JPH08319928A - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

Info

Publication number
JPH08319928A
JPH08319928A JP7153819A JP15381995A JPH08319928A JP H08319928 A JPH08319928 A JP H08319928A JP 7153819 A JP7153819 A JP 7153819A JP 15381995 A JP15381995 A JP 15381995A JP H08319928 A JPH08319928 A JP H08319928A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
output shaft
stopper
clutch
return spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7153819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3105762B2 (ja
Inventor
Michio Okada
道夫 岡田
Koji Nara
幸治 奈良
Mitsuhiro Kogure
光裕 小暮
Shinichi Nagashima
慎一 長島
Eiichi Kimura
栄一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Mitsuba Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP07153819A priority Critical patent/JP3105762B2/ja
Priority to DE69600653T priority patent/DE69600653T2/de
Priority to CA002177301A priority patent/CA2177301C/en
Priority to EP96303722A priority patent/EP0745768B1/en
Priority to TW085106321A priority patent/TW294762B/zh
Priority to US08/654,065 priority patent/US5818118A/en
Priority to CN96107571A priority patent/CN1076082C/zh
Publication of JPH08319928A publication Critical patent/JPH08319928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3105762B2 publication Critical patent/JP3105762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/022Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
    • F02N15/023Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch of the overrunning type
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/134Clutch connection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピニオンの突出限度を規定するストッパ及び
リターンスプリングに摩耗や破損を生じる心配の無いよ
うに改良された同軸型のエンジン始動装置を提供する。 【構成】 電動機3で駆動される出力軸4に一方向クラ
ッチ5を介して結合したリングギヤ駆動用ピニオン6
と、ピニオンに軸方向変位を与えるための電磁装置9と
を有するエンジン始動装置の構成を、出力軸に対して一
方向クラッチをスプライン結合させ、スプライン結合し
た部分18の軸方向変位量を規定するためのストッパ2
0を出力軸に設け、スプライン結合した部分とストッパ
との間に、一方向クラッチを待機位置へ向けて付勢する
ためのスプリング21を設けたものとする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン始動装置に関
し、特に電動機の回転軸とピニオンの摺動軸とピニオン
駆動用電磁装置とが同軸上に配置されたエンジン始動装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン始動装置は、電磁装置で
軸方向駆動されてエンジンのリングギヤに噛合するピニ
オンが、一方向クラッチ及びスプライン手段を介して出
力軸に結合することが一般的であり、このような構成の
同軸型始動装置が、特開平1−208564号公報に提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記公報に開示
された同軸形始動装置に於いては、ピニオンの突出位置
を規定するためのストッパが出力軸の先端に設けてあ
り、ストッパとピニオン間にピニオンを待機位置へ復帰
させるためのリターンスプリングが縮設されている。
【0004】しかるに、イグニッションスイッチをスタ
ートポジションにすると、ピニオンが飛び出してリング
ギヤに噛合すると共に電動機が回転してエンジンを始動
するが、エンジンが自力回転を開始した途端にピニオン
はエンジンにて逆駆動されることになる。ここで出力軸
とピニオン間には一方向クラッチが設けてあり、これの
作用によってピニオンは空転するが、この際、電動気で
駆動される出力軸とエンジンに逆駆動されるピニオンと
の間に速度差が生じ、出力軸に設けたストッパ並びにリ
ターンスプリングとピニオンとの摺接部に摩耗を生じる
ことがある。
【0005】また、ピニオンを待機位置へ戻すためのリ
ターンスプリングが高速回転するピニオンと連れ回りす
ると、遠心力による拡径力がリターンスプリングに作用
するため、リターンスプリングが破損する心配がある。
【0006】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
ピニオンの突出限度を規定するストッパ及びリターンス
プリングに摩耗や破損を生じる心配の無いように改良さ
れた同軸型のエンジン始動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、電動機と、電動機で駆動される出力軸と、
出力軸に一方向クラッチを介して結合したリングギヤ駆
動用ピニオンと、ピニオンに軸方向変位を与えるための
電磁装置とを有するエンジン始動装置の構成を、出力軸
に対して一方向クラッチをスプライン結合させ、スプラ
イン結合した部分の軸方向変位量を規定するためのスト
ッパを出力軸に設け、スプライン結合した部分とストッ
パとの間に、一方向クラッチを待機位置へ向けて付勢す
るためのスプリングを設けたものとすることによって達
成される。
【0008】
【作用】このような構成によれば、出力軸と共に回転す
る一方向クラッチの軸方向変位量、つまりピニオンの回
転速度に影響されない部分の軸方向位置を規定すること
でピニオンの突出位置を規定し得る。また、一方向クラ
ッチの出力軸との結合部にリターンスプリングの一端を
当接させ、出力軸に設けたストッパに他端を当接させた
ので、リターンスプリングはピニオンに接触せずに待機
位置へ向けての付勢力をピニオンに作用させることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明に基づき構成されたエンジ
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。このスタータ1は、エンジンの始動に必要な
回転力を発生するものであり、遊星歯車式減速機2を備
えた電動機3と、減速機2を介して電動機3に連結され
た出力軸4と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方
向ローラクラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対す
る電源供給路を開閉するスイッチユニット7と、スイッ
チユニット7の可動接点板8及びピニオン6を軸方向に
移動させるための電磁装置9とからなっている。
【0011】電動機3は、公知の整流子式直流電動機か
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢着され、図に於ける左端が、ロ
ータ軸10と同軸配置された出力軸4の右端の中心に枢
着されている。
【0012】減速機2は、電動機3のトッププレート1
2の内面に設けられている。この減速機2は、ロータ軸
10の出力軸4に対する支持部に隣接する位置に形成さ
れたサンギヤ13と、サンギヤ13に噛合した複数のプ
ラネタリギヤ14と、複数のプラネタリギヤ14が噛合
するべくトッププレート12の内周面に形成された内歯
リングギヤ15とからなっている。また、複数のプラネ
タリギヤ14を支持した支持板16が、トッププレート
12の中心に枢支された出力軸4の右端に結合されてい
る。
【0013】トッププレート12には、エンジンに対す
る固定ブラケットを兼ねるピニオンハウジング17が接
合されている。このピニオンハウジング17の左壁の内
面中心部に、出力軸4の左端が枢着されている。
【0014】出力軸4の中間部の外周面には、一方向ロ
ーラクラッチ5のクラッチアウタ18の内周部が、ヘリ
カルスプライン19を介して結合している。このクラッ
チアウタ18は、ヘリカルスプライン19による出力軸
4との結合部18aと、出力軸4の左端に抜け止め支持
されたストッパプレート20との間に縮設されたリター
ンスプリング21により、常時右方へ弾発付勢されてい
る。なお、リターンスプリング21は、クラッチアウタ
18の内周部に形成されたスリーブ状部分18bの内周
面と出力軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装さ
れている。
【0015】クラッチアウタ18には、一方向ローラク
ラッチ5のクラッチインナ22が、相対軸方向変位不能
に且つ相対回転可能に係合している。このクラッチイン
ナ22の左端の外周部には、エンジンのリングギヤ23
に噛合してエンジンを駆動するために、前記したピニオ
ン6が一体的に形成されている。このピニオン6が一体
形成されたクラッチインナ22は、回転自在に且つ軸方
向変位自在に出力軸4の左端部に嵌装されている。
【0016】ピニオンハウジング17の中間部には、非
磁性材で形成された出力軸4を外囲する励磁コイル24
が固設されている。この励磁コイル24は、出力軸4が
貫通する内向きフランジ25aを有するカップ状のホル
ダ25及びリング状円板26で構成されたヨークで囲ま
れている。そして励磁コイル24の内周面と出力軸4の
外周面との間の空隙には、磁性材で形成されたアーマチ
ュアアウタ27とアーマチュアインナ28とが、内外二
重に相対摺動自在に装着されている。これらアーマチュ
ア27・28の左端面は、ホルダ25の内向きフランジ
25aの中央部の内面と対向しており、内向きフランジ
25aの中央部が両アーマチュア27・28に対するポ
ールとなっている。
【0017】アーマチュアアウタ27の右端は、連結プ
レート29と、電動機3のトッププレート12を貫通し
た連結ロッド30とを介し、電動機3の整流子部31に
隣接配置されたスイッチユニット7の可動接点板8に連
結されている。この可動接点板8は、連結ロッド30に
対して軸方向変位可能に取り付けられると共に、コイル
ばね32にて浮動的に支持されており、整流子部31の
周囲に設けられたブラシステー33に固設されたスイッ
チユニット7の固定接点板34に対し、接離移動可能に
なっている。またアーマチュアアウタ27は、励磁コイ
ル24のホルダ25に設けられた内向きフランジ25a
との間に縮設されたリターンスプリング35によって右
方へ常時弾発付勢されており、通常は接点間を開いた状
態で静止している。
【0018】アーマチュアインナ28は、クラッチアウ
タ18に設けられたリターンスプリング21の弾発力よ
り弱いばね力のコイルばね36をもって、トッププレー
ト12から左方へ常時弾発付勢されている。またアーマ
チュアインナ28には、その左端がクラッチインナ22
の右端に当接する非磁性材で形成されたシフタ部材37
が結合している。
【0019】励磁コイル24は、スイッチユニット7に
設けられたコネクタ38(図2参照)を介し、図示され
ていないイグニッションスイッチに電気的に接続されて
いる。
【0020】スイッチユニット7の固定接点板34に
は、図示されていないバッテリの陽極が電気的に接続さ
れ、スイッチユニット7の可動接点板8には、図2に併
せて示すように、一対の陽極ブラシ39に連結された一
対のピグテール40が、スポット溶接にて固着されてい
る。また一対の陽極ブラシ39と線対称位置に、一対の
陰極ブラシ41が設けられている。この陰極ブラシ41
のピグテール42は、後述のセンタプレート43に接続
され、かつピニオンハウジング17及び図示されていな
い車体を介してバッテリの陰極に接続されている。なお
スイッチユニット7は、一対の陽極ブラシ39に挟まれ
た空間に設けられている。
【0021】ブラシステー31とトッププレート12と
の間には、リング状の金属製センタープレート43が介
設されており、減速機2と電動機3との間を隔絶してい
る。このセンタープレート43の中心部には、その内周
面がロータ軸10の外周面と微小間隙をおいて対向する
円筒部43aが、整流子部31側へ向けて突出形成され
ている。この円筒部43aの遊端は、整流子部31の軸
線方向端面に形成された凹部31aに入り込み、減速機
2のグリスが整流子部31側へ漏洩することを防止して
いる。
【0022】スイッチユニット7は、スタータ1の上方
に位置しており、ブラシステー33に固設された固定接
点板34および可動接点板8などの接点部は、ヨークと
してのモータケーシング44内に於いてブラシステー3
1とカバー45とで覆われており、スイッチユニット7
の接点部にブラシ粉が侵入することを防いでいる。
【0023】次に上記実施例の作動要領について説明す
る。励磁コイル24に電流を加えない静止状態にあって
は、アーマチュアアウタ27はリターンスプリング35
に付勢されて右方へ一杯に移動しており、これに連結さ
れた可動接点板8は固定接点板34から離間している。
これと同時に、リターンスプリング21に付勢されたク
ラッチアウタ18が、ピニオン6と一体をなすクラッチ
インナ22、シフタ部材37及びアーマチュアインナ2
8を伴って右方へ一杯に移動しており、ピニオン6とリ
ングギヤ23との結合が断たれている。
【0024】イグニッションスイッチをスタータオンポ
ジションにすると、励磁コイル24に通電されてこれが
励磁される。するとアウタ・インナ両アーマチュア27
・28を磁束が通る磁路が形成され、アウタ・インナ両
アーマチュア27・28が左方へ移動する。この時、ホ
ルダ25の内向きフランジ25aの中央部(ポール)に
対してアーマチュアアウタ27側がより近接しているた
め、これがアーマチュアインナ28に先行して移動す
る。すると連結プレート29及び連結ロッド30を介し
て可動接点板8が左方へ移動し、固定接点板34に接触
する。これにより電動機3にバッテリの電力が供給さ
れ、ロータ軸10が回転する。ここでアーマチュアアウ
タ27のフルストロークに対して早めに可動接点板8が
固定接点板34に接触し、かつ可動接点板8が連結ロッ
ド30に対して軸方向変位可能に浮動支持されているの
で、コイルばね32の押圧力が両接点8・34間に加わ
ることになる。一方アーマチュアアウタ27は、これの
右端側に一体形成された外向きフランジ27aがリング
状円板26に当接したところで、これの左端面と内向き
フランジ25aの中央部との間に隙間を開けた状態で停
止する。
【0025】ロータ軸10が回転すると、この回転力
は、減速機2で減速されて出力軸4に伝達される。この
時、ヘリカルスプライン19を介して出力軸4に係合し
たクラッチアウタ18は、慣性抵抗で静止しようとする
ため、ヘリカルスプライン19の働きによる軸方向力が
クラッチアウタ18に加わり、クラッチアウタ18が左
方への移動を開始する。これと同時に、アーマチュアイ
ンナ28には励磁コイル24による左方への吸引力とコ
イルばね36の押圧力とが同時に作用しており、アーマ
チュアインナ28も左方への移動を開始する。しかして
この移動力も、シフタ部材37を介してクラッチアウタ
18に軸方向力として加わる。
【0026】これらの軸方向力により、リターンスプリ
ング21の付勢力に抗してクラッチアウタ18が左方へ
押し出され、クラッチアウタ18と一体的に結合したク
ラッチインナ22と一体のピニオン6も左方へ押し出さ
れる。そしてクラッチアウタ18がストッパプレート2
0に当接すると共に、リングギヤ23との正規噛み合い
位置にピニオン6が到達すると、出力軸4の回転力がリ
ングギヤ23に伝達されてエンジンが起動される。この
時、アーマチュアインナ28の左端面はホルダ25の内
向きフランジ25aの中央部に当接し、アーマチュアイ
ンナ28と一体的に移動したシフタ部材37の左端面と
クラッチアウタ18との間に微小な間隙が形成されてい
る。このように、ホルダ25の内向きフランジ25aの
中央部に当接することで、アーマチュアインナ28には
励磁コイル24の吸引力が最大に作用するので、リング
ギヤ23から抜け出す力がピニオン6に作用しても、ク
ラッチアウタ18の右方への移動をシフタ部材37を介
して阻止することとなり、リングギヤ23からのピニオ
ン6の抜け出しが防止される。
【0027】ここでフルストロークしたアーマチュア2
7・28を静止させておくのに要する電流は、アーマチ
ュア27・28を起動するのに要する電流に比して小さ
くて済む。即ち、上記のように、ヘリカルスプライン1
9による軸方向力を、ピニオン6を含む一方向ローラク
ラッチ5の起動力として利用することにより、励磁コイ
ル24の出力を低減し得るので、励磁コイル24をより
一層小径化することができる。なお、エンジンが起動し
てピニオン6の回転速度を上回ると、一方向ローラクラ
ッチ5の作用でピニオン6が空転する点については、従
来構成と全く同様である。
【0028】励磁コイル24への通電を停止すると、ク
ラッチアウタ18に対するリターンスプリング21の付
勢力、並びにアーマチュアアウタ27に対するリターン
スプリング35の付勢力により、ピニオン6がリングギ
ヤ23から離脱すると共に、可動接点板8が固定接点板
34から離間して電動機3が停止する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、従来は、ピニオン
の突出位置を規定するためのストッパ並びにピニオンを
待機位置へ戻すためのリターンスプリングが、エンジン
にて逆駆動されるピニオンと相対回転するため、ピニオ
ンが空転すると、ストッパ並びにリターンスプリングと
ピニオンとが摺接して摩耗を生じることがあった。ま
た、高速で空転するピニオンにリターンスプリングが連
れ回りすることがあるため、遠心力によってリターンス
プリングが破損する心配があった。それが本発明によれ
ば、空転するピニオンと無関係な部分でピニオンの突出
位置を規定することができ、しかも、リターンスプリン
グをピニオンに接触しないようにすることができる。従
って、本発明により、ストッパ並びにリターンスプリン
グの耐久性を向上する上に多大な効果を奏することがで
きる。また上記実施例に示したように、クラッチの内側
にストッパ並びにリターンスプリングを配置することが
できるので、高いスペース効率が得られ、軸方向寸法の
より一層の短縮化にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成されたエンジン始動装置
の断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 スタータ 2 減速機 3 電動機 4 出力軸 5 一方向ローラクラッチ 6 ピニオン 7 スイッチユニット 8 可動接点板 9 電磁装置 10 ロータ軸 11 ボトムプレート 12 トッププレート 13 サンギヤ 14 プラネタリギヤ 15 内歯リングギヤ 16 支持板 17 ピニオンハウジング 18 クラッチアウタ 19 ヘリカルスプライン 20 ストッパプレート 21 リターンスプリング 22 クラッチインナ 23 リングギヤ 24 励磁コイル 25 ホルダ、25a 内向きフランジ 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 連結ロッド 31 整流子部、31a 凹部 32 コイルばね 33 ブラシステー 34 固定接点板 35 リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 38 コネクタ 39 陽極ブラシ 40 ピグテール 41 陰極ブラシ 42 ピグテール 43 センタプレート、43a 円筒部 44 モータケーシング 45 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02N 11/00 F02N 11/00 R 15/06 15/06 A (72)発明者 長島 慎一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内 (72)発明者 木村 栄一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社三ツ葉電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機と、電動機で駆動される出力軸
    と、出力軸に一方向クラッチを介して結合したリングギ
    ヤ駆動用ピニオンと、ピニオンに軸方向変位を与えるた
    めの電磁装置とを有するエンジン始動装置であって、 前記一方向クラッチを、前記出力軸に対してスプライン
    結合させ、 該スプライン結合した部分の軸方向変位量を規定するた
    めのストッパを前記出力軸に設け、 前記スプライン結合した部分と前記ストッパとの間に、
    前記一方向クラッチを待機位置へ向けて付勢するための
    スプリングを設けたことを特徴とするエンジン始動装
    置。
JP07153819A 1995-05-29 1995-05-29 エンジン始動装置 Expired - Lifetime JP3105762B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07153819A JP3105762B2 (ja) 1995-05-29 1995-05-29 エンジン始動装置
CA002177301A CA2177301C (en) 1995-05-29 1996-05-24 Engine starter system having an improved pinion assembly
EP96303722A EP0745768B1 (en) 1995-05-29 1996-05-24 Engine starter system having an improved pinion assembly
DE69600653T DE69600653T2 (de) 1995-05-29 1996-05-24 Anlasser für Verbrennungsmotor mit verbessertem Ritzelzusammenbau
TW085106321A TW294762B (ja) 1995-05-29 1996-05-28
US08/654,065 US5818118A (en) 1995-05-29 1996-05-28 Engine starter system having an improved pinion assembly
CN96107571A CN1076082C (zh) 1995-05-29 1996-05-29 带改进的齿轮组件的发动机起动器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07153819A JP3105762B2 (ja) 1995-05-29 1995-05-29 エンジン始動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08319928A true JPH08319928A (ja) 1996-12-03
JP3105762B2 JP3105762B2 (ja) 2000-11-06

Family

ID=15570790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07153819A Expired - Lifetime JP3105762B2 (ja) 1995-05-29 1995-05-29 エンジン始動装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5818118A (ja)
EP (1) EP0745768B1 (ja)
JP (1) JP3105762B2 (ja)
CN (1) CN1076082C (ja)
CA (1) CA2177301C (ja)
DE (1) DE69600653T2 (ja)
TW (1) TW294762B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112369A (ja) * 2008-03-18 2010-05-20 Mitsuba Corp エンジン始動装置
CN103615519A (zh) * 2013-11-13 2014-03-05 林海股份有限公司 汽油发动机用电起动变速箱

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2796990B1 (fr) * 1999-07-30 2001-09-14 Valeo Equip Electr Moteur Element de fermeture du boitier du moteur d'un demarreur de vehicule automobile, et demarreur comportant un tel element de fermeture
JP2001099038A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Mitsubishi Electric Corp スタータ
JP3499168B2 (ja) * 1999-10-13 2004-02-23 三菱電機株式会社 スタータ
US20040207276A1 (en) * 2003-04-21 2004-10-21 Eugene Chiappe Clutched starter motor assembly for aircraft piston
DE10324601A1 (de) * 2003-05-30 2004-12-16 Siemens Ag Antriebsvorrichtung für Linear- und Rotationsbewegung
JP4124091B2 (ja) * 2003-10-16 2008-07-23 株式会社デンソー スタータ
FR2930001B1 (fr) * 2008-04-15 2012-08-03 Valeo Equip Electr Moteur Dispositif de demarrage pour moteur a combustion interne, notamment de vehicule automobile.
CN101771310B (zh) * 2010-01-29 2011-11-02 重庆宗申发动机制造有限公司 一种电动车驱动电机
JP5965268B2 (ja) * 2011-11-29 2016-08-03 株式会社ミツバ スタータ
DE102011089664B4 (de) * 2011-12-22 2020-08-27 Seg Automotive Germany Gmbh Einspureinrichtung zum Einspuren eines Ritzels in einen Zahnkranz
CN106014746B (zh) * 2016-06-16 2018-08-28 杭州华戈电气有限公司 一种自动控制启动机及其控制方法
EP3428444A1 (en) * 2017-07-10 2019-01-16 Mahle International GmbH Starter motor for an internal combustion engine

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862363A (ja) * 1981-10-09 1983-04-13 Hitachi Ltd 慣性摺動式スタ−タ
US4843897A (en) * 1988-01-04 1989-07-04 Facet Enterprises, Inc. Engine starter gearing
JPH0647980B2 (ja) * 1988-02-12 1994-06-22 三菱電機株式会社 同軸形スタータ
JPH0326871A (ja) * 1989-06-22 1991-02-05 Mitsubishi Electric Corp 始動電動機
JPH03217655A (ja) * 1990-01-24 1991-09-25 Hitachi Ltd スタータ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010112369A (ja) * 2008-03-18 2010-05-20 Mitsuba Corp エンジン始動装置
CN103615519A (zh) * 2013-11-13 2014-03-05 林海股份有限公司 汽油发动机用电起动变速箱

Also Published As

Publication number Publication date
DE69600653D1 (de) 1998-10-22
CA2177301A1 (en) 1996-11-30
JP3105762B2 (ja) 2000-11-06
CA2177301C (en) 2004-03-23
EP0745768A1 (en) 1996-12-04
EP0745768B1 (en) 1998-09-16
CN1076082C (zh) 2001-12-12
TW294762B (ja) 1997-01-01
US5818118A (en) 1998-10-06
DE69600653T2 (de) 1999-06-17
CN1143157A (zh) 1997-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4587861A (en) Internal speed-reduction type starter
JPH08319928A (ja) エンジン始動装置
JPWO2006043580A1 (ja) アイドルギヤ付始動電動機
JP3379884B2 (ja) エンジン始動装置
US6937122B2 (en) Starter motor
JP2008196373A (ja) スタータ
JP3274316B2 (ja) エンジン始動装置
CA2237115C (en) A starter for an internal combustion engine
JP3315883B2 (ja) エンジン始動装置
JP3233818B2 (ja) エンジン始動装置
JP3660394B2 (ja) エンジン始動装置
JP3233819B2 (ja) エンジン始動装置
JP3751691B2 (ja) エンジン始動装置
JP3562072B2 (ja) スタータ
JP3155905B2 (ja) エンジン始動装置
JPH1032945A (ja) 永久磁石界磁型モータ
JP5580221B2 (ja) スタータ
JP2009036071A (ja) エンジン始動装置
JP2010154704A (ja) 電動モータ及びエンジン始動装置
JPH1047215A (ja) エンジン始動装置
KR930001168B1 (ko) 동축형 스타터
JPH09317609A (ja) スタータ
JPS60237163A (ja) スタ−タモ−タの制御方法およびその装置
JP2009036070A (ja) エンジン始動装置
JP2010074896A (ja) 電動モータ及びエンジン始動装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070901

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080901

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term