JPH08320574A - パタ−ン形成方法 - Google Patents

パタ−ン形成方法

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JPH08320574A
JPH08320574A JP7126196A JP12619695A JPH08320574A JP H08320574 A JPH08320574 A JP H08320574A JP 7126196 A JP7126196 A JP 7126196A JP 12619695 A JP12619695 A JP 12619695A JP H08320574 A JPH08320574 A JP H08320574A
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JP
Japan
Prior art keywords
resist film
forming method
pattern
pattern forming
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP7126196A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Ogawa
太郎 小川
Hiroaki Oiizumi
博昭 老泉
Masaaki Ito
昌昭 伊東
Norio Saito
徳郎 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7126196A priority Critical patent/JPH08320574A/ja
Publication of JPH08320574A publication Critical patent/JPH08320574A/ja
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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体極微細加工のリソグラフィにおけるレ
ジスト処理工程を真空中の一貫処理で行なうドライプロ
セスを提供する。 【構成】 真空チャンバ内でSi等からなる被加工基板
3上に、ベンゼン環等を含む被加工基板に対してドライ
エッチング耐性の高い下層レジスト膜2、Si等を含ん
だポリメタクリレートの誘導体からなる上層レジスト膜
11を真空チャンバ内でプラズマや光、熱による重合反
応を用いて順次堆積させた後、エネルギー線の露光によ
って上層レジスト膜の表面ないしは内部にラジカルを発
生7させる。次に、同ラジカルにスチレン等のモノマを
グラフト重合させ、露光部と未露光部とのドライエッチ
ング選択性を利用して、ハロゲンガスのドライエッチン
グ10により上層レジスト膜をパターン状に加工する。
さらに、同パターンをマスクとして酸素のドライエッチ
ングにより下層レジストをパターン状に加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光や荷電粒子線を用いて
半導体の極微細加工を行なうリソグラフィ技術に係り、
特に露光によってレジスト膜中に形成された潜像を用い
てレジストパターンを形成するプロセス技術に関する。
【0002】
【従来の技術】リソグラフィにおいてレジストパターン
の形成は、現在、露光後のレジストを現像液に浸し、未
露光部と露光部の溶解性の差を利用してパターンを形成
するウェット現像が広く用いられてきた。一方、最近、
工程数削減や解像力向上を目的として、露光によってレ
ジスト表面に形成された潜像から通常のウェット現像を
用いることなくドライエッチング等でパターンを形成
し、現像処理をドライ化する試みがなされている。この
うち検討が進んでいるのが、レジスト表面のシリル化反
応を用いたネガ化のレジストパターン形成である。その
一例が文献1の表面、30巻(1992)、856ペー
ジに紹介されている。本例ではレジストにポリ(p−t
ert−ブトキシカルボニルオキシスチレン、PBOC
ST)を用い、露光後にベークを行うことによって露光
部に生成したポリビニルフェノールを、シリル化剤蒸気
(ヘキサメチルジシラザン(HMDS)等)と接触させ
てシリルエーテル化することを特徴とする。この結果、
引き続く酸素の反応性イオンエッチングによってシリル
化部分に含まれるシリコン(Si)が酸化してエッチン
グマスクとなるため、ネガ型のレジストパターン形成が
可能となる。また、未露光部と露光部でのシリル化剤の
拡散性の相違を利用する方法の一例として、文献2のソ
リッド ステート テクノロジー(Solid Sta
te Technology)、30巻(1987
年)、6号、93ページに記載されているようなDES
IRE法(iffusion nhanced
lylating REsist)がある。本方法は
ノボラック系レジストをパターン露光後に加熱しながら
HMDS等のシリル化剤蒸気と接触させ、露光部にシリ
ル化剤を選択的に拡散させることを特徴とする。この結
果、引き続く酸素の反応性イオンエッチングによってシ
リル化剤に含まれるSiが酸化されてエッチングマスク
となり、ネガ型のレジストパターン形成が可能となる。
さらに、文献3の特開昭61−47641に記載されて
いるように、基板上に回転塗布ないしはプラズマ重合に
よってポリメチルメタクリレート(PMMA、例えば東
京応化工業OEBR−1000)からなるレジスト膜を
設け、露光によってレジスト膜中に発生したラジカルに
Si含有モノマをグラフト重合させ、酸素の反応性イオ
ンエッチングによって重合したモノマ中のSiを酸化さ
せてエッチングマスクに用い、ネガ型のPMMAパター
ン形成を可能にした例がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来法によれば、
文献1および2のようにレジストに露光に引き続いてシ
リル化処理を行ない、さらに酸素による反応性イオンエ
ッチングを行なうことによって、ウェット現像を用いる
ことなくネガ型のパターン形成が可能となる。しかし、
シリル化の反応性が充分ではないため、比較的大きな露
光量や処理中の加熱等が必要であった。また、レジスト
膜を溶剤の回転塗布によって設けているため、プロセス
全工程のドライ化が困難であった。一方、文献3のグラ
フト重合反応を用いたシリル化処理は高い反応性が得ら
れるとともに、PMMA等のレジスト膜堆積をプラズマ
重合等を用いて行なうことにより、プロセス全工程のド
ライ化が可能となる。しかし、シリル化剤の分子サイズ
が比較的大きく、レジスト膜中での拡散が阻害されて露
光部のSi含有量が不足するため、引き続くドライエッ
チングにおいて充分な選択比を得ることが困難であっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来法の問題点は、
本願発明である図1により解決できる。即ち、図1に示
すように基板上にベンゼン環を含有するポリマ、あるい
はそれらの誘導体等からなるSi等の基板材料に対して
充分なドライエッチング耐性を有する下層レジスト膜、
およびポリシランないしはその誘導体、またはSi、ゲ
ルマニウム(Ge)、チタニウム(Ti)等の半金属な
いしは金属を含んだポリメタクリレート、またはそれら
の誘導体からなる上層レジスト膜を、チャンバ内で高周
波、磁場、光、電離放射線、熱等を励起源とする重合反
応を用いて基板上に堆積させる工程、エネルギー線をパ
ターン状に露光し、露光部の上層レジスト膜表面ないし
は内部にポリマのラジカルを発生させる工程、同基板を
同一チャンバないしは大気中に取り出すことなく別のチ
ャンバに搬送し、ビニル基、アリル基、アクリル基等の
不飽和結合、ないしはベンゼン環を含んだモノマ雰囲気
中に曝して上層レジスト膜のラジカルにモノマをグラフ
ト重合させる工程、フッ素、塩素等のハロゲン、ないし
はそれらと他のガスとの混合物からなる反応ガスを用い
たドライエッチングによって上層レジスト膜のグラフト
重合されていない部分を選択的に除去し、上層レジスト
膜をパターン状に加工する工程、同パターンをマスクと
して酸素、酸化物、ないしはそれらと他のガスとの混合
物からなる反応ガスを用いたドライエッチングによって
下層レジスト膜をパターン状に加工する工程、を大気中
に取り出すことなく、真空ないしは不活性ガス雰囲気中
の一貫処理によって行なうことにより上記従来法の問題
点の解決が可能となる。
【0005】
【作用】本発明の作用を、以下、図2および図3を用い
て説明する。図2において1はベンゼン環を含んだ反応
ガス、あるいはスチレン等のプラズマ、2はプラズマ重
合反応によって堆積した下層レジスト膜、3はSi基
板、4はSi等を含んだ反応ガスのプラズマ、5はプラ
ズマ重合反応によって堆積した上層レジスト膜、6はエ
ネルギー線、7はエネルギー線の露光によって上層レジ
スト膜にラジカルが発生した部位、8はスチレン等のモ
ノマ、9は上層レジスト膜にモノマがグラフト重合した
箇所、10はハロゲンのプラズマ、11はドライエッチ
ングによって形成した上層レジスト膜のパターン、12
は酸素のプラズマ、13は上層レジスト膜のパターンを
マスクとして加工した下層レジスト膜のパターン、図3
において14は上層レジスト膜のポリマ、15はポリマ
が切断されて生じたラジカル、16はラジカルにグラフ
ト重合したモノマである。
【0006】初めに、図2(a)、(b)のようにチャ
ンバ内で1および4のプラズマ重合反応によって、基板
3上にレジスト膜2および5を順次堆積する。次に図2
(c)のようにエネルギー線6を露光して、レジスト膜
5の表面ないしは内部にラジカル7を発生させる。次に
図2(d)のように基板3をモノマ8雰囲気中に曝し、
図3(a)、(b)のようにラジカル15にモノマ16
をグラフト重合させる。次に図2(e)のようにハロゲ
ンのプラズマ10でドライエッチングを行なうことによ
って、グラフト重合されていない部分を選択的に除去
し、上層レジスト膜のパターン11を形成する。さら
に、酸素のプラズマ12でドライエッチングを行うこと
によって、パターン11に含まれるSiが酸化してエッ
チングマスクとなり、下層レジスト膜のパターン13が
得られる。なお、図3に示すように上層レジスト膜5に
ポリメタクリレートの誘導体、モノマ8にビニル基を含
んだスチレンや、アリル基、アクリル基等の不飽和結合
を含むモノマをそれぞれ用いることによって、高いグラ
フト重合の反応性が得られる。さらに、下層レジスト膜
2にベンゼン環を含んだポリマないしはそれらの誘導体
を用いれば、これらの材料はSiに対して極めて高い耐
ドライエッチング性を有するため、レジストパターン8
をマスクとしてドライエッチングにより、Si基板3を
容易に加工することが可能となる。
【0007】
【実施例】
実施例1 以下、本発明の一実施例を図4および図7を用いて説明
する。図4において17は高周波電源、18は導波管、
19はマイクロ波、20は石英管、21はマグネット、
22から26は真空チャンバ、27から35はゲートバ
ルブ、36から39はターボ分子ポンプ、40から43
はロータリーポンプ、44、45は基板テーブル、46
はグラフト重合剤の容器、47は交流電源、48はヒー
タ、49は高周波電源、50は平行平板型電極、51、
52は反応ガス、53はイットリウム・アルミニウム・
ガーネット(YAG)レーザ、54は赤外線束、55は
集光レンズ、56は石英ガラスのビューポート、57は
金属ターゲット、58は反射型マスク、59、60は反
射鏡、61は軟X線束である。図7において70、71
は半導体素子のゲートパターンである。
【0008】初めにゲートバルブ27を開けて、Si基
板3をチャンバ22内に搬送した後、ゲートバルブ32
を開けてポンプ36と40でチャンバ22内の真空引き
を行なった。次にフェニルメタクリレートのモノマ51
をマイクロ波19で励起してプラズマ1を発生させ、膜
厚0.7μmのポリフェニルメタクリレート(PPhM
A)の下層レジスト膜2をSi基板3上に堆積させた。
さらに、トリメチルシリルメタクリレートのモノマ51
を同じくマイクロ波19で励起して、下層レジスト膜2
上に膜厚0.1μmのポリメチルシリルメタクリレート
の上層レジスト膜5を堆積させた。
【0009】次にゲートバルブ28を開けてSi基板3
をチャンバ23内に搬送するとともにレーザ53、レン
ズ55、ビューポート56、アルミニウムのターゲット
57から構成されるレーザプラズマX線源から発生する
波長が13nmの軟X線61を、反射型マスク58およ
び反射鏡59、60から構成される縮小露光光学系を介
して結像させ、10mJ/cm2の露光量で上層レジス
ト膜5に所望のパターン露光を行なって露光部分に最小
寸法0.1μmの潜像を形成した。次にゲートバルブ2
9を開けてSi基板3をチャンバ25内に搬送した後、
ゲートバルブ29を閉め、モノマ容器46からスチレン
蒸気8をチャンバ25内に導入し、上層レジスト膜5の
露光部分に生じたラジカルにスチレン8をグラフト重合
させた。次にゲートバルブ34を開けてポンプ38、4
2によってチャンバ25内の真空引きを行なった後、ゲ
ートバルブ30を開けて真空チャンバ26内にSi基板
3を搬送した。次に六フッ化イオウ(SF6)ガス52
を導入するとともに平行平板型電極50に高周波49を
印加して反応性イオンエッチングを行ない、上層レジス
ト膜5を所望のパターン状に加工した。次に酸素ガス5
2を導入するとともに平行平板電極50に高周波49を
印加し、上層レジスト膜5のパターンをマスクとして反
応性ドライエッチングを行なった結果、最小寸法が0.
1μm、アスペクト比が7の下層レジストパターン13
を形成することが可能であった。次にこれらの微細パタ
ーン13をマスクとして、チャンバ26内でドライエッ
チングを行なった結果、Si基板3上に最小線幅が0.
1μmのゲートパターン70、71を形成することが可
能であった。
【0010】本実施例では波長13nmの軟X線束61
を用いて露光を行なったが、加速電圧が30kVの電子
線、50kVのガリウムイオン線、ないしはエキシマレ
ーザから発生した波長が248nmないしは193nm
の紫外線を用いて露光を行なった結果、同様に上層レジ
スト膜5の露光部分にスチレン8をグラフト重合させる
ことが可能であった。また、マイクロ波を励起源として
レジスト膜を堆積したが、紫外線や軟X線、熱で反応ガ
スを励起させても、同様にレジスト膜を堆積することが
可能であった。
【0011】さらに、本実施例ではスチレンを用いてグ
ラフト重合を行ったが、同様の効果はアリルフェノー
ル、フェニルアクリル酸、ないしはそれらの誘導体等、
ビニル基、アリル基、アクリル基等の不飽和結合、ない
しはベンゼン環を含んだ他のモノマをグラフト重合させ
ても得られた。また、これらのモノマがポリマになった
場合でも、同様にグラフト重合させることが可能であっ
た。さらに下層レジスト膜にベンゼン環を含んだポリマ
を用いたが、Si等の基板材料に対して選択性を有する
他の環状化合物を下層レジストに用いても、同様に基板
を加工することが可能であった。
【0012】なお、本実施例はチャンバ22から26内
での一貫処理のため、大気中に取り出すことなく真空、
ないしは不活性ガス中でSi基板3上に下層レジストの
パターン13を形成することが可能であった。
【0013】以上、本発明を整理すると、図1に示すよ
うにSi基板上に下層レジスト及びSiを含んだ上層レ
ジストのデポジョン、パターンニング、エッチングを行
うことで、真空中の一貫処理でSi基板を容易に加工す
ることが可能となった。
【0014】実施例2 図4において基板3上に回転塗布およびプリベークで、
膜厚0.7μmのベンゼン環を含んだノボラック樹脂か
らなる下層レジスト膜2、および膜厚0.2μmのポリ
メチルシリルメタクリレートからなる上層レジスト膜5
をそれぞれ成膜した。次に実施例1と同様にチャンバ2
3内で軟X線束61の露光、25内でアクリル酸6のグ
ラフト重合を行なった。さらに、ヒータ48で基板3を
150℃まで加熱した結果、グラフト重合したアクリル
酸同士が脱水反応により架橋したため、引き続くチャン
バ26内でのSF6によるドライエッチングに対して耐
性が生じ、上層レジスト膜5をパターン状に加工するこ
とが可能となった。さらに、引き続いてO2と窒素との
混合ガスによるドライエッチングを行なった結果、上層
レジスト膜のパターンをマスクとして最小寸法0.1μ
mの下層レジストパターン13を形成することが可能で
あった。なお、本実施例では上層レジスト膜および下層
レジスト膜の両方を回転塗布により形成したが、これら
のうちの一方をプラズマ重合によって堆積することによ
っても、同様な効果を得ることが可能であった。
【0015】実施例3 図5において62は膜厚が0.1μmのベリリウム(B
e)薄膜による真空隔壁である。実施例1と同じく、チ
ャンバ22内でSi基板3上にスチレンおよびメチルシ
ランのモノマ51を順次重合させて、ポリスチレンの下
層レジスト膜2、およびポリメチルシランの上層レジス
ト膜5を堆積した後、チャンバ23内に搬送し、軟X線
束61の露光中にスチレンのモノマ8をチャンバ23内
に導入して、露光中に同時にレジスト膜5にスチレンの
グラフト重合を行なった。さらにSi基板3をチャンバ
15内に搬送し、SF6およびO2ガスによるドライエッ
チングを順次行なった結果、Si基板3上に最小寸法
0.1μmの下層レジストパターン13を形成すること
が可能であった。本実施例によれば露光後のグラフト重
合処理が不要になるため、プロセス工程を削減しスルー
プットの向上が可能であった。
【0016】実施例4 図6において、チャンバ22内でSi基板3上にPPh
MAの下層レジスト膜2およびポリシロキサンの上層レ
ジスト膜5を堆積し、チャンバ23内で軟X線束61の
露光を行なった。次にチャンバ63、トランスファロッ
ド69、ゲートバルブ65、バルブ66、イオンポンプ
67、ターボ分子ポンプ68、ロータリーポンプ69か
ら構成されるシャトルチャンバをゲートバルブ29を介
してチャンバ23に接続し、Si基板3をシャトルチャ
ンバ内に格納した。次にシャトルチャンバをゲートバル
ブ64を介してチャンバ25に接続し、Si基板3をチ
ャンバ25内に搬送した。次にスチレン8をチャンバ2
5内に導入して、下層レジスト膜5の露光部分にSi含
有モノマをグラフト重合させた。次にSi基板3をチャ
ンバ26内に搬送し、SF6とO2によるドライエッチン
グを順次行なった結果、最小寸法0.1μmのレジスト
パターン13の形成が可能であった。次にこれらの微細
パターン13をマスクとして、チャンバ26内でドライ
エッチングを行なった結果、Si基板3上に最小線幅が
0.1μmのゲートパターン70、71を形成すること
が可能であった。したがって、本実施例のように露光と
グラフト重合用のチャンバが真空的に分離している場合
でも、シャトルチャンバを用いることによって、Si基
板3を大気中に開放してラジカルの失活による感度低下
を引き起こすことなくグラフト重合処理が可能であっ
た。また、同様にチャンバ22と23、25と26が分
離している場合でも、Si基板3の処理工程間の搬送を
シャトルチャンバを用いることによって大気中に取り出
さずに行なうことが可能であった。
【0017】なお、以上の実施例では本発明を半導体極
微細加工に適用したが、さらに本発明が光エレクトロニ
クス用の光学素子や、磁気記録/マイクロメカニクス用
機器等の極微細加工に適用できるのはいうまでもない。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパターン
形成方法によれば通常の回転塗布やウェット現像処理を
用いることなく、高いスループットで真空チャンバ内の
一貫処理によるレジストパターンの形成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン形成方法における、プロセス
工程の概念図である。
【図2】本発明のパターン形成方法における、各プロセ
スの内容の概念図である。
【図3】本発明における、グラフト重合の反応過程を示
す概念図である。
【図4】本発明のパターン形成方法を可能とする装置構
成の概念図である。
【図5】本発明のパターン形成方法を可能とする装置構
成の概念図である。
【図6】本発明のパターン形成方法を可能とする装置構
成の概念図である。
【図7】本発明のパターン形成方法によって作製した、
半導体素子の一例の概念図である。
【符号の説明】
1:ベンゼン環を含んだ反応ガス、あるいはスチレン等
のプラズマ、2:プラズマ重合反応によって堆積した下
層レジスト膜、3:Si基板、4:Si等を含んだ反応
ガスのプラズマ、5:プラズマ重合反応によって堆積し
た上層レジスト膜、6:エネルギー線、7:エネルギー
線の露光によって上層レジスト膜表面ないしは内部に生
じたラジカル、8:スチレン等のモノマ、9:上層レジ
スト膜にモノマがグラフト重合した箇所、10:ハロゲ
ンのプラズマ、11:ドライエッチングによって形成し
た上層レジスト膜のパターン、12:酸素のプラズマ、
13:下層レジスト膜のパターン、14:上層レジスト
膜のポリマ、15:ポリマが切断されて生じたラジカ
ル、16:ラジカルにグラフト重合したモノマ、17:
高周波電源、18:導波管、19:マイクロ波、20:
石英管、21:マグネット、22−26:真空チャン
バ、27−35:ゲ−トバルブ、36−39:ターボ分
子ポンプ、40−43はロータリーポンプ、44,4
5:基板テーブル、46:グラフト重合剤の容器、4
7:交流電源、48:ヒータ、49:高周波電源、5
0:平行平板型電極、51,52:反応ガス、53:Y
AGレーザ、54:赤外線束、55:集光レンズ、5
6:ビューポート、57:金属ターゲット、58:反射
型マスク、59,60:反射鏡、61:軟X線束、6
2:Be薄膜、63:真空チャンバ、64,65:ゲー
トバルブ、66:バルブ、67:イオンポンプ、68:
ターボ分子ポンプ、69:ロータリーポンプ、70,7
1:ゲートパターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/36 G03F 7/36 7/38 512 7/38 512 7/40 521 7/40 521 H01L 21/027 H01L 21/30 568 21/3065 569H 573 21/302 H (72)発明者 斉藤 徳郎 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に下層レジスト膜を堆積させる工程
    と、下層レジスト膜に上層レジスト膜を堆積させる工程
    と、上層レジスト膜に所定のパタ−ンに合わせて部分的
    にエネルギー線を露光する工程と、上層レジスト膜を所
    定のパターン状に加工する工程と、上層レジスト膜をマ
    スクとしてドライエッチングで下層レジスト膜をパター
    ン状に加工する工程、基板ないし基板加工層を下層レジ
    スト層でドライエッチングにより加工し基板を上記所定
    のパターン状に加工する工程から成ることを特徴とする
    パターン形成方法。
  2. 【請求項2】上記請求項1に記載のパターン形成方法に
    おいて、上層レジスト膜を所定のパターン状に加工する
    工程が、エネルギー線の露光によって上層レジスト膜に
    生じたラジカルに化合物を重合させ、露光部と未露光部
    のエッチング特性の差異を利用してドライエッチングに
    よって行なわれることを特徴とするパターン形成方法。
  3. 【請求項3】上記請求項1から2に記載のパターン形成
    方法において、基板への該上層ないしは下層レジスト膜
    の堆積を、高周波、磁場、光、電離放射線、熱もしくは
    それらの組合せによって反応ガスを励起させ、重合反応
    によって行なうことを特徴とするパターン形成方法。
  4. 【請求項4】上記請求項1から2に記載のパターン形成
    方法において、基板への該上層ないしは下層レジスト膜
    の堆積を、溶媒にそれらの成分であるポリマを溶解さ
    せ、回転塗布によって行なうことを特徴とするパターン
    形成方法。
  5. 【請求項5】上記請求項1から4に記載のパターン形成
    方法において、該上層レジスト膜にポリシラン、ポリシ
    ロキサンないしはその誘導体、シリコン、ゲルマニウ
    ム、またはチタニウム等の半金属もしくは金属を含んだ
    ポリメタクリレート、ないしはその誘導体を用いること
    を特徴とするパターン形成方法。
  6. 【請求項6】上記請求項1から5に記載のパターン形成
    方法において、該下層レジスト膜にその構造式に少なく
    とも一つ以上のベンゼン環を含んだポリマを用いること
    を特徴とするパターン形成方法。
  7. 【請求項7】上記請求項1から6に記載のパターン形成
    方法において、露光によって生じたラジカルに化合物を
    重合する反応がグラフト重合であって、係る化合物に不
    飽和化合物のモノマないしはポリマを用いることを特徴
    とするパターン形成方法。
  8. 【請求項8】上記請求項1から7に記載のパターン形成
    方法において、グラフト重合処理を露光中ないしは露光
    後に少なくとも一つ以上の化合物、ないしは該化合物と
    他の溶媒との混合蒸気に曝して行なうことを特徴とする
    パターン形成方法。
  9. 【請求項9】上記請求項1から8に記載のパターン形成
    方法において、グラフト重合処理時ないしは処理後に加
    熱を行なうことを特徴とするパターン形成方法。
  10. 【請求項10】上記請求項1から9に記載のパターン形
    成方法において、露光に光、荷電粒子線で、上層レジス
    トのポリマ鎖を切断してラジカルを発生させるのに充分
    なエネルギー線を用いることを特徴とするパターン形成
    方法。
  11. 【請求項11】上記請求項1から10に記載のパターン
    形成方法において、露光部にモノマをグラフト重合させ
    た後、フッ素、塩素等のハロゲン、ないしはそれらと他
    のガスとの混合物からなる反応ガスによって上層レジス
    ト膜のドライエッチングを行なうことを特徴とするパタ
    ーン形成方法。
  12. 【請求項12】上記請求項1から11に記載のパターン
    形成方法において、パターン状に加工された上層レジス
    ト膜をマスクとして、酸素、酸化物、ないしはそれらと
    他のガスとの混合物からなる反応ガスによって下層レジ
    スト膜のドライエッチングを行なうことを特徴とするパ
    ターン形成方法。
  13. 【請求項13】上記請求項1から12に記載のパターン
    形成方法において、レジスト膜の堆積、エネルギー線の
    露光、モノマのグラフト重合、レジスト膜のドライエッ
    チング、ならびに基板のエッチングの一部ないしは全部
    の工程を大気中に取り出すことなく、真空ないしは不活
    性ガス雰囲気中の一貫処理によって行なうことを特徴と
    するパターン形成方法。
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