JPH08318431A - 放電加工方法及び放電加工装置 - Google Patents

放電加工方法及び放電加工装置

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JPH08318431A
JPH08318431A JP12255795A JP12255795A JPH08318431A JP H08318431 A JPH08318431 A JP H08318431A JP 12255795 A JP12255795 A JP 12255795A JP 12255795 A JP12255795 A JP 12255795A JP H08318431 A JPH08318431 A JP H08318431A
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JP
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electrode
machining
electric discharge
workpiece
discharge machining
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Kiyohiko Tateyama
清彦 館山
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 様々な加工条件に対応した電極の消耗率を的
確に求め、高精度な放電加工を実現できる放電加工方法
を提供する。 【構成】 本発明の放電加工方法は、任意の電極送りに
より被加工物2の放電加工を行い、加工後の形状を測定
することにより、加工状態における電極1の消耗率を求
め、求めた加工状態における電極1の消耗率により電極
1の送り量を決定し、決定した送り量による電極送りを
行いつつ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工方法及び放電
加工装置に関し、電極と被加工物(ワーク)を位置決め
し、金型、及び、金属、導電性セラミック等からなる部
品を加工する放電加工方法及び放電加工装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、放電加工においては、放電加工
の進行と共に、必ず電極の消耗が生じる。従って、加工
形状を高精度に仕上げるためには、電極の消耗に応じて
その送り量の補正を行う等の手段が必要である。従来の
このような電極の送り量を補正しつつ加工を行う装置と
して、例えば、特開平2−190219号公報に開示さ
れた放電加工装置がある。
【0003】図6を参照して上記公報に開示された放電
加工装置の概要を説明する。この放電加工装置におい
て、被加工物102に対する放電加工を開始すると、論
理回路107は、電源回路106に対し電極101と被
加工物102との間に電圧を印加する指令を出す。
【0004】次に、論理回路107は、電源回路106
に対し電極101と被加工物102との間に所望の加工
電気条件で加工するための指令を出し、電極101の消
耗率のデータを記憶部108より読み出す。次に、プロ
グラムされた移動指令により、論理回路107は、上記
動作により電極101と被加工物102との間で放電が
開始された時から、理論回路107に接続しているタイ
マ109を積算していく。
【0005】次にタイマ109が所定時間を計時したと
き、理論回路107は電極101の消耗量を計算し、Z
軸モータ104に対し消耗した分の移動指令を出すこと
により、電極101の消耗量分の送り補正を行い、被加
工物102に対する放電加工を行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の放電加工装置では、電極消耗分の送り補正を、
記憶部108に予め記憶させた既知の消耗率を基準と
し、タイマ109の計時を積算することにより消耗量を
求め行っている。
【0007】しかし、実際の電極101の消耗率は、電
極材質、被加工物102の材質、加工電気条件、加工状
態等の種々の加工条件で変化するものであり、また、被
加工物102の加工状態は時間により変化する。このた
め、様々な加工条件に応じて消耗率を予め定めておくこ
とは困難であり、消耗率の誤差が加工精度に影響するた
め、高精度な加工が難しいという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、様々な加工条件に対応した電極の消耗率を的確
に求め、高精度な放電加工を実現できる放電加工方法及
び放電加工装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の放電加工
方法は、任意の電極送りにより被加工物の放電加工を行
い、加工後の形状を測定することにより、加工状態にお
ける電極の消耗率を求め、求めた加工状態における電極
の消耗率により電極の送り量を決定し、決定した送り量
による電極送りを行いつつ加工を行うことを特徴とする
ものである。
【0010】請求項2記載の放電加工方法は、任意の送
り量Z0の電極送りにより被加工物の放電加工を行い、
この時の加工深さd0 を測定し、電極と被加工物との対
向部の電極側面積Se、被加工物側面積Swとし、加工
状態における電極の消耗率ηを、η=(Z0 −d0 )・
Se/(Sw・d0 )の演算により求め、目標とする加
工深さdの加工を行うための電極の送り量ZをZ=η・
Sw・d/Se+dの演算により決定し、決定した送り
量Zによる電極送りを行いつつ加工することを特徴とす
るものである。
【0011】請求項3記載の発明は、加工工具となる電
極と、前記電極と被加工物との間に放電電力を供給する
電源と、前記電極と前記被加工物を位置決めする駆動手
段とを備えた放電加工装置において、電極側及び被加工
物側の加工形状の測定手段と、測定手段により測定した
電極側及び被加工物側の加工形状を基に加工状態におけ
る電極の消耗率を求めるとともに、電極の送り量を演算
する演算手段と、この演算手段により演算した電極の送
り量に基づき駆動手段を駆動して被加工物の放電加工を
行う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1における作用を図1を参照し
て説明する。図1は、被加工物2の加工状態を示す図で
ある。即ち、放電加工においては、図1に示す電極1の
矢印Z方向への送りにより被加工物2を除去加工すると
共に、電極1も溶融除去され消耗する。このときの斜線
部3に示す電極1の消耗量δVeは、電極1の消耗率を
η、斜線4部に示す被加工物2の加工量δVwとする
と、δVe=η・δVwで表される。
【0013】ここで、電極1をZ方向に斜線部5の底面
と斜線部3の底面の差に相当する任意の送り量Z0 だけ
送り加工を行い、このときの被加工物2の加工形状を測
定する。放電加工は、電極形状の転写により行う加工で
あり、電極1の形状は、被加工物2の形状とほぼ同一の
形状であり、電極の送り量Z0 と測定結果から、電極1
の消耗量δVe及び被加工物2の加工量δVwが演算さ
れる。従って、電極1の消耗率ηは、η=δVe/δV
wの演算により求められる。
【0014】電極1の消耗率ηより、被加工物2の加工
量Vwである場合の電極1の消耗量Veが得られ、これ
より、加工量Vwに対する電極1の送り量Zが得られ
る。電極1の送り量Zは、このときの加工状態における
電極消耗量Veの補正が行われた値であり、送り量Zに
よる電極送りにより高精度な放電加工が可能である。
【0015】次に本発明の請求項2における作用を説明
する。即ち、電極1と被加工物2との対向部の電極側面
積Se、被加工物側面積Swとし、このときの電極1の
送り量Z0 、被加工物2の加工形状の代表点における加
工深さdとすると、電極1の消耗量δVeは、δVe=
(Z0−d0)・Seとして近似でき、また、被加工物2
の加工量δVwは、δVw=d0 ・Swとして近似でき
る。従って、電極1の消耗率ηは、η=δVe/δVw
=(Z0 −d0 )・Se/d0 ・Swの演算で求めるこ
とができる。
【0016】即ち、被加工物2の加工形状の代表点にお
ける加工深さd0 を測定することで電極1の消耗率ηが
得られる。このとき、目標とする加工深さdとすると、
加工に要求される電極1の送り量Zは、Z=η・Sw・
d/Se+dの演算により求めることができるため、こ
の送り量Zにより電極送りを行いつつ高精度な放電加工
を実現できる。
【0017】次に本発明の請求項3における作用を説明
する。請求項3の放電加工装置において、測定手段は、
電極側及び被加工物側の加工形状を測定する。演算手段
は、測定手段により測定した電極側及び被加工物側の加
工形状を基に加工状態における電極の消耗率を求めると
ともに、電極の送り量を演算する。制御手段は、演算手
段により演算した電極の送り量に基づき駆動手段を駆動
して被加工物の放電加工を実行させる。これにより、前
記電極の送り量により電極送りを行いつつ高精度な放電
加工を実現できる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0019】[第1実施例]本発明の第1実施例を、図
2、図3を参照して説明する。図2は、本発明の第1実
施例に用いた放電加工装置の構成ブロック図であり、図
3は、第1実施例の放電加工装置における加工動作を示
すフローチャートである。
【0020】(構成)図2に示す放電加工装置は、ベー
ス11上に位置決めを行う駆動手段を構成するXステー
ジ12及びYステージ13を配置している。Yステージ
13上には、加工槽14が配置され、加工槽14の内部
に被加工物15が設置され、かつ、この被加工物15が
浸る程度に加工液16が注入されている。
【0021】また、前記ベース11上には、支柱17及
び支柱18が立設されている。支柱17には、位置決め
を行う駆動手段を構成するとともに、電極設置部19を
有するZステージ20が設けられている。電極設置部1
9には、電極21が取り付けられ、Zステージ20と一
体的にZ方向に移動可能となっている。
【0022】前記支柱18には、接触プローブ設置部2
2を有するZステージ23が設けられている。接触プロ
ーブ設置部22は、力検出部24を有し、この力検出部
24に接触プローブ25を取り付けている。
【0023】前記電極21と被加工物15とは、放電電
源26に接続され、この放電電源26から放電電圧が供
給されるようになっている。また、Xステージ12、Y
ステージ13、Zステージ20は、制御手段を構成する
ステージコントローラ27に接続されている。
【0024】また、加工形状の測定手段は、前記接触プ
ローブ設置部22、Zステージ23、力検出部24、接
触プローブ25、信号受信部28から構成され、Zステ
ージ23はステージコントローラ27に接続され、力検
出部24は信号受信部28に接続されている。放電電源
26、ステージコントローラ27及び信号受信部28
は、制御手段を構成するコンピュータ29に接続されて
いる。
【0025】(作用)次に図3を参照して図2に示す放
電加工装置の作用を説明する。この放電加工装置におい
て、先ず電極21の電極送りを任意の送り量Z1 として
加工を行う(ST1)。このときの任意の送り量Z1 の
電極送りによる加工は、実際の加工位置で行っても良い
し、別の場所で行っても良い。また、任意の送り量Z1
は、実際の加工位置で行う場合には、最終的に目標とす
る加工形状を加工するための送り量よりも小さな値とす
る必要があり、本実施例では、目標とする加工形状の深
さ方向の最小値dの半分の値とした。
【0026】この際、電圧、パルス形状、駆動速度等の
加工条件、送り量Z1 の設定等は、コンピュータ29に
より行う。コンピュータ29は、放電電源26、ステー
ジコントローラ27に指令を出し、電極21と被加工物
15とに放電電圧を供給すると共に、ステージコントロ
ーラ27により、Zステージ20を駆動する。送り量Z
1 による加工が終了すると、コンピュータ29は、ステ
ージコントローラ27に指令を出し、Xステージ12、
Yステージ13を駆動し、接触プローブ25の直下まで
被加工物15を移動する。
【0027】次に、Zステージ23を接触プローブ25
が被加工物15に接触するまで降下させる。本実施例で
は、接触プローブ25を用いて形状を測定するため、加
工液16中での測定が可能である。接触プローブ25と
被加工物15との接触は、力検出部24により検出さ
れ、検出信号は、信号受信部28を介してコンピュータ
29に送られる。
【0028】接触プローブ25と被加工物15との接触
が検出されると、コンピュータ29は、Xステージ1
2、Yステージ13を駆動し接触プローブ25により加
工範囲を走査する。この走査中、Zステージ23は、力
検出部24の検出信号が一定となるように駆動され、こ
れにより、Z方向の形状情報が得られ、被加工物15の
加工形状が測定される(ST2)。
【0029】測定された加工形状のデータはコンピュー
タ29により処理され、加工部分の内部を積算すること
で被加工物15の加工量δVwが求められる。
【0030】また、本実施例装置の作用に従い、送り量
Z1 と形状測定結果の差分により電極21の消耗量δV
eを算出し、電極21の消耗率η1 を得る。このときの
加工状態に応じた電極21の送り量Z2 は、既述した演
算により消耗率η1 から得られ(ST3)、送り量Z2
による電極送りで荒加工が行われる(ST4)。
【0031】本実施例において、ST1乃至ST4まで
の加工においては、加工速度優先の荒加工条件に設定す
る。
【0032】次に、上述したステップST2の場合と同
様にして被加工物15の加工形状が測定され(ST
5)、次に、加工精度を優先する仕上げ加工条件による
任意の送り量Z3 による電極送りで加工が行われ(ST
6)、さらに、上述したステップST2の場合と同様に
して被加工物15の加工形状が測定される(ST7)。
【0033】そして、仕上げ加工による電極21の消耗
率η2 、送り量Z4 が算出され(ST8)、送り量Z4
による電極送りで被加工物15の仕上げ加工が実行され
る(ST9)。この際、仕上げ加工の要、不要は、測定
形状により判断される。さらに、上述したステップST
2の場合と同様にして被加工物15の加工形状が測定さ
れる(ST10)。
【0034】次に、目標とする加工形状の深さ方向の最
小値dと測定形状の最小値dmが比較され(ST1
1)、最小値dmが、形状の許可範囲αとするときdm
<d−αとなるまでステップST8乃至ステップST1
1の動作を繰り返し、dm<d−αとなった場合に加工
を終了する。
【0035】また、目標とする加工形状の深さ方向の最
小値dと測定形状の最小値dmの値とにより加工条件を
適切に設定することができる。例えば、dm−dが大き
い場合には、荒加工条件により再度加工を行えば良い。
【0036】(効果)このような動作により、様々な加
工条件に対応した最適の電極21の消耗率η2 を速やか
に求め、被加工物15の放電加工を高精度に実行するこ
とができる。
【0037】[第2実施例]本発明の第2実施例の放電
加工装置を図4を参照して説明する。尚、図4に示す第
2実施例の放電加工装置において、第1実施例の放電加
工装置と同一の機能を有するものには同一の符号を付
し、第1実施例の放電加工装置と異なる部分を主にして
説明する。
【0038】(構成)本発明の第2実施例の放電加工装
置においては、前記支柱18上に、小型に構成された半
導体レーザからなるレーザ測長機30が上下方向に移動
可能に設けている。
【0039】レーザ測長機30は、測長機コントローラ
31に接続され、測長機コントローラ31はコンピュー
タ29に接続され信号の送受信可能となっている。即
ち、本実施例において加工形状の測定手段は、レーザ測
長機30、測長機コントローラ31により構成してい
る。
【0040】(作用)本発明の第2実施例においては、
被加工物15の形状測定は、レーザ測長機30により被
加工物15の加工部分の代表点の加工深さdを測定する
ことにより行われる。レーザ測長機30の測定信号は測
長機コントローラ31に送られ、距離情報としてコンピ
ュータ29に入力される。コンピュータ29は、この距
離情報から加工深さdを求め、本発明の請求項2の作用
の場合と同様に、このときの加工状態における電極21
の消耗率ηおよび加工に要求される電極21の送り量Z
を算出する。そして、電極21を送り量Zで送りつつ高
精度な放電加工を行う。
【0041】(効果)本発明の第2実施例においては、
形状の測定が簡単な構成となり、代表点の加工深さdを
測定することで、要求される電極21の送り量Zを得る
ため、測定時間が短く速やかに次の工程に移行できるも
のである。
【0042】[第3実施例]本発明の第3実施例の放電
加工装置を図5を参照して説明する。尚、図5に示す第
3実施例の放電加工装置において、第1実施例の放電加
工装置と同一の機能を有するものには同一の符号を付
し、第1実施例の放電加工装置と異なる部分を主にして
説明する。
【0043】(構成)本発明の第3実施例の放電加工装
置においては、微小な加工を行うために、電極21とし
て、先端部が微小なものを用いる。また、加工槽14内
には被加工物15を液面上に上昇させたり、沈めたりす
る上下動手段32を設けている。
【0044】また、支柱18上には、Zステージ23が
配置され、Zステージ23には鏡筒33を配置してい
る。鏡筒33の下部には、対物レンズ34が取り付けら
れている。対物レンズ34は、加工する大きさ、精度等
に応じて交換可能であり、通常の測定時には、50倍乃
至100倍のものを用いる。
【0045】また、鏡筒33の上部には、CCDカメラ
35が配設されており、対物レンズ34により拡大した
画像を取込み可能である。Zステージ23及びCCDカ
メラ35は、オートフォーカス装置36に接続されてお
り、測定箇所のオートフォーカスが可能となっている。
また、画像モニター37には、オートフォーカス装置3
6を介してCCDカメラ35により撮像した画像が表示
される。
【0046】また、オートフォーカス装置36は、コン
ピュータ29に接続されて制御され、フォーカス位置の
情報をコンピュータ29に出力する。即ち、本実施例に
おいて、加工形状の測定手段は、上下動手段32、鏡筒
33、対物レンズ34、CCDカメラ35、オートフォ
ーカス装置36及び画像モニター37から構成されてい
る。
【0047】(作用)即ち、本発明の第3実施例では、
加工形状は微小なものを対象とする。これは、電極21
を先端部の微小なものとし、放電電源26により供給す
る電力を微小なものとすることで行われる。また、50
倍乃至100倍の対物レンズ34を取り付けた顕微鏡装
置のような手段により、加工形状の測定を行うため、微
小な加工深さdを1μm程度の精度で測定可能である。
【0048】このとき、被加工物15は、上下動手段3
2により液面上に出ており、オートフォーカス装置36
によるオートフォーカスにより測定は自動的に行われ、
複数箇所の加工深さdを測定することにより加工形状を
得る。この加工形状から、このときの加工状態における
電極21の消耗率ηを求め、電極21の送り量Zを得
る。また、加工形状を前記電極21をX方向、Y方向に
走査して形成する場合、電極21の送り量Zはこの電極
21の各走査に対応して決定する。
【0049】(効果)このように、本発明の第3実施例
においては、対物レンズ34を用いた加工形状の測定に
より、微小な加工形状に対して、高精度な加工を行うこ
とができる。
【0050】また、拡大画像は、画像モニター37に出
力されるので、加工面の観察を行うことができ、また、
対物レンズ34を低倍率の対物レンズに交換することに
より、被加工物15の加工形状を目視により確認でき、
異常時には加工条件の変更等速やかに対応できるもので
ある。
【0051】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、加工状態
における実際の電極の消耗率を基に決定した送り量によ
る電極送りにより高精度な放電加工が可能な放電加工方
法を提供することができる。
【0052】請求項2記載の発明によれば、加工状態に
おける実際の電極の消耗率ηを基に決定した送り量Zに
よる電極送りを行いつつ高精度な放電加工を実現できる
放電加工方法を提供することができる。
【0053】請求項3記載の発明によれば、測定手段に
より測定した電極側及び被加工物側の加工形状を基に加
工状態における電極の消耗率を求め、この消耗率を基に
決定した電極の送り量により駆動手段を駆動して被加工
物の放電加工を高精度に実現できる放電加工方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電加工方法を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1実施例の放電加工装置における加
工動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例の放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図5】本発明の第3実施例の放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図6】従来の放電加工装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電極 2 被加工物 3 斜線部 4 斜線部 5 斜線部 11 ベース 12 Xステージ 13 Xステージ 14 加工槽 15 被加工物 20 Zステージ 21 電極 24 力検出部 25 接触プローブ 26 放電電源 27 ステージコントローラ 29 コンピュータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の電極送りにより被加工物の放電加
    工を行い、 加工後の形状を測定することにより、加工状態における
    電極の消耗率を求め、 求めた加工状態における電極の消耗率により電極の送り
    量を決定し、 決定した送り量による電極送りを行いつつ加工を行うこ
    と、 を特徴とする放電加工方法。
  2. 【請求項2】 任意の送り量Z0 の電極送りにより被加
    工物の放電加工を行い、 この時の加工深さd0 を測定し、 電極と被加工物との対向部の電極側面積Se、被加工物
    側面積Swとし、加工状態における電極の消耗率ηを、
    η=(Z0 −d0 )・Se/(Sw・d0 )の演算によ
    り求め、 目標とする加工深さdの加工を行うための電極の送り量
    ZをZ=η・Sw・d/Se+dの演算により決定し、 決定した送り量Zによる電極送りを行いつつ加工するこ
    と、 を特徴とする請求項1記載の放電加工方法。
  3. 【請求項3】 加工工具となる電極と、前記電極と被加
    工物との間に放電電力を供給する電源と、前記電極と前
    記被加工物を位置決めする駆動手段とを備えた放電加工
    装置において、 電極側及び被加工物側の加工形状の測定手段と、 測定手段により測定した電極側及び被加工物側の加工形
    状を基に加工状態における電極の消耗率を求めるととも
    に、電極の送り量を演算する演算手段と、この演算手段
    により演算した電極の送り量に基づき駆動手段を駆動し
    て被加工物の放電加工を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする放電加工装置。
JP12255795A 1995-05-22 1995-05-22 放電加工方法及び放電加工装置 Withdrawn JPH08318431A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106552973A (zh) * 2015-09-28 2017-04-05 发那科株式会社 线放电加工机

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