JPS6314490Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6314490Y2 JPS6314490Y2 JP1979111493U JP11149379U JPS6314490Y2 JP S6314490 Y2 JPS6314490 Y2 JP S6314490Y2 JP 1979111493 U JP1979111493 U JP 1979111493U JP 11149379 U JP11149379 U JP 11149379U JP S6314490 Y2 JPS6314490 Y2 JP S6314490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diode
- circuit
- capacitor
- agc
- tuning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 3
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はFM受信機等の自動利得制御回路に関
するものである。
するものである。
一般に受信機の性能を評価する一つの要素とし
て、弱い信号から強い信号まで安定に歪なく受信
できるかどうかということと、隣接する強い局の
妨害を受けにくいかどうかということがある。こ
れらの要素は主に受信機の高周波増幅、周波数変
換回路等の特性で決まつてしまう。つまりこれら
の回路のダイナミツクレンジが広ければ、隣接妨
害を受けにくく、しかも弱入力から強入力まで歪
なく受信できる。しかし、これには限度があり入
力レベルが1Vが2Vの大きなものになると基本的
に隣接妨害を受けてしまう。これ故、1Vや2V程
度の強入力では、自動利得制御いわゆるAGCを
かけて、あるレベル以上は高周波増幅や周波数変
換回路にはいらないようにするのが普通である。
このAGC回路としては、今まで非常に多くの回
路が利用されている。まず高周波増幅回路の利得
を可変する方法、アンテナ入力にアツテネータを
挿入する方法等いろいろあるが、それぞれ、一長
一短がある。次に隣接する強い局の妨害の代表的
な特性として相互変調特性がある。この相互変調
特性は、隣接する2つの妨害信号によつて受信を
目的としている信号に妨害をおよぼす程度に表わ
したものである。この相互変調特性は高周波増幅
回路のダイナミツクレンジが狭い場合に悪くなる
が、この他に第1図のようなダイオードを用いた
AGC回路を使用した場合も悪くなる。また、高
周波増幅回路にAGCをかけた場合、一般にダイ
ナミツクレンジが悪くなり、相互変調が悪くな
る。これは最適なバイアスレベルが変動するため
である。したがつて、高周波増幅回路は一番広い
ダイナミツクレンジのとれる最適なバイアスで常
時、動作させるのが望ましい。そのために第1図
のようなダイオードAGC回路を利用したりする
のである。しかしこの第1図のAGC回路でも、
AGC用のダイオードが完全に導通してしまうほ
ど入力がはいるとやはり歪が発生し相互変調特性
が悪くなつてしまう。
て、弱い信号から強い信号まで安定に歪なく受信
できるかどうかということと、隣接する強い局の
妨害を受けにくいかどうかということがある。こ
れらの要素は主に受信機の高周波増幅、周波数変
換回路等の特性で決まつてしまう。つまりこれら
の回路のダイナミツクレンジが広ければ、隣接妨
害を受けにくく、しかも弱入力から強入力まで歪
なく受信できる。しかし、これには限度があり入
力レベルが1Vが2Vの大きなものになると基本的
に隣接妨害を受けてしまう。これ故、1Vや2V程
度の強入力では、自動利得制御いわゆるAGCを
かけて、あるレベル以上は高周波増幅や周波数変
換回路にはいらないようにするのが普通である。
このAGC回路としては、今まで非常に多くの回
路が利用されている。まず高周波増幅回路の利得
を可変する方法、アンテナ入力にアツテネータを
挿入する方法等いろいろあるが、それぞれ、一長
一短がある。次に隣接する強い局の妨害の代表的
な特性として相互変調特性がある。この相互変調
特性は、隣接する2つの妨害信号によつて受信を
目的としている信号に妨害をおよぼす程度に表わ
したものである。この相互変調特性は高周波増幅
回路のダイナミツクレンジが狭い場合に悪くなる
が、この他に第1図のようなダイオードを用いた
AGC回路を使用した場合も悪くなる。また、高
周波増幅回路にAGCをかけた場合、一般にダイ
ナミツクレンジが悪くなり、相互変調が悪くな
る。これは最適なバイアスレベルが変動するため
である。したがつて、高周波増幅回路は一番広い
ダイナミツクレンジのとれる最適なバイアスで常
時、動作させるのが望ましい。そのために第1図
のようなダイオードAGC回路を利用したりする
のである。しかしこの第1図のAGC回路でも、
AGC用のダイオードが完全に導通してしまうほ
ど入力がはいるとやはり歪が発生し相互変調特性
が悪くなつてしまう。
第1図は、従来のダイオードを用いたAGC回
路の一例を示したもので、その動作について第2
図とともに説明する。
路の一例を示したもので、その動作について第2
図とともに説明する。
アンテナ端子1よりはいつてきた信号は、アン
テナコイル2、同調用可変コンデンサ3からなる
アンテナ同調回路Tを通りコンデンサ4を介して
高周波増幅回路5で増幅され、さらに端子6より
周波数変換回路に加えられ、受信機としての動作
が行なわれる。入力信号があるレベル以上になる
と、検波出力あるいは中間周波出力の一部が端子
7を介して入力されているAGC回路8よりAGC
電圧Eが取出され、抵抗9を介してダイオード1
0に、バイアスがかかるようになる。
テナコイル2、同調用可変コンデンサ3からなる
アンテナ同調回路Tを通りコンデンサ4を介して
高周波増幅回路5で増幅され、さらに端子6より
周波数変換回路に加えられ、受信機としての動作
が行なわれる。入力信号があるレベル以上になる
と、検波出力あるいは中間周波出力の一部が端子
7を介して入力されているAGC回路8よりAGC
電圧Eが取出され、抵抗9を介してダイオード1
0に、バイアスがかかるようになる。
上記ダイオード10はそのカソードがアンテナ
同調回路Tの出力端に接続され、アノードがコン
デンサ11を介して接地されている。上記ダイオ
ード10にバイアスがかかるとダイオード10の
内部インピーダンスが小さくなり、同調回路Tの
尖鋭度Qが下がるため、入力信号eiはあるレベル
でおさえられ、AGCとしての効果がでてくる。
ところがeiが、0.5〜1V近くになるとダイオード
10の両端にはeiがそのまま加わるため、一部が
クリツプされ非直線歪をおこし、相互変調特性が
悪くなつてしまう。実験によれば、高周波増幅が
いかに良くても、入力75dBを越すと相互変調が
悪くなり隣接の妨害を受けてしまう結果になつ
た。
同調回路Tの出力端に接続され、アノードがコン
デンサ11を介して接地されている。上記ダイオ
ード10にバイアスがかかるとダイオード10の
内部インピーダンスが小さくなり、同調回路Tの
尖鋭度Qが下がるため、入力信号eiはあるレベル
でおさえられ、AGCとしての効果がでてくる。
ところがeiが、0.5〜1V近くになるとダイオード
10の両端にはeiがそのまま加わるため、一部が
クリツプされ非直線歪をおこし、相互変調特性が
悪くなつてしまう。実験によれば、高周波増幅が
いかに良くても、入力75dBを越すと相互変調が
悪くなり隣接の妨害を受けてしまう結果になつ
た。
なお第2図でZDはダイオードのインピーダンス
特性を示している。
特性を示している。
本考案は、以上の問題点をほぼ解決したもので
ある。つまり、相互変調特性を悪化させないで
AGCを良好にかけられるようにしたものである。
以下に本考案の一実施例について第3図,第4図
と共に説明する。なお第3図,第4図中、第1
図,第2図と同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。本実施例の回路で、第1
図に示す従来の回路と異なる部分はアンテナ同調
回路T′をコイル2とコンデンサ3とダイオード
12を直列接続した閉回路で構成し、上記ダイオ
ード12のアノードを抵抗13、コンデンサ11
を介して接地し、抵抗13とコンデンサ11相互
の接続点にAGC回路8の出力端を接続したこと
にある。そして入力信号が弱い時は、AGC回路
8の出力電圧Eは一定の電圧になるようになつて
おりダイオード12には十分な電流が流れてい
る。この時、ダイオード12の内部インピーダン
スは小さく同調回路T′には何ら影響を与えない
ため同調回路T′の尖鋭度Qは大きい。
ある。つまり、相互変調特性を悪化させないで
AGCを良好にかけられるようにしたものである。
以下に本考案の一実施例について第3図,第4図
と共に説明する。なお第3図,第4図中、第1
図,第2図と同一構成部分には同一番号を付して
詳細な説明を省略する。本実施例の回路で、第1
図に示す従来の回路と異なる部分はアンテナ同調
回路T′をコイル2とコンデンサ3とダイオード
12を直列接続した閉回路で構成し、上記ダイオ
ード12のアノードを抵抗13、コンデンサ11
を介して接地し、抵抗13とコンデンサ11相互
の接続点にAGC回路8の出力端を接続したこと
にある。そして入力信号が弱い時は、AGC回路
8の出力電圧Eは一定の電圧になるようになつて
おりダイオード12には十分な電流が流れてい
る。この時、ダイオード12の内部インピーダン
スは小さく同調回路T′には何ら影響を与えない
ため同調回路T′の尖鋭度Qは大きい。
ところが入力信号が大きくなつて、あるレベル
以上になると、AGC制御回路8が動作し、その
出力電圧Eが下がるようになつている(第4図点
線参照)そうするとダイオード12のインピーダ
ンスが少しずつ大きくなるように働き、同調回路
T′の尖鋭度Qが序々に下げられる。同調回路の
Qが下がると、入力に比例していた高周波増幅回
路5の入力電圧eiは第4図に示すように増加が止
まりほぼ一定となる。これがAGC作用である。
次にAGC用のダイオード12の両端にかかる電
圧eDを見ると第4図に示すように非常に小さい値
である。これはダイオード12が同調回路に直列
にはいつているため、同調インピーダンス(eiは
これに比列する)にくらべてダイオード12の内
部インピーダンスZDが非常に小さいためである。
実測してみるとこれは数+mV足らずであつた。
この値は入力信号が多くなつてもあまり増加しな
い。したがつて、従来例でみられるような相互変
調性が悪くなるようなことはない。つまり、ダイ
オードにかかる電圧は、数+mVであり、非直線
歪が発生しないからである。これは非常に大きな
利点であり、従来例と同じ受信特性にした場合、
相互変調特性は85dB以上の特性が得られ、しか
も十分なAGC効果が得られている。したがつて、
コストがほぼ同じで大幅に特性改善ができるもの
であり、その実用価値は大である。
以上になると、AGC制御回路8が動作し、その
出力電圧Eが下がるようになつている(第4図点
線参照)そうするとダイオード12のインピーダ
ンスが少しずつ大きくなるように働き、同調回路
T′の尖鋭度Qが序々に下げられる。同調回路の
Qが下がると、入力に比例していた高周波増幅回
路5の入力電圧eiは第4図に示すように増加が止
まりほぼ一定となる。これがAGC作用である。
次にAGC用のダイオード12の両端にかかる電
圧eDを見ると第4図に示すように非常に小さい値
である。これはダイオード12が同調回路に直列
にはいつているため、同調インピーダンス(eiは
これに比列する)にくらべてダイオード12の内
部インピーダンスZDが非常に小さいためである。
実測してみるとこれは数+mV足らずであつた。
この値は入力信号が多くなつてもあまり増加しな
い。したがつて、従来例でみられるような相互変
調性が悪くなるようなことはない。つまり、ダイ
オードにかかる電圧は、数+mVであり、非直線
歪が発生しないからである。これは非常に大きな
利点であり、従来例と同じ受信特性にした場合、
相互変調特性は85dB以上の特性が得られ、しか
も十分なAGC効果が得られている。したがつて、
コストがほぼ同じで大幅に特性改善ができるもの
であり、その実用価値は大である。
以上説明したように本考案の自動利得制御回路
は、アンテナ同調回路中にダイオードを直列に介
在させ、かつこのダイオードのバイアスを入力信
号の変化に応じて変化させ自動利得制御を行なう
ようにしたものであり、相互変調特性を悪化させ
ることなく良好な自動利得制御を行なうことがで
きる。
は、アンテナ同調回路中にダイオードを直列に介
在させ、かつこのダイオードのバイアスを入力信
号の変化に応じて変化させ自動利得制御を行なう
ようにしたものであり、相互変調特性を悪化させ
ることなく良好な自動利得制御を行なうことがで
きる。
第1図は従来の自動利得制御回路を示す回路図
第2図はその動作を説明するための特性図、第3
図は本考案の一実施例における自動利得制御回路
を示す回路図、第4図はその動作を説明するため
の特性図である。 1……アンテナ端子、2……アンテナコイル、
3……同調用可変コンデンサ、5……高周波増幅
回路、8……AGC回路、12……ダイオード。
第2図はその動作を説明するための特性図、第3
図は本考案の一実施例における自動利得制御回路
を示す回路図、第4図はその動作を説明するため
の特性図である。 1……アンテナ端子、2……アンテナコイル、
3……同調用可変コンデンサ、5……高周波増幅
回路、8……AGC回路、12……ダイオード。
Claims (1)
- 同調用インダクタンスとコンデンサとダイオー
ドを直列に接続して構成した閉回路よりなり、コ
ンデンサとダイオードの接続点を接地し、上記コ
ンデンサの両端より信号出力を取出すようにした
アンテナ同調回路と、信号入力レベルに応じて上
記ダイオードと同調用インダクタンスの接続点に
加える上記ダイオードのバイアス電圧を可変する
バイアス可変回路を備え、信号入力レベルが大き
くなると、上記ダイオードのバイアスを小さくし
上記アンテナ同調回路の尖鋭度を自動的に下げて
自動利得制御効果を得るように構成したことを特
徴とする自動利得制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979111493U JPS6314490Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979111493U JPS6314490Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5629521U JPS5629521U (ja) | 1981-03-20 |
JPS6314490Y2 true JPS6314490Y2 (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=29343949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979111493U Expired JPS6314490Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6314490Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS449049Y1 (ja) * | 1966-05-12 | 1969-04-14 | ||
JPS449050Y1 (ja) * | 1966-07-06 | 1969-04-14 |
-
1979
- 1979-08-13 JP JP1979111493U patent/JPS6314490Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS449049Y1 (ja) * | 1966-05-12 | 1969-04-14 | ||
JPS449050Y1 (ja) * | 1966-07-06 | 1969-04-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5629521U (ja) | 1981-03-20 |
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