JPH08321534A - 重ね合わせ精度測定方法およびそれに用いる重ね合わせ精度測定用マーク - Google Patents

重ね合わせ精度測定方法およびそれに用いる重ね合わせ精度測定用マーク

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JPH08321534A
JPH08321534A JP12677695A JP12677695A JPH08321534A JP H08321534 A JPH08321534 A JP H08321534A JP 12677695 A JP12677695 A JP 12677695A JP 12677695 A JP12677695 A JP 12677695A JP H08321534 A JPH08321534 A JP H08321534A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下層パターンと新たに形成した上層のパター
ンとの重ね合わせ精度を高精度に、かつ、効率的に測定
することが可能なマークと、また3個以上のパターンの
重ね合わせであっても、1回の測定で重ね合わせ精度を
測定することが可能な重ね合わせ精度測定方法の提供。 【構成】 半導体装置の製造工程において、複数回の焼
き付け露光により形成されるパターンのうち、必要とさ
れる任意の数種類のパターンの組合せの重ね合わせ精度
を測定する方法であって、外周に櫛形の形状を有するマ
ークを、ウエハーのICチップ上に形成し、該マークを
用いて重ね合わせ精度を測定する重ね合わせ精度測定方
法、および外周の形状が櫛形に形成されている重ね合わ
せ精度測定用マーク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造工程
のリソグラフィー工程における、形成パターンの重ね合
わせ精度測定に用いるマークおよびそれを用いた重ね合
わせ精度測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程のリソグラフィー
工程においては、レジストパターンを形成する際に、ス
テッパー(縮小投影露光装置)等によるレチクルに形成
されたパターンを転写する焼付け露光位置とウエハーの
位置合わせ精度は極めて重要な因子となっている。
【0003】これは、一品種の半導体装置を製造するた
めには、約15〜20枚の組合わせよりなるレチクルの
原図パターンを用いて、各種パターンを重ね合わせ、焼
き付けを行うため、重ね合わせ精度が不良であると個々
の半導体素子が形成されなかったり、また配線パターン
の場合は導通不良等の問題が生じるためである。すなわ
ち、リソグラフィー工程における露光時は、例えばステ
ッパーを用いた場合は、2次元に移動可能な台(X−Y
ステージ)を使用し、ウエハーをX,Y方向に一定間隔
のピッチ送りを行い、ウエハーの各ICチップ毎に複数
枚のレチクルを用いて焼き付け露光を繰り返して、各パ
ターンを形成する。
【0004】このため、ICチップには主として、X−
Yステージの移動精度(位置の再現性)に起因するX方
向、Y方向の重ね合わせのずれ、およびウエハーのX−
Yステージへのセット時に生じるローテーション(回転
方向のずれ)に起因する重ね合わせの位置ずれが生じ
る。従来、これらのパターン、即ち、コンタクトホー
ル、配線等を露光、焼き付けした後、正確な位置に焼き
付けられたか否かを調べるために、コンタクトホール等
のパターンの形成されない部分に重ね合わせ精度測定用
マークを設け、そのマークのずれ量を測定し、露光、パ
ターニングする毎に露光位置ずれのチェックを行ってい
た。
【0005】また、従来は、複数のレチクルを使用して
焼き付け露光を行ったとき、それぞれの重ね合わせ精度
測定用マークは異なった位置に設けられるため、重ね合
わせるごとに重ね合わせ精度を測定する必要があり、複
数の露光をおこなった場合に、一度に測定することはで
きなかった。さらに、従来の重ね合わせ精度測定用マー
クとしては、上層のマークおよび下層のマークとして、
例えば、図9に示す正方形の重ね合わせ精度測定用マー
ク21、22が用いられており、測長機等により重ね合
わせ精度を測定していた。
【0006】しかし、図9に示すような従来の正方形の
重ね合わせ精度測定用マークの場合、X方向、Y方向の
重ね合わせのずれを測定するために、A−Bの量からX
方向のずれの量を、C−Dの量からY方向のずれの量を
求め、またローテーションに起因する重ね合わせのずれ
を測定するため、図10に示す間隔A1 、A2 、B1
2 、C1 、C2 、D1 、D2 を測定する必要があっ
た。
【0007】また、各パターンを焼き付け露光を行う毎
に、1回づつ測定しなければならず製造工程の生産効率
の面から問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を解決し、下層パターンと新たに形成した上層のパター
ンとの重ね合わせ精度を高精度に、かつ、効率的に測定
することが可能なマークと、また3個以上のパターンの
重ね合わせであっても、1回の測定で重ね合わせ精度を
測定することが可能な重ね合わせ精度測定方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエハー上に
ステッパー等を使用して、複数回の焼き付け露光により
形成されるパターンの重ね合わせ精度を測定する際に、
その外周が櫛形の形状を有する重ね合わせ精度測定用マ
ークを用いて行うものである。また、前記重ね合わせ精
度測定用マークは、より効率的に測定を行うために、そ
の外形が矩形であり、かつその外周の櫛形の形状の歯の
先端部の形状が矩形であるマークを用いることが好まし
い。
【0010】また、本発明は、特に相対的重ね合わせの
精度を必要とされる数種類の任意のパターンの組合わせ
のものについては、前記マークにより1回で測定可能な
重ね合わせ精度測定方法を提供するものである。すなわ
ち、本発明の第1の発明は、半導体装置の製造工程にお
いて、複数回の焼き付け露光により形成されるパターン
のうち、必要とされる任意の数種類のパターンの組合せ
の重ね合わせ精度を測定する方法であって、外周に櫛形
の形状を有するマークを、ウエハーのICチップ上に形
成し、該マークを用いて重ね合わせ精度を測定すること
を特徴とする重ね合わせ精度測定方法であり、また本発
明は、前記櫛形の形状の歯の先端部の形状が矩形であ
り、かつ前記櫛形の形状の歯の最先端部を結んで形成さ
れる仮想外縁形状が矩形であるマークを用いることが好
ましい。
【0011】また、本発明の第2の発明は、ウエハーの
ICチップ上に形成された数種類のパターンの組合せの
重ね合わせ精度を測定する際に用いる重ね合わせ精度測
定用マークであって、該マークの外周の形状が櫛形に形
成されていることを特徴とする重ね合わせ精度測定用マ
ークであり、また本発明は、前記櫛形の形状の歯の先端
部の形状が矩形であり、かつ前記櫛形の形状の歯の最先
端部を結んで形成される仮想外縁形状が矩形であること
が好ましい。
【0012】なお、本発明において矩形とは、正方形ま
たは長方形を示す。
【0013】
【作 用】本発明の第1の発明の重ね合わせ精度測定用
マークとしては、櫛形のパターンを有するものであれ
ば、同一の形状、寸法のマークを用いてもよいし、異な
った形状、寸法のマークを用いてもよいが、好ましく
は、櫛形の歯の部分の寸法が異なる2種以上の重ね合わ
せ精度測定用マークを用いることが好ましい。
【0014】櫛形部の歯の個数は、各1辺当たり2個以
上、より好ましくは5個以上、さらに好ましくは10個
以上であることが、僅かな重ね合わせのずれも正確に、
信頼性高く検知する面から好ましい。櫛形の歯の部分の
寸法が異なる2種以上の重ね合わせ精度測定用マークを
用いる場合の、本発明の重ね合わせ精度測定用マークの
好ましい一例を、図1(a) 、(b) に示す。
【0015】図1において、1は本発明の櫛形のパター
ンの矩形の歯を示し、l10、l20、……li0、l11、l
21、……li1は櫛形の歯幅、ki0、ki1は櫛形の歯の間
隔、m1 、m0 は櫛形の歯の長さ、x1 、x0 、y1
0 は櫛形のパターンの外形寸法を示す。なお、矩形の
歯とは、歯の先端部が2個の実質的に直角な部分から形
成されているものをいう。
【0016】本発明においては、前記各寸法が各マーク
の識別の容易性および測定精度の面から下記式(1) 、
(2) 、(3) を満足することが好ましい。 (1) k10、……ki0>l10、l20、……li0 (2) k11、……ki1>l11、l21、……li1 (3) x1 =x0 =y1 =y0 この他に、本発明のマークを重ね合わせた時の下層およ
び上層のマークの櫛形部分の相互の間隔を示す図6にお
いて、L1,2,3 ……は判別しうる限り、できるだけ
小さい方が好ましい。
【0017】図2に、ICチップ内への本発明の重ね合
わせ精度測定用マークの適用例(平面図)を示す。図2
において、2はICチップ、3はIC回路等のパター
ン、4は本発明のICチップ内の重ね合わせ精度測定用
マーク、5はスクライブラインを示す。図2に示すよう
に、本発明の重ね合わせ精度測定用マークは、ICチッ
プ2内のスクライブライン5の隣接部、またはチップ内
の任意の余白箇所に形成することができる。
【0018】本発明においては、IC回路等のパターン
および本発明の重ね合わせ精度測定用マークの両者を有
するレチクル等の原図パターンを用いて、ステッパー等
を使用し、ウエハーの各ICチップ上の余白箇所に前記
マークを形成する。ICチップ上にIC回路等のパター
ンが精度よく重ね合わせされた時の、本発明の重ね合わ
せ精度測定用マークの重ね合わせの状態を図3に示す。
【0019】図3において、6の破線および実線で示さ
れるマーク、および7の実線で示されるマークは、本発
明の櫛形の重ね合わせ精度測定用マークであり、6のマ
ークは下層に形成した本発明のマーク(以下、下層のマ
ークと記す)を、7のマークは上層に新たに形成した本
発明のマーク(以下、上層のマークと記す)を示す。次
に、〔1〕Y軸方向において、正確にアライメントがで
きた場合の下層および上層の櫛形部分の位置関係を図4
に、〔2〕Y軸方向の重ね合わせのずれが生じた場合の
下層および上層の櫛形部分の位置関係を図5に示す。
【0020】図4、図5において(a) は、図3のA部の
拡大図であり、(b) は、図3のB部の拡大図、(c) は、
B部の下層および上層のマークの櫛形歯先端の直線部分
の位置関係を示す。また、図4および図5において、
8、10は下層のマークの櫛形部分、9、11は上層の
マークの櫛形部分を示す。
【0021】図4(c) および図5(c) に示される通り、
Y軸方向において、正確にアライメントができた場合
は、櫛形歯先端の直線部分l1 、l2 、l3 、l4 はほ
ぼ一直線上に並び、Y軸方向において、正確にアライメ
ントができなかった場合は、前記のl1 、l2 、l3
4 の位置関係は凹凸状を示す。X軸方向において、正
確にアライメントができたか否かを調べるためには、前
記と同様に、A部の櫛形歯先端の直線部分の位置関係を
調べればよい。
【0022】本発明方法によれば、相互に隣接する下層
および上層のマークの櫛形部分の位置関係を測定するた
めに、重ね合わせのずれの有無が、正確に極く短時間で
分かる。重ね合わせのずれの有無の測定は、抜き取った
ウエハーのサンプルについて、測長機によって行うか、
後記の画像処理で行えばよく、その方法は特には制限さ
れるものではない。なお、測長機としてはヘリウム・ネ
オン式測長機等のレーザ式測長機が例示される。
【0023】次に、〔1〕ローテーションが生ぜず、正
確にアライメントができた場合の下層および上層の櫛形
部分のY軸方向の位置関係を、図6に、〔2〕ローテー
ションに起因する重ね合わせのずれが生じた場合の下層
および上層の櫛形部分のY軸方向の位置関係を、図7に
示す。本発明において、ローテーションに起因する重ね
合わせのずれの具体的測定方法は、特には制限されるも
のではないが、好ましい方法としては下記の方法が例示
される。
【0024】図6(a) 、図7(a) は、図3のA部の拡大
図であり、図6(b) 、図7(b) のL 1 、L2 、L3 は、
図6(a) 、図7(a) の相互に隣接する下層および上層の
マークの櫛形部分8、9の、仮想線L−L上における相
互の間隔を示す。なお、本発明において、仮想線L−L
は適宜任意に設定すればよい。図6(b) 、図7(b) か
ら、ローテーションが生じない場合は、L1 =L2 =L
3 となり、ローテーションが生じた場合は、L1
2 、L3 の大きさが変化し、かつそれらの大きさが拡
大されて現れることが分かる。
【0025】ローテーションに起因する重ね合わせのず
れの有無の測定は、仮想線L−Lを適宜設定し、L1
2 、L3 を、前記と同様に測長機によって行うか、後
記の画像処理で行えばよく、その方法は特に制限される
ものではない。また、焼き付け露光を繰り返して行う際
に、相対的な重ね合わせのずれが特に問題とされる工程
が複数回(特に3回以上)ある場合、1回で同時に重ね
合わせのずれを測定できた方が効率的で、かつ、測定精
度の面から有効である場合がある。例えば、バイポーラ
トランジスタのPN接合部分の重ね合わせ、コンタクト
孔と配線の位置合わせなどである。
【0026】この場合、相対的な重ね合わせのずれが特
に問題とされる複数のパターンに対応するパターンと同
数の本発明による重ね合わせ測定用マークをそれぞれの
レチクルに設ける。ウエハー上に形成されたこのマーク
の膜厚の差により、光干渉による色の違いとなって現れ
るため、各マークの識別は容易に行えるため、数種類の
パターンの同時測定も可能となる。
【0027】
【実施例】レジストを塗布したウエハー上に、図1(b)
に示す櫛形の重ね合わせ精度測定用マークを有するレチ
クルを用い、縮小投影露光装置を用いて、紫外線を照射
し、例えばactive領域に形成されるパターンおよ
び図1(b) に示す櫛形の重ね合わせ精度測定用マークの
両者を同時に基板上に焼付ける。
【0028】焼付け、現像、エッチング等を終了したウ
エハーは、再度前記と同様にして、例えばゲート電極が
形成されるパターンおよび図1(a) に示す櫛形の重ね合
わせ精度測定用マークの両者を同時に基板上に焼付け、
その後現像等を行う。なお、櫛形の重ね合わせマークの
寸法は、特には限定されないが、例えば、x 1 =x0
1 =y0 =40〜50μm 、櫛形部相互の間隔(ki1
+li1、ki0+li0)は1μm が例示される。
【0029】櫛形部の個数は、各マークの1辺当たり2
個以上、より好ましくは5個以上、さらに好ましくは1
0個以上であることが、僅かな重ね合わせのずれも正確
に、信頼性高く検知する面から好ましい。また、櫛形の
重ね合わせ精度測定用マークは、基板のスクライブライ
ン、またはチップ内の任意の余白箇所に形成することが
できる。
【0030】前記の2個のパターン形成終了後の基板上
の余白部には、図3で示すように下層および上層の重ね
合わせ精度測定用マーク6、7が重なった状態でパター
ン化される。重ね合わせ精度測定は、測長機または後記
の画像処理により行うことができる。
【0031】まず、X軸方向、Y軸方向の重ね合わせ精
度を調べるために、図3のB部を対象とし、図4(b) 、
(c) に示すl1 〜l4 部の位置関係から、Y軸方向の重
ね合わせ精度を観察、または検出・記録する。次に、図
3のA部についても同様の操作を行い、X軸方向の重ね
合わせ精度を観察、または検出・記録する。次に、ロー
テーションに起因する重ね合わせ精度を調べるために、
図3のA部を対象とし、図6に示す相互に隣接する下層
および上層のマークの櫛形部分8、9の仮想線L−L上
の間隔L1 、L2 、L3 の大きさを、観察、または検出
・記録する。なお、仮想線L−Lは適宜設定することが
できる。
【0032】以上で得られた測定結果から、X軸方向、
Y軸方向の各々についてのl1 〜l 4 部の位置関係、す
なわちl1 〜l4 部が同一直線上に配置されているか否
かによりX軸方向、Y軸方向の重ね合わせ精度を判定す
る。また、Y軸方向のL1 、L2 、L3 の大きさが均等
であるか否かにより、ローテーションに起因する重ね合
わせ精度を判定する。
【0033】以上の結果に基づき、重ね合わせ精度に異
常が見られた場合は、不良品を廃棄し、ステッパー等の
焼き付け露光装置の調整を行う。次に、重ね合わせのず
れの有無を示す前記l1 、l2 、l3 、l4 および
1、L2 、L3 を画像処理で検出する方法について述
べる。図8は、本発明において好ましく用いることがで
きるミラーを用いた画像処理装置の断面図を示す。
【0034】図8において、13は断面が正多角形で、
複数枚のミラー12からなる回転体、14は光源、15
は受光器、16は新たに形成した上層の重ね合わせ精度
測定用マークの櫛形の歯の先端部、17は下層の重ね合
わせ精度測定用マークの櫛形の歯の先端部、19および
20は光源からの光の反射光、18は基板、li は図
4、図5のl1 〜l4 部を示す。
【0035】画像処理時は、例えば、図4、図5のl1
〜l4 部を検出する場合は、ウエハーの移動またはミラ
ー12、光源14、受光器15を含めた光学系の移動に
より、ウエハーをY軸方向にスキャニングし個々の櫛形
の歯の先端部li を検出・記録した後、ウエハーをX軸
方向にスキャニングし対象とする任意の個数の櫛形の歯
の先端部、例えば、l1 〜l4 部を検出・記録する。こ
の場合、光の反射面の相違により、重ね合わせ精度測定
マークの位置を検出できる。
【0036】ローテーションに起因する重ね合わせのず
れの有無の測定は、例えば、図6および図7の仮想線L
−Lに沿って前記と同様にスキャニングを行い、L1
2、L3 を検出・記録することにより行う。
【0037】
【発明の効果】本発明は、重ね合わせ精度測定用マーク
として複数の櫛形の歯から構成されるパターンを用いる
ようにしたため、僅かな重ね合わせのずれも正確に、高
精度に検知することが可能となり、半導体装置の製造工
程において極めて重要な因子となっている、リソグラフ
ィー工程におけるレチクル上の転写パターンとウエハー
の重ね合わせ精度が効率的に、かつ正確に測定可能とな
った。
【0038】また、ウエハー上に形成されたICチップ
内の重ね合わせ精度測定用マークの膜厚差により、その
光干渉による色違いにより個々のマークが識別できるた
め、重ね合わせの相対的ずれの測定を、特に必要とされ
る任意の数種類の重ね合わせ精度を1回の測定により行
うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) 、(b) は、本発明の重ね合わせ精度測
定用マークを示す平面図である。
【図2】ICチップ内への本発明の重ね合わせ精度測定
用マークの適用例を示す平面図である。
【図3】本発明の重ね合わせ精度測定用マークの重ね合
わせの状態を示す平面図である。
【図4】(a) は図3のA部の部分拡大図、(b) は図3の
B部の部分拡大図、(c) は図3のB部の下層および上層
のマークの櫛形先端の直線部分の位置関係を示すグラフ
である。
【図5】(a) は図3のA部の部分拡大図、(b) は図3の
B部の部分拡大図、(c) は図3のB部の下層および上層
のマークの櫛形先端の直線部分の位置関係を示すグラフ
である。
【図6】(a) は、図3のA部の部分拡大図、(b) は、
(a) の相互に隣接する下層および上層のマークの櫛形部
分の相互の間隔を示すグラフである。
【図7】(a) は、図3のA部の部分拡大図、(b) は、
(a) の相互に隣接する下層および上層のマークの櫛形部
分の相互の間隔を示すグラフである。
【図8】ミラーを用いた画像処理装置の断面図である。
【図9】従来の重ね合わせ精度測定用マークを示す(a)
は平面図、(b) は断面図である。
【図10】従来の重ね合わせ精度測定用マークを示す平
面図である。
【符号の説明】
1 本発明の重ね合わせ精度測定用マークの櫛形のパ
ターンの櫛形の歯 2 ICチップ 3 IC回路等のパターン 4 ICチップ内の重ね合わせ精度測定用マーク 6 下層に形成した本発明の重ね合わせ精度測定用マ
ーク 7 上層に新たに形成した本発明の重ね合わせ精度測
定用マーク 8、10 下層に形成した本発明の重ね合わせ精度測
定用マークの櫛形部分 9、11 上層に形成した本発明の重ね合わせ精度測
定用マークの櫛形部分 13 複数枚のミラーからなる回転体 14 光源 15 受光器 16 上層に新たに形成した本発明の重ね合わせ精度
測定用マークの櫛形の歯の先端部 17 下層に形成した本発明の重ね合わせ精度測定用
マークの櫛形の歯の先端部 18 基板 19 光源からの光の受光器への反射光 21、22 従来の重ね合わせ精度測定用マーク l1 、l2 、l3 、l4 櫛形先端の直線部分 L1 、L2 、L3 相互に隣接する下層および上層の
マークの櫛形部分の相互の間隔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置の製造工程において、複数回
    の焼き付け露光により形成されるパターンのうち、必要
    とされる任意の数種類のパターンの組合せの重ね合わせ
    精度を測定する方法であって、外周に櫛形の形状を有す
    るマークを、ウエハーのICチップ上に形成し、該マー
    クを用いて重ね合わせ精度を測定することを特徴とする
    重ね合わせ精度測定方法。
  2. 【請求項2】 櫛形の形状の歯の先端部の形状が矩形で
    あり、かつ歯の最先端部を結んで形成される仮想外縁形
    状が矩形であるマークを用いる請求項1記載の重ね合わ
    せ精度測定方法。
  3. 【請求項3】 ウエハーのICチップ上に形成された数
    種類のパターンの組合せの重ね合わせ精度を測定する際
    に用いる重ね合わせ精度測定用マークであって、該マー
    クの外周の形状が櫛形に形成されていることを特徴とす
    る重ね合わせ精度測定用マーク。
  4. 【請求項4】 櫛形の形状の歯の先端部の形状が矩形で
    あり、かつ歯の最先端部を結んで形成される仮想外縁形
    状が矩形である請求項3記載の重ね合わせ精度測定用マ
    ーク。
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JP2009053716A (ja) * 2008-11-07 2009-03-12 Renesas Technology Corp レチクル、露光方法および半導体装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009053716A (ja) * 2008-11-07 2009-03-12 Renesas Technology Corp レチクル、露光方法および半導体装置の製造方法
JP4529099B2 (ja) * 2008-11-07 2010-08-25 ルネサスエレクトロニクス株式会社 レチクル、露光方法および半導体装置の製造方法

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