JPH0831766B2 - 短辺水晶振動子 - Google Patents
短辺水晶振動子Info
- Publication number
- JPH0831766B2 JPH0831766B2 JP1006677A JP667789A JPH0831766B2 JP H0831766 B2 JPH0831766 B2 JP H0831766B2 JP 1006677 A JP1006677 A JP 1006677A JP 667789 A JP667789 A JP 667789A JP H0831766 B2 JPH0831766 B2 JP H0831766B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- short
- bridge
- mount
- vibrating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、振動部、支持部とフレームをエッチング法
によって一体に形成された短辺水晶振動子の形状に関す
る。
によって一体に形成された短辺水晶振動子の形状に関す
る。
本発明は、電気的特性に優れた、すなわち、振動モレ
が非常に少なく、損失抵抗R1の小さい短辺水晶振動子を
提供することにある。水晶は、物理的、化学的に大変安
定した物質であり、従って、これから形成される、いわ
ゆる水晶振動子は損失抵抗の小さい、高いＱ値を持った
振動子を得ることがてきる。しかしながら、このように
優れた特性が得られるのは、振動モレの小さい振動子形
状の設計がなされて初めて得られるのである。本発明で
は振動部、支持部とフレームがエッチング法によって一
体に形成された短辺水晶振動子の支持部の形状を工夫、
改善することにより、振動部のエネルギーを振動部内部
に閉じ込めることができる。すなわち、本発明の目的
は、振動モレの小さいマウントの容易な短辺水晶振動子
を得ることにある。
が非常に少なく、損失抵抗R1の小さい短辺水晶振動子を
提供することにある。水晶は、物理的、化学的に大変安
定した物質であり、従って、これから形成される、いわ
ゆる水晶振動子は損失抵抗の小さい、高いＱ値を持った
振動子を得ることがてきる。しかしながら、このように
優れた特性が得られるのは、振動モレの小さい振動子形
状の設計がなされて初めて得られるのである。本発明で
は振動部、支持部とフレームがエッチング法によって一
体に形成された短辺水晶振動子の支持部の形状を工夫、
改善することにより、振動部のエネルギーを振動部内部
に閉じ込めることができる。すなわち、本発明の目的
は、振動モレの小さいマウントの容易な短辺水晶振動子
を得ることにある。
従来の短辺水晶振動子は特開昭53-132988号公報、特
願昭53-160737号公報で示されるごとく、振動部と支持
部をエッチング法によって一体に成形されているが、マ
ウント部が振動部の両端に設けられているため、２本の
リード線で支持固定する方法では、その支持方法が難し
く、コスト高の要因となっていた。同時に、衝撃に対し
て弱いという欠点があった。
願昭53-160737号公報で示されるごとく、振動部と支持
部をエッチング法によって一体に成形されているが、マ
ウント部が振動部の両端に設けられているため、２本の
リード線で支持固定する方法では、その支持方法が難し
く、コスト高の要因となっていた。同時に、衝撃に対し
て弱いという欠点があった。
このために、本発明では短辺水晶振動子の支持方法が
難しく、衝撃に弱いという諸問題を新形状の短辺水晶振
動子を提供することにより解決することを目的とするも
のである。
難しく、衝撃に弱いという諸問題を新形状の短辺水晶振
動子を提供することにより解決することを目的とするも
のである。
第１図は本発明の短辺水晶振動子形状の一実施例の平
面図を示す。振動子１は振動部2,支持部3,フレーム４と
マウント部５から構成されている。励振電極（図示され
ていない）は振動部２の上下面に配置され、外部端子と
接続するために、マウント部５まで延びて設けられてい
る。今、励振電極に交番電圧を印加すると短辺振動は短
辺方向と同時にその垂直方向の支持部３の方向にも振動
する。このとき、支持部３には穴６が設けられ屈曲モー
ドで振動するように十分に弾力を持たせている。これに
より振動部の振動を十分に自由に振動させることができ
る。更に、支持部３はフーム４に接続され、さらにマウ
ント部５で支持固定される構造になっている。それ故、
振動部２の振動はマウント部５まで伝わらず、振動モレ
の小さい短辺水晶振動子が得られる。このように、本発
明は短辺振動の振動部２から伝わる振動を支持部３の屈
曲モードに変換する形状にし、且つ、支持部３の両端部
をフレーム４とマウント部５に接続する形状にすること
によって、本発明の目的を達成するものである。
面図を示す。振動子１は振動部2,支持部3,フレーム４と
マウント部５から構成されている。励振電極（図示され
ていない）は振動部２の上下面に配置され、外部端子と
接続するために、マウント部５まで延びて設けられてい
る。今、励振電極に交番電圧を印加すると短辺振動は短
辺方向と同時にその垂直方向の支持部３の方向にも振動
する。このとき、支持部３には穴６が設けられ屈曲モー
ドで振動するように十分に弾力を持たせている。これに
より振動部の振動を十分に自由に振動させることができ
る。更に、支持部３はフーム４に接続され、さらにマウ
ント部５で支持固定される構造になっている。それ故、
振動部２の振動はマウント部５まで伝わらず、振動モレ
の小さい短辺水晶振動子が得られる。このように、本発
明は短辺振動の振動部２から伝わる振動を支持部３の屈
曲モードに変換する形状にし、且つ、支持部３の両端部
をフレーム４とマウント部５に接続する形状にすること
によって、本発明の目的を達成するものである。
このように本発明は、振動部、支持部、フレームとマ
ウント部から成るエッチング法によって形成される短辺
水晶振動子を提案することにより、小型で、耐衝撃性に
優れ、且つ、損失抵抗R1の小さい、高いＱ値を有する短
辺水晶振動子を得ることができる。
ウント部から成るエッチング法によって形成される短辺
水晶振動子を提案することにより、小型で、耐衝撃性に
優れ、且つ、損失抵抗R1の小さい、高いＱ値を有する短
辺水晶振動子を得ることができる。
次に、本発明にて得られた結果を具体的に述べる。第
１図は本発明の短辺水晶振動子形状の一実施例の平面図
である。振動子１は振動部２と、第１ブリッジ部７及び
第２ブリッジ部８と穴６を形づくる第１フレーム10から
成る第１支持部３及び第２支持部30と、第２フレーム第
２部分４及び第２フレーム第１部分９とマウント部５と
から構成されていて、エッチング法によって一体に形成
されている。第２フレーム第２部分４は図の如くそれぞ
れ第２フレーム第１部分９とマウント部５に接続されて
いる。更に、第１ブリッジ部７は第１減衰部11と振動部
２に、第２ブリッジ部８は第２減衰部12とマウント部５
にそれぞれ接続されている。又、振動部２の上下面に励
振電極（図示されてない）が設けられていて、両電極間
に交番電圧を印加することによって、短辺振動を引き起
こすことができる。支持部３には穴６が設けられ、短辺
振動に伴い、それと垂直方向の支持部３の方向にも変位
するので、この変位を屈曲モードに変換し、更に、振動
部を囲むフレーム４は支持部３に接続され、マウント部
５で支持固定される。そのため振動モレがなく、損失抵
抗R1の小さい、Ｑ値の高い短辺水晶振動子が得られる。
又、振動部、支持部、フレームとマウント部をエッチン
グ法によって一体に成形しているので、小型化ができ、
耐衝撃性にも優れた短辺水晶振動子が得られる。
１図は本発明の短辺水晶振動子形状の一実施例の平面図
である。振動子１は振動部２と、第１ブリッジ部７及び
第２ブリッジ部８と穴６を形づくる第１フレーム10から
成る第１支持部３及び第２支持部30と、第２フレーム第
２部分４及び第２フレーム第１部分９とマウント部５と
から構成されていて、エッチング法によって一体に形成
されている。第２フレーム第２部分４は図の如くそれぞ
れ第２フレーム第１部分９とマウント部５に接続されて
いる。更に、第１ブリッジ部７は第１減衰部11と振動部
２に、第２ブリッジ部８は第２減衰部12とマウント部５
にそれぞれ接続されている。又、振動部２の上下面に励
振電極（図示されてない）が設けられていて、両電極間
に交番電圧を印加することによって、短辺振動を引き起
こすことができる。支持部３には穴６が設けられ、短辺
振動に伴い、それと垂直方向の支持部３の方向にも変位
するので、この変位を屈曲モードに変換し、更に、振動
部を囲むフレーム４は支持部３に接続され、マウント部
５で支持固定される。そのため振動モレがなく、損失抵
抗R1の小さい、Ｑ値の高い短辺水晶振動子が得られる。
又、振動部、支持部、フレームとマウント部をエッチン
グ法によって一体に成形しているので、小型化ができ、
耐衝撃性にも優れた短辺水晶振動子が得られる。
以上述べたように、本発明は振動部、支持部、フレー
ムとマウント部をエッチング法によって一体に形成する
新形状の短辺水晶振動子を提案することにより、次のよ
うな著しい効果を有する。
ムとマウント部をエッチング法によって一体に形成する
新形状の短辺水晶振動子を提案することにより、次のよ
うな著しい効果を有する。
支持部とフレームの形状を工夫、改善することによ
り、振動を自由にさせることができるので、損失抵抗が
小さくなる。
り、振動を自由にさせることができるので、損失抵抗が
小さくなる。
エッチング法によって振動部、支持部、フレームと
マウント部を一体に成形するので、小型化ができる。
マウント部を一体に成形するので、小型化ができる。
同時に、耐衝撃性に優れる。
支持部がフレームに接続されているので、振動モレ
が小さく、損失抵抗R1が小さくなる。
が小さく、損失抵抗R1が小さくなる。
振動に影響しないマウント部で台座等に固定される
ので、振動モレが小さくなる。
ので、振動モレが小さくなる。
第１図は本発明の短辺水晶振動子形状の一実施例の平面
図を示す。 １……振動子 ２……振動部 ３……第１支持部 ４……第２フレーム第２部分 ５……マウント部 ６……穴 ７……第１ブリッジ部 ８……第２ブリッジ部 ９……第２フレーム第１部分 10……第１フレーム 11……第１減退部 12……第２減退部 30……第２支持部 31……部分フレーム
図を示す。 １……振動子 ２……振動部 ３……第１支持部 ４……第２フレーム第２部分 ５……マウント部 ６……穴 ７……第１ブリッジ部 ８……第２ブリッジ部 ９……第２フレーム第１部分 10……第１フレーム 11……第１減退部 12……第２減退部 30……第２支持部 31……部分フレーム
Claims (1)
- 【請求項１】振動部、第１及び第２支持部、第２フレー
ムとマウント部から成り、それぞれ第１ブリッジ部7,第
２ブリッジ部８と穴６を形づくる第１フレーム10から成
る各支持部は第１ブリッジ部７の一端を介して振動部に
接続された短辺水晶振動子において、穴６を形成する第
１フレーム10は、振動部のブリッジ部が接続される辺に
平行な第１減衰部11と第２減衰部12および両減衰部の各
端部を接続する一対の部分フレーム31で構成されてお
り、各第１ブリッジ部７の他端は第１減衰部11に、各第
２ブリッジ部８の一端は第２減衰部12に接続されるとと
もに、第１支持部の第２ブリッジ部８の他端は第２フレ
ーム第１部分９に、第２支持部の第２ブリッジ部８の他
端はマウント部に接続され、第２フレーム第１部分９の
両端は、一対の第２フレーム第２部分の各一端に接続さ
れ、各第２フレームの他端は前記マウント部５に接続さ
れるように構成したことを特徴とする短辺水晶振動子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1006677A JPH0831766B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 短辺水晶振動子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1006677A JPH0831766B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 短辺水晶振動子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02186815A JPH02186815A (ja) | 1990-07-23 |
| JPH0831766B2 true JPH0831766B2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=11644995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1006677A Expired - Lifetime JPH0831766B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 短辺水晶振動子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0831766B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5257196B2 (ja) * | 2009-03-27 | 2013-08-07 | セイコーエプソン株式会社 | 輪郭振動片 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5320886A (en) * | 1976-08-11 | 1978-02-25 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Short-side piezoelectric oscillator |
| JPS5689113A (en) * | 1979-12-20 | 1981-07-20 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Thin type quartz oscillator |
| JPS57157616A (en) * | 1981-03-25 | 1982-09-29 | Seiko Instr & Electronics Ltd | Gt-cut quartz oscillator |
| JPS5917627U (ja) * | 1982-07-23 | 1984-02-02 | キンセキ株式会社 | 圧電振動子 |
-
1989
- 1989-01-13 JP JP1006677A patent/JPH0831766B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02186815A (ja) | 1990-07-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2531266B2 (ja) | 振動子の支持構造 | |
| JPS63302611A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPS63260310A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPS6070810A (ja) | 縦振動型圧電振動子 | |
| JPH0279511A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPS63311810A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0831766B2 (ja) | 短辺水晶振動子 | |
| JPH0275213A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0534848B2 (ja) | ||
| JPS60226205A (ja) | 長辺縦振動子 | |
| JP2592280B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0831759B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0310511A (ja) | 音叉型屈曲水晶振動子 | |
| JPH0828639B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH02186816A (ja) | 厚電振動子 | |
| JPH0831765B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0831760B2 (ja) | 縦水晶振動子の電極構造 | |
| JP2696104B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0831762B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0310506A (ja) | 短辺水晶振動子 | |
| JPH03195111A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0828640B2 (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH02135908A (ja) | 縦水晶振動子 | |
| JPH0756930B2 (ja) | 短辺水晶振動子 | |
| JPH0310507A (ja) | 屈曲水晶振動子 |