JPH08318614A - ホットスタンプ装置 - Google Patents

ホットスタンプ装置

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JPH08318614A
JPH08318614A JP12802495A JP12802495A JPH08318614A JP H08318614 A JPH08318614 A JP H08318614A JP 12802495 A JP12802495 A JP 12802495A JP 12802495 A JP12802495 A JP 12802495A JP H08318614 A JPH08318614 A JP H08318614A
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JP
Japan
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transfer
support
roll
cartridge
peeling member
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Pending
Application number
JP12802495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kobayashi
肇 小林
Hitoshi Okubo
仁 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH08318614A publication Critical patent/JPH08318614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 IDカード等の画像面にコーティングされる
UV硬化樹脂の画像への悪影響から保護する。 【構成】 ヒートスタンプによりカードCの画像面にU
V硬化樹脂の画像への悪影響から保護する転写層32を
転移したあとの転写ロール30を、フッ素樹脂をもって
覆った低摩擦係数の先端部を0.3乃至0.5mmRの
半径に形成した摺動部材24に当接させることにより、
転写ロール30の支持体31を転移した転写層32より
分離すると共に、帯電防止層33を削り取ることなく転
写ロール30を搬送して巻き取るように構成したことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像面をUV硬化樹脂
によって保護するようにしたカード類で、UV硬化樹脂
の被覆前に箔状の転写層の熱転写を行うホットスタンプ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IDカードや身分証明カードの作成手段
として、カード類にインクリボンを圧着し熱転写によっ
てカード上に画像や文字等の情報を記録する熱転写方式
の記録装置が使用されている。
【0003】熱転写によって形成された画像や文字等の
情報を記録した面(以下画像面とする)はさらに透明な
UV硬化樹脂をコーティングしていろいろな使用条件に
対しての耐久性をもたせているが、このUV硬化樹脂は
先の熱転写によって形成された画像面への色具合等に悪
影響を及ぼすため、予め画像面に箔状の転写層を中間層
として形成し、その上にUV硬化樹脂をコーティングす
る方法がとられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この転写層の形成に
は、箔状の転写層を密着したフィルム状の支持体をカー
ドの画像面に圧着してヒートスタンプ加工により前記の
転写層を画像面に転移する方法がとられる。
【0005】しかし転写層の転写後前記の支持体は剥離
部材のしごきにより急角度で画像面より分離されるた
め、その際画像面に付着した転写層が支持体側に再転移
したり(又は未転移で)、しごきにより支持体背面の帯
電防止層が削り取られて支持体と剥離部材間の楔状の隙
間に堆積し、その粘着性によって支持体の巻き取りが困
難となる等のトラブルを生ずることが多い。
【0006】本発明はこの点を解決して改良した結果、
剥離部材の形状および表面処理を改善することにより転
写層の画像面への転移ならびに支持体の巻き取りが確実
に行えるようにしたホットスタンプ装置の提供を目的と
したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、箔状の転写
層を支持体上に有した長尺の転写ロールをカード状の被
転写材に当接して加熱し、前記転写層を前記被転写材上
に熱転写を行うホットスタンプ装置において、装置本体
には着脱を可能としたカートリッジが取り付けられてい
て、該カートリッジ内には少なくとも前記転写ロールの
元巻き及び巻取り手段と、前記転写ロール背面の支持体
に当接し、転写ロール支持体と転写層の付着した前記被
転写材との分離を行う剥離部材が設けられていて、前記
剥離部材の前記支持体との当接部分は摩擦係数が0.3
5以下の低摩擦材であることを特徴とするホットスタン
プ装置によって達成される。
【0008】
【作用】前述した転写層の支持体側への再転移や、帯電
防止層の削り取りは本発明者らの実験によると、剥離部
材の形状や当接角度と共に表面の摩擦抵抗の大きさによ
っても影響されることが確認された。
【0009】従来剥離部材としてはアルミニウム材を用
い、表面処理としては黒アルマイトメッキのアルマイト
処理が多く用いられ、本発明者らの測定によると23℃
の環境温度において0.35乃至0.44の摩擦係数を
示すのに対し、フッ素樹脂との複合メッキ処理を施した
ものは0.23乃至0.35、またフッ素樹脂テープを
貼着したものは0.16乃至0.26とフッ素樹脂系の
処理を施すことによって摩擦抵抗を大きく低下すること
が可能で、剥離部材として表面の摩擦係数が0.35以
下の低摩擦材を用いることによって前記の不具合が大幅
に解消されることを見出した。
【0010】そこで本発明においては、剥離部材の当接
部分を例えばフッ素樹脂系の物質によって被覆し、表面
の摩擦係数を0.35以下にすると共に、半径や当接角
度を選択することにより転写層の再転移や帯電防止層の
削り取りを防止する対策を行った。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図4によって説明
する。
【0012】図1は本発明のホットスタンプ装置に設け
られる転写層のヒートスタンプ部10の構成を示したも
ので、インクリボンを利用した熱転写によって上面にカ
ラー画像を記録したカードCは矢示A方向より二点鎖線
をもって示す経路に前記のヒートスタンプ部10の内部
に給送される。
【0013】前記のヒートスタンプ部10は給送される
カードCを水平方向へと搬送する複数のローラ対とその
搬送面を挟む熱ローラ11と圧着ローラ12と、転写ロ
ール30を収めるカートリッジ20とから構成されてい
る。
【0014】前記の転写ロール30は元巻き手段として
設けたカートリッジ20内のリール21より引き出され
てガイドローラ23を経て前記の熱ローラ11と圧着ロ
ーラ12との挟着面を熱ローラ11の回転作用によりカ
ードCの搬送速度と等速で給送され、熱転写を終えた転
写ロール30はカートリッジ20内の後述する剥離部材
24を介して方向を転換したあと巻取り手段として設け
たリール22に順次巻き取られる。
【0015】前記の転写ロール30は、図2に示す如く
長尺のフィルム状支持体31の表面には箔状の透明な転
写層32を、また裏面には帯電防止層33を形成してい
て、前記の熱ローラ11と圧着ローラ12との挟着面の
搬送中に190℃以上に加熱された熱ローラ11のヒー
トスタンプ作用により圧接するカードC上の全面にさら
に前記の転写層32を転移させていわゆる中間保護層を
形成し、矢示B方向において転写層32が付着したカー
ドC上にUV硬化樹脂コーティングのプロセスに移行す
る。
【0016】一方転写層32のカードC上への転移を終
えた前記の転写ロール30は前述した剥離部材24に沿
って強く屈曲することにより転移した転写層32を支持
体31から分離し、搬送面より分岐してリール22に巻
き取られるが、支持体31に摺接する部粉が摩擦係数が
0.35以下のフッ素樹脂材とした剥離部材24の転写
ロール30を摺接する先端部の半径が小さ過ぎると転写
ロール30の巻き取りに際して前記の帯電防止層33が
削り取られて図3に示す如く剥離部材24と転写ロール
30との間の楔状の間隙に堆積し、その粘着性によって
転写ロール30の巻き取りが不円滑になるおそれがあ
り、実験によると剥離部材24の先端部の半径が2mm
R以下の場合その現象が生ずる。
【0017】これに反し、先端部の曲率が大き過ぎる
と、図4に示す如くカードCの画像面に転移して付着し
た転写層32が転写ロール30の屈する際に画像面より
剥離されて再び転写ロール30の支持体31側に付着す
ることがあり半径が2.1mmR以上でその発生が見ら
れる。
【0018】そこで本発明者が剥離部材24の先端部の
支持体31に摺接する部分をフッ素樹脂を含んだ物質で
表面処理し、或いはフッ素樹脂を含んだ物質をテープ表
面に付着したテープを貼付け、先端部の曲率を種々変化
してテストを反復した結果、図2に示す如く曲率は0.
2mmR乃至2mmRの範囲、更に好ましくは曲率を
0.3mmR乃至0.5mmRの範囲に設定した場合
に、前述した支持体31への転写層32の再転移ならび
に帯電防止層33の削り取りの現象が全く見られず画像
面への保護層の形成と転写ロール30の搬送、巻き取り
を支障なく継続できることを確認することができた。
【0019】また転写ロール30は剥離部材24の先端
部において直角より小さい角度に屈曲することによって
転写層32を剥離して画像面側に転移させるので、剥離
部材24の先端部の頂角は必然的に鋭角であって一例と
して図示の如く頂角を30°とし水平面に対し15°の
傾斜角をもって設定したところ、良好な分離が認められ
る。但しこの角度関係はこれに限定されるものではな
い。
【0020】
【発明の効果】本発明により、IDカードや身分証明カ
ードに対して転写層の画像面への転移が確実になされ、
支持体の巻き取りも良好に行われた。その結果UV硬化
樹脂による画像への悪影響がなくなり、熱転写した画像
を変色や退色、摩耗等より保護して長期にわたり使用可
能としたホットスタンプ装置が提供されることとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホットスタンプ装置のヒートスタンプ
部を示す断面構成図。
【図2】ヒートスタンプ部の要部説明図。
【図3】帯電防止層の削り取りを示す説明図。
【図4】転写層の再転移を示す説明図。
【符号の説明】
10 ヒートスタンプ部 11 熱ローラ 12 圧着ローラ 20 カートリッジ 21 (元巻き)リール 22 (巻取り)リール 23 ガイドローラ 24 剥離部材 30 転写ロール 31 支持体 32 転写層 33 帯電防止層 C カード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箔状の転写層を支持体上に有した長尺の
    転写ロールをカード状の被転写材に当接して加熱し、前
    記転写層を前記被転写材上に熱転写を行うホットスタン
    プ装置において、装置本体には着脱を可能としたカート
    リッジが取り付けられていて、該カートリッジ内には少
    なくとも前記転写ロールの元巻き及び巻取り手段と、前
    記転写ロール背面の支持体に当接し、転写ロール支持体
    と転写層の付着した前記被転写材との分離を行う剥離部
    材が設けられていて、前記剥離部材の前記支持体との当
    接部分は摩擦係数が0.35以下の低摩擦材であること
    を特徴とするホットスタンプ装置。
  2. 【請求項2】 前記剥離部材の前記支持体との当接部分
    はフッ素樹脂を含んだ物質により覆われていることを特
    徴とする請求項1記載のホットスタンプ装置。
  3. 【請求項3】 前記フッ素樹脂を含んだ物質で覆う方法
    がメッキ等の表面処理であることを特徴とする請求項2
    記載のホットスタンプ装置。
  4. 【請求項4】 前記フッ素樹脂を含んだ物質で覆う方法
    がテープを貼付けることによってなされることを特徴と
    する請求項2記載のホットスタンプ装置。
  5. 【請求項5】 前記剥離部材は先端は半径が2mm以下
    で0.2mm以上の円断面で断面が鋭角をなしているこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のホッ
    トスタンプ装置。
JP12802495A 1995-05-26 1995-05-26 ホットスタンプ装置 Pending JPH08318614A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150080512A (ko) * 2012-10-24 2015-07-09 레오나르트 쿠르츠 스티프퉁 운트 코. 카게 핫 스탬핑 장치
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