JPH08316791A - 同調回路 - Google Patents
同調回路Info
- Publication number
- JPH08316791A JPH08316791A JP14525795A JP14525795A JPH08316791A JP H08316791 A JPH08316791 A JP H08316791A JP 14525795 A JP14525795 A JP 14525795A JP 14525795 A JP14525795 A JP 14525795A JP H08316791 A JPH08316791 A JP H08316791A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tuning
- variable capacitance
- tuning circuit
- input signal
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電界強度の強い入力信号が入力しても、高調
波の発生が少なく、又希望する入力信号の近傍の周波数
に強い妨害信号があっても混変調が防止できる同調回路
を提供する。 【構成】 １対の可変容量ダイオードは、ほぼ同じ特性
を有し、カソードを共通端として直列に接続される。そ
して、１対の可変容量ダイオードに同調コイルが並列に
接続される。同調コイルは、中点タップが形成され、中
点タップのみが接地される。１対の可変容量ダイオード
は、共通端にバイアス抵抗を介して直流電圧が加えられ
る。 【効果】 １対の可変容量ダイオードの特性がほぼ同じ
となるので、電界強度の強い入力信号が入力しても、高
調波の発生を少なくでき、かつ希望する入力信号の近傍
の周波数の妨害信号による混変調を防止できる。
波の発生が少なく、又希望する入力信号の近傍の周波数
に強い妨害信号があっても混変調が防止できる同調回路
を提供する。 【構成】 １対の可変容量ダイオードは、ほぼ同じ特性
を有し、カソードを共通端として直列に接続される。そ
して、１対の可変容量ダイオードに同調コイルが並列に
接続される。同調コイルは、中点タップが形成され、中
点タップのみが接地される。１対の可変容量ダイオード
は、共通端にバイアス抵抗を介して直流電圧が加えられ
る。 【効果】 １対の可変容量ダイオードの特性がほぼ同じ
となるので、電界強度の強い入力信号が入力しても、高
調波の発生を少なくでき、かつ希望する入力信号の近傍
の周波数の妨害信号による混変調を防止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カーラジオ用等に適し
た同調回路に係わるもので、特にアンテナ段又はＲＦ増
幅段に用いられ、アンテナ同調回路又は高周波同調回路
を形成する同調回路に関するものである。
た同調回路に係わるもので、特にアンテナ段又はＲＦ増
幅段に用いられ、アンテナ同調回路又は高周波同調回路
を形成する同調回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来の同調回路の回路図を示し
ている。従来の同調回路は、同調トランスＬ４及びほぼ
同じ特性の可変容量ダイオードＤ３と可変容量ダイオー
ドＤ４を有している。可変容量ダイオードＤ３とＤ４
は、カソードを共通端４１として直列に接続される。そ
して、可変容量ダイオードＤ３のアノードが同調コイル
Ｌ４の一端に接続され、可変容量ダイオードＤ４のアノ
ードが同調コイルＬ４の他端に接続されると共に接地さ
れる。また、可変容量ダイオードＤ３とＤ４の共通端４
１は、バイアス抵抗Ｒ２を介して端子４２に接続され
る。バイアス抵抗Ｒ２は、端子４２側がコンデンサＣ４
を介して接地される。そして、端子４２からバイアス抵
抗Ｒ２を介して直流電圧ＶT が供給される。
ている。従来の同調回路は、同調トランスＬ４及びほぼ
同じ特性の可変容量ダイオードＤ３と可変容量ダイオー
ドＤ４を有している。可変容量ダイオードＤ３とＤ４
は、カソードを共通端４１として直列に接続される。そ
して、可変容量ダイオードＤ３のアノードが同調コイル
Ｌ４の一端に接続され、可変容量ダイオードＤ４のアノ
ードが同調コイルＬ４の他端に接続されると共に接地さ
れる。また、可変容量ダイオードＤ３とＤ４の共通端４
１は、バイアス抵抗Ｒ２を介して端子４２に接続され
る。バイアス抵抗Ｒ２は、端子４２側がコンデンサＣ４
を介して接地される。そして、端子４２からバイアス抵
抗Ｒ２を介して直流電圧ＶT が供給される。
【０００３】このように特性の揃った可変容量ダイオー
ドＤ３とＤ４を逆極性で直列に接続したものを使用する
ことにより、可変容量ダイオードの非直線歪を相殺する
ことができる為、受信性能を重視するカーラジオ等で使
用されることが多い。しかし、この様な同調回路は、可
変容量ダイオードＤ４のアノードと同調コイルＬ４の他
端の接続点を接地しているので、バイアス抵抗Ｒ２が可
変容量ダイオードＤ４の負荷となり、可変容量ダイオー
ドＤ４のＱ値が低くなる。従って、可変容量ダイオード
Ｄ３と可変容量ダイオードＤ４の特性が同じにならない
ので、電界強度の強い入力信号による電圧が１対の可変
容量ダイオードに印加された時に、その電圧−容量特性
の非直線性によって波形が歪むことによる高調波の発生
や、振幅変調された強い妨害信号の振幅の影響で容量値
が変動することにより希望する入力信号に妨害信号の変
調成分が混信するいわゆる混変調が発生するという問題
点があった。
ドＤ３とＤ４を逆極性で直列に接続したものを使用する
ことにより、可変容量ダイオードの非直線歪を相殺する
ことができる為、受信性能を重視するカーラジオ等で使
用されることが多い。しかし、この様な同調回路は、可
変容量ダイオードＤ４のアノードと同調コイルＬ４の他
端の接続点を接地しているので、バイアス抵抗Ｒ２が可
変容量ダイオードＤ４の負荷となり、可変容量ダイオー
ドＤ４のＱ値が低くなる。従って、可変容量ダイオード
Ｄ３と可変容量ダイオードＤ４の特性が同じにならない
ので、電界強度の強い入力信号による電圧が１対の可変
容量ダイオードに印加された時に、その電圧−容量特性
の非直線性によって波形が歪むことによる高調波の発生
や、振幅変調された強い妨害信号の振幅の影響で容量値
が変動することにより希望する入力信号に妨害信号の変
調成分が混信するいわゆる混変調が発生するという問題
点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、電界
強度の強い入力信号が入力しても、高調波の発生が少な
く、又希望する入力信号の近傍の周波数に強い妨害信号
があっても混変調が防止できる同調回路を提供すること
である。
強度の強い入力信号が入力しても、高調波の発生が少な
く、又希望する入力信号の近傍の周波数に強い妨害信号
があっても混変調が防止できる同調回路を提供すること
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の同調回路は、カ
ソードを共通端として直列に接続された１対の可変容量
ダイオード及び同調コイルを有し、同調コイルと１対の
可変容量ダイオードを並列に接続し、同調コイルに中点
タップを形成し、中点タップのみを接地し、１対の可変
容量ダイオードの共通端にバイアス抵抗を介して直流電
圧が供給されるものである。
ソードを共通端として直列に接続された１対の可変容量
ダイオード及び同調コイルを有し、同調コイルと１対の
可変容量ダイオードを並列に接続し、同調コイルに中点
タップを形成し、中点タップのみを接地し、１対の可変
容量ダイオードの共通端にバイアス抵抗を介して直流電
圧が供給されるものである。
【０００６】
【作用】本発明の同調回路は、同調コイルに中点タップ
を形成し、従来のような可変容量ダイオードと同調コイ
ルの接続点ではなく、この中点タップを接地することに
より、バイアス抵抗を介して直流電圧が供給される１対
の可変容量ダイオードの共通端がほぼアース電位となる
為、バイアス抵抗の影響を受け、１対の可変容量ダイオ
ードの特性が不揃いになることがない。
を形成し、従来のような可変容量ダイオードと同調コイ
ルの接続点ではなく、この中点タップを接地することに
より、バイアス抵抗を介して直流電圧が供給される１対
の可変容量ダイオードの共通端がほぼアース電位となる
為、バイアス抵抗の影響を受け、１対の可変容量ダイオ
ードの特性が不揃いになることがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す図１を参照しな
がら説明する。図１は、本発明の同調回路の実施例を示
す回路図である。図１において、Ｄ１、Ｄ２は可変容量
ダイオード、Ｌ１は同調コイルである。可変容量ダイオ
ードＤ１とＤ２は、ほぼ同じ特性を有しており、カソー
ドを共通端１１として直列に接続される。そして、可変
容量ダイオードＤ１のアノードが同調コイルＬ１の一端
に接続され、可変容量ダイオードＤ２のアノードが同調
コイルＬ１の他端に接続される。同調コイルＬ１は、中
点タップ１３が形成され、中点タップの両側のインダク
タンスを等しくしてある。そして、同調コイルＬ１の中
点タップ１３のみが直接接地される。また、可変容量ダ
イオードＤ１とＤ２の共通端１１は、バイアス抵抗Ｒ１
を介して端子１２に接続される。バイアス抵抗Ｒ１は、
端子１２側がコンデンサＣ１を介して接地される。そし
て、端子１２からバイアス抵抗Ｒ１を介して直流電圧Ｖ
T が供給される。
がら説明する。図１は、本発明の同調回路の実施例を示
す回路図である。図１において、Ｄ１、Ｄ２は可変容量
ダイオード、Ｌ１は同調コイルである。可変容量ダイオ
ードＤ１とＤ２は、ほぼ同じ特性を有しており、カソー
ドを共通端１１として直列に接続される。そして、可変
容量ダイオードＤ１のアノードが同調コイルＬ１の一端
に接続され、可変容量ダイオードＤ２のアノードが同調
コイルＬ１の他端に接続される。同調コイルＬ１は、中
点タップ１３が形成され、中点タップの両側のインダク
タンスを等しくしてある。そして、同調コイルＬ１の中
点タップ１３のみが直接接地される。また、可変容量ダ
イオードＤ１とＤ２の共通端１１は、バイアス抵抗Ｒ１
を介して端子１２に接続される。バイアス抵抗Ｒ１は、
端子１２側がコンデンサＣ１を介して接地される。そし
て、端子１２からバイアス抵抗Ｒ１を介して直流電圧Ｖ
T が供給される。
【０００８】この様な同調回路は、一般的に高周波増幅
回路や混合回路等と接続するために入力用及び出力用端
子として、タップ又は２次側コイルを設けることが多
い。１例として図２に示される様に同調コイルＬ１にタ
ップ２４を形成して端子２５に接続し、端子２６と接地
間に接続されたコイルＬ２を同調コイルＬ１に磁気的に
結合させてアンテナ同調回路又は高周波同調回路が形成
される。
回路や混合回路等と接続するために入力用及び出力用端
子として、タップ又は２次側コイルを設けることが多
い。１例として図２に示される様に同調コイルＬ１にタ
ップ２４を形成して端子２５に接続し、端子２６と接地
間に接続されたコイルＬ２を同調コイルＬ１に磁気的に
結合させてアンテナ同調回路又は高周波同調回路が形成
される。
【０００９】また、図３に示される様に同調コイルＬ１
の一端がコンデンサＣ２を介して端子３７に接続され、
同調コイルＬ１の他端がコンデンサＣ３を介して端子３
８に接続され、端子３９と接地間に接続されたコイルＬ
３を同調コイルＬ１に磁気的に結合させてアンテナ同調
回路又は高周波同調回路が形成される。
の一端がコンデンサＣ２を介して端子３７に接続され、
同調コイルＬ１の他端がコンデンサＣ３を介して端子３
８に接続され、端子３９と接地間に接続されたコイルＬ
３を同調コイルＬ１に磁気的に結合させてアンテナ同調
回路又は高周波同調回路が形成される。
【００１０】
【発明の効果】以上述べたように本発明の同調回路は、
１対の可変容量ダイオードに並列に接続された同調コイ
ルに中点タップを形成し、中点タップのみを接地してい
るので、１対の可変容量ダイオードの特性がほぼ同じと
なり、電界強度の強い入力信号が入力しても、高調波の
発生が少なくでき、かつ希望する入力信号の近傍の周波
数の信号による混変調を防止できる。また、本発明の同
調回路は、同調コイルにおいても、中点タップを基準に
両側のインダクタンス値が同じとなるので、同調回路が
バランス良く動作し、外来ノイズの影響を低減すること
ができる。
１対の可変容量ダイオードに並列に接続された同調コイ
ルに中点タップを形成し、中点タップのみを接地してい
るので、１対の可変容量ダイオードの特性がほぼ同じと
なり、電界強度の強い入力信号が入力しても、高調波の
発生が少なくでき、かつ希望する入力信号の近傍の周波
数の信号による混変調を防止できる。また、本発明の同
調回路は、同調コイルにおいても、中点タップを基準に
両側のインダクタンス値が同じとなるので、同調回路が
バランス良く動作し、外来ノイズの影響を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の同調回路の実施例を示す回路図であ
る。
る。
【図２】 本発明の同調回路の実施例を適用したアンテ
ナ同調回路又は高周波同調回路を示す回路図である。
ナ同調回路又は高周波同調回路を示す回路図である。
【図３】 本発明の同調回路の実施例を適用したアンテ
ナ同調回路又は高周波同調回路を示す回路図である。
ナ同調回路又は高周波同調回路を示す回路図である。
【図４】 従来の同調回路の回路図である。
Ｄ１ 可変容量ダイオード Ｄ２ 可変容量ダイオード Ｌ１ 同調コイル Ｒ１ バイアス抵抗
Claims (1)
- 【請求項１】 カソードを共通端として直列に接続され
た１対の可変容量ダイオード及び同調コイルを有し、該
同調コイルと該１対の可変容量ダイオードを並列に接続
し、該１対の可変容量ダイオードの共通端にバイアス抵
抗を介して直流電圧が供給される同調回路において、該
同調コイルに中点タップを形成し、該中点タップのみを
接地したことを特徴とする同調回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14525795A JPH08316791A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 同調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14525795A JPH08316791A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 同調回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08316791A true JPH08316791A (ja) | 1996-11-29 |
Family
ID=15380957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14525795A Pending JPH08316791A (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | 同調回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08316791A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006196943A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 高周波スイッチ |
-
1995
- 1995-05-19 JP JP14525795A patent/JPH08316791A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006196943A (ja) * | 2005-01-11 | 2006-07-27 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 高周波スイッチ |
| JP4526394B2 (ja) * | 2005-01-11 | 2010-08-18 | 株式会社豊田中央研究所 | 高周波スイッチ |
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