JP3041567B2 - 着脱機構を有するスピーカ - Google Patents

着脱機構を有するスピーカ

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JP3041567B2 JP5341879A JP34187993A JP3041567B2 JP 3041567 B2 JP3041567 B2 JP 3041567B2 JP 5341879 A JP5341879 A JP 5341879A JP 34187993 A JP34187993 A JP 34187993A JP 3041567 B2 JP3041567 B2 JP 3041567B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パネルなどスピーカ
を取付けるためのスピーカ取付部に対してワンタッチで
スピーカを取付け、取り外すことのできる着脱機構を有
するスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、車載用スピーカの取付け手段
は、実開昭60−17084号公報や実公昭60−33
672号公報に開示されているように自動車のリヤトレ
イやドアの外装板であるインサイドパネルなどのスピー
カ取付部に埋め込み用の孔を形成し、この埋め込み用孔
にリヤトレイの上方、あるいはインサイドパネルの室内
側からからスピーカの磁気回路部を落とし込んだのち、
スピーカとリヤトレイもしくはインサイドパネルとを直
接的に又は取付け板などの部材を介在させてビスで固定
する方法が一般的である。また、スピーカボックスへの
スピーカの取付け手段も基本的には、車載用スピーカと
同じようにスピーカボックスの前面板に埋め込み用の孔
を形成し、この埋め込み用の孔にスピーカの磁気回路部
を落とし込んでスピーカのフレーム部と前面板とをビス
で固定するものである。一方、天井埋め込み型のスピー
カにおいて、あらかじめ化粧板を取り付けておくこと
で、天井板などへスピーカを容易に取付けることができ
る天井埋込み型スピーカが実開平5−25894号公報
で提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】車載用スピーカを始め
とする多くのスピーカのビスによる固定方法は、取付け
部の周辺に取付け作業のための充分なスペースが存在す
る場合には、作業に特別困難な問題が生ずることがな
い。しかしながら、車載用スピーカのように、自動車の
ドアやリアトレイなどきわめて限られたスペースでのド
ライバーなどを使用しての取付けは、取付け作業がきわ
めて困難で作業能率が悪い。また、スピーカを交換しよ
うとする場合、その取り外しは数多くのビスやナットを
逐一取り除く必要があるので、限られたスペースでの取
り外し作業はきわめて能率が悪く、その作業は個人が簡
単に行うことができないなど実用上多くの解決すべき課
題を有しているのが現状である。また、実開平5−25
894号公報に開示された天井埋込み型スピーカは、化
粧板に立設した柱体を用いてスピーカ取付板へ化粧板を
装着しておき、化粧板とスピーカ取付板とで、天井板を
挟み込み、さらにスプリングの応力を用いて挟んだ天井
板を圧着することでスピーカを固定するものであって、
ビスなどのねじ類や工具類を一切使用しない点において
優れているが、その構造がきわめて複雑であると共に、
操作がきわめて煩瑣であるなどの欠点がある。
【0004】この発明はかゝる現状に鑑み、スピーカ取
付部に対してスピーカを装着するに際し、ビスなどのね
じ類や工具を一切使用することなく簡単かつ容易に取付
けることのでき、しかもスピーカの交換などに際して簡
単に取り外すことのできる着脱機構を有するスピーカを
提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決すのための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の着脱機構を有するスピーカは、フレーム
主体の外周縁部に沿って形成されたフランジに所定の間
隔を存して複数の切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側
に位置する内側縁に沿って断面U字状の弾性を有する係
合片を、屈曲部がフランジ上面に位置し、かつ脚部の先
端部の外側に設けたスピーカ取付部と係合する係合突起
が前記切欠孔を貫通してフランジ下面に突出するよう設
けたことを特徴とするものである。
【0006】より具体的には、この発明の着脱機構を有
するスピーカは、合成樹脂製のフレーム主体の外周縁部
に沿って形成されたフランジに所定の間隔を存して複数
の切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置する内側
縁に沿って断面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部
がフランジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設
けたスピーカ取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を
貫通してフランジ下面に突出するよう設けると共に、前
記各係合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面に凹状の
ガイド部を設けたものである。
【0007】さらにより具体的には、この発明の着脱機
構を有するスピーカは、合成樹脂製のフレーム主体の外
周縁部に沿って形成されたフランジに所定の間隔を存し
て複数の切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置す
る内側縁に沿って断面U字状の弾性を有する係合片を、
屈曲部がフランジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外
側に設けたスピーカ取付部と係合する係合突起が前記切
欠孔を貫通してフランジ下面に突出するよう設けると共
に、前記各係合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面に
は、スピーカ取付部と係合片との係合を解除するための
取外し具を切欠部と脚部との間に挿入するため、上部が
深く切り込まれ、下部が係合片の表面と面一となるよう
クサビ状の凹部からなるガイド部を設けたことものであ
る。
【0008】また、この発明の他の着脱機構を有するス
ピーカは、合成樹脂製のフレーム主体の外周縁部に沿っ
て形成されたフランジに所定の間隔を存して複数の切欠
孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置する内側縁に沿
って断面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部がフラ
ンジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設けたス
ピーカ取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫通し
てフランジ下面に突出するよう設けると共に、前記各係
合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面に凹状のガイド
部を設けたスピーカと、前記スピーカの各係合片に形成
したガイド部に沿って差込み、フレーム主体をスピーカ
取付板から取り外すための取外し具とからなることを特
徴とするものである。
【0009】この発明において、スピーカを構成するフ
レーム主体の材質は特に限定されないが、成形が容易で
寸法安定性のよいポリカーボネイトや耐衝撃性のよいA
BS樹脂などのエンジニアリングプラスチックの使用が
好ましい。
【0010】このフレーム主体は、底部(中心部)に磁
気回路の保持部を有するものであるが、この磁気回路の
保持部は、公知のフレームのように底部に磁気回路を接
着剤やビス、あるいはカシメなどの手段によって保持し
てもよく、有底円筒状の保持部を一体的に形成し、この
保持部内に磁気回路を装着してもよい。その際、図示し
ないが保持部の内底部の上面中央部に位置決め用の係合
突起を形成し、この係合突起にボトムプレートの底面部
の中央に設けた係合凹部を嵌合させたのち、ボトムプレ
ートの上面に設けた突条体からなるマグネットガイドを
使用してリング状のマグネットを載置し、ついでこのマ
グネット上にトッププレートを同心上に配置し、トップ
プレートの外周縁の一部を前記保持部の上端部の内周面
に突設した係合片に係合させ、トッププレートを回転さ
せながらいわゆるバヨネット結合手段によって保持部内
に磁気回路を接着剤を使用することなく取り付けてもよ
い。
【0011】また、フレーム主体は磁気回路を保持する
底部を中心として上方に逆円錐状に径が拡大する逆截頭
円錐状からなり、その外周縁には振動板の外周縁部を装
着するフランジが外方に向かって水平に延出され、この
フランジに所定の間隔を存して複数の切欠孔が形成され
ている。この切欠孔は、基本的には3〜4個をフランジ
に一定間隔を存して設けるが、その数に特別な限定はな
く、この切欠孔の振動板側の内側縁に沿ってそれぞれ断
面がU字型の弾性を有する係合片を一体的に設けるもの
である。
【0012】前記切欠孔に設ける係合片は、合成樹脂製
の所定の厚みを有する帯状板を断面がU字型となるよう
折り曲げ、一方の脚部を他方の脚部より短くし、長い脚
部の先端部の外側面にスピーカ取付部の裏面と係合する
係合突起を一体的に形成したもので、短い脚部の基端部
を屈曲部がフランジの上面に位置し、かつ長い脚部が切
欠孔を貫通し、かつ前記係合突起がフランジの延出方向
と同じ側になるようにして切欠孔の振動板側の内側縁に
沿って一体的に取付けるものである。その際、フランジ
の下面に突出する長い脚部の突出長は、スピーカ取付部
の板厚とほぼ同じ長さとするものである。また、この係
合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面には、凹状のガ
イド部がそれぞれ形成するものである。このガイド部
は、スピーカ取付部にスピーカを取付けたのち、スピー
カの交換や修理に際してスピーカを取り外すとき、取外
し具を屈曲部に沿って切欠孔に円滑に差し込むためのも
ので、上部が深く切り込まれ、下部が脚部の表面と面一
となるようクサビ状の凹部を形成してガイド部とするこ
とが好ましい。
【0013】
【作用】この発明の着脱機構を有するスピーカは、フレ
ーム主体のフランジに所定の間隔を存して切欠孔を形成
し、この切欠孔の振動板側に位置する内側縁に沿って断
面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部がフランジ上
面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設けたスピーカ
取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫通してフラ
ンジ下面に突出させて設けたので、係合片の弾性を利用
しスピーカ取付部に形成された取付孔内に係合片を挿入
することによってスピーカをスピーカ取付部に装着する
ことができる。また、係合片と切欠孔との間に形成され
る空隙に取外し具を圧入し、脚部の係合突起がスピーカ
取付部との係合を解除する方向に係合片を押圧すること
によって簡単に取り外すことができる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の着脱機構を有するスピーカ
の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。
この発明の着脱機構を有するスピーカ1は、全体が逆截
頭円錐状のフレーム主体2に磁気回路および振動系を装
着して構成したものである。フレーム主体2はABS樹
脂によって成型したもので、磁気回路の保持部となる平
坦な底部3の外周部に複数のアーム(実施例においては
4本)を斜め上方に突出させ、各アームの先端部にリン
グ状の板材の内周縁部を一体的に取り付けてフランジ4
としたものである。
【0015】このフレーム主体2のフランジ4には、図
5に示すように所定の間隔を存して複数の矩形状の切欠
孔5,5,5,5が形成され、各切欠孔5の振動板側に
位置する内側縁に沿って、ABS樹脂製の所定の厚みを
有する帯状板を断面がU字型となるよう折り曲げ、一方
の脚部6aを他方の脚部6bより短くし、長い脚部6b
の先端部の外側面にスピーカ取付部の裏面と係合する係
合突起7を設けた係合片6を、それぞれ短い脚部6aの
基端部を屈曲部6cがフランジ4の上面に位置し、かつ
長い脚部6bが切欠孔5を貫通し、かつ前記係合突起7
がフランジ4の延出方向と同じ側になるようにして一体
的に取付けたものである。その際、フランジ4の下面に
突出する長い脚部6bの突出長は、スピーカ取付部の板
厚とほぼ同じ長さとするものである。また、各係合片5
は、いずれも図5に示すように屈曲部6cの外周縁側に
位置する部位には、上部が深く切り込まれ、下部が脚部
6bの表面と面一となるクサビ状の凹部からなるガイド
部8が形成されている。
【0016】また、前記フレーム主体2の底部3にはボ
トムプレート9、マグネット10およびトッププレート
11からなる磁気回路が適宜手段によって固着され、磁
気回路のギャップにはボイスコイル12が振動板13と
ダンパー14とによって保持されている。なお、図中1
5は振動板13の外周縁部をフランジ4の表面に固定す
るガスケット、16はダストキャップ、17はフランジ
4に形成された後述の取外し具18を係合保持するため
の保持孔である。
【0017】かゝる構成からなる着脱機構を有するスピ
ーカ1を、たとえば、スピーカ取付部である自動車のイ
ンサイドパネルなどのスピーカ取付板19に取り付ける
ための具体的な方法を以下に述べる。まず、図3に示す
ようにスピーカ1をスピーカ取付板19に形成されたス
ピーカの取付孔20の上方にセットする。ついで、スピ
ーカ1の磁気回路部を取付孔20内に落とし込むと同時
に、各係合片5の長い脚部6bの先端部を取付孔20と
当接させ、スピーカ1を上方から押圧すると、脚部6b
の先端部の係合突起7の外側がテーパー状に形成されて
いるので、その弾性に抗して脚部6bが取付孔20の内
周部と接しながら下方に入り込む。取付孔20を通過し
た脚部6bはその弾性によって再び元の状態に復帰し、
脚部6bの先端部の外側に設けた係合突起7がスピーカ
取付板19の裏面と係合するため、スピーカ1はスピー
カ取付板19に固定される。
【0018】スピーカ取付板19に装着したスピーカ1
を交換や修理のために取り外す場合には、たとえばスピ
ーカ1のフランジ4の保持孔17に保持されている取外
し具18を取り出し、図6ないし図8に示すように係合
片6の長い脚部6bと切欠孔5との間に形成されている
隙間に取付け具18の差込み部を圧入し、長い脚部6b
を弾性に抗して振動板側に押圧すると、脚部6bは図8
に示すように内側に屈曲して先端部に設けた係合突起7
がスピーカ取付板19の裏面との係合を解かれるため、
この状態を保持しながらスピーカ1を上方に持ち上げれ
ばスピーカ1を簡単に取付孔20から取り出すことがで
きるものである。その際、係合片6の屈曲部6cには、
上部が深く切り込まれ、下部が脚部6bの表面と面一と
なるクサビ状の凹部からなるガイド部8が形成されてい
るので、このガイド部8に沿って先端部の一部をテーパ
ー状に形成した取付け具18の差込み部18aを切欠孔
5内に挿入すると、きわめてスムーズに係合片6とスピ
ーカ取付板19との係合を解除することができる。
【0019】なお、前記実施例においては、スピーカ1
はフレーム主体2の底部に磁気回路を固定しているが、
この底部に有底円筒状の磁気回路の保持部を形成し、こ
の保持部内に磁気回路を接着剤を使用し、もしくは使用
しないで装着してもよく、スピーカ取付板19からのス
ピーカ1の取外しに際しては、特別な形状の取外し具1
8を使用することなく、ドライバなど手近にある工具を
使用してよく、この発明の要旨を変更しない範囲におい
て種々の変更を加えることができる。
【0020】
【発明の効果】この発明の着脱機構を有するスピーカ
は、フレーム主体を構成するフランジに所要の間隔を存
して切欠孔を形成し、この切欠孔に断面がU字型の弾性
を有する係合片をU字型の屈曲部がフランジ上に位置
し、先端部に設けた係合突起がフランジの下面に突出す
るよう設けているので、スピーカ取付板へのスピーカの
装着は、取付孔内に磁気回路部を落とし込んだのち、ス
ピーカを上方から押圧すれば各係合片の脚部が弾性に抗
して後退して取付孔内に入り込み、取付孔を通過後に弾
性によって復帰し、係合片に設けた係合突起がスピーカ
取付部と確りと係合してその状態を保持するものであ
る。したがって、取付け作業のために十分なスペースの
ない部位へのスピーカの取付けがきわめて簡単かつ容易
に、しかも効率良く行うことができ、取付けに際してね
じや工具類を一切必要としないので、自動車のドアなど
の垂直面にでも誰もがスピーカの取付けを行うことがで
きる。
【0021】また、スピーカの交換などに際してスピー
カ取付板からスピーカを取り外したい場合には、係合片
と切欠孔とで形成される隙間にフレームの上方に突出す
る係合片の屈曲部に沿って取外し具を挿入するだけでス
ピーカ取付板と係合片の先端部の係合突起の係合が簡単
に解除でき、スピーカをきわめて短時間で取り外すこと
ができるなど実用上多大の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の着脱機構を有するスピーカの一例を
示す一部切欠断面図である。
【図2】着脱機構を有するスピーカを構成するフレーム
主体の平面図である。
【図3】スピーカ取付板に取付ける直前を示す一部切欠
断面図である。
【図4】スピーカ取付板に装着した状態を示す一部切欠
断面図である。
【図5】この発明のスピーカの着脱機構の要部を示す斜
視図である。
【図6】取外し具を使用してスピーカをスピーカ取付板
から取り外す直前の状態を示す説明図である。
【図7】取外し具をセットした状態を示す説明図であ
る。
【図8】取外し具を切欠孔に挿入しスピーカを取り外し
た状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 着脱機構を有するスピーカ 2 フレーム主体 4 フランジ 5 切欠孔 6 係合片 6a 短い脚部 6b 長い脚部 6c 屈曲部 7 係合突起 8 ガイド部 18 取外し具

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム主体の外周縁部に沿って形成さ
    れたフランジに所定の間隔を存して複数の切欠孔を形成
    し、各切欠孔の振動板側に位置する内側縁に沿って断面
    U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部がフランジ上面
    に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設けたスピーカ取
    付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫通してフラン
    ジ下面に突出するよう設けたことを特徴とする着脱機構
    を有するスピーカ。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製のフレーム主体の外周縁部に
    沿って形成されたフランジに所定の間隔を存して複数の
    切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置する内側縁
    に沿って断面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部が
    フランジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設け
    たスピーカ取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫
    通してフランジ下面に突出するよう設けると共に、前記
    各係合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面に凹状のガ
    イド部を設けたことを特徴とする着脱機構を有するスピ
    ーカ。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製のフレーム主体の外周縁部に
    沿って形成されたフランジに所定の間隔を存して複数の
    切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置する内側縁
    に沿って断面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部が
    フランジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設け
    たスピーカ取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫
    通してフランジ下面に突出するよう設けると共に、前記
    各係合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面には、スピ
    ーカ取付部と係合片との係合を解除するための取外し具
    を切欠部と脚部との間に挿入するため、上部が深く切り
    込まれ、下部が係合片の表面と面一となるようクサビ状
    の凹部からなるガイド部を設けたことを特徴とする着脱
    機構を有するスピーカ。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製のフレーム主体の外周縁部に
    沿って形成されたフランジに所定の間隔を存して複数の
    切欠孔を形成し、各切欠孔の振動板側に位置する内側縁
    に沿って断面U字状の弾性を有する係合片を、屈曲部が
    フランジ上面に位置し、かつ脚部の先端部の外側に設け
    たスピーカ取付部と係合する係合突起が前記切欠孔を貫
    通してフランジ下面に突出するよう設けると共に、前記
    各係合片の屈曲部の外周縁側に位置する表面に凹状のガ
    イド部を設けたスピーカと、前記スピーカの各係合片に
    形成したガイド部に沿って差込み、フレーム主体をスピ
    ーカ取付板から取り外すための取外し具とからなること
    を特徴とする着脱機構を有するスピーカ。
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