JPH08321908A - 処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポケットベル等の無線呼出しの機能を用いて
ファクシミリ装置を動作させることを目的とする。 【構成】 ポケットベル等に送られてくるデータを受信
する受信ユニット１−７と、この受信ユニット１−７に
よる受信情報に基づいてファクシミリ装置を動作させる
ＣＰＵ１−１とを有する。例えば、ＣＰＵ１−１は、上
記受信情報を解析して電話番号に変換し、スキャナ１−
４に原稿がセットされていることを確認したら、その原
稿を読み取って送信に必要な符号化等を行うとともに、
上記電話番号に発呼して、自動的に送信動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、無線受信機能を有する
ファクシミリ装置等の処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、無線端末装置としてページングシ
ステム（無線呼出し方式）によるぺージャ（ＮＴＴポケ
ットベル、ＮＣＣテレメッセージ等）がより身近にな
り、さらにデータとして文字情報を送れるなど高機能化
され、無線による簡単な情報受信媒体として有効利用さ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のポケットベル等では、もっぱらポケットベル等の使
用者に用件を伝えるためだけの装置として用いられてお
り、他の装置を動作させるために使用することはできな
かった。

【０００４】本発明は、ポケットベル等の無線呼出し機
能を用いて各種処理装置を遠隔操作により動作させるこ
とを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、ポケットベル
等の無線端末装置に送られてくるデータを受信する受信
手段と、この受信手段による受信情報に基づいて処理装
置を動作させる動作手段を有する。

【０００６】

【作用】例えば、ファクシミリ装置として、上述した受
信情報を解析して電話番号にする解析手段と、スキャナ
に原稿がセットされているかを識別する識別手段と、こ
のセットされている原稿をスキャナで読み取る読み取り
手段と、読み取った原稿を送信するために符号化する符
号化手段と、解析した電話番号を元に発呼する発呼手段
と、符号化されたデータをファクシミリの手順により送
る送信手段とを有し、ポケットベル等の無線呼出しによ
る受信情報により、ファクシミリを遠隔操作して原稿を
送信する機能を実現する。

【０００７】

【実施例】図１は、本発明の一実施例によるファクシミ
リ装置の構成を示すブロック図である。

【０００８】ＣＰＵ１−１は、ＲＯＭ１−２に入ってい
るシステムの制御命令を読み込み、それを解析し、各ユ
ニットを動作させるものであり、ＲＯＭ１−２は、主に
プログラム格納用のメモリである。

【０００９】また、ＲＡＭ１−３は、ＣＰＵ１−１のワ
ークエリアとして、また、スキャナ１−４で読み取られ
た画像や、無線受信ユニット１−７から送られてきたデ
ータを格納するエリアとして用いられるメモリである。

【００１０】スキャナ１−４は、原稿を光学的手段で読
み取り、電気信号に変換した後に画像データとしてＲＡ
Ｍ１−３に転送するものであり、ＣＰＵ１−１の制御信
号で原稿の読み取り開始・停止を制御される。

【００１１】操作パネル１−５は、このファクシミリ装
置を制御するためのマンマシーンインターフェイスとし
てのキーボードと、ファクシミリ装置の状態表示や無線
受信ユニット１−７から送られてくる情報を使用者に伝
える表示を行うための表示部とを有する。

【００１２】ＣＣＵ１−６は、網とファクシミリ装置と
を結び、画像の送信時には、バス１−８を介して送られ
てきた画像を網に乗せるためにエンコードしたり、ファ
クシミリの通信手順信号を送受信するものである。バス
１−８は各ユニットをつなぎ、データの受け渡しを行
う。

【００１３】無線受信ユニット１−７は、無線信号を受
信するためのアンテナ部と、受信した信号を増幅しデー
タとしてバス１−８を介してＲＡＭ１−３に送る受信処
理部等からなるものである。

【００１４】次に、本実施例におけるファクシミリ装置
の動作について、図２のフローチャートを用いて説明す
る。

【００１５】まず、Ｓ２−１では、無線受信ユニット１
−７で呼び出し信号を取得すると、ＣＰＵ１−１に呼び
出しが伝えられれ、それを受けると、ＣＰＵ１−１は無
線受信ユニット１−７からのデータを取得し、ＲＡＭ１
−３に格納するように命令する。

【００１６】フローチャート上の動作としては、無線受
信ユニット１−７でデータが受信されれば、Ｓ２−２へ
移行し、データが受信されなければ、例えば定期的な割
り込み動作により、データの受信を監視している。

【００１７】次に、Ｓ２−２では、Ｓ２−１で無線受信
ユニット１−７により受信してＲＡＭ１−３に格納して
あるデータを解析し、電話番号として再びＲＡＭ１−３
に格納する。

【００１８】次に、Ｓ２−３で、ＣＰＵ１−１はスキャ
ナ１−４に問い合わせ、スキャナ１−４に原稿がセット
されているかどうかを判断し、もし原稿がセットされて
いれば、それをスキャナ１−４で読み取り、画像データ
としてＲＡＭ１−３に転送して格納し、Ｓ２−４に移行
する。なお、原稿がセットされていなければ、操作パネ
ル１−５を用いて使用者に原稿をセットするように促
す。

【００１９】Ｓ２−４では、Ｓ２−２でＲＡＭ１−３に
格納された電話番号をもとに、ＣＣＵ１−６で発呼し、
Ｓ２−３でスキャナ１−４から読み込まれ、ＲＡＭ１−
３に格納された原稿を網に乗せるためにエンコードし、
ファクシミリの通信手順信号を用いて送信する。

【００２０】その後、原稿の送信が終了すると、Ｓ２−
１へ移行し、再び無線受信ユニット１−７からのデータ
受信を監視する。

【００２１】なお、以上の実施例では、送信原稿がスキ
ャナ１−４にセットされていることが、原稿の送信のた
めの条件の１つであったが、原稿は先にスキャナ１−４
で読み取り、画像データとしてＲＡＭ１−３に格納して
おくような構成であってもよい。

【００２２】また、以上の実施例では、ファクシミリ装
置を動作させるものであったが、図１に示す無線受信ユ
ニット１−７を各種の装置に構成により、同様の制御
で、その他の各種装置について各種動作を行うようにし
てもよい。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポケットベル等の無線呼出しによる受信情報により、各
種装置の動作を遠隔操作して実行させることができる。
特に、受信専用の無線端末装置を用いることで、電話機
等を用いるのに比べて安価に提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【図２】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１−１…ＣＰＵ、 １−２…ＲＯＭ、 １−３…ＲＡＭ、 １−４…スキャナ、 １−５…操作パネル、 １−６…ＣＣＵ、 １−７…無線受信ユニット、 １−８…バス。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 無線端末装置に送られてくるデータを受
   信する受信手段と、この受信手段による受信情報に基づ
   いて処理装置を動作させる動作手段を有することを特徴
   とする処理装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、 上記受信情報を解析して電話番号に変換する解析手段を
   有することを特徴とする通信端末装置。
3. 【請求項３】 請求項２において、 上記解析した電話番号を元に発呼する発呼手段を有する
   ことを特徴とする通信端末装置。
4. 【請求項４】 請求項１〜３のいずれか１項において、 原稿を読み取るスキャナと、このスキャナに原稿がセッ
   トされているか否かを識別する識別手段と、セットされ
   ている原稿をスキャナで読み取る読み取り手段と、読み
   取った画像データを送信するために符号化する符号化手
   段と、符号化されたデータをファクシミリの手順により
   送る送信手段を有することを特徴とする通信端末装置。