JP6634605B2 - ラウドスピーカと、これを搭載した移動体装置 - Google Patents

ラウドスピーカと、これを搭載した移動体装置 Download PDF

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Description

本開示は、音響機器に使用される動電型のラウドスピーカと、これを搭載した移動体装置に関する。
従来のラウドスピーカは、フレームと、振動板と、ボイスコイル体と、磁気回路とを有している。振動板の外周端は、エッジを介してフレームに連結されている。磁気回路は、磁気ギャップを有しており、フレームに結合されている。ボイスコイル体は、ボビンと、ボイスコイルとを有している。ボビンの第1端付近にボイスコイルが巻き回されている。ボビンの一端は、振動板に結合されている。ボイスコイルは、磁気ギャップ内に配置されている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2011−35812号公報
ラウドスピーカは、フレームと、振動板と、エッジと、磁気回路と、ボイスコイル体とを備える。
フレームは、筒状の内部空間を有する。
振動板は、フレームの内部空間に配置されている。
エッジは、振動板の外周端部と、フレームとを接続している。
磁気回路は、マグネットと、ボトムプレートとを有している。
ボトムプレートは、設置部と、複数のアーム部とを有している。
設置部は、マグネットの第1面に設置され、マグネットと磁気的に結合されている。
複数のアーム部は、設置部から外周に向かって突出し、フレームと結合している。
磁気回路は、フレームの内部空間に配置され、磁気ギャップを有している。
ボイスコイル体は、筒状のボビンと、ボイスコイルとを有する。
ボイスコイルは、ボビンの少なくとも一部の周りに巻かれている。
ボイスコイル体は、ボイスコイルが磁気ギャップ内に配置されるように、振動板の中央部に設置されている。
また、本開示の移動体装置は、本体部と、本体部に搭載された駆動部と、本体部に搭載された増幅部と、増幅部からの出力が供給される、本開示のラウドスピーカと、を備えている。
図1は、本実施の形態におけるラウドスピーカの斜視図である。 図2は、本実施の形態におけるラウドスピーカの正面図である。 図3は、図2の線3−3における断面図である。 図4は、本実施の形態におけるラウドスピーカの背面図である。 図5は、本実施の形態におけるラウドスピーカのフレームの斜視図である。 図6は、本実施の形態におけるラウドスピーカの磁気ギャップの要部拡大断面図である。 図7は、本実施の形態におけるラウドスピーカのボトムプレートとヨークとの接着箇所を示す断面図である。 図8は、本実施の形態におけるラウドスピーカのフレームの被係合部の拡大図である。 図9は、本実施の形態におけるラウドスピーカのアーム部に形成されたフィンの拡大図である。 図10は、本実施の形態におけるラウドスピーカの設置部に形成されたフィンの拡大図である。 図11は、本実施の形態における他のラウドスピーカの断面図である。 図12は、本実施の形態におけるさらに他のラウドスピーカの断面図である。 図13は、本実施の形態におけるさらに他のラウドスピーカの背面図である。 図14は、本実施の形態における移動体装置の概念図である。
ラウドスピーカにおいて、厚みを薄くするためには、振動板と磁気回路を接近させる必要がある。また、振動板をフレームに支持するのにダンパーの代わりに2つのエッジを使用する場合がある。フレームや磁気回路の形状、あるいは、フレームと磁気回路との結合を適切に設定しないと、ラウドスピーカが厚くなる。
また、フレームは、生産性やコスト面から、樹脂材料を使用して成型されることが要望されている。しかし、ラウドスピーカのフレームは、折曲部分が多く、振動板の後面からの音圧(背圧)を逃がすための開口を必要とする。そのために、ラウドスピーカの形状が複雑になり、生産性および強度の点から、樹脂材料を用いて製造しにくい場合がある。
さらに、ラウドスピーカは、用途によって種々の形態が要求される。車載用ラウドスピーカは、たとえば、車のダッシュボードや、ドアや天井内などの狭い空間内に設置される。したがって、このような場所に設置される車載用ラウドスピーカは、薄くすることが要求されている。以下に、本実施の形態による薄いラウドスピーカ51について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51の斜視図である。図2は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51の正面図である。図3は、図2の線3−3における断面図である。図4は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51の背面図である。ここで、上方向とは図3において、磁気回路61から振動板53に向かう方向であり、下方向とは、振動板53から磁気回路61に向かう方向である。また、図3において、上方向は、振動板53の前面方向であり、下方向は、振動板53の後面方向である。図4において、アーム部91は、アーム部91A〜91Dにより形成されている。
ラウドスピーカ51は、フレーム52と、振動板53と、エッジ54と、磁気回路61と、ボイスコイル体55とを備える。
フレーム52は、筒状の内部空間52Dを有する。
振動板53は、フレーム52の内部空間52Dに配置されている。
エッジ54は、振動板53の外周端部と、フレーム52とを接続している。
磁気回路61は、マグネット62と、ボトムプレート64とを有している。
ボトムプレート64は、設置部64Aと、複数のアーム部91とを有している。
設置部64Aは、マグネット62の第1面に設置され、マグネット62と磁気的に結合されている。
複数のアーム部91は、設置部64Aから外周に向かって突出し、フレーム52と結合している。
磁気回路61は、フレーム52の内部空間52Dに配置され、磁気ギャップ56を有している。
ボイスコイル体55は、筒状のボビン55Aと、ボイスコイル55Bとを有する。
ボイスコイル55Bは、ボビン55Aの少なくとも一部の周りに巻かれている。
ボイスコイル体55は、ボイスコイル55Bが磁気ギャップ56内に配置されるように、振動板53の中央部(肉薄部53A)に設置されている。
以上の構成により、ラウドスピーカ51を薄くできる。
磁気回路61とフレーム52とは、複数のアーム部91によって連結されているので、近接するアーム部91同士の間に開口が形成される。そのため、フレーム52は、振動板53の後面からの音圧を逃がすための開口を形成する必要がない。したがって、フレーム52は、簡素な形状にできる。また、振動板53の後面からの音圧によって、空気が開口を通過する。したがって、磁気回路61の空冷効果が向上する。
以下、ラウドスピーカ51について、さらに詳しく説明する。図5は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51のフレーム52の斜視図である。図5に示すように、フレーム52は、基部52Aと、取付け部52Bとを有している。基部52Aは、中空の筒状である。すなわち、基部52Aは、筒状の内部空間52Dを有している。振動板53および磁気回路61は内部空間52Dに配置されている。なお、前面から見た場合に円形の振動板53を用いる場合、基部52Aの形状は、円筒状であるのが好ましい。なお、フレーム52は、取付け部52Bを有していなくてもよい。ただし、フレーム52が取付け部52Bを有することにより、ラウドスピーカ51は、取付け部52Bによりバッフル板(図示せず)などへ装着可能となる。また、取付け部52Bにねじ穴が形成されていても良い。この場合、ラウドスピーカ51は、取付け部52Bにより、バッフル板などにねじ止めによって固定できる。よって、フレーム52は、取付け部52Bを有するのが好ましい。
なお、ラウドスピーカ51は、さらに端子57を有することが好ましい。ここで、正極端子57Aと、負極端子57Bを総称して端子57とする。なお、端子57は、フレーム52の基部52Aの側面に固定されている。
図3に示すように、振動板53は、肉薄部53Aと、肉厚部53Bとを有している。肉厚部53Bは、肉薄部53Aの周囲に形成されている。肉薄部53Aと肉厚部53Bにより、凹部41が構成されている。すなわち、肉厚部53Bは、振動板53の外周に形成されている。凹部41は、振動板53の後面の中央に形成されている。磁気回路61の上面は、肉薄部53Aに対向する位置に配置されている。
肉薄部53Aは、肉厚部53Bよりも薄い。そして、磁気回路61の上面は、肉薄部53Aに対向する位置に配置されている。そのため、磁気回路61の上面と、振動板53の前面との間の距離を小さくできる。したがって、ラウドスピーカの厚みを薄くできる。また、振動板53の外周部に肉厚部53Bが形成されているので、振動板53の強度を大きくできる。
図6は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51の磁気ギャップ56の要部拡大断面図である。ボイスコイル体55は、ボビン55Aとボイスコイル55Bとを有している。ボビン55Aの形状は筒状である。なお、ここで筒状とは、円筒のみならず、角筒なども含む。ボイスコイル55Bは、ボビン55Aの少なくとも一部に巻き回されている。ボビン55Aの一端は、凹部41の肉薄部53Aと結合されている。言い換えれば、ボビン55Aの第1端部(前面部)は、肉薄部53Aと結合されている。ボビン55Aの第2端部(後面部)の付近に、ボイスコイル55Bが巻き回されている。そして、ボイスコイル55Bは、磁気ギャップ56内に配置されている。ボイスコイル55Bに駆動信号が供給されると、振動板53はその駆動信号の向きおよび大きさに応じて振動する。なお、振動板53は、ボビン55Aを介して、ボイスコイル55Bの巻き軸方向(図3における上下方向)に駆動される。
第1エッジ54Aと、第2エッジ54Bとを総称してエッジ54とする。第1エッジ54Aと第2エッジ54Bは、それぞれ振動板53の外周端部とフレーム52とを連結している。なお、第2エッジ54Bは、肉厚部53Bの厚さ方向において、第1エッジ54Aの反対側に配置されるのが好ましい。
なお、端子57は、振動板53の厚み方向において、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bとの間に配置されている。端子57は接続線58(金糸線)に接続されている。接続線58は、肉厚部53Bに形成された孔を通って、振動板53の肉薄部53Aの後面側に引き出されている。ボイスコイル55Bの素線の始端と終端はボビン55A上で接続線58に接続されている。ラウドスピーカ51を駆動する駆動信号は、端子57へ供給される。そして、駆動信号は接続線58を介してボイスコイル55Bに供給される。
フレーム52は、貼り付け部52Cを有することが好ましい。この場合、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bの外周は、貼り付け部52Cに貼り付けられる。そのために、貼り付け部52Cは、基部52Aの前面側の端部に形成される。さらに、貼り付け部52Cは、基部52Aの内周面に、基部52Aの中心方向に向かって突出して形成される。なお、フレーム52は、合成樹脂材料により形成されることが好ましい。この構成により、取付け部52Bや貼り付け部52Cと、基部52Aとを、容易に、一体に形成できる。したがって、フレーム52の生産性は優れている。
貼り付け部52Cは、第1エッジ54Aの外周部を貼り付ける上面と、第2エッジ54Bを貼り付ける下面とを有しているのが好ましい。この構成により、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bを精度良くフレーム52へ連結できる。また、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bとの間の距離が安定する。したがって、ラウドスピーカ51の歪みを小さくできる。
なお、貼り付け部52Cは、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bの両方を、振動板53の側面に貼り付ける構成に限らず、どちらか一方を振動板53の側面に貼り付ける構成でもよい。あるいは、第1エッジ54Aあるいは第2エッジ54Bは、直接、基部52Aの内周面に貼り付けられていてもよい。
振動板53の外周端は第1エッジ54Aおよび第2エッジ54Bを介してフレーム52に接続されている。振動板53の振動(振幅)の方向(図3に示す上下方向)は、磁気ギャップ56内の磁束の方向と直交している。すなわち、振動板53は、第1エッジ54Aおよび第2エッジ54Bにより、ボイスコイル55Bの巻き軸方向(図3における上下方向)に変位する。
第1エッジ54Aは、振動板53の厚み方向の中心に対して、振動板53の前面側に配置されている。第2エッジ54Bは、振動板53の厚み方向の中心に対して、振動板53の後面側に配置されている。
また、第1エッジ54Aおよび第2エッジ54Bは、ボイスコイル55Bの巻き軸方向に垂直な面に対して、互いに対称であることが好ましい。この構成により、振動板53のローリングを抑制できる。さらに、振動板53の振幅の非対称性による歪の発生を抑制できる。さらに、第1エッジ54Aおよび第2エッジ54Bは、振動板53の厚み方向の中心に対して、互いに対称に形成することがさらに好ましい。
さらに、第1エッジ54Aを振動板53の前面に結合し、第2エッジ54Bを肉厚部53Bの後面に結合することが好ましい。この場合、結合部72は、振動板53の前面や後面と平行になるように形成されている。この構成により、第1エッジ54Aと第2エッジ54Bとの間の間隔を大きくできる。したがって、振動板53のローリングをさらに抑制できる。ここで、結合部72とは、振動板53とエッジ54との結合部である(図2参照)。
第1エッジ54Aと振動板53は、振動板53の側面の前面側の端部から、後面方向へ離れた位置で結合しても良い。この構成により、図3に示すラウドスピーカ51をさらに薄くできる。
振動板53は、発泡樹脂材料により成型することが好ましい。この構成により、振動板53を軽くできる。振動板53の前面は、平坦に形成されているのが好ましい。
なお、肉薄部53Aにおける後面は、平坦である。また、肉薄部53Aにおいて、振動板53の厚みは均一である。
肉薄部53Aと肉厚部53Bとの境界部は、振動板53の外周に向かって厚みが徐々に厚くなるのが好ましい。すなわち、肉薄部53Aから肉厚部53Bに向かって厚みが徐々に厚くなるような傾斜面53Dを有するのが好ましい。この構成により、さらに振動板53の強度が向上する。
振動板53の芯材は、発泡樹脂材料により形成するのが好ましい。また、振動板53は、芯材の前面および後面の少なくとも一方に補強材層を有するのが好ましい。なお、補強材層としては、たとえばカーボン、あるいは金属などが用いられる。金属製の補強材層としては、たとえばアルミニウムや、チタンなどが用いられる。
図3に示すように、磁気回路61の上面は、肉厚部53Bの後面よりも振動板53の前面側に配置するのが好ましい。すなわち、磁気回路の一部が、肉薄部53A内に入り込んでいる。この構成より、ラウドスピーカ51を薄くできる。
また、磁気回路61の側面にテーパー部65Aを形成するのが好ましい。そしてこの場合、傾斜面53Dは、テーパー部65Aに対向して形成されるのが好ましい。この構成により、振動板53と磁気回路61との間で、振動板53が、ボイスコイルの軸方向へ振幅変位できる距離が確保される。したがって、磁気回路61の上面を振動板53の前面に近づけて配置できる。
磁気回路61は、内磁型であることが好ましい。この構成により、肉薄部53Aの面積を小さくできる。したがって、振動板53の強度を大きくできる。内磁型の磁気回路61は、マグネット62と、トッププレート63と、ボトムプレート64と、ヨーク65とを有している。マグネット62は、柱状であり、上下の厚み方向に着磁されている。トッププレート63は、板状であり、マグネット62の上面に設置されている。ボトムプレート64は、設置部64Aと、アーム部91とを有している。マグネット62は、設置部64Aの上面に設置されている。ボトムプレート64は、マグネット62と磁気的に結合されている。ヨーク65は、設置部64Aの上側の外周端部から上方に向かって形成されている。ヨーク65は、ボトムプレート64を介して、マグネット62と磁気的に結合されている。トッププレート63と、設置部64Aと、ヨーク65は、磁性体材料によって構成されている。これらは、例えば熱間圧延鋼板(SPHCやSPHD)により構成できる。
図7は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51のボトムプレート64とヨーク65との接着箇所を示す断面図である。ボトムプレート64とヨーク65とは接着剤により接着されているのが好ましい。そして、図7に示すように、ボトムプレート64とヨーク65との接着面に、接着剤を溜める凹部66を形成しても良い。凹部66は、ボトムプレート64とヨーク65の少なくとも一方に形成されていればよい。凹部66は、例えば、断面がV字状の複数の溝である。凹部66は、例えば、ボトムプレート64とヨーク65の少なくとも一方の接着面をローレット加工することにより形成される。凹部66に接着剤が溜まることによりボトムプレート64とヨーク65とを密着させた状態で強固に接着できる。
マグネット62により、トッププレート63とヨーク65とは、互いに相違する極性に磁化されている。そして、ヨーク65の内周面は、トッププレート63の外周側面と対向するように配置されている。この構成により、図3に示すように、ヨーク65の内周面と、トッププレート63の外周側面との間に磁気ギャップ56が形成されている。たとえば、トッププレート63がN極、ヨーク65がS極にそれぞれ磁化される。この場合、磁気ギャップ56にける磁束は、トッププレート63からヨーク65へと向かう。
ヨーク65の外周の側面に、テーパー部65Aを形成することが好ましい。すなわち、ヨーク65は、ボトムプレート64から先端に向かって先細りしている。この構成により、磁気回路61の外周の側面に、下面から上面に向かって先細りするテーパー部65Aが形成される。なお、テーパー部65Aの形状は、平面や、円弧などの曲面、あるいは階段状でもよい。また、テーパー部65Aは、適宜これらの形状を組合せて形成してもよい。
傾斜面53Dは、肉薄部53Aに比べて厚いので、傾斜面53Dを構成した領域での振動板53の強度を大きくできる。したがって、振動板53は、傾斜面53Dが形成されている領域での変形を抑制できる。そのため、傾斜面53Dとテーパー部65Aとの間の距離を小さくしても、傾斜面53Dがテーパー部65Aに衝突することを抑制できる。その結果、傾斜面53Dにおける振動板53の厚みを大きくできるので、さらに振動板53の強度が向上する。
なお、磁気回路61を前面側から見た場合の形状は、円形状であることが好ましい。そして、円形状の磁気回路61を用いる場合、マグネット62の形状は、円柱状であることが好ましい。また、トッププレート63の形状は、円盤状であることが好ましい。この場合、振動板53を前面側から見た形状は、円形状もしくは楕円形であることが好ましい。
ただし、前面側から見た磁気回路61の形状は円形状に限らず、楕円形状や、矩形状でもかまわない。なお、楕円形状の磁気回路61を用いた場合、ボビン55Aやトッププレート63を前面側から見た形状は、楕円形状であることが好ましい。この場合、振動板53を前面から見た形状は、楕円形状あるいは矩形状であることが好ましい。また、矩形状の磁気回路61を用いた場合、ボビン55Aや、振動板53を前面から見た場合の形状も、矩形状であることが好ましい。
マグネット62は、ネオジ系マグネットを使用するのが好ましい。ネオジ系マグネットのエネルギー積は、大きい。したがって、磁気ギャップ56において所望の磁束密度が得られると共に、マグネット62の厚みを薄くできる。その結果、ラウドスピーカの厚みを薄くできる。
次にアーム部91について、詳細に説明する。図4に示すように、ボトムプレート64は、設置部64Aと、複数のアーム部91を有している。アーム部91は、設置部64Aから外周方向に向けて延びている。そして、複数のアーム部91は、フレーム52に結合されている。この構成により、磁気回路61は、アーム部91を介して、フレーム52と結合されている。
図4に示すように、複数のアーム部91は、それぞれ先端に係合部91Eが形成されていることが好ましい。係合部91Eは、例えば、突起などの凸部である。図8は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51のフレーム52の被係合部52Eの拡大図である。図8に示すように、フレーム52の基部52Aに、被係合部52Eが形成されているのが好ましい。被係合部52Eは、例えば溝や切り欠きなどの凹部である。アーム部91の係合部91Eは、フレーム52の被係合部52Eに係合される。
図4に示す係合部91Eは、アーム部91の先端から突出している。係合部91Eの幅は、アーム部91の幅よりも狭い。一方、図5に示すように、被係合部52Eは、フレーム52の外側(振動板53から遠い側)の下端部に形成された孔である。図8に示すように、被係合部52Eは、挿入口部分52Fと、係止部分52Gとを有している。挿入口部分52Fは、図4に示す係合部91Eの幅よりも広い。係止部分52Gは、挿入口部分52Fと連続して、挿入口部分52Fより奥に形成されている。さらに、係止部分52Gの幅は、基部52Aの周方向に対して、挿入口部分52Fよりも広い。
図4に示す係合部91Eは、図8に示す被係合部52Eの挿入口部分52Fから、係止部分52Gまで挿入される。そして、図4に示す全てのアーム部91の係合部91Eをそれぞれ被係合部52Eの係止部分52Gまで挿入する。その後、フレーム52を、磁気回路61に対して基部52Aの周方向に回転することにより、係合部91Eは、それぞれ対応する被係合部52Eに嵌まって係止される。なお、係合部91E(図4参照)と、被係合部52E(図5、図8参照)とを係止した箇所は接着剤により固着されるのが好ましい。これにより図4に示す係合部91Eと、図5に示す被係合部52Eとを係止した部分の共振を防止できる。このようにして、磁気回路61は、アーム部91を介して、フレーム52と結合される。
図4において、ボトムプレート64は、4つのアーム部91A〜91Dを有している。アーム部91A〜91Dは、互いに直交する四方向に伸びている。近接するそれぞれのアーム部91の間に、開口92が形成されている。このように、開口92を設けることにより、振動板53の後面からの音圧(背圧)が、振動板53の振動を妨げることを抑制できる。また、開口92を設けているので、磁気回路61の磁束が、アーム部91へ漏洩することも抑制できる。したがって、磁気ギャップ56での磁束密度を大きくできる。
なお、設置部64Aとアーム部91とは、一体に形成されていることが好ましい。この構成により、磁気回路61をフレーム52に固着するための別部材を必要とせず、薄型化に有利である。また、ボトムプレート64を安く作製できる。なお、設置部64Aとアーム部91とは、一体に形成されることに限られず、別々に作製し、それらを結合してもかまわない。なお、この場合、設置部64Aは磁性体材料により構成し、アーム部91は、非磁性体材料によって構成すると良い。この構成により、アーム部91での漏洩磁界の発生を抑制できる。したがって、磁気ギャップ56での磁束密度を大きくできる。
図9は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51のアーム部91に形成されたフィン93の拡大図である。図9に示すように、アーム部91の外周にフィン93を設けても良い。フィン93を設けることによりアーム部91の表面積は増える。その結果、磁気回路61は、さらに効率良く放熱される。
図10は、本実施の形態におけるラウドスピーカ51の設置部64Aに形成されたフィン94の拡大図である。図10に示すように、ボトムプレート64は、設置部64Aの外周にフィン94を有していても良い。フィン94によりボトムプレート64の表面積は増える。そのため、磁気回路61は効率良く放熱される。
ボトムプレート64は、平板の金属板により構成できるので、板金加工により、フィン93やフィン94をボトムプレート64と一体に形成できる。そのため、本実施の形態のラウドスピーカ51は、生産性に優れる。
また、フレーム52の基部52Aは、筒状に形成されている。基部52Aは、折曲がり部分や振動板の背圧を逃がす開口を有していない簡素な形状にできる。すなわち本実施の形態において、フレーム52は簡素な形状にできる。
なお、磁気回路61は、内磁型に限られず、外磁型や、内磁型と外磁型とを組み合わせた構成でもよい。図11は、本実施の形態における他のラウドスピーカ251の断面図である。ラウドスピーカ251において、ラウドスピーカ51と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
ラウドスピーカ251は、内磁型の磁気回路61に代えて、外磁型の磁気回路81を有している。磁気回路81は、マグネット82と、トッププレート83と、ボトムプレート84とを有している。なおボトムプレート84は、設置部84Aと、センターポール84Bとを有している。マグネット82の形状は、円環状である。センターポール84Bは、設置部84Aの中央に、設置部84Aから上方へと突出して形成されている。そして、センターポール84Bの外側の設置部84Aの上面にマグネット82が搭載されている。さらに、マグネット82の上面にトッププレート83が搭載されている。なお、トッププレート83も円環状である。そして、センターポール84Bの外周の側面と、トッププレート83の内周の側面とが対向して配置されている。センターポール84Bの外周の側面と、トッププレート83の内周の側面との間に、磁気ギャップ56が形成されている。
なお、外磁型の磁気回路81を用いた場合、センターポール84Bは、トッププレート83と対向して配置されたヨークに相当する。
この場合も、磁気回路81は、肉薄部53Aに相対する位置に配置されている。したがって、外磁型の磁気回路81を用いてもラウドスピーカ251を薄くできる。
ここで、トッププレート83の外周の側面に、テーパー部65Aが形成されていることが好ましい。そして、テーパー部65Aと、凹部41の傾斜面53Dとが対向して配置されているのが好ましい。なお、マグネット82は、ボンド磁石でもよい。ボンド磁石を用いることにより、マグネット82の形状の自由度が大きくなる。そして、マグネット82の外周の側面にもテーパー部65Aが形成されているのが好ましい。テーパー部65Aと、傾斜面53Dとは、対向して配置されるのが好ましい。
図12は、本実施の形態におけるさらに他のラウドスピーカ151の断面図である。図13は、本実施の形態におけるさらに他のラウドスピーカ151の背面図である。ラウドスピーカ151において、ラウドスピーカ51、251と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。ラウドスピーカ151はラウドスピーカ51の磁気回路61に代えて、磁気回路161と、台座152とを有している。なお、台座152は、搭載部152Aと、アーム部153とを有している。
磁気回路161は、マグネット62と、トッププレート63と、ボトムプレート164とを有している。ボトムプレート164は、設置部64Aと、ヨーク65とを有している。この場合、ボトムプレート164の形状は、底を有する筒状である。なお、設置部64Aとヨーク65は、一体に形成するのが好ましい。
搭載部152Aは、台座152の中央部に設けられている。そして、磁気回路161は、搭載部152Aの上面に搭載され、台座152へ固定されている。磁気回路161は、たとえば、ねじ止めによって、台座152へ固定されていても良い。なお、磁気回路161は、ねじによって台座152へ固定することに限られず、接着剤などによって、台座152へ固定されていてもよい。
ここで、ボトムプレート164の磁気飽和は、マグネット62の外周側面の下方の位置で発生し易い。そのため、搭載部152Aは、磁性体材料であることが好ましい。搭載部152Aは、例えば熱間圧延鋼板(SPHCやSPHDなど)により作製される。この場合、搭載部152Aも磁気回路161における磁路として作用する。この構成により、マグネット62の外周側面の下方の領域での磁気抵抗が低減される。したがって、磁気回路161での磁気の飽和が抑制される。その結果、磁気ギャップ56の磁束密度を大きくできる。
台座152は、搭載部152Aから、外周方向に向けて延びるアーム部153を有している。アーム部153の先端は、フレーム52に固着されている。そのため、磁気回路161はフレーム52に固定されている。なお、搭載部152Aとアーム部153は、一体に形成するのが好ましい。なお、搭載部152Aとアーム部153は、一体に形成する構成に限られず、それぞれ個別に作製し、それらを組み立てても良い。この場合、アーム部153は、非磁性体によって形成するのが好ましい。この構成により、磁気回路161の磁束が、アーム部153側へ漏洩するのを抑制できる。
台座152は、複数のアーム部153を有するのが好ましい。そして、それぞれのアーム部153は、等間隔に配置されるのが好ましい。図13では、搭載部152Aから、外周方向に向けて放射状に延びる6本のアーム部153A〜153Fが示されている。この場合、それぞれのアーム部153A〜153Fは、搭載部152Aの中心から、互いに60度ずつ傾けて配置されているのが好ましい。複数のアーム部153により磁気回路161をフレーム52に結合すると、近接するそれぞれのアーム部153の間に、開口92が形成される。開口92を設けることにより、振動板53の後面からの音圧(背圧)が、振動板53の振動を妨げることを抑制できる。
また、アーム部91と同様に、アーム部153は、先端にフレーム52に係合される係合部91Eを有するのが好ましい。フレーム52は、係合部91Eを係合する被係合部52Eを有するのが好ましい。係合部91Eは、例えば突起などの凸部である。被係合部52Eは、例えば溝や切り欠きなどの凹部である。そして、凸部を凹部へ嵌めることにより、台座152をフレーム52へ固定してもよい。
さらに、図9に示すように、アーム部153は、周囲にフィン93を設けても良い。フィン93を設けることによりアーム部153の表面積、および若しくは体積が増える。その結果、磁気回路161は、さらに効率良く放熱される。
台座152は、平板の金属板により構成できるので、板金加工によりフィン93を一体に形成でき、生産性に優れる。また、図10に示すように、設置部64Aの外周に、フィン94が形成されていてもよい。
図14は、本実施の形態における移動体装置201の概念図である。移動体装置201は、ラウドスピーカ500を搭載している。ここで、ラウドスピーカ500とは、本実施の形態のラウドスピーカ51、またはラウドスピーカ151、またはラウドスピーカ251である。なお、図14では、自動車を例に示しているが、移動体装置201は、自動車に限らず、船舶、航空機、列車、バイクなどでもよい。
移動体装置201は、本体部202と、駆動部203と、増幅部211と、ラウドスピーカ500とを有している。駆動部203と、増幅部211と、ラウドスピーカ500は、本体部202に搭載されている。なお、駆動部203は、エンジンや、モータや、タイヤや、ハンドルなどを有していてもよい。増幅部211の出力は、ラウドスピーカ500へ供給される。なお、増幅部211は、カーオーディオの一部を有していてもよい。その場合、増幅部211は、音源の再生装置などを有していてもよい。さらに、増幅部211は、カーナビゲーションシステムの一部を有していてもよい。その場合、増幅部211は、表示装置などを有していてもよい。
なお、本体部202は、乗車空間202Aを有している。ラウドスピーカ500は、乗車空間202Aへ、音を放出できるように設置されている。本体部202は、外装部202Bと、内装部202Cとをさらに有していてもよい。外装部202Bは乗車空間202Aを外部と隔離している。外装部202Bは、たとえば屋根202Dや、ドア202Eである。内装部202Cは、外装部202Bと乗車空間202Aとの間に設けられている。ラウドスピーカ500は、内装部202Cと外装部202Bとの間に収納されている。なお、ラウドスピーカ500を設置する場所は、上記に限らず、ダッシュボードやリアトレイ(図示せず)などでもよい。
本実施の形態のラウドスピーカ500は薄いので、内装部202Cと外装部202Bとの間の距離を短くできる。言い換えれば、内装部202Cと外装部202Bとの間が狭くても、ラウドスピーカ500を設置できる。このように、ラウドスピーカ500を移動体装置201に用いることにより、乗車空間202Aを拡大できる。
以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、実施の形態により説明したラウドスピーカ500を構成する各構成要素の材料や形状は種々変更可能であり、本発明を限定して解釈するためのものではない。
本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
以上のように本開示のラウドスピーカにおいて、磁気回路はフレームの内部空間に配置されている。さらに、複数のアーム部が、フレームと結合している。そして、それぞれのアーム部は、磁気回路の外周に向かって突出して設けられている。したがって、ラウドスピーカを薄くできる。また、磁気回路とフレームとを結合するのに複数のアーム部を用いているので、近接するアーム部間に開口が形成されている。そのため、振動板の後面からの音圧を逃がすための開口をフレームに形成する必要がない。したがって、フレームを簡素な形状にするのに有利である。また、振動板の後面からの音圧によって、空気が開口を通過する。したがって、磁気回路の空冷効果が向上する。
本開示によるラウドスピーカは、薄くできるという効果を奏し、特に車載用音響機器および家庭用音響機器になどに有用である。
41 凹部
51 ラウドスピーカ
52 フレーム
52A 基部
52B 取付け部
52C 貼り付け部
53 振動板
53A 肉薄部
53B 肉厚部
53D 傾斜面
54 エッジ
54A 第1エッジ
54B 第2エッジ
55 ボイスコイル体
55A ボビン
55B ボイスコイル
56 磁気ギャップ
57 端子
57A 正極端子
57B 負極端子
58 接続線
61 磁気回路
62 マグネット
63 トッププレート
64 ボトムプレート
64A 設置部
65 ヨーク
65A テーパー部
66 凹部
72 結合部
81 磁気回路
82 マグネット
83 トッププレート
84 ボトムプレート
84A 設置部
84B センターポール
91 アーム部
91A アーム部
91B アーム部
91C アーム部
91D アーム部
91E 係合部
92 開口
93 フィン
151 ラウドスピーカ
152 台座
152A 搭載部
153 アーム部
153A アーム部
153B アーム部
153C アーム部
153D アーム部
153E アーム部
153F アーム部
153G アーム部
161 磁気回路
164 ボトムプレート
201 移動体装置
202 本体部
202A 乗車空間
202B 外装部
202C 内装部
202D 屋根
202E ドア
203 駆動部
211 増幅部
251 ラウドスピーカ
500 ラウドスピーカ

Claims (16)

  1. 筒状の内部空間を有するフレームと、
    前記フレームの前記内部空間に配置された振動板と、
    前記振動板の外周端部と、前記フレームとを接続するエッジと、
    マグネットと、
    前記マグネットの第1面に設置され、前記マグネットと磁気的に結合した設置部と、
    複数のアーム部と、
    を有するボトムプレートと、
    を有し、
    前記フレームの前記内部空間に配置され、磁気ギャップが形成された磁気回路と、
    筒状のボビンと、
    前記ボビンの少なくとも一部の周りに巻かれたボイスコイルとを有し、
    前記ボイスコイルが前記磁気ギャップ内に配置されるように、前記振動板の中央部に設置されたボイスコイル体と、
    を備え、
    前記複数のアーム部は、前記設置部から外周に向かって突出し、前記フレームと結合している
    ラウドスピーカ。
  2. 前記磁気回路は、
    前記マグネットの前記第1面と反対側の第2面に設置されたトッププレートと、
    前記トッププレートとの間に前記磁気ギャップを設けて対向するように、前記トッププレートの周囲に配置され、かつ、前記設置部を介して前記マグネットと磁気的に結合されたヨークと、
    をさらに有している
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  3. 前記ボトムプレートと前記ヨークとの少なくとも一方に接着剤を溜める凹部が形成されている
    請求項2記載のラウドスピーカ。
  4. 前記複数のアーム部と、前記設置部とは、一体に形成されている
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  5. 前記複数のアーム部は、非磁性体により形成されている
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  6. 前記複数のアーム部の各々の外周には、フィンが形成されている
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  7. 前記設置部の外周には、フィンが形成されている
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  8. 前記複数のアーム部は、先端に係合部を有し、
    前記フレームは、前記係合部を係合する被係合部を有する、
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  9. 前記係合部と前記被係合部とを係合させた箇所は、接着剤により固着されている
    請求項8記載のラウドスピーカ。
  10. 前記係合部は凸部であり、
    前記被係合部は凹部であり、
    前記凹部は、挿入口部分と、前記挿入口部分と連続して形成され、前記挿入口部分よりも広い係止部分とを有する
    請求項8記載のラウドスピーカ。
  11. 前記フレームは合成樹脂材料により形成されている
    請求項1記載のラウドスピーカ。
  12. 筒状の内部空間を有するフレームと、
    前記フレームの前記内部空間に配置された振動板と、
    前記振動板の外周端部と、前記フレームとを接続するエッジと、
    マグネットと、
    前記マグネットの第1面に設置され、前記マグネットと磁気的に結合した設置部を有するボトムプレートと、
    を有し、
    前記フレームの前記内部空間に配置され、磁気ギャップが形成された磁気回路と、
    筒状のボビンと、
    前記ボビンの少なくとも一部の周りに巻かれたボイスコイルとを有し、
    前記ボイスコイルが前記磁気ギャップ内に配置されるように、前記振動板の中央部に設置されたボイスコイル体と、
    前記磁気回路と結合している搭載部と、
    前記搭載部から突出し、前記フレームと結合している複数のアーム部と、
    を備え
    前記複数のアーム部の各々の外周には、フィンが形成されている
    ラウドスピーカ。
  13. 筒状の内部空間を有するフレームと、
    前記フレームの前記内部空間に配置された振動板と、
    前記振動板の外周端部と、前記フレームとを接続するエッジと、
    マグネットと、
    前記マグネットの第1面に設置され、前記マグネットと磁気的に結合した設置部を有するボトムプレートと、
    を有し、
    前記フレームの前記内部空間に配置され、磁気ギャップが形成された磁気回路と、
    筒状のボビンと、
    前記ボビンの少なくとも一部の周りに巻かれたボイスコイルとを有し、
    前記ボイスコイルが前記磁気ギャップ内に配置されるように、前記振動板の中央部に設置されたボイスコイル体と、
    前記磁気回路と結合している搭載部と、
    前記搭載部から突出し、前記フレームと結合している複数のアーム部と、
    を備え
    前記設置部の外周には、フィンが形成されている
    ラウドスピーカ。
  14. 本体部と、
    前記本体部に搭載された駆動部と、
    前記本体部に搭載された増幅部と、
    前記増幅部からの出力が供給される請求項1に記載のラウドスピーカと、
    を備えた
    移動体装置。
  15. 前記本体部は、
    内装部と、
    前記内装部と一定の空間を設けて、前記内装部の外周を覆う外装部と、
    を有し、
    前記ラウドスピーカは、前記空間に設置されている
    請求項14に記載の移動体装置。
  16. 前記外装部は、ドアもしくは、屋根である
    請求項15に記載の移動体装置。
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