JPH08317240A - カラー画像入力装置 - Google Patents

カラー画像入力装置

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JPH08317240A
JPH08317240A JP7121981A JP12198195A JPH08317240A JP H08317240 A JPH08317240 A JP H08317240A JP 7121981 A JP7121981 A JP 7121981A JP 12198195 A JP12198195 A JP 12198195A JP H08317240 A JPH08317240 A JP H08317240A
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JP
Japan
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color
processing
image
color material
color correction
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Application number
JP7121981A
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English (en)
Inventor
Keitoku Ito
敬徳 伊東
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 原稿に使用されている色材の種類に応じて最
適な色補正処理を施すことにより,色再現性の向上を図
ると共に,色補正処理の対象となる色材の種類を指定可
能なカラー画像入力装置を提供する。 【構成】 原稿を光学的に読み取って画像信号を出力す
る画像読取手段101と,画像読取手段で読み取った画
像信号に基づいて,原稿に使用されている色材の種類を
判定する色材判定手段106と,色補正処理の処理モー
ドを指定するための処理モード指定手段107と,色材
判定手段の判定結果およびコンソール107から入力さ
れる処理モード指定手段で指定された処理モードに基づ
いて,画像読取手段で読み取った画像信号に色補正処理
を施す色補正処理手段103を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,原稿の種類に応じて異
なる画像処理を施すカラー画像入力装置に関し,より詳
細には,原稿に使用されている色材に応じた最適な色補
正処理を施すカラー画像入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像入力装置として,例え
ば,特開平5−136993号公報『デジタルカラー画
像処理装置』に開示されたものがある。この装置は,図
10のブロック図に示すように,各種画像処理を施す画
像処理部1801と,画像処理部1801の各部を制御
するシステム制御部1809とを有しており,画像処理
部1801内に,変倍回路1802と,濃度変換回路1
803と,画像判定回路1804と,色補正回路180
5と,フィルタ回路1806と,γ補正回路1807
と,階調回路1808とを備えている。
【0003】ここで,変倍回路1802は,スキャナユ
ニット(図示せず)で読み取った画像信号R,G,Bに
主走査方向の変倍処理を施して出力する回路である。濃
度変換回路1803は,変倍回路1802が出力した画
像信号を画像濃度に比例した画像信号に変換して出力す
る回路である。画像判定回路1804は,濃度変換回路
1803が出力した画像信号に基づいて読み取った原稿
の種類が印刷写真か写真原稿(銀塩写真)かを判定する
回路である。
【0004】また,色補正回路1805は,濃度変換回
路1803が出力した画像信号に色相対応の色補正処理
を施して出力する回路である。フィルタ回路1806
は,色補正回路1805が出力した画像信号に空間フィ
ルタ処理を施して出力する回路である。γ補正回路18
07は,フィルタ回路1806が出力した画像信号を,
階調回路1808やプリンタユニット(図示せず)に起
因する階調記録特性に応じて補正し,出力する回路であ
る。階調回路1808は,γ補正回路1807が出力し
た画像信号にディザ法等の階調処理を施して出力する回
路である。
【0005】階調回路1808として示したブロックに
は,墨分抽出回路が含まれており,墨分抽出回路がシア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)信号より黒
記録成分を抽出し,ブラック(BK)信号として出力す
る。C,M,Y,BKの信号がプリンタユニットに送ら
れる。
【0006】また,システム制御部1809は,CPU
1810と,ROM1811と,RAM1812および
I/Oポート1813を含むマイクロコンピュータで構
成されている。
【0007】以上の構成において,上記の装置における
原稿の種類の自動識別方法(印刷写真か写真原稿(銀塩
写真)かを自動識別方法)について説明する。印刷写真
か写真原稿を比較すると,一般に次のような3つの特徴
がある。
【0008】 印刷写真は,網点処理されていること
が多いが,写真原稿には網点処理がされていない。 写真原稿は,画像濃度が連続的に変化し,急峻な画
像エッジが少ないが,印刷写真では上述した網点による
エッジや文字,線画などのエッジが多い。 地肌部やベタ部など両極端の濃度域では,印刷写真
と写真原稿に特徴の違いが現れない。
【0009】したがって,原稿の種類の自動識別方法に
おいて,上記3つの特徴を利用している。すなわち,画
像判定回路1804は,地肌部やベタ部以外の中間濃度
域において,網点が多く検出されれば印刷写真と判定
し,少なければ写真原稿と判定する。また,画像判定回
路1804は,地肌部やベタ部以外の中間濃度域におい
て,画像エッジが多く検出されれば印刷写真と判定し,
少なければ写真原稿と判定する。
【0010】このように原稿の種類を自動識別し,原稿
の種類に基づいて異なる色補正処理を画像信号に施すこ
とができるため,写真原稿を複写する場合に,特別な調
整作業を行わずに,所望の色に再現が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,特開平
5−136993号公報によれば,読み取った画像信号
に対して,原稿の種類に基づいて異なる色補正処理を施
すことができるものの,銀塩写真原稿であっても使用さ
れている印画紙の種類によって使われている色材の分光
特性が異なるため,例えば,標準的と想定した分光特性
からのズレが大きいと,忠実な色再現ができないという
問題点があった。
【0012】また,網点写真原稿であっても,使用され
ているインク(色材)の分光特性によっては,忠実な色
再現ができないという問題点があった。
【0013】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,原稿に使用されている色材の種類に応じて最適な色
補正処理を施すことにより,色再現性の向上を図ると共
に,色補正処理の対象となる色材の種類を指定可能なカ
ラー画像入力装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るカラー画像入力装置は,原稿を光
学的に読み取って画像信号を出力する画像読取手段と,
前記画像読取手段で読み取った画像信号に基づいて,原
稿に使用されている色材の種類を判定する色材判定手段
と,色補正処理の処理モードを指定するための処理モー
ド指定手段と,前記色材判定手段の判定結果および処理
モード指定手段で指定された処理モードに基づいて,前
記画像読取手段で読み取った画像信号に色補正処理を施
す色補正処理手段とを備えたものである。
【0015】また,請求項2に係るカラー画像入力装置
は,前記処理モード指定手段が,あらかじめ設定された
標準的な色材に合わせて色補正処理を行う第1の色補正
処理モードと,色材判定手段の判定結果に基づいて色補
正処理を行う第2の色補正処理モードと,あらかじめ設
定されている複数の色材の種類の中から使用する色材の
種類を指定し,該指定した色材の種類に基づいて色補正
処理を行う第3の色補正処理モードとを選択的に指定可
能であるものである。
【0016】
【作用】本発明のカラー画像入力装置(請求項1)は,
画像読取手段が,原稿を光学的に読み取って画像信号を
出力すると,色材判定手段が,画像読取手段で読み取っ
た画像信号に基づいて,原稿に使用されている色材の種
類を判定する。また,処理モード指定手段を介して,色
補正処理の処理モードを指定すると,色補正処理手段
が,色材判定手段の判定結果および処理モード指定手段
で指定された処理モードに基づいて,画像読取手段で読
み取った画像信号に色補正処理を施す。
【0017】また,カラー画像入力装置(請求項2)
は,処理モード指定手段を用いて,あらかじめ設定され
た標準的な色材に合わせて色補正処理を行う第1の色補
正処理モード,色材判定手段の判定結果に基づいて色補
正処理を行う第2の色補正処理モード,あらかじめ設定
されている複数の色材の種類の中から使用する色材の種
類を指定し,該指定した色材の種類に基づいて色補正処
理を行う第3の色補正処理モードの何れかを指定する
と,色補正処理手段が,指定された処理モードにしたが
って,色補正処理を実行する。
【0018】
【実施例】以下,本発明のカラー画像入力装置をデジタ
ル複写機に適用した場合を例として,図面を参照して詳
細に説明する。
【0019】図1は,本実施例のデジタル複写機のブロ
ック構成図を示し,原稿画像の読み取りを行い,読取色
階調信号レッド(R),グリーン(G)およびブルー
(B)を出力する画像読取手段としての読取処理ユニッ
ト101と,読取処理ユニット101で読み取った原稿
画像の読取色階調信号R,G,Bをサンプリングするサ
ンプリングユニット102と,読取処理ユニット101
から読取色階調信号R,G,Bを入力して各種画像処理
を施す画像処理ユニット103と,画像処理ユニット1
03で画像処理を施した後の画像データを記録紙に出力
する画像記録ユニット104と,読取処理ユニット10
1,サンプリングユニット102,画像処理ユニット1
03および画像記録ユニット104相互の,ならびに各
ユニット内の各要素間の信号授受のタイミングの整合を
行う同期制御ユニット105と,デジタル複写機全体の
制御を行うと共に,本実施例の色材判定手段としてのシ
ステム制御ユニット106と,表示部およびキー部を有
しデジタル複写機全体の操作を行うコンソールボード1
07とから構成される。
【0020】次に,読取処理ユニット101,画像処理
ユニット103,画像記録ユニット104およびシステ
ム制御ユニット106の詳細な構成について,図を参照
して説明する。
【0021】まず,読取処理ユニット101は,後述す
る色分解手段であるダイクロイックプリズム206で色
分解したR,G,Bに対応する反射光をそれぞれ受光し
て光電変換し,画像信号として読み取るCCD108
r,108gおよび108bと,CCD108r,10
8gおよび108bで読み取った画像信号(ここでは,
アナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換器
109r,109gおよび109bと,A/D変換器1
09r,109gおよび109bでデジタル信号に変換
された画像信号を入力してシェーディング補正を行うシ
ェーディング補正回路110とから構成される。
【0022】また,画像処理ユニット103は,入力さ
れる読取色階調信号R,G,Bに対して対数変換を行う
γ補正回路111と,マスキング処理を行うと共に,本
実施例の色補正処理手段を構成する色補正回路112
と,読取色階調信号R,G,Bに対して変倍処理を行う
変倍処理回路113と,変倍処理回路113の変倍処理
した信号に基づいてディザ処理を行うディザ処理回路1
14とから構成されている。
【0023】また,画像記録ユニット104は,画像処
理ユニット103から入力した各記録色階調信号を記憶
するバッファメモリ115と,半導体レーザ116と,
半導体レーザ116を駆動するレーザドライバ117と
から構成される。
【0024】なお,バッファメモリ115は,各トナー
の記録濃度に対応した記録色階調信号シアン(C),マ
ゼンタ(M)およびイエロー(Y)の各色それぞれに対
して,バッファメモリ115c,115mおよび115
yを備えている。また,半導体レーザ116もバッファ
メモリ115と同様に,記録色階調信号C,MおよびY
とともに,4つ目であるブラック(BK)に対して半導
体レーザ116c,116m,116yおよび116b
kを備えている。また,レーザドライバ117も半導体
レーザ116と同様に,記録色階調信号C,M,Yおよ
びBKに対してレーザドライバ117c,117m,1
17yおよび117bkを備えている。
【0025】さらに,システム制御ユニット106は,
デジタル複写機全体を制御するためのCPU118と,
ROM119と,RAM120と,読取処理ユニット1
01と接続するためのI/Oポート121と,サンプリ
ングユニット102と接続するためのI/Oポート12
2と,画像処理ユニット103と接続するためのI/O
ポート123と,画像記録ユニット104と接続するた
めのI/Oポート124と,同期制御ユニット105と
接続するためのI/Oポート125と,および,コンソ
ールボード107と接続するためのI/Oポート126
とを備えている。換言すれば,システム制御ユニット1
06は,マイクロコンピュータである。また,システム
制御ユニット106は,後述するコンソールボード10
7の表示制御およびキー入力に応じて所定の制御および
動作を行う。また,システム制御ユニット106と前述
した色補正処理回路112によって本実施例の色補正処
理手段が構成される。
【0026】以上の構成において,その動作を説明す
る。まず,読取処理ユニット101,サンプリングユニ
ット102,画像処理ユニット103,画像記録ユニッ
ト104,システム制御ユニット106およびコンソー
ルボード107の順に説明する。
【0027】読取処理ユニット101において,CCD
108r,108gおよび108bは,各色に対して原
稿を読み取り,R,GおよびBの出力信号を出す。CC
D108r,108gおよび108bの出力信号は,A
/D変換器109r,109gおよび109bによって
各々10ビットのデジタル信号に変換され,シェーディ
ング補正回路103に入力される。シェーディング補正
回路103は,CCD108の読取光学系の照度むら,
各CCD108r,108gおよび108b内部の受光
素子群の感度のばらつき,および暗電位に対する補正を
施して,各10ビットの読取色階調信号R,GおよびB
を出力する。
【0028】サンプリングユニット102は,読取処理
ユニット101から入力した読取色階調信号R,Gおよ
びBを,あらかじめ設定した所定のタイミング,例え
ば,原稿を等間隔の格子で区切った時の格子点上などで
サンプリングする。サンプリングユニット102が行う
サンプリングは,後述する,色材の種類の誤判定を防ぐ
ために,例えば平滑化処理などを施し,読取色階調信号
R,GおよびBに含まれるノイズ等を除去した後で行う
ことが望ましい。
【0029】次に,画像処理ユニット103において,
γ補正回路111が,入力される読取色階調信号R,G
およびBに対して対数変換を行うとともに,コンソール
ボード107からの指示に応じて階調特性を補正し,各
8ビットのR,GおよびBの読取色濃度信号Dr,Dg
およびDbを出力する。
【0030】次に,色補正回路112が,マスキング処
理を行い,読取色階調信号R,GおよびBに基づいて入
力信号である読取色濃度信号Dr,DgおよびDbを,
C,M,YおよびBKの記録色対応(各トナーの記録濃
度に対応)信号Dc,Dm,DyおよびDbkに変換す
る。色補正回路112が行う変換において,本実施例の
デジタル複写機の記録特性の理想特性からのずれを補正
するための基本的な色補正,およびコンソールボード1
07からの指示に基づく任意の色補正,さらに詳細は後
述するが,本実施例の原稿に使用されている色材の種類
に応じた色補正処理が行われる。
【0031】色補正回路112から出力される各8ビッ
トの記録色濃度信号Dc,Dm,DyおよびDbkは,
変倍処理回路113に印加される。変倍処理回路113
は,コンソールボード107からの指示に応じて,主走
査方向(後述する第1キャリッジ207の移動方向と垂
直な方向)の変倍処理を各色の信号に対して行い,各8
ビットの記録色濃度信号Dc’,Dm’,Dy’および
Dbk’を出力する。なお,副走査方向(第1キャリッ
ジ207の移動方向)の変倍は,第1キャリッジ207
の移動速度で変更することにより行われる。
【0032】変倍処理回路113からの出力される信号
は,ディザ処理回路114に印加される。ディザ処理回
路114は,記録濃度信号Dc’,Dm’,Dy’およ
びDbk’をディザ処理し,各3ビットの記録色階調信
号C,M,YおよびBKを出力する。なお,ディザ処理
回路114が行うディザ処理において,記録系の階調上
の非線形特性の補正も行われる。
【0033】画像処理ユニット103が出力する記録色
階調信号C,M,YおよびBKに応じて,半導体レーザ
116c,116m,116yおよび116bkを付勢
する。なお,記録色階調信号BKは,直接のままレーザ
ドライバ117bkに与えるが,記録色階調信号C,M
およびYは,それぞれ,バッファメモリ115y,11
5mおよび115cに保持された後,あらかじめ設定し
た時間Ty,TmおよびTc遅れてバッファメモリ11
5y,115mおよび115cを読み出して,レーザド
ライバ117y,117mおよび117cに与える。
【0034】次に,図2を参照して,デジタル複写機の
基本的な構成および動作について説明する。原稿201
は,コンタクトガラス202上に置かれ,ハロゲンラン
プ203a,203bにより照明される。ハロゲンラン
プ203a,203bが原稿201を照射して発生した
反射光は,移動可能な第1ミラー204a,第2ミラー
204bおよび第3ミラー204cによって反射され,
結像レンズ205を経て,本実施例の色分解手段である
ダイクロイックプリズム206に入る。
【0035】ダイクロイックプリズム206において,
反射光は3つの波長の光,すなわち,レッド(R),グ
リーン(G)およびブルー(B)に分光される。分光さ
れた光は,固体撮像素子であるCCD108r,108
gおよび108bにそれぞれ入射する。前述したように
入射した分光の内,レッド光はCCD108rに,グリ
ーン光はCCD108gに,またブルー光はCCD10
8bにそれぞれ入射する。
【0036】なお,ハロゲンランプ203a,203b
および第1ミラー204aは,第1キャリッジ207に
搭載されており,第2ミラー204bおよび第3ミラー
204cは,第2キャリッジ208に搭載されている。
第2キャリッジ208が第1キャリッジ207の1/2
の速度で移動することによって,原稿201からCCD
までの光路長が一定に保たれ,原画像読取時には第1キ
ャリッジ207および第2キャリッジ208が,右方向
から左方向へ走査される。キャリッジ駆動モータ209
の軸に固着されたキャリッジ駆動プーリ210に巻き付
けられたキャリッジ駆動ワイヤ211に第1キャリッジ
207が結合され,第2キャリッジ208上の図示しな
い動滑車にキャリッジ駆動ワイヤ211が巻き付けられ
ている。これにより,キャリッジ駆動モータ209の
正,逆転により,第1キャリッジ207と第2キャリッ
ジ208が往動(原画像読取走査),復動(リターン)
し,第2キャリッジ208が第1キャリッジ207の1
/2の速度で移動する。
【0037】第1キャリッジ207が図2に示すホーム
ポジションにあるときは,第1キャリッジ207が反射
形のフォトセンサであるホームポジションセンサ212
で検出される。ホームポジションセンサ212が第1キ
ャリッジ207を検出する様子を図3に示す。図におい
て,第1キャリッジ207が露光走査で右方に駆動され
てホームポジションから外れると,ホームポジションセ
ンサ212は,非受光(第1キャリッジ207非検出)
となる。一方,第1キャリッジ207がリターンでホー
ムポジションに戻ると,ホームポジションセンサ212
は,受光(第1キャリッジ207検出)となり,非受光
から受光に変わったときに第1キャリッジ207が停止
される。
【0038】ここで,図1を参照すると,CCD108
r,108gおよび108bの出力は,アナログ/デジ
タル変換されて画像処理ユニット103で必要な処理を
施されて,記録色情報であるブラック(BK),イエロ
ー(Y),マゼンタ(M)およびシアン(C)それぞれ
の記録付勢用の2値化信号に変換される。それぞれの2
値化信号は,レーザドライバ117bk,117y,1
17mおよび117cに入力され,各レーザドライバが
半導体レーザ116bk,116y,116mおよび1
16cを付勢することにより,記録色信号(2値化信
号)で変調されたレーザ光を出射する。
【0039】出射されたレーザ光は,それぞれ,図2に
示すように,回転多面鏡213bk,213y,213
mおよび213cで反射され,f−θレンズ214b
k,214y,214mおよび214cを経て,第4ミ
ラー215bk,215y,215mおよび215cと
第5ミラー216bk,216y,216mおよび21
6cで反射され,多面鏡面例れ補正シリンドリカルレン
ズ217bk,217y,217mおよび217cを経
て,感光体ドラム218bk,218y,218mおよ
び218cに結像照射する。
【0040】回転多面鏡213bk,213y,213
mおよび213cは,多面鏡駆動モータ219bk,2
19y,219mおよび219cの回転軸に固着されて
いる。多面鏡駆動モータ219bk,219y,219
mおよび219cは,一定速度で回転し,回転多面鏡2
13bk,213y,213mおよび213cを一定速
度で回転駆動する。回転多面鏡213bk,213y,
213mおよび213cの回転により,前述のレーザ光
は,感光体ドラム218bk,218y,218mおよ
び218cの回転方向(時計方向)と垂直な方向,すな
わち,感光体ドラム218bk,218y,218mお
よび218cの各ドラム軸に沿う方向に走査される。
【0041】ここで,図4を参照してシアン色記録装置
のレーザ走査系を詳細に説明する。前述したように,1
16cは半導体レーザを表す。感光体ドラム218cの
軸に沿う方向のレーザ走査(2点鏡線)の一端部におい
てレーザ光を受光する関係に光電変換素子でなるセンサ
220cが配設されており,センサ220cがレーザ光
を検出し検出から非検出に変化した時点をもって1ライ
ン走査の始点を検出している。すなわち,センサ220
cのレーザ光検出信号(パルス)がレーザ走査のライン
同期パルスとして処理される。マゼンタ記録装置,イエ
ロー記録装置およびブラック記録装置の構成も図4に示
すシアン記録装置の構成と全く同じである。
【0042】また,図2に戻って説明する。感光体ドラ
ム218bk,218y,218mおよび218cの表
面は,負電圧の高圧発生装置(図示せず)に接続された
チャージスコロトロン221bk,221y,221m
および221cにより一様に帯電させられる。記録信号
によって変調されたレーザ光が一様に帯電された感光体
表面に照射されると,光導電現象で感光体表面の電荷が
ドラム本体の機器アースに流れて消滅する。ここで,原
稿濃度の濃い部分はレーザ光を点滅させないようにし,
原稿濃度の淡い部分はレーザ光を点灯させる。これによ
り感光体ドラム218bk,218y,218mおよび
218cの表面の,原稿濃度の濃い部分に対応する部分
は−800Vの電位に,原稿濃度の淡い部分に対応する
部分は−100V程度の電位になる。すなわち,原稿の
濃淡に対応して,静電潜像が形成される。この静電潜像
をそれぞれ,ブラック現像ユニット222bk,イエロ
ー現像ユニット222y,マゼンタ現像ユニット222
mおよびシアン現像ユニット222cによって現像し,
感光体ドラム218bk,218y,218mおよび2
18cに表面にそれぞれブラック,イエロー,マゼンタ
およびシアントナー画像を形成する。
【0043】なお,ブラック現像ユニット222bk,
イエロー現像ユニット222y,マゼンタ現像ユニット
222mおよびシアン現像ユニット222c内のトナー
は,攪拌により正電位に帯電される。また,ブラック現
像ユニット222bk,イエロー現像ユニット222
y,マゼンタ現像ユニット222mおよびシアン現像ユ
ニット222cは,現像バイアス発生器(図示せず)に
より−200V程度にバイアスされ,感光体の表面電位
が現像バイアス以上の場所に付着し,原稿101に対応
したトナー像が形成される。
【0044】一方,転写紙カセット223に収納された
記録紙は,送り出しローラ224の給紙動作により繰り
出されて,レジストローラ225で,所定のタイミング
で転写ベルト226に送られる。転写ベルト226に載
せられた記録紙は,転写ベルト226の移動により,図
2に示すように感光体ドラム218bk,218y,2
18mおよび218cの下部を順次に通過し,感光体ド
ラム218bk,218y,218mおよび218cを
通過する間,転写ベルト226の下部でチャージスコロ
トロン221bk,221y,221mおよび221c
により,ブラック,イエロー,マゼンタおよびシアンの
各トナー像が記録紙上に順次転写される。続いて,転写
された記録紙は,熱定着ユニット227に送られそこで
トナーが記録紙に固着され,記録紙はトレイ228に排
出される。一方,転写後の感光体面に発生する残留トナ
ーは,クリーナユニット229bk,229y,229
mおよび229cで除去される。
【0045】ブラックトナーを収集するクリーナユニッ
ト229bkとブラック現像ユニット222bkは,ト
ナー回収パイプ230で結ばれ,クリーナユニット22
9bkで収集したブラックトナーを現像ユニット222
bkに回収するようにしている。なお,クリーナユニッ
ト229y,229mおよび229cで収集したイエロ
ー,マゼンタおよびシアントナーには,記録紙より感光
体ドラム218y,218mおよび218cへの逆転写
するなどにより,クリーナユニット229y,229m
および229cの前段の異色現像ユニットのトナーが入
り混ざているので,再使用のための回収はしない。
【0046】なお,ブラック現像ユニット222bk,
イエロー現像ユニット222y,マゼンタ現像ユニット
222mおよびシアン現像ユニット222cは,それぞ
れトナー濃度センサ231bk,231y,231mお
よび231cを備えており,ブラック現像ユニット22
2bk,イエロー現像ユニット222y,マゼンタ現像
ユニット222mおよびシアン現像ユニット222cの
それぞれのトナー濃度に応じた信号が,トナー濃度制御
ユニット(図示せず)に出力される。トナー濃度制御ユ
ニットは,トナー画像形成のために消費されたトナーを
補給し,各ブラック現像ユニット222bk,イエロー
現像ユニット222y,マゼンタ現像ユニット222m
およびシアン現像ユニット222cのトナー濃度を一定
に保つために,各トナー濃度センサ231bk,231
y,231mおよび231cの出力に応じて各現像ユニ
ットブラック現像ユニット222bk,イエロー現像ユ
ニット222y,マゼンタ現像ユニット222mおよび
シアン現像ユニット222cに設けられたトナー補給モ
ータ(図示せず)を駆動するためのトナー補給信号を各
色独立に出力する。各トナー補給モータの回転数にはト
ナー補給ローラ232bk,232y,232mおよび
232cがそれぞれ固着されており,トナー補給信号に
応じて各トナー補給ローラがそれぞれ従動し各現像ユニ
ットにトナーが補給される。
【0047】記録紙を感光体ドラム218bkから21
8cの方向に送る転写ベルト226は,アイドルローラ
233,駆動ローラ234,アイドルローラ235およ
びアイドルローラ236に張架されており,駆動ローラ
234で反時計方向に回転駆動される。駆動ローラ23
4は,軸237に枢着されたレバー238の左端に枢着
されている。レバー238の右端には黒モード設定ソレ
ノイド(図示せず)のブランジャ239が枢着されてい
る。ブランジャ239と軸237の間に圧縮コイルスプ
リング240が配設されており,圧縮コイルスプリング
240がレバー238に時計方向の回転力を与えてい
る。
【0048】黒モード設定ソレノイドが非通電(カラー
モード)であると,記録紙を載せる転写ベルト226は
感光体ドラム218bk,218y,218mおよび2
18cに接触している。この状態で転写ベルト226に
記録紙を載せて全感光体ドラム218bk,218y,
218mおよび218cにトナー像を形成すると記録紙
の移動に伴って記録紙上に各像のトナー像が転写する
(カラーモード)。一方,黒モード設定ソレノイドが通
電される(黒モード)と,圧縮コイルスプリング240
の反発力に抗してレバー238が反時計方向に回転し,
駆動ローラ234が5mm降下し,転写ベルト226は
感光体ドラム218y,218mおよび218cより離
れ,感光体ドラム218bkには接触したままとなる。
この状態では,転写ベルト226上の記録紙は感光体ド
ラム218bkに接触するのみであるので,記録紙には
ブラックトナー像のみが転写される(黒モード)。
【0049】記録紙は,感光体ドラム218y,218
mおよび218cに接触しないので,記録紙には感光体
ドラム218y,218mおよび218cの付着トナー
(残留トナー)が付かず,イエロー,マゼンタおよびシ
アン等の汚れが全く現れない。すなわち黒モードでの複
写では,通常の単色黒複写機と同様なコピーが得られ
る。
【0050】次に,図5を参照して,複写機構主要部の
動作タイミングを説明する。図5は,2枚の同一フルカ
ラーコピーを作成するときのタイミングチャートであ
る。第1キャリッジ207の露光走査が開始されると,
まず,図2に示す黒色濃度基準板241および白色濃度
基準板242が読み取られ,その読取濃度により,シェ
ーディング補正が実施される。次に,原稿載置部の走査
の開始とほぼ同じタイミングでレーザ116bkの,記
録信号に基づいた変調付勢が開始され,レーザ116
y,116mおよび116cの距離分の,転写ベルト2
26の移動時間Ty,TmおよびTcだけ遅れて変調付
勢が開始される。各転写用チャージャ243bk,24
3y,243mおよび243cは,半導体レーザ116
bk,116y,116mおよび116cの変調付勢開
始から所定時間(感光体ドラム上の,レーザ照射位置の
部位が転写用チャージャ243bk,243y,243
mおよび243cまで達する時間)の遅れの後に付勢さ
れる。
【0051】次に,本実施例の処理モード指定手段であ
るコンソールボード107について,図を参照して説明
する。図6に,コンソールボード107の外観を示す。
コンソールボード107は,コピースタートキー60
1,テンキー602,クリアストップキー603,割込
みキー604,セット枚数表示器605,コピー枚数表
示器606およびタッチパネルデスプレイ607によっ
て外観を構成している。タッチパネルデスプレイ607
は,表示器の表示画面に透明な接触検出スイッチを多数
配列したパネルを設けたものであり,表示部と入力部と
が一体になっている。具体的には,各種処理モードの選
択およびそれに伴う入力ガイダンスの表示ならびに選択
された処理モードの表示が,タッチパネルデスプレイに
より行われる。
【0052】また,タッチパネルデスプレイ607に
は,図7のような原稿の種類に関した選択をする画面が
表示可能になっている。図7は,タッチパネルデスプレ
イ607にて原稿の種類を選択する表示を示す図であ
る。ここで,標準表示部分701は,あらかじめ設定さ
れた標準的な色材に合わせて色補正処理を行う標準処理
モード(第1の色補正処理モード)を指定するためのキ
ーであり,自動表示部分702は,色材の処理の自動判
定を行なって,その色材判定結果に基づいて色補正処理
を行う自動処理モード(第2の色補正処理モード)を指
定するためのキーであり,指定表示部分703は,あら
かじめ設定されている複数の色材の種類の中から使用す
る色材の種類を指定し,該指定した色材の種類に基づい
て色補正処理を行う指定処理モード(第3の色補正処理
モード)を指定するためのキーである。システム制御ユ
ニット106は,表示部分の押下を検出して各処理モー
ドに入る。なお,タッチパネルデスプレイ607が,本
実施例の処理モード指定手段に相当する。
【0053】標準表示部分701の押下により標準処理
モードが選択された状態でコピースタートキー601の
押下を検出すると,システム制御ユニット106は,読
取処理ユニット101などを制御して通常の原稿読取動
作を行わせ,色材の種類の判定結果に係わらず,色補正
回路112において,あらかじめ設定された標準的な色
材に合わせた色補正処理を実行させる。
【0054】また,自動表示部分702の押下により自
動処理モードが選択された状態でコピースタートキー6
01の押下を検出すると,システム制御ユニット106
は,読取処理ユニット101などを制御して通常の原稿
読取動作を行わせるとともに,サンプリングユニット1
02でサンプリングされた読取色階調信号R,Gおよび
Bを読み出して,色材の種類の判定処理を行う。なお,
本実施例では,自動処理モードにおいて,コピー動作に
先立つ原稿の読取動作をせず,いきなりコピー動作を開
始するようにしたものである。
【0055】また,指定表示部分703の押下により指
定処理モードが選択された状態でコピースタートキー6
01の押下を検出すると,システム制御ユニット106
は,読取処理ユニット101などを制御して通常の原稿
読取動作を行わせ,色材の種類の判定結果に係わらず,
色補正回路112において,指定表示部分703で指定
された色材の種類に基づいた色補正処理を実行させる。
【0056】色材の種類の判定は,例えば次のように行
われる。読み出された読取色階調信号R,GおよびBで
表される色の色度分布,例えば,図8に示すようなCI
ELAB表色系に変換後のa* −b* 空間での色の分布
になる。図8は,色再現の範囲を示した図である。ここ
で,色材の種類によって特徴の現れるのは,色の3原色
であるシアン,マゼンタおよびイエロー付近の分布であ
る。色の3原色の中で,特に最も彩度の高い色の色相と
彩度は,色材の種類によって顕著に異なっている。
【0057】システム制御ユニット106は,色度分布
から色の3原色毎にそれぞれ最も彩度の高い色を探し,
それぞれの色相と彩度を,あらかじめROM119に記
憶し,用意してある色材のデータベースと比較する。比
較の結果,最も一致したものを原稿で使用されている色
材と判定する。なお,シアン,マゼンタおよびイエロー
の色材は,一般に1つずつ選ばれ原稿に使用されている
のではなく,例えば,印画紙のように,あらかじめ3原
色の組合せとして選ばれていることが多い。したがっ
て,色材の判定も3原色の組合せとして一致具合を評価
することで,より精度の高い色材判定ができる。
【0058】また,以上では色相と彩度に注目して判定
を行う場合を説明したが,図9に示すように同じ色材で
あっても記録の濃さによって色相と彩度は変化する。図
9は,同じ色材であっても記録の濃さによって色相と彩
度は変化することを示す図である。このため,色相と彩
度のみならず,その色の明度も加味して色材の判定を行
えば,より精度の高い色材判定ができる。
【0059】なお,最も彩度の高い色の検索は,システ
ム制御ユニット106のプログラムによる処理ではな
く,サンプリングユニット102などの機能としてハー
ド的に実現しても良いことは,勿論である。
【0060】色材の種類の判定が終了するとシステム制
御ユニット106は,判定した色材の種類に応じて,あ
らかじめ決定している処理条件を画像処理ユニット10
3に設定する。このとき行う設定は,例えば,色補正回
路112で行うマスキング処理の処理係数の変更等であ
る。
【0061】なお,色補正回路112で行う処理はマス
キング処理に限らず,補間処理やLUT(ルック・アッ
プ・テーブル)を使用する場合にも適用できる。また,
色材の種類の判定にともない,銀塩写真原稿か網点写真
原稿かの識別もできるので,例えば,網点写真原稿に使
用される色材を検出した場合は,網点によるモアレを除
去するような処理を加えるなどの設定も可能であるのは
勿論である。
【0062】次に,システム制御ユニット106は,図
5に示したようなタイミングチャートで複写動作を制御
し,画像処理ユニット103の設定に応じたコピーを排
出する。
【0063】前述したように本実施例によれば,原稿に
使用されている色材の種類に応じた最適な色補正処理
を,読取処理ユニット101が出力する画像信号に,画
像処理ユニット103が施すことができる。
【0064】なお,上記説明したような方法では,通
常,原稿で使用されている色材の種類を判定するため
に,実際のコピー動作に先立って原稿の読取動作を行う
ので,自動処理モードでは読取動作が一回増えた分,コ
ピースタートキー601の押下からコピーの排出終了ま
での時間が長くなってしまう。しかし,本実施例では,
実際のコピー動作に先立っての原稿の読取動作を必要と
しない標準処理モードおよび指定処理モードも選択でき
るため,時間が問題となる場合でも,これらのモードを
選択することで回避可能になっている。
【0065】また,自動処理モードにおいて,コピー動
作に先立つ原稿の読取動作をせず,いきなりコピー動作
を開始するようにしたものである。すなわち,コピー動
作開始時は標準的な色材に合わせた処理条件を設定する
とともに,原稿先端部のサンプリングした読取色階調信
号R,G,Bから色材の種類を判定し,処理条件を途中
で切り換えるようにすれば,このような時間の問題がな
い自動処理モードを実現することができる。
【0066】また,本実施例では,通常の原稿読取動作
を行い読取色階調信号R,G,Bをサンプリングする場
合を説明したが,異なる照明条件や異なる色分解条件で
それぞれ原稿読取動作を行い,読取色階調信号R,G,
Bをサンプリングして,色材の種類の判定に利用しても
良いことは,勿論である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように,本発明のカラー画
像入力装置(請求項1)によれば,原稿を光学的に読み
取って画像信号を出力する画像読取手段と,前記画像読
取手段で読み取った画像信号に基づいて,原稿に使用さ
れている色材の種類を判定する色材判定手段と,色補正
処理の処理モードを指定するための処理モード指定手段
と,前記色材判定手段の判定結果および処理モード指定
手段で指定された処理モードに基づいて,前記画像読取
手段で読み取った画像信号に色補正処理を施す色補正処
理手段とを備えたため,原稿に使用されている色材の種
類に応じて最適な色補正処理を施すことができ,色再現
性の向上を図ることができる。また,色補正処理の対象
となる色材の種類を指定可能であり,利便性の向上を図
ることができる。
【0068】また,本発明のカラー画像入力装置(請求
項2)によれば,処理モード指定手段が,あらかじめ設
定された標準的な色材に合わせて色補正処理を行う第1
の色補正処理モードと,色材判定手段の判定結果に基づ
いて色補正処理を行う第2の色補正処理モードと,あら
かじめ設定されている複数の色材の種類の中から使用す
る色材の種類を指定し,該指定した色材の種類に基づい
て色補正処理を行う第3の色補正処理モードとを選択的
に指定可能であるため,所望の色再現性を確保すること
ができ,ユーザの利便性をさらに向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカラー画像入力装置を適用したデジ
タル複写機のブロック構成図である。
【図2】本実施例のデジタル複写機の基本的な構成およ
び動作を示す説明図である。
【図3】ホームポジションセンサの検出を示す説明図で
ある。
【図4】シアン色記録装置のレーザ走査系を示す説明図
である。
【図5】2枚の同一フルカラーコピーを作成するときの
タイミングチャートを示す説明図である。
【図6】コンソールボードの外観を示す説明図である。
【図7】タッチパネルデスプレイにて原稿の種類を選択
する表示を示す説明図である。
【図8】色再現の範囲を示す説明図である。
【図9】同じ色材であっても記録の濃さによって色相と
彩度は変化することを示す説明図である。
【図10】従来のカラー画像入力装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101 読取処理ユニット 102 サンプリングユニット 103 画像処理ユニット 104 画像記録ユニット 105 同期制御ユニット 106 システム制御ユニット 107 コンソールボード 112 色補正回路 203a,203b ハロゲンランプ 206 ダイクロイックプリズム 607 タッチパネルデスプレイ 701 標準表示部分 702 自動表示部分 703 指定表示部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取って画像信号を出
    力する画像読取手段と,前記画像読取手段で読み取った
    画像信号に基づいて,原稿に使用されている色材の種類
    を判定する色材判定手段と,色補正処理の処理モードを
    指定するための処理モード指定手段と,前記色材判定手
    段の判定結果および処理モード指定手段で指定された処
    理モードに基づいて,前記画像読取手段で読み取った画
    像信号に色補正処理を施す色補正処理手段とを備えたこ
    とを特徴とするカラー画像入力装置。
  2. 【請求項2】 前記処理モード指定手段は,あらかじめ
    設定された標準的な色材に合わせて色補正処理を行う第
    1の色補正処理モードと,色材判定手段の判定結果に基
    づいて色補正処理を行う第2の色補正処理モードと,あ
    らかじめ設定されている複数の色材の種類の中から使用
    する色材の種類を指定し,該指定した色材の種類に基づ
    いて色補正処理を行う第3の色補正処理モードとを選択
    的に指定可能であることを特徴とする請求項1記載のカ
    ラー画像入力装置。
JP7121981A 1995-05-19 1995-05-19 カラー画像入力装置 Pending JPH08317240A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8045238B2 (en) 2007-09-14 2011-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus, image processing method and image reading apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8045238B2 (en) 2007-09-14 2011-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Image processing apparatus, image processing method and image reading apparatus

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