JPH08318911A - 真空包装方法及び装置 - Google Patents

真空包装方法及び装置

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JPH08318911A
JPH08318911A JP14827595A JP14827595A JPH08318911A JP H08318911 A JPH08318911 A JP H08318911A JP 14827595 A JP14827595 A JP 14827595A JP 14827595 A JP14827595 A JP 14827595A JP H08318911 A JPH08318911 A JP H08318911A
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JP
Japan
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bag
opening
gripping
attached
vacuum chamber
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Application number
JP14827595A
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English (en)
Inventor
Koichi Murakami
浩一 村上
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Furukawa Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】真空チャンバーC内において、袋Bの開口部
B’近傍の両端部を把持している把持部材Hによる把持
間隔を拡張して袋の開口部を緊張させた後、把持部材の
上方において袋の開口部近傍を、所定の間隔で部分的に
挟持し、次いで、真空チャンバーから空気を排出するこ
とにより袋内を減圧し、その後、袋の開口部を封着する
ようにした真空包装方法に関するものである。 【効果】真空チャンバー内を急速に減圧しても、袋内か
ら、空気が、所定の間隔で部分的に挟持された以外の部
分を通して徐々に抜け出るので、食品や液体等の袋から
の飛び出しを確実に防止することができるとともに、迅
速に袋内を減圧状態にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空ポンプに連通され
たチャンバー内に配置された、袋詰めされた高温の液体
を含む煮炊きされた食品等を、袋に減圧状態で包装する
真空包装方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述したようなチャンバー内に配
置された、袋詰めされた高温の液体を含む煮炊きされた
食品等を、チャンバー内の空気を排気することにより、
袋内に減圧状態で包装するようにした真空包装方法及び
装置が知られている。
【0003】上述した真空包装方法及び装置において、
チャンバー内を急激に減圧状態にすると、高温の液体が
沸騰現象を起こして、しばしば、液体や食品等が袋から
飛び出すという問題が発生するために、チャンバー内
を、徐々に、減圧するようにした真空包装方法及び装置
が知られており、また、袋口を狭くして、食品等が袋か
ら飛び出るのを防止するようにした真空包装方法及び装
置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したチャンバー内
を、徐々に、減圧する真空包装方法及び装置において
は、減圧時間が長時間化するという問題があり、また、
袋口を狭くして、液体や食品等が袋から飛び出るのを防
止するようにした真空包装方法及び装置においては、所
定の大きさの食品等の袋からの飛び出しを防止すること
はできるが、小物の食品や食品等と一緒に充填されたス
ープ等の液体の流出の防止が十分でない等の問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の真空包装
方法及び装置が有する課題を解決するとともに、袋内か
らの迅速な空気の排出が可能な真空包装方法及び装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、真空チャンバー内におい
て、袋の開口部近傍の両端部を把持している把持部材に
よる把持間隔を拡張して袋の開口部を緊張させた後、把
持部材の上方において袋の開口部近傍を、所定の間隔で
部分的に挟持し、次いで、真空チャンバーから空気を排
出することにより袋内を減圧し、その後、袋の開口部を
封着するようにしたものであり、第2には、真空チャン
バー内において、袋の開口部近傍の両端部を把持してい
る把持部材による把持間隔を拡張して袋の開口部を緊張
させた後、把持部材の上方において袋の開口部近傍を、
所定の間隔で部分的に挟持し、次いで、真空チャンバー
から空気を排出することにより袋内を減圧し、その後、
上記の袋の開口部近傍の部分的挟持を解放した後、上記
把持部材による把持間隔を更に拡張して袋の開口部を緊
張させた後に、袋の開口部を封着するようにしたもので
あり、第3には、真空包装装置において、真空チャンバ
ー内に配設された袋の開口部近傍の両端部を把持すると
ともに把持間隔が拡張可能な把持部材、袋の開口部近傍
を挟持する突起が、それぞれ突設された固定水平枠と可
動水平枠とを有する把持部材の上方に配設された押さえ
部材及びシール台と可動シールバーとを有する押さえ部
材の上方に配設されたシール部材とを具備したものであ
る。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の真空包装装置の垂直側断面
図である図1、本発明の真空包装装置の部分斜視図であ
る図2、本発明の真空包装装置の部分正面図である図3
及び本発明の真空包装装置の一部拡大平面図である図4
を用いて本発明の実施例について説明するが、本発明の
趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるもので
はない。
【0008】Cは、箱型の真空チャンバーであり、真空
チャンバーCは、図示されていない間欠回転する回転体
に取着された吸引管Tに固着されたチャンバー本体c1
と蓋体c2とから構成されている。蓋体c2の上部に取
着されたレバーc3の中程は、チャンバー本体c1の上
部に立設された枠部材c4に配設された水平軸c5に枢
着されており、レバーc3の端部は、図示されていない
シリンダーのピストンロッドc6の先端部に枢支されて
いる。従って、チャンバー本体c1が蓋体c2により被
蓋されている図1に示されている状態から、図示されて
いないシリンダーを作動させてピストンロッドc6を下
動させて、レバーc3を、水平軸c5を中心に、図1に
おいて反時計方向に回動させることにより、蓋体c2を
開けることができるように構成されている。
【0009】次に、高温、例えば、70〜90°Cの食
品等b1とスープ等の液体b2が収納された袋Bを把持
するために把持部材Hについて説明する。
【0010】チャンバー本体c1の底部c7の両端部に
設けられた厚肉部c8には、それぞれ、自在継ぎ手h
1’を有する回動軸h1(以下、「自在継ぎ手付き回動
軸」と称する。)及び棒状に一体に形成された回動軸h
2(以下、「棒状回動軸」と称する。)が、回転可能
に、貫通して立設されており、また、自在継ぎ手付き回
動軸h1及び棒状回動軸h2の先端部には、それぞれ、
可動クランプh3、h4が取着されている。
【0011】h5は、チャンバー本体c1の背部壁c9
を貫通するように配設された水平回動軸であり、チャン
バー本体c1内に位置する水平回動軸h5の先端には、
自在継ぎ手付き回動軸h1と平行に並設された支持枠h
6が取着されており、また、支持枠h6の上部には、自
在継ぎ手付き回動軸h1を支持する軸受けh7が取着さ
れているとともに、支持枠h6の上端部には、自在継ぎ
手付き回動軸h1の先端部に取着された可動クランプh
3と協働して、袋Bの開口部B’付近の一端を挟持する
クランプh8が取着されている。チャンバー本体c1の
外に位置する水平回動軸h5の端部には、レバーh9の
略中間部が取着されており、レバーh9の一端に立設さ
れたピンh9’とチャンバー本体c1の背部壁c9に立
設されたピンc9’との間にはコイルスプリングh10
が張設されており、また、レバーh9の他端には、機台
Fに配設されたカムh11に当接する水平ローラーh1
2が枢支されている。上記のコイルスプリングh10に
より、レバーh9は、水平回動軸h5を中心に、図2に
おいて、時計方向に回動するように付勢されている。
【0012】レバーh9に配設されている水平ローラー
h12が、カムh11の低い部分h11’に当接してい
る場合には、レバーh9は、水平ローラーh12が、カ
ムh11の高い部分h11”に当接している場合に比べ
て、図2において、より時計方向に回動しているので、
水平回動軸h5に取着されている支持枠h6も時計方
向、即ち、棒状回動軸h2の方向に傾動し、従って、自
在継ぎ手付き回動軸h1も、自在継ぎ手h1’から上の
部分が、棒状回動軸h2の方向に傾動することになる。
また、逆に、レバーh9に配設された水平ローラーh1
2が、カムh11の高い部分h11”に当接している場
合には、レバーh9は、水平ローラーh12が、カムh
11の低い部分h11’に当接している場合に比べて、
より反時計方向に回動しているので、水平回動軸h5に
取着されている支持枠h6及び自在継ぎ手付き回動軸h
1の自在継ぎ手h1’から上の部分は、図2に示されて
いるように、棒状回動軸h2から離れる方向に傾動し
て、略垂直状態に位置するように構成されている。
【0013】チャンバー本体c1の背部壁c9の内壁に
は、棒状回動軸h2の先端部に取着された可動クランプ
h4に対向するように固定クランプh13が取着されて
おり、棒状回動軸h2の先端部に取着された可動クラン
プh4と協働して、袋Bの開口部B付近の一端を挟持す
るように構成されていている。h14は、チャンバー本
体c1の背部壁c8の内壁に取着された、棒状回動軸h
2の上部を支持する軸受けである。なお、自在継ぎ手付
き回動軸h1の先端部に取着された可動クランプh3と
クランプh8及び棒状回動軸h2の先端部に取着された
可動クランプh4と固定クランプh13の表面には、そ
れぞれ、挟持される袋Bの把持を確実にするために、ゴ
ム板或いは軟質合成樹脂板を取着することが好ましく、
更に、このような板材に多数の突起を突設することが更
に好ましい。
【0014】h15は、自在継ぎ手付き回動軸h1の下
端部に取着された平面形状が略三角形状の回動板であ
り、また、h16は、棒状回動軸h2の下端部に取着さ
れたリンクであり、回転板h15の1つの角部とリンク
h16とは、連結リンクh17により連結されている。
回転板h15の他の角部に垂下されたピンh15’とチ
ャンバー本体c1に取着された枠部材h18に垂下され
たピンh18’との間にはコイルスプリングh19が張
設されており、コイルスプリングh19により回転板h
15は、図4において、反時計方向に回動するように付
勢されている。更に、回転板h15の他の角部には、機
台Fに配設されたカムh20に当接する垂直ローラーh
21が枢支されている。
【0015】垂直ローラーh21が、カムh20の小径
部分h20’に当接している場合には、回転板h15
は、コイルスプリングh19の付勢力により、垂直ロー
ラーh21が、カムh20の大径部分h20”に当接し
ている場合に比べて、図4において、より反時計方向に
回動しているので、回転板h15に取着されている自在
継ぎ手付き回動軸h1も、より反時計方向に回動してお
り、自在継ぎ手付き回動軸h1の先端部に取着された可
動クランプh3が、支持枠h6の上端部に取着されたク
ランプh8に接触して、袋Bの開口部B付近の一端を挟
持するように構成されている。一方、回転板h15の反
時計方向の回動により、連結リンクh17を介して、リ
ンクh16が、図4において、時計方向に回動するの
で、リンクh16に取着されている棒状回動軸h2も時
計方向に回動し、従って、棒状回動軸h2の先端部に取
着された可動クランプh4が、チャンバー本体c1の背
部壁c9の内壁に取着された固定クランプh13に接触
して、袋Bの開口部B付近の一端を挟持するように構成
されている。
【0016】逆に、垂直ローラーh21が、図4に示さ
れているように、カムh20の小径部分h20’から大
径部分h20”に当接した場合には、回転板h15は、
コイルスプリングh19の付勢力に抗して、図4におい
て時計方向に回動するので、回転板h15に取着されて
いる自在継ぎ手付き回動軸h1も時計方向に回動し、従
って、自在継ぎ手付き回動軸h1の先端部に取着された
可動クランプh3が、支持枠h6の上端部に取着された
クランプh8から離れて、可動クランプh3とクランプ
h8とによる袋Bの開口部B付近の挟持を解放するよう
に構成されている。一方、上記の回転板h15の時計方
向の回動により、連結リンクh17を介して、リンクh
16が反時計方向に回動するので、リンクh16に取着
されている棒状回動軸h2も反時計方向に回動し、従っ
て、棒状回動軸h2の先端部に取着された可動クランプ
h4が、固定クランプh13から離れて、可動クランプ
h4と固定クランプh13とによる袋Bの開口部B付近
の挟持を解舒するように構成されている。
【0017】なお、h22は、支持枠h6の側端部に設
けられたストッパーであり、また、h23は、ストッパ
ーh22に対向してチャンバー本体c1の背部壁c9の
内壁に取着された受け板である。上述したように、水平
回動軸h5に取着されている支持枠h6が、棒状回動軸
h2の方向に傾動した際に、支持枠h6に取着されたス
トッパーh22が、受け板h23に当接して、支持枠h
6の傾動を規制することができるように構成されてい
る。勿論、カムh11の低い部分h11’を適当な高さ
に設計することにより、支持枠h6の過度の傾動を規制
するようにした場合には、上記のストッパーh22と受
け板h23とを省略することができる。
【0018】次に、把持部材Hの上方に配設された袋B
の開口部B’の近傍を、所定の間隔で部分的に挟持する
押さえ部材Pについて説明する。
【0019】p1は、把持部材Hの上方に位置するチャ
ンバー本体c1の背部壁c9の内壁に取着された固定水
平枠であり、固定水平枠p1には、所定の間隔を置いて
突起p2が突設されている。p3は、蓋体c2の外壁に
所定の間隔をおいて配設されたシリンダーであり、蓋体
c2を貫通して真空チャンバーC内に延在するシリンダ
ーp3のピストンロッドp4には、上記固定水平枠p1
と同様の可動水平枠p5が取着されており、可動水平枠
p5には、固定水平枠p1に突設された突起p2に対向
して突起p6が取着されている。p7は、蓋体c2の外
壁とピストンp4’との間に配設されたコイルスプリン
グであり、ピストンロッドp4が、シリンダーp3内に
引っ込むように、ピストンロッドp4を付勢している。
p8は、適当なバルブを介して、図示されていない圧縮
空気供給源に接続されたパイプである。
【0020】パイプp8を通じてシリンダーp3に圧縮
空気を供給して、コイルスプリングp7の弾性力に抗し
てピストンロッドp4を、図1において左方向に移動さ
せることにより、ピストンロッドp4に取着されている
可動水平枠p5を、固定水平枠p1方向に移動させて、
固定水平枠p1に突設された突起p2と可動水平枠p5
に突設された突起p6とにより、袋Bの開口部B’の近
傍を、所定の間隔で部分的に挟持するように構成されて
いる。圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を絶つこと
により、コイルスプリングp7の弾性力により、ピスト
ンロッドp4を、図1において右方向に移動させ、固定
水平枠p1に突設された突起p2と可動水平枠p5に突
設された突起p6とによる袋Bの開口部B’の近傍の挟
持を解放することができるように構成されている。
【0021】次に、押さえ部材Pの上方に配設された袋
Bの開口部B’を熱封着するためのシール部材Sについ
て説明する。
【0022】s1は、蓋体c2の内壁に水平に取着され
たシール台であり、s2は、チャンバー本体c1の背部
壁c9の外壁に配設されたアクチュエーターs3の作動
ロッドs4に取着された、上記のシール台s1に対向す
る可動シールバーであり、アクチュエーターs3を適宜
作動させて、作動ロッドs4を進出させて、可動シール
バーs2を、シール台s1に当接させることにより、袋
Bの開口部B’を熱封着するように構成されている。
【0023】次に、上述した本発明の実施例の作動につ
いて説明する。
【0024】図示されていない公知の袋詰め装置によ
り、高温の食品等b1とスープ等の液体b2が収納され
た袋Bは、袋詰め装置の袋把持部材による挟持から解放
されて、真空包装装置の可動クランプh3とクランプh
8及び可動クランプh4と固定クランプh13により、
袋Bの開口部B’の近傍付近において、その両端部が挟
持されて、蓋体c2が開いた状態の真空チャンバーCの
チャンバー本体c1内に懸架される。公知の袋詰め装置
の袋把持部材から、真空包装装置の把持部材Hへの袋B
の受渡しの際には、レバーh9に配設された水平ローラ
ーh12は、カムh11の低い部分h11’に当接して
おり、レバーh9は、図2において時計方向に傾動して
おり、従って、水平回動軸h5に取着されている支持枠
h6及び支持枠h6に連結されている自在継ぎ手付き回
動軸h1の自在継ぎ手h1’から上の部分が、棒状回動
軸h2の方向に傾動している。即ち、可動クランプh3
とクランプh8及び可動クランプh4と固定クランプh
13とによる袋Bの開口部B’の近傍付近における挟持
点の間隔が狭まっている状態で、袋Bが、把持部材Hに
より把持されている。
【0025】次いで、図示されていない間欠回転する回
転体を駆動することにより、図2に示されているよう
に、真空チャンバーCを回転させて、レバーh9に配設
された水平ローラーh12を、カムh11の低い部分h
11’から高い部分h11”に当接させて、レバーh9
を、図2において反時計方向に回動させる。レバーh9
の反時計方向への回動により、水平回動軸h5に取着さ
れている支持枠h6及び自在継ぎ手付き回動軸h1の自
在継ぎ手h1’から上の部分が、棒状回動軸h2から離
れる方向に回動し、略垂直状態となり、従って、可動ク
ランプh3とクランプh8及び可動クランプh4と固定
クランプh13とによる袋Bの開口部B’の近傍付近に
おける挟持点の間隔が拡張して、袋Bの開口部B’を張
る。
【0026】次いで、図示されていないシリンダーを作
動させてピストンロッドc6を上動させて、レバーc3
を、水平軸c5を中心に、図1において時計方向に回動
させることにより、チャンバー本体c1に蓋体c2を被
せる。チャンバー本体c1に蓋体c2を被せると同時に
或いはチャンバー本体c1に蓋体c2を被せた後に、図
示されていない真空ポンプを作動させて或いは真空ポン
プに連結されたバルブを開いて、吸引管Tを介して真空
チャンバーC内の空気の排出を開始する。この真空チャ
ンバーC内の空気排出の開始により、真空チャンバーC
内の減圧が開始されるので、チャンバー本体c1と蓋体
c2との密着状態がより促進される。
【0027】チャンバー本体c1に蓋体c2を被せた後
に或いは真空チャンバーC内の空気排出開始直後に、パ
イプp8を介してシリンダーp3に圧縮空気を供給し
て、コイルスプリングp7の弾性力に抗してピストンロ
ッドp4を、図1において左方向に移動させることによ
り、ピストンロッドp4に取着されている可動水平枠p
5を、固定水平枠p1の方向に移動させて、固定水平枠
p1に突設された突起p2と可動水平枠p5に突設され
た突起p6とにより、袋Bの開口部B’の近傍を、所定
の間隔で部分的に挟持する。この状態で、更に、真空チ
ャンバーC内の空気排出を続行して真空チャンバーC内
を減圧させると、袋B内の空気は、固定水平枠p1に突
設された突起p2と可動水平枠p5に突設された突起p
6とにより挟持されている袋Bの開口部B’以外の部分
から抜かれて、徐々に、袋B内が減圧されることにな
る。
【0028】上述したように、袋Bの開口部B’を緊張
させて皺等を除去した後に、固定水平枠p1に突設され
た突起p2と可動水平枠p5に突設された突起p6とに
より、袋Bの開口部B’を、所定の間隔で部分的に挟持
するようにしたので、真空チャンバーC内を急激に減圧
状態にしても、食品等b1やスープ等の液体b2が袋B
の開口部B’から流出することが防止できるとともに、
袋B内の空気が、突起p2、p6により挟持された部分
以外から、均等に、しかも、円滑に抜かれるので、袋B
内を迅速に減圧することができる。
【0029】袋B内を、所定圧に減圧した後、アクチュ
エーターs3を、適宜、作動させて、作動ロッドs4を
進出させて、可動シールバーs2をシール台s1に当接
させることにより、袋Bの開口部B’を熱封着する。袋
Bの開口部B’の熱封着作業に前後して、図示されてい
ない真空ポンプの作動を停止させるか或いは真空ポンプ
に連結されたバルブを閉じることにより、真空チャンバ
ーC内の空気の排出を停止する。
【0030】その後、図示されていないシリンダーを作
動させてピストンロッドc6を下動させて、レバーc3
を、水平軸c5を中心に、図1において反時計方向に回
動させることにより、チャンバー本体c1から蓋体c2
を離す。
【0031】次いで、真空チャンバーCを回転させて、
垂直ローラーh21を、カムh20の小径部分h20’
から大径部分h20”に当接させて、回転板h15を、
コイルスプリングh19の付勢力に抗して、図4におい
て時計方向に回動させることにより、回転板h15に取
着されている自在継ぎ手付き回動軸h1を時計方向に回
動させ、また、連結リンクh17とリンクh16を介し
て棒状回動軸h2を反時計方向に回動させて、自在継ぎ
手付き回動軸h1の先端部に取着された可動クランプh
3をクランプh8から、また、棒状回動軸h2の先端部
に取着された可動クランプh4を固定クランプh13か
ら、それぞれ離して、可動クランプh3とクランプh8
及び可動クランプh4と固定クランプh13による袋B
の挟持を解放して、袋Bを落下させる。
【0032】なお、上述した実施例においては、袋B内
を所望に減圧後、固定水平枠p1に突設された突起p2
と可動水平枠p5に突設された突起p6とにより、袋B
の開口部B’の近傍を、所定の間隔で部分的に挟持した
状態で、シール部材Sにより、袋Bの開口部B’を熱封
着するように構成したが、袋B内を所定圧に減圧した
後、圧縮空気供給源からの圧縮空気の供給を絶つことに
より、コイルスプリングp7の弾性力によりピストンロ
ッドp4を、図1において右方向に移動させ、固定水平
枠p1に突設された突起p2と可動水平枠p5に突設さ
れた突起p6とによる袋Bの開口部B’の近傍の挟持を
解放し、その後、レバーh9に配設された水平ローラー
h12を、図示されていないカムh11の高い部分h1
1”より更に高い部分に当接させて、可動クランプh3
とクランプh8及び可動クランプh4と固定クランプh
13との間隔を更に拡張させて袋Bの開口部B’を張っ
た後に、可動シールバーs2を、シール台s1に当接さ
せて袋Bの開口部B’を熱封着するように構成すること
もできる。このように構成することにより、熱封着前の
袋Bの開口部B’の弛みを除去して、皺のない状態で袋
Bの開口部B’の封着を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、以下に記載する効果を奏することができる。
【0034】真空チャンバー内を急速に減圧しても、袋
内から、空気が、所定の間隔で部分的に挟持された以外
の部分を通して徐々に抜け出るので、食品や液体等の袋
からの飛び出しを確実に防止することができるととも
に、迅速に袋内を減圧状態にすることができる。
【0035】袋の開口部近傍を、所定の間隔で部分的に
挟持する前に、袋の開口部を緊張させたので、袋の開口
部から均等に、しかも、円滑に空気を排出することがで
きるので、迅速に袋内を減圧状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の真空包装装置の垂直側断面図で
ある。
【図2】図2は本発明の真空包装装置の部分斜視図であ
る。
【図3】図3は本発明の真空包装装置の部分正面図であ
る。
【図4】図4は本発明の真空包装装置の一部拡大平面図
である。
【符号の説明】
B・・・・・・袋 C・・・・・・真空チャンバー H・・・・・・把持部材 P・・・・・・押さえ部材 S・・・・・・シール部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空チャンバー内において、袋の開口部近
    傍の両端部を把持している把持部材による把持間隔を拡
    張して袋の開口部を緊張させた後、把持部材の上方にお
    いて袋の開口部近傍を、所定の間隔で部分的に挟持し、
    次いで、真空チャンバーから空気を排出することにより
    袋内を減圧し、その後、袋の開口部を封着することを特
    徴とする真空包装方法。
  2. 【請求項2】真空チャンバー内において、袋の開口部近
    傍の両端部を把持している把持部材による把持間隔を拡
    張して袋の開口部を緊張させた後、把持部材の上方にお
    いて袋の開口部近傍を、所定の間隔で部分的に挟持し、
    次いで、真空チャンバーから空気を排出することにより
    袋内を減圧し、その後、上記の袋の開口部近傍の部分的
    挟持を解放した後、上記把持部材による把持間隔を更に
    拡張して袋の開口部を緊張させた後に、袋の開口部を封
    着することを特徴とする真空包装方法。
  3. 【請求項3】真空チャンバー内に配設された袋の開口部
    近傍の両端部を把持するとともに把持間隔が拡張可能な
    把持部材、袋の開口部近傍を挟持する突起が、それぞれ
    突設された固定水平枠と可動水平枠とを有する把持部材
    の上方に配設された押さえ部材及びシール台と可動シー
    ルバーとを有する押さえ部材の上方に配設されたシール
    部材とからなることを特徴とする真空包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104229186A (zh) * 2013-06-20 2014-12-24 上海精汇包装设备有限公司 一种真空封装系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104229186A (zh) * 2013-06-20 2014-12-24 上海精汇包装设备有限公司 一种真空封装系统

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