JPH08318687A - 紙製綴じ具によるカレンダーの製造装置 - Google Patents

紙製綴じ具によるカレンダーの製造装置

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JPH08318687A
JPH08318687A JP15122595A JP15122595A JPH08318687A JP H08318687 A JPH08318687 A JP H08318687A JP 15122595 A JP15122595 A JP 15122595A JP 15122595 A JP15122595 A JP 15122595A JP H08318687 A JPH08318687 A JP H08318687A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カレンダー頁用冊紙の上端縁を厚紙製綴じ具
により綴じる月別カレンダーの製造に際し、送りベルト
により冊紙上端縁2を接着剤充填孔穿設装置5及び綴じ
具台20の所定位置へ移送して、全ての冊紙上端縁2に対
する接着剤充填孔9の開設と、接着剤充填孔9内への均
一な接着剤23の注入により、綴じ具19の接着とが適正に
行えるようにしたカレンダー製造装置を提供する。 【構成】 カレンダー頁の冊紙1を上端縁2を先頭にし
て移送する複数個の送りベルト3,18,30を直列状に配
置し、夫々の送りベルトの間に夫々ストッパ4を備えた
接着剤充填孔9の穿設装置5と、ストッパ21を備えた厚
紙製綴じ具の綴じ具台20と、厚紙製綴じ具19を冊紙上端
縁2へ圧接する上下一対のプレスロール27とを備え、夫
々のベルト3,18により送られる冊紙1を、夫々の穿設
装置5及び綴じ具台20の正しい位置に停止させて、全て
の冊紙上端縁2に対して接着剤充填孔9を正確な位置へ
開設すると共に、次の工程で接着剤充填孔9に接着剤23
を均一に充填し、冊紙上端縁2に綴じ具19を適正かつ能
率的に圧着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、丁合された複数枚のカ
レンダー頁の上端縁を、厚紙製の綴じ具により綴じるこ
とで構成される月別カレンダーの製造装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】月別カレンダーを構成する複数枚のカレ
ンダー頁用冊紙の上端縁を綴じる手段として、従来では
冊紙の上端縁を金属製の綴じ金具により巻き締め固着し
ていたが、この種のカレンダーは金属製の綴じ金具が焼
却不能のため公害と見なされるようになり、最近では、
図5に示すように、冊紙1の上端縁2を可燃性の厚紙綴
じ具19により綴じる月別カレンダーが普及するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】このような事情から、カレン
ダー冊紙1の上端縁2を厚紙製の綴じ具19により綴じる
ことは既に従来においても知られているが、厚紙製の綴
じ具19を使用するカレンダーの場合は、金属製の綴じ金
具による場合に比較して工程が複雑となり、生産能率が
劣るという問題がある。
【0004】その理由は、金属製の綴じ金具による場合
は、丁合機により複数枚のカレンダー頁が冊紙に纏めら
れたのち、この冊紙をプレス装置に送って、該冊紙の上
端縁に金属製綴じ金具を直接嵌合してプレスにより巻き
締めれば工程として完了するが、厚紙製の綴じ具19を使
用するカレンダーの場合は、冊紙上端縁2に厚紙製綴じ
具19を取り付ける前に、該冊紙上端縁2に多数の接着剤
充填孔9を穿設する工程と、これらの接着剤充填孔9内
に接着剤を充填する工程とを経る必要があり、この接着
剤充填孔9の穿設工程と、接着剤の充填工程とを経たあ
とでないと冊紙上端縁2に厚紙製綴じ具19を接着するこ
とができないからである。
【0005】このような厚紙製綴じ具によるカレンダー
を製造するための手段として、従来では、小さいスペー
スでの製造を可能とするという目的から、丁合された冊
紙を横向きに載置する一台の長尺な移送コンベアの側方
に、接着剤充填孔の穿設装置、接着剤の充填装置、綴じ
具の圧着装置等の綴じ機構を配列して、この移送コンベ
アにより冊紙を横向きで夫々の綴じ機構の位置へ移動し
たり停止させて、冊紙上端縁に順次接着剤充填孔の穿設
と、接着剤の充填と、綴じ具の圧着とを行うようにした
横送り式の紙製綴じ具によるカレンダー製造装置が試作
されている。
【0006】この横送り式の紙製綴じ具によるカレンダ
ー製造装置では、一台の長尺な移送コンベアにより、先
ず第1の冊紙を接着剤充填孔の穿設装置の位置へ移動さ
せ、その位置で停止している間に冊紙上端縁に接着剤充
填孔を開設し、次に再びコンベアを移動させて前記冊紙
を次に隣の接着剤の充填装置の位置へ送って、その位置
で停止している間に接着剤充填孔へ接着剤が充填され、
その後再びコンベアを移動させて前記冊紙を次の綴じ具
の圧着装置の位置へ送り、その位置で停止している間に
厚紙製綴じ具を圧着する。
【0007】前記のコンベアによる冊紙の移送工程で
は、第1の冊紙が穿設装置の位置で充填孔が開設され
後、コンベアで次の接着剤の充填装置の位置へ送られる
ときに、後続の第2の冊紙がコンベアへ乗せられて接着
剤充填孔の穿設装置の位置へ移動され、その位置でコン
ベアが停止している間に第1の冊紙は接着剤充填孔に接
着剤が充填され、第2の冊紙は穿設装置により接着剤充
填孔が開設されるというようにして、コンベア上に後続
の冊紙が順次乗せられて、移送と停止とを繰り返しなが
ら連続的に厚紙製綴じ具が取り付けられる。
【0008】しかしながら、この横送り式によるカレン
ダー製造装置では、複数の冊紙を一台の長尺な移送コン
ベアにより移送するので、冊紙の載置されたコンベアを
夫々接着剤充填孔の穿設装置、接着剤の充填装置、綴じ
具の圧着装置等の設けられた位置で正確に停止させなけ
ればならず、移動と停止を繰り返すコンベアを夫々の装
置の位置で正確に停止させることが難しいために、コン
ベアの停止位置が夫々の装置に対する適正な位置と僅か
数ミリでもズレると、冊紙上端縁の正しい位置に接着剤
充填孔が開設されなかったり、接着剤が接着剤充填孔に
対して正しく充填されないという問題が発生することに
なる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来における紙製綴じ具によるカレンダー製造装置の問
題点を解消し、冊紙上端縁に対する充填孔の穿設、接着
剤の充填、綴じ具の圧着等の夫々の工程が夫々の位置で
的確に行えるようにしたカレンダー製造装置の提供を目
的としたものであり、以下、本願発明の概要を実施例に
対応した図面の符号を付して説明する。
【0010】請求項1に記載の発明はその具体的手段と
して、丁合された複数枚のカレンダー頁からなる冊紙1
の上端縁2を先頭にして前方へ順次移送しながら冊紙上
端縁2を厚紙製綴じ具19により綴じるカレンダーの製造
装置であり、冊紙上端縁2を先頭にして移送する第1送
りベルト3の前方に、前記冊紙上端縁2を所定位置で停
止するストッパ4と、停止した冊紙上端縁2に切取り線
用ミシン目8と接着剤充填孔9とを開設する穿孔装置5
を有し、前記穿孔装置5の前方には前記冊紙1を更に前
方へ移送する第2送りベルト18と、該第2送りベルト18
の前方に、開放した厚紙製綴じ具19の裏側フラップ19b
を載置した綴じ具台20と、前記冊紙上端縁2を前記綴じ
具台20上で停止するストッパ21と、停止した冊紙上端縁
2の前記接着剤充填穴9内に接着剤23を注入する接着剤
供給装置22を有し、前記第2送りベルト18の前方には、
前記冊紙1が更に前方へ送られることで前記冊紙上端縁
2に接着された前記厚紙製綴じ具19の表側フラップ19a
を閉じて前記冊紙上端縁2へ圧接させる上下一対のプレ
スロール27と、前記冊紙上端縁2に前記厚紙製綴じ具19
が綴じられた前記冊紙1を更に前方へ移送する第3送り
ベルト30とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、前記冊紙上端縁2に前
記厚紙製綴じ具19が綴じられた前記冊紙2を前方へ移送
する前記第3送りベルト30が冊紙1を上下両面で挟んで
前方へ移送する一対の圧接送りベルトからなり、該圧接
送りベルト30の前方に前記冊紙上端縁2を所定位置で停
止するストッパ37と、停止した前記厚紙製綴じ具19を感
知して前記圧接送りベルト30の回転を止めるセンサー38
と、停止した前記厚紙製綴じ具19付冊紙上端縁2の中央
部に吊り穴40を開設するための穴開け装置31と、前記穴
開け装置31の前方に前記冊紙1を機外へ送り出す排出送
りベルト40を備えていることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、カレンダー頁の冊紙1を
上端縁2を先頭にして移送する複数個の送りベルト3,
18,30を直列状に配置し、夫々の送りベルトの間に夫々
ストッパ4,21を備えた接着剤充填孔9の穿設装置5
と、厚紙製綴じ具の綴じ具台20と、接着剤充填孔9内へ
接着剤23を注入する接着剤供給装置22と、厚紙製綴じ具
19の表側フラップ19aを前記冊紙上端縁2へ圧接する上
下一対のプレスロール27とを備えるので、夫々のベルト
3,18により送られる冊紙1を、夫々のストッパ4,21
により穿設装置5及び綴じ具台20の正しい位置に停止さ
せて、全ての冊紙上端縁2に対して充填孔9を正確な位
置へ開設できると共に、次の工程で前記の充填孔9に対
して接着剤23を正確に充填することができ、冊紙上端縁
2に対して綴じ具19を適正にして能率的に圧着すること
ができる。
【0013】また、請求項2の発明では、厚紙製綴じ具
19が糊付けされた冊紙上端縁2が穴開け装置31の位置へ
送られて来て、ストッパ37により停止すると、センサー
38が冊紙上端縁2を検知して圧接送りベルト30の回転を
停止するので、厚紙製綴じ具19が糊付けされた直後の未
だ硬化していない冊紙上端縁2の中央部に、安定した状
態で穴開け装置31によって吊り穴39を適切に開設するこ
とができる。
【0014】
【実施例】本発明のカレンダー製造装置を図面に示す実
施例により説明すると、図1はこの装置の側面図であ
り、この装置は、丁合された複数枚のカレンダー頁から
なる冊紙1を、図面の右側から左側へ冊紙上端縁を先頭
にして移送する複数個の直列状に配列された送りベルト
3,18,30,40と、夫々の送りベルトの間に設けられた
各種の綴じ加工装置とからなる移送ラインにより構成さ
れており、移送ラインは、図1の右側から冊紙上端縁の
穴開け加工部A、糊付け加工部B、吊り穴加工部Cとに
大別される。
【0015】前記移送ラインの穴開け加工部Aは、図2
aに示すように、冊紙上端縁2を先頭にして移送する第
1送りベルト3と、この第1送りベルト3の前方位置に
設けられた、前記冊紙上端縁2を所定位置で停止するス
トッパ4と、冊紙上端縁2に頁切取り線用のミシン目8
を設ける針6と、複数個の接着剤充填孔9を開設する穿
孔パンチ7とを有する穿孔装置5とからなっている。
【0016】第1送りベルト3の始端側上部には、常時
ベルト3と接触回転し、ベルト3上に乗せられた冊紙1
をベルト3との間で挟んで前記穿孔装置5の位置へ送り
出すための搬送ロール10が設けられ、また、送りベルト
3の終端側上部には、回動するアーム12によって常時は
ベルト3とは離れている送り出しロール11とが設けられ
ている。
【0017】前記搬送ロール10は冊紙1の長さに応じて
設定位置を前後方向に適宜移動できるようになってお
り、図2aのように、冊紙1が送りベルト3の始端側上
部に乗せられたのち、前記搬送ロール10と送りベルト3
との間に挟まれると、図2bのように、冊紙上端縁2が
前記穿孔装置5の方向へ送り込まれる。
【0018】前記穿孔装置5は、前記第1送りベルト3
と同じレベル面上に設けられた前記穿孔パンチ7の貫通
孔14を有する受台13と、この受台13の上部に前記冊紙1
の通過するスリット15を隔てて固定配置されたベース16
と、上下動可能なプレスバー17の下面に設けられた前記
ミシン目穿孔用針6と、前記接着剤充填孔穿孔パンチ7
とからなっている。
【0019】また、冊紙1の移送方向からみて最も奥側
に前記ストッパ4が受台13内に出没自在に設けられてい
て、通常は上昇して受台13とベース16との間のスリット
15を閉じており、図2bのように、前記送りベルト3に
より冊紙1が送られてくると、冊紙上端縁2が前記スト
ッパ4に突き当たる。その時、冊紙1の下端は前記搬送
ロール10と外れた前方位置に送り出されているために、
送りベルト3は回転していても搬送ロール10による送り
作用を受けず、冊紙1は送りベルト3上で一時的に移送
が停止される。
【0020】前記接着剤充填孔穿孔パンチ7は、前記ス
トッパ4の手前側における前記受台13の貫通孔14と対応
した位置にベース16を貫通して設けられ、また、前記ミ
シン目穿孔用針6はベース16の手前側に設けられている
ので、前記のように、冊紙上端縁2がストッパ4により
停止すると、図2cのように、穿孔パンチ7とミシン目
穿孔用針6とが同時に下降して、冊紙上端縁2に多数の
接着剤充填孔9と切取り線用ミシン目8とを開設する。
【0021】冊紙上端縁2に接着剤充填孔9と切取り線
用ミシン目8とが開設されると、図2dのように、前記
ストッパ4と穿孔パンチ7とミシン目穿孔用針6とが同
時に上昇すると共に、前記送りベルト3の終端側上部に
設けられた前記送り出しロール11のアーム12が回動し
て、送り出しロール11が送りベルト3との間で冊紙1を
挟むことで冊紙1に送りベルト3の送り回転力が伝えら
れ、冊紙1は前記穿孔装置5を通り越して前方の糊付け
加工部Bへ送られる。
【0022】前記移送ラインの糊付け加工部Bは、図3
aに示すように、前記穿孔装置5の前方に設けられた第
2送りベルト18と、該第2送りベルト18の前方に設けら
れた厚紙製綴じ具19を載置する綴じ具台20と、前記冊紙
上端縁2を前記綴じ具台20上で停止させるストッパ21
と、停止した冊紙上端縁2の前記接着剤充填孔9内へ接
着剤23を注入する接着剤供給装置22と、厚紙製綴じ具19
を閉じて冊紙上端縁2へ圧着する上下一対のプレスロー
ラ27とからなっている。
【0023】第2送りベルト18の上部には、前記第1送
りベルト3の上部における前記搬送ロール10及び送り出
しロール11と同様の、搬送ロール24及びアーム26により
回動する送り出しロール25とが設けられており、前記穴
開け加工部Aの前記送り出しロール11によって冊紙1が
第2送りベルト18の上に送られると、冊紙1が前記搬送
ロール24と送りベルト18との間に挟まれて、図3bのよ
うに、前記綴じ具台20の方向へ送り込まれる。
【0024】前記綴じ具台20は、図3a,b,cに示す
前記第2送りベルト18のレベル面の高さ位置と、図3d
に示す前記ベルト18の下方に設けられた厚紙製綴じ具19
の供給装置28の位置との間を上下に昇降可能なるように
設けられていると共に、この台20の前方に前記ストッパ
21が上下動自在に設けられており、図3dに示すよう
に、この綴じ具台20が厚紙製綴じ具供給装置28の位置へ
下降した時点で、台20の上面におけるストッパ21の手前
側に前記綴じ具供給装置28から表側フラップ19aを開い
た前記厚紙製綴じ具19の裏側フラップ19bが乗せられた
のち、図3aのように、綴じ具台20が第2送りベルト18
のレベル面の高さ位置へ上昇している。
【0025】図3aのように、表側フラップ19aを開い
た前記厚紙製綴じ具19を乗せた綴じ具台20が第2送りベ
ルト18のレベル面の高さ位置へ上昇すると、綴じ具19の
表側フラップ19aはストッパ21によって立ち上がり状態
が保持されているので、この表側フラップ19aが開いた
状態の厚紙製綴じ具19の内側に、前記送りベルト18から
送り込まれた冊紙1の上端縁2が突き当たって停止す
る。
【0026】前記送りベルト18により冊紙1が綴じ具台
20上に送られて来て、冊紙上端縁2が前記ストッパ21に
突き当たると、冊紙1の下端は前記搬送ロール24と外れ
た前方位置に送り出されているために、送りベルト18は
回転していても搬送ロール24による送り作用を受けず、
送りベルト18による冊紙1の移送が一時的に停止され
る。
【0027】前記綴じ具台20の上方には、下面に接着剤
23の注入ノズル29を有する前記接着剤供給装置22が上下
動自在に設けられており、この接着剤供給装置22は、通
常は綴じ具台20の上方に位置しているが、図3bのよう
に、冊紙上端縁2が綴じ具台20の上に送り込まれて来て
ストッパ21により停止すると、冊紙上端縁2に接近する
ように下降して、既に開設された接着剤充填孔9内へ所
定量の接着剤23を充填する。
【0028】接着剤供給装置22の注入ノズル29から冊紙
上端縁2の前記接着剤充填孔9内へ接着剤23が充填され
と、冊紙上端縁2の各頁と裏側フラップ19bとが接着剤
23により接着される。その後、図3cのように、接着剤
供給装置22が上昇し、ストッパ21が下降すると共に、送
り出しロール25のアーム26が下方へ回動して、送りベル
ト18との間で冊紙1を挟んで送りベルト18の回転力を伝
えるので、冊紙1は前記綴じ具台20を通り越して前方の
上下一対のプレスローラ27の方向へ送り出される。
【0029】送り出しロール25によって冊紙1が前記プ
レスローラ27の前面へ送られて、両ローラ27,27の間に
冊紙上端縁2が差し込まれると、図3cのように、厚紙
製綴じ具19の表側フラップ19aが上方ローラ27により冊
紙上端縁2の上に折り畳まれて上下から圧縮されるた
め、接着剤充填孔9内の接着剤23によって表側フラップ
19aが冊紙上端縁2の表面と接着され、冊紙1はその後
図3dのように、送り出しロール25の回動により、両プ
レスローラ27,27の間を通って前方の吊り穴加工部Cの
方向へ送り出される。
【0030】冊紙1が両プレスローラ27,27の間を通っ
て前方の吊り穴加工部Cの方向へ送り出されている時
に、前記のように綴じ具台20は厚紙製綴じ具供給装置28
の位置へ下降しているので、その間に台20の上面に次の
工程で使用される厚紙製綴じ具19が表側フラップ19aを
開いた状態で載置され、冊紙1が綴じ具台20の上を通り
過ぎると、厚紙製綴じ具19を乗せた綴じ具台20が図3a
のように上昇する。
【0031】前記移送ラインの吊り穴加工部Cは、図4
aに示すように、前記冊紙上端縁2に前記厚紙製綴じ具
19を圧着する前記プレスローラ27,27の前方に、厚紙製
綴じ具19により綴じられた前記冊紙1を上下両面で挟ん
で更に前方へ移送するように設けられた一対の圧接送り
ベルト30, 30と、これらの圧接送りベルト30, 30の前方
に設けられた、前記厚紙製綴じ具19で綴じられた冊紙上
端縁2の中央部に一個の吊り穴39を開設するための穴開
け装置31と、この穴開け装置31の前方に設けられた上下
一対の排出用圧接送りベルト40, 40とからなっている。
【0032】また、前記穴開け装置31は、前記圧接送り
ベルトの下方ベルト30と同じレベル面上に設けられた吊
り穴パンチ32の貫通孔34を有する受台33と、この受台33
の上部に前記冊紙1の通過するスリット35を隔てて固定
配置されたベース36と、このベース36を貫通して上下動
可能に設けられた前記吊り穴パンチ32と、前記冊紙上端
縁2を受台33の所定位置で停止させるストッパ37と、前
記受台33上の前記所定位置に送られた前記冊紙上端縁2
の位置を検知して前記圧接送りベルト30, 30の回転を停
止するセンサー38とからなっている。
【0033】前記ストッパ37は、前記吊り穴パンチ32よ
りも奥側の受台33内に上下動自在に設けられていて、図
4bのように、通常は上昇して受台33とベース36との間
のスリット35を閉じ、前記記圧接送りベルト30, 30によ
り送られる冊紙上端縁2をその位置で停止させる。
【0034】また、センサー38は、前記受台33の吊り穴
パンチ貫通孔34と前記ストッパ37との間に設けられてい
て、前記冊紙上端縁2が前記受台33の上に送られて来て
前記ストッパ37に突き当たると、その位置を検知して前
記圧接送りベルト30, 30の回転を停止すると共に、図4
cのように、上方の前記吊り穴パンチ32を下降して、冊
紙上端縁2の中央部における前記接着剤充填孔9の若干
上方部分に吊り穴39を開設する。
【0035】前記吊り穴パンチ32の下降により冊紙上端
縁2の中央部に吊り穴39が開設された後、前記吊り穴パ
ンチ32が上昇すると、図4dのように、ストッパ37が下
降すると共に前記圧接送りベルト30, 30が再び回転を開
始して、冊紙1を前方の排出用圧接送りベルト40, 40を
介して機外へ排出し、全ての作業を完了する。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るカレンダー製造装置は、上
記のようにカレンダー頁の冊紙1を上端縁2を先頭にし
て移送する第1送りベルト3と、第2送りベルト18と、
第3の圧接送りベルト30とを直列状に配置し、夫々の送
りベルトの間に、ストッパ4を有する接着剤充填孔9と
切取り線用ミシン目8との穿設装置5と、ストッパ21を
有する厚紙製綴じ具の綴じ具台20と、この綴じ具台20の
前方に上下一対のプレスローラ27とを設けたので、夫々
のベルトにより冊紙上端縁2を穿設装置5及び綴じ具台
20の適正な位置へ停止させることができる。
【0037】従って、穿設装置5の位置では、移送され
る全ての冊紙上端縁2に対して接着剤充填孔9及びミシ
ン目8を完全な同一位置に開設できると共に、厚紙製綴
じ具の綴じ具台20の位置では、開設された接着剤充填孔
9の中心位置へ常に接着剤供給装置22から適正量の接着
剤を注入することができ、その後の工程としての上下一
対のプレスローラ27による厚紙製綴じ具19の冊紙上端縁
2への圧着を適正に行うことができ、精度の高い製品を
能率的に製造することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカレンダー製造装置の全体的構成
を示す側面図。
【図2】本発明のカレンダー製造装置における穴開け加
工部Aの構成と作用とを示す側面図。
【図3】同じく糊付け加工部Bの構成と作用とを示す側
面図。
【図4】同じく吊り穴加工部Cの構成と作用とを示す側
面図。
【図5】本発明により製造される厚紙製綴じ具によるカ
レンダーの斜視図。
【符号の説明】
1:冊紙 2:冊紙上端縁 3:第1送りベルト 4,21,37:ストッパ 5:穿孔装置 6:ミシン目穿孔用針 7:接着剤充填孔穿孔パンチ 8:切取り線用ミシン目 9:接着剤充填孔 10,24:搬送ロール 11,25:送り出しロール 12,26:アーム 13,33:受台 14,34:貫通孔 15,35:スリット 16,36:ベース 17:プレスバー 18:第2送りベルト 19:厚紙製綴じ具 20:綴じ具台 22:接着剤供給装置 23:接着剤 27:プレスロール 28:厚紙製綴じ具供給装置 29:注入ノズル 30:圧着送りベルト 31:穴開け装置 32:吊り穴パンチ 38:センサー 39:吊り穴 40:排出送りベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丁合された複数枚のカレンダー頁からな
    る冊紙1の上端縁2を先頭にして前方へ順次移送しなが
    ら冊紙上端縁2を厚紙製綴じ具19により綴じるカレンダ
    ーの製造装置であり、冊紙上端縁2を先頭にして移送す
    る第1送りベルト3の前方に、前記冊紙上端縁2を所定
    位置で停止するストッパ4と、停止した冊紙上端縁2に
    切取り線用ミシン目8と接着剤充填孔9とを開設する穿
    孔装置5を有し、前記穿孔装置5の前方には前記冊紙1
    を更に前方へ移送する第2送りベルト18と、該第2送り
    ベルト18の前方に、開放した厚紙製綴じ具19の裏側フラ
    ップ19bを載置した綴じ具台20と、前記冊紙上端縁2を
    前記綴じ具台20上で停止するストッパ21と、停止した冊
    紙上端縁2の前記接着剤充填穴9内に接着剤23を注入す
    る接着剤供給装置22を有し、前記第2送りベルト18の前
    方には、前記冊紙1が更に前方へ送られることで前記冊
    紙上端縁2に接着された前記厚紙製綴じ具19の表側フラ
    ップ19aを閉じて前記冊紙上端縁2へ圧接させる上下一
    対のプレスロール27と、前記冊紙上端縁2に前記厚紙製
    綴じ具19が綴じられた前記冊紙1を更に前方へ移送する
    第3送りベルト30とを備えたことを特徴とする紙製綴じ
    具によるカレンダーの製造装置。
  2. 【請求項2】 前記冊紙上端縁2に前記厚紙製綴じ具19
    が綴じられた前記冊紙2を前方へ移送する前記第3送り
    ベルト30が冊紙1を上下両面で挟んで前方へ移送する一
    対の圧接送りベルトからなり、該圧接送りベルト30の前
    方に前記冊紙上端縁2を所定位置で停止するストッパ37
    と、停止した前記厚紙製綴じ具19を感知して前記圧接送
    りベルト30の回転を止めるセンサー38と、停止した前記
    厚紙製綴じ具19付冊紙上端縁2の中央部に吊り穴40を開
    設するための穴開け装置31と、前記穴開け装置31の前方
    に前記冊紙1を機外へ送り出す排出送りベルト40を備え
    ている請求項1の紙製綴じ具によるカレンダーの製造装
    置。
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