JPH08320246A - ポリオレフィン系樹脂製熱水レベル点検用窓材 - Google Patents

ポリオレフィン系樹脂製熱水レベル点検用窓材

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JPH08320246A
JPH08320246A JP15088795A JP15088795A JPH08320246A JP H08320246 A JPH08320246 A JP H08320246A JP 15088795 A JP15088795 A JP 15088795A JP 15088795 A JP15088795 A JP 15088795A JP H08320246 A JPH08320246 A JP H08320246A
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JP
Japan
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resin composition
weight
resin
outer layer
antioxidant
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JP15088795A
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Hirohisa Ishii
弘久 石井
Toshihiko Nishida
敏彦 西田
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JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用中白濁、耐候変色、黄変等のない熱水レ
ベル点検用窓材の提供。 【構成】 夫々異る2種の特定の物性(MFR、結晶融
点、密度)および安定剤処方を有する内層用及び外層用
ポリオレフィン系樹脂組成物を2層のシート状に成形し
てなる熱水レベル点検用窓材。 【効果】 実施例のものは、比較例(1層構造)のもの
と比較して耐熱水性、耐熱性および耐候性のいづれにつ
いても顕著に優れた結果を示した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外で使用される温水タ
ンク等の熱水レベル計等に関する。更に詳しくは高温に
於ける長時間にわたって透明性、耐候性、耐熱性、黄変
性の低下することのない耐久性に優れた2層構造からな
るポリプロピレン樹脂製熱水レベル点検用窓材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン系樹脂は剛性、衝撃性、
耐熱性、成形性等の多くの優れた特性を有することから
中空成形における成形品が数多く使用されている。しか
しながら耐熱水性、透明性、耐候性等を求められる屋外
タンク用レベル計などの要求を満たすものではなく、た
とえば近年自動車のラジエータータンクは不凍液の変質
を防止するため半透明ポリプロピレン樹脂製タンクから
着色不透明のラジエータータンクに変える試みがなされ
た。このため水位レベルの目視確認を望むユーザーの希
望を満たすものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリプロピレン樹脂は
数々の優れた性質を有しているが、高温、熱水あるいは
紫外線等に長時間曝されると白濁、耐候変色、黄変等が
生じる。このため温水容器あるいはラジエータータンク
内の液面レベルを視認で確認することが極めて困難にな
るという問題があった。本発明者らはこれらの従来法の
欠点を解消し白濁、変色のない外観の優れた水位点検用
窓材を得るべく種々検討を重ねた結果、内層に特定の結
晶性ポリプロピレン系樹脂さらにフェノール系酸化防止
剤、リン系酸化防止剤を配合したオレフィン樹脂組成物
を用い、外層に特定のポリプロピレン重合体に特定のフ
ェノール系酸化防止剤及び耐候剤を配合したオレフィン
樹脂組成物、あるいは必要に応じてα−オレフィン系低
結晶性重合体さらには結晶核剤を配合したオレフィン樹
脂組成物を用いた少なくも2層から構成された熱水レベ
ル点検用窓材が耐熱性、耐候性、耐熱水性に対して極め
て白濁、変色が少ないことを見いだし本発明を完成し
た。以上の記述から明らかなように本発明の目的は、上
記の従来法の欠点の解消された熱水レベル点検用窓材を
提供することである。その他の目的は以下の記述から明
らかにされる。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は下記の構
成を有する。 (1)内層の基材樹脂(A)としてMFR(230℃ ;
21. 18N)が1〜20g/10min、結晶融点
(Tm)が130〜165℃で密度が0.890〜0.
910g/cm3 のポリプロピレン系樹脂に酸化防止剤
(B)として、リン系酸化防止剤を0. 03〜0. 3重
量部、フェノール系酸化防止剤を0. 03〜0. 5重量
部からなる内層用樹脂組成物(C)と、このすぐ上に外
層樹脂として基材樹脂(D)としてMFR(230℃;
21. 18N)が1〜20g/10min、結晶融点
(Tm)が130〜165℃で密度が0.890〜0.
910g/cm3 のポリプロピレン系樹脂に酸化防止剤
(E)としてフェノール系酸化防止剤を0. 03〜0.
3重量部及び耐候剤(F)としてヒンダードアミン系耐
光剤を0. 05〜1. 0重量部、紫外線吸収剤を0. 0
1〜0. 3重量部を配合してなる外層用樹脂組成物
(G)とを2層構造のシート状に成形してなる熱水レベ
ル点検用窓材(H)。 (2)外層用樹脂組成物(G)に結晶核剤(I)として
ジベンジリデンソルビトール、その誘導体、4−三級ブ
チル安息香酸アルミニウム、4−三級ブチル安息香酸ナ
トリウム、および環状燐酸エステル塩基性多価金属塩と
有機カルボン酸アルカリ金属塩との組み合わせ核剤から
選ばれる1種以上を0. 05〜0. 5重量部を配合して
なる外層用樹脂組成物(J)を使用してなる前記(1)
項に記載の2層構造の熱水レベル点検用窓材(K)。 (3)外層用樹脂組成物(G、J)に配合樹脂(L)と
して下記に示すα−オレフィン系低結晶性共重合体の1
種以上を5〜30重量部配合してなる外層用樹脂組成物
(M)を使用してなる前記(1)項もしくは(2)項に
記載の2層構造の熱水レベル点検用窓材(N)。 (L)エチレンとα−オレフィンの共重合体であって
MFR(230℃;21. 18N)1.0〜10.0g
/10min、密度0.88〜0.89g/cm3 。 (L)プロピレンとα−オレフィンの共重合体であっ
てMFR(230℃;21. 18N)1. 0〜10g/
10min、結晶融点(Tm)が106〜118℃、密
度0. 88〜0. 89g/cm3 。 (4)内層用樹脂組成物(C)を成形したシートの平均
肉厚が1. 0〜5. 0mmであり、外層用樹脂組成物
(G、J、H)を成形したシートの平均肉厚が1. 0〜
5. 0mmである前記(1)〜(3)項に記載された2
層構造の熱水レベル点検用窓材(O)。 (5)前記(1)〜(4)項の何れかに記載された2層
構造からなる熱水レベル点検用窓材を所定の形状に切断
して窓枠に装着してなる温水容器、または自動車用ラジ
エータータンク。
【0005】以下、具体的に説明する。即ち、本発明に
係る内層樹脂組成物及び外層樹脂組成物に使用される基
材樹脂とは、プロピレンにエチレンあるいは炭素数4〜
8のα−オレフィンを0〜5重量部共重合させたプロピ
レン単独重合体あるいはプロピレン・α−オレフィンラ
ンダム共重合体であって、結晶融点(Tm)130〜1
65℃の範囲にあり、MFR(230℃;21. 18
N)が0.5〜30g/10min、好ましくは1〜2
0g/10min、より好ましくは2. 5〜10g/1
0minの樹脂が好ましい。結晶融点(Tm)が130
℃以下では耐熱剛性が不足し、本発明の耐熱水レベル点
検用窓材として好ましくない。またMFR(230℃;
21. 18N)が0. 5g/10min以下では射出成
形が極めて困難となる。更に変形が発生し好ましくな
い。30g/10min以上では耐衝撃性が顕著に低下
し実用的に好ましくない。なお、本発明に係るプロピレ
ン・α−オレフィンランダム共重合体のコモノマー含有
量とは、赤外分析、NMRで測定することができる。
【0006】この基材樹脂に使用するプロピレン単独重
合体あるいはプロピレン・α−オレフィンランダム共重
合体の製造はプロピレンあるいはプロピレンとエチレン
あるいは炭素数4〜8のαーオレフィンの1種以上を公
知の重合方法で、例えば、チーグラー・ナッタ系触媒あ
るいは公知の還元型ないし担持型等の高活性触媒を用い
て比較的高い水素濃度、比較的低い温度条件でスラリー
重合あるいは気相重合によって得られる。
【0007】内層用樹脂組成物(C)に用いる酸化防止
剤(B)のリン系酸化防止剤としてはテトラキス−
(2, 4−ジ−t−ブチルフェニル)4, 4’−ビフェ
ニレンジフォスフォナイト、9, 10−ジ−ハイドロ−
9−オキサ−10−フォスハァフェナントレン−10−
オキサイド、トリス−(ジ−ノニルフェニル)−フォス
ファイト、ジステアリルペンタエリスリオールジフォス
ファイト、トリス(2, 4−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスファイトからなるリン系酸化防止剤が好ましく、
中でもテトラキス−(2, 4−ジターシャリブチルフェ
ニル)4, 4’−ビフェニレンジフォスフォナイトがよ
り好ましい。これらの単独使用は勿論のこと2種以上を
併用使用することもできる。その添加量はポリプロピレ
ン系樹脂100に対して0. 03〜0. 5重量部、より
好ましくは0. 05〜0. 3重量部である。0. 03重
量部以下では酸化防止効果の不足、更には色相の変色防
止効果が不足するため好ましくない。0. 5重量%以上
添加してもその改善効果は少なく逆に添加剤による白色
が増し透明感の低下が観察される。また、フェノール系
酸化防止剤としては1, 3, 5−トリメチル−2, 4,
6−トリス(3, 5−ジ−t−ブチル−4−ヘドロキベ
ンゼル)ベンゼン、トリス−(3, 5−ジ−t−ブチル
−4−ハイドロキシベンゼル)−イソシアヌレート、n
−オクタデン−β−(4’−ハイドロキシ−3’,5’
−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、2−t−
ブチル−6−(3−t−ブチル−5’−メチル−2’−
ハイドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレ
ート等を例示でき、その酸化防止剤の中で特に1, 3,
5−トリメチル−2, 4, 6−トリス(3, 5−ジ−t
−ブチル−4−ヘドロキベンゼル)ベンゼンが好まし
い。これらの単独使用は勿論のこと2種以上を併用使用
することもできる。その添加量は0. 05〜0. 5重量
部の範囲、好ましくは0. 1〜0. 3重量部である。
0. 05重量部以下では酸化防止効果が不足するため好
ましくない。0. 5重量部以上添加してもその改善効果
は少なく逆に添加剤による白色が増し透明性の低下が観
察される。
【0008】本発明に係る外層用樹脂組成物(G、J、
M)に用いる酸化防止剤(E)のフェノール系酸化防止
剤としてはテトラキス〔メチレン(3, 5−ジ−t−ブ
チル−4−ハイドロキシ−ハイドロシアナメイト)〕メ
タン、1, 3, 5−トリメチル−2, 4, 6−トリス
(3, 5−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシベンジ
ル)ベンゼン、トリス−(3, 5−ジ−t−ブチル−4
−ハイドロキシベンゼル)−イソシアヌレート、2−t
−ブチル−6−(3−t−ブチル−5’−メチル−2’
−ハイドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリ
レート、n−オクタデシ−β−(4’ー ハイドロキシ−
3’, 5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート
等を例示でき、その中でもテトラキス〔メチレン(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ハイドロキシ−ハイドロシア
ナメイト)〕メタン及び1, 3, 5−トリメチル−2,
4, 6−トリス(3, 5−ジ−t−ブチル−4−ハイド
ロキシベンジル)ベンゼンが好ましく、それらは単独使
用は勿論のこと2種以上を併用使用することもできる。
その添加量はポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て0. 03〜0. 5重量部、好ましくは0. 05〜0.
3重量部である。0. 03重量部以下では酸化防止効果
が不足し、本発明の実用特性を満足することはできな
い。また0. 5重量部以上では酸化防止効果に優れるも
のの変色あるいは透明性の低下が見られ好ましくない。
【0009】また耐候剤(F)のヒンダードアミン系耐
光剤としてはビス(2, 2, 6, 6−テトラメチル−4
−ピペリジン)セバケート、ポリ{〔6−(1, 1,
3, 3−テトラメチルブチル)アミノ〕−1, 3, 5−
トリアジン−2, 4−ジイル〕〔2, 2, 6, 6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ〕ヘキサメチレン
〔(2, 2, 6, 6−テトラメチル−4−ピペルジル)
イミノ〕}、N, N’−ビス(3−アミノプロピル)エ
チレンジアミン−2, 4−ビス〔N−ブチル−N−
(1, 2, 2, 6, 6−ペンタメチル−4ペピリジル)
アミノ〕−6−クロロ−1, 3, 5−トリアジン縮合物
を例示できる。これらは単独使用は勿論のこと2種以上
を併用使用することもできる。その添加量はポリプロピ
レン系樹脂100重量部に対して0. 05〜1. 0重量
部、好ましくは0. 1〜0. 5重量部である。0. 05
重量部以下では耐候劣化防止性能が不足し本発明の目的
である屋外使用条件を満足することはできない。また
1. 0重量部以上では耐候劣化防止性能に優れる傾向が
見られるもののフェノール系酸化防止剤(E)とのバラ
ンスが崩れ耐候寿命の改善も限界に達してしまう。更に
変色が見られ透明性の低下が観察される。更に、紫外線
吸収剤としては2−(3−t−ブチル−5−メチル−2
ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノ
ン、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等を例
示できる。これらの紫外線吸収剤は単独使用は勿論のこ
と2種以上を併用使用することもできる。その添加量は
基材樹脂及び配合樹脂の総量に対して0. 01〜0. 3
重量部、好ましくは0. 05〜0. 2重量部である。
0. 01重量部以下では上記のヒンダードアミン系との
相乗効果による耐候劣化防止性能の改善度が殆ど見られ
ない。更に内層樹脂の耐候劣化を防止することができず
好ましくない。また0. 3重量部以上では外層用樹脂組
成物としては黄変が大きく透明感が低下し実用的に好ま
しくない。
【0010】本発明に係る外層用樹脂組成物に配合され
る結晶核剤(I)としてはジベンジリデンソルビトール
及びその誘導体、4−三級ブチル安息香酸アルミニウ
ム、4−三級ブチル安息香酸ナトリウム、環状燐酸エス
テル塩基性多価金属塩及び有機カルボン酸アルカリ金属
塩の組み合わせからなる結晶核剤を例示でき、その中で
もジベンジリデンソルビトール及びその誘導体を使用し
て得られる2層一体型熱水レベル計射出成形品は透明性
に優れ光沢が高いことから好ましい。結晶核剤の配合量
は外層用樹脂組成物に対して0. 03〜0. 8重量部、
好ましくは0. 1〜0. 5重量部、更に好ましくは0.
15〜0. 4重量部である。0. 03重量部以下では透
明性改善効果は殆ど得られない。また0. 8重量部以上
では透明性の改善効果は飽和に達してしまう。更に成形
時に結晶核剤が金型に付着あるいは成形品からブルーミ
ング等が見られ好ましくない。該ジベンジリデンソルビ
トール及びその誘導体としては1・3, 2・4−ジベン
ジリデンソルビトール、1・3−ベンジリデン−2・4
−p−メチルベンジリデンソルビトール、1・3−ベン
ジリデン−2・4−p−エチルベンジリデンソルビトー
ル、1・3−p−メチルベンジリデン−2・4ベンジリ
デンソルビトール、1・3−p−エチルベンジリデン−
2・ 4−ベンジリデンソルビトール、1・ 3−p−メチ
ルベンジリデンー 2・4−p−エチルベンジリデンソル
ビトール、1・3−p−エチルベンジリデン−2・4−
p−メチルベンジリデンソルビトール、1・3, 2−4
−ジ(pー メチルベンジリデン)ソルビトール、1・
3, 2−4−ジ(pーエチルベンジリデン)ソルビトー
ル、1・ 3, 2−4−ジ(pー nー プロピルベンジリデ
ン)ソルビトール、1・3, 2−4−ジ(p−i−プロ
ピルベンジリデン)ソルビトール、1・3, 2−4−ジ
(p−n−ブチルベンジリデン)ソルビトール、1・
3, 2−4−ジ(p−s−ブチルベンジリデン)ソルビ
トール、1・3, 2−4−ジ(p−t−ブチルベンジリ
デン)ソルビトール、1・3, 2−4−ジ(2’−4’
−ジメチルベンジリデン)ソルビトール、1・3, 2−
4−ジ(p−メトキシベンジリデン)ソルビトール、1
・3, 2−4−ジ(p−エトキシベンジリデン)ソルビ
トール、1・3−ベンジリデン−2・4−p−クロルベ
ンジリデンソルビトール、1・3−p−クロルベンジリ
デン−2・4−p−メチルベンジリデンソルビトール、
1・3−p−クロルベンジリデン−2・4−p−エチル
ベンジリデンソルビトール、1・3−p−メチルベンジ
リデン−2・4−p−クロルベンジリデンソルビトー
ル、1・3−p−エチルベンジリデン−2・4−p−ク
ロルベンジリデンソルビトール、及び1・3, 2−4−
ジ(p−クロルベンジリデン)ソルビトール等を例示で
きる。
【0011】また、該環状燐酸エステル塩基性多価金属
塩としては、カルシウム−2, 2’−メチレン−ビス
(4, 6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェート、
マグネシウム−2,2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスフェート、ジンク−2,
2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、アルミニウム−2, 2’−メチレ
ン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェート、カルシウム−2, 2’−メチレン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェート、カ
ルシウム−2, 2’−エチリデン−ビス(4, 6−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスフェート、アルミニウムヒ
ドロオキシ−2, 2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−
t−ブチルフェニル)フォスフェート、チタンジヒドロ
オキシ−2, 2’−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェート、チンジヒドロオキシ
−2, 2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート、ジルコニウムオキシ−2,
2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、アルミニウムヒドロオキシ−2,
2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル)フォスフェート及びアルミニウムヒドロオキシ
−2, 2’−エチリデン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスフェートなどを例示でき、特にカル
シウム−2, 2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェート、アルミニウム−2,
2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、アルミニウムヒドロオキシ−2,
2’−メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート等を例示できる。
【0012】有機カルボン酸アルカリ金属塩(H)とし
ては酢酸、プロピオン酸、アクリル酸、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸オレイン酸等
の脂肪族モノカルボン酸;マロン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、クエン酸等の脂肪族多価カルボン酸;脂環式カル
ボン酸;芳香族カルボン酸等とリチウム、カリウムナト
リウム等のアルカリ金属塩を挙げられる。これらの結晶
核剤の中で特に好ましいのは1・3, 2・4−ジベンジ
リデンソルビトール、1・3, 2・4−ジ(p−エチル
ベンジリデン)ソルビトール、1・3−p−クロルベン
ジリデン−2−4−p−メチルベンジリデンソルビトー
ル、1・3, 2−4−ジ(p−クロルベンジリデン)ソ
ルビトール及びアルミニウムヒドロオキシ−2, 2’−
メチレン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェート+ステアリン酸リチウム(1:1)が好ま
しい。これらの単独使用は勿論のこと2種以上の化合物
を併用使用することもできる。
【0013】本発明の外層用樹脂組成物に配合されてい
るエチレン成分と炭素数3個以上のα−オレフィン成
分、あるいはプロピレン成分と炭素数4以上のα−オレ
フィン成分とを含有する低結晶性共重合体[(L);E
PM、EBM、PBM;別名:共重合体エラストマー]
はエチレンあるいはプロピレンに1種以上の該α−オレ
フィンとを、例えば、バナジウム系触媒又は場合によっ
てチタン系触媒の存在下で共重合させて得られる。本発
明における「低結晶性」とは「非晶性」をも包含する。
該低結晶性共重合体における(L:EPM)はエチレン
にプロピレン成分が20〜50重量部、好ましくは20
〜35重量部、そのムーニ粘度[ML1 +4(100
℃]5〜60、好ましくは10〜50、並びにそのMF
R(230℃;21.18N)1〜20g/10mi
n、好ましくは2〜10g/10minであれば本目的
の熱水レベル点検用窓材の外層用樹脂組成物の低結晶共
重合体として用いても成形性、透明性とも良好で耐衝撃
性の改善が得られる。また、該低結晶性共重合体(L)
における(L:EBM)はエチレンに1−ブテン成分が
10〜30重量部、好ましくは15〜25重量部、その
MFR(230℃; 21.18N)1〜40g/10m
in、好ましくは2〜30g/10minであれば本目
的の熱水レベル点検用窓材の外層用樹脂組成物の低結晶
性共重合体として用いても成形性、透明性とも良好で耐
衝撃性の改善が得られる。更に該低結晶性共重合体
(L)における(L:PBM)はプロピレンと1−ブテ
ン成分からなり1−ブテン含有量が25〜40重量部、
好ましくは30〜35重量部、密度が0. 875〜0.
885g/cm3 、そのMFR(230℃; 21.18
N)1〜20g/10min、好ましくは1〜10g/
10minであれば本目的の熱水レベル点検用窓材の外
層用樹脂組成物の低結晶性共重合体として用いても成形
性、透明性とも良好で耐衝撃性の改善が得られる。
【0014】また、本発明の内層用樹脂組成物(C)お
よび外層用樹脂組成物(G、J、M)に使用するポリオ
レフィン重合体組成物に対しては、上述した成分に加え
て中和剤としてカルシウムステアレート、ハイドロタル
サイト等、またチオ系酸化防止剤としてジ−ステアリル
−β,β’−チオ−ジ−プロピオネート、ジ−ミリスチ
ル−β,β’−チオ−ジ−プロピオネートの使用は勿論
のこと帯電防止剤、着色剤、ポリエチレン、ブロックコ
ポリマー、金属石鹸等を本発明の目的を損なわない範囲
で配合することができる。特にチオ系酸化防止剤として
ジ−ステアリル−β,β’−チオ−ジ−プロピオネー
ト、ジ−ミリスチル−β,β’−チオ−ジ−プロピオネ
ートは耐熱水性による変色、失透が少なく0. 05〜
0. 6重量部の範囲であれば内層用樹脂組成物に使用す
ることにより耐熱性の向上に顕著な効果がある。
【0015】本発明の各組成物は上記の成分を均一に混
合して得られる。これらの各成分の混合は例えばタンブ
ラー、ヘンシェルミキサー(商品名)、スパーミキサー
(商品名)などの高速攪拌機付き混合機、リボンブレン
ダー、タンブラーミキサーなどの通常の混合装置を使用
すれば十分である。また溶融混練を必要とする場合は単
軸押出機または二軸押出機等が適する。溶融混練温度は
200〜300℃、好ましくは230〜270℃であ
る。
【0016】本発明の2層構造からなる水位レベル点検
用窓材を得る方法としては、通常の射出成形機又は2色
成形機が好適である。この成形法としては最初に20〜
50℃に保たれた内層金型を用いて内層用樹脂組成物を
230〜270℃で射出充填し約3mm肉厚の成形品を
成形し、次いで金型キャビテイを交換し、外側に2mm
厚の外層用樹脂組成物を成形することを例示できる。な
お、熱水レベル点検用窓材の内層用樹脂組成物(C)お
よび外層用組成物(G、J、M)それぞれの平均肉厚は
1〜5mm、好ましくは2〜4mmの範囲であり、尚且
つそれぞれの肉厚の和が2〜8mmの範囲である。この
肉厚が2mm以下では耐衝撃強度及び剛性が不足し、8
mm以上では透視性が不足し水位レベル点検用窓材とし
ての性能を満たすことはできない。形状に付いては水位
レベルの確認及び熱水容器に取り付け可能な形状であれ
ば良く、水位の上下限の表示等は目的に応じて設計すれ
ば良くデザインに限定されるものではない。
【0017】これらの水位レベル点検用窓材の好適な利
用としてはポリオレフィン製の熱水循環タンクに装着す
ることを例示できる。方法としてはポリオレフィン製タ
ンクのレベル計装着箇所に目的に応じた穴を空け、該穴
を覆う方法で約200〜300℃に、好ましくは220
〜270℃に加熱された熱板を直接被溶接部に接触加圧
して溶接面を軟化溶融せしめた後、熱板を除去し直ちに
溶接部を圧着、冷却する方法、又は、およそ1000℃
の高温熱板による非接触タイプの加熱方法でもよい。あ
るいはネジを使用した固定方法であっても良く固定方法
に限定されるものではない。
【0018】かくして得られた2層構造からなる水位レ
ベル点検用窓材は耐熱水性に優れた内層と耐候変色性に
優れた外層とに性能を分けたことにより安定した透明性
を確保できる。
【0019】
〔基材樹脂(A)、(D)〕
PP1:プロピレン系結晶性共重合体(エチレン成分
3. 6重量%のランダム共重合体)、MFR(230
℃;21. 18N)2. 0g/10min、結晶融点
(Tm)142℃。 PP2:プロピレン系結晶性共重合体(プロピレン単独
重合体88重量%に続き、プロピレン中のエチレン成分
がおよそ60重量%の組成からなるランダム領域が12
重量%ブロック的に配位されたプロピレン・エチレンブ
ロック共重合体)、MFR0. 35g/10min、
結晶融点(Tm)162℃。 〔酸化防止材(B)、(E)〕 OS1:テトラキス−(2, 4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)4, 4’−ビフェニレンジフォスフォナイト OS2:トリス(2, 4- ジ−t−ブチルフェニル)フ
ォスファイト 0S3:ビス(2, 6−ジ−t−ブチル−4−メチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイト OS4:1, 3, 5−トリメチル−2, 4, 6−トリス
(3, 5−ジ−t−ブチル−4−ヘドロキベンゼル)ベ
ンゼン OS5:テトラキス〔メチレン(3, 5−ジ−t−ブチ
ル−4−ハイドロキシ−ハイドロシアナメイト)〕メタ
ン OS6:2, 6−ジー t−ブチルー p−クレゾール OS7:ジ−ミリスチル−β,β’−チオ−ジ−プロピ
オネート OS8:カルシウムステアレート 〔配合樹脂(M)〕 EPM:低結晶性エチレン・プロピレン共重合体;プロ
ピレン含有量は27重量%の本質的に非晶性であるエチ
レン・プロピレン系エラストマー、密度0. 860g/
cm3 、ムーニ粘度ML1+4(100℃)が14、M
FR−が4.1g/10min。 EBM:低結晶性エチレン・ブテン−1共重合体;ブテ
ン−1含有量17重量%の本質的に非晶性であるエチレ
ン・ブテン−1系エラストマー、MFR−7. 3g/
10min。 PBM:低結晶性プロピレン・ブテン−1共重合体;ブ
テン−1含有量重量%32重量%の本質的に非晶性であ
るプロピレン・ブテン−1系エラストマー、MFR−
6g/10min、密度0. 89g/cm3
【0020】〔耐候剤〕 HA1:N, N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレ
ンジアミン−2, 4−ビス〔N−ブチル−N−(1,
2, 2, 6, 6−ペンタメチル−4ペピリジル)アミ
ノ〕−6−クロロ−1, 3, 5−トリアジン縮合物 HA2:ビス(2, 2, 6, 6−テトラメチル−4−ピ
ペリジン)セバケート UV:2−(3−t−ブチル−5−メチル−2ヒドロキ
シフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール 〔結晶核剤〕 NC1:1・3, 2・4−ジベンジリデンソルビトール NC2:アルミニウムヒドロオキシ−2, 2’−メチレ
ン−ビス(4, 6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフ
ェート+ステアリン酸リチウム(1:1)
【0021】実施例1〜10、比較例1〜9 表1に示すように実施例1〜10及び比較例1〜4は内
層用樹脂組成物と外層用樹脂組成物の2層構造からなる
熱水レベル点検用窓材を例示したものである。内層用樹
脂組成物(C)は基材樹脂(A)であるポリプロピレン
に添加剤としてチオ系酸化防止剤(ジ−ミリスチル−
β,β’−トリオージ−プロピオネート)0. 3重量
部、カルシウムステアレート0. 05重量部を全ての実
施例に一律に加え、これに実施例1〜10あるいは比較
例1〜4に示す酸化防止剤(B)を添加して均一配合及
び溶融混練された材料である。
【0022】
【表1】
【0023】なお、内層用樹脂組成物に一律に添加され
ているチオ系酸化防止剤としてはジ−ミリスチル−β,
β’−トリオ−ジ−プロピオネート、ジ−ラウリル−
3, 3’−トリオ−ジ−プロピオネート、ジ−ステアリ
ル−β, β’−トリオー ジ−プロピオネート等のチオ系
酸化防止剤が好ましく、中でもジ−ミリスチル−β,
β’−トリオー ジ−プロピオネートが好ましい。これら
の単独使用は勿論のこと2種以上を併用使用することも
できる。その添加量はポリプロピレン系樹脂100に対
して0. 05〜0. 6重量部である。0. 05重量部以
下では酸化防止効果が不足する。0. 6重量%以上添加
してもその改善効果は少なく、逆にブルーミングが生じ
外観的に好ましくない。また、外層用樹脂組成物(G、
J、M)は基材樹脂(D)と配合樹脂(L)を加えた量
に対してリン系酸化防止剤(ビス(2, 6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジフ
ォスファイト)0. 05重量部、カルシウムステアレー
ト0. 05重量部、チオ系酸化防止剤(ジ−ミリスチル
−β,β’−トリオ−ジ−プロピオネート)0. 1重量
部を一律に加え、これに実施例1〜10あるいは比較例
1〜4に示す酸化防止剤(E)、耐候剤(F)及び結晶
核剤(I)を添加して均一混合及び溶融混練された材料
である。なお、外層樹脂組成物に一律に配合されるリン
系酸化防止剤としてはビス(2, 6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォ
スファイト、2, 2−メチレンビス(4, 6−ジ−t−
ブチルフェニル)アシッドフォスファイト、ビス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタエリスリトール−
ジ−フォスファイト、トリス−(2, 4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト等からなるリン系酸化防止
剤が好ましく、中でもビス(2, 6−ジ−t−ブチル−
4−メチルフェニル)ペンタエリスリトール−ジ−フォ
スファイトがより好ましい。これらの単独使用は勿論の
こと2種以上を併用使用することもできる。その添加量
はポリプロピレン系樹脂100に対して0. 03〜0.
5重量部、より好ましくは0. 05〜0. 3重量%であ
る。0. 03重量部以下では酸化防止効果の不足、更に
は色相の変色防止効果が不足するるため好ましくない。
0. 5重量%以上添加してもその改善効果は少なく逆に
添加剤による白色が増し透明感の低下が観察される。
【0024】
【表2】
【0025】表2は従来法によって成形された1層構造
の熱水レベル点検用窓材での評価を示したもので、熱水
側(内層)と直射日光等があたる外側(外層)が同一材
料である。即ち、耐候性処方と耐熱水性処方が共存する
材料で成形した1層構造からなる熱水レベル点検用窓材
の性能を示したものである。
【0026】本願発明の内層用樹脂組成物と外層用樹脂
組成物の2層構造からなる実施例1〜10の熱水レベル
点検用窓材の性能は本願発明外である比較例1〜4に示
した内層用樹脂組成物の基材樹脂にエチレン・プロピレ
ンブロック共重合体を使用したもの、あるいは内層用樹
脂組成物又は外層用樹脂組成物に2, 6−ジ−t−ブチ
ル−p−クレゾールのような酸化防止剤処方に比べ試験
後の透過率、耐熱水性性が極めて優れている。更に表2
に示した従来法で成形された1層構造の熱水レベル点検
用窓材である比較例5〜9に比べ試験後の透過率、耐熱
水性及び耐候性が極めて顕著に改善された。
【0027】
【発明の効果】本願発明の2層構造からなる熱水レベル
点検用窓材は外層に耐候性に優れた添加剤組成を用い、
また内層に耐熱水性に優れた添加剤組成を用いることに
よって長期間にわたって優れた透明性を確保でき、従来
の熱水レベル点検用窓材に比べその内容液の確認性が良
く屋外で使用される熱水委容器の水位レベル確認用とし
て極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 5/17 KEV C08K 5/17 KEV 5/49 KFL 5/49 KFL 5/527 KFM 5/527 KFM C08L 23/10 KER C08L 23/10 KER

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層の基材樹脂(A)としてMFR(2
    30℃ ;21. 18N)が1〜20g/10min、結
    晶融点(Tm)が130〜165℃で密度が0. 890
    〜0.910g/cm3 のポリプロピレン系樹脂に酸化
    防止剤(B)として、リン系酸化防止剤を0. 03〜
    0. 3重量部、フェノール系酸化防止剤を0. 03〜
    0. 5重量部からなる内層用樹脂組成物(C)と、この
    すぐ上に外層樹脂として基材樹脂(D)としてMFR
    (230℃ ;21. 18N)が1〜20g/10mi
    n、結晶融点(Tm)が130〜165℃で密度が0.
    890〜0. 910g/cm3 のポリプロピレン系樹脂
    に酸化防止剤(E)としてフェノール系酸化防止剤を
    0. 03〜0. 3重量部及び耐候剤(F)としてヒンダ
    ードアミン系耐光剤を0. 05〜1. 0重量部、紫外線
    吸収剤を0. 01〜0. 3重量部を配合してなる外層用
    樹脂組成物(G)とを2層構造のシート状に成形してな
    る熱水レベル点検用窓材(H)。
  2. 【請求項2】 外層用樹脂組成物(G)に結晶核剤
    (I)としてジベンジリデンソルビトール、その誘導
    体、4−三級ブチル安息香酸アルミニウム、4−三級ブ
    チル安息香酸ナトリウム、および環状燐酸エステル塩基
    性多価金属塩と有機カルボン酸アルカリ金属塩との組み
    合わせ核剤から選ばれる1種以上を0. 05〜0. 5重
    量部を配合してなる外層用樹脂組成物(J)を使用して
    なる請求項1に記載の2層構造の熱水レベル点検用窓材
    (K)。
  3. 【請求項3】 外層用樹脂組成物(G、J)に配合樹脂
    (L)として下記に示すα−オレフィン系低結晶性共重
    合体の1種以上を5〜30重量部配合してなる外層用樹
    脂組成物(M)を使用してなる請求項1もしくは請求項
    2に記載の2層構造の熱水レベル点検用窓材(N)。 (L)エチレンとα−オレフィンの共重合体であって
    MFR(230℃;21. 18N)1.0〜10.0g
    /10min、密度0.88〜0.89g/cm3 。 (L)プロピレンとα−オレフィンの共重合体であっ
    てMFR(230℃;21. 18N)1. 0〜10g/
    10min、結晶融点(Tm)が106〜118℃、密
    度0. 88〜0. 89g/cm3
  4. 【請求項4】 内層用樹脂組成物(C)を成形したシー
    トの平均肉厚が1.0〜5. 0mmであり、外層用樹脂
    組成物(G、J、H)を成形したシートの平均肉厚が
    1. 0〜5. 0mmである請求項1〜3に記載された2
    層構造の熱水レベル点検用窓材(O)。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載された2層
    構造からなる熱水レベル点検用窓材を所定の形状に切断
    して窓枠に装着してなる温水容器、または自動車用ラジ
    エータータンク。
JP15088795A 1995-05-25 1995-05-25 ポリオレフィン系樹脂製熱水レベル点検用窓材 Pending JPH08320246A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017179289A1 (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 株式会社Adeka 難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物
JPWO2017179289A1 (ja) * 2016-04-13 2019-02-21 株式会社Adeka 難燃性ポリオレフィン系樹脂組成物

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