JP2009156307A - 固定具 - Google Patents

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Wataru Honda
渉 本多
Atsushi Nakayama
敦 中山
Tadashi Kurosawa
正 黒澤
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Abstract

【課題】導電性部材の着脱作業が容易であり、板材を固定用板材に固定した状態で、導電性部材の着脱作業が行え、形状が簡略化された固定具を提供する。
【解決手段】シャーシ100と基板200を所定の間隔に保持する保持部10、保持部10の一端に形成され、シャーシ100に形成された係合部に着脱可能に係合してシャーシ100を固定する第1の係合固定部20、保持部10の他端に形成され、基板200に形成された係合部に着脱可能に係合して基板200を固定する第2の係合固定部30、保持部10に着脱可能に取付けられ、シャーシ100及び基板200が固定された際に、シャーシ100及び基板200に接触する導電性部材を備え、保持部10は、第1の係合固定部20と第2の係合固定部30が形成されている方向とは異なった方向に延出して導電性部材を着脱可能に装着する装着部を有してなる固定具1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板やパネル等の板材を、シャーシ(基台)や、他の板材等の固定用板材に固定するための固定具に関する。
従来から、例えば、電気・電子機器の内部には、多数の電子部品が搭載された基板が配設されている。この基板は、通常、電気・電子機器のシャーシや、当該電気・電子機器内に配置されている他の基板等に、所定の間隔をおいて固定されている。そして、この基板を、前記シャーシや他の基板(以下、これらを「固定用板材」と記す)に所定の間隔をおいて固定すると共に、当該基板と固定用板材とを電気的に接続して接地するため、前記固定用板材と当該基板とを固定する手段として、金属製の螺子等が使用されている。
近年では、基板を固定用板材に取付ける、或いは基板を固定用板材から取外す際に、螺子を回すことなく簡単に着脱することができる固定具が紹介されている。このような固定具として、例えば、プラスチック材からなる柱状の支柱を有し、当該支柱の両端の頭部が、基板または固定用板材に形成された穴に各々挿入され、各々の頭部には、当該穴を貫通後に、前記基板または固定用板材と対向するように弾撥力にて傘状に開く舌片が設けられ、前記支柱の基板または固定用板材を挟んで当該舌片とは反対側には、当該基板または固定用板材に弾力にて圧着する導電性ばねが配設された固定具が紹介されている。(例えば、特許文献1参照)。
さらにまた、対向する板材を所定の間隔に保つ支柱(保持部)と、当該支柱の両端に設けられて当該板材に固定される固定部と、当該固定部及び支柱からなる本体に取付けられて前記板材間を電気的に接続する導電材と、を備え、前記固定部は、前記板材を内側から指示する内側支持部と、当該内側支持部に連設されて前記支柱の軸方向に延出して板材を外側から支持する外側支持部と、を有し、前記板材に形成された固定穴を貫通した外側支持部と、前記内側支持部とにより、前記板材を挟持する固定具が紹介されている。この固定具は、前記内側支持部に、前記固定部にて固定される一方の板材を内側から押圧する弾性支持翼が設けられ、前記導電材は、当該弾性支持翼の内側に沿って設けられた弾性を有する導電翼部と、当該導電翼部の両端にて前記一方の板材と接する側に曲げられて、前記弾性支持翼の両端を係止する導電係止部と、当該導電翼部から前記支柱の外側面に沿って前記他方の板材と接触可能まで伸びる導電連設部と、を備えた構成を有している。(例えば、特許文献2参照)。
実開昭58−116288号公報 実公平5−42620号公報
しかしながら、引用文献1に記載された固定具は、導電性ばねに支柱を貫通させた構成を備えているため、導電性ばねを支柱に対し着脱する作業に手間がかかる。また、引用文献2に記載された固定具は、導電材の形状が複雑であると共に、導電材を支柱(保持部)に対し着脱する作業に手間がかかる。そして、引用文献1及び2に記載された固定具は、共に、固定具により固定用板材に基板を固定した状態で、支柱から導電性ばねを取外すことができない構成となっているため、例えば、リサイクル等により樹脂製の支柱と金属製の導電性部材(導電性ばね、導電材)とを分別する必要がある場合、分別作業が面倒である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、導電性部材の着脱作業が容易であり、基板等の板材を固定用板材に固定した状態で、導電性部材の着脱作業を行うことができると共に、形状が簡略化された固定具を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は、対向配置される固定用板材と板材とを所定の間隔をおいて着脱可能に固定する固定具であって、前記固定用板材と板材とを所定の間隔に保持する保持部と、前記保持部の一端に形成され、前記固定用板材に形成された係合部に着脱可能に係合して当該固定用板材を固定する第1の係合固定部と、前記保持部の他端に形成され、前記板材に形成された係合部に着脱可能に係合して当該板材を固定する第2の係合固定部と、前記保持部に着脱可能に取付けられ、前記固定用板材及び板材が、第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定された際に、当該固定用板材及び板材を押圧する導電性部材と、を備え、前記保持部は、前記第1の係合固定部と第2の係合固定部が形成されている方向とは異なった方向に延出し、前記導電性部材を着脱可能に装着する装着部を有してなる固定具を提供するものである。
この構成を備えた固定具は、保持部が、第1の係合固定部と第2の係合固定部形成されている方向とは異なった方向に延出した装着部を有し、導電性部材が当該装着部に着脱可能に装着された構成を備えている。したがって、固定用板材及び板材を、前記第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定した状態であっても、導電性部材を保持部から簡単に取外す或いは取付けることができる。
また、本発明にかかる固定具は、前記導電性部材がねじりコイルばねであり、当該ねじりコイルばねは、前記装着部を案内棒として配設され、前記固定用板材及び板材が、第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定された際に、前記ねじりコイルばねが、当該固定用板材及び板材を押圧するように構成することもできる。このようにすることで、前記利点に加え、導電性を有するねじりコイルばねの付勢力により、前記固定用板材、ねじりコイルばね及び板材を、電気的に確実に導通させることができ、接地することができる。
なお、前記導電性部材は、ねじりコイルばねの他、例えば、板ばね等であってもよい。
そしてまた、本発明にかかる固定具は、前記固定用板材に形成された係合部が当該固定用板材を貫通する貫通孔であり、前記第1の係合固定部が当該貫通孔を貫通して当該固定用板材に係合する構成を備えることもできる。この構成の場合、前記保持部は、前記第1の係合固定部が前記固定用板材を固定した際に、当該第1の係合固定部が形成されている面が、前記貫通孔を閉鎖するよう構成することもできる。このように、前記面で貫通孔を閉鎖することで、前記固定用板材を固定した際に、前記貫通孔を通して光が漏れたり、埃等が侵入することを防止することができる。
また、本発明にかかる固定具は、前記板材に形成された係合部が、当該板材を貫通する貫通孔であり、前記第2の係合固定部は、当該貫通孔を貫通して当該板材に係合する構成を備えることもできる。この構成の場合、前記保持部は、前記第2の係合固定部が前記板材を固定した際に、当該第2の係合固定部が形成されている面が、前記貫通孔を閉鎖するよう構成することもできる。このように、前記面で貫通孔を閉鎖することで、前記板材を固定した際に、前記貫通孔を通して光が漏れたり、埃等が侵入することを防止することができる。
本発明にかかる固定具は、導電性部材が、第1の係合固定部と第2の係合固定部形成されている方向とは異なった方向に延出した装着部に着脱可能に装着された構成を備えているため、固定用板材及び板材を、前記第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定した状態であっても、当該導電性部材を保持部から簡単に取外す或いは取付けることができる。この結果、組立・分解作業が簡略化された固定具を提供することができる。
次に、本発明の好適な実施の形態にかかる固定具について図面を参照して説明する。なお、以下に記載される実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をこれらの実施の形態にのみ限定するものではない。したがって、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、様々な形態で実施することができる。
図1は、本発明の実施の形態にかかる固定具の斜視図、図2は、図1に示す固定具の正面図、図3は、図2に示す固定具の左側面図、図4は、図2に示す固定具の右側面図、図5は、図2に示す固定具の底面図、図6は、図2に示す固定具で板材及び固定用板材を固定した状態を示す一部断面図、図7は、図6に示す固定用板材の平面図である。
なお、前記各図では、説明を判り易くするため、各部材の厚さやサイズ、拡大・縮小率等は、実際のものとは一致させずに記載した。また、本実施の形態では、固定具に固定される板材として、例えば、多数の電子部品が搭載され且つ電気・電子機器の筐体内に配設される基板を使用し、この基板を固定具によって固定する固定用板材として、例えば、前記筐体のシャーシを例にとって説明する。
図6に示すように、本実施の形態にかかる固定具1は、シャーシ100に対し、基板200を所定の間隔をおいて対向配置させた状態で着脱可能に固定するものである。シャーシ100には、後に詳述する固定具1の一端に形成された第1の係合固定部20が貫通する係合穴101(図6及び図7参照)が形成されている。また、基板200には、後に詳述する固定具1の他端に形成された第2の係合固定部30が貫通する係合穴201(図6参照)が形成されている。
図1〜図6に示すように、本実施の形態にかかる固定具1は、シャーシ100と基板200とを所定の間隔に保持する保持部10と、保持部10の一端に形成され、シャーシ100に形成された係合穴101を貫通してシャーシ100に着脱可能に係合し、シャーシ100に固定される第1の係合固定部20と、保持部10の他端に形成され、基板200に形成された係合穴201を貫通して基板200に着脱可能に係合し、基板200を固定する第2の係合固定部30と、保持部10に着脱可能に取付けられ、シャーシ100及び基板200が、第1の係合固定部20及び第2の係合固定部30に各々固定された際に、シャーシ100及び基板200に接触する導電性部材としてのねじりコイルばね40と、を備えている。
保持部10は、本体11と、本体11の両端(第1の係合固定部20及び第2の係合固定部30が形成されている端)に各々形成されたフランジ部12及び13を備えている。本体11は、ねじりコイルばね40を収容するため、略直方体形状の一側面を略V字状に切欠いて形成された収容部14と、収容部14を画定する側壁15から第1の係合固定部20及び第2の係合固定部30が形成されている方向に対し略垂直に延出した略円柱形のばね装着部16を有している。ばね装着部16は、ねじりコイルばね40のコイル部41を貫通して、ねじりコイルばね40の案内棒として機能するものであり、その先端には、装着したねじりコイルばね40が安易に外れることを防止するため、コイル部41を係止する係止部17が外周に沿って、若干大径で形成されている。
フランジ部12は、第1の係合固定部20がシャーシ100に固定された際に、シャーシ100に貫通形成されている係合穴101を封鎖する(図6参照)サイズを有している。また、フランジ部12は、本体11の収容部14に対応する角部が略四角形に切欠かれた平面視で略L字状を有しており、このフランジ部12の切欠かれた部分には、後に詳述するねじりコイルばね40の一方の先端42が配置される。
フランジ部13は、第2の係合固定部30が基板200に固定された際に、基板200に貫通形成されている係合穴201を封鎖する(図6参照)サイズを有している。また、フランジ部13は、本体11の収容部14に対応する角部が略四角形に切欠かれた平面視で略L字状を有しており、このフランジ部12の切欠かれた部分には、後に詳述するねじりコイルばね40の他方の先端43が配置される。
第1の係合固定部20は樹脂から形成されており、フランジ部12から略垂直に延出する垂直部21と、垂直部21の先端から連続的に形成され、ばね装着部16に装着されたねじりコイルばね40の先端42に近づく方向に斜めに延出した第1の傾斜部22と、第1の傾斜部22の先端から連続的に形成され、ねじりコイルばね40の先端42から遠ざかる方向に斜めに延出した第2の傾斜部23を備えている。この形状を備えた第1の係合固定部20は、シャーシ100に固定された際に、シャーシ100から突出する高さを、後に詳述する第2の係合固定部30に比べ短くすることができ、筐体の小型化、薄型化に貢献することができる。
なお、この第1の係合固定部20は、第1の傾斜部22及び第2の傾斜部23と、フランジ部12との間には、シャーシ100の厚さよりも若干狭い隙間が形成されており、第1の係合固定部20がシャーシ100に形成された係合穴101を貫通し、シャーシ100と係合した際、第1の係合固定部20が弾性変形して、前記隙間に挿入したシャーシ100をフランジ部12に向けて押圧する。また、この時、垂直部21の第2の傾斜部23側の面27は、係合穴101を画定するシャーシ100の内壁102(図6及び図7参照)に当接する。
また、フランジ部12の第1の係合固定部20が形成された面には、第1の係合固定部20が係合穴101を貫通し、シャーシ100と係合した際に、係合穴101を画定するシャーシ100の内壁103(図6及び図7参照)に当接する当接片28が形成されている。したがって、第1の係合固定部20は、シャーシ100に固定された際に、面27と当接片28とによって、図6でいう左右方向に固定される。
第2の係合固定部30は樹脂から形成されており、フランジ部13から略垂直に延出する垂直部31と、垂直部31の先端から連続的に形成され、フランジ部13に近づく方向に斜め外側に延出した第1の傾斜片32と、垂直部31の先端且つ第1の傾斜片32と対向する位置から連続的に形成され、フランジ部13に近づく方向に斜め外側に延出した第2の傾斜片33と、を備えている。第1の傾斜片32及び第2の傾斜片33は、各々の先端が互いに近づく方向に弾性変形可能であり、弾性変形させるための力から解放された際には、弾性復元するようになっている。
また、第1の傾斜片32及び第2の傾斜片33の各々の先端面には、第2の係合固定部30が係合穴201を貫通し、基板200と係合した際に、係合穴201を画定する基板200の内壁202と、この内壁202に対向する内壁203とを各々押圧する押圧部34及び35がそれぞれ形成されている。この押圧部34及び35は、各々の先端が互いに近づく方向に弾性変形可能であり、弾性変形させるための力から解放された際には、弾性復元するようになっている。また、押圧部34及び35は、第1の傾斜片32及び第2の傾斜片33よりも薄厚で形成されており、第1の傾斜片32と押圧部34との境界部分、及び第2の傾斜片33と押圧部35との境界部分には、段部36及び37が各々形成されている。この段部36及び37は、図6に示すように、第2の係合固定部30に基板200を固定した際に、基板200に当接する。
なお、第2の係合固定部30は、基板200を固定した際に、基板200から突出する高さが、第1の係合固定部20に比べ長くなるが、シャーシ100に固定された固定具1に基板200を固定する組立時に、基板200の係合穴201に第2の係合固定部30を挿入させるだけで、基板200を固定具1に固定することができ、組立工程を簡略化することができるというメリットがある。
ねじりコイルばね40は、一段曲げ形状を有し、コイル部41をばね装着部16に挿入することで、ばね装着部16を案内棒として保持部10に着脱可能に取付けられる。したがって、ねじりコイルばね40を保持部10に取付ける、或いは、ねじりコイルばね40を保持部10から取外す際に、固定具1がシャーシ100や基板200に固定されていても、ねじりコイルばね40の着脱を行うことができる。
このねじりコイルばね40は、固定具1がシャーシ100や基板200を固定していない際には、一方の先端42がフランジ部12の第1の係合固定部20が形成されている面よりも第1の係合固定部20側に若干突出し、他方の先端43がフランジ部13の第2の係合固定部30が形成されている面よりも第2の係合固定部30側に若干突出するサイズを有している。この構成により、ねじりコイルばね40は、固定具1がシャーシ100及び基板200を固定した際に、シャーシ100及び基板200を押圧し、ねじりコイルばね40の先端42と、フランジ部12と、第1の係合固定部20とによって、シャーシ100を確実に挟持し、ねじりコイルばね40の先端43と、フランジ部13と、第2の係合固定部30とによって、基板200を確実に挟持する。そしてまた、ねじりコイルばね40は、例えば、金属等の導電性材料から構成されており、固定具1がシャーシ100及び基板200を固定した際に、基板200をシャーシ100に接地するアースの役割を果たしている。
なお、本実施の形態では、略直方体形状の保持部10の一側面を略V字状に切欠いて形成された収容部14に、導電性部材として、ねじりコイルばね40を配設した場合について説明したが、これに限らず、保持部10は、固定用板材(本実施の形態では、シャーシ100)と、板材(本実施の形態では、基板200)とを所定の間隔に保持することが可能であり、その両端に第1の係合固定部20及び第2の係合固定部30を各々配設することが可能であれば、その形状は、例えば、略円柱形、略多角柱形等、所望により決定することができる。
また、本実施の形態では、導電性部材(本実施の形態では、ねじりコイルばね40)を保持部10に装着するため、保持部10に略円柱形のばね装着部16を形成した場合について説明したが、これに限らず、導電性部材を保持部に装着する装着部は、第1の係合固定部20と第2の係合固定部30が形成されている方向とは異なった方向に延出して導電性部材を着脱可能に装着可能であれば、導電性部材の種類や形状、サイズ等により、その形状やサイズ、配設位置等は任意に決定することができる。
そしてまた、本実施の形態では、保持部10の一端に第1の係合固定部20を形成し、第1の係合固定部20とは反対側となる他端に第2の係合固定部30を形成した場合について説明したが、これに限らず、保持部10の両端に第1の係合固定部20を形成してもよく、或いは、図9に示すように、保持部10の両端に第2の係合固定部30を形成してもよい。また、第1の係合固定部20の形状は、シャーシ100に着脱可能に係合してシャーシ100を固定可能であれば、特に限定されるものではない。同様に、第2の係合固定部30の形状は、基板200に着脱可能に係合して基板200を固定可能であれば、特に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、第1の係合固定部20をシャーシ100の係合穴101に貫通してシャーシ100と係合させ、第2の係合固定部30を基板200の係合穴201に貫通して基板200と係合させた場合について説明したが、これに限らず、第1の係合固定部20及び第2の係合固定部30は、シャーシ100及び基板200に形成された他の形状の係合部に係合可能に構成することもできる。
そしてまた、本実施の形態では、導電性部材として、一段曲げのねじりコイルばね40を使用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、図8に示すように、一段曲げのねじりコイルばね40の両先端142及び143を、さらにコイル部41側に向けて略垂直に曲げる等、所望によりその形状は変更することができる。そしたまた、導電性部材としては、ねじりコイルばね40の他、例えば板ばね等、保持部10に着脱可能に取付けられ、固定具1にシャーシ100及び基板200が各々固定された際に、シャーシ100及び基板200に接触し、アースとしての役割を果たすことが可能であれば、必ずしも弾性を備えていなくてもよく、他の形状を有していてもよい。
さらにまた、本実施の形態では、固定具1に固定される固定用板材として、例えば、電気・電子機器の筐体のシャーシ100を使用し、板材として基板200を使用した場合について説明したが、これに限らず、固定具1は、基板200同士や、他の板材同士を固定してもよく、固定用板材に他の板材を固定する等、固定する対象物は、特に限定されるものではない。
本発明の実施の形態にかかる固定具の斜視図である。 図1に示す固定具の正面図である。 図2に示す固定具の左側面図である。 図2に示す固定具の右側面図である。 図2に示す固定具の底面図である。 図2に示す固定具で板材及び固定用板材を固定した状態を示す一部断面図である。 図6に示す固定用板材の平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる固定具の斜視図である。 図8に示す固定具の正面図である。
符号の説明
1 固定具
10 保持部
12、13 フランジ部
16 装着部
20 第1の係合固定部
30 第2の係合固定部
40 ねじりコイルばね
100 シャーシ
200 基板

Claims (6)

  1. 対向配置される固定用板材と板材とを所定の間隔をおいて着脱可能に固定する固定具であって、
    前記固定用板材と板材とを所定の間隔に保持する保持部と、
    前記保持部の一端に形成され、前記固定用板材に形成された係合部に着脱可能に係合して当該固定用板材を固定する第1の係合固定部と、
    前記保持部の他端に形成され、前記板材に形成された係合部に着脱可能に係合して当該板材を固定する第2の係合固定部と、
    前記保持部に着脱可能に取付けられ、前記固定用板材及び板材が、第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定された際に、当該固定用板材及び板材に接触する導電性部材と、
    を備え、
    前記保持部は、前記第1の係合固定部と第2の係合固定部が形成されている方向とは異なった方向に延出して前記導電性部材を着脱可能に装着する装着部を有してなる固定具。
  2. 前記導電性部材がねじりコイルばねであり、当該ねじりコイルばねは、前記装着部を案内棒として配設され、前記固定用板材及び板材が、第1の係合固定部及び第2の係合固定部に各々固定された際に、当該固定用板材及び板材を押圧する請求項1記載の固定具。
  3. 前記固定用板材に形成された係合部が、当該固定用板材を貫通する貫通孔であり、前記第1の係合固定部は、当該貫通孔を貫通して当該固定用板材に係合する請求項1または請求項2記載の固定具。
  4. 前記保持部は、前記第1の係合固定部が前記固定用板材を固定した際に、当該第1の係合固定部が形成されている面が、前記貫通孔を閉鎖する請求項3記載の固定具。
  5. 前記板材に形成された係合部が、当該板材を貫通する貫通孔であり、前記第2の係合固定部は、当該貫通孔を貫通して当該板材に係合する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の固定具。
  6. 前記保持部は、前記第2の係合固定部が前記板材を固定した際に、当該第2の係合固定部が形成されている面が、前記貫通孔を閉鎖する請求項5記載の固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012077611A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 株式会社ニフコ 接地固定具
JP2016201504A (ja) * 2015-04-14 2016-12-01 竹内工業株式会社 基板保持具
CN116039823A (zh) * 2023-01-03 2023-05-02 深圳市智盛富科技有限公司 模块化拼装车

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