JP6471346B2 - ラウドスピーカ - Google Patents

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Description

本発明は、各種の音響機器に搭載されるラウドスピーカに関する。
以下、従来のラウドスピーカについて説明する。従来のラウドスピーカは、フレームと、磁気回路と、振動板とを含んでいる。磁気回路は、フレームに結合されている。
振動板は、振動板本体部と、エッジを含んでいる。振動板本体部の形状は、ドーム状である。振動板の外周部は、エッジと連結されている。エッジの外周部が、フレームへ連結されている。なお、フレームは、接続面を含んでいる。エッジの外周部は、接続面でフレームに接続されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平05−137194号公報
しかしながら従来のラウドスピーカにおいて、振動板から放出された音は、エッジで反射し、反射音を発生する。この反射音と振動板から出力された音との合成により、ラウドスピーカから出力された音に歪みが発生するという課題を有していた。
そこで本発明は、この問題を解決したもので、歪みの小さなラウドスピーカを提供することが目的である。
この目的を達成するために、本発明のラウドスピーカは、振動板本体部と、第1磁気ギャップを有した第1磁気回路と、第1ボイスコイルと、エッジと、第1フレームとを備えている。
振動板本体部は、ドーム型であり、前方側に突出している。第1磁気回路は、振動板本体部の後方側に配置されている。第1ボイスコイルの第1端部は、第1磁気ギャップに挿入されている。一方、第1ボイスコイルの第2端部は、振動板本体部と結合されている。第1フレームは、第1接続面を含んでいる。
エッジは、第1結合部と、ロール部と、第2結合部とを含んでいる。第1結合部は、エッジの外周に形成されている。第2結合部は、エッジの内周に形成されている。さらに、第2結合部は、振動板本体部の外周部と結合されている。ロール部は、第1結合部と第2結合部との間に設けられている。そして、第1接続面は、第2結合部よりも後方側に配置され、第1結合部と結合された構成である。そして、振動板本体部は、エッジのロール部から離れる方向へ折れ曲がった延在部と、外周端部に外側に折れ曲がって形成された鍔部と、鍔部の先端は、ロール部から離れる向きに突出したバリを有する構成である。これにより所期の目的を達成することができる。
以上のように本発明によれば、第1接続面は、第2結合部よりも後方側に配置されて、第1結合部と結合されているので、ロール部においての反射音の発生を抑制できる。したがって、ラウドスピーカから出力される音と、ロール部での反射音との合成を抑制できる。その結果、ラウドスピーカから出力される音の歪みを小さくできる。
本実施の形態におけるラウドスピーカの断面図。 本実施の形態におけるラウドスピーカの要部拡大断面図。 本実施の形態における振動板の要部拡大断面図。 本実施の形態における他の例の振動板の要部拡大断面図。 本実施の形態におけるさらに他の例の振動板の要部拡大断面図。 本実施の形態における他のラウドスピーカの斜視図。 本実施の形態における他のラウドスピーカの上面図。 本実施の形態における他のラウドスピーカの断面図。 本実施の形態における他のラウドスピーカの要部断面図。 本実施の形態の平面振動板の要部拡大断面図 本実施の形態の駆動体の要部拡大断面図 本実施の形態のダンパの要部拡大断面図 本実施の形態の第1磁気回路の断面図 本実施の形態の支柱の断面図 本実施の形態のセンターポールの上面図 本実施の形態の固定体の側面図
以下本実施の形態におけるラウドスピーカについて説明する。
(実施の形態1)
以下本実施の形態におけるラウドスピーカ21Bについて図面を参照しながら説明する。図1は、ラウドスピーカ21Bの断面図である。ラウドスピーカ21Bは、第1フレーム51と、振動板56と、第1磁気ギャップ53Dを有した第1磁気回路53と、第1ボイスコイル57を含んでいる。振動板56は、振動板本体部56Aとエッジ56Bを含んでいる。第1フレーム51は、第1接続面51Aを含んでいる。
第1磁気回路53は、振動板本体部56Aの後方側に配置されている。第1フレーム51は第1磁気回路53と結合されている。第1ボイスコイル57の第1端部は、第1磁気ギャップ53Dに挿入されている。一方、第1ボイスコイル57の第2端部は、振動板本体部56Aと結合されている。
振動板本体部56Aは、ドーム型であり、前方側に突出している。すなわち、振動板本体部56Aは、球の一部を切り取ったような形状であり、振動板本体部56Aを前面側から見た場合の形状は、円形である。エッジ56Bの形状は円環状である。そして、第1振動板56の外周部は、エッジ56Bに結合されている。エッジ56Bの外周部は、第1フレーム51と連結されている。したがって、第1フレーム51を上からみた形状は、円環状である。
図2は、ラウドスピーカ21Bの要部拡大断面図である。エッジ56Bは、第1結合部56Cと、ロール部56Dと、第2結合部56Eを含んでいる。第1結合部56Cは、エッジ56Bの外周に形成されている。第2結合部56Eは、エッジ56Bの内周に形成されている。さらに、第2結合部56Eは、振動板本体部56Aの外周部と結合されている。ロール部56Dは、第1結合部56Cと第2結合部56Eとの間に設けられている。なお、ロール部56Dの形状は、円弧状である。また、ロール部56Dは、第1結合部56Cや第2結合部56Eから、前方へ突出している。
以上の構成において、第1接続面51Aは、第2結合部56Eよりも後方側に配置されている。そして、第1結合部56Cは、第1接続面51Aと結合されている。
以上のように、第1接続面51Aは、第2結合部56Eよりも後方側に配置されて、第1結合部56Cと結合されている。したがって、振動板本体部56Aから出力された音が、ロール部56Dで反射することを抑制できる。その結果、図1に示すラウドスピーカ21Bから出力される音と、ロール部56Dでの反射音との合成を抑制できるので、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みを小さくできる。
以下、図1に示すラウドスピーカ21Bについてさらに詳しく説明する。ラウドスピーカ21Bは、高域の音を再生するツィータであることが好ましい。大きな弾性率の振動板本体部56Aは、高い周波数域の音を再生できる。そこで、振動板本体部56Aは、金属などによって形成することが好ましい。振動板本体部56Aは、たとえばチタン合金をプレス加工して作製してもかまわない。
第1ボイスコイル57は、コイル57Aと、ボビン57Bを含んでも良い。この場合、ボビン57Bの一方の端部にコイル57Aが巻き回されている。そして、ボビン57Bの一方の反対の端部が、振動板本体部56Aに結合されている。
第1磁気回路53は、内磁型である。なお、第1磁気回路53は、内磁型に限られず、外磁型であっても良い。内磁型の第1磁気回路53は、ヨーク53Aと、第1磁石53Bと、上部プレート53Cを含んでいる。第1磁石53Bと上部プレート53Cの形状は円柱状である。ヨーク53Aの形状は、底を有した円筒である。ヨーク53Aと、上部プレート53Cは、金属製の磁性体材料によって形成されている。
第1磁石53Bは、ヨーク53Aの中央に配置されて、ヨーク53Aと結合されている。上部プレート53Cは、第1磁石53Bにおいて、ヨーク53Aと反対の上面に搭載されて、第1磁石53Bと磁気的に結合されている。なお、上部プレート53Cと第1磁石53Bとは、たとえば接着剤によって機械的に結合されている。そして、ヨーク53Aの内周面と、上部プレート53Cの外周の側面とが対向するように配置されている。この構成より、ヨーク53Aの内周面と、上部プレート53Cの外周の側面との間に、第1磁気ギャップ53Dを形成できる。
上部プレート53Cの上に、さらに第1キャンセル磁石53Eを配置してもよい。この場合、第1キャンセル磁石53Eから出力される磁束は、第1磁石53Bの磁束と反発している。この構成により、第1磁気ギャップ53Dでの磁束密度を大きくできる。
第1磁気回路53は、キャップ62を含んでも良い。キャップ62は、非磁性体であり、かつ高い導電性材料によって形成されていることが好ましい。キャップ62は、たとえば銅によって形成できる。キャップ62はいわゆるショートリングである。キャップ62は、上面部62Aと、側面部62Bと、延長部62Cを含んでいる。上面部62Aは、上部プレート53Cの上面の外周部を覆っている。側面部62Bは、上部プレート53Cの外周の側面に沿って形成されている。そして延長部62Cは、側面部62Bの先端から延びて形成されている。この構成により、上部プレート53Cと第1磁石53Bとを結合する接着剤が、延長部62Cによって第1磁気ギャップ53Dへはみ出すことを抑制できる。したがって、第1磁気ギャップ53Dの間隔を狭くできる。さらに、第1磁石53Bと延長部62Cとの間の距離も小さくできる。すなわち、直径寸法の大きな第1磁石53Bを使用できるので、第1磁石53Bに大きな磁力の磁石を使用できる。その結果、第1磁気ギャップ53Dの磁束密度を大きくできる。
ただし、延長部62Cの先端と、ヨーク53Aとの間は、隙間を形成することが好ましい。この構成により、上部プレート53Cの上面と、上面部62Aの下面との間に隙間が発生することを抑制できる。
図3は、振動板56の要部拡大断面図である。振動板56は、非常に硬い材料をプレスなどによって、打ち抜いて作製されている。したがって、振動板56の外周端部は、バリ56Hを有している。そこで、振動板56は、延在部56Fを有することが好ましい。延在部56Fは、振動板本体部56Aの外周端部から延びて形成されている。この構成により、振動板56の外周端部のバリ56Hがエッジ56Bと擦れ合うことを抑制できる。したがって、エッジ56Bに破損などを生じることを抑制できる。
なお、延在部56Fは、ロール部56Dから離れる方向へ折れ曲がっている。この構成により、延在部56Fが、ロール部56Dと当たることを抑制できる。したがって、延在部56Fとロール部56Dとの当たりによる衝突音の発生を抑制できる。また、ロール部56Dが延在部56Fと結合されることを抑制できる。したがって、ロール部56Dの変形が阻害されることを抑制できる。
さらに、延在部56Fは、ボビン57Bの外周に沿った形状に形成することが好ましい。この場合、延在部56Fとボビン57Bとの間は、接着剤61によって接着することが好ましい。この構成により、第1ボイスコイル57と振動板56との結合強度を大きくできる。したがって、振動板56の応答性が優れる。
振動板56の外周端部に、鍔部56Gを設けることが好ましい。そこで、鍔部56Gは、延在部56Fの先端部に形成している。鍔部56Gは、振動板56の外側に折れ曲がって形成することが好ましい。この場合、鍔部56Gの先端に、バリ56Hが形成されている。そこで、バリ56Hは、ロール部56Dから離れる向きに突出していることが好ましい。この構成により、バリ56Hがエッジ56Bと擦れ合うことを抑制できる。したがって、エッジ56Bに破損などを生じることを抑制できる。
なお、鍔部56Gは、延在部56Fの先端部に形成する構成に限られず、振動板本体部56Aの先端に形成してもかまわない。この場合、鍔部56Gは、振動板56の内側に折れ曲がって形成することが好ましい。
図4は、折れ曲がり部56Kを形成した振動板56の要部拡大断面図である。図5は、他の例の折れ曲がり部56Lを形成した振動板56の要部拡大断面図である。鍔部56Gは、折れ曲がり部56Kあるいは折れ曲がり部56Lを形成することが好ましい。折れ曲がり部56Kあるいは折れ曲がり部56Lは、鍔部56Gの先端に形成されている。折れ曲がり部56Kは、ロール状である。なお、折れ曲がり部56Kを折り曲げる方向は、上下のどちらでもかまわない。一方、折れ曲がり部56Lの形状は直線状である。そして、折れ曲がり部56Kと折れ曲がり部56Lは、先端がロール部56Dと離れるように折れ曲がっている。この構成により、鍔部56Gの先端が、ロール部56Dと当たることを抑制できる。したがって、鍔部56Gとロール部56Dとの衝突音の発生を抑制できる。さらに、ロール部56Dの破損も抑制できる。
次に、エッジ56Bについて、図2を参照しながら詳細に説明する。第2結合部56Eは、第1結合部56Cに対して傾斜して形成されていることが好ましい。この構成により、振動板本体部56Aから出力された音が、ロール部56Dで反射することをさらに抑制できる。その結果、図1に示すラウドスピーカ21Bから出力される音と、ロール部56Dでの反射音との合成をさらに抑制できるので、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みをさらに小さくできる。
さらに、ロール部56Dの頂点は、振動板本体部56Aの外側から振動板本体部56Aの表面に向かって下ろした垂線よりも後方側に配置されていることが好ましい。この構成により、振動板本体部56Aから出力された音が、ロール部56Dで反射することをさらに抑制できる。その結果、図1に示すラウドスピーカ21Bから出力される音と、ロール部56Dでの反射音との合成をさらに抑制できるので、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みをさらに小さくできる。
エッジ56Bは、第1接続部56Mと、第2接続部56Nを含むことが好ましい。第1接続部56Mは、ロール部56Dと第1結合部56Cとの間を接続している。一方、第2接続部56Nは、ロール部56Dと第2結合部56Eとの間を接続している。なお、第1接続部56Mと、第2接続部56Nはともに円弧形状である。第1接続部56Mの半径は、第1半径である。一方、第2接続部56Nの半径は、第2の半径である。ただし、大きな第2半径の値は、第1半径の値よりも大きい。この構成により、ロール部56Dの頂点が、振動板本体部56Aから離れた位置に配置できる。またロール部56Dにおける振動板本体部56Aの面と、振動板本体部56Aとの間の距離も離して配置できる。この構成により、振動板本体部56Aから出力された音が、ロール部56Dで反射することをさらに抑制できる。その結果、図1に示すラウドスピーカ21Bから出力される音と、ロール部56Dでの反射音との合成をさらに抑制できるので、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みをさらに小さくできる。
ラウドスピーカ21Bは、リング体60を含んでも良い。リング体60は、たとえばイコライザーの一部を構成しても良い。あるいはリング体60は、プロテクタであっても良い。さらに、リング体60は、ガスケットやクッションであっても良い。リング体60は、前面と、前面の反対の背面を有している。そして、図2に示すように、背面が第2結合部56Eと結合されている。
なお、リング体60の前面に傾斜面60Aを形成することが好ましい。傾斜面60Aは、リング体60の外周から内周に向かって、前面と背面との間の距離が小さくなるように傾斜して形成されている。そして、ロール部56Dの頂点は、傾斜面60Aを延長した面よりも後方側に配置されていることが好ましい。この場合、傾斜面60Aは、振動板本体部56Aの外から振動板本体部56Aの表面に向かって下ろした垂線よりも後方側に配置されていることが好ましい。この構成より、振動板本体部56Aから出力された音が、リング体60で反射することを抑制できる。その結果、図1に示すラウドスピーカ21Bから出力される音と、リング体60での反射音との合成を抑制できるので、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みをさらに小さくできる。
また、ロール部56Dの頂点は、傾斜面60Aをロール部56Dの方向へ延長した面よりも前方側に配置していることが好ましい。この構成により、さらに、振動板本体部56Aから出力された音が、リング体60で反射することを抑制できる。
次に、他の例のラウドスピーカ21について、図面を参照しながら説明する。図6は、他の例のラウドスピーカ21の斜視図である。図7は、ラウドスピーカ21の上面図である。図8は、ラウドスピーカ21の断面図である。ラウドスピーカ21は、ラウドスピーカ21Aとラウドスピーカ21Bによって構成されている。ラウドスピーカ21Aとラウドスピーカ21Bの出力する周波数帯域は、異なっている。なお、ラウドスピーカ21は、第2端子29と、第1端子59を含んでいる。第2端子29と、第1端子59はともに第2フレーム22に固定されている。第2端子29は、ラウドスピーカ21Aへ信号を供給している。第1端子59は、ラウドスピーカ21Bへ信号を供給している。
ラウドスピーカ21Aは、たとえばフルレンジスピーカである。なお、ラウドスピーカ21Aは、フルレンジスピーカに限られず、ウーハやサブウーハであってもかまわない。一方、ラウドスピーカ21Bは、たとえばドーム型ツィータである。ラウドスピーカ21Bは、ラウドスピーカ21Aの中心に配置されている。すなわち、ラウドスピーカ21Aの中心と、ラウドスピーカ21Bの中心とは、同軸上に配置された構成である。すなわち、ラウドスピーカ21は、同軸型の構成である。この構成により、ラウドスピーカ21の音像の位置が安定する。
また、ラウドスピーカ21を上面方向から見た場合、ラウドスピーカ21Aやラウドスピーカ21Bの外形の形状は円形であることが好ましい。この構成により、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みを小さくできる。
ラウドスピーカ21Aについて図面を参照しながら説明する。図6に示すラウドスピーカ21Aは、図8に示すように第2フレーム22と、図13に示す第2磁気ギャップ23Qを有した第2磁気回路23と、支柱24と、平面振動板26と、駆動体27と、金属製の固定体41とを含んでいる。なお、支柱24は、フレーム部25を含んでいる。
第2フレーム22は、金属製であることが好ましい。この構成により、第1フレームの強度を大きくできる。なお、第2フレーム22は、非磁性体によって形成することが好ましい。この構成より、第2磁気回路23の磁束が、第1フレームへ漏洩することを抑制できる。したがって、図13に示す第2磁気ギャップ23Qでの磁束密度を大きくできる。第2フレーム22は、たとえばアルミダイキャストであることが好ましい。アルミダイキャストの内部損失は、鉄などの金属に比べて大きい。したがって、ラウドスピーカ21の周波数音圧特性に、第2フレーム22の共振によるピークやディップの発生を抑制できる。また、第2フレーム22の生産性が向上する。
図11は、駆動体27の要部拡大断面である。駆動体27は、ボイスコイル27Aとボビン27Bとカップリングコーン27Cを含んでいる。ボイスコイル27Aは、ボビン27Bの第1端部に巻き回されている。ボビン27Bの第2端部は、カップリングコーン27Cの第1端部に結合されている。そして、カップリングコーン27Cの第2端部は、平面振動板本体部26Aの背面に結合されている。そして、ボイスコイル27Aは、図13に示す第2磁気ギャップ23Qへ挿入されている。この構成により、駆動体27は、ボイスコイル27Aに流れる信号に応じて、平面振動板26を駆動している。
カップリングコーン27Cの第2端部は、接着剤27Dによって、平面振動板本体部26Aの背面と結合されている。カップリングコーン27Cの第2端部は、貼り付け部と、傾斜部27Eを含んでいる。貼り付け部は、平面振動板本体部26Aの背面と平行に形成されている。一方、傾斜部27Eは、平面振動板本体部26Aの背面に対して傾斜して設けられている。この構成により、平面振動板本体部26Aと傾斜部27Eとの間にも接着剤27Dが充填された構成となる。したがって、カップリングコーン27Cは、平面振動板本体部26Aと貼り付け部との間で接着される構成に加えて、平面振動板本体部26Aと傾斜部との間も接着される。したがって、カップリングコーン27Cと平面振動板26との結合強度を大きくできる。その結果、平面振動板26の音速が向上する。また、平面振動板26から出力される音の歪みを小さくできる。
なお、傾斜部27Eは、平面振動板26に近づく方向に湾曲していることが好ましい。この構成により、接着剤27Dが、傾斜部27Eに接着する領域を大きくできる。また、接着剤27Dが、傾斜部27Eに沿って流れ落ちることを抑制できる。したがって、カップリングコーン27Cと平面振動板26との結合強度をさらに大きくできる。
図6に示す第2端子29は、図8に示す導線29Aを含むことが好ましい。この場合、第2フレーム22は、導線29Aを通すための孔を形成する。この構成により、ボイスコイル27Aは、導線29Aを介して第2端子29と電気的に接続される。
ラウドスピーカ21Aは、さらにダンパ28を含んでもよい。図12は、ダンパ28の要部拡大断面図である。ダンパ28は、本体部28Aと、内周部と外周部を含んでいる。本体部28Aは、内周部と、外周部との間に設けられている。なお、本体部28Aの断面形状は、波形である。ダンパ28の内周部は、ボビン27Bに結合されている。一方、ダンパ28外周部は、第2フレーム22と結合されている。ダンパ28の外周部に、本体部28Aから上方あるいは下方へ折れ曲がった折れ曲がり部28Bを設けることが好ましい。この構成により、ダンパ28に外力が加わった場合に、ダンパ28の塑性変形を抑制できる。さらに、折れ曲がり部28Bの先端に、折れ曲がり部28Bからさらに折れ曲がって形成された鍔部28Cを設けることが好ましい。この構成により、さらにダンパ28の塑性変形を抑制できる。
ダンパ28は、第1ダンパ28Dと第2ダンパ28Eを含んでも良い。この場合、第1ダンパ28Dと第2ダンパ28Eの本体部28Aの形状は、ボイスコイル27Aの中心軸に対して垂直な面に対して対称であることが好ましい。この構成により、ボイスコイル27Aの上下方幅に対する歪みを小さくできる。したがって、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みを小さくできる。この場合、鍔部28Cは、第1ダンパ28Dと第2ダンパ28Eのいずれか一方の外周部のみに設けることが好ましい。この構成より、第1ダンパ28Dと第2ダンパ28Eを間違えて逆に配置して結合することを抑制できる。
図13は、第2磁気回路23の断面図である。第2磁気回路23は、第2フレーム22と機械的に結合されている。第2磁気回路23は、上面23Aと下面23Bを有している。なお、第2磁気回路23の下面23Bは上面23Aの反対に形成されている。第2磁気回路23は、外磁型であることが好ましい。外磁型の第2磁気回路23は、下部プレート23Cと、センターポール23Dと、第2磁石23Eと、上部プレート23Fとを含んでいる。なお、下部プレート23Cと、センターポール23Dと、上部プレート23Fは、磁性体によって形成されている。下部プレート23Cと、センターポール23Dと、上部プレート23Fは、鉄によって形成することが好ましい。
センターポール23Dは、下部プレート23Cの中央に形成された、突出部である。第2磁石23Eは、下部プレート23Cの上に結合されている。なお、第2磁石23Eは円環状であり、中央に孔を有している。上部プレート23Fは、第2磁石23Eの上に結合されている。なお、上部プレート23Fも円環状であり、中央に孔を有している。この構成により、下部プレート23Cと、センターポール23Dと、第2磁石23Eと、上部プレート23Fとが、磁気的に結合される。そして、センターポール23Dは、第2磁石23Eと上部プレート23Fの孔を貫通するように設けられている。そして、センターポール23Dの外側の側面と、上部プレート23Fの内側の側面とが対向して配置される。この構成により、センターポール23Dの外側の側面と、上部プレート23Fの内側の側面との間に、第2磁気ギャップ23Qを形成できる。
外磁型の第2磁気回路23の場合、上面23Aは、センターポール23Dの上面に形成されている。一方、下面23Bは、センターポール23Dの下面に形成されている。センターポール23Dは、貫通孔23Kを含んでいる。貫通孔23Kは、下面23Bから上面23Aまで貫通している。なお、貫通孔23Kの中心軸は、上から見た場合のセンターポール23Dの中心軸と一致させている。
第2磁気回路23は、さらに第2キャンセル磁石23Gを含んでも良い。第2キャンセル磁石23Gは、下部プレート23Cの下面に結合している。なお、第2キャンセル磁石23Gも、円環状であることがこのましい。この場合、第2キャンセル磁石23Gは、第2磁石23Eの発生する磁束に対して、反発する方向の磁界を発生している。すなわち、第2磁石23Eと、第2キャンセル磁石23Gとが対向した面の極を同じにしている。この構成により、第2磁気ギャップ23Qでの磁束密度を大きくできる。なお、センターポール23Dは、上面23Aに挿入孔23Hを含んでいる。
第2磁気回路23は、外磁型に限られず、内磁型でも良い。あるいは、第2磁気回路23は、外磁型と内磁型とを組み合わせた構成でもかまわない。
図14は、支柱24の断面図である。フレーム部25は、支柱24の上端部24Aに形成されている。フレーム部25は、上端部24Aから上に向かって立っている。なお、フレーム部25は、上端部24Aの外周端部で結合されている。そして、ラウドスピーカ21Bは、フレーム部25内に収納されている。
フレーム部25は、支柱24と一体に形成されていることが好ましい。この構成により、フレーム部25を支柱24に対して精度良く配置することができる。したがって、平面振動板26が傾いて装着されることや、平面振動板26が、中心からずれて装着されることを抑制できる。また、フレーム部25を別途作製する必要がないため、フレーム部25の生産性が向上する。フレーム部25と、支柱24とを一体に形成する場合、フレーム部25と、支柱24は、アルミダイキャストによって形成されていることが好ましい。この構成により、図6に示すラウドスピーカ21Aの振動が、ラウドスピーカ21Bへ伝達されることを抑制できる。また、ラウドスピーカ21Bの振動が、ラウドスピーカ21Aへ伝達されることも抑制できる。なお、フレーム部25と支柱24とは、一体に形成する構成に限られず、それぞれ別々に形成してもかまわない。この場合、フレーム部25は、樹脂によって形成しても良い。
支柱24は、上面23Aに立った状態で、結合されている。なお、支柱24は、上面23Aの中心に配置されている。支柱24は、上端部24Aと下端部24Bを有している。なお、下端部24Bは、上端部の反対に設けられている。そして、支柱24の下端部24Bは、上面23Aと対向している。支柱24の下端部24Bに、突起24Cが形成されている。そして、突起24Cが、図8に示す挿入孔23Hへ嵌められている。この構成により、支柱24は、図8に示すセンターポール23Dの上面23Aに立った状態を維持できる。なお、図13に示す挿入孔23Hは、センターポール23Dの上面23Aの中心に設けられている。すなわち、突起24Cの中心軸は、図13に示す挿入孔23Hおよび貫通孔23Kの中心軸と一致させている。したがって、図13に示すセンターポール23Dの中心に支柱24を精度良く配置することができる。
支柱24は、下端部24Bから上端部24Aまで貫通する貫通孔24Dを含んでいる。貫通孔24Dの中心軸は、図13に示す貫通孔23Kの中心軸と一致させている。この構成により、図8に示す固定体41を真っ直ぐに貫通孔24Dへ挿入できる。
なお、下端部24Bにおける貫通孔24Dの直径は、第1の径である。一方、上端部24Aにおける貫通孔24Dの直径は、第2の径である。ただし、図8に示すように、第2の径は、第1の径よりも大きいことが好ましい。すなわち、貫通孔24Dの内周面は、下端部24Bから上端部24Aに向かって直径が大きくなるように傾斜している。この構成により、仮に貫通孔24Dが、支柱24の中心軸に対して傾いて形成された場合でも、図8に示す固定体41が、支柱24の中心軸に対して、傾いて挿入されることを抑制できる。したがって、支柱24が、図8に示す上面23Aに対して、傾いて配置されることをさらに抑制できる。
支柱24は、金属製であることが好ましい。この構成により、支柱24を樹脂などで作製した場合に比べて、外力や温度環境の変化などに対する支柱24の寸法や形状が安定している。したがって、外力や温度環境の変化などに対しても、図8に示すラウドスピーカ21の歪み特性の変化を抑制できる。
支柱24とヨーク53Aおよびセンターポール23Dの詳細について、図9を参照しながら説明する。ヨーク53Aは、底部31Aと、ねじ孔31Bと、筒部31Cを含んでいる。ねじ部41Aは、底部31Aの中心に、底部を貫通して形成されている。筒部31Cは、底部31Aの外周の端部から、折れ曲がって形成されている。筒部31Cの内周面と、上部プレート53Cの外周の側面とが対向して配置されている。この構成により、筒部31Cの内周面と、上部プレート53Cの外周の側面との間に第1磁気ギャップ53Dが形成されている。
図16は、固定体41の側面図である。固定体は、ねじ部41Aを含んでいる。なお、ねじ部41Aは、固定体41の先端に設けられている。そして、図9に示すように、ねじ孔31Bへ固定体41のねじ部41Aを係合することによって、支柱24は、ヨーク53Aと図8に示すセンターポール23Dの上面23Aとの間で挟み込まれて、保持されている。
なお、支柱24は、ヨーク53Aよりも柔らかい材料によって形成することが好ましい。すなわち、ヨーク53Aの硬度は、支柱24の硬度よりも大きいことが好ましい。さらに、支柱24は、センターポール23Dよりも柔らかい材料によって形成することが好ましい。すなわち、センターポール23Dの硬度は、支柱24の硬度よりも大きいことが好ましい。そして、支柱24は、支柱24よりも硬いヨーク53Aとセンターポール23Dとの間で挟み込まれて、保持されている。
この構成によって、支柱24の上面は、ヨーク53Aによって押さえ付けられている。また、支柱24の下面は、センターポール23Dの上面23Aに押し付けられている。支柱24の硬さをヨーク53Aの硬さよりも小さくしているので、支柱24の上面の一部は変形することができる。また、支柱24の硬さをセンターポール23Dの硬さよりも小さくしているので、支柱24の下面の一部は変形することができる。したがって、第2磁気回路23の上面23Aに対する支柱24の垂直度を高くできる。
さらに、ヨーク53Aは、固定体41よりも柔らかいことが好ましい。すなわち、固定体41の硬度は、ヨーク53Aの硬度よりも大きい。そこで、固定体41は、ステンレスによって構成する。この構成によりにねじ部41Aをねじ孔31Bへ挿入して、締め付けた場合に、ねじ部41Aの変形を抑制できる。すなわち、ねじ孔31Bに形成されたねじ山の一部は、に示すねじ部41Aに沿った形状に変形できる。したがって、ねじ孔31Bの中心軸が、固定体41の中心軸に対して傾いた状態で、ヨーク53Aを挿入された場合でも、固定体41の中心軸に対するねじ孔31Bの中心軸の傾きを小さくできる。その結果、ヨーク53Aを支柱24へ押し付ける面に対する支柱24の中心軸の垂直度を高くできる。
以上のように、固定体41の硬度は、ヨーク53Aの硬度よりも大きくし、さらにヨーク53Aと図8に示すセンターポール23Dの硬度は、支柱24よりも大きくしている。この構成により、支柱24の中心軸と、第2磁気回路23の中心軸とが、ずれて配置されることを抑制できる。さらに、支柱24の中心軸と、第2磁気回路23の上面23Aとの垂直度を大きくできる。
したがって、第2フレーム22における外周側エッジ26Bとの結合面と、第2フレームにおける内周側エッジ26Cの結合面との間に段差が発生することを抑制できる。その結果、ラウドスピーカ21Bが傾いて装着されることを抑制できる。また、平面振動板26が傾いて配置されることを抑制できる。すなわち、平面振動板26の表面と、第2磁気回路23の中心軸との垂直度を大きくできる。したがって、平面振動板26のローリングの発生を抑制できる。その結果、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みを小さくできる。また、図8に示す第2磁気ギャップ23Qの間隔を狭くすることもできるので、第2磁気ギャップ23Qでの磁束密度を大きくできる。
さらに、平面振動板26の中心軸と、第2磁気回路23の中心軸とがずれて配置されることを抑制できるので、さらに平面振動板26のローリングの発生を抑制できる。その結果、ラウドスピーカ21から出力される音の歪みを小さくできる。また、図8に示す第2磁気ギャップ23Qの間隔を狭くすることもできるので、第2磁気ギャップ23Qでの磁束密度を大きくできる。
支柱24は、非磁性体によって形成されていることが好ましい。この構成により、第1磁気回路53や第2磁気回路23の磁束が、支柱24へ流れ込むことを抑制できる。したがって、第1磁気ギャップ53Dや第2磁気ギャップ23Qでの磁束密度を大きくできる。そこで、支柱24は、アルミダイキャストによって形成することが好ましい。
図14に示すように、支柱24は、第2貫通孔24Eを含むことが好ましい。第2貫通孔24Eは、支柱24の上端部24Aから下端部24Bまでを貫通している。図15は、センターポール23Dの上面図である。センターポール23Dは、第2貫通孔23Mを含むことが好ましい。第2貫通孔23Mは、図13に示すセンターポール23Dの上面23Aから下面23Bまでを貫通している。なお、第2貫通孔23Mの中心軸は、図14に示す第2貫通孔24Eの中心軸の延長線上に配置することが好ましい。そこで、図15に示すように、挿入孔23Hに、回転止め23Lを形成することが好ましい。この構成により、第2貫通孔23Mの中心軸と、図9に示す第2貫通孔24Eの中心軸とが、ずれて配置されることを抑制できる。
図8に示すように、導線59Aは、図14に示す第2貫通孔24Eと図15に示す第2貫通孔23Mとを貫通して、下面23Bまで導かれている。なお、図13に示すように、下面23Bに溝23Pを形成することが好ましい。溝23Pは、下面23Bにおいて、第2貫通孔23Mから、センターポール23Dの外周端部までの間に設けられている。そして、下面23Bまで導かれた図3に示す導線59Aは、溝23Pに沿って配線されて、センターポール23Dの外周端部へ導かれている。そして、図8に示すように、第2磁気回路23の外へと導かれた導線59Aは、第2磁気回路23の側面の外側を通って、第1端子59に接続されている。
図16に示すように、固定体41は、さらに頭部41Bと、シャフト部41Cを含んでいる。頭部41Bは、固定体41の根元に形成されている。頭部41Bの径は、貫通孔23Kの径よりも大きい。シャフト部41Cは、頭部41Bとねじ部41Aとの間に設けられている。固定体41において、シャフト部41Cは、貫通孔23Kの下端から貫通孔24D上端付近までの間に形成されている。なお、シャフト部41Cにねじは形成されていない。
シャフト部41Cは、嵌め合わせ部41Dを有することが好ましい。嵌め合わせ部41Dは、図13に示す貫通孔23Kに嵌め合わされている。この構成により、固定体41の中心軸が、図13に示す貫通孔23Kの中心軸からずれて配置されることを抑制できる。
また、嵌め合わせ部41Dは、図14に示す支柱24の下端部24Bにおいて、貫通孔24Dに嵌め合わされていることが好ましい。この構成により、図14に示す支柱24の中心軸が、固定体41の中心軸からずれて配置されることを抑制できる。
さらに、嵌め合わせ部41Dは、図14に示す下端部24Bでの貫通孔24Dと、図13に示す貫通孔23Kの双方に嵌め合わされていることが好ましい。この場合、図14に示す貫通孔24Dの第1の径は、図13に示す貫通孔23Kの径と同じ寸法に設定する。この構成により、図14に示す支柱24の中心軸と、固定体41の中心軸とが、ずれて配置されることを抑制できる。したがって、支柱24が、第2磁気回路23の中心軸からずれて配置されることを抑制できる。
なお、固定体41は、非磁性体金属によって形成することが好ましい。この構成により、第2磁気回路23や図9に示す第1磁気回路53の磁束が固定体41側へ流れることを抑制できる。したがって、図9に示す第1磁気ギャップ53Dや、図13に示す第2磁気ギャップ23Qの磁束密度を大きくできる。
図10は、平面振動板26の要部拡大断面図である。平面振動板本体部26Aは、金属製のハニカムコア体26Dと、スキン層26Eを含んでいる。スキン層26Eは、ハニカムコア体26Dの表と裏の両方に形成されている。
図6に示すように、平面振動板26の形状は環状である。平面振動板26の内周は、フレーム部25と連結されている。一方、平面振動板26の外周は、第2フレーム22と連結されている。なお、平面振動板26は、平面振動板本体部26Aと、外周側エッジ26Bと、内周側エッジ26Cを含んでいる。外周側エッジ26Bは、平面振動板26の外周部と、第2フレーム22との間を連結している。一方、内周側エッジ26Cは、平面振動板26の内周部と、フレーム部25との間を連結している。
なお、内周側エッジ26Cの頂点は、図9に示す振動板本体部56Aの外から振動板本体部56Aの表面に向かって下ろした垂線よりも後方側に配置することが好ましい。この構成により、図9に示す振動板本体部56Aから出力された音が、内周側エッジ26Cで反射することを抑制できる。
フレーム部25は、第1接続面51Aと、第2接続面51Bを含んでいる。第1接続面51Aは、エッジ56Bと結合されている。一方、第2接続面51Bは、内周側エッジ26Cと結合されている。なお、第2接続面51Bは、は第1接続面51Aよりも後方側に配置されている。この構成により、内周側エッジ26Cの頂点を、図9に示す振動板本体部56Aの外から振動板本体部56Aの表面に向かって下ろした垂線よりも後方側に配置できる。
なお、内周側エッジ26Cは、平面振動板26の背面に結合されていることがこのましい。この構成により、図9に示す振動板本体部56Aから出力された音が、内周側エッジ26Cで反射することを抑制できる。なお、内周側エッジ26Cを平面振動板26の背面に結合した場合、外周側エッジ26Bも平面振動板本体部26Aの背面に結合することが好ましい。この構成により、平面振動板26の歪みを小さくできる。
ラウドスピーカ21は、リング体60を含むことが好ましい。この場合、リング体60は、内周側エッジ26Cとの結合されている。そして、内周側エッジ26Cの頂点は、エッジ56Bの頂点とリング体60の前面とを結ぶ線の延長線よりも後方側に配置されていることが好ましい。さらに、内周側エッジの26C頂点は、リング体60の傾斜面60Aの延長線よりも後方側に配置されていることが好ましい。この構成により、図9に示す振動板本体部56Aから出力された音が、リング体60で反射することを抑制できる。
本発明にかかるラウドスピーカは、歪みを小さくできるという効果を有し、各種の音響機器等に用いると有用である。
21 ラウドスピーカ
21A ラウドスピーカ
21B ラウドスピーカ
22 第2フレーム
23 第2磁気回路
23A 上面
23B 下面
23C 下部プレート
23D センターポール
23E 第2磁石
23F 上部プレート
23G 第2キャンセル磁石
23H 挿入孔
23K 貫通孔
23L 回転止め
23M 第2貫通孔
23P 溝
23Q 第2磁気ギャップ
24 支柱
24A 上端部
24B 下端部
24C 突起
24D 貫通孔
24E 第2貫通孔
25 フレーム部
26 平面振動板
26A 平面振動板本体部
26B 外周側エッジ
26C 内周側エッジ
26D ハニカムコア体
26E スキン層
27 駆動体
27A ボイスコイル
27B ボビン
27C カップリングコーン
27D 接着剤
27E 傾斜部
28 ダンパ
28A 本体部
28B 折れ曲がり部
28C 鍔部
28D 第1ダンパ
28E 第2ダンパ
29 第2端子
29A 導線
31A 底部
31B ねじ孔
31C 筒部
41 固定体
41A ねじ部
41B 頭部
41C シャフト部
41D 嵌め合わせ部
51 第1フレーム
51A 第1接続面
51B 第2接続面
53 第1磁気回路
53A ヨーク
53B 第1磁石
53C 上部プレート
53D 第1磁気ギャップ
53E 第1キャンセル磁石
56 振動板
56A 振動板本体部
56B エッジ
56C 第1結合部
56D ロール部
56E 第2結合部
56F 延在部
56G 鍔部
56H バリ
56K 折れ曲がり部
56L 折れ曲がり部
56M 第1接続部
56N 第2接続部
57 第1ボイスコイル
57A コイル
57B ボビン
59 第1端子
59A 導線
60 リング体
60A 傾斜面
61 接着剤
62 キャップ
62A 上面部
62B 側面部
62C 延長部

Claims (14)

  1. 前方側に突出したドーム型の振動板本体部と、前記振動板本体部の後方側に配置され、第1磁気ギャップを有した第1磁気回路と、第1端部と、第2端部を有し、前記第1端部が前記第1磁気ギャップに挿入され、前記第2端部が前記振動板本体部と結合された第1ボイスコイルと、第1面と前記第1面の反対の第2面を有し、外周に形成された第1結合部と、内周に形成されて前記振動板本体部の外周部と結合された第2結合部と、前記第1結合部と前記第2結合部との間に設けられたロール部を有したエッジと、前記第2結合部よりも前記後方側に配置された第1接続面を有し、前記第1結合部の前記第2面が前記第1接続面と結合された第1フレームと、を備え、前記振動板本体部は、前記エッジのロール部から離れる方向へ折れ曲がった延在部と、外周端部に外側に折れ曲がって形成された鍔部と、前記鍔部の先端は、前記ロール部から離れる向きに突出したバリを有する、ラウドスピーカ。
  2. 前記第2結合部は、前記第1結合部に対して傾斜して形成された、請求項1に記載のラウドスピーカ。
  3. 前記ロール部の頂点は、前記振動板本体部の外から前記振動板本体部の表面に向かって下ろした垂線よりも前記後方側に配置された、請求項1に記載のラウドスピーカ。
  4. 前記エッジは、第1半径による円弧形状であり、前記ロール部と前記第1結合部との間を接続する第1接続部と、前記第1半径よりも大きな第2半径による円弧形状であり、前記ロール部と前記第2結合部との間を接続する第2接続部と、を有した、請求項1に記載のラウドスピーカ。
  5. 前面と、前面の反対の背面を有し、前記背面が前記第2結合部と結合されたリング体を、さらに備えた、請求項1に記載のラウドスピーカ。
  6. 前記前面は、前記リング体の外周から内周に向かって、前記前面と前記背面との間の距離が小さくなるように傾斜した傾斜面を有した、請求項に記載のラウドスピーカ。
  7. 前記傾斜面は、前記振動板本体部の外から前記振動板本体部の表面に向かって下ろした垂線よりも前記後方側に配置された、請求項に記載のラウドスピーカ。
  8. 上部と、上部の反対の下部を有した第2フレームと、第2磁気ギャップを有し、前記第2フレームの下部に結合された第2磁気回路と、前記第2磁気回路の中心部に配置され、前記第1磁気回路と前記第2フレームが固定された支持体と、前面と、前面の反対の背面を有し、外周が前記第2フレームの上部と連結された環状の平面振動板と、第3端部と、第4端部を有し、前記第3端部が前記振動板に結合され、かつ前記第4端部が前記磁気ギャップに挿入された第2ボイスコイルと、前記平面振動板の内周部と前記支持体を連結した内周側エッジを、さらに備えた、請求項1記載のラウドスピーカ。
  9. 前記内周側エッジの頂点は、前記振動板本体部の外から前記振動板本体部の表面に向かって下ろした垂線よりも前記後方側に配置された、請求項記載のラウドスピーカ。
  10. 前記支持体は、前記第1接続面よりも前記後方側に配置され、前記内周側エッジを結合した第2接続面を有した、請求項記載のラウドスピーカ。
  11. 前記内周側エッジは、前記振動板の前記背面に結合された、請求項記載のラウドスピーカ。
  12. 前記内周側エッジの頂点は、前記振動板本体部の外から前記振動板本体部の表面に向かって下ろした垂線よりも前記後方側に配置された、請求項記載のラウドスピーカ。
  13. 前面と、前面の反対の背面を有し、前記背面が前記第2結合部と結合されたリング体を、さらに備え、前記内周側エッジの頂点は、前記エッジの頂点と前記リング体の前記前面とを結ぶ線の延長線よりも前記後方側に配置された、請求項記載のラウドスピーカ。
  14. 前面と、前記前面の反対の背面と、前記前面に設けられ、かつ外周から内周に向かって、前記前面と前記背面との間の距離が小さくなるように傾斜した傾斜面とを有したリング体を、さらに備え、前記内周側エッジの頂点は、前記傾斜面の延長線よりも前記後方側に配置された、請求項記載のラウドスピーカ。
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