JPH0832097B2 - 同軸スピ−カ - Google Patents

同軸スピ−カ

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JPH0832097B2
JPH0832097B2 JP60152697A JP15269785A JPH0832097B2 JP H0832097 B2 JPH0832097 B2 JP H0832097B2 JP 60152697 A JP60152697 A JP 60152697A JP 15269785 A JP15269785 A JP 15269785A JP H0832097 B2 JPH0832097 B2 JP H0832097B2
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JP
Japan
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tweeter
yoke
inner frame
woofer
voice coil
Prior art date
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JP60152697A
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JPS6213197A (ja
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賢治 南部
裕治 山品
昭 吉川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はツィータの放熱を良くし耐入力の向上を図っ
た同軸スピーカに関するものである。
従来の技術 近年、指向性が良い同軸スピーカが各社より発表さ
れ、またデジタルソースに対応した高耐入力のスピーカ
も数多く市販されるようになってきた。
以下図面を参照しながら、従来の同軸スピーカについ
て説明する。
従来のこの種の同軸スピーカは、例えば特開昭59−21
5199号公報に示されているように、第2図のような構成
になっていた。
すなわち1〜7により構成されたツィータのボイスコ
イル4の線輪部に発生した熱は、プレート5やヨーク7
を介して空気中に放散され、さらに内フレーム8の透孔
8aを通じて加熱された空気が出ていくのでツィータのボ
イスコイル4の温度上昇が低く抑えられるようになって
いた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは、比較的低い入力
(一例としては、DIN50W以下)のスピーカシステムなら
ば問題はないが、大入力のスピーカシステムの場合、プ
レート5やヨーク7の放熱面積が十分でなく、ボイスコ
イル4の線輪部に発生する熱量よりも放熱される熱量が
少なく、結果としてボイスコイル4の温度上昇は極限ま
で達した時、断線してしまうという問題があった。その
一例として発明者らが行った実験の結果を第3図のツィ
ータボイスコイルの温度上昇グラフに示す。
実験にはツィータのボイスコイル4の直径がφ19mm、
その線輪にφ0.11の銅クラッドアルミ線、ボビンはフェ
ノール含浸クラフトを使用し、図示はしなかったが、ヨ
ーク7のポール部とプレート5の間、いわゆるギャップ
部分には磁性流体(油の中に微小磁性粉を分散させたも
の)を注入したものを使用した。またボイスコイル4の
インピーダンスは6Ω、ネットワーク回路のクロスオー
バー周波数は2K Hz、入力はDIN90Wである。その結果、
第3図の20で示したカーブで温度上昇し、20時間後、16
0度上昇したところで遂に断線した。この時、ヨーク7
の底部温度は130度以上に達していた。同軸スピーカの
場合には、ウーハの振動板面積を大きくとりたいこと
と、指向性を良くしたいこととでツィータを小型化する
場合が多く、界磁部の放熱面積が小さくなってしまうこ
とも放熱性を阻害している。
このように内フレーム8に透孔8aを設けただけでは、
高入力のスピーカシステムには不適であり、さらにヨー
ク7の底部温度が高温に達するのでその部分と直接接触
する内フレーム8も高耐熱性の高価な材料を使用しなけ
ればならないという問題点を有していた。
そこで、本発明は高入力時にもツィータのボイスコイ
ルの温度上昇を低く抑え、しかも内フレームやその他の
周辺部品に耐熱温度の低い安価な材料を使用できるよう
にするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の同軸スピーカ
は、ツィータは、ツィータのヨークの下部を、放熱板を
介在して、一定の高さを有する内フレームの上部に取り
付けられ、内フレームの下部はウーハのヨークの上部に
取り付けられており、放熱板は内フレームの高さの範囲
内でウーハのヨーク側に向かって折曲しているという構
成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって、ツィータボイスコイ
ルの線輪部に発生した熱はヨークに伝わり、さらにその
ヨークに当接した放熱板に伝わった後、空気中に効率よ
く放散されるのでツィータボイスコイルの温度上昇を低
く抑えることができることとなる。
実施例 以下本発明の一実施例の同軸スピーカについて、図面
を参照しながら説明する。
第1図は本発明の一実施例における同軸スピーカの断
面図でツィータとウーハから成る2ウェイの構成を示し
たものである。第1図において、従来例である第2図と
同部品には同番号を附したが、すべての構成部品につい
ては説明を省略していたので、ここで改めて説明する。
1は振動板、2はエッジ、3はエッジを保持するフレー
ム、4はボイスコイル、5はプレート、6はマグネッ
ト、7はヨークであり、これら1〜7の部品でツィータ
を構成しており、5,6,7の部品ではその界磁部を構成し
ている。次にウーハの説明をする。9は円環状の振動
板、10aおよび10bはそれぞれ振動板9を支える内エッ
ジ,外エッジである。11はフレーム、12はダンパー、13
はドライブコーン、14はボイスコイルであり、ボイスコ
イル14の動きは、ダンパー12に支えられながらドライブ
コーン13を介して振動板9に伝えられるように結合され
ている。15はプレート、16はマグネット、17はヨークで
あり、これらの部品で界磁部を構成している。8はウー
ハのヨーク17のポール部上面に結合され、上端部は内エ
ッジ10aの内周部を接着固定した内フレームであり、そ
の中央部でツィータを保持する構成になっている。8aは
その内フレーム8の透孔である。18はツィータとウーハ
とを着脱可能とするためのネジであり、ツィータヨーク
7の底部のネジ穴に係合している。19はツィータのヨー
ク7の底部に接するように設けた放熱板である。
以上のように構成された同軸スピーカについて、以下
第1図および第3図を用いてその動作を説明する。
第1図において、ツィータのボイスコイル4に印加し
た音楽信号等により線輪部に熱が発生し、徐々に温度上
昇してくるがその熱は界磁部のギャップ中の空気あるい
は磁性流体(図示せず)を伝わってプレート5やヨーク
7に伝導される。ヨーク7の底部にはアルミ等の熱伝導
率の高い材料により構成された放熱板19が当接している
ので、ヨーク7の熱はこの放熱板19にすみやかに伝わり
空気中へと効率良く放散される。ウーハのドライブコー
ン13及びフレーム11には透孔部を設けているので放熱板
19等によりあたためられた空気は、ウーハの外部まで通
気することができるため放熱を阻害することはない。
本実施例における温度上昇試験も発明者らは行った。
仕様は、前述したものと同じであるが、厚み1.5mm、面
積35cm2のアルミの放熱板19を設けたために第3図の曲
線21に示したように約85度の温度上昇で安定し100時間
以上連続試験してもツィータのボイスコイル4の断線は
発生しなかった。またこのときのツィータのヨーク7底
部の温度上昇は60度前後であったため、内フレーム8の
成型材料としても特別の耐熱性を有する高価な材料を使
用する必要がないことも判明した。なお、内フレーム8
をアルミ等で構成すれば放熱板19の代用を図ることがで
きるが、ウーハヨーク17の温度上昇が大きかった場合、
その熱が逆流してくるのでかえって危険であることも他
の実験でわかった。
以上のように本実施例によれば、ツィータは、ツィー
タのヨーク7の下部を、放熱板19を介在して、一定の高
さを有する内フレーム8の上部に取り付けられ、内フレ
ーム8の下部はウーハのヨーク17の上部に取り付けられ
ており、放熱板19は内フレーム8の高さの範囲内でウー
ハのヨーク側に向かって折曲していることにより、ツィ
ータのボイスコイル4の温度上昇を低く抑えることがで
きるので、耐入力の向上が図れ、しかもボイスコイル4
の温度上昇によるインピーダンスの上昇も低減できるた
め大入力時の周波数特性の変化も非常に少なくすること
ができる。さらに、内フレーム8やツィータのフレーム
3の成型材料としても標準グレードのABS等の比較的低
価格の材料を使うことができるので、コスト面でも有利
である。
なお、本実施例においては、ツィータ,ウーハ共に平
面振動板としたが、コーン型の振動板やドーム型振動板
であっても本発明の効果が失われることがないのは言う
までもない。
発明の効果 以上のように本発明は、ツィータは、ツィータのヨー
クの下部を、放熱板を介在して、一定の高さを有する内
フレームの上部に取り付けられ、内フレームの下部では
ウーハのヨークの上部に取り付けられており、放熱板は
内フレームの高さの範囲内でウーハのヨーク側に向かっ
て折曲しているという構成を備えることにより、ツィー
タのボイスコイルの温度上昇を軽減できるので耐入力の
大幅な向上が実現でき、しかもインピーダンスの上昇も
低減できるので大入力時の周波数特性の劣化も防ぐこと
ができる。また内フレームやツィータのフレーム等の成
型材料として安価な材料を使用できるので実用上非常に
優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における同軸スピーカの断面
図、第2図は従来の同軸スピーカの断面図、第3図はツ
ィータボイスコイルの温度上昇特性を示すグラフであ
る。 3……フレーム、4……ボイスコイル、5……プレー
ト、7……ヨーク、8……内フレーム、19……放熱板。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−50580(JP,A) 実開 昭55−152764(JP,U) 実開 昭60−95793(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウーハの内部にツィータを配置する同軸ス
    ピーカにおいて、 前記ツィータは、前記ツィータのヨーク7の下部を、放
    熱板19を介在して、一定の高さを有する内フレーム8の
    上部に取り付けられ、 前記内フレーム8の下部は前記ウーハのヨーク17の上部
    に取り付けられており、 前記放熱板19は前記内フレーム8の高さの範囲内で前記
    ウーハのヨーク側に向かって折曲していることを特徴と
    する同軸スピーカ。
JP60152697A 1985-07-11 1985-07-11 同軸スピ−カ Expired - Lifetime JPH0832097B2 (ja)

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JP60152697A JPH0832097B2 (ja) 1985-07-11 1985-07-11 同軸スピ−カ

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JPS6213197A JPS6213197A (ja) 1987-01-21
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