JPH0976125A - 三次元放電加工方法及び三次元放電加工装置 - Google Patents

三次元放電加工方法及び三次元放電加工装置

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JPH0976125A
JPH0976125A JP23805495A JP23805495A JPH0976125A JP H0976125 A JPH0976125 A JP H0976125A JP 23805495 A JP23805495 A JP 23805495A JP 23805495 A JP23805495 A JP 23805495A JP H0976125 A JPH0976125 A JP H0976125A
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JP
Japan
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electrode
coefficient
machining
electric discharge
workpiece
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JP23805495A
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Kiyohiko Tateyama
清彦 館山
Yuichiro Takahashi
裕一郎 高橋
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の三次元形状の加工を容易に、かつ、高
精度に行うことが可能な三次元放電加工方法を提供す
る。 【解決手段】 単純形状の電極2を有し、電極2を被加
工物1に対向し放電電力の供給を行って被加工物1の三
次元形状に沿って走査しながら加工する三次元放電加工
方法において、電極2の電極消耗率若しくは放電パルス
に対する電極消耗量若しくは放電加工時間に対する電極
消耗量若しくは放電パルス数若しくは放電加工時間のい
ずれか1つを係数と、この係数の誤差を伴う値を仮定
し、電極2の消耗長さを求め、電極2の消耗長さから走
査に対応した送り量を想定してこの送り量で被加工物1
を加工し、被加工物1の加工深さを測定し、前記係数と
加工深さとの相関から加工深さに対する係数の正確な値
を求め、正確な値に応じた電極2の送り量を決定し、被
加工物1の三次元形状に沿った走査と決定した送り量と
により被加工物1の放電加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元放電加工方
法及び三次元放電加工装置に関し、より詳しくは、電極
と被加工物とを位置決めし、この被加工物を三次元形状
に加工する三次元放電加工方法及び三次元放電加工装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電極を用いる放電加工において
は、放電加工の進行とともに必ず電極の消耗が生じる。
そして、従来においても、例えば棒状等の単純形状の電
極をNC制御装置によりX、Y、Z方向の三次元制御を
行いつつ被加工物を所望の三次元形状に加工するように
した三次元放電加工装置が知られているが、この三次元
放電加工装置により三次元形状の加工を行う際も、電極
の消耗のため加工形状に沿って電極を走査しても所望の
形状通りの加工はできない。
【0003】このような電極の消耗を考慮し、電極の送
り制御を行うことで、所望の形状の加工を行うようにし
た三次元放電加工装置として、特開平5−345229
号公報に開示されたものが知られている。
【0004】図6を参照して上記公報に開示された三次
元放電加工装置の概要について説明する。この三次元放
電加工装置は、加工テーブル104を、モータ107、
108を用いたNC制御装置106により駆動制御する
ことでX、Y平面の加工送りを与える。
【0005】また、電極101を有する加工ヘッド10
2をZ軸方向にサーボ送りするモータ109は、加工間
隙の電圧を信号とする制御回路110によってサーボ制
御される。
【0006】さらに、三次元放電加工装置は、前記NC
制御装置106からX、Y平面加工位置における所望の
加工形状に従ったZ軸方向の加工深さ信号が供給され、
その信号を加工電源105の設定エネルギーに対応する
パルスの信号に変換する信号変換回路111と、パルス
放電を検出して検出放電数を累積する係数回路112
と、前記信号変換回路111、係数回路112からの各
信号を比較して両者が一致したとき、一致制御信号を前
記サーボ制御回路110に加えてサーボ送りを停止させ
る一致制御回路113とから成る制御装置を備えてい
る。
【0007】そして、被加工物103の加工形状に従っ
た加工深さに対応するパルス放電の数、若しくは、加工
時間を係数して、加工ヘッド102の電極101の送り
を制御することにより、被加工物103の加工形状に従
う所望の加工送りを行い、電極消耗に関わらず所望の三
次元形状加工を行うものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の三次元放電加工装置では、加工深さに対応する
パルス放電の数、若しくは、加工時間を係数して、電極
101の送り深さを制御するものである。そして、パル
ス放電の数は加工量に比例し、加工深さに対しては直接
比例するものではないため、電極101を水平方向に走
査する場合、走査の速度、距離等により加工深さが異な
り、所望の形状との整合が困難になり、この結果、被加
工物103を所望の形状に加工することが難しいという
課題があり、ポケット加工のような2.5次元的な加工
の実施にとどまっている。
【0009】また、上述した従来の三次元放電加工装置
により精度の高い形状加工を行うためには、加工深さに
対応するパルス放電の数を正確に得る必要がある。この
ため、1発の放電パルスによる放電加工量を正確に得る
必要があるが、実際にはこれが非常に困難であり、この
ため、放電のエネルギー条件、材料等を変更する際、即
座に対応できず、また精度にも劣るという課題を有す
る。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、放電のエネルギー条件、材料等に制約されるこ
となく、所望の三次元形状の加工を容易に、かつ、高精
度に行うことが可能な三次元放電加工方法及び三次元放
電加工装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
線状、棒状、パイプ形状等の単純形状の電極を有し、前
記電極を被加工物に対向し放電電力の供給を行って、被
加工物の三次元形状に沿って走査しながら加工する三次
元放電加工方法において、前記電極の電極消耗率若しく
は放電パルスに対する電極消耗量若しくは放電加工時間
に対する電極消耗量若しくは放電パルス数若しくは放電
加工時間のいずれか1つを係数としてこの係数の誤差を
伴う値を仮定して前記電極の消耗長さを求め、前記電極
の消耗長さから前記電極の走査に対応した送り量を想定
してこの送り量で被加工物の加工を行い、被加工物の加
工深さを測定し、前記係数と加工深さとの相関から目的
とする加工深さに対する前記係数の正確な値を求めてこ
の正確な値に応じた電極の送り量を決定し、被加工物の
三次元形状に沿った走査と決定した送り量とにより被加
工物の放電加工を行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項2記載の発明は、線状、棒状、パイ
プ形状等の単純形状の電極と、前記電極と被加工物との
間に放電電力を供給する電源と、前記電極と前記被加工
物とを位置決めする駆動手段とを備えた三次元放電加工
装置において、前記電極の電極消耗率若しくは放電パル
スに対する電極消耗量若しくは放電加工時間に対する電
極消耗量若しくは放電パルス数若しくは放電加工時間の
いずれか1つを係数とし、この係数の誤差を伴う値を仮
定して前記電極の消耗長さを求め、求めた電極の消耗長
さから前記電極の走査に対応した送り量を得る送り量決
定手段と、誤差を伴う前記係数と、この誤差を伴う前記
係数に基づく送り量で加工を行ったときの加工深さの測
定値との相関から、前記係数の正確な値を求める係数計
算手段と、三次元形状に沿った走査と前記係数計算手段
により求めた係数の正確な値に応じた送り量に基づく駆
動手段の駆動制御とにより、前記被加工物の放電加工を
行う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】請求項3記載の発明は、線状、棒状、パイ
プ形状等の単純形状の電極と、前記電極と被加工物との
間にパルス放電による放電電力を供給する電源と、前記
電極と前記被加工物とを位置決めする駆動手段とを備え
た三次元放電加工装置において、前記電極に供給する放
電パルス数を計数するするとともに、前記電極の単位長
さの消耗に対する放電パルス数を係数とし、この係数の
誤差を伴う値を仮定して前記放電パルス数の計数結果が
仮定した放電パルス数に一致する毎に一致信号を送出す
る送り量決定手段と、誤差を伴う前記係数と、この誤差
を伴う前記係数に基づく電極の送りで加工を行ったとき
の加工深さの測定値との相関から、前記放電パルス数か
らなる係数の正確な値を求める係数計算手段と、三次元
形状に沿った走査と前記係数計算手段により求めた放電
パルス数からなる係数の正確な値に応じた駆動手段の駆
動制御による前記電極の単位長さ分の送りとにより前記
被加工物の放電加工を行う制御手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0014】請求項4記載の発明は、線状、棒状、パイ
プ形状等の単純形状の電極と、前記電極と被加工物との
間に放電電力を供給する電源と、前記電極と前記被加工
物とを位置決めする駆動手段とを備えた三次元放電加工
装置において、前記電極の電極消耗率若しくは放電パル
スに対する電極消耗量若しくは放電加工時間に対する電
極消耗量若しくは放電パルス数若しくは放電加工時間の
いずれか1つを係数とし、この係数の誤差を伴う値を仮
定して前記電極の消耗長さを求め、求めた電極の消耗長
さから前記電極の走査に対応した送り量を得る送り量決
定手段と、前記被加工物の加工面を拡大撮像する撮像手
段と、この撮像手段により撮像する前記被加工物の加工
面をオートフォーカスにより表示する表示手段を具備
し、前記被加工物のの加工深さを測定する測定手段と、
誤差を伴う前記係数と、この誤差を伴う前記係数に基づ
く送り量で加工を行ったときの前記測定手段により測定
した加工深さとの相関から、前記係数の正確な値を求め
る係数計算手段と、三次元形状に沿った走査と前記係数
計算手段により求めた係数の正確な値に応じた送り量に
基づく駆動手段の駆動制御とにより、前記被加工物の放
電加工を行う制御手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0015】請求項1の三次元放電加工方法について図
1、図2を参照して詳述する。図1は、被加工物1の加
工状態を示す説明図であり、図2は、三次元放電加工を
行う際の係数と加工深さとの関係を示す図である。
【0016】すなわち、線状、棒状、パイプ形状等の単
純形状の電極2を走査することにより三次元形状を加工
する三次元放電加工においては、電源4から電極2に放
電電力を供給した状態で、この電極2を工具経路3のよ
うな三次元形状に沿った経路に沿って走査し被加工物1
の加工部5を溶融除去して加工を進める。
【0017】この際、加工部5の溶融除去とともに電極
2も溶融除去され、電極2における斜線部分で示す電極
消耗部6が消耗し、電極2の長さは加工の進行につれて
短くなる。
【0018】加工部5における所望の三次元形状は、工
具経路3のような三次元形状に沿った経路とともに、電
極2に対して電極消耗部6の長さに相当する補正を伴う
送り量7を与えることで実現できる。
【0019】前記加工部5の加工に伴う電極消耗部6の
電極消耗量δVeは、電極消耗率η、放電パルス数n、
放電加工時間tの値を体積に換算することで得られる。
【0020】即ち、加工部5の加工量をδVw、放電パ
ルス1回の加工における電極消耗量をvn、単位時間当
たりの電極消耗量をvtとするとき、電極消耗量δVe
は、電極消耗率ηからは、δVe=η・δVwの演算で
求めることがでる。また、放電パルス数nからは、δV
e=n・vnの演算で求めることがでる。さらに、放電
加工時間tからは、δVe=t・vtの演算で求めるこ
とがでる。
【0021】また、電極消耗部6の長さLは、電極消耗
量δVeを電極2の断面積Sで除すること、即ち、L=
δVe/Sの演算で得られ、電極2の走査に対して、こ
の長さLに相当する分を補正した送り量7による電極2
の送りを行うことで所望の三次元形状が得られる。
【0022】従って、電極消耗率η、若しくは、放電パ
ルス数1回の加工における電極消耗量vn、若しくは、
単位時間当たりの電極消耗量vtを係数とすることで、
電極消耗量δVeが得られ、この電極消耗量δVeを基
に長さLに相当する分の補正を行う送り量7を得ること
ができる。
【0023】また、電極消耗部6の長さLは、単位長さ
の消耗に対する放電パルス数N、単位長さの消耗に対す
る放電加工時間Tとすると、δVe=n・vn、L=δ
Ve/Sの関係から、L=n・vn/S=n/Nとして
得ることができ、また、δVe=t・vt、L=δVe
/Sの関係から、L=t・vt/S=t/Tとして得る
ことができる。
【0024】これより、単位長さの消耗に対する放電パ
ルス数N、単位長さの消耗に対する放電加工時間Tを係
数としても送り量7が得られる。
【0025】本発明における放電加工方法においては、
上述したように、電極消耗率η、放電パルスに対する電
極消耗量vn、放電加工時間に対する電極消耗量vt、
単位長さの消耗に対する放電パルス数N、単位長さの消
耗に対する放電加工時間Tのいずれか1つを係数とする
ことで送り量7を決定し、電極2を三次元形状に沿った
工具経路3に従い走査するとともに、送り量7に従った
送りを行うことで、所望の三次元形状を得るものであ
る。
【0026】この際、これら各係数の値は、実際の加工
結果から電極消耗量δVe、電極消耗部6の長さLを測
定することにより得られるが、測定が困難なこと、ま
た、測定値の誤差が係数の値へ与える影響が大きいこと
から、直接電極消耗量δVe、電極消耗部6の長さLの
測定値から前記係数の値を正確に得ることは困難であ
る。
【0027】本発明においては、所望の三次元形状の加
工を行う前に、電極径、放電のエネルギー条件等の加工
条件に応じて、加工面の大きさを決め、また、目的とす
る加工深さを決めた加工を行い、前記係数の値を正確に
求める。
【0028】即ち、まず、前記係数の値を、電極消耗量
δVe、電極消耗部6の長さLを測定することにより得
た値、若しくは、既知のデーから予測される値等から仮
定し、目的の加工深さに対する送り量7を求め加工を行
う。このときの加工深さは、仮定した係数の値の誤差に
より目的の加工深さに対して誤差を伴う。
【0029】次に、係数の値として、前記仮定した値の
近傍の値で異なる値に設定し、加工を行う。係数の値と
して異なる値を複数仮定し、それぞれの値に対して同じ
加工深さに対する送り量7を求めて加工を行って加工深
さを測定すると、係数の値と加工深さとは、図2に示す
ように比例する関係を有する。このため、複数回の加工
から得られた係数の値と加工深さとの相関から、目的と
する加工深さに対応した係数の値を求めることにより、
係数の値として正確な値を得ることができる。
【0030】所望の三次元形状の加工は、上述のように
して得られた係数の値により、電極2の工具経路3に従
った走査に対する送り量7を決定し、電極2に放電電力
を印加した状態で、この電極2の三次元形状に沿う工具
経路3に従った走査及び工具経路3に従った走査に対応
する前記送り量7に従った送りを行うことにより行う。
【0031】上述のようにして得られた係数の値は、目
的とする加工形状によらずに有効であり、所望の三次元
形状に対して工具経路3に従った走査に対する送り量7
が正確に得られ、電極消耗分の補正が正確に行われる。
このため、任意の三次元形状に対して高精度な加工が可
能となる。
【0032】次に本発明の請求項2記載の三次元放電加
工装置の作用を説明する。
【0033】この三次元放電加工装置の送り量決定手段
は、電極消耗率若しくは放電パルスに対する電極消耗量
若しくは放電加工時間に対する電極消耗量若しくは放電
パルス数若しくは放電加工時間のうち、いずれか1つを
係数として、この係数の誤差を伴う値を仮定して前記電
極の消耗長さを求める。
【0034】さらに送り量決定手段は、求めた電極の消
耗長さから前記電極の走査に対応した送り量を得る。
【0035】係数計算手段は、誤差を伴う前記係数と、
この誤差を伴う前記係数に基づく送り量で加工を行った
ときの加工深さの測定値との相関から、前記係数の正確
な値を求める、
【0036】制御手段は、三次元形状に沿った走査と前
記係数計算手段により求めた係数の正確な値に応じた送
り量に基づく駆動手段の駆動制御とにより、前記被加工
物の放電加工を行う。
【0037】これにより、電極消耗にも関わらず高精度
な三次元放電加工を実現でき、また、放電のエネルギー
条件、材料等の変更時にも、即座に正確な係数を求め、
高精度な三次元放電加工を実現できる。
【0038】本発明の請求項3記載の三次元放電加工装
置の作用を説明する。この請求項3記載の三次元放電加
工装置によれば、送り量決定手段により、前記電極に供
給する放電パルス数を計数するするとともに、前記電極
の単位長さの消耗に対する放電パルス数を係数とし、こ
の係数の誤差を伴う値を仮定して前記放電パルス数の計
数結果が仮定した放電パルス数に一致する毎に一致信号
を送出し、係数計算手段により、この誤差を伴う前記係
数に基づく電極の送りで加工を行ったときの加工深さの
測定値との相関から、前記放電パルス数からなる係数の
正確な値を求めて、制御手段により三次元形状に沿った
走査と前記係数計算手段により求めた放電パルス数から
なる係数の正確な値に応じた駆動手段の駆動制御による
前記電極の単位長さ分の送りとにより前記被加工物の放
電加工を行うものであるから、放電パルス数を係数とし
て前記被加工物の高精度な三次元放電加工を行うことが
でき、送り量を計算する必要がなくなって、装置構成の
簡略化をも図れる。
【0039】本発明の請求項4記載の三次元放電加工装
置の作用を説明する。請求項4記載の三次元放電加工装
置によれば、請求項4記載の三次元放電加工装置と同様
な作用を発揮させることができることに加え、前記測定
手段を、前記被加工物の加工面を拡大撮像する撮像手段
と、この撮像手段により撮像する前記被加工物の加工面
をオートフォーカスにより表示する表示手段とにより構
成したので、加工深さを前記電極を被加工物に非接触さ
せること無く、かつ、高精度に測定して目視により確認
しつつ前記被加工物の高精度な三次元放電加工を行うこ
とができ、さらに、前記電極を微細な径とした場合でも
この電極を破損することが無くなる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0041】[実施の形態1]本発明の実施の形態1を
図3を参照して説明する。図3は、実施の形態1の三次
元放電加工装置の構成ブロック図である。
【0042】図3に示す三次元放電加工装置は、ベース
11上に位置決めを行う駆動手段を構成するXステージ
12及びYステージ13を配置している。Yステージ1
3上には、加工槽14が配置され、加工槽14の内部に
被加工物15が配置され、かつ、この被加工物15が浸
る程度に加工液16が注入されている。
【0043】また、前記ベース11上には、支柱17が
立設されている。支柱17には、位置決めを行う駆動手
段を構成するとともに、電極設置部18を有するZステ
ージ19が設けられている。電極設置部18には、電極
20が取り付けられ、Zステージ19と一体的にZ方向
に移動可能となっている。
【0044】前記電極20と被加工物15とは、RC回
路からなる放電電源21に接続され、この放電電源21
から放電電圧が供給されるようになっている。また、電
極20と被加工物15とは、接触検出回路22にも接続
されており、接触検出回路22は、微弱な電流により、
電極20と被加工物15との接触を検出することにより
測定手段として機能するようになっている。
【0045】また、前記Xステージ12、Yステージ1
3、Zステージ19は、制御手段を構成するステージコ
ントローラ23に接続されている。また、放電電源2
1、接触検出回路22及びステージコントローラ23
は、各々計算機24に接続され、計算機24との間で信
号の送受を行うようになっている。
【0046】計算機24は、加工送り計算機25と信号
の送受が可能に接続されている。計算機24は、電極2
0の送り量を計算する際の電極消耗率を接触検出回路2
2からの信号を基に算出する。加工送り計算機25は、
図形入力が可能であり、所望する形状を基に電極20の
走査に対応した送り量を算出する送り量決定手段として
機能するようになっている。
【0047】次に、本実施の形態1における三次元放電
加工装置の作用を説明する。この三次元放電加工装置に
より、まず、被加工物15に対する所望の形状を加工す
る前に、電極20の送り量を計算する際の係数となる電
極消耗率の算出を行うための加工を行う。
【0048】加工送り計算機25に、加工深さを任意に
設定した加工形状と、任意に仮定した電極消耗率を入力
し、電極20の送り量を算出する。算出された送り量
は、加工形状の情報と共に計算機24に入力され、計算
機24の指令により、放電電源21による放電電力の供
給、ステージコントローラ23による電極20、Xステ
ージ12、Yステージ13の駆動が行われ、加工が行わ
れる。
【0049】加工終了後、計算機24は、接触検出回路
22を始動するとともに、ステージコントローラ23に
よるZステージ19の駆動により、電極20を被加工物
15の上面15a及び加工箇所の底面15bに接触させ
る。接触位置は、接触検出回路22により検出され、検
出信号が計算機24に送られて電極20の加工深さが測
定される。
【0050】任意に仮定した電極消耗率による加工で
は、電極消耗率の誤差により算出される送り量も誤差を
有し、実際の加工深さは所望の加工深さとは異なる値と
なる。
【0051】そこで、電極消耗率の値を変更し、上述し
た加工を数回行う。計算機24は、数回の加工深さを記
録し、最小二乗法により、設定した電極消耗率と加工深
さとの相関を示す近似直線を得るとともに、設定した加
工深さを示す電極消耗率を算出し、この値を所望する三
次元形状の加工を行う際の係数の値とする。この値は、
放電のエネルギー条件、材料等の加工の条件を変更しな
い場合は、そのまま他の加工形状に対しても有効とな
る。
【0052】本実施の形態1においては、前記電極20
として直径200μmのタングステン線、被加工物15
としてSUS420を使用し、放電のエネルギー条件
を、コンデンサ容量3300pF、電圧110Vに設定
した。このときの電極消耗率を、0.08、0.1、
0.12と仮定して加工を行い、仮定した電極消耗率と
測定した加工深さとの関係から、正確な電極消耗率の値
として0.095を得た。また、加工深さの測定は、測
定顕微鏡、形状測定装置等の測定装置を使用しても可能
であり、本実施の形態1において、これらの測定装置を
使用しても良い。
【0053】次に、被加工物15に対して所望する三次
元形状の加工を行う。即ち、前記加工送り計算機25に
目的とする形状を入力することで、電極20の走査に対
応する送り量が先に求めた電極消耗率の値を係数として
算出される。そして、目的とする三次元形状に沿った電
極20の走査の経路及びこの走査に対応する送り量が計
算機24に入力され、計算機24からの指令により前記
放電電源21、ステージコントローラ23が動作して、
被加工物15に対する所望の三次元形状の加工が実施さ
れる。
【0054】この場合、上述したように、電極消耗率の
値が正確に求められているため、電極20の送り量が正
確に得られ、被加工物15に対する所望の三次元形状の
加工を高精度に行うことができる。
【0055】[実施の形態2]本発明の実施の形態2の
三次元放電加工装置を、図4を参照して説明する。尚、
図4に示す実施の形態2の三次元放電加工装置におい
て、実施の形態1の三次元放電加工装置と同一の機能を
有するものには同一の符号を付し、実施の形態1の三次
元放電加工装置と異なる部分を主にして説明する。
【0056】本発明の実施の形態2においては、放電電
源21は、パルス放電可能なトランジスタ回路からな
り、計算機24の指令により電極20にパルス放電によ
る電力を供給し電極20の放電を行うようになってい
る。
【0057】また、放電電源21と電極20の間に接続
した抵抗器32には、放電パルス計数回路31の検出端
子が接続されており、放電電源21による放電パルス数
Nを計数するようになっている。
【0058】さらに、放電パルス計数回路31は計算機
24に接続され、パルス放電の計数情報を計算機24に
送出するようになっている。
【0059】また、本実施の形態2においても、被加工
物の15の所望の加工形状の情報を計算機24に入力す
るようになっている。
【0060】本発明の実施の形態2においては、本発明
の実施の形態1と同様に、被加工物15の所望の三次元
形状の加工を行う前に、電極20の送り量を計算する際
の係数を算出するための加工を行う。本実施の形態2に
おいて、前記係数は電極20の単位長さの消耗に対する
放電パルス数Nである。
【0061】所望の三次元形状に沿った経路による電極
20の走査とともに、放電パルス数nを係数し、放電パ
ルス数nが電極20の単位長さの消耗に対する放電パル
ス数Nの倍数と一致する毎に、電極20を単位長さだけ
送ることにより、所望の三次元形状が得られる。
【0062】前記係数を算出するための加工は、任意に
単位長さの消耗に対する放電パルス数Nを仮定し行う。
放電パルス計数回路31は、加工中、放電パルス数nを
係数し、放電パルス数nが、単位長さの消耗に対する放
電パルス数Nと一致した時点で、計算機24に放電パル
ス数nが放電パルス数Nと一致したことを示す一致信号
を出力する。計算機24は、電極20を単位長さ分送る
指令をステージコントローラ23に出力し、ステージコ
ントローラ23は計算機24からの指令に基づきZステ
ージ19を駆動して電極20を単位長さ分だけ送る。ま
た、このとき、前記放電パルス数nはリセットされ、再
び0から計数される。
【0063】このような被加工物15に対する放電加工
が終了した後、その加工深さを前記実施の形態1の場合
と同様に測定し、単位長さの消耗に対する放電パルス数
Nと加工深さの相関を示す図2に示すような近似直線か
ら、正確な単位長さの消耗に対する放電パルス数Nが得
られる。
【0064】得られた単位長さの消耗に対する放電パル
ス数Nを係数とし、所望する三次元形状の加工が高精度
に行われる。この際の電極20の走査に対応した送り量
は、放電パルス数nを放電パルス係数回路31により計
数し、その値が単位長さの消耗を示す回数となった時点
で電極20を単位長さ分だけ送ることで得られ、送り量
の計算を省略できるため、三次元放電加工装置の構成を
簡略化できる。
【0065】また、本実施の形態2においては、単位長
さの消耗に対する放電パルス数Nを係数とし、送り量を
決定しているが、加工電源21から供給する放電パルス
が所定の周波数で繰り返される場合、放電加工時間tを
別途設けたタイマーで計測し、単位長さの消耗に対する
放電加工時間Tを係数として電極20の送り量を決定す
るように構成することも可能である。この場合、放電加
工時間tが単位長さの消耗に対する放電加工時間Tの倍
数となる毎に電極20を単位長さ分ずつ送ればよい。
【0066】また、電極20の送り量の単位長さは、三
次元放電加工装置の構成や求める加工精度により任意に
設定できる。
【0067】さらに、放電パルスに対する電極消耗量v
n、放電加工時間に対する電極消耗量vtを係数とする
こともできる。即ち、単位放電パルス数毎、若しくは、
単位時間毎に、それぞれ、放電パルスに対する電極消耗
量vn、放電加工時間に対する電極消耗量vtに応じて
電極20を単位長さ分ずつ送るように構成すればよい。
【0068】[実施の形態3]本発明の実施の形態3
を、図5を参照して説明する。尚、図5に示す実施の形
態3の三次元放電加工装置において、実施の形態1の三
次元放電加工装置と同一の機能を有するものには同一の
符号を付し、実施の形態1の三次元放電加工装置と異な
る部分を主にして説明する。
【0069】本発明の実施の形態3の三次元放電加工装
置においては、微小な加工を行うために、電極20とし
て微細な径のものを用いる。また、加工槽14内には、
被加工物15を液面16a上に上昇させたり、液面16
aより下方に沈めたりする上下動手段41を設けてい
る。
【0070】また、前記ベース11上には、補助支柱4
2が配設され、この補助支柱42上に補助Zステージ4
3を設けている。この補助Zステージ43には、対物レ
ンズ45を下部に備えた鏡筒44と、この鏡筒44の上
部に配置したCCDカメラ46とからなる撮像手段を配
置している。
【0071】前記撮像手段の対物レンズ45は、加工寸
法、精度等に応じて交換可能となっており、通常の測定
時には50倍から100倍の倍率のものを用い、加工結
果の観察時には、数倍から10倍程度の倍率のものを用
いる。
【0072】また、前記CCDカメラ46は、対物レン
ズ45により拡大した画像を撮像するようになってい
る。
【0073】前記補助Zステージ43及びCCDカメラ
46は、オートフォーカス装置47に接続されており、
測定箇所のオートフォーカスを可能としている。さら
に、オートフォーカス装置47に画像モニター48を接
続し、オートフォーカス装置47を介してCCDカメラ
46により撮像した画像を表示するようになっている。
【0074】また、オートフォーカス装置47は、計算
機24に接続されて制御され、フォーカス位置の情報を
計算機24に出力する。即ち、本実施の形態3におい
て、加工深さの測定手段は、上下動手段41、補助支柱
42、補助Zステージ43、鏡筒44、対物レンズ4
5、CCDカメラ46、オートフォーカス装置47及び
画像モニター48により構成している。
【0075】本発明の実施の形態3では、加工形状が微
小なものを対象とする。これは、電極22として微細径
のものを使用することにより可能である。また、50倍
から100倍の倍率を有する対物レンズ45を取り付け
た顕微鏡装置のような手段により、加工深さの測定を行
うため、1μm程度の精度で被加工物15の加工面を測
定可能である。
【0076】このとき、被加工物15は、上下動手段4
1により液面16a上に出ており、オートフォーカス装
置47によるオートフォーカス動作で被加工物15の加
工面の測定を自動的に行う。
【0077】従って、本実施の形態3においては、被加
工物15の加工深さの測定を電極20を被加工物15に
接触させることなく行うことができ、これにより、微細
な径の電極20を破損させることがなくなる。
【0078】また、被加工物15の加工深さの測定を高
精度に行うことで、より正確な値として、係数である電
極消耗率を得ることができ、高精度な加工が可能であ
る。
【0079】また、被加工物15の加工面の拡大画像を
画像モニター48に表示することができるので、被加工
物15の加工面を画像モニター48の画面で観察し、加
工形状を目視により確認できるため、加工形状の異常時
には加工条件の変更等の対策を速やかに講じることがで
きる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の発明によれば、電極消耗率若しくは放電パルスに
対する電極消耗量若しくは放電加工時間に対する電極消
耗量若しくは放電パルス数若しくは放電加工時間の値を
係数とし、これを、仮定した係数と測定した加工深さと
の関係から正確に得ることにより、放電のエネルギー条
件、材料等によらず、所望の三次元形状を容易に、か
つ、高精度に加工することが可能な三次元放電加工方法
を提供することができる。
【0081】本発明の請求項2記載の発明によれば、加
工深さの測定値から係数の値を正確に求め、この係数を
基に送り量決定手段により決定した送り量により、所望
の三次元形状を、容易、かつ、高精度に加工することが
可能な三次元放電加工装置を提供することができる。
【0082】本発明の請求項3記載の発明によれば、放
電パルス数を係数として前記被加工物の高精度な三次元
放電加工を行うことができるとともに、送り量を計算す
る必要がなくなって、装置構成の簡略化をも図れる三次
元放電加工装置を提供することができる。
【0083】請求項4記載の前記加工深さを前記電極を
被加工物に接触させること無く、かつ、高精度に測定し
て目視により確認しつつ前記被加工物の高精度な三次元
放電加工を行うことができ、さらに、前記電極を微細な
径とした場合でもこの電極を破損することが無い三次元
放電加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三次元放電加工方法による加工状態を
示す図である。
【図2】本発明の三次元放電加工方法における係数と加
工深さの関係を示す説明図である。
【図3】実施の形態1の三次元放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図4】実施の形態2の三次元放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図5】実施の形態3の三次元放電加工装置の構成ブロ
ック図である。
【図6】従来の放電加工装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 被加工物 2 電極 3 工具経路 4 放電電源 5 加工部 6 電極消耗部 7 送り量 11 ベース 12 Xステージ 13 Yステージ 14 加工槽 15 被加工物 16 加工液 17 支柱 18 電極設置部 19 Zステージ 20 電極 21 放電電源 22 接触検出回路 23 ステージコントローラ 24 計算機 25 加工送り計算機 31 放電パルス計数回路 41 上下動手段 42 補助支柱 43 補助Zステージ 44 鏡筒 45 対物レンズ 46 CCDカメラ 47 オートフォーカス装置 48 画像モニター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状、棒状、パイプ形状等の単純形状の
    電極を有し、 前記電極を被加工物に対向し放電電力の供給を行って、
    被加工物の三次元形状に沿って走査しながら加工する三
    次元放電加工方法において、 前記電極の電極消耗率若しくは放電パルスに対する電極
    消耗量若しくは放電加工時間に対する電極消耗量若しく
    は放電パルス数若しくは放電加工時間のいずれか1つを
    係数としてこの係数の誤差を伴う値を仮定して前記電極
    の消耗長さを求め、 前記電極の消耗長さから前記電極の走査に対応した送り
    量を想定してこの送り量で被加工物の加工を行い、 被加工物の加工深さを測定し、 前記係数と加工深さとの相関から目的とする加工深さに
    対する前記係数の正確な値を求めてこの正確な値に応じ
    た電極の送り量を決定し、 被加工物の三次元形状に沿った走査と決定した送り量と
    により被加工物の放電加工を行うこと、 を特徴とする三次元放電加工方法。
  2. 【請求項2】 線状、棒状、パイプ形状等の単純形状の
    電極と、 前記電極と被加工物との間に放電電力を供給する電源
    と、 前記電極と前記被加工物とを位置決めする駆動手段と、 を備えた三次元放電加工装置において、 前記電極の電極消耗率若しくは放電パルスに対する電極
    消耗量若しくは放電加工時間に対する電極消耗量若しく
    は放電パルス数若しくは放電加工時間のいずれか1つを
    係数とし、この係数の誤差を伴う値を仮定して前記電極
    の消耗長さを求め、求めた電極の消耗長さから前記電極
    の走査に対応した送り量を得る送り量決定手段と、 誤差を伴う前記係数と、この誤差を伴う前記係数に基づ
    く送り量で加工を行ったときの加工深さの測定値との相
    関から、前記係数の正確な値を求める係数計算手段と、 三次元形状に沿った走査と前記係数計算手段により求め
    た係数の正確な値に応じた送り量に基づく駆動手段の駆
    動制御とにより、前記被加工物の放電加工を行う制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする三次元放電加工装置。
  3. 【請求項3】 線状、棒状、パイプ形状等の単純形状の
    電極と、 前記電極と被加工物との間にパルス放電による放電電力
    を供給する電源と、 前記電極と前記被加工物とを位置決めする駆動手段と、 を備えた三次元放電加工装置において、 前記電極に供給する放電パルス数を計数するするととも
    に、前記電極の単位長さの消耗に対する放電パルス数を
    係数とし、この係数の誤差を伴う値を仮定して前記放電
    パルス数の計数結果が仮定した放電パルス数に一致する
    毎に一致信号を送出する送り量決定手段と、 誤差を伴う前記係数と、この誤差を伴う前記係数に基づ
    く電極の送りで加工を行ったときの加工深さの測定値と
    の相関から、前記放電パルス数からなる係数の正確な値
    を求める係数計算手段と、 三次元形状に沿った走査と前記係数計算手段により求め
    た放電パルス数からなる係数の正確な値に応じた駆動手
    段の駆動制御による前記電極の単位長さ分の送りとによ
    り前記被加工物の放電加工を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とする三次元放電加工装置。
  4. 【請求項4】 線状、棒状、パイプ形状等の単純形状の
    電極と、 前記電極と被加工物との間に放電電力を供給する電源
    と、 前記電極と前記被加工物とを位置決めする駆動手段と、 を備えた三次元放電加工装置において、 前記電極の電極消耗率若しくは放電パルスに対する電極
    消耗量若しくは放電加工時間に対する電極消耗量若しく
    は放電パルス数若しくは放電加工時間のいずれか1つを
    係数とし、この係数の誤差を伴う値を仮定して前記電極
    の消耗長さを求め、求めた電極の消耗長さから前記電極
    の走査に対応した送り量を得る送り量決定手段と、 前記被加工物の加工面を拡大撮像する撮像手段と、この
    撮像手段により撮像する前記被加工物の加工面をオート
    フォーカスにより表示する表示手段を具備し、前記被加
    工物のの加工深さを測定する測定手段と、 誤差を伴う前記係数と、この誤差を伴う前記係数に基づ
    く送り量で加工を行ったときの前記測定手段により測定
    した加工深さとの相関から、前記係数の正確な値を求め
    る係数計算手段と、 三次元形状に沿った走査と前記係数計算手段により求め
    た係数の正確な値に応じた送り量に基づく駆動手段の駆
    動制御とにより、前記被加工物の放電加工を行う制御手
    段と、 を備えたことを特徴とする三次元放電加工装置。
JP23805495A 1995-09-18 1995-09-18 三次元放電加工方法及び三次元放電加工装置 Withdrawn JPH0976125A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7576295B2 (en) * 2007-01-23 2009-08-18 Industrial Technology Research Institue Method for detecting and compensating electrode wear of electric discharge machining
JP2011025345A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Elenix Inc 細穴放電加工方法および装置
CN114131124A (zh) * 2020-09-03 2022-03-04 株式会社沙迪克 放电加工机

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