示であり、黒四角は
両方向の走査結果とも塗料量が多いと判定された場合、
半黒四角は一方向の走査結果では塗料量が多いと判定さ
れ他方向の走査結果では塗料量が少ないと判定された場
合、白四角は両方向の走査結果とも塗料量が少ないと判
定された場合である。
【0028】まず図4には不良箇所がなく正常な場合に
ついて示す。この場合には、x方向及びy方向における
各領域の塗料量は同図(a)のようになり、これらの検
出値は同図(b)及び(c)のようになる。そしてこの
ときには上記の如く各検出値と各基準値とが一致するた
め、コンピュータ本体11では塗料吹き付けが良好であ
ると判定し、モニタ12には(d)に示すように何も表
示されない。
【0029】図5には欠けがある場合について示す。こ
の場合には同図(a)に示すように、x方向、y方向と
も欠け部分を有する領域(x方向の2,3領域、y方向
の2,3,4領域)の塗料量が、正常な場合(図4
(a)参照)の当該領域の塗料量よりも少なくなってい
る。従って同図(b)及び(c)に示すように、当該領
域の検出値は正常な場合(図4(b),(c)参照)の
当該領域の検出値よりも大きくなる。そこで、このとき
の各検出値と各基準値(即ち正常な場合の検出値)とを
比較する(差を求める)と、x方向の当該領域の値とy
方向の当該領域の値がマイナスになるため、これらの当
該領域が交差する領域(マトリックス状に分割された領
域)に塗料吹き付け不良が生じたと判定すると共に、同
図(d)に示すように、これらの不良が生じたと判定さ
れた領域に対応する位置に塗料量が少ないことを表わす
白四角が表示される。これらの表示位置は同図(a)中
の欠け部分の位置に対応する。
【0030】また図6には空洞がある場合、図7にはは
み出しがある場合、図8にはむらがある場合、図9には
欠け+むらがある場合、図10には他の欠け+むらがあ
る場合を各々を示しているが、これらの場合にも上記の
欠けがある場合(図5参照)と同様に処理され、当該領
域において塗料吹き付け不良が生じたと判定すると共
に、不良箇所が表示される。
【0031】ところで、図11(a)に示すような空洞
+むらがある特殊な場合には、同図(b)に示すように
x,yの両方向とも図4に示す正常な場合と同一の検出
値になってしまうため、不良を検知することができな
い。しかし、かかる場合には走査方向をずらすことによ
って不良を検知することができる。例えば同図(a)中
に一点鎖線で示すようにx,y方向に対して45°ずら
したx2 ,y2 方向に走査を行うことによって不良を検
知することができる。従って始めからx,y方向のみな
らずx2 ,y2 方向の走査をも行うよう構成することに
より、かかる特殊な場合にも不良を見逃さずに検知する
ことができる。
【0032】以上のように本実施例によれば、欠け、む
ら、はみ出し、空洞といった不良が発生しても、容易に
これらを検知することができ、従って塗料吹き付け良否
判定を精度よく行うことができる。しかも不良箇所を的
確に特定することができ、これらをモニタ12に表示す
ることによって、作業員は容易に不良箇所を知ることが
できる。不良箇所を知ることによって、ノズル9のどの
辺に不具合があるかを知ることができ、不良発生原因
(ノズル9のどの部分が詰まっているか等)を究明する
ことができる。
【0033】なお上記実施例では、2以上の方向に走査
する場合について示したが、必ずしもこれに限定するも
のではなく、一方向のみの走査でもよい。一方向のみの
走査であっても、2以上の方向に走査する場合のような
的確な不良箇所の特定はできないものの、不良発生によ
る噴霧パターン断面7の塗料量の変化を検知して、不良
箇所をある程度特定することができ、塗料吹き付けの良
否判定を行うことができる。但し、図12に示すよう
に、例えばx方向のみの走査を行う場合、このx方向の
例えば4領域内に塗料量の少ない部分と多い部分とが同
じ割合で混在していると、4領域全体の塗料量としては
変化がないため(図4参照)、不良を検知することがで
きない。換言すれば、2以上の方向に走査することによ
って、かかる不良も見逃がさずに検知することができ
る。
【0034】また上記実施例では1つの光電センサを走
査方向に移動することによって噴霧パターン断面7の塗
料量を検出したが、このように1つの光電センサを移動
させるのではなく、複数の光電センサを前記走査方向に
沿って連設し、これらの光電センサの検出信号を各々入
力するようにして噴霧パターン断面7の塗料量を検出す
るようにしてもよい。
【0035】また上記実施例では光電センサを用いた
が、これに限定するものではなく、噴霧パターン断面7
の塗料量を検知することができるものであればよい。例
えばレーザセンサや超音波センサであってもよい。
【0036】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、噴霧パターンに規定した噴霧パター
ン断面の塗料量を検出し、この検出信号と基準値信号と
を比較することにより、欠け、むら、はみ出し等の不良
が発生した場合にも、これらを検知して塗料吹き付け状
態の良否判定を行うことができる。
【0037】また2以上の方向において噴霧パターン断
面の塗料量を検出することによって、より的確に不良箇
所を特定することができ、より精度よく塗料吹き付け状
態の良否判定を行うことができる。
【0038】また表示手段によって不良箇所を表示する
ことにより、容易に不良箇所を知ることができ、不良発
生原因を究明することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る塗料吹き付け良否判定装
置の構成図である。
【図2】図1に示す塗料吹き付け良否判定装置の検出信
号を示す説明図である。
【図3】図1に示す塗料吹き付け良否判定装置の検出信
号を示す説明図である。
【図4】正常な場合の良否判定処理内容等を示す説明図
である。
【図5】欠けがある場合の良否判定処理内容等を示す説
明図である。
【図6】空洞がある場合の良否判定処理内容等を示す説
明図である。
【図7】はみ出しがある場合の良否判定処理内容等を示
す説明図である。
【図8】むらがある場合の良否判定処理内容等を示す説
明図である。
【図9】欠け+むらがある場合の良否判定処理内容等を
示す説明図である。
【図10】他の欠け+むらがある場合の良否判定処理内
容等を示す説明図である。
【図11】空洞+むらがある特殊な場合の良否判定処理
内容等を示す説明図である。
【図12】同一の領域内に密度が低い部分と高い部分と
が同じ割合で混在する場合を示す説明図である。
【図13】従来技術に係る塗料吹き付け良否判定装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
1,2 光電センサの投光器 3,4 光電センサの受光器 6 噴霧パターン 7 噴霧パターン断面 8 スプレーガン 9 ノズル 10 コントローラ 11 コンピュータ本体 12 モニタ 13 表示画面 14 被塗装面 21A,21B,22A,22B 検出信号 x,y,x2 ,y2 走査方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズルから略円錐状に噴霧される噴霧パ
    ターンで被塗装面に吹き付けられる塗料の吹き付け状態
    の良否を判定する装置であって、 前記略円錐状の噴霧パターンの側部に設けられ、同パタ
    ーンに前記ノズルの塗料噴霧方向に略直交する噴霧パタ
    ーン断面を規定すると共に、同噴霧パターン断面内に分
    割された複数領域を規定して、前記各領域毎の塗料量に
    応じて変化する検出信号を導出せしめる塗料量検出手段
    と、 前記噴霧パターン断面の各領域における塗料量の基準値
    が予め設定され同基準値に対応した基準信号を導出せし
    める基準値設定手段と、 前記塗料量検出手段によって導出された検出信号と前記
    基準値設定手段によって導出された基準信号とを前記各
    領域毎に比較することで、前記各領域毎の塗料吹き付け
    状態の良否を判定する判定手段とを有することを特徴と
    する塗料吹き付け良否判定装置。
  2. 【請求項2】 ノズルから略円錐状に噴霧される噴霧パ
    ターンで被塗装面に吹き付けられる塗料の吹き付け状態
    の良否を判定する装置であって、 前記略円錐状の噴霧パターンの側部に設けられ、同パタ
    ーンに前記ノズルの塗料噴霧方向に略直交する噴霧パタ
    ーン断面を規定すると共に、同噴霧パターン断面内に2
    以上の方向に沿って各々分割された複数領域を規定し
    て、前記各領域毎の塗料量に応じて変化する検出信号を
    導出せしめる塗料量検出手段と、 前記噴霧パターン断面の各領域における塗料量の基準値
    が予め設定され同基準値に対応した基準信号を導出せし
    める基準値設定手段と、 前記2以上の各方向に沿う各領域が交差して略マトリッ
    クス状に分割される複数領域を規定すると共に、前記塗
    料量検出手段によって導出された検出信号と前記基準値
    設定手段によって導出された基準信号とを前記2以上の
    各方向に沿う各領域毎に比較することで、前記略マトリ
    ックス状の各領域毎の塗料吹き付け状態の良否を判定す
    る判定手段とを有することを特徴とする塗料吹き付け良
    否判定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載する塗料吹き付け
    良否判定装置において、 判定手段の判定結果に基づいて不良箇所を表示する表示
    手段を有することを特徴とする塗料吹き付け良否判定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3に記載する塗料吹き
    付け良否判定装置において、 塗料量検出手段は、所定の方向に移動可能に設けた1つ
    の検出手段を備えてなるものであることを特徴とする塗
    料吹き付け良否判定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2又は3に記載する塗料吹き
    付け良否判定装置において、 塗料量検出手段は、所定の方向に連設した複数の検出手
    段を備えてなるものであることを特徴とする塗料吹き付
    け良否判定装置。
JP7131563A 1995-05-30 1995-05-30 塗料吹き付け良否判定装置 Pending JPH08323271A (ja)

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