JPH08322800A - 眼科撮影装置 - Google Patents
眼科撮影装置Info
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- JPH08322800A JPH08322800A JP7156908A JP15690895A JPH08322800A JP H08322800 A JPH08322800 A JP H08322800A JP 7156908 A JP7156908 A JP 7156908A JP 15690895 A JP15690895 A JP 15690895A JP H08322800 A JPH08322800 A JP H08322800A
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Abstract
それぞれの計時時間を撮像装置に記録表示する。 【構成】 独立して作動可能な2つ以上のタイマ手段に
より撮影モードや被写体の交代によるタイマ情報をタイ
マ操作表示部20に表示し、タイマ制御部によりこのタ
イマ情報をタイマ投影部18に送り、ミラー17、デー
タミラー19を介して撮影光路O2から撮影光と共に、電
子撮像媒体15又は銀塩フィルム11に眼底画像と共に
表示することにより、表示誤認や誤操作のない眼科撮影
を行う。
Description
眼球部位の蛍光造影撮影を行うために使用する眼科撮影
装置に関するものである。
は、フルオレセインソディウム(Fluorescein sodeium
:以下 Fluo.と云う)を蛍光造影剤として使用し、4
90nm付近の波長の励起光を用いて520nm付近の
波長の蛍光光を得ることにより、網膜血管等の可視蛍光
造影(Fluorescein Angiography :以下FAGと云う)
撮影が行われているが、近年になって、インドシアニン
グリーン(Indocyanine Green :以下ICGと云う)を
蛍光造影剤として使用し、790nm付近の波長の励起
光を用いて810nm付近の波長の蛍光光を得ることに
より、網膜色素上皮下の血管組織等の赤外蛍光造影(In
docyanine Grean Angiography :以下IAGと云う)撮
影が行われるようになっている。
の静脈注射開始時点から計時用のタイマをスタートさ
せ、このタイマの値を蛍光造影画像と共にフィルムや電
子撮像素子等の撮像媒体に写し込んで画像と経過時間と
の対応を取っており、この場合に通常1人の被検者に対
しては、FAG(可視蛍光造影)撮影又はIAG(赤外
蛍光造影)撮影の何れか一方の撮影を行うか、又はそれ
ぞれを時間をおいて行うのが普通であり、一連の撮影の
度にタイマの作動をオン・オフさせて画像との同時記録
を行うので、タイマ手段を1系統だけ用意すれば十分で
ある。
では、FAG撮影とIAG撮影で得られる画像の相互比
較対応が重要となり、同一の被検者に対して同時期にF
AG撮影とIAG撮影を行う必要が生じている。一方、
Fluo. とICGを混合した薬剤の静脈注射は高い危険性
を有するために、人間に対して行うことはできないとい
う問題があり、更に貴重なデータとなる静脈注射直後の
蛍光像撮影は画像変化が激しいために、FAG撮影とI
AG撮影の両方を同時に行うことは困難である。
脈注射後数分経過して可視蛍光造影画像変化が落ち着つ
いてから、ICGの静脈注射を行ってIAG撮影を行う
等の短時間の時間差を付けた交互撮影を行う必要があ
る。また、IAG撮影はFAG撮影に比較して長時間と
なり、静脈注射後の画像変化が落ち着くまでの撮影間隔
が長い場合が多く、この撮影間隔の間に他の被検者のF
AG撮影又はIAG撮影を開始することが可能である
が、撮影装置のタイマ手段が1系統しかない従来の眼科
装置では、それぞれの撮影に際して経過時間の測定方式
が複雑化するという欠点がある。
並行して作動操作が可能な複数の系統のタイマ手段を設
け、画像と同時記録されるタイマ選択手段を撮影モード
に対して連動させたり、検者が自由意志によって独立に
操作できるようにした眼科撮影装置を提供することにあ
る。
の本発明に係る眼科撮影装置は、蛍光造影撮影が可能な
眼科撮影装置において、計時時間の撮影媒体への記録及
び表示のために使用する少なくとも2つのタイマ手段
と、前記タイマ手段の中から複数のタイマ手段を並行し
て作動させる作動操作手段と、前記並行作動している複
数のタイマ手段の中から使用するタイマ手段を任意に選
択する選択手段とを有することを特徴とする。
手段により複数のタイマ手段を並行して作動させ、この
並行作動している複数のタイマ手段の中から使用するタ
イマ手段を選択手段により選択し、使用するタイマ手段
による計時時間を蛍光造影撮影する撮影媒体に蛍光像と
共に記録し表示する。
する。図1は実施例の眼科撮影装置の構成図を示し、連
続光光源1から対物レンズ2に至る照明光学系の光路O1
上には、閃光管光源3、光路O1に挿脱可能なエキサイタ
フィルタ4、5、有孔ミラー6等が配列されている。有
孔ミラー6の背後の撮像光学系の光路O2上には、光路O2
に挿脱可能なバリアフィルタ7、8、タイマ情報を投影
する際に光路O2に投入されるデータミラー9、可動ミラ
ー10等が配列されており、可動ミラー10が光路O2か
ら退避しているときのメイン光路O3には撮像媒体として
の銀塩フィルム11が配置されている。
は、可動ミラー10の反射方向のサブ光路O4上に可動接
眼ミラー12が配置され、可動接眼ミラー12の反射方
向に観察時に検者眼eが覗くファインダ13が設けられ
ている。可動接眼ミラー12が光路O4から退避している
ときのサブ光路O4上には、リレーレンズ系14、CCD
等の電子撮像媒体15が配列され、電子撮像媒体15の
出力は画像記録装置16に接続されている。
報を反射するミラー17、タイマ投影部18が配置され
ており、タイマ投影部18にはタイマ制御部19の出力
が接続され、タイマ制御部19にはタイマ操作表示部2
0の出力が接続されている。また、装置の可動台位置検
知部21及び撮影モード操作部22の出力が撮影モード
制御部23に接続され、撮影モード制御部23の出力は
制御部19に接続されている。
束は、照明光路O1を経て有孔ミラー6、対物レンズ2か
ら被検眼Eに照射される。被検眼Eからの反射光は再び
対物レンズ2から有孔ミラー6を経て撮影光路O2を通
り、可動ミラー10に反射されてサブ光路O4を進み、可
動接眼ミラー12で反射されてファインダ13に至り、
検者眼eは被検眼Eを観察する。
と、光束はサブ光路O4を直進してリレーレンズ系14を
透過し、電子撮像媒体15に結像して画像記録装置16
に記録される。また、可動ミラー6が跳ね上がると、光
束はメイン光路O3を進み銀塩フィルム11に至り、眼底
画像が撮影される。これらの位置合わせや撮影は、検者
が撮影モード操作部22を操作して、可動台位置検知部
21の情報に基づいて撮影モード制御部23により行わ
れる。
作することにより、タイマ制御部19は表示するタイマ
情報をタイマ投影部18に伝送し、このタイマ情報はミ
ラー17、データミラー9を介して撮影光路O2に投入さ
れ、撮影光と共に電子撮像媒体15又は銀塩フィルム1
1に至り、図2に示すように撮影された眼底画像と共に
時間情報として映出される。
し、中段に複数のタイマ表示画面24、下段にタイマ表
示画面24のそれぞれに対応するスタートスイッチ25
とストップ/クリアスイッチ26、上段にタイマ選択ス
イッチ27と選択表示ランプ28が配置されている。
すると、選択表示ランプ28が点灯する。スタートスイ
ッチ25をスタートさせると、スタート信号がタイマ制
御部19に伝えられてタイマ1がスタートし、タイマ投
影部18からタイマ情報が投影され、このタイマ情報は
ミラー17、データミラー9に反射されて撮影光路O2中
に投入されると同時にタイマ表示画面24に表示され
る。この後に、タイマ2の選択スイッチ27を操作して
タイマを選択すると、タイマ投影部18のタイマ情報は
タイマのものに切り換わる。なお、このときタイマ表示
画面24は初めは0が表示されている。
2をスタートさせると、タイマ制御部19はタイマ1の
計時時間Tと時間t1の差T−t1をタイマ2のタイマ情報
とする他は、タイマ1の場合と同様に作動する。次に、
タイマ3を選択してタイマ1のスタート開始から時間t2
後にスタートさせると、タイマ3のタイマ情報は差T−
t2となる。既に動いているタイマの選択を行うと、タイ
マ投影部18の情報は選択されたタイマのものに切換わ
る。タイマを停止する場合はそれぞれのストップ/クリ
アスイッチ25により行い、また選択中のタイマに拘わ
らず選択されていない他のタイマの操作及び表示を行う
ことは可能であり、タイマ1の選択順序は任意に行うこ
とができる。
トスイッチ25を操作するとダイレクトにタイマの選択
とスタートが行えるようにし、その後はタイマ選択スイ
ッチ27として使用するようにしてもよい。また、スト
ップ/クリアスイッチ26とスタートスイッチ25を兼
用にしてもよく、ストップ/クリアスイッチ26をスト
ップスイッチとクリアスイッチの2つに分けて配置して
もよく、更に選択されたタイマの操作のみを受け付ける
ようにしてもよい。
のクロックを使用し、1番目スタートのタイマのタイマ
情報を時間Tとして、時間tn後にスタートするn番目タ
イマのタイマ情報を差T−tnとして与えているが、その
他にもn−1番のタイマ情報を時間Tnとして、時間tn後
にスタートするn番目タイマのタイマ情報を差Tn−tnと
して与えてもよい。また、n個の独立したクロックをタ
イマ制御部19に設けることも可能である。
作スイッチを設けているが、図4に示すようにタイマ操
作表示部20では、選択されたタイマのみを表示及び操
作できるようにしてもよい。この場合は、タイマ選択ス
イッチ27を切換えてゆくとタイマ表示画面24の情報
が切換わり、そのタイマ情報に対しての操作が可能とな
る。
任意に手動で行うのではなく、撮影モードの切換えに応
じてタイマの切換えを行えるようにしてもよい。
し、パネル前面の左側にはメイン光路O3でFAG(可視
蛍光造影)モードで撮影するためのメイン・FAGスイ
ッチ29が配置され、サブ光路O4でFAGモード、IA
G(赤外蛍光造影)モードで撮影するためのサブ・FA
Gスイッチ30及びサブ・IAGスイッチ31が配置さ
れ、右側にはFAG撮影時のエキサイタフィルタ用スイ
ッチ32及びバリアフィルタ用スイッチ33とIAG撮
影時のエキサイタフィルタ用スイッチ34及びバリアフ
ィルタ用スイッチ35が配置されており、パネルの下側
には被検者のIDナンバを切換えるIDナンバ切換スイ
ッチ36とIDナンバを表示するIDナンバ表示部37
が配置されている。
を行うためにメイン・FAGスイッチ29を操作する
と、その信号は撮影モード制御部23に伝達されてタイ
マ制御部19に指令が入力され、FAG撮影が準備され
てタイマ1がこのモードに割り当てられ選択される。そ
の後は、上述のように蛍光造影剤の静注と同時にタイマ
1のスタートを行い、時間をおいてサブ光路O4でIAG
撮影を行うためにサブ・IAGスイッチ31を操作する
と、メイン・FAGスイッチ29の場合と同様にタイマ
2が割り当てられてスタートが行われる。スタート後は
メイン・FAGスイッチ29、サブ・IAGスイッチ3
1の操作によりタイマの選択及び切換えが行われ、再び
この状態からサブ・FAGスイッチ30を操作するとタ
イマ3が割り当てられる。
う場合、例えば2人の被検者に対してIAG撮影を行う
場合には、被検者のIDナンバを図示しないテンキーな
どの方法で入力し、確認はIDナンバ表示部37で行
う。入力が済むとこのIDナンバに対応して、撮影モー
ド制御部23からタイマ制御部19へ指令が発せられて
タイマ1が割当てられ、その後にサブ・IAGスイッチ
31を操作してスタートを行う。
Dナンバ切換スイッチ36により先の被検者から切換え
て次の被検者のIDナンバを入力し、タイマ2を割り当
ててスタートを行う。このときのタイマの選択はIDナ
ンバ切換スイッチ36で行う。なお、IAG撮影モード
に切換えてからIDナンバを入力してもよいし、IDナ
ンバを1個ずつではなく1度に全て入力してもよい。
の撮影を行う場合には、赤外蛍光造影1、赤外蛍光造影
2等と撮影モードスイッチを複数個用意してもよい。更
に、撮影モードスイッチやIDナンバ切換スイッチ36
を用いるタイマ切換えの他にも、タイマ側を直接切換え
たときに、切換わったタイマに対応して撮影モードやI
Dナンバを切換えることもできる。また、メイン光路O
3、サブ光路O4で撮影が分かれる場合には、これらの光
路それぞれに対してタイマを割り当てるようにしてもよ
い。
これらに対応するエキサイタフィルタ4、5やバリアフ
ィルタ7、8の何れかが光路内に挿入されると、挿入さ
れたことが可動台位置検知部21で検知されて撮影モー
ド制御部23に伝達され、タイマ制御部19において可
視蛍光造影用又は赤外蛍光造影用のタイマが割当てられ
るようにしてもよい。このときのタイマの切換えは、エ
キサイタフィルタ用スイッチ32、34、バリアフィル
タ用スイッチ33、35でも行えるようにしておく。
影装置は、同一被検者に対し同時期にFAG撮影とIA
G撮影を行う場合や、並行して複数の被検者の蛍光造影
撮影を行う場合に、複数のタイマ手段を並行して作動さ
せ、その中から選択されたタイマ手段により静脈注射後
の時間情報を記録し表示することにより、検者は使用中
のタイマ情報を一度に確認することができるので、使用
中のタイマとそれ以外のタイマとの表示誤認や誤操作が
防止でき、検者の自由意志により種々のタイマ使用方式
が可能となる。更に、撮影モード切換や被検者の交代に
よるタイマ選択のミスや、タイマ選択による撮影モード
の切換ミス等の防止も可能である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 蛍光造影撮影が可能な眼科撮影装置にお
いて、計時時間の撮影媒体への記録及び表示のために使
用する少なくとも2つのタイマ手段と、前記タイマ手段
の中から複数のタイマ手段を並行して作動させる作動操
作手段と、前記並行作動している複数のタイマ手段の中
から使用するタイマ手段を任意に選択する選択手段とを
有することを特徴とする眼科撮影装置。 - 【請求項2】 前記並行作動している複数のタイマ手段
の内、撮影モードを選択又は被検者の交代によって使用
するタイマ手段を選択する自動選択手段と、使用者が任
意に使用するタイマ手段を直接選択する手動選択手段と
の少なくとも何れか1つを有する請求項1に記載の眼科
撮影装置。 - 【請求項3】 前記並行作動している複数のタイマ手段
の内、少なくとも2つを同時に表示可能な表示手段と、
それぞれのタイマ手段を独立に操作可能な操作手段とを
有する請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。 - 【請求項4】 前記並行作動している複数のタイマ手段
の内、少なくとも2つを同時に表示可能な表示手段と、
選択されているタイマ手段を操作可能な操作手段とを有
する請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。 - 【請求項5】 前記並行作動している複数のタイマ手段
の内、選択されているタイマ手段を表示可能な表示手段
と、該選択されているタイマ手段を操作可能な操作手段
とを有する請求項1又は2に記載の眼科撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15690895A JP3559617B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 眼科撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15690895A JP3559617B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 眼科撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08322800A true JPH08322800A (ja) | 1996-12-10 |
JP3559617B2 JP3559617B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=15638022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15690895A Expired - Fee Related JP3559617B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 眼科撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3559617B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006345955A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Kowa Co | 眼科撮影装置 |
JP2008055073A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Kowa Co | 眼科撮影装置 |
JP2013255813A (ja) * | 2013-07-17 | 2013-12-26 | Fujifilm Corp | 蛍光画像撮像装置 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP15690895A patent/JP3559617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006345955A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Kowa Co | 眼科撮影装置 |
JP2008055073A (ja) * | 2006-09-04 | 2008-03-13 | Kowa Co | 眼科撮影装置 |
JP2013255813A (ja) * | 2013-07-17 | 2013-12-26 | Fujifilm Corp | 蛍光画像撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3559617B2 (ja) | 2004-09-02 |
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